JP2706657B2 - 爪座係止レバー及び、爪座係止レバー付ラチェットスパナ - Google Patents

爪座係止レバー及び、爪座係止レバー付ラチェットスパナ

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JP2706657B2
JP2706657B2 JP7244294A JP7244294A JP2706657B2 JP 2706657 B2 JP2706657 B2 JP 2706657B2 JP 7244294 A JP7244294 A JP 7244294A JP 7244294 A JP7244294 A JP 7244294A JP 2706657 B2 JP2706657 B2 JP 2706657B2
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locking lever
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猛 山根
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Bizen Hatsujoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、爪軸の耕耘爪を脱着す
るさいに使用される爪座係止レバー及び、爪座係止レバ
ー付ラチェットスパナに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタに装着されたロータリの耕耘爪
を交換する場合、従来ではロータリを油圧機構により上
昇させると共に、耕耘クラッチを中立にして耕耘軸が空
転する状態となした後、耕耘軸を手操作により必要に応
じて回転操作しつつ、スパナなどを使用して、図6に示
すような、耕耘爪Aを締結したボルトBナットNを弛め
たり締めつけるようにして行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように単にス
パナ(ラチェットスパナを含む)を使用して行う場合
は、ナットに掛けたスパナを揺動操作したときに耕耘軸
までが一緒に回ってしまうため、これを防止するべく耕
耘爪を足などで支えて耕耘軸の回転を阻止した状態とな
した後、スパナを操作することが必要となるのであり、
このような取扱いは爪数が多いことも加わって極めて煩
わしいものとなっている。
【0004】本発明は、斯かる問題点を解消させること
のできる爪座係止レバー及び、爪座係止レバー付ラチェ
ットスパナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため本発明の爪座係止レバーは、爪軸の爪座に係合
されるコ字形部からアーム部を延出させると共にこのア
ーム部の先端箇所を把持部となし、このさいコ字形部は
中央面部の概ね中央箇所に爪固定ボルトに螺合されたナ
ットと関連した直径となされた透孔を設けたものとな
し、アーム部はその途中をコ字形部の側面部の折り曲げ
側と同じ側へ適宜に屈曲させたものとなしたことを特徴
とする。
【0006】本発明品の使用において、透孔は耕耘爪を
締結するためのナットに外嵌され、コ字形部の中央面部
及び側面部は爪座の周囲を抱くように位置され、アーム
部は耕耘軸を回転させて爪座を移動させることにより、
爪軸廻りの操作し易い方向へ向けられ、把持部は作業者
の手で把握されて一定位置に保持される。これにより耕
耘軸の爪座はその位置を適当な一定位置に保持されるも
のとなり、このことがスパナの使用を容易となす。
【0007】また本発明の爪座係止レバー付ラチェット
スパナは、爪軸を締結するためのナットに係合され、ラ
チェット機構により一定方向へ回転送りされるリング部
材の一側の張出部に、上記した爪座係止レバーをコ字形
部の透孔を介して同リング部材廻りへ揺動自在に係着し
たことを特徴とする。
【0008】この発明においても、爪座係止レバーは上
記に準じて使用される。そして、このレバーの使用状態
ではリング部材は必然的に爪軸を締結するためのナット
に係合されるものとなり、耕耘爪の脱着は一層容易とな
る。
【0009】さらに上記爪座係止レバー付ラチェットス
パナにおいて、スパナ本体部の先端部寄り箇所に、リン
グ部材を連動回転させるための回転ハンドルを設けるこ
とが好ましい。
【0010】これによれば、回転ハンドルが爪固定ボル
ト上で締結状態を解放されて弛緩されたナットを同ボル
トから外すさいに同ナットの回転操作を容易となし、ま
たナットを爪固定ボルトに螺合させて締結状態となすさ
いに同ナットの回転操作を容易となす。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しつつ説明する。こ
のさい、全図において実質的に同一部位には同一符号を
付すものとする。
【0012】図1は本発明に係る爪座係止レバーの一実
施例を示し、この図(a)において、1は中央面部1a
と側面部1b、1bからなるコ字形部であり、中央面部
1aの概ね中央箇所には適当な直径となされた透孔nが
設けられている。
【0013】そしてコ字形部1からはアーム部2が適当
長さに延出させてあり、このアーム部2の先端箇所は把
持部3となしてある。このさいアーム部2は使用のさい
の便宜を考慮して、その途中をコ字形部1の側面部1
b、1bの折り曲げ側と同じ側へ適宜に屈曲されたもの
となされている。また把持部3はアーム部2と別の部材
となしてあるが、単にアーム部2を延長させたものとな
しても差し支えない。
【0014】コ字形部1とアーム部2の関係は適宜に変
更することができるものであり、例えば同図(b)に示
すようにコ字形部1の側面部1bの外面側からアーム部
2を延長させるようになしてもよい。
【0015】図2は本発明に係る爪座係止レバー付ラチ
ェットスパナの一実施例を示すものであって、ラチェッ
トスパナ4と図1(a)に示すものとした爪座係止レバ
ーからなる。
【0016】ラチェットスパナ4は適宜なものとなして
よいが、本実施例ではスパナ本体部4aの基端部に装着
され且つ図示しないラチェット機構により一定方向へ回
転送りされるリング部材5、このリング部材5の回転送
り方向を正逆に切り換え操作するための切換レバー(既
存のものに準じたものでよい)6、及び、リング部材5
を歯付ベルトb(図3参照)などの適宜な伝動機構を介
して回転作動させるための回転ハンドル7を具備したも
のとなしてある(これに準ずるものとして本出願人の提
案した実願平5−25209号がある)。このさいgは
回転ハンドル7の回転中心軸である。
【0017】前記リング部材5は図3に示すようにその
一側の張出部5aを細径部に形成したものとなされてお
り、また爪座係止レバーはこの細径部にコ字形部1の透
孔nを外嵌させると共に同細径部に形成されたリング溝
に止め輪8を弾発的に嵌着することにより、同リング部
材5廻りへの揺動自在に係着させてある。
【0018】本発明に係る爪座係止レバー付ラチェット
スパナは上記のものに代えて、図4に示すように前記し
たラチェットスパナ4に図1(b)に示す爪座係止レバ
ーを装着したものとなしても差し支えない。このさい、
リング部材5の周辺の構造は図5に示すようなものとな
す。
【0019】上記のように構成した爪座係止レバー付ラ
チェットスパナの使用例を説明すると、作業者は図6に
示すようにスパナ本体部4aを持ってリング部材5を爪
固定ボルトBに締結されたナットNに外嵌させると共に
爪座係止レバーのコ字形部1を図3又は図5に示すよう
に爪座Cに嵌合させ、続いて一方の手で把持部3を持っ
て爪座係止レバーの位置を適当角度位置に保持し、他方
の手でスパナ本体部4aの先端側をなす把持部を持って
これを揺動させるようにする。このさい、爪座係止レバ
ーが爪軸Dの回転移動を阻止するため、ナットNはラチ
ェットスパナ4の効果的な揺動作用により比較的簡単に
弛められるものとなる。このように弛められたナットN
は回転ハンドル7を回転操作することにより能率的に回
転され、爪固定ボルトBから迅速に外される。
【0020】一方、外されたナットNを爪固定ボルトB
に締結するさいは、ボルトBにナットNを掛けた後、切
換レバー6の切換操作により回転送り方向を切り換えら
れたリング部材5を同ナットNに外嵌させると共に、回
転ハンドル7を回転操作してナットNを能率的に初期締
めし、この後、爪座係止レバーのコ字形部1を図3又は
図5に示すように爪座Cに嵌合させ、一方の手で把持部
3を持って爪座係止レバーの位置を適当な一定角度位置
に保持し、他方の手でスパナ本体部4aの把持部を持っ
てこれを揺動させるようにする。このさい前述同様に爪
座係止レバーが爪軸Dの回転移動を阻止するため、ナッ
トNはラチェットスパナ4の効果的な揺動作用により比
較的簡単に締結されるものとなる。
【0021】上記爪座係止レバー付ラチェットスパナは
ラチェットスパナ4が実願平5−25209号と同一の
もの、即ちリング部材5が正逆切換え不可能な一定方向
へのみ回転送りされるものであっても差し支えないが、
この場合はナットNの締結用のものとその弛緩用のもの
とを別々に用意することが必要となるのであり、その使
用は締結操作のときと弛緩操作のときで異なるスパナを
用いなければならないことを除き、上記に準じて行われ
る。
【0022】本発明に係る爪座係止レバー付ラチェット
スパナは、そのラチェットスパナ4を、リング部材5の
回転送り方向を正逆へ切り換えられる既存のもの(回転
ハンドル7の存在しないもの)などとなし、これに爪座
係止レバーを装着したものでもよいのであり、この場合
の使用は、回転ハンドル7の回転操作によりナットNを
能率的にボルトBから外したり、或いはボルトBに掛け
られたナットNを能率的に初期締めすることができない
点を除けば、上記に準じて行われる。
【0023】次に爪座係止レバーを単独構成のもの(ス
パナに装着されてないもの)として使用するさいの使用
例を説明すると、前述同様に透孔nを爪固定ボルトBの
ナットNに外嵌させてそのコ字形部1を爪座Cに嵌合さ
せ、その把持部3を一方の手で持って爪座係止レバーの
位置を一定角度位置に保持した状態となし、他方の手で
従来の単独構成のスパナの掛け口部をナットNに外嵌さ
せて、同スパナを揺動操作するようになす。これによっ
ても爪軸Dの回転は簡易に阻止された状態となり、ナッ
トNの締結弛緩操作が簡便に行えるものとなる。
【0024】本発明において爪座係止レバーのアーム部
2を特定の側へ屈曲させたことはラチェットスパナ4な
どと一緒に使用するさい、把持部3を握った手がラチェ
ットスパナ4を握った手と干渉することを防止し、作業
を行い易いものとなす。
【発明の効果】上記の如く構成した本発明によれば、耕
耘爪を固定するための爪固定ボルト及びナットの締結又
は弛緩操作を簡便かつ容易に行わしめ、ロータリなどの
耕耘爪の脱着を能率的に実施できるものとなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る爪座係止レバーの一実施例を示
し、(a)は基本的な形態を示す図で(b)はその変形
例を示す図である。
【図2】本発明に係る爪座係止レバー付ラチェットスパ
ナの一実施例を示す図である。
【図3】同ラチェットスパナの使用状態を示す部分図に
係り、(a)は正面図で(b)は一部を断面とした平面
図である。
【図4】本発明に係る爪座係止レバー付ラチェットスパ
ナの別の実施例を示す図である。
【図5】同ラチェットスパナの部分図に係り、(a)は
正面図で(b)は中央縦断面を示す側面図である。
【図6】本発明に係る爪座係止レバー付ラチェットスパ
ナの使用例を示す図である。
【符号の説明】
n 透孔 B 爪固定ボルト C 爪座 D 爪軸 N ナット 1 コ字形部 1a 中央面部 1b 側面部 2 アーム部 3 把持部 4a スパナ本体部 5 リング部材 5a 張出部 7 回転ハンドル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爪軸の爪座に係合されるコ字形部からア
    ーム部を延出させると共にこのアーム部の先端箇所を把
    持部となし、このさいコ字形部は中央面部の概ね中央箇
    所に爪固定ボルトに螺合されたナットと関連した直径と
    なされた透孔を設けたものとなし、アーム部はその途中
    をコ字形部の側面部の折り曲げ側と同じ側へ適宜に屈曲
    させたものとなしたことを特徴とする爪座係止レバー。
  2. 【請求項2】 ナットに係合され、ラチェット機構によ
    り一定方向へ回転送りされるリング部材の一側の張出部
    に、請求項1記載の爪座係止レバーをコ字形部の透孔を
    介して同リング部材廻りへ揺動自在に係着したことを特
    徴とする爪座係止レバー付ラチェットスパナ。
  3. 【請求項3】 ナットに係合され、ラチェット機構によ
    り一定方向へ回転送りされるリング部材の一側の張出部
    に、請求項1記載の爪座係止レバーをコ字形部の透孔を
    介して同リング部材廻りへ揺動自在に係着するほか、ス
    パナ本体部の先端部寄り箇所にリング部材を連動回転さ
    せるための回転ハンドルを設けたことを特徴とする爪座
    係止レバー付ラチェットスパナ。
JP7244294A 1994-03-04 1994-03-04 爪座係止レバー及び、爪座係止レバー付ラチェットスパナ Expired - Lifetime JP2706657B2 (ja)

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