JP2515063B2 - ボルト締付け装置 - Google Patents

ボルト締付け装置

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JP2515063B2
JP2515063B2 JP3235886A JP23588691A JP2515063B2 JP 2515063 B2 JP2515063 B2 JP 2515063B2 JP 3235886 A JP3235886 A JP 3235886A JP 23588691 A JP23588691 A JP 23588691A JP 2515063 B2 JP2515063 B2 JP 2515063B2
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tightening
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昌宏 藤田
大司郎 矢野
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Maeda Metal Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト締付け装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルトの締付け完了直前時に、締付け反
力が締付機本体に作用して、該本体自体が締付け方向と
は逆方向に回転し、作業者を負傷させる危険があった。
【0003】そこで図3に示す如く、締付機本体(1)の
先端部に回転駆動ソケット(22)を具えると共に、該先端
部にソケット(22)の軸心と直交する面内で反力受け(60)
を突設し、締付けるべきボルト(7)の近傍に位置する他
のボルト(7a)或はその他の突出物に反力受け(60)を当て
て、ボルト締付けの際に締付機本体(1)に作用する反力
を突出部にて受け、締付機本体(1)自体の回転を防止す
ることが行なわれている。
【0004】又、回転駆動ソケットを具えた本体上に、
ナットに係合可能な係合部を具えた回止めアームを接近
離間可能に具え、駆動ソケットにボルト頭、係合部にナ
ットを夫々係合し、ボルトに対する締付け反力を該ボル
トに螺合したナットによって受けることより、締付機本
体の回転を防止するものも提案されている(実開昭52
−170793号、実開昭62−195464号)。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】前者の締付け装置
は、締付けるべきボルトの近傍に、反力受けを当てる突
出部材の存在が不可欠であるため、反力受けの届く範囲
に突出物の存在しない場所では使用出来ず使用場所が限
定される。後者の場合、締付本体に直接に駆動ソケット
を設けたものは、トンネルセグメンの様な大型のフラン
ジ同志をボルト止めするには、フランジの侵入を許す懐
が小さ過ぎ、使用場所に制限があった。締付機本体にア
ームを介して駆動ソケットを具えたものは、トンネルセ
グメトの様な、大型フランジのボルト止めに威力を発揮
したが、作業者が手に持って扱える様な、小型のものは
なかった。
【0006】本発明は、作業者が手に持って扱え、締付
け反力による締付け装置の回り止めは勿論のこと、ボル
トとナットの共回りも防止できるボルト締付け装置を明
らかにするものである。
【0007】本発明のボルト締付け装置は、ハンドル
(3)を具えた締付機本体(1)と、該本体上に突設され先
端に回転駆動ソケット(22)を具え且つ歯車列等の回転伝
達手段(40)を内蔵した主アーム(4)と、本体(1)に突設
したブラケット(11)を貫通して前記主アーム(4)に略直
交してスライド可能に支持され基端にグリップ(51)を具
えたスライド軸(5)と、スライド軸(5)の先端に該軸と
略直交して突設され先端にボルト頭又はナットに係合可
能な係合部(61)を具えた回止めアーム(6)とで構成さ
れ、該係合部(61)と前記ソケット(22)はスライド軸(5)
と平行な仮想直線上にて対向しており、スライド軸(5)
のグリップ(51)と締付機本体(1)のハンドル(3)との間
に主アーム(4)が位置している。
【0008】
【作用及び効果】トンネルセグメントの隣合うフランジ
等の部材(8)(81)を貫通して嵌めたボルト(7)のボルト
頭(71)又はボルトに螺合したナット(72)の何れか一方
に、締付機本体(1)に連繋した回転駆動ソケット(22)を
係合し、他方にボルト頭締付機本体(1)と一体の係合部
(61)を係合すると、締付け完了の直前に生じる締付機本
体(1)に作用する締付け反力は、係合部(61)を介して締
付け作業中のボルトで受けることになり、締付機本体
(1)自体が締付け反力によって回転することを確実に防
止できる。又、締付機本体(1)と一体の係合部(61)は、
ボルト或はナットの回り止めの役割をなし、ボルトとナ
ットの共回りを防止して締付け作業の能率を向上でき
る。
【0009】本発明の締付け装置は、一般の締付け装置
に比べて、主アーム(4)、回止めアーム(6)及びスライ
ド軸(5)が余分に必要となり全体の重量が嵩み、特に、
主アーム(4)は、歯車列等の回転伝達手段を内蔵してお
り補助アーム(6)に比べて重い。
【0010】しかし、締付け本体(1)に設けたハンドル
(3)と、スライド軸(5)基端のグリップ(51)を握り、両
手で締付け装置を支持でき、然も、特に重量の嵩む主ア
ーム(4)は、スライド軸(5)のスライド量に拘らず、常
にグリップ(51)とハンドル(3)との間に位置しているた
め、重量バランスがとれて全体重量が嵩む割には扱いが
容易であり、一人の作業者で十分扱うことができる。
【0011】又、一方の手でハンドル(3)を支持したま
ま、他方の手でスライド軸(5)のスライド操作ができ、
補助アーム(6)先端の係合部(61)とボルト頭或いはナッ
トとの係脱が容易となる。
【0012】
【実施例】駆動モータ(2)のハウジングを兼用する締付
機本体(1)のモータ軸側の一端に主アーム(4)を突設
し、該アームの先端にナット(72)に係合する回転駆動ソ
ケット(22)を配備する。主アーム(4)の突出方向に対し
てソケット(22)の軸心は直交している。主アーム(4)に
はモータ軸とソケット(22)を連繋する歯車列等の回転伝
達手段(40)及び差動減速装置(21)が配備されている。
【0013】締付機本体(1)の両端に跨がってハンドル
(3)が突設され、主アーム(4)の基端部にブラケット(1
1)が突設されている。ブラケット(11)には前記ソケット
(22)の軸心と平行にスライド可能にスライド軸(5)を配
備する。
【0014】実施例のスライド軸(5)はスプライン軸で
あって、ブラケット(11)に開設したスプライン孔(12)に
回転不能に嵌まっている。スライド軸(5)の基端にはグ
リップ(51)が形成され、該グリップ(51)が締付機本体
(1)のハンドル(3)に最大接近する様に、スライド軸
(5)をスライドさせたた場合でも、グリップ(51)は主ア
ーム(4)を越えることはなく、常に、グリップ(51)とハ
ンドル(3)との間に主アーム(4)が位置している。
【0015】先端に前記主アーム(4)の突出方向に回止
めアーム(6)が突設されている。回止めアーム(6)の先
端位置には、前記スライド軸(5)と平行な直線上にて前
記回転駆動ソケット(22)に対向してボルト頭(71)を係合
する係合部(61)を設けている。実施例の係合部(61)は貫
通六角孔である。
【0016】然して、部材(8)(81)を貫通して嵌めたボ
ルト(7)にナット(72)を螺合し、回転駆動ソケット(22)
をナット(72)に係合し、回止めアーム(6)の係合部(61)
をボルト頭(71)を係合する。
【0017】回止めアーム(6)の係合部(61)をボルト頭
(71)に係合するには、予め主アーム(4)のソケット(22)
と回止めアーム(6)の係合部(61)との間の距離が、ボル
ト(7)の全長よりも長くなる様にスライド軸(5)をスラ
イドさせ、ソケット(22)をナット(72)に係合した後、ス
ライド軸(5)を引張って回止めアーム(6)を主アーム
(4)側に移動させ、係合部(61)をボルト頭(71)に係合す
れば可い。
【0018】モータ(2)を作動してソケット(22)を回転
させ、ナット(72)を回してボルト(7)を締め付ける。締
付け完了時に生じる締付け反力は、係合部(61)を介して
締付機本体(1)で受けることになり、締付機本体(1)自
体が締付け反力によって回転することを確実に防止でき
る。尚、ソケット(22)をボルト頭(71)に、係合部(61)を
ナット(72)に係合しても上記同様の効果を奏することが
できる。
【0019】本発明の締付け装置は、一般の締付け装置
に比べて、主アーム(4)、回止めアーム(6)及びスライ
ド軸(5)が余分に必要となり全体の重量が嵩み、特に、
主アーム(4)は、歯車列等の回転伝達手段(40)を内蔵し
ており補助アーム(6)に比べて重い。
【0020】しかし、締付け本体(1)に設けたハンドル
(3)と、スライド軸(5)基端のグリップ(51)を握り、両
手で締付け装置を支持でき、然も、特に重量の嵩む主ア
ーム(4)は、スライド軸(5)のスライド量に拘らず、常
にグリップ(51)とハンドル(3)との間に位置しているた
め、重量バランスがとれて全体重量が嵩む割には扱いが
容易であり、一人の作業者で十分扱うことができる。
【0021】又、一方の手でハンドル(3)を支持したま
ま、他方の手でスライド軸(5)のスライド操作ができ、
補助アーム(6)先端の係合部(61)とボルト頭或いはナッ
トとの係脱が容易となる。本発明は上記実施例の構成に
限定されず、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボルト締付け装置の正面図である。
【図2】ボルト締付け装置の平面図である。
【図3】従来例の正面図である。
【符号の説明】
(1) 締付機本体 (22) ソケット (3) ハンドル (4) 主アーム (40) 回転伝達手段 (5) スライド軸 (51) クリップ (6) 回止めアーム (7) ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル(3)を具えた締付機本体(1)
    と、該本体上に突設され先端に回転駆動ソケット(22)を
    具え且つ歯車列等の回転伝達手段(40)を内蔵した主アー
    ム(4)と、本体(1)に突設したブラケット(11)を貫通し
    て前記主アーム(4)に略直交してスライド可能に支持さ
    れ基端にグリップ(51)を具えたスライド軸(5)と、スラ
    イド軸(5)の先端に該軸と略直交して突設され先端にボ
    ルト頭又はナットに係合可能な係合部(61)を具えた回止
    めアーム(6)とで構成され、該係合部(61)と前記ソケッ
    ト(22)はスライド軸(5)と平行な仮想直線上にて対向し
    ており、スライド軸(5)のグリップ(51)と締付機本体
    (1)のハンドル(3)との間に主アーム(4)が位置してい
    ることを特徴とするボルト締付け装置。
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AU4693085A (en) * 1984-08-31 1986-03-06 Lubrizol Genetics Inc. Genetically modified plant cells using t-dna from agrobacterium

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