JP2516576Y2 - クラッチ付き駆動モータ式回転灯 - Google Patents

クラッチ付き駆動モータ式回転灯

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JP2516576Y2
JP2516576Y2 JP1991038240U JP3824091U JP2516576Y2 JP 2516576 Y2 JP2516576 Y2 JP 2516576Y2 JP 1991038240 U JP1991038240 U JP 1991038240U JP 3824091 U JP3824091 U JP 3824091U JP 2516576 Y2 JP2516576 Y2 JP 2516576Y2
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JP
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drive motor
pulley
reflector
rotary
rotating
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JP1991038240U
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東壱 上村
雅文 大石
茂行 曽我
誠 服部
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所謂ビーコン・ランプ
(ビームコントロールランプ)と称される緊急車両等に
搭載する回転灯に係り、特に衝撃に対して堅牢な構造の
クラッチ付き駆動モータ式回転灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりパトロールカー等の緊急車両の
屋根に搭載するビーコン・ランプとして、図5に示すよ
うな構造のものが使用されている。即ち、この種の回転
灯の回転灯部50は、機台51に固設したバルブソケッ
ト52に点灯用のバルブ53を取り付け、該バルブ53
の軸芯位置を回転中心としてリフレクタ54を回動自在
に軸設し、該リフレクタ54と一体に回転盤55を固着
すると共に、プーリ58を上記機台51に固設した駆動
モータ56の回転軸57に圧入軸着し、該プーリ58を
上記回転盤55の周縁に摺接して駆動モータ56により
上記リフレクタ54を回転駆動している。そして、この
種の回転灯部50の駆動モータ56は、回転と停止を駆
動制御するために、一般にステッピングモータを使用し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、車両に搭載し
て使用する回転灯は、外部からの震動等の衝撃が避けら
れないことから、回転灯部50のリフレクタ54側から
の震動によって強い衝撃が加わると駆動モータ56とし
て使用しているステッピングモータが、停止(脱調)す
るなどの不具合が頻繁に生じるという問題を有してい
た。
【0004】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、駆動モータに対するリフレクタ側からの衝撃
を吸収することにより、回転灯の駆動モータであるステ
ッピングモータの脱調を防止することが可能なクラッチ
付き駆動モータ式回転灯を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るクラッチ付
き駆動モータ式回転灯は、機台に固設した点灯用のバル
ブの軸芯位置を回転中心として該バルブのリフレクタを
回動自在に軸設し、該リフレクタと一体になる回転盤の
周縁に駆動モータによって回動するプーリを摺接し、該
駆動モータにより前記リフレクタを回転駆動する回転灯
において、前記回転盤と摺動するプーリを、駆動モータ
の回動軸に対して回動自在に外挿すると共に、プーリ
回動軸側端面を該回動軸に軸着した回動ディスク
回動軸側の端面に弾性的に押し付け、両端面の摺動抵抗
によって回動駆動させる滑りクラッチ機構を設け、前記
プーリ側に大きな負荷が掛かると該プーリと前記回動デ
ィスクの摺動面との間に滑りが生じるように構成したこ
とを要旨とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、駆動モータとリフレクタの
回転盤は滑りクラッチ機構を介して回動連結した緩衝構
造を構成している。即ち、回転盤の周縁に摺接して回動
するプーリは、駆動モータの回動軸に対して回動自在に
外挿してあり、プーリの回動軸側端面を該回動軸に軸着
した回動ディスクの回動軸側端面に弾性的に押し付け、
面の摺動抵抗によって回転駆動させる構造になって
いるため、プーリ側に大きな負荷が掛かるとこのプーリ
回動ディスクの摺動面の間に滑りが生じる。従っ
て、回動ディスクに対するプーリの押圧弾性力を調節す
ることによって、回転灯の使用時に外部から震動等が加
わり、回転駆動しているリフレクタに強い衝撃が生ずる
と、該滑りクラッチ機構の回動連結に滑りを生じ、駆動
モータに大負荷が掛かることがないため、駆動モータと
してステッピングモータを使用した場合でも、脱調等の
不具合を生ずることがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係るクラッチ付き駆動モータ
式回転灯の一実施例を図面に従って説明する。図1は、
本考案に係るクラッチ付き駆動モータ式回転灯を構成す
るパトロールカー等の緊急車両の屋根上に搭載して使用
する一文字型のビーコン・ランプを示すものである。ビ
ーコン・ランプは、下面にマウント構造2,2を構成し
た機台1の上側には、中央部に位置して側断面形状が略
楕円になるスピーカカバー3を被設したスピーカ収容部
4を構成し、前後方向に向いた一対のスピーカ5,5を
内蔵固設してなるものである。また上記機台1の両側に
は、側断面形状が略楕円になる着色した透明合成樹脂製
のグローブ7,7によって覆い、その中にそれぞれ一対
の回転灯6,6を配置した回転灯部8,8を構成すると
共に、該両回転灯部8,8の各回転灯6,6間には反射
鏡9を立設し、両回転灯6,6の光束を遮断反射する構
造になるものである。
【0008】図2は、ビーコン・ランプ内に配置する回
転灯を示すものである。回転灯6は、機台1に固着した
ベースプレート10に筒状シャフト11を軸着し、該筒
状シャフト11にベアリング12を介して回転盤13を
回動自在に水平軸設すると共に、該回転盤13上面に後
述する点灯用のバルブ14の双方向型リフレクタ15を
固設して成るものである。また、バルブ14は上記筒状
シャフト11の上端に内挿固設したバルブソケット14
aに対して、交換可能に取り付けられ、かつベースプレ
ート10の下面側から導入した導電ケーブル16と電気
的に導通してある。
【0009】図3乃至図4は、回転灯の回転駆動部分を
示すものである。17は、上記ベースプレート10に固
設したステッピングモータであり、該ステッピングモー
タ17の回動軸18には上記回転盤13の外周に構成し
た周溝に環着してなるゴム製の摺動環19と密接摺動す
るプーリ20が回動自在に外挿してある。また、該ステ
ッピングモータ17の回動軸18には、上記プーリ20
の円錐状摺接凸面21と対向する円錐状摺接凹面23を
対向形成した回動ディスク22が軸着してあり、上記プ
ーリ20は該回動軸18にスラストワッシャ24を介し
て介装したウエーブワッシャ25の弾性により、反対側
から軸方向に適宜押圧力をもって回動ディスク22に押
し付けられ、両部材20,22の円錐状摺接凸面21と
円錐状摺接凹面23が摺動可能になる滑りクラッチ機構
26を構成してある。尚、27は上記ウエーブワッシャ
25を軸方向に支承している受けワッシャである。
【0010】上記各回転灯6は、ステッピングモータ1
7が回転駆動すると、滑りクラッチ機構26を介して回
動ディスク22からプーリ20に回動伝達され、該プー
リ20と摺接した回転盤13が回動してバルブ14の周
りでリフレクタ15を回転駆動するようになるものであ
るが、緊急車両に搭載した状態で、例えばビーコン・ラ
ンプが外側から大きな衝撃を受ける等に起因してリフレ
クタ15に回転駆動と異なるトルクが生じた場合には、
滑りクラッチ機構26の円錐状摺接凸面21と円錐状摺
接凹面23間に滑りが生じるようになり、ステッピング
モータ17に影響(脱調)を及ぼすことはない。従っ
て、円錐状摺接凸面21と円錐状摺接凹面23の弾性押
圧力を適正に調節することにより、ステッピングモータ
17の脱調を解消し、かつリフレクタ15を円滑に回転
駆動することができる。
【0011】
【考案の効果】本考案に係るクラッチ付き駆動モータ式
回転灯は、以上のように構成したから、駆動モータであ
るステッピングモータとリフレクタを固設支承した回転
盤間に滑りクラッチ機構を有することにより、回転灯の
駆動モータであるステッピングモータの脱調を解消し、
円滑な回転灯の回転を確保することができる等の特徴を
有し、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転灯の回転灯部を構成したビー
コン・ランプの一部切欠した正面図である。
【図2】ビーコン・ランプの回転灯部の一部切欠した縦
断面図である。
【図3】滑りクラッチ機構部の拡大断面図である。
【図4】図2における矢視Aの部分図である。
【図5】従来の回転灯を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 機台 6 回転灯 7 グローブ 8 回転灯部 10 ベースプレート 11 筒状シャフト 13 回転盤 14 点灯バルブ 15 リフレクタ 17 ステッピングモータ 18 回動軸 20 プーリ 21 円錐状摺接凸面 22 回動ディスク 23 円錐状摺接凹面 25 ウエーブワッシャ 26 滑りクラッチ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 服部 誠 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小 糸製作所静岡工場内 (56)参考文献 実公 昭58−34648(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に固設した点灯用のバルブの軸芯位
    置を回転中心として該バルブのリフレクタを回動自在に
    軸設し、該リフレクタと一体になる回転盤の周縁に駆動
    モータによって回動するプーリを摺接し、該駆動モータ
    により前記リフレクタを回転駆動する回転灯において、 前記回転盤と摺動するプーリを、駆動モータの回動軸に
    対して回動自在に外挿すると共に、プーリの回動軸側
    端面を該回動軸に軸着した回動ディスクの回動軸側端
    面に弾性的に押し付け、両端面の摺動抵抗によって回動
    駆動させる滑りクラッチ機構を設け、 前記プーリ側に大きな負荷が掛かると該プーリと前記回
    動ディスクの摺動面との間に滑りが生じるように構成
    たことを特徴とするクラッチ付き駆動モータ式回転灯。
JP1991038240U 1991-04-26 1991-04-26 クラッチ付き駆動モータ式回転灯 Expired - Lifetime JP2516576Y2 (ja)

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JPH04124706U JPH04124706U (ja) 1992-11-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5834648U (ja) * 1981-08-29 1983-03-07 アイシン精機株式会社 自動車用シ−トフレ−ム構造

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