JP2516610Y2 - 雪止めアングル支持金具 - Google Patents

雪止めアングル支持金具

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JP2516610Y2
JP2516610Y2 JP2651893U JP2651893U JP2516610Y2 JP 2516610 Y2 JP2516610 Y2 JP 2516610Y2 JP 2651893 U JP2651893 U JP 2651893U JP 2651893 U JP2651893 U JP 2651893U JP 2516610 Y2 JP2516610 Y2 JP 2516610Y2
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snow
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JP2651893U
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JPH0678455U (ja
Inventor
藤治郎 白幡
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株式会社白幡商会
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雪止めアングル支持金
具の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の雪止めアングル支持金具におい
て、支持金具を構成する折り返し部の上方に延設されて
いる脚部には、釘打ち込み用の小孔が形成されているだ
けであった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】従来の雪止めアング
ル支持金具は、該支持金具を構成する脚部の表面に、風
圧や毛細管現象によって侵入してきた雨水を重なり合っ
ている平葺き屋根材の上方部にまで侵入させないように
するための溝部はなかった。
【0004】しかるに本考案は、葺き上げられた平葺き
屋根の中、重なり合っている屋根材の間に介在する雪止
めアングル支持金具を構成する脚部の表面に、所定形状
の排水用凹溝を形成することによって、重なり合ってい
る平葺き屋根材の間から侵入してきた雨水を落し込み、
しかも落し込まれた雨水をよりスピードをあげて排出せ
しめるようにすると共に、重なり合っている屋根材の間
に侵入してきた雨水を、平葺き屋根材を載置している下
地屋根材にまで侵入するのを阻止し雨漏りを未然に防止
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、一端部にアン
グル嵌挿部を、中間部には基板部を、他端部には小孔付
き脚部を有する雪止めアングル支持金具において、
【0006】前記基板部と脚部との間に形成されている
折り返し部寄りの脚部に、三角状の頂部が小孔サイドに
位置し、且前記頂部より前記基板部と前記脚部との間に
形成されている折り返し部寄り、対称的に延設する2
辺の傾斜部の夫々の下方端部が前記脚部を構成する両側
縁部に接続する排水用凹溝を形成した雪止めアングル支
持金具である。
【0007】また本考案は、前記排水用凹溝を平行状に
複数形成した雪止めアングル支持金具である。
【0008】さらに本考案は、一端部にアングル嵌挿部
を、中間部には基板部を、他端部には小孔付き脚部を有
する雪止めアングル支持金具において、
【0009】前記基板部と脚部との間に形成されている
折り返し部寄りの脚部に、台形状の水平頂部小孔サイ
に位置し、前記水平頂部より前記基板部と前記脚部
との間に形成されている折り返し部寄り、対称的に
設する2辺の傾斜部の夫々の下方端部が前記脚部を構成
する両側縁部に接続する排水用凹溝を形成した雪止めア
ングル支持金具である。
【0010】また本考案は、前記平行する排水用凹溝を
複数形成した雪止めアングル支持金具である。
【0011】
【作用】本考案の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0012】本考案の雪止めアングル支持金具は、下方
の平葺き屋根材を葺き上げる際に、折り返し部に係止し
ながら釘を打ち込み適宜の間隔をおきながら下地屋根材
に固定するものである。
【0013】さらに前記の屋根に対し、上方に位置する
平葺き屋根材を前記の支持金具に係止すると共に、下方
に位置する平葺き屋根材の折り返し部にも係止させなが
ら葺き上げるものである。以上の施工は従来のものと変
らぬものである。
【0014】しかるに、上述のように葺き上げられた平
葺き屋根材の中、重なり合っている屋根材の間に介在す
る支持金具を構成する脚部の表面部と上方に位置する平
葺き屋根材との間に、風圧や毛細管現象によって雨水が
侵入し、一部の雨水はさらに上昇して止め釘を有する脚
部へと侵入することがあった。
【0015】上述のように少量の雨水でも、平葺き屋根
材の上方端縁部を越えて、防水を施していない下地屋根
材に侵入すると、雨漏りを惹起する原因となっていた。
【0016】本考案は、下方の平葺き屋根材を構成する
折り返し部と、該折り返り部より上方へ延設する平葺き
屋根材を構成している突起部との間の短い脚部の表面部
に、所定形状の排水用凹溝が形成されているのが特長で
ある。従って脚部の上面部に風圧等によって侵入した雨
水が上方へ侵入する際に、前記凹溝内に落下する。さら
に落下した雨水は止め釘方向とは反対にアングル嵌挿部
の方向に、屋根勾配にも影響を受けながら急速に下方向
へと排出され、下方の平葺き屋根材の突起部よりも上方
の端縁部に落下せずに折り返し部の方向に流出される。
そのため下地屋根材へ雨水が侵入する以前に凹溝に落下
し排水される。
【0017】また本考案において、排水凹溝の形状が、
三角状となっているときは、侵入した雨水が下方平葺き
屋根材の突起部の上方に位置する脚部に行くまでに、雨
水が凹溝内に落下することと、頂部より左右両サイド
に、対称的なカーブでなく直線状にして、且傾斜状凹溝
を形成したことによって、侵入した風圧が凹溝に沿って
通過し、落下した雨水の流れを促進させ、同時に凹溝内
に落下した雨水の排出スピードをより一層アップせしめ
ることができるようにした。
【0018】さらに本考案は、凹溝の形状が形状をも
って形成するときは、脚部の表面部に侵入した雨水が水
平状頂部の凹溝内に落下した後排出する際に、前記頂部
の左右両サイドに形成されている直線状にして、且傾斜
状となっている凹溝によって、前述と同じく侵入した風
圧が凹溝に沿って通過し、落下した雨水の流れを促進さ
せ、同時に雨水の排出スピードをより一層アップせしめ
ることができる。
【0019】さらに本考案は、上述した凹溝を複数平行
状に、しかも折り返し部と突起部との間に形成されてい
る脚部の表面部に形成したときは、万一にも強い風圧の
侵入によって侵入した雨水がより一層奥部へと侵入する
ようなことがあっても、雨水は上方の凹溝に落下してし
まうので、下地屋根材までの侵入は確実にストップせし
めることができる。
【0020】
【実施例】本考案の実施例を説明すると以下のとおりで
ある。
【0021】1は本考案雪止めアングル支持金具aを構
成する平板状金属板を折曲し、且一端部に形成した雪止
めアングルbを嵌挿する嵌挿部である。この嵌挿部1を
延設せしめて基板部2を形成する。3は前記基板部2を
延設せしめ形成した折り返し部である。4は前記折り返
し部3を延設し、端部に小孔5を複数形成した脚部であ
り、この脚部4には、下記において説明する排水用凹溝
6を一個乃至複数形成する。
【0022】前記排水用凹溝6は、脚部4の基部7と、
平葺き屋根材cを構成する折り返し部8の上方より若干
の間隔を設け延設せしめた突起部9との間に位置する脚
部4の表面部に、三角状の頂部10が小孔5サイドに位
置し、2辺の直線状にして、且対称的な傾斜部11の
方端部が基部7の両側縁部12、13に接続するように
して形成する。従って傾斜部11の底部は雪止めアング
ルbの嵌挿部1寄りに位置する。
【0023】また上述の凹溝6の断面形状は通常湾曲状
とする。さらに凹溝6は図面図示のように平行状に複数
形成する。そして上述のように脚部4の基部7と、突起
部9との間に位置するように形成する。
【0024】つぎに上述の三角状凹溝6以外の形状とし
て、形状凹溝6´を形成してもよい。この凹溝6´は
前記凹溝6と同じく基部7と突起部9との間の脚部4
に、水平頂部14を小孔5サイドとし、2辺の左右対称
の傾斜部15の下方端部が基部7の両側縁部12、13
に接続するようにして形成する。従って傾斜部15の
方端部は雪止めアングルbの嵌挿部1寄りに位置する。
【0025】また上述の凹溝6´の断面形状は通常湾曲
状とする。さらに凹溝6´は図面図示のように平行状に
複数形成する。そして上述のように脚部4の基部7と、
突起部9との間に位置するように形成する。
【0026】16は小孔5に打込む釘、17は突起部9
の上方を延設し折り返した端縁部である。18は屋根d
を構成する下地屋根材である。なお本考案のアングル支
持具aの形状は図面図示のように限定しない。従って脚
部4の形状も図面図示のように限定しない。19は平葺
き屋根材cを構成する端縁部を折曲し形成した係止部で
ある。
【0027】
【効果】本考案は以下に示す効果を奏する。
【0028】本考案は、脚部を構成する基部と屋根材の
突起部との間の脚部表面部に、三角状の頂部と左右対称
の直線状傾斜部または、台形状の水平頂部と左右対称の
直線状傾斜部とを形成し、夫々の傾斜部の下方端部を基
部寄りの両側縁部に接続するように形成したので、重な
り合っている平葺き屋根材の間に、強風または毛細管現
象によってあおられ、吹き込まれた雨水が脚部の表面部
より下地屋根材の上方向に侵入したとしても、前記の凹
溝内に雨水が直ちに落下し、落下した雨水は、直線状に
して、しかも傾斜状となっている凹溝内を急速に排水さ
れると共に、吹き込まれた強風が凹溝内をスムーズに通
過し、併せて強風が落下した雨水の排出を促進せしめる
機能を発揮する。
【0029】さらに本考案は、強風等によって押し込ま
れて侵入した雨水を上述のように凹溝内に落下させ、落
下した雨水を傾斜部に形成された凹溝によって流水進路
を阻止することなく、流水スピードをアップして排出せ
しめるようにしたので、凹溝から雨水があふれ出すこと
が全く存しないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案雪止めアングル支持金具の使用状態を示
す一部切欠斜面図である。
【図2】同縦断側面図である。
【図3】同要部の一部切欠平面図である。
【図4】同要部の一部切欠平面図である。
【図5】同要部の一部切欠平面図である。
【図6】同要部の一部切欠平面図である。
【図7】A〜A線縦断面図である。
【図8】B〜B線縦断面図である。
【図9】第2実施例の支持金具を示す斜面図である。
【符号の説明】
1・・・嵌挿部 a・・・雪止めアングル支持金具 b・・・雪止めアングル 2・・・基板部 3、8
・・・折り返し部 4・・・脚部 5・・・小孔 6、6´・・・凹溝
7・・・基部 c・・・平葺き屋根材 9・・・突起部 10・・
・頂部 11、15・・傾斜部 12、13・・・側縁部
14・・・水平頂部 16・・・釘 17・・・端縁部 18・・・下地
屋根材 d・・・屋根 19・・・係止部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部にアングル嵌挿部を、中間部には基
    板部を、他端部には小孔付き脚部を有する雪止めアング
    ル支持金具において、前記 基板部と脚部との間に形成されている折り返し部寄
    りの脚部に、三角状の頂部が小孔サイドに位置し、且
    頂部より前記基板部と前記脚部との間に形成されてい
    る折り返し部寄り、対称的に延設する2辺の傾斜部の
    夫々の下方端部が前記脚部を構成する両側縁部に接続す
    る排水用凹溝を形成したことを特徴とする雪止めアング
    ル支持金具。
  2. 【請求項2】前記排水用凹溝を平行状に複数形成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の雪
    止めアングル支持金具。
  3. 【請求項3】一端部にアングル嵌挿部を、中間部には基
    板部を、他端部には小孔付き脚部を有する雪止めアング
    ル支持金具において、 前記基板部と脚部との間に形成されている折り返し部寄
    りの脚部に、 台形状の水平頂部小孔サイドに位置し、
    前記水平頂部より前記基板部と前記脚部との間に形成
    されている折り返し部寄り、対称的に延設する2辺の
    傾斜部の夫々の下方端部が前記脚部を構成する両側縁部
    に接続する排水用凹溝を形成したことを特徴とする雪止
    めアングル支持金具。
  4. 【請求項4】前記平行する排水用凹溝を複数形成したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第3項記載の雪
    止めアングル支持金具。
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JPH0678455U JPH0678455U (ja) 1994-11-04
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