JPH035427Y2 - - Google Patents

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JPH035427Y2
JPH035427Y2 JP15884387U JP15884387U JPH035427Y2 JP H035427 Y2 JPH035427 Y2 JP H035427Y2 JP 15884387 U JP15884387 U JP 15884387U JP 15884387 U JP15884387 U JP 15884387U JP H035427 Y2 JPH035427 Y2 JP H035427Y2
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JP
Japan
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pipes
handle
wrench
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wrench member
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JP15884387U
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JPH0164371U (ja
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は給排水用配管のような大口径のパイプ
類の配管作業に用いられるパイプ類の回動装置に
関するものである。
(従来の技術) パイプ類の配管作業にはパイプレンチが広く使
用されているが、大口径用のパイプレンチは大形
で重量も重くなり、取扱いに大きな労力を必要と
するうえ、広いスペースのある場所でしか使用で
きないという欠点があつた。またパイプレンチを
パイプ類の下方から咬持させて回動操作を行う場
合には、上顎が開く方向にハンドルを回転させた
際に自重によつてパイプ類から外れることがあつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、
全体を大型化することなく大口径のパイプ類の回
動操作を容易に行うことができ、またスペースの
狭い場所でも使用できるうえに、パイプ類の下方
から咬持させた場合にもパイプ類から外れること
がないパイプ類の回動装置を目的として完成され
たものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案はパイプ類を締付け固定するバイス部材
にパイプ類と平行な支持シヤフトを着脱自在に突
設し、この支持シヤフトにハンドルを枢着させる
とともにハンドルの基部付近には上顎と下顎付の
本体とからなるパイプ類回動用のレンチ部材の本
体側をリンクを介して枢着し、更にレンチ部材の
本体には先端がパイプ類に当接する支持板を突設
するとともに、上記リンクにはレンチ部材をパイ
プ類に向つて押出すためのばねを取付けたことを
特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明すると、第1図及び第4図において1はバイ
ス部材、2はバイス部材1から着脱自在に突設さ
れた支持シヤフトである。バイス部材1はパイプ
あるいは継手のようなパイプ類50の外周面に接
する歯3を前面に備えるとともに、パイプ類50
の外周面にも巻付けられるチエーン4を備えてい
る。チエーン4の一端はバイス部材1の後部に突
設された中空部5内のチエーンナツト6の下端に
取付けられており、このチエーンナツト6内に螺
合しているねじ棒7を上端のハンドル8によつて
回転させることにより、チエーン4を引締めたり
緩めたりすることができるようになつている。ま
たチエーン4の他端はバイス部材1の上面のフツ
ク9に係合することができる。従つて、バイス部
材1の歯3を第1図のようにパイプ類50の外周
面に当て、チエーン4をパイプ類50に巻付けて
その先端をフツク9に係合させたうえでハンドル
8を回転させてチエーンナツト6を引上げればチ
エーン4は強くパイプ類50を締付け、パイプ類
50とバイス部材1とは相互に固定されることと
なる。なお10はチエーン4をガイドするための
ローラ、11はバイス部材1を床面に固定するた
めに必要に応じて取付けられる脚材である。
第1図からも明らかなように、バイス部材1か
ら突設された支持シヤフト2はバイス部材1に固
定されるパイプ類と平行に延びるもので、その端
部にはハンドル12が支持シヤフト2を中心とし
て揺動自在に枢着されている。そしてこのハンド
ル12の基部付近にはパイプ類回動用のレンチ部
材13の本体側がリンク14を介して枢着されて
いる。第1図〜第3図に示されるように、レンチ
部材13は通常のパイプレンチと同様にL字状の
上顎15と下顎16付きの本体17とからなるも
ので、上顎15の後端に形成されたねじ部18を
本体17に貫通させ、ナツト19によつて上顎1
5の開き幅を調節できるようになつている点も通
常のパイプレンチと同様である。しかしこのレン
チ部材13はリンク14を介してハンドル12と
連結されている点が通常のものと異なるほかに、
下顎16の外面(図面では下面)に板ばね状の支
持板20が位置調節自在に設けられている点でも
通常のものとは異なつている。この支持板20の
先端はわん曲されており、蝶ナツト21を緩めて
前進位置に固定したときにはパイプ類50の外面
(図面上では下面)に当接することができ、また
後退位置に固定したときにはハンドル12の先端
の係止突部22と係合してレンチ部材13とハン
ドル12とを固定一体化できる構造となつてい
る。このような構造により、支持板20をハンド
ル12の係止突部22と係合させればレンチ部材
13とハンドル12とが一体化したパイプレンチ
として使用することができ、また支持板20を前
進させたときにはリンク14を介してハンドル1
2の動きがレンチ部材13に伝えられ、この部分
で倍力機構が構成されることとなるので小さい力
で強くパイプ類50の回動が行えることとなる。
なおリンク14はピン23によつてハンドル1
2に枢着されているのであるが、その先端にばね
24が取付けられている。このばね24の後端は
ハンドル12に係止されており、リンク14に図
面上反時計方向の回転力を常に加えている。従つ
てこのばね24の力により、レンチ部材13は常
にパイプ類50の方向に向つて押出されているこ
ととなる。ばね24の形態及び取付位置は必ずし
も実施例のものに限定されるものではない。なお
25は縦方向のパイプ類の回動操作を行う場合
に、レンチ部材13をバイス部材1に対して位置
調節できるようにするためのストツパー部材であ
る。
(作用) このように構成されたものは、図示のようにバ
イス部材1をパイプ類の継手部分等に固定したう
え、バイス部材1の支持シヤフト2上に枢着され
たハンドル12を第2図のように上方へ揺動させ
てレンチ部材13の上顎15と下顎16との間に
パイプ類50を咬持させる。そして第3図のよう
にハンドル12を下方へ揺動させれば、レンチ部
材13はリンク14を介して時計方向に動かされ
て、パイプ類50は強い力で回動させることがで
きる。前述のように、この場合にはリンク14が
ハンドル12、レンチ部材13とともに倍力機構
を構成するのでハンドル12の長さを短くしても
パイプ類50を強力に回動させることができ、ハ
ンドル12の上下動を繰返せば大口径のパイプ類
50の配管作業を容易に行うことができる。
またパイプ類の下方からレンチ部材13を咬持
させる場合には、支持板20を前進位置で固定
し、その先端をパイプ類50の上面に当接させ
る。そのうえでハンドル12を揺動させれば上記
と同様にパイプ類50を回動できることとなる
が、この場合にはハンドル12を下方へ揺動させ
たときに上顎15が下顎16に対して開くことと
なり、レンチ部材13は自重によつてパイプ類5
0から外れようとする。しかし本考案においては
支持板20の先端がパイプ類50の上面に当接し
ているうえに、ばね24の作用によつてレンチ部
材13の本体側は常にパイプ類50に向つて押だ
されているため、ハンドル12を下方へ揺動させ
たときにもレンチ部材13はパイプ類50から外
れることはなく、レンチ部材13に内蔵されてい
るばねによつて上顎15のみがやや持上げられた
状態でパイプ類50上を滑り、ハンドル2を上方
へ揺動させれば再び上顎15はパイプ類50を強
く咬持して回動させることとなる。
なお、バイス部材1を使用する必要のない場合
には、ストツパー部材25を緩めてレンチ部材3
を支持シヤフト2より外し、支持板20を後方へ
スライドさせてハンドル12とレンチ部材13と
を一体に固定すれば、通常のパイプレンチとして
使用することも可能である。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、ハ
ンドルがリンクと介してレンチ部材と連接されて
倍力機構を構成しているため、ハンドルを長くし
なくても大口径のパイプ類の配管作業が容易に行
えることとなり、また比較的狭いスペースでも使
用可能である。更に本考案のものはパイプ類を下
方からレンチ部材を咬持させた場合にもレンチ部
材がパイプ類から外れることがないうえ、場合に
よつてはバイス部材を取外して通常のパイプレン
チとして使用することができるのである。よつて
本考案は従来のパイプレンチの問題点を一掃した
パイプ類の回動装置として、その実用的価値は極
めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図及び第3図はその使用状態を示す一部
切欠正面図、第4図はバイス部材の一部切欠正面
図である。 1:バイス部材、2:支持シヤフト、12:ハ
ンドル、13:レンチ部材、14:リンク、1
5:上顎、17:本体、20:支持板、24:ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ類を締付け固定するバイス部材1にパイ
    プ類と平行な支持シヤフト2を着脱自在に突設
    し、この支持シヤフト2にハンドル12を枢着さ
    せるとともにハンドル12の基部付近には上顎1
    5と下顎付きの本体17とからなるパイプ類回動
    用のレンチ部材13の本体側をリンク14を介し
    て枢着し、更にレンチ部材13の本体17には先
    端がパイプ類に当接する支持板20を突設すると
    ともに、上記リンク14にはレンチ部材13をパ
    イプ類に向つて押出すためのばね24を取付けた
    ことを特徴とするパイプの回動装置。
JP15884387U 1987-10-16 1987-10-16 Expired JPH035427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15884387U JPH035427Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15884387U JPH035427Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0164371U JPH0164371U (ja) 1989-04-25
JPH035427Y2 true JPH035427Y2 (ja) 1991-02-12

Family

ID=31439535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15884387U Expired JPH035427Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

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JP (1) JPH035427Y2 (ja)

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JPH0164371U (ja) 1989-04-25

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