JPH054811U - 作業用走行車における作業部の昇降制御装置 - Google Patents

作業用走行車における作業部の昇降制御装置

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JPH054811U
JPH054811U JP6169991U JP6169991U JPH054811U JP H054811 U JPH054811 U JP H054811U JP 6169991 U JP6169991 U JP 6169991U JP 6169991 U JP6169991 U JP 6169991U JP H054811 U JPH054811 U JP H054811U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業部の微動昇降操作と連続昇降操作が可能
な作業用走行車において、操作性および作業精度を向上
させる。 【構成】 昇降スイツチ10の短時間操作に基づく作業
部3の微動を、連続昇降操作時における限度位置を越え
る範囲まで許容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタ等の作業用走行車における作業部の昇降制御装置に関する ものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、この種作業用走行車においては、走行機体に昇降自在に連結される作業 部を、昇降レバーの操作位置に基づいて昇降するべく構成されていたが、このも のでは、例えば機体回行時等に作業部を上昇させようとした場合に、いちいち昇 降レバーを最上げ位置まで大きく操作する必要があつて操作性に劣る許りか、作 業部を微動させるような微妙な操作が実質的にできなかつたため作業精度も問題 となつていた。そこで、上記昇降レバーとは別に中立自動復帰型の昇降スイツチ を設け、該昇降スイツチの操作時間が所定時間内である場合には作業部を微動昇 降させる一方、所定時間を越える場合には作業部を上下限位置まで自己保持的に 連続昇降させる等の微動昇降操作と連続昇降操作との操作切換え手段が提案され ている。しかるに従来では、連続昇降操作における作業部昇降の限度位置を、前 記昇降レバーの操作位置や上げ規制ボリユームの設定位置に基づいて設定し、該 設定した限度位置を越える昇降を厳格に規制していたため、例えば作業中に作業 部を試験的に少しだけ下降させたいような場合には、従来と同様に操作レバーを 操作しなければならず操作が面倒な許りか、操作レバーを元の位置に正確に戻す のが容易でないため作業精度の低下を招く惧れもあり問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用 走行車における作業部の昇降制御装置を提供することを目的として創案されたも のであつて、作業部の昇降操作を、作業部を微動昇降させる微動昇降操作と、作 業部を限度位置まで自己保持的に連続昇降せしめる連続昇降操作とに切換える昇 降制御部を備え、さらに昇降制御部には、前記限度位置を設定するための限度位 置設定手段を設けてなる作業用走行車において、前記昇降制御部に、作業部の微 動昇降操作を、前記限度位置設定に優先して限度位置を越える昇降範囲まで許容 する微動優先制御手段を設けたことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、作業部の微動昇降操作と連続昇降操作が 可能な作業用走行車において操作性および作業精度を著しく向上させることがで きるようにしたものである。
【0004】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はトラ クタの走行機体であつて、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介して ロータリ耕耘式の作業部3が上下昇降自在に連結されており、そして作業部3は 、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴うリフトアーム5の揺動により昇降せしめられ るが、これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】 6は運転席7の側方に配設されるポジシヨンレバーであつて、該ポジシヨンレ バー6は、前後方向揺動自在に取り付けられるものであるが、その操作角度はレ バー基端部に連結されるレバー角検知センサ8で検知され、後述する制御部9に 入力されるようになつている。
【0006】 さらに、10は前記ポジシヨンレバー6の後方近傍位置に配設される昇降スイ ツチであつて、該昇降スイツチ10は、上昇、中立、下降の3ポジシヨンを有す る自動中立復帰型のトグルスイツチで構成されている。
【0007】 一方、前記制御部9は、マイクロコンピユータを用いて構成される制御ユニツ トであるが、このものは、前記レバー角検知センサ8および昇降スイツチ10に 加え、作業部3の上限設定を行うための上げ規制ボリユーム11や、前記リフト アーム5の揺動角度を検知するためのアーム角検知センサ12から信号を入力し 、これら入力信号に基づく判断によつて前記油圧シリンダ4の電磁バルブ等に作 動信号を出力するようになつている。即ち、制御部9においては、ポジシヨンレ バー6の操作位置に基づいて作業部3を昇降制御するポジシヨン制御や、昇降ス イツチ10の操作に基づいて作業部3を昇降制御する昇降スイツチ制御を行うべ く予め制御手順が記憶されている。尚、ポジシヨン制御の制御手順は従来通りで あるので説明を省略する。
【0008】 上記昇降スイツチ制御の制御手順を図4に示すフローチヤートに基づいて詳述 すると、まず始めには、昇降スイツチ10が上昇操作されたか否かを判断し、こ れがYESの場合には、さらに昇降スイツチ10の操作時間T1が予め設定され る設定時間T0(実施例では1秒間)内であるか否かを判断する。つまり、昇降 スイツチ10の操作時間に基づいて制御を分岐するが、昇降スイツチ10が設定 時間T0を越えて操作された場合には、前記上げ規制ボリユーム11の設定値に 基づいてリフトアーム5の上限位置を算出すると共に、リフトアーム5を算出上 限位置まで高速上昇させるべく油圧シリンダ4に自己保持的に作動信号を出力す るようになつている。また、昇降スイツチ10の操作時間T1が設定時間T0内 であつた場合には、リフトアーム5を低速上昇させるべく油圧シリンダ4に作動 信号を出力するが、この低速上昇作動は、上げ規制ボリユーム11の設定に優先 して前記算出上限位置を越える上昇範囲まで許容されるようになつている。
【0009】 一方、昇降スイツチ10が下降操作された場合は、上昇操作時と同様に操作時 間T2が設定時間T0内であるか否かが判断されるが、昇降スイツチ10が設定 時間T0を越えて操作された場合には、前記ポジシヨンレバー6のレバー角度に 基づいてリフトアーム5の下限位置を算出すると共に、リフトアーム5を算出下 限位置まで高速下降させるべく油圧シリンダ4に自己保持的に作動信号を出力す るようになつている。即ち、前記上昇操作によつて一時的に上限位置まで上昇さ せた作業部3をポジシヨンレバー6の対応位置まで自己保持的に高速下降させる ことによつて迅速な作業復帰を可能にするが、昇降スイツチ10の操作時間T2 が設定時間T0内であつた場合には、リフトアーム5をポジシヨンレバー6位置 に拘らず低速上昇させるべく油圧シリンダ4に作動信号を出力するようになつて おり、これによつて低速下降作動は、ポジシヨンレバー6位置に基づく下限設定 に優先して前記算出下限位置を越える下降範囲まで許容されるようになつている 。
【0010】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、昇降スイツチ10を設定時間 T0を越えて操作した場合には、上げ規制ボリユーム11もしくはポジシヨンレ バー6に基づいて算出される限度位置まで作業部3を自己保持的に昇降させる一 方、昇降スイツチ10を設定時間T0を越えない範囲で操作した場合には、作業 部3を低速で微動させることになるが、この作業部3の微動操作は、上げ規制ボ リユーム11やポジシヨンレバー6に基づいて算出された限度位置を越える範囲 まで許容されることになる。従つて、限度位置を越えて少しだけ作業部3を昇降 させたいような場合に、従来の如くいちいちポジシヨンレバー6を操作する必要 がなく、この結果、操作を簡単にして操作性を向上させることができる許りか、 ポジシヨンレバー6を一定位置に維持可能にして作業精度の向上も計ることがで きる。
【0011】 尚、本考案は、前記実施例に限定されないものであることは勿論であつて、例 えば限度位置を越える作業部の微動は、上昇側、下降側の何れか一方を許容する ことも可能であり、また、限度位置は、上げ規制ボリユーム、ポジシヨンレバー 以外の操作具に基づいて算出するようにしてもよいものである。
【0012】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、作業部の昇降 操作を、作業部を微動昇降させる微動昇降操作と、作業部を設定限度位置まで自 己保持的に連続昇降せしめる連続昇降操作とに切換え可能なものでありながら、 前記微動昇降操作は、限度位置設定に優先し限度位置を越える昇降範囲まで許容 される。従つて、作業中に作業部を試験的に少しだけ下降させたいような場合に は、従来の如く操作レバーを操作しなければならないような面倒がない許りか、 操作レバーを操作して元の位置に正確に戻すことができなくなる等の不都合が解 消できることになり、この結果、微動昇降操作と連続昇降操作とが可能な作業用 走行車において操作性および作業精度の著しい向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】操作パネルの平面図である。
【図3】制御機構の概略を示すブロツク図である。
【図4】昇降スイツチ制御のフローチヤートである。
【符号の説明】
1 走行機体 3 作業部 6 ポジシヨンレバー 9 制御部 10 昇降スイツチ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 作業部の昇降操作を、作業部を微動昇降
    させる微動昇降操作と、作業部を限度位置まで自己保持
    的に連続昇降せしめる連続昇降操作とに切換える昇降制
    御部を備え、さらに昇降制御部には、前記限度位置を設
    定するための限度位置設定手段を設けてなる作業用走行
    車において、前記昇降制御部に、作業部の微動昇降操作
    を、前記限度位置設定に優先して限度位置を越える昇降
    範囲まで許容する微動優先制御手段を設けたことを特徴
    とする作業用走行車における作業部の昇降制御装置。
JP1991061699U 1991-07-10 1991-07-10 作業用走行車における作業部の昇降制御装置 Expired - Fee Related JP2556814Y2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160504A (ja) * 1986-12-25 1988-07-04 株式会社クボタ 昇降制御装置
JPS6471403A (en) * 1987-04-14 1989-03-16 Seirei Ind Plowing depth controller of rotary tiller
JPH01296907A (ja) * 1988-05-24 1989-11-30 Kubota Ltd 昇降制御装置
JPH02276505A (ja) * 1990-02-27 1990-11-13 Iseki & Co Ltd トラクタの昇降制御装置

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