JP2515461B2 - 多層配線の形成方法 - Google Patents

多層配線の形成方法

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JP2515461B2 JP6681992A JP6681992A JP2515461B2 JP 2515461 B2 JP2515461 B2 JP 2515461B2 JP 6681992 A JP6681992 A JP 6681992A JP 6681992 A JP6681992 A JP 6681992A JP 2515461 B2 JP2515461 B2 JP 2515461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多層配線の形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模半導体集積回路(LSI)におい
て多層配線は、半導体基板内に配置された各素子間の結
合に自由度を与え、高密度、高速化のデバイスを形成さ
せるために多用されている。図18〜図25は、従来の
多層配線の形成工程を示す図である。
【0003】まず、従来、図18に示すように、多層配
線は、多層配線及び半導体多結晶層313等を有する半
導体基板301表面上に第一の絶縁膜302を形成し、
基板との接続に必要な部分の第一の絶縁膜302を除去
した後、全面にアルミニウム膜を蒸着しそのアルミニウ
ム膜をパタ−ニングする。そして、第一の絶縁膜302
の段差の低い部分上に電気的に接続し且つ互いに隣接し
た二つ以上の下層配線303a、303bを有する第一
の配線部303を形成し、第一の絶縁膜302の段差の
高い部分上に電気的に接続し且つ互いに隣接した二つ以
上の下層配線304a、304bを有する第二の配線部
304を形成する。次に、上層配線を形成するために、
前記第一の絶縁膜302上及び前記配線部303、30
4の下層配線303a、303b、304a、304b
上に層間絶縁膜305を形成し、周知のレジストエッチ
バック法でこの層間絶縁膜305を平坦化する。更に、
図19に示すように、この層間絶縁膜305上にレジス
ト306を形成した後、このレジスト306を周知のフ
ォトリソグラフィ−技術により所定パタ−ンに形成す
る。そして、図20に示すように、周知のテ−パ−ドリ
アクティブイオンエッチング(以下、テ−パ−ドRIE
という)により、所定パタ−ンのレジスト306をマス
クにして前記下層配線303a、303b、304a、
304b上の前記層間絶縁膜305の一部に各々コンタ
クト用の開口部307a、307b、308a、308
bを形成する。更に、図21に示すように、レジスト3
06を周知のレジスト剥離方法により除去した後、図2
2に示すように、前記開口部内の下層配線303a、3
03b、304a、304bを含む前記層間絶縁膜30
5上に上層配線用のアルミニウム膜309を形成する。
次に、図23に示すように、このアルミニウム膜309
上にレジスト306を形成し、周知のフォトリソグラフ
ィ−技術により所定パタ−ンに形成する。そして、図2
4に示すように、RIEを用いて、所定パタ−ンのレジ
スト306をマスクとして前記下層配線303a、30
3b間及び下層配線304a、304b間に存在する層
間絶縁膜305上において、前記アルミニウム膜309
を部分的に除去して互いに分離独立させ且つ各下層配線
303a、303b、304a、304bと上層配線を
形成する。しかる後、図25に示すように、レジスト3
06を周知のレジスト剥離方法により取り除き、以後、
必要に応じて、層間絶縁膜と配線を交互に形成し多層配
線構造を得ている。
【0004】しかしながら、この方法では、下層配線間
の狭小化に伴い、図20に示すように、下層配線303
a、303b及び下層配線304a、304b間の層間
絶縁膜305上に形成されるレジスト306は極めて細
いパタ−ンとなってしまう。そして、開口部形成の際、
レジストが浮いたり剥がれたりしてしまい、安定した形
状の開口部307a、307b、308a、308bが
得られない。また、レジストのパタ−ニングの際、マス
ク合わせがずれると、開口部形成におけるオ−バ−エッ
チングより、図20に示すように、下層配線の側壁に溝
310ができてしまい上層配線としてのアルミニウム膜
309を堆積すると、溝幅が狭いため被覆しきれず、図
22に示すように、巣311ができ、配線の歩留まりや
信頼性を低下させるという問題があった。
【0005】そこで、本発明者は、細いレジストパタ−
ン部がなく、所定の開口部形状を得られ、マスク合わせ
ずれの際のオ−バ−エッチングによる溝や更に上層配線
時の巣の発生のない多層配線の形成方法を考えた。
【0006】図26は、図18と同様に形成された図で
あり、半導体基板401上には、半導体多結晶層41
3、第一の絶縁膜402、第一の配線部403を形成す
る下層配線403a、403b、第二の配線部404を
形成する下層配線404a、404b、層間絶縁膜40
5が形成されている。次に、図27に示すように、この
層間絶縁膜405上にレジスト406を形成した後、こ
のレジスト406を周知のフォトリソグラフィ−技術に
より所定パタ−ンに形成する。このレジスト406の開
口部406a、406bは、前記第一の配線部403、
第二の配線部404を含む大きさに形成する。次に、図
28に示すように、周知のテ−パ−ドリアクティブイオ
ンエッチング(以下、テ−パ−ドRIEという)によ
り、この所定パタ−ンのレジスト406をマスクにして
前記レジスト406の開口部406a、406bより露
出した層間絶縁膜405を一様に段差の低い部分に位置
する第一の配線部403に達するまで除去し、コンタク
ト用の開口部407、408を形成する。この時、第一
の配線部403に相当する開口部407内に露出された
下層配線403a、403bと、その配線間の層間絶縁
膜部分407aとのなす表面は、ほぼ平坦面をなしてい
る。また、第二の配線部404に相当する開口部408
内に露出された下層配線404a、404bと、その配
線間の層間絶縁膜部分408aとのなす表面は、エッチ
ングによって段差部410を有した構造になっている。
この第二の配線部404における段差部410の原因
は、第二の配線部404下の第一の絶縁膜402の下方
に存在する半導体多結晶層413によるものである。例
えば、この半導体多結晶層413が0.4ミクロンの厚
さで、また第一の配線部403の下層配線間の層間絶縁
膜部分407aにおけるこの層間絶縁膜が1.0ミクロ
ンの厚さであるとする。この時、第二の配線部404の
下層配線間の層間絶縁膜部分408aにおけるこの層間
絶縁膜は0.6ミクロンの厚さになる。そして、レジス
ト406を周知のレジスト剥離方法により除去した後、
図29に示すように、前記開口部407、408内の第
一の配線部403、第二の配線部404上に、上層配線
用のアルミニウム膜409を形成する。この時、段差部
410は、溝であるのでアルミニウム膜409が多く形
成され、アルミニウム膜厚は厚くなる。更に、図30に
示すように、周知のフォトリソグラフィ−技術により第
一の配線部403における下層配線403a、403b
間の層間絶縁膜部分407a及び第二の配線部404に
おける下層配線404a、404b間の層間絶縁膜部分
408a上方に開口を有する所定パタ−ンにレジスト4
06を形成する。そして、図31に示すように、RIE
を用いて、所定パタ−ンのレジスト406をマスクとし
て前記第一、第二の配線部403、404における層間
絶縁膜部分407a、408a上において、前記アルミ
ニウム膜409を部分的に除去して互いに分離独立させ
且つ各下層配線と電気的に接続した上層配線を形成す
る。しかる後、図32に示すように、レジスト406を
周知のレジスト剥離方法により取り除き、以後、必要に
応じて、層間絶縁膜と配線を交互に形成し多層配線構造
を得ている。
【0007】しかし、図28に示すように、第二の配線
部における段差部410のため、これより上の上層配線
用のアルミニウム膜409を堆積すると、この段差部4
10のアルミニウム膜409の厚さが厚くなる。絶縁分
離のため、接続部位間のアルミニウム膜409を除去す
ると、図31に示すように、下層配線404a、404
b間のアルミニウム膜残存部411が生じてしまう。す
ると、電気的絶縁分離が達成されず、ショ−ト等の不良
が起こり、歩留まり及び信頼性の低下等を生じさせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の多層
配線の形成方法においては、下層配線の狭小化に伴い、
下層配線間の層間絶縁膜上に形成されるレジストは極め
て細いパタ−ンとなり、所定の開口部形状を得られな
い。また、マスク合わせずれの際、オ−バ−エッチング
により溝が発生し、更にこの溝が、上層配線時の巣の原
因となる。
【0009】また、上記のような従来の多層配線の形成
方法の問題点を解決させるために、本発明者が考えた方
法においては、下層配線間にアルミニウム残存部が生じ
てしまう。これらの結果として、配線の断線、あるい
は、配線間のショ−ト等の不良が起こり、配線の歩留ま
りや信頼性を低下させるという問題があった。そこで、
この発明は、上記欠点を除去し、高い歩留まり、高信頼
性の多層配線の形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、半導体基板上に、上面が段差を有す
る第一の絶縁膜を形成する工程と、前記第一の絶縁膜の
段差の低い部分上に電気的に絶縁し且つ互いに隣接した
二つ以上の下層配線を有する第一の配線部を形成し、段
差の高い部分上に電気的に絶縁し且つ互いに隣接した二
つ以上の下層配線を有する第二の配線部を形成する工程
と、この第一、第二の配線部を含む前記半導体基板上に
層間絶縁膜を形成する工程と、前記第一の配線部及び第
二の配線部を露出するまで前記層間絶縁膜を部分的に除
去し第一の開口部及び第二の開口部をそれぞれ形成する
工程と、前記露出された第一及び第二の配線部の表面上
に第二の絶縁膜を形成する工程と、前記第二の配線部の
下層配線間に且つこの下層配線と同一面をなすように第
二の絶縁膜を残して他の部分の前記第二の絶縁膜を除去
し、前記第一の配線部及び第二の配線部を露出させる第
一及び第二の開口部を再び形成する工程と、前記第一及
び第二の配線部を含む前記層間絶縁膜の表面上に上層配
線を形成する工程と、前記下層配線間上に位置する、前
記上層配線部分を選択的に除去して前記上層配線を互い
に分離独立させる工程とを具備することを特徴としてい
る。
【0011】また、半導体基板上に、上面が段差を有す
る第一の絶縁膜を形成する工程と、前記第一の絶縁膜の
段差の低い部分で、二つ以上の下層配線予定領域及びこ
の下層配線間の分離予定領域上に下層配線用の第一の導
電膜を形成し、段差の高い部分で、二つ以上の下層配線
予定領域及びこの下層配線間の分離予定領域上に下層配
線用の第二の導電膜を形成する工程と、この第一、第二
の導電膜を含む前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成す
る工程と、前記第一の導電膜及び第二の導電膜を露出す
るまで前記層間絶縁膜を部分的に除去し第一の開口部及
び第二の開口部をそれぞれ形成する工程と、前記第一及
び第二の導電膜を含む前記層間絶縁膜の表面上に上層配
線を形成する工程と、前記下層配線間の分離予定領域上
に位置する第一及び第二の導電膜部分及び前記上層配線
部分を選択的に除去して前記上下層配線からなる多層配
線に複数に分離独立させる工程とを具備することを特徴
としている。また、前記下層配線の間隔が約2ミクロン
以下であることを特徴としている。また、前記下層配線
の分離予定領域の間隔が約2ミクロン以下であることを
特徴としている。
【0012】
【作用】上記のように構成された多層配線の形成方法で
は、下層に半導体多結晶層等の半導体層及び多層による
段差部のある場合においても、従来のような細いレジス
トパタ−ン部を必要とせず、理想的な開口部形状が得ら
れ、更に上層配線の分離独立が確実になされる。
【0013】第一に、第三の絶縁膜のエッチングによる
段差部を第三の絶縁膜で完全に埋める工程を加えること
によって、従来問題となっていた上層配線形成後に段差
部に生ずるアルミニウム残存部を形成しない。そのた
め、下層配線間のショ−トが防止でき歩留まりが向上
し、配線の信頼性も向上する。そのエッチングの際、開
口部内に第三の絶縁膜のサイドウォ−ルが形成されるた
め、上層配線の被覆性が良くなる。また、下層配線間の
溝がないため、上層配線上に形成される絶縁膜の被覆性
も良くなる。
【0014】また、第二に、開口部と隣接する下層配線
を共通に設けているため、開口部形成時にマスクずれが
あったとしても過大なオ−バ−エッチングはされず、溝
や巣の発生はない。また、開口面積が大きいためアルミ
ニウム膜の被覆性が向上し開口部側壁のアルミニウム膜
厚が厚くなる。このため、配線の断面積が大きくなり電
流密度が増大せず、エレクトロマイグレ−ション耐性が
向上する。これらのことから、この発明では、高歩留ま
り及び信頼性の高い多層配線を得ることができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)この発明の第一の実施例を図1
〜図9を参照にし、詳細に説明する。多層配線及び半導
体多結晶層113等を有する半導体基板101表面上に
第一の絶縁膜102を形成し、基板との接続に必要な部
分の第一の絶縁膜102を除去した後、全面にアルミニ
ウム膜を蒸着しそのアルミニウム膜をパタ−ニングす
る。そして、図1に示すように、第一の絶縁膜102の
段差の低い部分上に電気的に接続し且つ互いに隣接した
二つ以上の下層配線103a、103bを有する第一の
配線部103を形成し、第一の絶縁膜102の段差の高
い部分上に電気的に接続し且つ互いに隣接した二つ以上
の下層配線104a、104bを有する第二の配線部1
04を形成する。次に、上層配線を形成するために、前
記第一の絶縁膜102上及び前記配線部103、104
の下層配線103a、103b、104a、104b上
に層間絶縁膜105を形成し、周知のレジストエッチバ
ック法でこの層間絶縁膜105を平坦化する。次に、図
2に示すように、この層間絶縁膜105上にレジスト1
06を形成した後、このレジスト106を周知のフォト
リソグラフィ−技術により所定パタ−ンに形成する。こ
のレジスト106の開口部106a、106bは、前記
下層配線103a、103bを有する第一の配線部10
3及び下層配線104a、104bを有する第二の配線
部104を含む大きさに形成する。次に、図3に示すよ
うに、周知のテ−パ−ドRIEにより、この所定パタ−
ンのレジスト106をマスクにして前記レジスト106
の開口部106a、106bより露出した層間絶縁膜1
05を一様に段差の低い部分上に位置する第一の配線部
103に達するまで除去し、コンタクト用の開口部10
7、108を形成する。この時、第一の配線部103に
相当する開口部107内に露出された下層配線103
a、103bと、その配線間の層間絶縁膜部分107a
とのなす表面は、ほぼ平坦面をなしている。また、第二
の配線部104に相当する開口部108内に露出された
下層配線104a、104bと、その配線間の層間絶縁
膜部分108aとのなす表面は、エッチングによって段
差部114を有した構造になっている。この第二の配線
部104における段差部114の原因は、第一の配線部
104下の第一の絶縁膜102の下方に存在する半導体
多結晶層113によるものである。例えば、この半導体
多結晶層113が0.4ミクロンの厚さで、また第一の
配線部103の下層配線間の層間絶縁膜部分107aに
おけるこの層間絶縁膜が1.0ミクロンの厚さであると
する。この時、第二の配線部104の下層配線間の層間
絶縁膜部分108aにおけるこの層間絶縁膜は0.6ミ
クロンの厚さになる。次に、レジスト106を周知のレ
ジスト剥離法によって除去した後、図4に示すように、
前記開口部107、108内の第一の配線部103及び
第二の配線部104上及び層間絶縁膜105上に第三の
絶縁膜112を堆積する。この第三の絶縁膜は、第二の
配線部104における開口部108内の下層配線104
a、104b間の層間絶縁膜部分108aの段差部11
4を埋め込むことができる。これにより第二の配線部1
04における下層配線104a、104b間は層間絶縁
膜105及び第三の絶縁膜112という絶縁膜で構成さ
れることになる。次に、図5に示すように、周知のブラ
ンケットエッチバック法により、第一の配線部103と
第二の配線部104の表面が露出されるまで第三の絶縁
膜112を除去する。すると、第一の配線部103のコ
ンタクト用の開口部107及び第二の配線部104の層
間絶縁膜部分108aの段差部114が第三の絶縁膜1
12で埋まったコンタクト用の開口部108が再び形成
される。また、開口部107、108内に第三の絶縁膜
112のサイドウォ−ル115も形成される。次に、図
5に示すように、前記開口部107、108内の第一の
配線部103、第二の配線部104上に、上層配線用の
アルミニウム膜109を形成する。更に、図7に示すよ
うに、周知のフォトリソグラフィ−技術により第一の配
線部103における下層配線103a、103b間の層
間絶縁膜部分107a及び第二の配線部104における
下層配線104a、104b間の層間絶縁膜部分108
a上方に開口を有する所定パタ−ンにレジスト106を
形成する。そして、図8に示すように、RIEを用い
て、所定パタ−ンのレジスト106をマスクとして前記
第一、第二の配線部103、104における層間絶縁膜
部分107a、108a上において、前記アルミニウム
膜109を部分的に除去して互いに分離独立させ且つ各
下層配線と電気的に接続した上層配線を形成する。しか
る後、図9に示すように、レジスト106を周知のレジ
スト剥離方法により取り除き、以後、必要に応じて、層
間絶縁膜と配線を交互に形成し多層配線構造を得てい
る。
【0016】第一の実施例においては、第三の絶縁膜の
エッチングによる段差部を第三の絶縁膜で完全に埋める
工程を加えることによって、従来問題となっていた上層
配線形成後に段差部に生ずるアルミニウム残存部を形成
しない。そのため、下層配線間のショ−トが防止でき歩
留まりが向上し、配線の信頼性も向上する。そのエッチ
ングの際、開口部内に第三の絶縁膜のサイドウォ−ルが
形成されるため、上層配線の被覆性が良くなる。また、
下層配線間の溝がないため、上層配線上に形成される絶
縁膜の被覆性も良くなる。
【0017】(実施例2)この発明の第二の実施例を、
図10〜図17を参照にして、説明する。多層配線及び
半導体多結晶層213等を有する半導体基板201表面
上に第一の絶縁膜202を形成し、基板との接続に必要
な部分の第一の絶縁膜202を除去した後、全面にアル
ミニウム膜を蒸着しそのアルミニウム膜をパタ−ニング
する。そして、図10に示すように、第一の絶縁膜20
2の段差の低い部分上に二つの下層配線予定領域203
a、203b及びこの下層配線間の分離予定領域207
a上に下層配線用の第一の導電膜203を形成し、段差
の低い部分上に、二つの下層配線予定領域204a、2
04b及びこの下層配線間の分離予定領域208a上に
下層配線用の第二の導電膜204を形成する。次に、上
層配線を形成するために、前記第一の絶縁膜202上及
び前記導電膜203、204上に層間絶縁膜205を形
成し、周知のレジストエッチバック法でこの層間絶縁膜
205を平坦化する。次に、図11に示すように、この
層間絶縁膜205上にレジスト206を形成した後、こ
のレジスト206を周知のフォトリソグラフィ−技術に
より所定パタ−ンに形成する。このレジスト206の開
口部206a、206bは、前記第一の導電膜203及
び第二の導電膜204を含む大きさに形成する。次に、
図12に示すように、周知のテ−パ−ドRIEにより、
この所定パタ−ンのレジスト206をマスクにして前記
レジスト206の開口部206a、206bより露出し
た層間絶縁膜205を一様に段差の低い部分上に存在す
る第一の導電膜203に達するまで除去し、コンタクト
用の開口部207、208を形成する。次に、図13に
示すように、レジスト206を周知のレジスト剥離法に
よって除去した後、図14に示すように、前記開口部2
07、208内の第一の導電膜203及び第二の導電膜
204上及び層間絶縁膜205上に、上層配線用のアル
ミニウム膜209を形成する。更に、図15に示すよう
に、周知のフォトリソグラフィ−技術により、第一の導
電膜203の下層配線間の分離予定領域207a上の導
電膜及びアルミニウム膜209上方、及び第二の導電膜
204の下層配線間の分離予定領域208a上の導電膜
及びアルミニウム膜209上方に開口を有する所定パタ
−ンにレジスト206を形成する。そして、図16に示
すように、RIEを用いて、所定パタ−ンのレジスト2
06をマスクとして前記第一、第二の配線部203、2
04における層間絶縁膜部分207a、208a上にお
いて、前記アルミニウム膜209を部分的に除去して互
いに分離独立させ且つ各下層配線と電気的に接続した上
層配線を形成する。しかる後、図17に示すように、レ
ジスト206を周知のレジスト剥離方法により取り除
き、以後、必要に応じて、層間絶縁膜と配線を交互に形
成し多層配線構造を得ている。
【0018】また、第二の実施例においては、改善され
た多層配線の形成方法におけるような段差部ができず、
この段差部によるアルミニウム膜残存部も発生しない。
また、開口部と隣接する下層配線を共通に設けているた
め、開口部形成時にマスクずれがあったとしても過大な
オ−バ−エッチングはされず、溝や巣の発生はない。ま
た、開口面積が大きいためアルミニウム膜の被覆性が向
上し開口部側壁のアルミニウム膜厚が厚くなる。このた
め、配線の断面積が大きくなり電流密度が増大せず、エ
レクトロマイグレ−ション耐性が向上する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この多層配線の形
成方法によれば、下層に半導体多結晶層等の半導体層及
び多層による段差部のある場合においても、従来のよう
な細いレジストパタ−ン部を必要とせず、理想的な開口
部形状が得られ、更に上層配線の分離独立が確実になさ
れる。これらのことから、高歩留まり及び信頼性の高い
多層配線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図4】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図5】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図6】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図7】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図8】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図9】本発明の第一の実施例における多層配線の形成
工程を示す図である。
【図10】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図11】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図12】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図13】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図14】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図15】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図16】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図17】本発明の第二の実施例における多層配線の形
成工程を示す図である。
【図18】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図19】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図20】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図21】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図22】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図23】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図24】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図25】従来の多層配線の形成工程を示す図である。
【図26】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図27】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図28】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図29】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図30】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図31】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【図32】改善された多層配線の形成工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
101、201、301、401 半導体基板 102、202、302、402 第一の絶縁
膜 103、303、403 第一の配線
部 103a、303a、403a 第一の配線
部の下層配線 103b、303b、403b 第一の配線
部の下層配線 203 第一の導電
膜 203a、203b 第一の導電
膜の下層配線予定領域 207a 第一の導電
膜の分離予定領域 104、304、404 第二の配線
部 104a、304a、404a 第二の配線
部の下層配線 104b、304b、404b 第二の配線
部の下層配線 204 第二の導電
膜 204a、204b 第二の導電
膜の下層配線予定領域 208a 第一の導電
膜の分離予定領域 105、205、305、405 層間絶縁膜 106、206、306、406 レジスト 106a、206a、406a レジストの
開口部 106b、206b、406b レジストの
開口部 107、207、407、 開口部 108、208、408、 開口部 307a、307b、308a、308b 開口部 107a、407a 第一の配線
部の層間絶縁膜部分 108a、408a 第二の配線
部の層間絶縁膜部分 109、209、309、409 アルミニウ
ム膜(上層配線) 310 溝 311 巣 114、410 段差部 411 アルミニウ
ム膜残存部 112 第三の絶縁
膜 113、213、313、413 半導体多結
晶層 115 サイドウォ
−ル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、上面が段差を有する第
    一の絶縁膜を形成する工程と、 前記第一の絶縁膜の段差の低い部分上に電気的に絶縁し
    且つ互いに隣接した二つ以上の下層配線を有する第一の
    配線部を形成し、段差の高い部分上に電気的に絶縁し且
    つ互いに隣接した二つ以上の下層配線を有する第二の配
    線部を形成する工程と、 この第一、第二の配線部を含む前記半導体基板上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記第一の配線部及び第二の配線部を露出するまで前記
    層間絶縁膜を部分的に除去し第一の開口部及び第二の開
    口部をそれぞれ形成する工程と、 前記露出された第一及び第二の配線部の表面上に第二の
    絶縁膜を形成する工程と、 前記第二の配線部の下層配線間に且つこの下層配線と同
    一面をなすように第二の絶縁膜を残して他の部分の前記
    第二の絶縁膜を除去し、前記第一の配線部及び第二の配
    線部を露出させる第一及び第二の開口部を再び形成する
    工程と、 前記第一及び第二の配線部を含む前記層間絶縁膜の表面
    上に上層配線を形成する工程と、 前記下層配線間上に位置する、前記上層配線部分を選択
    的に除去して前記上層配線を互いに分離独立させる工程
    とを具備することを特徴とする多層配線の形成方法。
  2. 【請求項2】半導体基板上に、上面が段差を有する第一
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第一の絶縁膜の段差の低い部分で、二つ以上の下層
    配線予定領域及びこの下層配線間の分離予定領域上に下
    層配線用の第一の導電膜を形成し、段差の高い部分で、
    二つ以上の下層配線予定領域及びこの下層配線間の分離
    予定領域上に下層配線用の第二の導電膜を形成する工程
    と、 この第一、第二の導電膜を含む前記半導体基板上に層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記第一の導電膜及び第二の導電膜を露出するまで前記
    層間絶縁膜を部分的に除去し第一の開口部及び第二の開
    口部をそれぞれ形成する工程と、 前記第一及び第二の導電膜を含む前記層間絶縁膜の表面
    上に上層配線を形成する工程と、 前記下層配線間の分離予定領域上に位置する第一及び第
    二の導電膜部分及び前記上層配線部分を選択的に除去し
    て前記上下層配線からなる多層配線に複数に分離独立さ
    せる工程とを具備することを特徴とする多層配線の形成
    方法。
  3. 【請求項3】前記下層配線の間隔が約2ミクロン以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の多層配線の形成方
    法。
  4. 【請求項4】前記下層配線の分離予定領域の間隔が約2
    ミクロン以下であることを特徴とする請求項2記載の多
    層配線の形成方法。
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