JP2515338B2 - 手動走査型記録装置 - Google Patents

手動走査型記録装置

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JP2515338B2 JP62156628A JP15662887A JP2515338B2 JP 2515338 B2 JP2515338 B2 JP 2515338B2 JP 62156628 A JP62156628 A JP 62156628A JP 15662887 A JP15662887 A JP 15662887A JP 2515338 B2 JP2515338 B2 JP 2515338B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録部材を書籍,書類あるいは図面等の
記録材上に接触しながら手動走査して直接文字,記号を
記録する手動走査型記録装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ワークステーション等の各種のOA機器がオフィ
スに導入され、各情報端末装置として大量の情報を処理
している。これらのOA機器で処理されたデータ(文書デ
ータ,統計データ,数値データ,画像データ等)は記録
媒体となる外部の磁気記憶装置にファイリングされた
り、プリンタから給紙される記録紙にプリンティングさ
れ、ハードコピーとしてイメージ出力されている。
このうち、プリンタは情報出力装置として、数多くの
機種、例えばワイヤドット,熱転写,インクジェット,
静電転写等の各形式のプリンタが実用化されている。
ところが、上記各プリンタにおいては、出力される用
紙が平面シートに限定されるため、製本された書籍や書
類あるいは大寸法の図面(平面であるがプリンタ装置の
給紙可能用紙サイズを越える平面シート)には印字する
には不向きであり、記録部材を直接記録材上を手動によ
り記録走査作成された情報を出力する手動走査型の記録
装置が数多く提案されている。
このような、手動走査型記録装置は、印字データを記
録材に出力するハンディ記録装置(例えばインクを吐出
する記録ヘッド),記録データと記録動作との同期をと
る記録同期信号発生部,記録データの読み出しを制御す
る記録データ制御部,記録部材を駆動する記録部材駆動
部等から構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の手動走査型記録装置においては、入
力される記録データの印字形態を把握できないため、デ
ータ供給源から転送される記録データがなくなるまで、
押し出されるがままに印字されている。このため、オペ
レータが任意に設定した被記録材上の印字開始位置から
印字を開始した場合に、オペレータが記録データの印字
終了位置を予期できないため、あらかじめ作成された印
字フォーマットに基づいて被記録材の印字走査領域を越
えて印字してしまったり、被記録材の印字走査領域の予
期せぬ位置で印字が終了してしまい、印字開始を整列化
する必要がある印字の場合には、印字処理を再度実行し
なければならず、所望とする印字出力を得るまでに相当
の紙無駄汚損を伴ない印字処理効率を著しく低下させて
しまう重大な問題点があった。
このように、従来の手動走査型の記録装置において
は、印字される記録データの印字総数や配置等を被記録
材との係りにおいてオペレータが把握できないという問
題から、印字出力形態に捕われずに自由に意図する被記
録材に印字できるという操作性の良さを充分に生かしき
れず、その改善が切望されている。
この発明は、上記の問題点を解消するためになされた
もので、印字処理実行前に、記録走査体から印字領域を
指定することにより、所望とする領域に過不足なく記録
データを均等に印字でき、また、構築された記録データ
を記録走査毎に任意に印字フォーマットを変更しながら
印字でき、さらには記録データ入力前に記録走査体が印
字する領域に対応する入力フォーマット情報を表示でき
る手動走査型記録装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る手動走査型記録装置は、記録走査体の
走査移動に伴って所定の同期パルス信号を出力する同期
信号発生手段と、この同期信号発生手段から順次出力さ
れる同期パルス信号のカウント開始タイミングとカウン
ト終了タイミングを指示する印字領域指示手段と、この
印字領域指示手段により指示されるカウント開始タイミ
ングからカウント終了タイミングまでに同期信号発生手
段から出力される同期パルス信号を順次カウントする計
数手段と、この計数手段により計数される同期パルス信
号のカウント値に基づいて記録データの印字を制御する
印字制御手段とを設けたものである。
〔作用〕
この発明においては、同期信号発生手段から順次出力
される同期パルス信号のカウント開始タイミングとカウ
ント終了タイミングが印字領域指示手段より指示される
と、計数手段が指示されるカウント開始タイミングから
カウント終了タイミングまでに同期信号発生手段から出
力される同期パルス信号を順次カウントし、カウントさ
れる同期パルス信号のカウント値に基づいて印字制御手
段が記録データの印字を制御する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す手動走査型記録装
置の構成を説明する内部構造斜視図である。
この図において、1は装置本体(以下本体と呼ぶ)
で、信号ライン2から転送される記録データを本体1の
走査状態に基づいて処理する。3は検出ローラで、本体
1の走査移動(図示しない記録材上を摺動しながらの移
動)に伴ない駆動する。検出ローラ3には歯車3aが一体
となって固着されており、検出ローラ3の回転駆動に応
じて歯車3aが回転駆動し、この歯車3aに歯合する中間歯
車4が駆動する。5は例えばステインレススティールの
薄板で構成されるエンコーダ円板(スリット円板)で、
同期パルス信号を発生させるためのスリット幅の異なる
複数のスリットを有する。5aは歯車で、スリット円板5
の中心に固着され、かつ中間歯車4に歯合しており、本
体1の走査移動に伴い回転駆動する。6はこの発明の同
期信号発生手段となるフォトセンサで、発光部(例えば
LED発光素子)と受光部(例えばフォトダイオード,フ
ォトトランジスタ等)とから構成され、スリット円板5
の回転に伴い記録動作の基準となる同期信号を発生す
る。7は例えばインクジェット型の記録ヘッドで、イン
ク吐出部は記録材に対向する位置に設けられ、記録剤と
なるインクを収容するインクタンクを保有している。8
はこの発明の印字制御手段,計数手段を有するプリント
基板で、信号ライン2を介して入力される記録データを
受け取り、フォトセンサ6から出力される同期パルス信
号に従って授受した記録データを記録ヘッド7の駆動信
号に変換して記録ドライブ信号をインタフェースケーブ
ル9を介して出力する。10は補助ローラで、記録ヘッド
7のインク吐出口と記録材との間隔を一定に保持する。
第2図は、第1図に示したプリント基板8の構成を説
明する制御ブロック図である。
この図において、11はCPUで、ROM12のプログラムエリ
アPAに格納された制御プログラム(後述する第7図に示
すフローチャートに基づくを含む)に基づいて各種演算
・論理判断等を行う。なお、ROM12に印字すべき文字・
記号に対するフォントを発生させるキャラクタジェネレ
ータCGを有している。13は印字ヘッド部(HEAD)で、記
録ヘッド7でCPU11から出力される記録データ(記号・
文字等)を図示しない記録材上に印字する。14はヘッド
移動検出器(DET)で、検出ローラ3,歯車3a,中間歯車4,
歯車5a,エンコーダ円板5等から構成され、被記録材上
における移動距離を検出する。15はトリガパルス発生器
(TRG)で、エンコーダ円板5の回転に伴いフォトセン
サ6の受光部が検知した透過光検出信号(ただしオン時
間が異なる)、すなわち印字ヘッド部13に出力する基準
同期信号を発生させてCPU11に出力する。CPU11は基準同
期信号(同期パルス信号)をこの発明の印字領域指示手
段となる範囲指定キー17,範囲指定解除キー(範囲確定
キー)18からの指示に応じて計数し、印字領域を認識す
るとともに、後述するRAMのテキスト情報(トリガパル
スのカウント値を含む)をセットする。16はRAMで、印
字すべき文字・記号等を示す印字情報を格納するテキス
トエリアTXT,トリガパルス発生器15より発生されるトリ
ガパルスのカウント値を格納するカウンタCNT,テキスト
エリアTXT内の現在処理中アドレス番地を格納するテキ
ストポインタTP,テキストエリアTXT内に格納されている
印字情報に従って印字動作を行う場合に必要なトリガパ
ルス数を格納する印字量レジスタDOT,テキストエリアTX
T内の文字間を示す文字間コードINTに従って印字する際
に空送すべき距離に対応するトリガパルス数を格納する
文字間隔レジスタn,テキストエリアTXT内に格納されて
いる文字間コードINTの総数を格納する文字間数レジス
タIを有する。17は範囲指定キー(Hキー)で、印字範
囲を指定する際に押下し、この範囲指定キー17の押下に
よりシステムは範囲指定モードが設定され、本体1によ
る範囲指定走査動作を任意の位置から実行する。18は範
囲確定キー(OKキー)で、この範囲確定キー18の押下に
より、システムは範囲指定モードから解除され、印字モ
ードが設定される。
第3図は、第2図に示したRAM16のテキストエリアTXT
のメモリ空間を説明する模式図であり、第2図と同一の
ものには同じ符号を付してある。
この図において、21はキャラクタコード(CAR)で、R
OM12のキャラクタジェネレータCGの印字すべき文字フォ
ントが格納されているアドレスがテキストエリアTXTの
先頭アドレスから格納される。22は文字間コード(IN
T)で、キャラクタコード21で指示された文字フォント
の印字間隔を指示する。23はテキストエンドコード(EN
D)で、先頭アドレスから順次格納されたキャラクタコ
ード21,文字間コード22の最終アドレスにセットされ
る。
次に第4図に示すフローを参照しながらこの発明によ
る第1の印字制御動作について説明する。
第4図はこの発明による第1の印字制御動作を説明す
るフローチャートである。なお、(1)〜(19)は各ス
テップを示す。なお、RAM16内のテキストエリアTXTおよ
び文字間数レジスタIには既に図示しない制御装置(例
えばワードプロセッサ等のデータ処理装置)からテキス
トデータおよび文字間数データが入力され格納されてい
る。また、文字間隔レジスタnには既に適当な値が設定
されている。
第2図に示した範囲指定キー17が押下されるとこのフ
ローがスタートし、RAM16上のカウンタCNTの内容を初期
化し(1)、トリガパルス発生器15よりトリガパルスが
出力されているかどうかを判断し(2)、NOならばステ
ップ(4)以降に進み、YESならばRAM16上のカウンタCN
Tの内容を「+1」更新する(3)。次いで、範囲確定
キー18が押下されたかどうかを判断し(4)、NOならば
ステップ(2)に戻り、YESならばカウンタCNTに格納さ
れたカウント値から印字量レジスタDOTに格納されてい
る印字カウント数を減じて再度カウンタCNTに登録(CNT
←CNT-DOT)する(5)。これにより、ユーザが要求す
る任意の印字領域が設定される。
次いで、カウンタCNTに格納されたカウント値を文字
間数レジスタIに格納される文字間数で割りカウンタCN
Tにセット(CNT←CNT/I)する(6)。これにより、ス
テップ(5)で設定された印字領域に格納されたテキス
トデータを均等に印字するための文字間隔(文字ピッ
チ)が設定される。
次いで、文字間隔レジスタnの内容にカウンタCNTの
内容を加えて文字間隔レジスタnに格納(n←n+CN
T)する(7)。これにより、文字間の空送パルス数を
適正化する。
次いで、文字間隔レジスタnの内容が負(n<0)か
どうかを判断し(8)、YESならばエラー処理を実行し
(9)、印字処理を終了する。
一方、ステップ(8)の判断で、NOならば(n≧
0)、テキストポインタTPを初期化する(10)。次い
で、テキストエリアTXT内のテキストポインタTPで指示
されるアドレスの内容が文字コード21かどうか(TXT(T
P)=CAR)を判断し(11)、YESならば文字コード21で
指示された文字・記号等をROM12内のキャラクタジェネ
レータCGでフォント展開して印字する1文字印字を実行
し(12)、ステップ(19)以降に進む。
一方、ステップ(11)の判断でNOの場合は、テキスト
ポインタTPで示されるアドレスの内容が文字間コード22
であるか((TXT(TP)=INT)を判断し(13)、NOなら
ばテキストポインタTPで示されるアドレスの内容がテキ
ストエンドコード23であるか((TXT(TP)=END)を判
断し(15)、YESならば印字処理を終了し、NOならばス
テップ(9)に戻りエラー処理を実行する。
一方、ステップ(13)の判断でYESの場合は、カウン
タCNTの内容をクリア(「0」にセット)する(14)。
次いで、トリガパルス発生器15よりトリガパルスが出力
されるのを待機し(16)、トリガパルスが出力された
ら、カウンタCNTの内容を「1」更新(CNT←CNT+1)
する(17)。
次いで、カウンタCNTの内容が文字間隔レジスタnの
内容に一致したかどうか(CNT=n)を判断し(18)、N
Oならばステップ(16)に戻り、YESならばテキストポイ
ンタTPの内容を更新し(19)、ステップ(16)に戻る。
このように、あらかじめ登録されたテキストデータを
オペレータが印字処理する前にプリスキャンされた印字
指定領域に均等に印字するため文字間隔が自動調整され
るため、同様に印字スキャンされる領域に登録されたテ
キストに対応する文字・記号を均等に整列化して整然と
印字できる。
なお、印字紙面へのプリスキャンと印字スキャンの計
2回のスキャニングによる印字位置のズレに対しては、
例えば記録ヘッド7の往復走査の一方で範囲指定し、あ
との逆走査の際に印字を行うといった具合に印字を制御
すれば(ただし、この場合、記録ヘッド7の走査方向の
正逆を定義し、印字の際には走査方向の正逆によって印
字データの転送順序を制御する)、ユーザの意図した位
置,範囲に印字を行うことが可能となる。
次に第5図および第6図を参照しながらこの発明によ
る第2の印字制御動作について説明する。
第5図はこの発明の他の実施例を示す手動走査型記録
装置の制御構成を説明するブロック図であり、第2図と
同一のものには同じ符号を付してある。
この図において、19は印字開始キー(PRTキー)で、
この印字開始キー19の押下によりシステムは印字モード
となる。nは文字ドット数レジスタで、テキストエリア
TXT内の文字コード21に従って文字・記号等を1文字フ
ォントを印字する際に要する距離に対応するトリガパル
ス数を格納する。
なお、CPU11はROM12のプログラムエリアPAに格納され
る第6図に示す制御プログラムに基づいて印字ヘッド部
13の駆動を制御する。
第6図はこの発明による第2の印字制御手順を説明す
るフローチャートである。なお、(1)〜(18)は各ス
テップを示す。また、RAM16内のテキストエリアTXT,文
字間隔レジスタn,文字ドット数レジスタmには既に所定
のデータが書き込まれている。
テキストポインタTPを初期化する(1)。次いで、範
囲指定キー17が押下されるのを待機し(2)、範囲指定
キー17が押下されたら、カウンタCNTを初期化する
(3)。次いで、トリガパルス発生器15よりトリガパル
スが出力されているかどうかを判断し(4)、NOならば
ステップ(6)以降に進み、YESならばカウンタCNTを
「1」更新(CNT←CNT+1)し(5)、範囲確定キー18
が押下されたかどうかを判断し(6)、NOならばステッ
プ(4)に戻り、YESならば印字開始キー19が押下され
るのを待機し(7)、印字開始キー19が押下されたら、
テキストエリアTXT内のテキストポインタTPによって指
示されるアドレスの内容が文字コード21であるかどうか
(TXT(TP)=CAR)を判断し(8)、YESならばカウン
タCNTの内容を現在の値から文字ドット数レジスタmの
内容を減じた値に更新(CNT←CNT−n)し(9)、カウ
ンタCNTの内容が負であるか(CNT<0)どうかを判断し
(10)、YESならばステップ(2)に戻り、NOならばm
パルスに対応する1文字印字を行い(11)、ステップ
(18)に進む。
一方、ステップ(8)の判断で、NOの場合はテキスト
TXT内のテキストポインタTPによって指示されるアドレ
スの内容が文字間コード22であるかどうか(TXT(TP)
=INT)を判断し(12)、NOならばテキストTXT内のテキ
ストポインタTPによって指示されるアドレスの内容がテ
キストエンドコード23であるかどうか(TXT(TP)=EN
D)を判断し(13)、YESならば印字処理を終了し、NOな
らばエラー処理を実行し(14)、印字処理を終了する。
一方、ステップ(12)の判断で、YESならばカウンタC
NTの値から現在の値から文字間隔レジスタnの内容を減
じた値に更新(CNT←CNT−n)し(15)、カウンタCNT
が負かどうかを(CNT<0)判断し(16)、YESならばス
テップ(2)に戻り、NOならばnパルス数に対応する文
字間の距離を空送するのを待機し(17)、テキストポイ
ンタTPの値を更新し(18)、ステップ(8)に戻る。
これにより、印字時の改行を意識せずに登録された冗
長なテキストを印字時に印字範囲指定することが可能と
なり、被記録材となる紙サイズや印字領域の制限によっ
て印字範囲を設定できる。
このため、手動走査型記録装置に特有の1行印字専用
といった固定観念を打ち破り、1行印字ばかりでなく、
あらかじめ先頭アドレスから登録された冗長なテキスト
を、記録ヘッド7の走査移動といった簡単な印字範囲指
定動作毎に思い通り割り付け印字(レイアウト印字)が
可能となり、何度でも印字フォーマットを変更しながら
テキストデータが終了するまで登録されたテキストの修
正を行わずに印字処理を継続して実行でき、テキストデ
ータの入力制限がなくなり、効率よくテキストデータを
登録できるとともに、印字形態バリエーションを大幅に
拡充できる。
次に第7図および第8図を参照しながらこの発明によ
る印字文字数報知制御動作について説明する。
第7図はこの発明の他の実施例を示す手動走査型記録
装置の制御構成を説明するブロック図であり、第2図と
同一のものには同じ符号を付してある。
この図において、20はディスプレイ(DSP)で、RAM16
の文字数レジスタLに格納された文字数をROM12のプロ
グラムエリアPAに格納された第8図に示すフローチャー
トに基づいてCPU11が表示する。Pは文字ピッチレジス
タで、1文字の印字に要する被記録材の印字指定範囲
(印字距離)に対応するトリガパルス数を格納する。第
8図はこの発明による印字文字数表示制御手順を説明す
るフローチャートである。なお、(1)〜(7)は各ス
テップを示す。
まず、範囲指定キー17が押下されるのを待機し
(1)、範囲指定キー17が押下されたら、カウンタCNT
を初期化し(2)、トリガパルス発生器15よりトリガパ
ルスが出力されているかどうかを判断し(3)、NOなら
ばステップ(5)以降に進み、YESならばカウンタCNTの
内容を「1」更新(CNT←CNT+1)する(4)。次い
で、範囲確定キー18が押下されたかどうかを判断し
(5)、NOならばステップ(3)に戻り、YESならばカ
ウンタCNTの内容を文字ピッチレジスタPの内容で割
り、その商を文字数レジスタLに格納(L←CNT/P)す
る(6)。次いで、CPU11が文字数レジスタLの内容を
ディスプレイ20に表示し(7)、文字数表示を終了す
る。
これにより、印字情報をテキストとして登録する前に
印字すべき被記録材上の印字範囲を手動することによ
り、指定された範囲に印字可能な最大文字数をディスプ
レイ20に表示でき、ユーザはこの最大文字数を認識しな
がらテキスト編集作業を実行でき、登録するテキストデ
ータを意図したように印字できるテキスト編集をあらか
じめ実行できる。また、最大文字数を表示するばかりで
なく、例えばテキスト作成中にこの最大文字数を越える
ようなテキストが入力された場合に、オペレータに警告
することも可能となる。
さらに、トリガパルスが1回発生するために必要な記
録ヘッド7の物理的な距離を記憶するレジスタをRAM16
に設定すれば、範囲指定モードにおいて走査した距離を
ディスプレイ20に表示できる。
また、トリガパルスが1回発生するために必要な記録
ヘッド7の物理的な距離を登録するレジスタを複数RAM1
6に設定することにより、このデータをパラメータとし
て面積(印字領域)や体積を求めて表示することもでき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は記録走査体の走査移
動に伴って所定の同期パルス信号を出力する同期信号発
生手段と、この同期信号発生手段から順次出力される同
期パルス信号のカウント開始タイミングとカウント終了
タイミングを指示する印字領域指示手段と、この印字領
域指示手段により指示されるカウント開始タイミングか
らカウント終了タイミングまでに同期信号発生手段から
出力される同期パルス信号を順次カウントする計数手段
と、この計数手段により計数される同期パルス信号のカ
ウント値に基づいて記録データの印字を制御する印字制
御手段とを設けたので、印字処理前に印字したい領域を
走査することにより、操作された領域を印字領域として
登録されたテキストデータをその領域に過不足なく均等
に印字でき、印字ミスを未然に防止できる。
また、印字処理前に印字したい領域を走査するだけ
で、走査された領域毎に印字可能な任意の文字数分の印
字を任意の位置から開始でき、印字バリエーションを大
幅に拡充できる。
さらに、テキスト編集前に印字領域を手動走査するこ
とにより、登録する1ラインに対する最大印字文字数を
把握でき、印字形態に準じたテキスト編集を効率よく行
える等の優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す手動走査型記録装置
の構成を説明する内部構造斜視図、第2図は、第1図に
示したプリント基板の構成を説明する制御ブロック図、
第3図は、第2図に示したRAMのテキストエリアのメモ
リ空間を説明する模式図、第4図はこの発明による第1
の印字制御動作を説明するフローチャート、第5図はこ
の発明の他の実施例を示す手動走査型記録装置の制御構
成を説明するブロック図、第6図はこの発明による第2
の印字制御手順を説明するフローチャート、第7図はこ
の発明の他の実施例を示す手動走査型記録装置の制御構
成を説明するブロック図、第8図はこの発明による印字
文字数表示制御手順を説明するフローチャートである。 図中、1は本体、2は信号ライン、3は検出ローラ、6
はフォトセンサ、7は記録ヘッド、8はプリント基板、
10は補助ローラ、11はCPU、12はROM、13は印字ヘッド
部、14はヘッド移動検出器、15はトリガパルス発生器、
16はRAM、17は範囲指定キー、18は範囲指定解除キー、1
9は印字開始キー、20はディスプレイである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−50435(JP,A) 特開 昭57−105093(JP,A) 特開 昭63−262273(JP,A) 特開 昭63−160360(JP,A) 特開 昭62−183355(JP,A) 実開 昭63−72062(JP,U) 実開 昭63−192038(JP,U) 実開 昭63−161842(JP,U) 特公 昭50−40289(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置より出力される記録データを手動
    走査に並行して印字する記録走査体を有する手動走査型
    記録装置において、前記記録走査体の走査移動に伴って
    所定の同期パルス信号を出力する同期信号発生手段と、
    この同期信号発生手段から順次出力される前記同期パル
    ス信号のカウント開始タイミングとカウント終了タイミ
    ングを指示する印字領域指定手段と、この印字領域指示
    手段により指示されるカウント開始タイミングからカウ
    ント終了タイミングまでに前記同期信号発生手段から出
    力される前記同期パルス信号を順次カウントする計数手
    段と、この計数手段により計数される前記同期パルス信
    号のカウント値に基づいて前記記録データの印字を制御
    する印字制御手段とを具備したことを特徴とする手動走
    査型記録装置。
  2. 【請求項2】印字制御手段は、計数手段により計数され
    る同期パルス信号のカウント値に基づいて記録データを
    均等に印字することを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の手動走査型記録装置。
  3. 【請求項3】印字制御手段は、計数手段により計数され
    る同期パルス信号のカウント値に基づいて記録データの
    印字文字数を制限することを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の手動走査型記録装置。
  4. 【請求項4】印字制御手段は、計数手段により計数され
    る同期パルス信号のカウント値に基づいて記録データの
    入力文字数を報知することを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の手動走査型記録装置。
JP62156628A 1987-06-25 1987-06-25 手動走査型記録装置 Expired - Fee Related JP2515338B2 (ja)

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