JP2514476B2 - 連結用アンカ― - Google Patents

連結用アンカ―

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JP2514476B2
JP2514476B2 JP3089280A JP8928091A JP2514476B2 JP 2514476 B2 JP2514476 B2 JP 2514476B2 JP 3089280 A JP3089280 A JP 3089280A JP 8928091 A JP8928091 A JP 8928091A JP 2514476 B2 JP2514476 B2 JP 2514476B2
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フリッシュマン アルベルト
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    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/14Non-metallic plugs or sleeves; Use of liquid, loose solid or kneadable material therefor
    • F16B13/141Fixing plugs in holes by the use of settable material
    • F16B13/146Fixing plugs in holes by the use of settable material with a bag-shaped envelope or a tubular sleeve closed at one end, e.g. with a sieve-like sleeve, or with an expandable sheath
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固化可能な結合剤を満
たすことのできる孔中に回動下に挿通可能な係留部分を
有し、被覆体がその周囲に配設してあり、この被覆体に
は多数の径方向の開口か形成されている連結用アンカー
に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開2625492号に記載
されたこの形式の連結用アンカーは、非常に薄形のガー
ゼ状カラーの形の被覆体を備えており、このカラーは、
結合剤を完全に固化させるための固化剤の支持体として
用いられる。ガーゼ状のカラーは、綱、合成樹脂または
ガラス繊維からできている。連結用アンカーを取付ける
と、孔の壁部上に分布されている合成樹脂は、カラーの
固化剤と接触し、その際に、係留部分の回動運動によっ
て固化剤と合成樹脂とが混和される。それによって固化
が生ずるので、合成樹脂の固化後には固着が達せられ
る。
【0003】ドイツ特許公開3238751号によって
公知の連結カラーは、その孔への係留部分の前方端のカ
ラーと回動不能に連結された円錐上に、その開口部か連
結用アンカーの後方端に指向しているディスクを備えて
おり、このディスクの縁部は、結合剤を満たした孔に連
結用アンカーを挿入した際に、孔の壁部に、ディスクの
形状弾性又は材料弾性又はその両方によって応圧され、
その際に、結合剤を含んでいる微小カプセルを孔の壁部
に押付けることによって破壊する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
連結用連結用アンカーでは、アンカーが挿入される孔内
が、孔を穿ったままの粗い肌面であったり、又孔穿時及
びアンカーを挿入される際に生じた屑片が結合面に付着
して実質的に結合面積を減少させて、アンカーと孔の結
合力を弱めたり、アンカーの孔底部までの挿入を阻害す
ることがあった。また、結合剤の撹拌及び拡開も十分で
はなかった。
【0005】上記の公知技術から出発した本発明の課題
は、孔の壁部との固化した結合剤の良好な接着と引抜き
強度の特に高い値とを示すように、冒頭に述べた形式の
連結用アンカーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、本
発明によれば、固化可能な結合剤を満たすことのできる
孔中に回動下に挿通可能な係留部分を有し、該係留部分
の外周面上に、多数の径方向の開口を有する被覆体が配
設してある連結用アンカーであって、被覆体が係留部分
に回動不可能に固定してあり、少くとも或る周面区画に
亘って軸方向に該係留部分に沿って延在され、多数の開
口は、該孔の壁面から該アンカーの挿入時に被覆体の摺
接により剥離した剥離片を留部分の周りの環状空隙へ
導出するよう構成されたことによって解決される。
【0007】この被覆体が軸方向に或る比較的長い距離
に亘り延在されたことによって、連結用アンカーを回動
させて挿入する際に、同時に複数の点において孔壁の清
掃作用か行なわれる。その場合、孔の壁部から除去すべ
き材料は、ねじ部、円錐部分又はスパイラル区画を備え
た連結アンカーの表面と被覆体の内面との間の環状空所
中に、被覆体の開口を経て導出することができる。また
硬化剤を要する結合剤も、アンカーロッドに固定されて
いる被覆体の一体回動により結合剤と完全に混合され
る。
【0008】
【好適な実施の態様及び作用】ここで、連結用アンカー
の係留部分の被覆体は、最も簡単な場合、外周の一側又
は好ましくはその向い合う両側を樋状に囲む網状片から
成るものとすることができる。網状片を周方向に広げる
と、おおよそ360°の角度に亘るカラー状の被覆体
(環状体又は略環状体)が形成される。多数の開口を備
えた被覆体は、網状片による代りに、多数の通し孔を備
えた他の金属部材特に穿孔薄板片又は穿孔薄板カラーに
よって形成しうる。
【0009】連結用アンカーの穿孔された被覆体によっ
て囲まれた固定用エレメントは、その固定用区画に1以
上の円錐部分を備えたねじロッド又はアンカーロッドと
して形成しうる。
【0010】好ましい実施態様によれば、被覆体は、網
状体カラーとして形成され、ねじロッドのねじ山部と複
数の溶接点により結合されている。これに加えて、又は
これに代わるものとして、連結用アンカーに軸方向に延
在するように形成した径方向溝に係合する折曲げ部ある
いは連行用ウエップを被覆体に配設してもよい。連行用
ウエップとは、回動方向への相対運動を止めるように、
被覆体をロッドに係止させるための薄板、配筋を指して
いる。
【0011】樋状の条片又はカラー(環状体)の形状で
あり、孔の清掃エレメントとしても作用する被覆体は、
特に、複数の軸方向のワイヤ及び複数の周方向のワイヤ
を備えた、網状体として形成することができる。
【0012】本発明の好ましい実施態様によれば、複数
の円錐部分を備えた係留部分に前後端及び後方端の直径
上に向い合う2個所で溶接された網状体カラーが用いら
れる。
【0013】溶接に際しては、周方向の5本ずつのワイ
ヤと軸方向の2本ずつのワイヤか溶接面内に含まれるよ
うにする。これにより、網状体カラーと係留部分の外周
面との間の負荷支持力は、軸方向においてよりも周方向
に一層大きくなる。そのため、結合剤殻が固化した後に
連結用アンカーに対する軸方向の引張り力によって結合
剤殻を通る亀裂が生じた場合に、結合剤殻の2次拡開が
可能となり、その際に、2本の軸方向のワイヤのみから
なる溶接部分は、予定破断点として破断する。
【0014】予定破断点の効果を更に高めるためには、
網状体カラーの溶接に加えて、周方向に有効な形状連結
(ありつぎ)を用いることができる。
【0015】このためには、係留部分の前方端を屋根状
の傾斜面として形成することが適切である。この傾斜面
は、ねじれ力を吸収すると共に、孔中の結合剤の十分な
混合を促進することによる利点も備えている。
【0016】軸方向のワイヤ及び周方向のワイヤによっ
てます目状に形成した網状体を用いる代りに、互いに直
交するワイヤを網状体の長手軸線に対して傾斜させて配
置した網状体から成るカラーを用いてもよい。
【0017】別の可能性として、被覆体は、金属性ラス
シート(エクスパンドメタル)として形成してもよい。
【0018】被覆体が摩擦板の形の表面を備えたものと
し、その表面の径方向に突出する多数の尖頭が穿孔板の
開口の回りに配置されるようにしてもよい。複数の穿孔
及び平滑な表面を備えた穿孔板によって被覆体を作成し
てもよい。
【0019】次に本発明の好ましい実施例を図面に基づ
いて一層詳細に説明する。
【0020】
【実施例】図1には、ねじロッド1として形成された連
結用アンカーが図示してあり、このアンカーは、図に示
してない被係留体の固定用に用いられる。ねじロッド1
のねじ部2は、ねじロッド1の図示してない後方端から
その前方端3まで、図1に示される部分と同様に延長さ
れている。
【0021】ねじロッド1には、被覆体としての網状体
カラー4が付属されており、網状体カラー4は、図2に
示した実施例では、ます目状のワイヤーの交差による網
状体カラーとして形成されている。この網状体カラー4
は、互いに交差するように配列された軸方向の丸形のワ
イヤ5及び周方向の丸形のワイヤ6から成っている。ワ
イヤ5、6は、好ましくは、波形の形状を持ち、ワイヤ
5、6の間には、ほぼ矩形状の開口23か形成されてい
る。図3に示した固定用素地7にねじロッド1を固定す
る前に、固定用素地7に円筒状の盲孔8が穿設され、こ
の盲孔中には結合剤9が部分的に満たされる。
【0022】ねじロッド1が、結合剤9を部分的に満た
さした盲孔8中にねじ込みによって圧入される前に、図
4に示したようにワイヤ5、6を溶接点25のところで
ねじ部2に溶接することによって、ねじロッド1の外周
上の網状体カラー4を位置ずれまたはねじれのないよう
にねじ部2に対して結合する。網状体カラー4によって
被覆されたねじロッド1を、結合剤9によって満たされ
た盲孔8にねじ込む際に、聞口23付きの網状体カラー
4によって形成された被覆体は、ねじ込みによる取付け
工程の間、盲孔8の壁面と摺接するので清掃用カラーと
もなり、非常に効率的な盲孔の清掃に役立つ。ワイヤ
5、6から成る網状体カラー4のます目は、ねじ込みに
よる取付工程の間に、盲孔8の壁部に沿って研磨作用を
営なみ、盲孔8の全長に亘って所望のように清掃する。
また網状体カラー4は、ます目状ワイヤよりなり、多数
の開口を有する撹拌棒のように作用するため、結合剤9
に対して非常に広範なこね混ぜ作用を発現する。
【0023】盲孔8中において結合剤9か膠着した後
は、網状体カラー4のワイヤ5、6が、一種の強化体
(配筋)として固化した結合剤9の補強作用をするた
め、固定用の素地7中においてのねじロッド1の非常に
良好な固定作用が得られる。円錐破断面 (Kegel
ausbruch)は、網状体カラー4を使用している
場合、固定用素地7中のより深所に到達し、また円錐破
断面の尖端が侵入深さの中間点でなくねじロッド1の終
点で始めて発生することが引抜き試験によって示され
た。このように、網状体カラー4は、盲孔8を清掃して
結合剤9を十分に混合させるだけでなく、一種の強化体
(配筋)として、固定用素地7中に挿通されたねじロッ
ド1の荷重支持力を増大させる。
【0024】盲孔8の直径に対するねじロッド1の直径
の比は、連結用アンカーのための結合剤系において普通
用いられる比に対応しているが、ねじロッド1の外周と
盲孔8の内面との間の環状空所中に網状体カラー4を配
設した場合には、この環状空所は縮小する。ねじロッド
1のねじ部2は、図4からわかるように、網状体カラー
4により外方に向って限定された多数の環状空所の内面
を形成する。
【0025】図4に概略的に示したように網状体カラー
4とねじロッド1とを回動不可能に結合するにあたり溶
接を行っているが、これらを互いに結合するための別の
方法を用いてもよい。特に、ねじコッド1の係留部分を
覆うように用いられる網状体カラー4に、その外周の内
面に沿つて内方に入り込み且つ軸方向に延長しているウ
ェッブを形成し、このウェッブがねじロッド1の外周に
沿って延長する軸方向の溝中に係合(圧入又は挿通)す
ることによって、軸方向にねじロッド1に対して摺接可
能となるようにしてもよい。
【0026】図5は、平滑な固定用区画11と複数の円
錐部分3から成る円錐区画12とから成るアンカーロッ
ド10の形状の連結用アンカーを示している。円錐部分
13の間には、複数の環状室が、最小の直径の領域にあ
る内側移行部分14(環状凹部)と最大の直径の領域に
ある外側移行部分15(環状凸部)との間において介在
されている。図5には、そのほかに、円錐区画12及び
平滑な固定用区画11のそれぞれの外周に沿って軸方向
に前方端16から延長している溝17も示されている。
溝17は、軸方向には、ねじ部19を備えたねじ区画1
8に至っていると共に、径方向には、内側移行部分14
に至っている。
【0027】図7に固定用素地7中において図示した盲
孔8中にアンカーロッド10を挿通する前に、図6に側
面図として図示した網状体カラー20は、固定用区画1
1及び円錐区画12を覆うように軸方向にアンカーロッ
ド10上に嵌装される。
【0028】図8に示した連行用ウェッブ21は、網状
体カラー20の内側の外周に沿って延長しており、一例
として、網状体カラー20に強く結合された十分に剛な
1本のワイヤから成っている。連行用ウェッブ21は、
網状体カラー20を押込んだ状態では、溝17中に係合
し、アンカーロッド10との網状体カラー20の間の回
転不可能に結合を確実にさせる。このように溝17は連
行用ウェッブ21のための抗支体を形成している。連行
用ウェッブ21は、図8に示すように、補助的な部材か
らなっていても、網状体カラー20の十分に剛な径方向
に指向する変形部分から成っていてもよい。
【0029】そのため、網状体カラー20は、連行用カ
ラー21及び溝17によって、周方向には固定される
が、軸方向には、ねじ区画18に突当るまで自由に移動
することができる。
【0030】図5に示したアンカーロッド10におい
て、カバー用及び清掃用として回動不可能に配された網
状体カラー20は、前記の機能のほかに、次の2つの別
の機能も備えている。そのうち第1の機能は、網状体カ
ラー20のます目を形成するワイヤー5、6がアンカー
ロッド10の円錐部分13の土面のための保護外周を形
成することによる保護機能である。図5に示したアンカ
ーロッド10において円錐部分13の円錐面は、非付着
性で摩擦の少ない外周面として形成され、これらの周面
は、取付時に網状体カラー20によって損傷に対して保
護される。
【0031】網状体カラー20の第2の機能は、アンカ
ーロッド10か図7に示す仕方で結合剤9によって固定
用素地7中に係留され、結合剤9の固化後に図8に示す
亀裂22が固定用素地7中に形成された場合に発現され
る。網状体カラー20の軸方向のワイヤ5によって分離
ウェッブが固化した結合剤9中に形成されるため、固化
した結合剤は、比較的わずかな力で広げられ、その結果
として、円錐部分13が軸方向に相対運動すると、固化
した結合剤の殻の或る大きな2次拡開が許容される。そ
の際に、亀裂22によって形成された裂け目のところ
で、ワイヤ5、6によって形成されたます目のワイヤ6
が変形されると共に、亀裂22のところのワイヤ6の波
形の形状は、固化した結合剤の殻が広げられる際に多少
広げられる。
【0032】2成分結合剤又はカプセル封入された固化
剤から成る結合剤のように、予め混合されていない結合
剤を使用する場合(例えば複数のカートリッジ入り)、
網状体カラー4、20のワイヤは、特に効率的な混合エ
レメントとして作用する。特に、ワイヤ5、6からなる
網状体を用いた場合、1以上の成分をカプセル中に収納
した結合剤9の個々のカプセルが十分に破壊されると共
に、結合剤9が十分に良好に混合撹拌され活性化され
る。
【0033】ポリエステル結合剤、ビニルエステル結合
剤、エポキシ樹脂結合剤又は水硬性結合剤のような既知
の結合剤系において、上記の結合剤がカートリッジの形
で盲孔8に供給されても、又その他の形態(ガラス状)
で提供されても、化学反応のために必要とされる十分な
混合は、網状体により達せられる。
【0034】前述したようにます目状のワイヤによる網
状体カラー4、20を用いる代りに、金属性ラスシート
(エクスパンドメタル)からなる網状体カラー30を備
えたねじロッド1又はアンカーロッド10を用いてもよ
い。図9には、このような網状体カラー30が側面図に
よって示されている。また図10には、金属性ラスシー
トの構造がほぼ方形の開口23と共に拡大図により図示
されている。
【0035】網状体カラー30の一部を切欠き折曲する
ことによって形成された連行用ウェッブ21は、網状体
カラー30の横断面図である図11に示されている。連
行用ウェップ21は、ねじロッド1又はアンカーロッド
10に網状体カラー30を回転不可能に連結するために
用いられる。
【0036】図12は、網状体カラー30の金属性ラス
シートをねじロッド1のねじ部2のねじ山部に固着する
ための補助手段又は代替手段としての溶接点25を示し
ている。
【0037】図13、14、15は、打ち抜きによる穿
孔板から成る網状体カラーの構造を示している。図13
には、網状体カラー40の外周に沿って突出している多
数の尖頭41か示され、これらの尖頭は、摩擦板として
作用し、それぞれ開口42を囲んでいる。図14には、
網状体カラー40の板部分の折曲げによって形成された
連行用ウェッブ21か示され、この網状体カラー40
は、軸方向に伸長するスリット45を備えている。
【0038】図16、17、18に示した穿孔板から成
る網状体カラー50は、比較的平滑な表面を有している
にも拘らず、清掃用カラーとしても十分良好に作用す
る。網状体カラー50の一方の端面から反対側の端面の
近傍まで軸方向に伸長している4つの切欠51は、円錐
状のアンカーロッドに網状体カラー50の直径を適合さ
せることを可能とする。図17は、広げられた端面側か
ら見た網状体カラー50の径方向の上面図であり、図1
8は、比較的平滑な縁部の穿孔52を備えた網状体カラ
ー50が上記縁部(穿孔52の間のウェッブ)の領域に
おいてねじ部2のねじ山部に溶接点25によって結合さ
れていることを示す部分的な側断面図である。
【0039】全面に穿孔された前記のカラーを用いる代
りに、アンカーロッド10又は特にねじロッド1と共
に、全面に穿孔した略円弧状の金属片を使用してもよ
い。図19に示したねじロッド1においては、ます目状
の網状体60がその係留部分に沿って延在されている。
網状片60の形状は、図20に示すように、ねじロッド
1の外周の形状に適合されている。網状片60は、ねじ
ロッド1の外周の湾曲した形状のため、ねじロッド1の
係留部分の外周を覆うように、樋状の形状を備えてい
る。
【0040】図20からわかるように、網状片60は、
開合された網状体カラーの場合のように略360°に亘
ってではなく、約90°に亘って(円弧状)、周方向に
延長している。
【0041】図19に示すように網状片60は、ねじロ
ッド1の前方端3まで延長した後、この前方端3を経て
折返されているので(つながっている)、網状片60
は、図20からわかるように、ねじロッド1の外周の2
つの径方向に向い合う領域を覆っている。図20に示し
た網状片60の周方向への幅が広いほど、その形状は、
閉合された略環状体である網状体カラーの形状に近いも
のとなる。
【0042】網状片60は、軸方向に延長するワイヤ5
と、周方向に延長するワイヤ6とから成っている。溶接
点25は、ねじロッド1のねじ山部に対して網状片60
を回転不可能に確実に固着する。
【0043】網状片60を一体的に形成してそれを図1
9、20に示したようにねじロッド1に溶接する代り
に、2つの網状片60を使用し、図21、22に示した
ように、ねじロッド1に縦方向の溝17を、ねじロッド
1の外周に直径上に向い合うように形成してもよい。縦
方向の溝17は、それぞれ回動方向に指向する網状片6
0の折曲縁を係止するために用いられる。縦方向の溝1
7の幅を適切に選定することによって、網状片60を溝
17に差込み、そこで回動不可能に固着させることが可
能となる。
【0044】図23には、連結用アンカーの好ましい実
施例が示されている。この実施例による連結アンカー
は、ねじ部19を備えるねじ区画18、平滑な固定用区
画11及び円錐区画12から成るアンカーロッド10か
ら成っている。円錐区画12は、複数の円錐部分を備え
ているが、図5に示した実施例による円錐区画12と
は、縦方向の溝17が設けられていないことと、前方端
16に屋根状の傾斜面70が形成されていることとにつ
いて相違している。
【0045】図23に示した連結用アンカーは、図5〜
図8について前述した実施例と同様に、網状体カラーを
備えており、この網状体カラーは、アンカーロッド10
の外周面に沿って延長し、この外周面に4個所の溶接点
71〜74溶接点の集合部において結合されている。
【0046】溶接点71〜74は、網状体カラー20と
アンカーロッド10との間の回動不可能な結合を確保す
るにたる安定性(結合力)を有している。さらに、非回
転対称体部である前方端16の領域のところで確保され
ている形状一体的な係合(ありつぎ)が回動一体性を発
揮させる。図23からわかるように、アンカーロッド1
0の最後の円錐部分13は長目の移行域を介して、屋根
状の傾斜面70(30°〜60°の角度としうる)に移
行している。網状体カラー20は、図23に示した仕方
で、傾斜面70の傾斜及びアンカーロッド10の前方端
16の外周面に適合されているので、アンカーロッド1
0の前方端16に形状一体的な結合(ありつぎ)が得ら
れ、その結合によって、アンカーロッド10をその外周
面上に固着した網状体カラー20と共にねじ込む際に生
ずるねじれ力の一部分が吸収される(網状体カラー20
とアンカーロッド10の一体性が保たれる)。図23に
は、円錐部分13の円錐面と網状体カラー20の円筒内
面との間に形成された複数の環状空所75も示されてい
る。これらの環状空所75は、盲孔の壁面から、網状体
カラー20との摺接による摩擦作用によって剥落した物
質及び結合剤を運び出すことを可能とする。
【0047】図23に示した連結用アンカーは、固定用
の素地7に亀裂が生じた場合に、図8と同様の仕方で、
固化結合剤の2次拡開ないし後拡開を可能とする。その
理由は、溶接点71〜74か予定破断点として形成さ
れ、使用時に周方向に生ずるねじれ力を吸収するに足る
ほど強固に、しかし引張り力を受けた際にはアンカーロ
ッド10を自由にするほど脆弱に形成されているためで
ある。
【0048】図24において、溶接点74は、溶接点7
1〜74の代表例として、拡大尺によって示されてい
る。溶接点74は、2本の軸方向のワイヤ5及び5本の
周方向のワイヤ6を平滑な固定用区画11に結合させて
いる。溶接点74は、正方形と異なった形状を持つこと
によって、軸方向においてよりも周方向により大きな荷
重支持力を示す。即ち、軸方向の荷重が生じた場合に、
力の伝達は、2本の軸方向のワイヤ5のみによってなさ
れるか、これらのワイヤ5は、固化した結合剤殻に亀裂
が生じた場合には、アンカーロッド10に作用する引張
り力によって比較的容易に破断される。溶接点71〜7
3の軸方向のワイヤ5は、それに対応して破断し、固化
した結合剤殻の2次拡開(後拡開)を許容する。
【0049】上述のようにアンカーロッド10の前方端
16の傾斜面70により、網状体カラー20従って結合
剤殻とアンカーロッド10との間に一層回動不可能な結
合が得られる。この結合は、溶接点71〜74が軸方向
のワイヤ5の破断によって結合剤殻の後拡開のための軸
方向の運動を許容する場合にもなお有効である。そのた
め、結合剤が固化状態になった後にも、ねじ部18に回
転モーメントを及ぼすことが可能となる。軸方向のワイ
ヤ5及び周方向のワイヤ6はもちろん交差点では単に摩
擦力によって互いに連結されているだけであり、互いに
溶接されてはいない。
【0050】図25は、ねじ区画18及びねじ部19を
備えたアンカーロッド10の別の好ましい実施例を表わ
している。このアンカーロッド10の平滑な固定用区画
11は、ラセン状の凹所81によって形成されたラセン
区画80に移行している。網状体カラー20は、図25
に示した仕方で、平滑な固定用区画11及びラセン状区
画80の形状に沿って覆い、形状一体的な結合によっ
て、回動不可能な結合を可能とする。前方端16のとこ
ろに、図23に示した実施例と同様に、屋根状の傾斜面
70が形成され、網状体カラー20の形状がこの傾斜面
70にも適合されていることによって、回転一体性が更
に高められる。
【0051】網状体カラー20には、ねじれに対するそ
の安定性を高めるために、図26に示したように、薄板
片85を取付け、この薄板片を網状体カラー20に複数
の溶接点82において溶接するようにしてもよい。
【0052】網状体カラー20の安定性を高めるための
別の可能性として、網状体カラー20の長手軸線に対し
て30°〜60°の角度で網状体カラー20のワイヤ8
3、84を図27に示すように配設してもよい。
【0053】図23〜図27について前述した特徴(網
状体カラーのアンカーロッドへの固着)により、不適切
な取付け、即ち網状体カラー20なしでのアンカーロッ
ド10の取付けを禁止するような完全な固定用エレメン
トの一式の供与が可能となる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、被覆体は、アンカーロ
ッドの孔との係留部分(孔挿入部分)に設けられアンカ
ーロットと一体回動し、連結用アンカーを回動させて素
地孔に嵌合する際には、連結用アンカーは孔壁と摺接し
ながら挿入されていくので、同時に複数の点において被
覆体により孔壁の清掃作用が行われる。この摺接によ
り、孔の壁部から剥離される剥離片は、ねじ部、円錐部
分又はスパイラル区画を備えた連結アンカーの表面と被
覆体の内面との間の環状空所中に、被覆体の開口を経て
導出することができる。さらに被覆体は、コンクリート
中の鉄筋のように一種の強化体(配筋)とも成る。また
被覆体が、多数の開口を有しているので、それが多数の
撹拌エレメントを有する撹拌棒のように作用するため、
結合剤9に対して非常に広範なこね混ぜ作用を発現す
る。また硬化剤を要する結合剤の場合、被覆体とアンカ
ーロッドの固定関係に基づき結合剤との完全な混合が達
成される。その結果、連結アンカーと素地孔壁間の強化
な結合がわずかな構成上の特徴付加(ないし変更)によ
って、達成されるという、顕著な効果を奏する。
【0055】その他、従属請求項に示した各特徴によ
り、夫々既述の通りの付加的な効果・利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ねじロッドの側面図である。
【図2】或る網状体カラーを示す側面図である。
【図3】結合剤を満たした孔に挿通した後においてねじ
ロッドの前方端をこれに回転不可能に固着した網状体カ
ラーと共に示す一部断面側面図である。
【図4】ねじ山部に網状体カラーを固定するための溶接
点の領域においてのねじロッドの部分的な横断面図であ
る。
【図5】複数の円錐部分を備えた円錐区画を備えたアン
カーロッドを示す側面図である。
【図6】図5のアンカーロッド上に軸方向に取付けられ
たます目状の網状体カラーを示す側面図である。
【図7】図6による網状体カラーに回転不可能に結合さ
れたアンカーロッドを結合剤で満たした盲孔中に挿通し
た状態において示す一部断面側面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図で
ある。
【図9】金属性ラスシートから成る網状体カラーを示す
側面図である。
【図10】図9による網状体カラーの表面を示す部分的
な平面図である。
【図11】図9による網状体カラーの横断面図である。
【図12】図9による網状体カラーとねじロッドのねじ
山部との間の溶接点を示す軸方向断面図である。
【図13】摩擦板状の表面を備えた網状体カラーを示す
側面図である。
【図14】図13による網状体カラーを示す横断面図で
ある。
【図15】図13による網状体カラーの部分的な軸方向
縦断面図であり、図13による網状体カラーの表面及び
溶接点を示す図である。
【図16】穿孔板から成る網状体カラーを示す側面図で
ある。
【図17】図16による網状体カラーを示す端面図であ
る。
【図18】図16による網状体カラーの部分的な軸方向
縦断面図であり、ねじロッドのねじ山部ど図16による
網状体カラーの内面との間の溶接継手を示す図である。
【図19】ねじロッドの外周に沿って軸方向に樋状にそ
の前方端まで径方向に対向する2つの側面域上において
延在する網状片を示す側面図である。
【図20】図19のXX−XX線に沿った横断面図であ
り、網状片によるねじロッドの対称な被覆状態を示す図
である。
【図21】2つの向い合う軸方向に延長する溝及び回動
方向に指向する先端に沿って折曲されて該溝中に圧入も
しくは挿通される各1つの前方端を示す側面図である。
【図22】図21の連結用アンカーの係留部分を示す横
断面図である。
【図23】断面によって表わした網状体カラーと共に連
結用アンカーの好ましい実施例を示す側面図である。
【図24】図23による連結用アンカーの網状体カラー
の溶接点を示す平面図である。
【図25】形状一体的に固着された網状体カラーを有す
る連結用カラーのべつの好ましい実施例を示す側面図で
ある。
【図26】補強用の薄板片を備えた網状体カラーを示す
側面図である。
【図27】斜め方向に延長するます目状の交差ワイヤに
よる網状体カラーのワイヤの配列状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2…ねじ部(係留部分) 4…網状体カラー(被覆体) 8…(盲)孔 9…結合剤 10…アンカーロッド 11…固定用区画(係留部分) 12…円錐区画(係留部分) 23、42、52…開口 60…網状片(被覆体) 20,30,40,50…カラー(被覆体) 13…円錐部分 80…ラセン状区画 70…傾斜面 71〜74…予定破断点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベルト フリッシュマン ドイツ連邦共和国 7832 ケンツィンゲ ン ヒュルンハイムヴェーク 3 (72)発明者 マンフレット リンクラケ ドイツ連邦共和国 7830 エメンディン ゲン 14, グルントアッカーシュトラ ーセ 6 (56)参考文献 特開 昭61−38207(JP,A) 特公 昭46−15565(JP,B1) 特公 昭29−6256(JP,B1)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固化可能な結合剤を満たすことのできる孔
    中に回動下に挿通可能な係留部分を有し、 該係留部分の外周面上に、多数の径方向の開口を有する
    被覆体が配設してある連結用アンカーであって、 該被覆体が係留部分(2、11、12)に回動不可能に
    固定してあり、少くとも或る周面区画に亘って軸方向に
    該係留部分(2、11、12)に沿って延在され、 前記多数の開口(23、42、52)は、該孔の壁面か
    ら該アンカーの挿入時に該被覆体の摺接により剥離した
    剥離片を係留部分(、11、12)の周りの環状空隙
    (2、14、75)へ導出するよう構成されたことを特
    徴とする連結用アンカー。
  2. 【請求項2】前記被覆体が樋状に形成された網状片(6
    0)であることを特徴とする請求項1に記載の連結用ア
    ンカー。
  3. 【請求項3】前記網状片(60)が軸方向に前記連結用
    アンカー(1、10)の前記係留部分(2、11、1
    2)の前方端(3)まで延在されたことを特徴とする請
    求項2に記載の連結用アンカー。
  4. 【請求項4】前記網状片(60)が前記係留部分(2、
    11、12)の前記前方端(3)のところで折返され、
    径方向に反対側の外周域に沿って延在されたことを特徴
    とする請求項2に記載の連結用アンカー。
  5. 【請求項5】前記係留部分(2、11、12)の外周に
    複数の点(25)において該被覆体を溶接したことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の連結用アン
    カー。
  6. 【請求項6】前記被覆体(60)が少くともねじ込み方
    向に指向する縁部に径方向折曲部を有し、この折曲部が
    前記係留部分の外周に軸方向に延在する溝(17)中に
    係合されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項記載の連結用アンカー。
  7. 【請求項7】連結用アンカーの係留部分全体を囲むカラ
    ーとして前記被覆体を形成した請求項1〜6のいずれか
    1項記載の連結用アンカーであって、該カラー(4、3
    0、40、50)がねじロッド(1)のねじ山部に溶接
    点(25)によって結合されたことを特徴とする連結用
    アンカー。
  8. 【請求項8】前記カラー(20、30、40)が連行用
    ウエップ(21)を有し、この連行用ウエッブか、連結
    用アンカー(10)に形成された軸方向に延長する径方
    向の溝(17)中に係合されたことを特徴とする請求項
    7記載の連結用アンカー。
  9. 【請求項9】前記カラー(4、20)が軸方向のワイヤ
    (5)と周方向に延在するワイヤ(6)とによるます目
    状網状体からなるカラーとして形成されたことを特徴と
    する請求項7又は8に記載の連結用アンカー。
  10. 【請求項10】前記被覆体(30)が金属性ラスシート
    として形成されたことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項記載の連結用アンカー。
  11. 【請求項11】前記被覆体(50)が穿孔板から成るこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の連結
    用アンカー。
  12. 【請求項12】前記穿孔板が尖頭(41)を備えた開口
    (42)を有し、摩擦板の形に形成されたことを特徴と
    する請求項11記載の連結用アンカー。
  13. 【請求項13】前記係留部分が1以上の円錐部分(1
    3)を含むアンカーロッド(10)であることを特徴と
    する請求項1〜12のいずれか1項記載の連結用アンカ
    ー。
  14. 【請求項14】前記アンカーロッド(10)の前方端
    (16)を屋根状の傾斜面(70)として形成したこと
    を特徴とする請求項1〜13のいずれか一に記載の連結
    用アンカー。
  15. 【請求項15】前記被覆体(20)が前方端及び後方端
    において前記アンカーロッド(10)への引張荷重下に
    破断するようにした予定破断点(71〜74)を介して
    該アンカーロッド(10)に結合されたことを特徴とす
    る請求項13又は14記載の連結用アンカー。
  16. 【請求項16】前記被覆体が網状体カラー(20)であ
    り、該カラー(20)は、前記予定破断点(71〜7
    4)においてアンカーロッド(10)に夫々溶接され、
    この溶接は、軸方向の少数のワイヤ(5)及び周方向の
    これよりも多数のワイヤ(6)についてなされることを
    特徴とする請求項15記載の連結用アンカー。
  17. 【請求項17】前記網状体カラー(20)の前方端及び
    後方端の直径上に向い合う点(71、72;73、7
    4)において、各2本の軸方向のワイヤ(5)及び5本
    の周方向のワイヤ(6)をアンカーロッド(10)に溶
    接したことを特徴とする請求項16記載の連結用アンカ
    ー。
  18. 【請求項18】前記アンカーロッド(10)かラセン状
    区画(80)として形成された係留部分と、前方端(1
    6)の屋根状の傾斜面(70)とを有し、これらの係留
    部分と該傾斜面との形状結合によって回動不能に保持さ
    れた網状体カラー(20)によって囲まれたことを特徴
    とする請求項1記載の連結用アンカー。
  19. 【請求項19】前記被覆体が、網状体カラー(20)で
    あり、カラー(20)が、軸方向に延在された薄板片
    (85)によって回転一体性か高まるように、該薄板片
    (85)は、該カラー(20)に点溶接(82)された
    ことを特徴とする請求項1記載の連結用アンカー。
  20. 【請求項20】前記被覆体が網状体であり、この網状体
    の基本的に互いに直交するワイヤ(83、84)が網状
    体(20)の長手軸線に対して30°〜60°の角度に
    配されたことを特徴とする請求項1〜19のいずれか1
    項記載の連結用アンカー。
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