JP2515808B2 - チップコイルの製造方法 - Google Patents

チップコイルの製造方法

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JP2515808B2
JP2515808B2 JP62154756A JP15475687A JP2515808B2 JP 2515808 B2 JP2515808 B2 JP 2515808B2 JP 62154756 A JP62154756 A JP 62154756A JP 15475687 A JP15475687 A JP 15475687A JP 2515808 B2 JP2515808 B2 JP 2515808B2
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coil
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bobbin base
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伸一 小森
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁遅延線用のチツプコイルの製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
従来より電磁遅延線等に多用されているチツプコイル
は、両端部に入出力端子を備えた成型プラスチツク材か
らなるボビンに所定のコイルを巻回した構造のものが大
多数を占めている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来例においては、チツプコイ
ルのボビンが小さく、中間タツプを出すのに多くの手間
がかかり、しかも生産性が悪く、プリント基板へ実装し
にくいという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、と
くに生産性を著しく向上せしめることのできるチツプコ
イルの製造方法を提供すること、目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明では、円筒状のボビン基材の外周に所
定間隔をおいて複数の端子ピンが植設され且つ隔接した
端子ピン間の一方の側に植設された各端子ピンの中間に
コイル留め用の自間ピンを備えてなり、このボビン基材
の各ピン相互間に適当な巻数のコイルを連続的に且つ全
体的に巻装し、この巻装されたコイルを各ピン部分にて
導通固定し、しかるのち少なくとも一つの中間ピンと一
つの端子ピンを一組としてボビン基材全体を輪切り状に
切断し分離するという構成を採り、これによって前記目
的を達成しようとするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明する。
第1図ないし第2図において、1はコイル用ボビンを
示し、2はコイルを示す。コイル用ボビン1は、両端部
につば部1A,1Bを有する円筒状部材により構成されてい
る。このコイル用ボビン1は磁性を備えたプラスチツク
部材により形成されている。
このコイル用ボビン1の一方のつば部1Aには、その両
端部に、外方向に向う端子ピン3A,3Bが植設されてい
る。1Hはボビン1の貫孔を示す。
前記他方のつば部1Bには、前記端子ピン3A,3Bの内の
いずれか一つの端子ピン3Aと同一方向に、中間ピン4が
植設されている。そして、この各ピン3A,3B,4を入出力
端子とするコイル2がコイル用ボビン1に巻装されてい
る。
このように構成されたチツプコイル10は、本実施例で
は以下に示す手順をもって形成される。
まず、第3図に示すようにコイル用ボビン1が複数個
連続して結合されたような形態のボビン基材11が形成さ
れる。すなわち、両側に所定間隔をおいて複数の端子ピ
ン3A,3Bが植設され且つ一方の側に植設された各端子ピ
ンの3A,3A,……,3Aの各中間部にコイル留め用の中間ピ
ン4を備えた円筒状で細長のボビン基材11が形成され
る。次に、このボビン基材11の各ピン3A,3B,4の相互間
に適当な巻数のコイルが連続的に且つ全体的に巻装され
る。この巻装されたコイル2は、その端部及び中間部分
が各ピン3A,3B,4に導通固定される(第2図参照)。そ
の後、少なくとも一つの中間ピン4と対称位置にある一
対の端子3A,3Bとを一組としてボビン基板11の全体がC
点から輪切り状に切断される。これによって第1図に示
す多量のチツプコイル10が極く容易に形成される。
なお、このように構成されたチツプコイル10は、フイ
ルタ、電磁遅延線用のインダクタンスとして有用であ
る。また、本実施例では、ボビン1に端子ピン3A,3B,4
を設けたが、これに限らず、フエライト基板状の電極を
ボビン1に設けてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によると、小形のチツプコイル
を極く容易に、しかも大量に生産することができ、同一
の条件でボビン基材にコイルが巻装されるので生産され
るチツプコイルの品質を維持するとともに歩留りを良く
することができるという従来にない優れたチツプコイル
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例により形成されたチツプコイ
ルを示す正面図、第2図は第1図の右側面図、第3図は
第1図のチツプコイルの製造工程におけるカツト前の状
態を示す説明図である。 1……ボビン 2……コイル 3A,3B……端子ピン 4……中間ピン 10……チツプコイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のボビン基材の外周に所定間隔をお
    いて複数の端子ピンが植設され且つ隔接した端子ピン間
    の一方の側に植設された各端子ピンの中間にコイル留め
    用の中間ピンを備えてなり、このボビン基材の各ピン相
    互間に適当な巻数のコイルを連続的に且つ全体的に巻装
    し、この巻装されたコイルを各ピン部分にて導通固定
    し、しかるのち少なくとも一つの中間ピンと一つの端子
    ピンとを一組としてボビン基材全体を輪切り状に切断し
    分離したことを特徴とする電磁遅延線用のチツプコイル
    の製造方法。
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JPH05190331A (ja) * 1992-01-16 1993-07-30 Elmec Corp 電磁遅延線用インダクタンス素子およびその製造方法

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JPS63318727A (ja) 1988-12-27

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