JP2516854Y2 - 作業用走行機体における作業部の昇降制御装置 - Google Patents

作業用走行機体における作業部の昇降制御装置

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラクタ等の作業用走行機体における作業
部の昇降制御装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種作業用走行機体においては、例えばこ
れがトラクタである場合、機体に昇降自在に連結される
作業部を、耕深検知センサの検知値および耕深設定ボリ
ユームの設定値に基づいて昇降制御する所謂耕深自動制
御等の自動昇降制御を行うものがある。
ところで、このような自動昇降制御は、通常、自動制
御スイツチをONした状態で、手動昇降操作レバーを最下
げ位置に操作した場合に実行されるようになつており、
このため作業部を非作業高さまで上昇させる際に、手動
昇降操作レバーを最下げ位置から最上げ位置まで大きく
操作する必要があつて操作性に劣る許りか、自動制御中
においては作業部高さと手動昇降操作レバー位置とが対
応していないため、作業部を現在の高さから所定量だけ
昇降させる等の微妙な操作が実質的には不可能であつて
作業精度も問題となつていた。
そこで、上記手動昇降操作レバーとは別に、OFF位置
に自動復帰する昇降操作スイツチを設けると共に、該昇
降操作スイツチの操作時間が所定時間内(例えば1秒)
である場合には作業部を低速で昇降し、また所定時間以
上である場合には作業部を高速で昇降するように構成す
ることで、微調整および容易な昇降操作を可能とするこ
とが提案される。
しかるにこのものでは、作業部高さの微調整操作時に
おいて、油圧昇降機構の作動状況、つまりエンジン回転
数の変化や昇降速度調整バルブの開度によつて作業部の
昇降作動速度が遅くなつた場合には、所定時間内の昇降
操作スイツチ操作では作業部が充分に昇降しないことに
なるため、作業部高さの微調整が不可能となる欠点があ
る許りか、必要以上に長く昇降操作スイツチを操作して
作業部を高速昇降作動させてしまう等の誤操作を招く不
都合があつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる作業用走行機体における作業部の昇降
制御装置を提供することを目的として創案されたもので
あつて、油圧作動するリフトアームの揺動に伴つて昇降
作動すべく機体に連結される作業部を、自動復帰型の昇
降操作スイツチの操作に基づいて昇降作動せしめる昇降
制御手段を備えてなる作業用走行機体において、前記昇
降制御手段に、昇降作動始めに低速で作業部を昇降作動
せしめる低速作動モードと、それ以降高速で作業部を昇
降作動せしめる高速作動モードとを設定し、さらに昇降
制御手段には、昇降操作スイツチが設定時間以上操作さ
れたことに基づいて上記作動モードを低速作動モードか
ら高速作動モードに切換えるモード切換え手段と、昇降
操作スイツチの操作が設定時間内である場合にその操作
時間に基づいてリフトアームの適正変位量を算出する変
位量算出手段と、昇降操作スイツチの操作に伴うリフト
アームの変位量が上記算出変位量に達したとの判断に基
づいてリフトアーム作動を停止するリフトアーム停止判
断手段とを設けたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、油圧昇降機構の
作動状況に影響されることなく極めて精度の良い作業部
高さの微調整を行うことができるようにしたものであ
る。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は農用トラクタの走行機体であつて、
該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介してロ
ータリ耕耘式の作業部3が上下昇降自在に連結されてお
り、そして作業部3は、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴
うリフトアーム5の揺動により昇降作動せしめられる
が、これらの基本構成は従来通りである。
6は走行機体1の運転席7側方に設けられる昇降操作
レバーであつて、該昇降操作レバー6は、前後方向揺動
自在に枢支されるものであるが、その操作角度は基端部
に連結されるレバー角検知センサ8によつて検知され後
述する制御部9に入力されるようになつている。
さらに、10は上記昇降操作レバー6の近傍位置に設け
られる昇降操作スイツチであつて、該昇降操作スイツチ
10は、上昇、中立、下降の3ポジシヨンを有する自動中
立復帰型のトグルスイツチで構成されている。
一方、前記制御部9は、所謂マイコンを用いて構成さ
れるものであるが、このものは、レバー角検知センサ
8、昇降操作スイツチ10、耕深自動スイツチ11、耕深設
定ボリユーム12、さらには前記リフトアーム5の揺動角
を検知するアーム角検知センサ13、作業部3後部に上下
揺動自在に設けられるリヤカバー14の揺動角に基づいて
耕深を検知する耕深検知センサ15等から信号を入力し、
これら入力信号に基づく判断によつて前記油圧シリンダ
4等に作動指令信号を出力するようになつている。即
ち、制御部9においては、昇降操作レバー6の操作位置
に基づいて作業部3を昇降作動せしめる第一手動昇降制
御と、耕深設定ボリユーム12の設定値および耕深検知セ
ンサ15の検知値に基づいて作業部3を昇降作動せしめる
耕深自動制御とを行うが、耕深自動制御中(耕深自動ス
イツチ11がONで、かつ昇降操作レバー6が最下げ位置の
状態)に上記昇降操作スイツチ10が操作された場合に
は、耕深自動制御を解除して第二手動昇降制御が行われ
るようになつている。尚、第一手動昇降制御および耕深
自動制御における制御手順は従来通りであるから説明を
省略する。
上記第二手動昇降制御の制御手順を第4図に示すフロ
ーチヤート基づいて詳述すると、まず始めには、上記の
如く耕深自動スイツチ11がONか否かの判断および昇降操
作レバー6が最下げ位置か否かの判断が行われる。そし
て両判断がYESの場合には昇降操作スイツチ10が上昇操
作中か否かが判断され、これがYESの場合にはさらに昇
降操作スイツチ10の上昇操作時間t0が予め設定される
設定時間T0内であるか否かが判断される。つまり、昇
降操作スイツチ10の上昇操作時間t1に基づいてリフト
アーム5を低速上昇作動もしくは高速上昇作動せしめる
が、高速上昇作動においては、昇降操作スイツチ10の中
立復帰に拘らず自己保持的に作業部3を最上げ位置まで
上昇させるようになつている。
一方、昇降操作スイツチ10の上昇操作時間t1が予め
設定される設定時間T0内であると判断された場合に
は、上昇操作時間t1に対応するリフトアーム5の適正
変位量が算出されると共に、該算出変位量だけリフトア
ーム5を上昇作動させるようになつている。尚、昇降操
作スイツチ10が下降操作された場合の制御手順は、上昇
操作時と同様の概念で行われるので説明は省略する。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、耕
深自動制御中に、作業部高さを微調整したい場合には、
昇降操作スイツチ10を寸時的に操作して作業部3を低速
で昇降作動させ、また作業部3を最上げ位置もしくは最
下げ位置まで昇降させたい場合には、昇降操作スイッチ
10を連続的に操作して作業部3を自己保持状に高速昇降
作動させることになる。そして、低速昇降作動状態から
高速昇降作動状態への切換えは、昇降操作スイツチ10の
操作時間に基づいてなされることになるが、予め設定さ
れる設定時間内においては、昇降操作スイツチ10の操作
時間に対応する適正変位量を算出し、該適正変位量だけ
リフトアーム5を作動させることになる。
この様に、本考案にあつては、作業部3を、昇降操作
レバー6とは別に設けられる昇降操作スイツチ10の操作
に基づいて、昇降作動始めは低速で、それ以降は高速で
昇降作動せしめるべく構成されるものでありながら、低
速昇降作動状態から高速昇降作動状態への切換えを行う
ために予め設定される設定時間内においては、エンジン
回転数等の変化に伴う油圧シリンダ4の作動速度変化に
よつて作業部3の昇降変位量にバラツキが生じることが
ないよう昇降操作スイツチ10の操作時間に対応する適正
変位量だけリフトアーム5が作動することになり、従つ
て、低速から高速への切換えを設定時間のみに基づいて
行うもののように、エンジン回転数の変化により作業部
3の昇降作動速度が遅くなつた場合において、昇降操作
スイツチ10の低速作動操作時間が確保できずに作業部高
さの微調整が不可能となつたり、またこれに伴つて必要
以上に昇降操作スイツチ10を操作して作業部3を誤つて
高速昇降作動させてしまう等の不具合の発生を確実に防
止できることとなり、この結果、油圧機構の作動状況に
影響されることなく、いつでも精度の高い作業部高さの
微調整を行い得て、もつて作業精度の著しい向上を計る
ことができる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないものである
ことは勿論であつて、例えば高速作動の自己保持は必ず
しも行う必要はない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、昇降操作スイツチの操作に基づく作業部の昇
降作動を、昇降作動始めは低速で、それ以降は高速で行
うものでありながら、低速作動モードから高速作動モー
ドへ切換えるための設定時間内では、昇降操作スイツチ
の操作時間に対応する適正変位量だけリフトアームを作
動させることになる。即ち、低速作動モードにおいて作
業部高さを微調整する場合に、仮令エンジン回転数等の
変化によつて油圧昇降機構の作動速度が変化したとして
も、作業部の昇降変位量を昇降操作スイツチの操作時間
に対応させることができ、従つて、設定時間に基づいた
低速作動モードから高速作動モードへの切換えのみを行
うものの如く、エンジン回転数等の変化により作業部の
昇降作動速度が遅くなつた場合において、昇降操作スイ
ツチの低速作動操作時間が確保できずに作業部高さの微
調整が不可能となつたり、またこれに伴つて必要以上に
昇降操作スイツチを操作して作業部を誤つて高速昇降作
動させてしまう等の不具合の発生を確実に防止できるこ
ととなり、この結果、油圧機構の作動状況等に影響され
ることなく常に精度の高い作業部高さの微調整を行い得
て、もつて作業精度の著しい向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行機体における作業部の
昇降制御装置の一実施例を示したものであつて、第1図
は農用トラクタの側面図、第2図は操作パネルの平面
図、第3図は制御機構のブロツク図、第4図は第二手動
昇降制御の制御手順を示すフローチヤート図、第5図は
作用を示すタイミングチヤート図、第6図は操作時間と
リフトアーム変位量の関係を示すグラフ図である。 図中、1は走行機体、3は作業部、4は油圧シリンダ、
5はリフトアーム、6は昇降操作レバー、9は制御部、
10は昇降操作スイツチである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧作動するリフトアームの揺動に伴つて
    昇降作動すべく機体に連結される作業部を、自動復帰型
    の昇降操作スイツチの操作に基づいて昇降作動せしめる
    昇降制御手段を備えてなる作業用走行機体において、前
    記昇降制御手段に、昇降作動始めに低速で作業部を昇降
    作動せしめる低速作動モードと、それ以降高速で作業部
    を昇降作動せしめる高速作動モードとを設定し、さらに
    昇降制御手段には、昇降操作スイツチが設定時間以上操
    作されたことに基づいて上記作動モードを低速作動モー
    ドから高速作動モードに切換えるモード切換え手段と、
    昇降操作スイツチの操作が設定時間内である場合にその
    操作時間に基づいてリフトアームの適正変位量を算出す
    る変位量算出手段と、昇降操作スイツチの操作に伴うリ
    フトアームの変位量が上記算出変位量に達したとの判断
    に基づいてリフトアーム作動を停止するリフトアーム停
    止判断手段とを設けたことを特徴とする作業用走行機体
    における作業部の昇降制御装置。
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