JP2517010Y2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2517010Y2 JP1989138940U JP13894089U JP2517010Y2 JP 2517010 Y2 JP2517010 Y2 JP 2517010Y2 JP 1989138940 U JP1989138940 U JP 1989138940U JP 13894089 U JP13894089 U JP 13894089U JP 2517010 Y2 JP2517010 Y2 JP 2517010Y2
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剛 長尾
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三田工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、静電複写機等の画像形成装置に付設される
自動原稿搬送装置等からなる用紙搬送装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
この種の用紙搬送装置においては、処理の迅速化のた
めに用紙を高速で搬送することが望まれる。しかし、高
速で搬送し排出すると、用紙が排出部分から勢い余って
飛び出し、後端が不揃いのまま用紙受け部に収容されて
スタッキング状態が悪くなる。
このため、用紙を高速で搬送し、しかも排出速度は低
くするという高速搬送・低速排出機能が求められる。
そこで従来、例えば実開昭62−12564号公報に示され
るように、原稿搬送機構によって搬送された原稿を排出
トレイ等の原稿受け部に排出する排出機構を備えた用紙
搬送装置において、上記排出機構に設けられた一対のロ
ーラから成る排出ローラを、その周面が原稿搬送機構の
搬送速度と略同速度で回転する第1排出速度と、周面が
上記搬送速度よりも遅い速度で回転する第2排出速度と
の2段階に切替可能に構成し、原稿の後端部が上記搬送
ローラから離脱した時点で、排出ローラの回転速度を第
1排出速度から第2排出速度に切替えて原稿の排出速度
を低下させることにより、原稿の飛び出しを防止し、原
稿受け部上における原稿のスタッキング性を向上させる
ことが行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来装置によると、排出ローラとその
駆動部との間に排出ローラの回転速度を2段階に切替え
る変速機構を設ける必要があるため、構造が複雑になる
という欠点がある。
一方、構造を簡略化するため、排出ローラを常時、搬
送ローラよりも遅い一定の周速で回転させるように構成
することも考えられるが、この場合には原稿の先端部が
排出ローラに到達した時点で、その搬送速度が後端部の
速度よりも遅くなるため、ジャムが発生し易くなるとと
もに、上記速度差に起因したスリップ音が発生するとい
う問題がある。
そこで本考案は、高速搬送・低速排出を簡単な構造で
かつジャム等のトラブルの発生なく行うことができる用
紙搬送装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、搬送機構によって搬送された用紙を用紙受
け部に排出する排出機構を備えた用紙搬送装置におい
て、上記搬送機構の搬送速度に対応した周速で回転して
用紙を搬送する一対のローラから成る搬送ローラと、こ
の搬送ローラよりも用紙搬送方向の下流側において排出
される用紙の下面に接して上記搬送ローラと同じ周速で
回転する単体ローラとしての排出ローラと、この排出ロ
ーラの搬送方向下流側において排出される用紙の上方に
退避する退避位置とこの退避位置から下降して用紙に接
触するはたき位置との間で揺動する揺動板と、用紙の後
端部が上記排出ローラの上流側近傍所定位置に到達した
ことを検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に
基づいて上記揺動板を上記退避位置からはたき位置に揺
動させる駆動手段とを排出機構に設けたものである。
〔作用〕
上記構成によると、搬送機構によって排出機構に搬入
された用紙は、同じ周速で回転する搬送ローラおよび排
出ローラによって搬送される。
この場合、排出ローラは用紙の下面に接触して回転す
る単体ローラであるため、主たる搬送作用は搬送ローラ
によって行われ、用紙後端部がこの搬送ローラから出た
後は用紙は、慣性力と排出ローラとの摩擦による小さな
搬送力とによって排出される。
従って、搬送ローラによる搬送時と比較してやや低速
で排出される。
そして、用紙後端部が排出ローラの上流側近傍所定位
置に到達した時点で、揺動板が下降し、この揺動板によ
って用紙の後端部がはたかれて所定のスタッキング位置
に排出される。
すなわち、用紙がこの揺動板によってはたき落される
形で急激に減速されて用紙受け部に収容される。
〔実施例〕
第1図は、静電複写機等の画像形成装置の上部に設置
された自動原稿搬送装置からなる本考案に係る用紙搬送
装置の実施例を示している。
この用紙搬送装置は、原稿がセットされる原稿テーブ
ル1および原稿繰出しローラ2等を備えた原稿搬入機構
3と、この原稿搬入機構3から搬入された原稿を透明板
4に沿って搬送する原稿搬送ベルト5等を備えた搬送機
構6と、この搬送機構6によって搬送された原稿を後述
する原稿受け部に排出する排出機構7とを有している。
そして、上記原稿テーブル1上にセットされた原稿を
繰出しローラ2によって一枚ずつ繰出し、透明板4上の
基準位置に搬送して複写動作を行った後、搬送ベルト機
構5を駆動して原稿を搬送機構6から排出機構7に搬入
するように構成されている。
上記排出機構7は、第2図および第3図に示すよう
に、搬送機構6から搬入された原稿を案内する導入ガイ
ド8,9および反転ガイド10と、主ローラ11およびその下
方に設置された補助ローラ12からなる搬送ローラ13と、
この搬送ローラ13によって搬送される原稿の搬送方向を
変更する搬送路変更部材14と、上記搬送機構6の上方に
設置された受け皿からなる用紙受け部としての第1原稿
受け部15と、搬送ローラ13よりも原稿搬送方向の下流側
であるこの第1原稿受け部15に臨む位置において原稿の
下面に接触する状態で回転する単体ローラである第1排
出ローラ16と、排出機構7の側方に設置された受け皿か
らなる第2原稿受け部17と、この第2原稿受け部17に原
稿を排出する第2排出ローラ18と、上記第1排出ローラ
16の原稿搬送方向の下流側近傍位置に設置された揺動板
19と、上記搬送ローラ13の設置部に設けられたジャム検
出用の第1検出スイッチ20と、第1排出ローラ16の上流
側近傍位置に設けられた第2検出スイッチ21とを備えて
いる。
上記搬送ローラ13および第1排出ローラ16は、その周
面がそれぞれ上記搬送機構6の搬送速度に対応した速度
で回転するように構成されている。
また、上記揺動板19は、ケーシング22の下面に設けら
れた揺動支点23を中心に揺動自在に支持されるととも
に、駆動ソレノイド等からなる駆動手段24によって先端
部が昇降駆動され、第2図に示すように搬送路の上方
(排出される原稿の上方)に退避した退避位置と、第3
図に示すように、先端部が下降して搬送路内に進入し、
排出される原稿の後端部に接触するはたき位置との間で
揺動変位するように構成されている。
上記駆動手段24は、図外の制御手段から出力される制
御信号に応じて作動し、原稿の先端部が第2検出スイッ
チ21の設置部分である第1排出ローラ16の上流側近傍位
置に到達したことが同スイッチ21によって確認された時
点で、上記揺動板19を退避位置に上昇させ、かつ原稿後
端部が第1排出ローラ16の上流側近傍位置を通過して第
2検出スイッチ21がオフ状態となったときに揺動板19を
上記はたき位置に下降させるように構成されている。
上記構成において、排出機構7により原稿を反転させ
て第1原稿受け部15に排出する場合には、上記搬送路変
更部材14を第1原稿受け部15側にセットした状態で、搬
送ローラ13および第1排出ローラ16を駆動し、搬送機構
6から導入ガイド8,9を通って搬送ローラ13の主ローラ1
1と補助ローラ12との間に供給された原稿を、反転ガイ
ド10および搬送路変更部材14を介して反転させた後、揺
動板19の下方に案内する。
そして原稿の先端部が第2検出スイッチ21の設置部に
到達してこの第2検出スイッチ21がオン状態となると、
上記揺動板19が上方の退避位置に移動するため、原稿は
揺動板19に接触することなくスムーズに排出される。
この場合、第1排出ローラ16は、原稿の下面に接触し
て回転する単体ローラであるため、主たる搬送作用は搬
送ローラ13によって行われ、原稿後端部がこの搬送ロー
ラ13から出た後は用紙は、慣性力と第1排出ローラ16と
の摩擦による小さな搬送力とによって排出される。
従って、搬送ローラ13による搬送時と比較してやや低
速で排出される。
次いで、原稿の後端部が第2排出ローラ16の上流側近
傍位置を通過して第2検出スイッチ21がオフ状態となる
と、上記揺動板19が駆動手段24により駆動されて下降
し、この揺動板19によって原稿の後端部がはたかれて原
稿受け部15に収容される。
すなわち、原稿がこの揺動板19によってはたき落され
る形で急激に減速されて原稿受け部15に収容される。
このように、第1排出ローラ19を単体ローラとするこ
とにより、原稿後端部が搬送ローラ13から出た後は搬送
力を弱めて速度を落し、さらに排出間際に揺動板19によ
って原稿をはたき落す形で減速するように構成したか
ら、原稿の飛び出しを確実に防止することができる。
なお、排出機構7により、原稿を反転させることな
く、第2原稿受け部17上に排出する場合には、搬送路変
更手段14を第2原稿受け部17側にセットすることによ
り、搬送ローラ13によって搬送された原稿を第2排出ロ
ーラ18側に導出し、この第2排出ローラ18によって原稿
を第2原稿受け部17に排出する。
ところで、上記実施例では、第1排出ローラ16の上流
側近傍位置に設置された第2検出スイッチ21の検出信号
に応じて駆動手段24を作動させ、原稿の先端部が第1排
出ローラ16の上流側近傍位置に到達した時点で揺動板19
を退避位置に移動させた後、原稿の後端部が同位置を通
過した時点で、揺動板19を上記はたき位置に下降させる
ように構成しているが、この構成に代えて、原稿の先端
部がジャムを検出する第1検出スイッチ20の設置部に到
達した時点で揺動板19を退避位置に移動させた後、第2
検出スイッチ21により原稿の後端部が第1派出ローラ16
の上流側近傍位置に到達したことが検出された時点で揺
動板19をはたき位置に下降させるようにしてもよい。
あるいは、原稿の後端部が第1排出ローラ16の上流側
近傍位置に到達または同位置を通過したことが検出され
たときに、上記揺動板19を瞬間的に上記はたき位置に下
降させ、それ以外の場合には揺動板19を上方の退避位置
に保持するように構成してもよい。
また、本考案に係る用紙搬送装置は、上記自動原稿搬
送装置に限られず、複写機本体の内部に設置される複写
紙の搬送装置等についても適用可能である。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、排出ローラを、用
紙の下面に接して回転する単体ローラとするとともに、
この排出ローラの用紙搬送方向の下流側に揺動板を設置
し、用紙後端部が排出ローラの上流側近傍所定位置に到
達した時点で、揺動板を下降させて用紙後端部をはたく
ように構成したから、 用紙の後端部が搬送ローラから出た後は、慣性力と
排出ローラとの摩擦による小さな搬送力とによって低速
で排出されること、 用紙が揺動板によってはたき落される形で急激に減
速されて用紙受け部に収容されること、 により、用紙の高速搬送・低速排出作用を、簡単な構
造でかつジャム等のトラブルが生じることなく行わせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は排出機
構の構成を示す断面図、第3図は排出機構の揺動板が下
降した状態を示す断面図である。 6……搬送機構、7……排出機構、13……搬送ローラ、
11……搬送ローラを構成する主ローラ、12……補助ロー
ラ、15……受け部、16……排出ローラ、19……揺動板、
21……第2検出スイッチ(検出手段)、24……駆動手
段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送機構によって搬送された用紙を用紙受
    け部に排出する排出機構を備えた用紙搬送装置におい
    て、上記搬送機構の搬送速度に対応した周速で回転して
    用紙を搬送する一対のローラから成る搬送ローラと、こ
    の搬送ローラよりも用紙搬送方向の下流側において排出
    される用紙の下面に接して上記搬送ローラと同じ周速で
    回転する単体ローラとしての排出ローラと、この排出ロ
    ーラの搬送方向下流側において排出される用紙の上方に
    退避する退避位置とこの退避位置から下降して用紙に接
    触するはたき位置との間で揺動する揺動板と、用紙の後
    端部が上記排出ローラの上流側近傍所定位置に到達した
    ことを検出する検出手段と、この検出手段の検出信号に
    基づいて上記揺動板を上記退避位置からはたき位置に揺
    動させる駆動手段とを排出機構に設けたことを特徴とす
    る用紙搬送装置。
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