JP2515403B2 - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

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JP2515403B2
JP2515403B2 JP1208907A JP20890789A JP2515403B2 JP 2515403 B2 JP2515403 B2 JP 2515403B2 JP 1208907 A JP1208907 A JP 1208907A JP 20890789 A JP20890789 A JP 20890789A JP 2515403 B2 JP2515403 B2 JP 2515403B2
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修 立川
一也 田味
忠志 乙訓
吉章 豊島
圭三 俵
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、位置の固定されている布押さえ上板と布
押さえ下板との間に衿表布、裏布、芯地を挟み込み、そ
れに対してミシンを搭載したX−YテーブルをX、Y方
向に相対移動させ、押さえ板の外側を縫う縫製装置、特
に衿地縫い機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の衿地縫機は、第1図に示すごとく位置の固定さ
れた布押さえ上板と布押さえ下板の間に布を挟み込み、
X−Yテーブルに搭載されたミシン頭部をミシン上軸と
同期したX−Y駆動により移動させて所望の形状を縫製
するようになっている。X−Y駆動は、パルスモーター
あるいはサーボモーター等によってなされる。駆動パタ
ーンは、制御装置内のRAM、ROM等の記憶素子に記憶され
ている。
この駆動パターンは、X−Yテーブル原点と称するX
−Y移動面内のある一点からの駆動パターンであるた
め、電源投入後少なくとも1回は何らかの方法によりX
−Yテーブル原点の検索を行わなければならない。
通常、このような形状縫いミシンにおいては、X−Y
テーブル原点センサーはX方向用、Y方向用の2個が設
けられ、実際にX−Yテーブルを駆動し、これらのセン
サーにより各々X方向、Y方向の移動限界を見つけてX
−Yテーブル原点を検出する方法が取られている。これ
を第2図で説明する。先ず、任意の点から予め記憶され
ている一定の方向へX−Yテーブルに規制される移動限
界まで進み、更に方向を変えて移動限界で沿って移動
し、原点を検出する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の衿地縫い機にあっては、第3図に示すように縫
い品質を確保するために、針穴ボス4が布押さえ下板2
の厚み分立ち上がっている。そのために、第4図に示す
X−Yテーブルに規制される移動規制部分5の他に、針
穴ボス4が立ち上がっていることによって布押さえ下板
2が進入できない進入禁止部分6が生じている。つま
り、第4図に示す任意の点A、BあるいはCから、第2
図に示した方向に原点Oに向かい移動を行うと、針穴ボ
ス4と布押さえ下板2が干渉してしまう。
そこで、従来では、これを回避するためにX−Yテー
ブル原点検索時に針穴ボス4を下降させる構造が採用さ
れている。また針穴ボス4を下降させる代わりに布押さ
え下板2を上昇させることも考えられるが、いずれにし
ても実際の縫製時には必要のない下降あるいは上昇のた
めの機構が必要となり、その分コスト高となる。
また、進入禁止部分を回避する移動ルートを一義的に
決め、それに従ってX−Yテーブル原点を検索する方法
を取ることもできる。しかし、布押さえ板はユーザの所
望する形状に従い下降されるので、常に一定というわけ
でわなく、X−Yテーブル原点検索ルートを一義的に規
定することはできない。
この発明は、X−Yテーブル原点の検索時に針穴ボス
と布押さえ下板が干渉しない縫製装置、特に衿地縫い機
を提供することを目的としている。
ロ.発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この発明の縫製装置は、
上板と下板とよりなる布押さえ板と、該布押さえ板に対
してX、Y方向に相対移動するX−Yテーブルと、該X
−Yテーブルに搭載されたミシンと、針穴ボスが布押さ
え下板とぶつかり合わない初期移動方向を縫製データー
より算出する演算装置とからなるものである。それは衿
地縫い機が最も適している。
また、演算装置はミシン頭部の針の初期位置が移動範
囲内のどこに存在するかに応じて縫製データー中の特定
のものを選んで演算するすることが好ましい。
〔作 用〕
上記のように構成された縫製装置は、縫製データーか
ら算出される方向に従って任意の点から初期移動し、X
−Yテーブル原点が検索される。
〔実施例〕
X−Yテーブル原点検索の初期移動方向を、衿の縫製
の場合について説明する。ミシン頭部の針の初期移動に
際して第4図の移動禁止部分6に入らないように進に
は、衿の両サイドの傾きの内、最小のもの(サイドが衿
の内側に反っているものもある)に合わせて進めば、ミ
シン頭部の針の初期位置がどこであっても、移動禁止部
分6に進入することはない。そこで衿の両サイドの傾き
の内の最小のものを中心処理装置(CPU)内で演算して
求めることにする。その手段となるのが縫製データーで
ある。縫製データーは、x成分は縫製方向が右に向いて
いれば正、左に向いていれば負、y成分は縫製方向が上
方に向いていれば正、下方に向いていれば負となる。そ
して衿のサイドの傾きは、上記縫製データーの各針デー
ターのy成分をx成分で割った値として求めることがで
きる。ここで問題なのは、衿の右サイドについては第6
図を見て分かるように、縫い方向(矢印)が上方に向か
っているということである。ミシン頭部の針の初期移動
方向をこの縫い方向と逆にすればスムーズかつ短時間に
原点検索ができる。そこで衿の右サイドについては、正
確に言えば縫い方向と逆向きとすることとする。
更に、具体的にはどのようにするかを説明する。
第5図において、ここでは、ミシン頭部の針のX−Y
移動範囲を、の2つの部分に分けており、移動範囲
と移動範囲とでは位置検出センサーの信号に変えて
ミシン頭部の針位置が分かるようにしている。位置検出
センサーの信号は、移動範囲ではHighとなり、移動範
囲ではLowとなるように構成されている。従って、位
置検出センサーの信号がHighかLowかによって、本シス
テムをコントロールするCPUは、X−Yテーブルに搭載
されたミシン頭部の針が移動範囲の部分にあるのか移
動範囲の部分にあるのかを電源投入直後に判断するこ
とができる。即ち、ミシン頭部の針が、衿のどちらかの
サイドが存在する領域にあるのかを判断することができ
るのである。
次に、ミシン頭部の針位置が、の各移動範囲内で
それぞれ初期位置から移動限界に至るまでの初期移動の
方向をどのようにして決めるのかを説明する。
ユーザーは所望の形状パターンに応じてそのデーター
を、第6図に示すように、ミシン一針毎の移動量をデー
ターとしてメモリー内に記憶格納しているが、ここで
は、これら全データー(x1、y2)、(x2、y2)、(x3
y3)…(xn、yn)の中から、x、yの値がともに負であ
るデーター(第6図では、1〜6針のデーターがそれに
該当する)に対して、yの絶対値xの絶対値で割った値
をCPU内で計算し、その各値の内の最小値aを見出す。
また同様にしてxの値が負でyの値が正であるデーター
(第6図では、16針以降のデーターがそれにがいとうす
る)に対して、yの絶対値をxの絶対値で割った値を計
算し、その内の最小値bを見出す。
この実施例では、電源投入時のミシン頭部針位置の初
期位置が移動範囲内にある場合は、初期移動方向をa
と決め、同じく移動範囲内にある場合は、初期移動方
向をbと決める。
参考のために第7図に、この発明に使用する縫製装置
の機能ブロックの概略を示しておく。
実際のX−Yテーブル原点の検出動作は、位置検出セ
ンサーの信号がHighであるかLowであるかによってミシ
ン頭部の針の初期位置が移動範囲内内にあるか移動範
囲内にあるかを判断し、初期位置が移動範囲内にあ
るときには前記aの方向へ移動限界を検出するまで移動
し、移動限界に沿って移動を続け、原点(O)に至る。
原点(O)はY移動限界と−X移動限界との交点として
求められる。また初期位置が移動範囲内にあるときも
初期移動方向をbとし、以下初期位置が移動範囲内に
ある場合と同様である。
ハ.発明の効果 この発明では、以上したように構成されているので、
以下に記載するような効果を奏する。
即ち、X−Yテーブル原点の検索を針穴ボスと布押さ
え下板が干渉し合うことなく実施できるので、従来のも
ののような針穴ボスを下降させたり、布押さえ下板を上
昇させるための特別の装置を必要としない。従って、そ
の分コストダウンとなる。
更に、ミシン頭部の針の初期移動方向を縫製データー
から演算して求めているので、押さえ板が異なった大き
さ、形状であっても、換言すれば、異なった大きさ、形
状の布を縫う場合であっても、それに適した初期移動方
向を得ることができ、針穴ボスと布押さえ下板とが干渉
し合うことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は上、下の布押さえ板と縫製すべき布との関係を
示す斜視図、第2図は従来のX−Yテーブル原点検索に
おける、任意の点からの検索ルートを示す平面図、第3
図は針穴ボスと布押さえ下板との関係を示す斜視図、第
4図はミシン頭部の針の移動規制範囲を示す平面図、第
5図はこの発明のミシン頭部の各移動範囲、と位置
検出センサー信号との関係及び任意の点からの検索ルー
トを示す平面図、第6図は各針毎の縫製データーの方向
を示す平面図、第7図はこの発明に使用する縫製装置の
機能ブロックの概略図である。 2……布押さえ下板、4……針穴ボス、5……X−Yテ
ーブルに規制されるミシン頭部の針の移動規制部分、6
……針穴ボスと布押さえ下板との干渉により規制される
ミシン頭部の針の進入禁止部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊島 吉章 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジューキ株式会社内 (72)発明者 俵 圭三 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジューキ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−144095(JP,A) 特開 平2−4400(JP,A) 特開 平1−214389(JP,A) 特開 平2−279195(JP,A) 特開 昭62−292189(JP,A) 実開 昭63−50895(JP,U) 特公 平6−102112(JP,B2) 特公 平3−38873(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上板と下板とよりなる布押さえ板と、該布
    押さえ板に対してX、Y方向に相対移動するX−Yテー
    ブルと、該X−Yテーブルに搭載されたミシンと、針穴
    ボスが布押さえ下板とぶつかり合わない初期移動方向を
    縫製データーより算出する演算装置とからなる縫製装
    置。
  2. 【請求項2】縫製装置が衿地縫い機である請求項1に記
    載の縫製装置。
  3. 【請求項3】演算装置はミシン頭部の針の初期位置が移
    動範囲内のどこに存在するかに応じて縫製データー中の
    特定のものを選んで演算する請求項1又は2に記載の縫
    製装置。
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JP5965772B2 (ja) * 2012-08-06 2016-08-10 Juki株式会社 ミシン

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