JPS5832103Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPS5832103Y2
JPS5832103Y2 JP10976378U JP10976378U JPS5832103Y2 JP S5832103 Y2 JPS5832103 Y2 JP S5832103Y2 JP 10976378 U JP10976378 U JP 10976378U JP 10976378 U JP10976378 U JP 10976378U JP S5832103 Y2 JPS5832103 Y2 JP S5832103Y2
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菩 佐藤
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ダイキン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧縮機が温度調節器によって自動停止してから
運転再開に至るまでの間の室内環境をより快適に維持す
ることが可能な空気調和機の新規な構造に関する。
温度調節器の起動信号、停止信号によって圧縮機を自動
発停する方式の空気調和機において、温度調節器により
圧縮機が自動停止してから、一定時間後に室温が前記温
度調節器の起動信号発生温度点に到達しない場合には、
先の一定時間後に圧縮機を強制的に運転させるようにし
たものが提案されている。
これは室内空気の温度は設定値に対して高くはないが、
湿気を含んだ外気の侵入、人体からの発生潜熱等主に潜
熱負荷の影響で湿度が上昇して不快指数が高くなる場合
があるからであって、か\る場合、温度調節器による圧
縮機の自動発停制御だけでは例えば外気が低温高温であ
る場合などに、室内を常時快適に保持することが困難と
なる問題があるのが理由とされている。
ところが上述せる従来方式のものでは圧縮機自動停止か
ら強制運転までの中断時間即ち強制復帰時間が一定であ
ったため、該時間の設定が長いと室内を快適に保持し得
ないし、短いと快適状態であるにもか・わらず強制運転
に入って不経済な運転を強いる結果となり好ましくなか
った。
殊に快適条件を不快指数の面からみた場合、不快指数=
(乾球温度DB十湿球温度WB) xo、72+40.
6なる式で表されることが明らかである点よりして、外
気温度DBが高い(顕熱負荷大)ときには蒸発器停止後
に、壁面からの伝播による侵入と、外気の直接侵入とに
よって侵入熱が大きく、室温の上昇が早いこと、外気の
絶対湿度WBが高い(潜熱負荷、大、一般に外気温が高
いときには湿度も高いときが多い)ときには、外気によ
る湿度上昇も早いことが挙げられるものであって、空調
負荷が太きいときは強制復帰時間内に不快と感じる場合
が屡々生ずるし、さらにか・る負荷条件によって、温度
調節器による停止から室内温・湿度が不快指数の高い領
域に達するまでの時間が種々変ることも明らかで゛ある
このような点に鑑みれば、前述せる従来の空気調和式で
は空調負荷条件に見合った発停制御が行い難くて、折角
の強制運転制御が全く実効を期し得なく、徒らに装置コ
ストの逓増につながるだけであって、根本的な解決手段
とはならなかった。
本考案はか・る問題点の解消をはかるべく種々検討の結
果、案出されるに至ったものであって、特に、温度調節
回路による自動発停を行わせるようにした空気調和機に
おいて、自動停止した圧縮機を強制的に運転再開するま
での強制復帰時間を、外気温・湿度等空調負荷条件の変
動に対応して電気抵抗値が変化する感温抵抗素子を要素
とする時間調節回路からの電気信号によって、空調負荷
大なるときは短く、小なるときは長く、略々自動的に長
短調節可能となした構成を特徴とする。
以下さらに本考案の内容について添付図面を参照しつつ
詳細に説明する。
第1図は本考案空気調和機の例に係る冷房・除湿機の基
本冷凍回路図であり、二点鎖線で2分してなる左半部お
よび右半部は室外ユニットおよび室内ユニットを夫々示
している。
室外ユニットは圧縮機1と、凝縮器2と、アキュムレー
タ3と、電磁弁5が設けられて、かつ、凝縮器2に側路
したバイパス管4とを具備する一方、室内ユニットは再
熱器6、減圧器7および蒸発器8を具備して、図示の一
方向冷媒循環回路を形成している。
図中、9,10は室外用ファン、室内用ファンを示して
いる。
そして、冷房運転時は電磁弁5を閉止させることにより
、高圧冷媒の凝縮熱交換を凝縮器2で担持させて、再熱
コイル6を殆んど機能させないようにし、一方、除湿運
転時には電磁弁5を開放させることにより、凝縮器2を
熱交換の用に供しなく単に受液器として作用させると共
に、再熱器6で凝縮熱交換を行わせ、蒸発器8で熱交換
を行って脱湿冷却された室内空気を前記再熱器6で再熱
し、冷風気味あるいは温風気味の除湿運転が威されるも
のである。
この冷房・除湿機の運転を掌る電気回路を第2図に示し
ているが、圧縮機用モータIM、電磁弁5用のコイル5
c、室外ファン用モータ9M、室内ファン用モータIO
M、電磁リレー12.13,14.運転スイッチ15お
よび制御回路11からなり、圧縮機用モータ1Mと室外
ファン用モータ9Mとは、電磁リレー12の付勢によっ
て運転し、室内ファン用モータ10Mは電磁リレー13
の付勢によって運転を行い、また、電磁弁5は電磁リレ
ー12と電磁リレー14とが共に付勢することによって
コイル5Cが励磁し開弁作動を行う。
一方、制御回路11は運転スイッチ15の投入により常
に通電が戊されるようになっている。
しかして上記制御回路11は本考案を特徴づける強制運
転回路及び時間調節回路を含み電子的回路になるもので
あって、その回路例を第3図に展開量しているが、該回
路15は直流電源16.温度調節回路17.異常起動に
対する保償機能を有する停止保償回路189強制運転回
路19.室外ファン運転モード選択スイッチ20および
除霜指令回路21ならびに時間調節回路24からなって
いる。
直流電源16は上記各回路17〜21.24に低電圧直
流電源を供給するものであり、他の各回路17〜21.
24については以下、逐次説明する。
温度調節回路17: 冷房・除湿機の室内空気吸込通路に配設した温度検知素
子例えば負特性サーミスタ22.タップ付抵抗R8とボ
リウム抵抗VRとからなる可変抵抗温度設定スイッチ2
3、抵抗Rl 、 R2、コンパレータCOIおよびト
ランジスタQ1.Q2.Q3から構成されていて、出力
部のトランジスタQ2.Q3を電磁リレー12.13の
各コイル12 C,13Cが並列接続されてなるリレー
回路27に対して直列的に接続している。
この温度調節回路17は、サーミスタ22(第1辺)、
前記可変抵抗(第2辺)、抵抗R,(第3辺)、抵抗R
2(第4辺)でブリッジ回路を形成し、第1辺・第2辺
間の電位e1と第3辺・第4辺間の電位e2とをコンパ
レータC81で比較し、この比較結果でリレー12およ
びリレー13をオン・オフさせる。
室温が設定値よりも高くなると、サーミスタ22の抵抗
が低下して第1辺・第2辺間の電位e1が第3辺・第4
辺間の電位e2に比して高くなり、コンパレータC81
の出力はLレベルとなり、トランジスタQ1.Q2.Q
3はONとなって、電位e3がLレベルとなることから
電磁リレー12.13が付勢する。
この温度調節回路17は電磁リレー12.13を付勢、
即ち起動指令を発するときにおける温度点T1と、電磁
リレー12.13を付勢から消勢に転する、即ち停止指
令を発するときにおける温度点T2との間に、前者が後
者に比して高値となるテ゛イファレンシャルを有する作
動を威すと共に、サーミスタ22からの起動・停止信号
のうちの一方の信号が与えられると、次に他方の信号が
与えられるまで現状態を保持すべく所謂フリップ・フロ
ップ回路として機能するものである。
停止探信回路18: 電磁リレー12.13が付勢から消勢に転じたときから
一定時間t1例えば3分間を通じて、たとえ付勢指令が
出されるようなことがあってもこれとは無関係に強制し
て電磁リレー12.13を消勢に保持する回路で゛ある
トランジスタQ4.コンテ゛ンサC,、C,各抵抗R3
〜R5,コンパレータC62およびダイオードD2゜D
3.D4で構成されていて、次の如く作動する。
電磁リレー12.13が付勢したとき(電位e3がLレ
ベルのとき)、タイマー用コンテ゛ンサC1には該コン
テ゛ンサC0と並列させた抵抗R3の電圧に相当する電
荷が略々瞬時に充電される。
また、電磁リレー12.13付勢時にはコンパレータC
82の出力はHレベルの電圧になる。
そして前記トランジスタQ3がオフとなると、即ち圧縮
機1が停止すると、トランジスタQ4はオンとなり、コ
ンパレータC62の(ト)入力側電位は抵抗R4とR5
の間に低下した分圧電位e4が入力される一方、コンパ
レータC82の(−)入力側電位は前記分圧電位e4よ
りも高電位となり、コンテ゛ンサC1の電荷が抵抗R3
を通じて放電する時間t1(3分)中は、コンパレータ
C62の出力はLレベルとなるため、トランジスタQ2
のベースはダイオードD3を介してLレベルになる。
従ってトランジスタQ3のオフ状態を3分間保持する。
そしてコンデンサC1の充電電荷が抵抗R3によって放
電完了する3分後に、コンパレータC62の出力をHレ
ベルに転じさせ、トランジスタQ2のベースがLレベル
であるのを解放する。
かくして圧縮機1が停止した時点から3分間toは、た
とえ室温が圧縮機1起動のための温度点T1に達したと
しても再投入されることは防止される。
なお、この一定時間t1はコンデンサC1および放電抵
抗R3の容量選定によって長短調節可能であるが、冷凍
回路における圧縮機1停止後の高圧。
低圧の差が漸次小さくなってバランスのとれたところま
で推移する時間よりも短くすることは停止探信の趣旨か
ら逸脱するものであり、従って高低圧のバランスがとれ
て再起動時に過負荷を与えない状態になる時間以上に設
定することが必要である。
強制運転回路19: コンパレータC83,トランジスタQ5.Q6.コンテ
゛ンサC2,C3、抵抗R6〜R1o、ダイオードD6
〜D8から構成され、電磁リレー14のコイル14 C
を要素とするリレー回路28に対して出力部のトランジ
スタQ6を直列に接続すると共に、充放電用のコンデン
サC2を後述する時間調節回路としての感温抵抗素子2
4に直列に接続している。
この回路19の作動を説明すれば、停止探信回路18の
作動中即ちコンテ゛ンサC1が3分間の放電中で゛コン
パレータC82の出力がLレベルのときには、電位e5
が低くてコンパレータC63の(→入力側電位が低くな
り、従ってコンパレータC83の出力はHレベルとなっ
て、トランジスタQ5.Q6はオフ状態を維持し、従っ
て電磁リレー14は消勢のま・で冷凍サイクルを冷房サ
イクルに保持している。
3分t1経過によってコンデンサC1の放電が完了し、
コンパレータC82の出力か゛Hレベルとなると、電位
e5がコンデンサC2の充電開始に伴って徐々に上昇し
てくる。
このときの充電時定数を標準負荷状態時の感熱抵抗素子
24の固有抵抗に基いである第1段設定時間t2例えば
5分に選んでおくと、5分後にコンパレータC63の←
)入力側電位が上昇してきて、その出力がLレベルとな
る。
このようにコンパレータC83の出力か゛Lレベルとな
ることによって、次の如き作動が威される。
■ トランジスタQ5.Q6共にONとなるので電磁リ
レー14が付勢し、冷凍サイクルを除湿サイクルに切換
える。
@ コンパレータC83の出力か゛Lレベルとなるのと
同時に、温度調節回路17におけるコンパレータCOI
の(1)側入力電位e2がコンデンサC3の容量すアク
タンスを介して瞬時に低下しく立下りのパルスが送られ
ることを意味する)、従ってコンパレータC81の出力
がLレベルとなってトランジスタQ1.Q2.Q3共に
ONとなり、電磁リレー12.13が付勢することによ
って圧縮機1および室内側ファン10は駆動し除湿運転
が開始される。
OコンパレータC83の出力がLレベルとなるのと同時
にコンテ゛ンサC2の充電電荷は抵抗Rs、ダイオード
D7を介し徐々に放電され、このときの放電時定数を第
2段設定時間t3例えば3分に選んでおくと、3分経過
後に電位e5が低くなり、コンパレータC83の(→側
入力電位が低下することからその出力がHレベルとなる
従って、コンパレータC81の(→側入力電位e2がコ
ンデンサC3を介して瞬時に上昇しく立上りのパルスが
送られることを意味する)、かくしてコンパレータC8
1の出力がHレベルとなることによってトランジスタQ
1.Q2.Q3共にOFFとなり電磁リレー12.13
が消勢する結果、除湿運転は停止する。
一方、コンパレータC83の出力がHレベルとなること
から、トランジスタQ5.Q6共にOFFして電磁リレ
ー14は消勢し、冷凍サイクルは除湿サイクルから冷房
サイクルに切り換る。
以上述べた各回路17,18.19の動作説明から明ら
かなように、温度調節回路17が室温T5の低下を検出
して冷房運転が停止すると、該停止と同時に停止探偵回
路18が作動して、3分間t1の計時を行い、この計時
の間は圧縮機1を停止状態に拘束する。
次いで3分間t1の経過後、強制運転回路19が作動し
て、前記感熱抵抗素子24の固有抵抗に基いて第1段設
定時間t2即ち前記標準負荷状態の時のたとえば5分経
過すると前記回路17の起動信号に擬制したパルス信号
が強制運転回路19がら発して空気調和機を除湿運転で
運転再開し、室温T5の上昇および湿度の上昇を強制的
に下げる運転が行われた後、第2段設定時間t3即ち3
分をさらに経過すると、逆に停止信号に擬制したパルス
信号が強制運転回路19から発して空気調和機を停止さ
せ、初期の運転中断状態に復させる。
なお、停止探偵回路18と強制運転回路19の作動状態
がリセットされるのは、先ず停止探偵回路18について
は所定時間t1の経過によって自動的にリセットされる
一方、強制運転回路19については除湿運転の停止と同
時にリセットされる。
このような順序作動が行われるのは空調負荷が比較的大
きい場合であるが、空調負荷が中程度または小さい状態
の場合には3分間の強制除湿運転を行っているときに途
中で室温T3が前記停止指令発生温度点T2まで低下す
ることがあるが、その際には温度調節回路17の作動に
よって除湿運転は強制的に停止される。
しかして本考案は冷房運転中断後の強制空調運転を、前
記例のように除湿運転に限定されるものではなく、これ
を冷房運転にて行わせるようにしても勿論差支えない。
また、冷房運転停止時点から強制的に空調運転に入らせ
るまでの中断時間を前述例においては8分(tl+t2
)としているが、この時間は高低圧バランスがとれるま
での時間以上であれば随時選定し得るものであっても、
室内の負荷状態に応じて、蒸し暑さを感じさせない範囲
での時間を感熱抵抗素子24の固有抵抗値によって適当
に設定することによって本考案の目的は十分達せられる
時間調節回路24: 外気に起因して変動する空調負荷の大小を検出する機能
を持つ感温抵抗素子24を要素としていて、これを前述
する如く、強制運転回路19の前記コンデンサ2に直列
に接続して充電用抵抗に利用させている。
前記感温抵抗素子24としては例えば負の抵抗一温度特
性を有するサーミスタが使用されるが、これを第4図々
示の如く温度調節回路17とともに、リモコン箱26に
配設する方式、単独に冷房・除湿機本体とは離隔して取
り付ける方式、前記本体内に組み込み方式の各方式によ
って取付ければよい こ・で感熱抵抗素子24は、空調負荷条件の軽重程度を
検出するためのものであることは本考案の目的に徴して
明らかであるから、前記例れの方式による場合も空調負
荷条件の要素となる外気温度の影響を受は易い壁部に設
けるが特に第5図々示のリモコン箱配置方式の場合は室
温よりも外気温度の影響を受は易くするために合成樹脂
製の断熱性箱本体27の底板外面に添設し、鉄板等の熱
伝導性に富む保護板28で掩わせた構造と或すことによ
す、汁気温度を壁体29.保護板28を介して敏感に検
知することが可能となる。
か・る構造と威すことによって、空調負荷の増大時即ち
外気温度の上昇時には充電抵抗として作用するサーミス
タ24の抵抗が小さくなるので充電時間t1が短くなり
、その結果、強制復帰時間を標準負荷条件の場合よりも
早くさせて不快指数が増大に至らないうちに強制運転再
開を行うことが可能である。
一方、空調負荷の減少時即ち外気温度の低下時には逆に
サーミスタ24の抵抗が大となるので、逆に充電時間t
1が長くなり、従って不快指数が適当な範囲内にあるに
もか・わらず強制運転再開を行わせる如き不都合を解消
することが可能である。
但し、上記各側は空調負荷を壁温度の変化として壁面に
配設した感熱抵抗素子24により直接的に検知する型式
を挙げたが、この他に室内温度DB室内湿度WBの変化
を温度変動率に換算して検知し得る如き検出回路を、前
記感熱抵抗素子を要素として構威し、これによってコン
テ゛ンサの充電時定数を自動的に長短調節するようにす
ることも勿論可能である。
室外ファン運転モード選択スイッチ20:このスイッチ
20は単極単投形スイッチが使用されていて、これを温
度調節回路17におけるダイオードD1と、トランジス
タQ2.Q3からなるダーノントン回路との直列合成回
路に対して並列接続している。
上記選択スイッチ20の作動について説明すると、該ス
イッチ20を開放側に操作すると、前述した動作説明か
ら明らかなように、圧縮機1と室内側ファン10には温
度調節回路17の指令に応じて同時発停することになり
、圧縮機1停止中は室内空気の循環が戊されず、従って
蒸発器で冷却により結露した空気中の水分が循環送風を
行っている場合には再蒸発し室内に再送されるおそれが
あるのを防いで室内の雰囲気をより快適に維持すること
が可能となる。
これに対して脱除した湿分の再蒸発が起るのを悟性にし
ても、室内側ファン10の運転を圧縮機1停止中に行わ
せてドラフト感のある空気調和を行わせたい場合が起り
得るが、この場合には選択スイッチ20を閉成操作すれ
ば、電磁リレー13のコイル13 Cは閉成中の選択ス
イッチ20を介して電源に常時接続されるため、温度調
節回路17の指令には何等影響されることなく室内側フ
ァン10を連続運転させることが可能となるのである。
除霜指令回路21: 外気温が低いときで、温度調節回路17の設定温度を低
目にセットした場合などの条件において、冷房運転を長
時間行っていると蒸発器の圧力が低下して温度が極端に
低くなり、蒸発器に結霜が生じることがあるので、この
ような結霜発生時に除霜を自動的に行わせるようとする
のがこの回路の主目的である。
抵抗R1□(第−辺)、サーミスタ25(第二辺)、抵
抗R工2(第三辺)、抵抗R13(第四辺)からなるブ
リッジ回路と、第−辺・第二辺間の電位e6と第三辺・
第四辺間の電位e7との比較をとり出力を発するコンパ
レータC84とから構成され、サーミスタ25は蒸発器
伝熱管の結霜が最も生じやすい部分や、蒸発器下部に設
けたドレンパンに添設して霜付きを検知し得るようにし
ている。
一方、コンパレータC84は、その出力端子を逆方向の
ダイオードD9を介して前記トランジスタQ2のベース
に連絡している。
蒸発器部で結霜が生じるとサーミスタ25の抵抗が増大
する結果、e6〉e7となってコンパレータC64の出
力はLレベルとなる。
従ってトランジスタQ2はベース電位が強制的に下げら
れてトランジスタQ2.Q3は共にオフとなり、圧縮機
1は強制的に停止される。
かくしてオフサイクル方式による除霜が行われ、除霜が
完了するとコンパレータC84の出力はHレベルに復し
、強制停止は解除される。
以上の各回路毎の説明によって明らかなように、上記冷
房・除湿機は温度調節回路17の停止指令によって圧縮
機1が停止したときに、次の起動指令が発せられるまで
の運転中断時間中において、外部からの湿分侵入などに
より温度が余り上昇しなくても蒸し暑さを感する場合が
起ると、運転中断時間が空調負荷条件の程度に応じて自
動的に長短調節されるため居住者に対して不快指数の増
大から生じる不快感を全く与えることなく快適な空調運
転を行わせることができる。
この場合、強制運転の態様については図示例によって説
明した除湿によらず、冷房で行わせるようにしても勿論
差支えない。
すなわち、本考案が対象とする空気調和機は、冷房のみ
のもの、冷房と除湿の切換可能なもののいずれをも含ん
でいることを意味している。
なお、本考案は前記強制運転回路によって運転再開した
後の自動停止を行わせる場合に、設定時間t3経過で発
する信号による停止と温度調節回路17の停止信号によ
る停止とのうち先行する信号で停止させる如き実施例の
制御方式であっても良く、また前記両停止信号のうちの
何れがの信号で強制停止するようにしても勿論差支えな
い。
本考案は以上の説明により明らかなように、空気調和機
の強制復帰時間tを、空調負荷が大きいときは短く、小
さいときは長く、自動的に長短調節可能としたから、室
内を常時快適に保持できるし、圧縮機自動停止後、室内
温湿度状態が不快領域に至らないうちに早目に強制運転
に入ったり、不快領域に達しているのに強制運転に入ら
ないなどの不都合は解消されてより快適感が得られるす
ぐれた効果を奏する。
しかも、本考案は従来の画一的な一定時間制御しか行え
なかったものに較べて不経済運転を全く生じない特徴が
あって、運転経済性の有利さの点において格段の差があ
り、実用価値に富む部類る多大な空気調和機である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案空気調和機の例に係る冷凍回路図、第2
図は同じく電気回路展開図、第3図は第2図においてブ
ロック示した制御回路の詳細図、第4図は本考案空調機
の各側に係る感温抵抗素子の各配設態様略示図、第5図
は第4図におけるリモコン箱の断面図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・凝縮器、7・・
・・・・減圧器、8・・・・・・蒸発器、17・・・・
・・温度調節回路、18・・・・・・停止探信回路、1
9・・・・・・強制運転回路、22・・・・・・温度検
知素子、24・・・・・・時間調節回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1.凝縮器2.減圧器7および蒸発器8により冷
    房運転回路を形成して、冷房運転可能とした空気調和機
    において、室温を検知する温度検知素子22からの起動
    信号と停止信号とに応じて起動指令と停止指令とを発し
    、起動指令を発する際の温度点T1が停止指令を発する
    際の温度点T2に比して高値となるディファレンシャル
    を有すると共に、一方の信号が与えら゛れると、次に他
    方の信号が与えられるまで現状態を保持すべく作動する
    温度調節回路17と、前記停止指令と同時に作動した計
    時を行ない、前記温度調節回路17を所定時間t1中、
    停止指令発生状態に強制保持する停止保償回路18と、
    該停止保償回路18の所定時間t1経過と同時に作動し
    、停止信号状態が第1段設定時間t2およびこれに続く
    起動信号状態が第2段設定時間t3で、前記起動信号に
    擬制したパルス信号および前記停止信号に擬制したパル
    ス信号を前記温度調節回路17に夫々送り得る強制運転
    回路19と、外気に起因する空調負荷の検出手段を持ち
    、この検出手段により検出される空調負荷の大小と前記
    第1段設定時間t2の短長とを対応させて、前記第1段
    設定時間t2を調節する時間調節回路24とを備えたこ
    とを特徴とする空気調和機。
JP10976378U 1978-08-09 1978-08-09 空気調和機 Expired JPS5832103Y2 (ja)

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