JP2515881Y2 - タイヤ滑止具 - Google Patents

タイヤ滑止具

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JP2515881Y2
JP2515881Y2 JP9961490U JP9961490U JP2515881Y2 JP 2515881 Y2 JP2515881 Y2 JP 2515881Y2 JP 9961490 U JP9961490 U JP 9961490U JP 9961490 U JP9961490 U JP 9961490U JP 2515881 Y2 JP2515881 Y2 JP 2515881Y2
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tire
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敏孝 西
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用タイヤの外周面に巻装して使用さ
れるタイヤ滑止具に関するものである。
(従来の技術) 一般に、積雪、氷結した路面等を自動車で走行する場
合、多数のラダー部及び網目状部を有する非金属材料例
えばゴム製のタイヤ滑止具が使用されている。
従来、この種タイヤ滑止具としては、第5図に例示す
るものがある。このタイヤ滑止具は、その本体1が長手
方向と直交するラダー状接地部2と、幅方向両側の斜交
差網目状の側縁部3,4と、長手方向両端の連結帯部5,6を
備え、内部に高張力性繊維製芯材9が埋設されている。
そして、前記本体1をタイヤの外周面に巻付けて前記連
結帯部5,6を互いに対向させて連結し、前記本体1の幅
方向各端縁の掛止部7,8に、緊締索12,13を連結フック1
4,15を介して係合するようになっている。なお、タイヤ
内側側の連結フック14としては、金属製帯板材が使用さ
れ、第7図及び第8図に示すように緊締索12(ロープ)
に巻付けてカシメ固定される。
ところで、前記掛止部7,8は弯曲状であるから、成形
金型に芯材9を配置してゴム材を流し込んで固化させた
状態では、第6図に示すように、芯材9が幅の中央部に
位置しているが、加硫中に芯材9が熱収縮によって、第
7図に示すように掛止部7,8の内側表面近傍に芯材9が
移動し、場合によっては表面に露出する。かかる状態に
なると、タイヤに装着して自動車を走行させたとき、芯
材9に連結フック14,15が接触して擦れ、摩損して芯材
9が切断し、掛止部7,8が切断するに至るという欠点が
ある。
そこで、上記欠点を改善するために、第9図に示すよ
うに、掛止部7,8を台形にしたものが提案されている
(実開昭63−107215号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 従来例で説明した台形の掛止部を有するタイヤ滑止具
は、連結フックの材料がタイヤ外側のように金属丸棒の
場合、角部がないので芯材の擦れが少くなるが、連結フ
ックが金属帯板製であると、掛止部7に連結フック14を
引掛けて引張るので第9図に示すように、連結フック14
の角部が、掛止部7の内側角部表面に露出する芯材9に
食い込んで摩擦し、摩損して切断に至るという問題があ
る。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、連結フックの掛止部に、
連結フックとの接触部分に芯材が露出することがなく、
芯材の切断を防止して耐久性の向上を図ることのできる
タイヤ滑止具を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的
手段を講じた。
すなわち、本考案は、非金属材料製滑止具本体1の幅
方向各端縁の掛止部7,8に連結フック14,15を介して緊締
索12,13を係合するようにしたタイヤ滑止具において、 前記掛止部7,8の少くともタイヤ内側側は、前記本体
1長手方向と平行でかつフック幅よりも長くされると共
に該掛止部7の長手方向両端部に続く側縁部3aは掛止部
7と直角とされていることを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、連結フック14の掛止部7が、フック
幅の少くとも2倍以上の長さを有しており、しかも、そ
の長手方向両端部に続く側縁部3aが掛止部7と直角にな
っているので、加硫前における芯材9を各掛止部7の両
端内側角部表面から遠い位置に配することができ、加硫
によって芯材9が収縮しても、各掛止部7の両端内側角
部表面と芯材9間の所要間隔を確保でき、連結フック14
が芯材9に食い込んだり擦接することもなく、したがっ
て、芯材9を切断せず、滑止具本体1の耐久性を損ねる
ことはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
なお、タイヤ滑止具の基本的構成は、第5図に示すも
のと同じであるため、第5図と同じ符号を付すと共に同
じ名称を用い、第5図をも参照して説明する。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例の要部を示
し、タイヤ滑止具の滑止具本体1は、非金属材料例えば
ゴム製の帯状を呈し、その長手方向と直交する互に平行
な多数のラダー状接地部2と、幅方向両側の斜交差網目
状側縁部3,4と、長手方向両端の連結帯部5,6と、幅方向
両端の掛止部7,8とを備え、高張力性合成繊維等からな
る芯材9を埋設されると共に、前記接地部2にはスパイ
クピン10が埋設されている。なお、タイヤ外側に位置す
る側縁部4には、接地部2と直交方向の連結片11が設け
られている。
そして、滑止具本体1は、タイヤの外周面に巻付け
て、前記両連結帯部5,6を互いに対向させて連結し、幅
方向両端の掛止部7,8に環状の緊締索12,13を連結フック
14,15を介して係合するようになっている。
前記掛止部7,8のうち、タイヤ外側側の掛止部8は、
連結フック15が金属棒材製であるから、従来例と略同様
の形状であるが、タイヤ内側側の掛止部7は、第2図に
示すように、連結フック14が金属帯板材製であるため、
次のように形成されている。
即ち、タイヤ内側側の掛止部7は、第1図及び第2図
に示すように、前記本体1の長手方向と平行でしかも、
その長さlが連結フック14の幅wの少くとも2倍以上と
され、該掛止部7の中間部内側には、フック固定用突起
16が連結フック14を嵌入させうる間隔をもって2個設け
られている。そして、前記掛止部7の長手方向両端に続
く側縁部3aは、掛止部7と直角とされており、第2図に
示すように、芯材9と掛止部7の内側角部表面との間に
所要間隔を確保できる。即ち、加硫前の成形過程におい
て、第2図に2点鎖線で示すように、芯材9を掛止部7
の両端角部内側表面から遠い位置に配して十分な長さを
もたせうるので、本体1の加硫によって芯材9が収縮し
ても、連結フック14が掛止される中央部は勿論のこと両
端内側角部においても芯材9と外表面とのゴム厚が厚く
なり、かつ芯材9が中央部に位置している。したがっ
て、芯材9が連結フック14に擦接する恐れは全くない。
さらに、連結フック14は、フック固定用突起16によっ
て、本体1長手方向移動が阻止されているため、芯材9
に全く接触せずかつ喰い込まず、したがって、芯材9を
切断することはない。
第3図は本考案の第2実施例の要部を示し、第1実施
例と異なるところは、掛止部7の長さが短かくかつ小さ
くなっている点で、第1実施例と同等の作用効果が期待
できる。
第4図は本考案の第3実施例の要部を示し、第2実施
例と異なるところは、掛止部7のフック固定用突起16の
内端が長手方向に延長されて側縁部3,4に直かに接続さ
れたものであり、第2実施例と同等の効果が期待でき
る。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、掛止部7の中間部に設けたフック固定用突起16は
これを省略することができ、また、タイヤ外側側の掛止
部8も掛止部7と同様に本体1の長手方向と平行にする
ことができる。また、上記実施例では、滑止具本体1
は、その長手方向の長さがタイヤ周長のものとされてい
るが、該本体1は数個のものが連結された分割タイプの
ものでも良い。
(考案の効果) 本考案は、上述のように、非金属材料製滑止具本体1
の幅方向各端縁の掛止部7,8に連結フック14,15を介して
緊締索12,13を係合するようにしたタイヤ滑止具におい
て、前記掛止部7,8の少くともタイヤ内側側は、前記本
体1長手方向と平行でかつフック幅よりも長くされると
共に該掛止部7の長手方向両端に続く側縁部3aが掛止部
7と直角とされていることを特徴とするものであるか
ら、芯材9と掛止部7及びその長手方向両端内側角部と
のゴム厚が厚くなり、前記掛止部7の連結フック14との
接触部分に芯材9が露出することがなく、したがって連
結フック14と芯材9の擦接が生じないため、芯材9が切
断される恐れは全くなく、タイヤの耐久性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例の要部を示す平
面図及び破断拡大平面図、第3図は同第2実施例の要部
平面図、第4図は同第3実施例の要部平面図、第5図〜
第9図は従来例を示し、第5図は全体展開平面図、第6
図は加硫前の掛止部における芯材の埋入状態説明図、第
7図は加硫後の掛止部の破断平面図、第8図は第7図の
A−A線断面図、第9図は他の従来例の掛止部破断平面
図である。 1……滑止具本体、5,6……連結帯部、7,8……掛止部、
9……芯材、12,13……緊締索、14,15……連結フック、
16……フック固定用突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非金属材料製滑止具本体(1)の幅方向各
    端縁の掛止部(7)(8)に連結フック(14)(15)を
    介して緊締索(12)(13)を係合するようにしたタイヤ
    滑止具において、 前記掛止部(7)(8)の少くともタイヤ内側側は、前
    記本体(1)長手方向と平行でかつフック幅よりも長く
    されると共に該掛止部(7)の長手方向両端部に続く側
    縁部(3a)が掛止部(7)と直角とされていることを特
    徴とするタイヤ滑止具。
JP9961490U 1990-09-21 1990-09-21 タイヤ滑止具 Expired - Lifetime JP2515881Y2 (ja)

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