JPS6115475Y2 - - Google Patents

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JPS6115475Y2
JPS6115475Y2 JP15778580U JP15778580U JPS6115475Y2 JP S6115475 Y2 JPS6115475 Y2 JP S6115475Y2 JP 15778580 U JP15778580 U JP 15778580U JP 15778580 U JP15778580 U JP 15778580U JP S6115475 Y2 JPS6115475 Y2 JP S6115475Y2
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temperature
set temperature
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operation control
resistor
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、冷凍サイクルを具備した空気調和機
等の如く能力調節機能付熱交換装置に関するもの
で、主に省エネルギーと居住空間のフイーリング
の向上を目的とするものである。 従来、この種の空気調和機の温度制御装置は第
5図に示すように、室温がサーモのデイフアレン
シヤルのOFF点に達してから全能力制御運転を
能力調節運転に切換えていたため、運転初期時は
室温が急激に下がり、相対湿度が十分下がりきら
ないうちに室温がサーモのOFF点に到達して圧
縮機が停止してしまつたり、天井や壁面が吸収し
ている湿気分を十分除湿しないで圧縮機が停止し
てしまつたので、天井や壁面からの湿気分が蒸発
して相対湿度が高くなり、人体に不快感を及ぼし
ていた。 さらに、第5図に示すように空気調和機を運転
してから、一旦温度が設定温度まで下がつて安定
状態となり、故意に設定温度の変化はみられなか
つた。したがつて、第6図に示すように室温Tが
設定温度Tgに到達したにもかかわらず、天井や
壁面からの輻射熱Tc,Twによつて体感温度Tf
までには至つておらず、暑さを感じ、ある時間T
s分後に初めて体感温度Tfはほぼ一定となる。よ
つて、最適な室内室温状態および体感温度Tf
保つためには、一度温度設定を引き下げる操作を
してからある時間Ts分後に設定温度を当初望む
ところの温度に戻さねばならず、非常に不便であ
つた。なおかつ、室温が設定温度Tgに到達して
圧縮機が停止すると、サーモのデイフアレンシヤ
ル分だけ室温が上昇するため、天井や壁面からの
輻射温度分と圧縮機の停止による外気侵入による
室温上昇分により、余計に暑苦しさを感じるとい
う欠点を有していた。 本考案は、上記従来の空気調和機の温度制御装
置にみられる欠点を除去するものである。 以下、本考案をその一実施例を示す添付図面を
参考に説明する。 第1図において、1は能力調節機能付圧縮機、
2は凝縮器、3はキヤピラリチユーブ、4は蒸発
器で、これらの構成部品を順次環状に連結するこ
とにより冷凍サイクルを構成している。5は電磁
三方弁で、凝縮器2の出口側と蒸発器4の出口側
および能力調節機能付圧縮機1の吸入部と吐出部
の中間位置に設けられた能力調節弁6にそれぞれ
接続される。7,8はそれぞれ室外フアンおよび
室内フアンである。 上記構成により、電磁三方弁5のON,OFF時
に二通りの冷凍サイクルが構成される。一つは、
電磁三方弁5がONの場合で、aからb方向へ高
圧液冷媒が流れ、能力調節弁6が閉じられる全能
力運転サイクルであり、もう一つは、電磁三方弁
5がOFFの場合で、bからc方向へ冷媒が流れ
る能力調節運転サイクルである。 次に第2図により温湿度制御回路について説明
する。 同図において、R1は冷房負荷を検出するサー
ミスタ等の感温抵抗素子で、蒸発器4の吸込み温
度を検出する如く設けられ、また、この感温抵抗
素子R1は温度調節用ボリユームR2と抵抗R3
からなる直列回路と直列に接続されている。10
は第1のコンパレータで、入力端子(+)を感温
抵抗素子R1と温度調節ボリユームR2との間に
接続し、基準端子(−)を抵抗R4と抵抗R5の
直列回路の中間に接続している。また、第1のコ
ンパレータ10の出力端子はトランジスタQ1の
ベース端子にダイオードD1を介して接続されて
いる。11はトランジスタQ1のコレクタ端子に
接続されたリレーコイルで、接点11aを開閉さ
せ、圧縮機1の運転を制御する。12は第2のコ
ンパレータで、入力端子(+)を感温抵抗素子R
1と温度調節用可変抵抗R2との間に接続し、基
準端子(−)を抵抗R6と抵抗R7の直列回路の
中間に接続している。また、第2のコンパレータ
12の出力端子はトランジスタQ2のベース端子
にダイオードD2に介して接続されている。13
はトランジスタ端子に接続されたリレーコイルで
接点13aを開閉させ、電磁三方弁5をON,
OFFして全能力運転と能力調節運転に切換え
る。14,15は設定時間Tp,Ts後にHiレベル
の出力信号を出すタイマーで、入力端子Tp
(in),Ts(in)は抵抗R8と輻射温度補正スイ
ツチ16の第1の接点16aの直列回路の中間お
よび抵抗R9と輻射温度補正スイツチ16の第2
の接点16bの直列回路の中間にそれぞれ接続さ
れ、出力端子Tpout,Tsoutは抵抗R10と抵抗
R11の直列回路の中間および抵抗R12と抵抗
R13の直列回路の中間にそれぞれR14および
R15を介して接続されている。17,18は第
3,第4のコンパレータで、入力端子(−)は抵
抗R14および抵抗R15にそれぞれ接続され、
基準端子(+)は抵抗R16と抵抗R17の直列
回路の中間および抵抗R18と抵抗R19の直列
回路の中間に接続される。第3のコンパレータ1
7の出力端子は抵抗R20と輻射温度補正スイツ
チ16の接点16cのa接点との直列接続の中間
にダイオードD3を介して接続され、接点16c
のb接点側は直接アースに接続されている。そし
て、第4のコンパレータ18の出力端子は温度調
節用可変抵抗R2と抵抗R3の直列回路の中間に
抵抗R21を介して接続されている。また、第1
のコンパレータ10の出力端子は第3、第4のコ
ンパレータ17,18の入力端子(−)に抵抗R
22を介して接続される。Vccは直流電源、R2
3,R24,R25,R26,R27,R28は
それぞれ抵抗、D5,D6,D7,D8はダイオ
ードである。 上記構成において、輻射温度補正スイツチ16
がONされると同時に、設定抵抗R20が入り、
設定温度がTgからTg−tbまで引き下げられ、
タイマー14,15がカウントを開始する。そし
て、タイマー14の設定時間Tp後に出力端子
TpoutにHi信号が出力される。この時、第1のコ
ンパレータ10の出力端子にHi信号が出されて
いる場合には、第3のコンパレータ17の出力端
子にLo信号が出力されて設定抵抗R20がシヨ
ートされるため、設定温度がTg−tbから最初の
設定温度Tgへ引き戻される。次に、タイマー1
5の設定時間Ts後(ただし、Tp<Tsとする)
に出力端子TsoutにHi信号が出力され、かつ、第
1のコンパレータ10の出力端子にHi信号が出
ている場合には、第4のコンパレータ18の出力
端子にLo信号が出力されて抵抗21がアースさ
れ、設定抵抗は抵抗R3と抵抗R21の並列接続
された合成抵抗値となつて、設定温度はTgから
g+taへ引き上げられる。ここで、第1、第
3、第4のコンパレータ10,17,18の動作
を輻射温度補正スイツチ16とタイマー14,1
5の出力の組合せ状態により設定温度がどのよう
に変化するかを表1に示す。
【表】 ここで各抵抗の関係は、 R3+R20>R3>R3・R21/R3+R21 R20〓tb(設定温度引下げ分) R3−R3・R21/R3+R21〓ta(設定温度引
上げ分) である。 また、第3図に示すように、第1のコンパレー
タ10によつて作られるサーモデイフアレンシヤ
ル△t1は能力可変調節機能付圧縮機1を制御する
ものであり、第2のコンパレータ12によつて作
られるサーモデイフアレンシヤル△t2は電磁三方
弁を制御するものであり、サーモデイフアレンシ
ヤル△t2のOFF点はサーモデイフアレンシヤル△
t1のN点近傍に設定可能となるように抵抗R6,
R7の抵抗値が選択されている。したがつて、運
転関始時には全能力運転となり、室温が△t2
OFF点に達すると能力調節運転に切換える。 したがつて、本実施例によれば、運転開始時は
全能力運転を行い、室温がサーモデイフアレンシ
ヤル△t2のOFF点に達すると能力調節運転に切換
り、その後、室温がサーモデイフアレンシヤル△
t2のON点に達しない限り能力調節運転を続け
る。また、輻射温度補正スイツチ16が「入」の
場合には温度設定が当初設定の温度Tgから偏差
値tbだけ引き下げられTg−Tbとなり、第1タ
イマー14の設定時間Tp後に当初の設定温度Tg
に戻り、次に、第2のタイマー15の設定時間T
s後に偏差値taだけ引き上げられTg+taの設定
温度となり、第3図に示すような動作モードが得
られることになる。 したがつて、第4図に示すように、壁面温度
Twや天井温度Tc等からの輻射熱分を考慮に入れ
て最初の運転時には設定温度をTgからTg−tb
に引き下げ、体感温度Tfもその分だけ下がるの
で暑苦しさを感ずることはない。また、体感温度
Tfの安定する時間(設定時間:tp)には設定温
度がTg−tbからTgへ戻り、体感温度が室温T
の設定温度に近い状態になつて寒く感じる時間
(設定時間:Ts)には設定温度をTgからTg+t
aへ引き上げてやれば、体感温度Tfを考慮に入れ
た室温状態を推持することができ、設定温度を引
き上げられるので節電することができ、省エネル
ギー運転も可能である。また、室温Tが設定温度
のON点に達しない限り設定温度が上昇しないの
で室温変化もTg+tb→Tg−tb+△t1→Tg→Tg
+△t1→Tg+ta→Tg+ta+△t1と細かく段階
的に変化することも可能であり、侵入する湿度分
が少く、相対湿度の変化巾も小さく押えられる。 上記実施例より明らかなように、本考案におけ
る空気調和機の温湿度制御装置は、第2のコンパ
レータ12によつて作られるサーモデイフアレン
シヤル△t2のOFF点を第1のコンパレータ10に
よつて作られるサーモデイフアレンシヤル△t1
ON点近傍に設けることにより、運転開始時には
全能力運転を行ない、サーモデイフアレンシヤル
△t2のOFF点に室温が到達した場合には能力調節
運転に切換え、しかも、運転開始時には、一担、
設定温度をTgからTg−tbまで引き下げてお
き、第一、第二タイマー14,15の出力信号に
よつて室温が設定温度のON点に達した時だけ設
定温度をそれぞれTg−tbからTg・TgからTg
+taへと引き上げるもので、第4図に示すよう
に初期運転時に生じる壁面や天井からの輻射熱を
考慮して、一旦、設定温度を引き下げており、そ
れに加えて、運転開始時には、全能力運転から能
力調節運転へと切換わるため、運転時間が長くな
り、その分、室内の湿気を取るとともに天井や壁
面からの湿気分をも取り除くことになり、その結
果、第1回目の圧縮機停止期間T2では外気から
の侵入湿度分だけとなるので、室内の相対湿度の
急激な上昇が避けられ、人体に感じる湿度の影響
が少なくなり、居住空間のフイーリングの向上に
寄与することができ、また、設定温度の引き上げ
時期として室温がサーモデイフアレンシヤルの
ON点を選択しているので、きめ細かな室温上昇
が可能となるばかりでなく、設定温度上昇時の相
対湿度の変化も小さく押え込むことが可能とな
り、体感温度的にも、快適性においてもより優
れ、しかも、省エネルギー化がはかれる等、種々
の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における温湿度制御
装置を具備した空気調和機の冷凍サイクル図、第
2図は同温湿度制御装置の電気回路図、第3図は
同温湿度制御装置による温湿度制御状態を説明す
る動作モードおよびタイムチヤート図、第4図は
同温湿度制御装置による体感温度と室内の温度状
態を示す特性図、第5図および第6図はそれぞれ
従来例の温度制御装置による動作説明のタイムチ
ヤート図および体感温度と室内の温度変化との関
係を説明する特性図である。 1……能力調節機能付圧縮機、10……第1の
コンパレータ、12……第2のコンパレータ、1
4,15……タイマー、17……第3のコンパレ
ータ、18……第4のコンパレータ、R1……感
温抵抗素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負荷温度状態を検出する温度検出器R1と、こ
    の温度検出器R1からの信号により能力調節機能
    付圧縮機1のON,OFF信号を出力する運転制御
    装置10および冷凍サイクルを全能力運転から能
    力調節運転に切換える運転切換制御装置12と、
    運転制御装置10からの出力信号および複数の異
    なる設定時間Tp,Tsを有するタイマー14,1
    5の出力信号により設定温度を変化する温度切換
    装置17,18とを具備し、前記運転制御装置1
    0および運転切換制御装置12に作動点と停止点
    からなる二つの設定温度範囲を設け、前記運転切
    換制御装置12の停止点を前記運転制御装置10
    の作動点近傍に設け、前記負荷状態が前記運転制
    御装置10の第1回目の停止点に到達する前に設
    定温度Tgに偏差値tbをもたせて、第一設定温度
    gを第二設定温度Tg−tbまで引き下げ、か
    つ、前記第1タイマー14の設定時間Tpの経過
    後に前記負荷状態が前記第二設定温度Tg−tb
    作動点に到達すると、前記第二設定温度Tg−tb
    を第一設定温度Tgまで引き上げ、さらに、前記
    第2タイマー15の設定時間Tgの経過後に前記
    負荷状態が前記第一設定温度Tgの作動点に到達
    すると、この第一設定温度Tgに偏差値taをもた
    せて、第一設定温度Tgを第三設定温度Tg+ta
    まで引き上げ、さらに、前記各タイマー14,1
    5の設定時間Tp,TsをTs>Tpの関係とした空
    気調和機の温湿度制御装置。
JP15778580U 1980-11-04 1980-11-04 Expired JPS6115475Y2 (ja)

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JPS5781339U JPS5781339U (ja) 1982-05-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5332283B2 (ja) * 2008-04-11 2013-11-06 ダイキン工業株式会社 空調制御の仲介装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム

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