JP2517224Y2 - 2サイクル2気筒エンジンの冷却装置 - Google Patents

2サイクル2気筒エンジンの冷却装置

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JP2517224Y2
JP2517224Y2 JP1991082839U JP8283991U JP2517224Y2 JP 2517224 Y2 JP2517224 Y2 JP 2517224Y2 JP 1991082839 U JP1991082839 U JP 1991082839U JP 8283991 U JP8283991 U JP 8283991U JP 2517224 Y2 JP2517224 Y2 JP 2517224Y2
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JP
Japan
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cylinder
heat insulating
insulating plate
engine cover
fan
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JP1991082839U
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JPH0589837U (ja
Inventor
弘 広岡
明博 原
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フアンから両シリンダ
の上方へそれぞれ有効に送風して効率良く冷却できる2
サイクル2気筒エンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、実開平2−50032号公報に
見られるように、シリンダとマフラの間に断熱板を介装
することは知られており、また、特公昭57−4032
8号公報に見られるように、両シリンダの両側に導風板
をそれぞれ架設して、一方側より送風して両シリンダを
冷却することは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルの両シリンダの横側方には断熱板を介装してマフラ
を並設するとともに、一方のシリンダの前方側にクラン
ク軸方向のフアンを軸架して構成する2サイクル2気筒
エンジンでは、前記従来例を採用しても、フアンにより
起生する冷却風が両シリンダの上方をスムーズに流れる
ことができなくて、マフラの熱を受けることなく両シリ
ンダを略同様に効率良く冷却することができない、とい
った不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、両シリンダを略同様に有効に冷却できる
ように工夫したものであり、そのため、マフラの上方を
被覆する断熱板の上面部を水平面に形成し、ファンの上
方を被覆するエンジンカバーの前部の横側部下方にはそ
の横側部内方にファンからの送風案内ができるガイドを
設け、エンジンカバーの上面下方には,前記断熱板の上
面部に下縁が接近するとともに始端部が前記ガイドの上
方側にのぞむようにして内側導風板と外側導風板を垂設
し、前記エンジンカバーと内側導風板と断熱板により仕
切られて前方シリンダの上方側に開放される風路に冷却
風が送風されることにより前方シリンダの上部を冷却
し、前記エンジンカバーと内側及び外側導風板と断熱板
により仕切られる風路に冷却風が送風されることにより
後方シリンダの上部を冷却するようにしたものである。
【0005】
【作用】したがって、フアンにより起生して吹き上げる
冷却風の一部がガイドにより案内されながら、エンジン
カバーの前部の横側部下方に流れこみ、そのまま直ちに
両導風板にそって、マフラの熱を受けることなく断熱板
の上面部上方を流れ、内側導風板に案内される冷却風は
前方シリンダの上方へ、また、外側導風板に案内される
冷却風は後方シリンダの上方へそれぞれ流れて、両シリ
ンダを効率良く冷却できる。
【0006】
【実施例】図2は刈払機のエンジン部の側断面図を示
し、ピストン1a、2aをそれぞれ内装した排気量が少
ない2サイクルの両シリンダ1、2を平行直列に並設
し、両シリンダ1、2の横外周面には水平方向の横フイ
ン11aをそれぞれ形成するとともに、両シリンダ1、
2の上面にはクランク軸5方向に対し同様に傾斜して同
じピッチで延長する垂立の縦フイン11bをそれぞれ形
成し、両ピストン1a、2aに連結した前記クランク軸
5の前端部にはフアン6およびクラッチシュー12を有
したフライホイル6aを軸架し、前方のクラッチケース
13の内部には、前記クラッチシュー12に内接すると
ともに刈刃駆動軸14を駆動するクラッチドラム15を
軸架し、前記クランク軸5の後部にはリコイルスタータ
部16を伝動連結し、両シリンダ1、2の下方側には燃
料タンク17を装備し、また、両シリンダ1、2の横一
側方に連通連設したマフラ4の上面、内側面および下面
に接近するようにして上面部3aを水平面に形成した断
熱板3を両シリンダ1、2との間に介装し、両シリンダ
1、2の横他側方には両シリンダ1、2に連通する気化
器18を装備して構成する。
【0007】Aは前記エンジンの上方に被着できるエン
ジンカバー全体を示し、前記両シリンダ1,2およびマ
フラ4の上方から前記クラッチケース13の後部上方に
かけて被覆できるよう合成樹脂材により一体成形する
が、前記ファン6の上方に空間ができるよう前面および
両側面を囲壁したエンジンカバーAの前部7aの上面が
両シリンダ1,2の上方となるエンジンカバーAの上面
7bに連なるよう形成し、前記前部7aの前面の横方向
中間部位からは案内片19を突設し、前記前部7aの横
側部下方には、水平の上面8aと前記ファン6の側方上
部で起立する側面8bとを有するガイド8を、ボルト2
0を介してエンジンカバーAの取付部21に取付けるこ
とができるようにして固設し、エンジンカバーAの上面
7b下方には、前記断熱板3の上面部3aに下縁が接近
するとともに始端部9a、10aが前記ガイド8の上方
側にのぞむようにして前方シリンダ1の上方と後方シリ
ンダ2の上方へそれぞれ送風案内できる短い内側導風板
9と長い外側導風板10を垂設し、前記エンジンカバー
Aと内側導風板9と断熱板3により仕切られて前方シリ
ンダ1の上方側に開放される風路に冷却風が送風される
ことにより前方シリンダ1の上部を冷却し、前記エンジ
ンカバーAと内側及び外側導風板9、10と断熱板3に
より仕切られる風路に冷却風が送風されることにより後
方シリンダ2の上部を冷却するようにして、また、両シ
リンダ1,2の横他側方にそって上面7bから垂設した
案内面22の前端側からは前記ファン6の上方側へ向け
て案内片23を突設し、前記上面7bの後方横側部には
後方側へ向けて開口する排風口24を形成して構成す
る。なお、前記ガイド体8はエンジンカバーAに一体的
に形成して構成することもできる。
【0008】したがって、矢印イ方向に回転するフアン
6により起生して矢印ロ方向に吹き上げる冷却風の一部
は、横フイン11aを有する両シリンダ1、2の横側面
に流れて冷却することになり、上方に吹き上げられる冷
却風はガイド8により案内されながら矢印ハで示すよう
にエンジンカバーAの前部7aの横側部下方に流れこ
み、そのまま直ちに両導風板9、10に案内されなが
ら、マフラ4の熱を受けることなく断熱板3の上面部3
a上方をそれぞれ矢印ニ、ホで示すように流れ、内側導
風板9に案内される冷却風は、縦フイン11bを有した
シリンダ1の上方側へ、また、外側導風板10に案内さ
れる冷却風はシリンダ2の上方側へそれぞれ有効に流れ
て冷却できることになり、その冷却風はそのまま排風口
24から矢印へで示すように排出されることになる。
【0009】
【考案の効果】このように本考案は、ファン(6)によ
り起生して吹き上げる冷却風の一部をガイド(8)によ
り案内してエンジンカバー(A)の前部(7a)の横側
部下方に流れこませ、そのまま直ちに、マフラ(4)の
熱を受けることなく断熱板(3)の上面部(3a)上方
へ流し、エンジンカバー(A)と内側導風板(9)と断
熱板(3)により仕切られて前方シリンダ(1)の上方
側に開放される風路に送風される冷却風により前方シリ
ンダ(1)の上部を冷却するとともに、エンジンカバー
(A)と内側及び外側導風板(9),(10)と断熱板
(3)により仕切られる風路に送風される冷却風により
後方シリンダ(2)の上部を冷却することができること
になって、両シリンダ(1),(2)を効率よく冷却で
きることになり、ファン(6)からの冷却風の一部を両
シリンダ(1),(2)の上方へ有効に流すことができ
る簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である要部を示した平断面図で
ある。
【図2】エンジン部を示した側断面図である。
【図3】エンジン部の一部を示した正断面図である。
【図4】エンジンカバーを示した底面図である。
【図5】図3の一部を示した分解図である。
【図6】図5の一部を示した側面図である。
【図7】ガイドを示した正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 シリンダ 3 断熱板 4 マフラ 5 クランク軸 6 フアン 3a 上面部 A エンジンカバー 7a 前部 7b 上面 8 ガイド 9a 始端部 10a 始端部 9 内側導風板 10 外側導風板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2サイクルの両シリンダ(1),(2)の
    横側方に断熱板(3)を介装してマフラ(4)を並設す
    るとともに、一方のシリンダ(1)の前方側にクランク
    軸(5)方向のファン(6)を軸架して構成する2サイ
    クル2気筒エンジンにおいて、マフラ(4)の上方を被
    覆する断熱板(3)の上面部(3a)を水平面に形成
    し、ファン(6)の上方を被覆するエンジンカバー
    (A)の前部(7a)の横側部下方にはその横側部内方
    にフン(6)からの送風案内ができるガイド(8)を
    設け、エンジンカバー(A)の上面(7b)下方には、
    前記断熱板(3)の上面部(3a)に下縁が接近すると
    ともに始端部(9a),(10a)が前記ガイド(8)
    の上方側にのぞむようにして内側導風板(9)と外側導
    風板(10)を垂設し、前記エンジンカバー(A)と内
    側導風板(9)と断熱板(3)により仕切られて前方シ
    リンダ(1)の上方側に開放される風路に冷却風が送風
    されることにより前方シリンダ(1)の上部を冷却し、
    前記エンジンカバー(A)と内側及び外側導風板
    (9),(10)と断熱板(3)により仕切られる風路
    に冷却風が送風されることにより後方シリンダ(2)の
    上部を冷却するようにした2サイクル2気筒エンジンの
    冷却装置。
JP1991082839U 1991-05-14 1991-07-10 2サイクル2気筒エンジンの冷却装置 Expired - Lifetime JP2517224Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991082839U JP2517224Y2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 2サイクル2気筒エンジンの冷却装置
DE19924215672 DE4215672C2 (de) 1991-05-14 1992-05-13 Zweizylinder-Reihen-Zweitaktmotor
FR9205874A FR2676504B1 (fr) 1991-05-14 1992-05-14 Moteur a deux temps a plusieurs cylindres en ligne.

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991082839U JP2517224Y2 (ja) 1991-07-10 1991-07-10 2サイクル2気筒エンジンの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589837U JPH0589837U (ja) 1993-12-07
JP2517224Y2 true JP2517224Y2 (ja) 1996-11-20

Family

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252112Y2 (ja) * 1972-05-12 1977-11-26
JPS49138243U (ja) * 1973-03-28 1974-11-28
JPS62197623A (ja) * 1986-02-24 1987-09-01 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 空冷式多気筒機関の冷却装置
JPH07671Y2 (ja) * 1988-09-27 1995-01-11 株式会社共立 マフラガスケット取付構造

Also Published As

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JPH0589837U (ja) 1993-12-07

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