JP2514572Y2 - 磁気式ロータリエンコーダ - Google Patents

磁気式ロータリエンコーダ

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JP2514572Y2
JP2514572Y2 JP1990015034U JP1503490U JP2514572Y2 JP 2514572 Y2 JP2514572 Y2 JP 2514572Y2 JP 1990015034 U JP1990015034 U JP 1990015034U JP 1503490 U JP1503490 U JP 1503490U JP 2514572 Y2 JP2514572 Y2 JP 2514572Y2
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JP
Japan
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sensor base
magnetic
sensor
bracket
rotary encoder
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JP1990015034U
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JPH03109010U (ja
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岳司 井上
透 松平
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はモータなどの回転量を検出するロータリエン
コーダに関し、とくに磁気ドラムと磁気センサを備えた
ものに関する。
[従来の技術] 従来、モータなどの回転軸の回転量を検出するため
に、第1の従来例として第6図に示すように、外周面に
信号着磁部を備えた磁気ドラム3を回転軸2に直結し、
磁気ドラム3の外周面と所定のギャップGを介して対向
配置させた磁気センサ4と、磁気センサ4および磁気セ
ンサ4からの信号を処理する電子回路41とを備えた基板
5を設けている。基板5はセンサベース6に取りつけら
れ、モータブラケット7にネジS,Sによって固定され
る。
その場合、磁気ドラム3の外周面と磁気センサ4との
ギャップを調整しながらセンサベース6をモータブラケ
ット7にネジで固定している。
また、第2の従来例として、前記基板を磁気ドラムの
半径方向に移動して前記ギャップを調整するため、モー
タブラケットに固定されたセンサベースに摺動面を設
け、基板を調整ネジによってセンサベースに対して移動
させ、調整し終った位置で基板をベースに接着剤で固定
するようにした磁気式ロータリエンコーダが開示されて
いる(例えば特開昭58−139665号公報)。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記第1の従来例の構成ではギャップ調整
を行いながらセンサベース6をモータブラケット7にネ
ジS,Sで固定するため、ネジを締付けるときに僅かにセ
ンサベースが動き、微少間隔の調整に狂いが生じたり、
調整のために時間がかかったりする。
第2の従来例では、摺動面を備えた調整機構は複雑で
高い加工精度を必要とし、調整後の接着剤の塗布および
乾燥に時間がかかるとともに、接着剤の管理等に手間が
かかる欠点があった。
本考案は、ギャップの調整作業を容易にするととも
に、磁気センサの保持構造を簡単な加工と組み立て方法
により構成しうるようにすることを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、モータの回転軸に固定され、外周面に信号
着磁部を備えた磁気ドラムと、前記信号着磁部と所定の
ギャップを介して対向する位置に配置された磁気センサ
と、前記磁気センサからの信号を処理する電子回路と、
前記磁気センサおよび電子回路を固定する基板とを備え
た磁気式ロータリエンコーダにおいて、前記基板を中央
部で保持し、一方端付近に開口部と円形の一部からなる
凹部とを備えたU字状の嵌合部を設け、他方端付近には
長穴よりなる固定穴を設けたほぼ半円形のセンサベース
と、前記固定穴を介して前記センサベースを係合部材に
より固着させた前記モータのブラケットと、前記ブラケ
ットに設けられ、根元に前記嵌合部と嵌合される円筒部
と、前記円筒部に前記開口部の幅より僅かに狭い間隔を
もち、かつ前記磁気センサと前記回転軸とを結ぶ線とほ
ぼ平行な二つの平面部を備えた突起部と、前記センサベ
ースの他方端付近に設けた前記回転軸の軸心方向に向か
って突出するストッパと、前記モータブラケットに設け
られ、かつ前記ストッパが突き当たったときに前記セン
サベースが位置決めされる回転軸と同心円状の段付部と
を備えたものである。
また、前記突起部の端部に回転軸と直角の方向に突出
した係合部を設け、前記センサベースの嵌合部の周辺に
前記係合部と接触する摩擦部を設けたものである。
[作用] 磁気センサを磁気ドラムの外周面と所定のギャップを
保つように位置決めする場合、磁気センサを固定したセ
ンサベースをブラケットに正確に位置決めして組み立て
る必要がある。この場合、嵌合部の開口部を突起部の平
面部に平行になるようにして嵌合部を突起部に挿入す
る。そのあと、センサベースをほぼ90度回転し、磁気セ
ンサと磁気ドラムの間のギャップが所定の値になったと
きに、固定穴にネジを入れネジ穴によりセンサベースを
ブラケットに固定する。
センサベースをほぼ90度回転するとき、嵌合部の凹部
と突起部の円筒部とを隙間がなく、かつ回転しうる嵌合
にしているので、がたつきがない状態で回転させること
ができる。
また、センサベースにはストッパが、ブラケットには
段付部とが設けられているので、センサベースをほぼ90
℃回転し、ストッパを段付部に突き当てて、センサベー
スを固定することにより簡単にギャップを設定すること
ができる。
また、センサベースの嵌合部の周辺に、突起部に設け
られた係合部と接触する摩擦部を設けてあるので、所定
のギャップの位置でセンサベースを固定するとき、摩擦
部と係合部との接触面の摩擦によりセンサベースはふら
つかず、安定した状態で固定することができる。
[実施例] 本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は側面図で
モータ1の回転軸2には外周面に信号着磁部31を備えた
磁気ドラム3が固定されている。磁気ドラム3の外側に
は信号着磁部31と所定のギャップGを介して対向する位
置に配置される磁気センサ4と、磁気センサ4からの信
号を処理する電子回路41とを設けた基板5が設けられて
いる。基板5はほぼ半円形のセンサベース6の中央部に
保持されている。センサベース6の一方端付近には、磁
気センサ4と回転軸2とを結ぶ線とほぼ直角の方向に平
行な開口部61と、開口部61に続く円形の一部よりなる凹
部62とを備えたU字状の嵌合部63が設けられ、他方端付
近には長穴よりなる固定穴64が設けられている。モータ
1のブラケット7には逆L字状の突起部8と、前記固定
穴64に通された係合部材であるネジ66が螺合し固定され
るネジ穴72が設けられている。突起部8の根元には前記
嵌合部63と隙間のない状態で、かつ回転しうるように嵌
合された円筒部81が設けられ、円筒部81には磁気センサ
4と回転軸2とを結ぶ線とほぼ平行で、前記開口部61よ
り僅かに狭い間隔をもった二つの平面部82、82と設けら
れている。突起部8の端部には円筒部81に対し直角方向
に突出した係合部83が設けられている。9は基板5から
外部に検出信号を取りだすリード線である。
なお、磁気センサ4と磁気ドラムとの所定のギャップ
Gを簡単な操作で設定するために、センサベース6の他
方端付近に回転軸の方向に向かって突出するストッパ65
を設け、ブラケット7には前記ストッパ65が突き当たっ
てセンサベース6の位置決めをする回転軸2と同心円状
の段付部71とを設けてある。
この場合、あらかじめ突起部8に嵌合部63を嵌合させ
て、ほぼ90度回転させた所定のギャップGが得られる位
置でストッパ65が段付部71に突き当たるようにストッパ
65の長さと段付部71の直径を決めておく。
また、センサベース6の嵌合部63の周辺で、係合部83
と対向する面には第5図に示すように、複数の山形状部
分からなる摩擦部67を設け、突起部8の係合部83が食い
込むように接触し、センサベース6の動きを止めるよう
にしてある。
センサベース6をブラケット7に組み立てる場合、第
3図に示すように、嵌合部63の開口部61を突起部8の平
面部82、82と平行になるようにしてセンサベース6を矢
印Aの方向に移動させ、突起部8を嵌合部63に挿入す
る。そのあと、第4図に示すように、センサベース6を
矢印Bの方向にほぼ90度回転し、ストッパ63を段付部71
に突き当て、一点鎖線で示す位置において、固定穴64に
ネジ66を入れてネジ穴72に螺合し、センサベース6を固
定する。
センサベース6をほぼ90度回転するとき、嵌合部63の
凹部62と突起部8の円筒部81とが隙間のない嵌合になっ
ているいので、がたつきがない状態で回転させることが
できる。
また山形状の摩擦部67が突起部8の係合部83に食い込
むように接触するので、ネジ穴72にネジ66をねじ込み、
所定のギャップの位置でセンサベース6を固定するとき
も、摩擦部67と係合部83との接触面の摩擦によりセンサ
ベース6はふらつかず、安定した状態で固定することが
できる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、センサベースの
嵌合部を突起部に嵌合させ、ほぼ90度回転させてストッ
パと段付部に突き当て、ネジでセンサベースをブラケッ
トに固定するだけでよいので、少ない部品点数で磁気セ
ンサおよびセンサベースを安定した状態で確実に固定で
き、構成部品の加工時間およびギャップ調整等の組立作
業時間を短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図、第2図は側面
図、第3図、第4図は組立中の状態を示す正面図、第5
図は突起部とセンサベースの係合状態を示す説明図、第
6図は従来例を示す正面図である。 1……モータ、2……回転軸、3……磁気ドラム、4…
…磁気センサ、5……基板、6……センサベース、61…
…嵌合穴、63……ストッパ、7……ブラケット、71……
段付部、8……突起部、81……円筒部、82……平行部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転軸に固定され、外周面に信号
    着磁部を備えた磁気ドラムと、前記信号着磁部と所定の
    ギャップを介して対向する位置に配置された磁気センサ
    と、前記磁気センサからの信号を処理する電子回路と、
    前記磁気センサおよび電子回路を固定する基板とを備え
    た磁気式ロータリエンコーダにおいて、前記基板を中央
    部で保持し、一方端付近に開口部と円形の一部からなる
    凹部とを備えたU字状の嵌合部を設け、他方端付近に長
    穴よりなる固定穴を設けたほぼ半円形のセンサベース
    と、前記固定穴を介して前記センサベースを係合部材に
    より固着させた前記モータのブラケットと、前記ブラケ
    ットに設けられ、根元に前記嵌合部と嵌合される円筒部
    と、前記円筒部に前記開口部の幅より僅かに狭い間隔を
    もち、かつ前記磁気センサと前記回転軸とを結ぶ線とほ
    ぼ平行な二つの平面部を備えた突起部と、前記センサベ
    ースの他方端付近に設けた前記回転軸の軸心方向に向か
    って突出するストッパと、前記モータブラケットに設け
    られ、かつ前記ストッパが突き当たったときに前記セン
    サベースが位置決めされる回転軸と同心円状の段付部と
    を備えたことを特徴とする磁気式ロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】前記突起部の端部に回転軸と直角の方向に
    突出した係合部を設け、前記センサベースの嵌合部の周
    辺に前記係合部と接触する摩擦部を設けた請求項1記載
    の磁気式ロータリエンコーダ。
JP1990015034U 1990-02-16 1990-02-16 磁気式ロータリエンコーダ Expired - Lifetime JP2514572Y2 (ja)

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JPH03109010U JPH03109010U (ja) 1991-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213380Y2 (ja) * 1979-08-14 1987-04-07
JPS60154862U (ja) * 1984-03-24 1985-10-15 株式会社東芝 検出素子の取付装置

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