JPS5958210A - アンカ−およびアンカ−用スリ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリートまたは石の中にアンカーを固定す
るために建設産業で使用される自己切込み式固定装置即
ちセルフアンダーカットアンカーに関する。本発明は特
に予め明けられた孔を半径方向に広げるために、中央が
ルト部のテーパー付き押し広げ用円錐部即ちエキスパン
ダ一部上を押し下げられるようにされた押し広げ可能な
スリーブを有するセルフアンダーカットアンカーに関す
る。

自己孔明は式アンカー即ちセルフトリリンクアンカーの
使用は数年来建設業ではごく普通に行われるようになっ
た。この型式のアンカーは２個の別々の孔明は作業をす
る必要をなくした。即ちセルフドリリングアンカーを挿
入する前に最初の孔が明けられるが、二度目の孔明は作
業は、最初の孔の中に挿入されたアンカーを固定する時
に、押し広げ可能なアンカーの押し広げ可能な部分が突
出してアンダーカット即ちベル形孔が形成されることに
よって行われる。

セルフドリリングアンカーの出現と共に打撃式または回
転式孔明は装置に使用される押し広げ式スリーブが使用
されるようになった。前記スリーブの接触端部即ち孔明
は端部は、スリーブの円筒状表面即ち外周のまわシに予
め定められた長さのスロット即ちみそを切ることによっ
て、押し広げ可能にされた。前記スロット即ちみそは普
通スリーブが容易に破裂するようにされていたが、これ
は固定作業の時に押し広げ装置が使用される時にのみそ
のようにされた。各種のくさび形の押し広げ装置が、ア
ンダーカット孔内でアンカーの押し広けがなされるよう
にまたはベル形のアンターカット孔が形成されるように
、押し広げ式アンカー装置に使用された。すべての周知
の装置では押し広げ式スリーブの前縁に設けられた切削
歯がコンクリートまたはその他の物質を取シ去る時に、
押し広げ式スリーブは外方に即ち半径方向に押し広げら
れる。しかしながらこの半径方向の押し広げは取去られ
ていないコンクリートまたは側壁部材との干渉を起させ
る。コンクリートではこの問題は極めて重要である。何
故ならば中間に挿入されるスリーブと周囲のコンクリー
トとの干渉即ち接触は、内周壁部材の粉砕を招き、従っ
てアンダーカット孔の過剰な拡大をひき起すものとなる
。負荷が加えられた時に、この過剰な拡大部は加えられ
た力の方向にアンカーが移動させることを許容する。こ
の運動の方向は前記過剰な拡大された孔の中への方向で
あり、それ故に孔を弱めかつアンカーの保持力を減少さ
せる。

コンクリートまたは石のようなその他の部材内に固定さ
れたアンカーにとって最も好ましいことは、その保持力
がアンカーの材料の力によって限定されるようにするこ
とであって、コンクリートまたは側壁部材の力によって
限定されないことが望ましい。予め明けられた孔の過剰
な拡大があるときは、その内周壁部材の粉砕ま−たけ崩
壊のために保持力は弱められる。通常アンカーはアンカ
ーの材料の臨界強度よりｉかに小さな負荷を受けたとき
、自身の予め明けられた孔から引き出される。

他の型式の押し広げ可能なスリーブ付きアンカー装置で
はスリーブの下方部分が押し広げ用円錐部即ちくさび部
の使用を介して永久的に適所に押し広げられる前に、予
め明けられた孔内の頂部付近で内周壁部材を掴持する予
め負荷がかけられた耳部を使用する。しかしながら普通
、これらの押し広げ可能なスリーブは内周壁部材を粉砕
またけ崩壊させて過剰に拡大した孔を明けさせる点では
同様な欠点があシ、強力な負荷が加えられるときは予め
負荷がかけられた耳部があるにも拘らず、アンカーは加
えられた負荷の方向に移動しがちであった。

上述した問題はアンカーを固定する時に予め明けられた
孔を過剰に拡大することのない、本発明に基づく改良さ
れたセルフアンダーカットアンカーによって解消された
。

本発明の主たる目的は押し広げられたフィンガーに瞬接
した内周壁部材を崩壊させることにょうて予め明けられ
た孔を過剰に拡大することのない、押し広げ可能なスリ
ーブを有するセルフアンダーカットアンカーを提供する
ことにある。

本発明の他の目的は、切削刃先につづく切削歯および押
し広げ可能な指状部材の両者の外周と、予め明けられた
孔の側壁部を形成する内周壁部材との間に十分な間隙を
もたらすことによシ、切削刃先が内周壁部材を取シ去る
押し広げ作業中に、スリーブの外周と前記内周壁部材と
の間で干渉が起らないようにした、改良されたセルフア
ンダーカットアンカーを提供することにある。

本発明の一つの特徴は、改良されたセルフアンダーカッ
トアンカーが切削刃先の上から押し広げ用スロットの直
前までの間の領域で縮少外径にされた押し広げ可能なス
リーブを使用することにある。

本発明の他の特徴は、前記改良されたセルフアンダーカ
ットアンカーは、アンカーの固定作業中にスリーブがそ
れに沿って載せられそして押し広げられるようにする。

テーパー付き即ち角度がつけられた表面を有する押し広
は用円錐部即ちエキスパンダ一部を中央ボルト部に設け
たことにある。

本発明の別の特徴は、前記押し広げ用円錐部即ちエキス
パンダ一部の増大径部は、押し広げ可能なスリーブ上に
設けられたスロットの押し広げスロット長さの約０．６
倍乃至１．５倍であることである。

本発明の利点は、改良されたアンカーはアンカーの保持
力を減少させないようなやυ方でセルフアンダーカット
を行うことにある。

本発明の別の利点は、改良されたセルフアンダーカット
アンカーは構造が簡単で取扱いが容易にされていること
にある。

本発明の他の利点は、内周壁部材内でアンカーの保持力
が最大にされるようなセルフアンダーカットアンカーを
提供することにある。

これらおよびそあ他の目的、特徴および利点は、押し広
げ可能な指状部材の歯に設けられた切削刃先の直上に縮
径された領域を有するような押し広げ可能なスリーブを
セルフアンダーカットコンク１ リートアンカーに使用して、押し広がシ作業中に押し広
げ可能な指状部材の外周面が前記内周壁部材と干渉しな
いようにすることによって達成された。

本発明の諸口的、特徴および利点は、添付図面と関連さ
せた以下の本発明の詳細な説明から明らかになるであろ
う。

第１図に全体として符号１０で示す改良された自己切込
式固定装置即ちセルフアンダーカットアンカーを側面立
面図で示す。アンカー１０はスリーブ１４の内側に中央
ボルト部１２を含む。中央がルト部１２は先端部１５と
押し広げ用円錐部即ちエキスパンダ一部１６との間に位
置した凹部１１即ち縮小径部を有する。第２図で示す展
開図でみて最もよく判るように、エキスパンダ一部１６
はテーパーがつけられていて、中央ボルト部１２の頂端
部に隣接した外径が増大してゆく増大径部１６ａと中央
ざルト部１２の底部即ち先端部１５に隣接した外径が減
少してゆく減少径部１６ｂとが形成されている。エキス
パンダ一部２ １６と先端部１５との中間に凹部１１即ち縮小径部が設
けられておりこの凹部１１は挿入作業時に破砕ごみの取
り込みをするために使用することができる。先端部１５
は予め明けられた孔内に中央がルト部１２が容易に着座
するように円錐形にされている。

第２図でみて最もよく判るように、エキスパンダ一部１
６はめねじ穴１８を有し、とのめねじ穴１８にねじ付き
端部１９がね１じばめされて中央ボルト部１２が組立て
られるようにされている。予め明けられた孔内でアンカ
ー１０が押し広げられたあとで固定されるべき目的物を
固着するために使用される固定用のねじが切られた留め
ねじ部２０が中央ボルト部１２の頂部に設けられている
。

第１図および第２図に示すスリーブ１４はその頂端に予
め定められた第１の外径を有する第１の端部１７即ちリ
ング部を、有する。スリーブ１４の頂部と底部との間に
小径部２２と肩部２３とが配置されており、肩部２３は
小径部２２の外径より大きい予め定められた第６の外径
を有する。指状部材２１が肩部２３から下方に向けて下
部切込み歯即ちアンダーカット歯２８に至るまで延在す
る。

複数個の細長のスロット２５が指状部材２１を分割しさ
らに肩部２３の軸方向の全長にわたるまで延在する。ア
ンダーカット歯２８は外方に向けて角度がつけられてお
シ、かつ第４図でみて最もよく判るようにスリーブ１４
の外周のまわシで切削縁部即ち刃先２４を形成するよう
に約１５度の角度だけ面取りされている。この角度はア
ンダーカット歯２８の面取シされた刃先２４が中央ボル
ト部１２のエキスパンダ一部１６の増大径部１６ａ上に
沿って下へ下へとはまり合ってゆくに適したように選択
される。しかしながら増大径部１ｅａ上に沿って刃先２
４を下へ下へと進ませうる角度であればどのような角度
でもよい。

スリーブ１４はほぼ円筒形状をしており、かつ中央ボル
ト部１２の外周に嵌合させることができるように中空に
されている。指状部材２１０表面はｉｔぼなめらかにさ
れている。第１の外径を有する第１の端部１７に比べて
スリーブ１４の小径部２２は約５％乃至２０％外径を小
にすることができる。小径部２２は諮１の端部１７で終
るが、意図的にスリーブ１４の軸方向に十分な長さだけ
延在させられており、小径部２２はスリーブ１４の１／
３以上の距離を占め、好ましくはスリーブ１４の軸方向
長さの１／２以上を占めるようにされる。

同様に第２図および第４図では指状部材２１の外方表面
即ち外周は、アンダーカット歯２８の切削刃先２４が全
体として画成子る外径および肩部２３の外径のいずれよ
りも小さい外径の縮径部にされている。

第６図はスリーブ１４の代替的実施例を示す。

このスリーブ１４は頂端部に隣接した大径のリング３３
と最頂端部にスロット付きリング２７とを有する。押し
広げ用スロット２５の終端に孔２６を明けて、スリーブ
１４の本体へ向けてクランクが広がる方向を制御するよ
うに図ることができる。

第６図では押し広げ用スロット２５にどのようにクラッ
クが延びるかが最もよく示されておシ、ここではスリー
ブのスロット２５の押し広げられた５ クラック２９はスリーブ１４の小径部２２の領域内に上
方に向けて延在して示されている。いずれの実施例にお
いても、第１の端部１７の外径の約１．２５乃至２．０
倍の範囲内の長さを有する押し広げ用スロット２５が望
ましいことが判った。スリーブ１４に使用される指状部
材の数は大体６乃至５である。しかしながらスリーブ１
４の外径が大きい場合には指状部材２１の数もまた６個
以上であってもよい。

中央ボルト部１２は第２図に示すような２個の別々の部
材で形成されてもよいし、またはめねじ穴１８およびね
じ行端部１９を有しない一体ものの押し広げ用円錐部即
ちエキスパンダ一部を有する中央ボルト部として形成さ
れてもよい。エキスパンダ一部１６ａの増大径部１６ａ
の部分の実際の長さは、押し広げ用スロット２５の長さ
よシ長ければどのような長さであってもよいが、理想的
にはアンカースリーブ１４の押し広げ用スロット２５の
軸方向長さの０．６倍乃至１．５倍がよいことが判った
。押し広げ用スロット２５とエキスパン６ ダ一部１６の一定の長さ部分との協働的相互作用によっ
てスリーブ１４は、増大径部１６ａの傾斜面における小
径部分がスリーブ１４の指状部材２１の内側孔と強制的
に干渉するまで、エキスパンダ一部１６０円錐面上を下
方へ駆動される。一度この強制的干渉が起ると中央ざル
ト部１２のエキスパンダ一部１６即ち押し広げ用円錐部
とスリーブ１４の指状部材２１とは強固に係合しかつ保
持される。この保合および保持は中央ボルト部１２に張
力を加える必要をなくした。

第５図に示すように留めねじ部２０を取囲んで嵌合し第
１の端部１７の頂部に載置された補助具３０を使用して
、スリーブ１４をエキスパンダ一部１６即ち押し広げ用
円錐部上を下へ下へと推進させてもよい。補助具３０と
スリーブ１４とを下方に向けて推進させるためにノ１ン
マーを使用してもよい。アンカー１０に、第７図で示す
ようにスリーブ１４がエキスパンダ一部１６上を下方に
向けて強制的に押し下げられることによって十分に力が
加えられた後で、被固定物体３２の頂部上に留めねじ部
２０に対して強く締められたナツト３１を固定してもよ
い。

第５図、第６図および第７図はアンカー１０に負荷が加
えられた時に、中央がルト部１２に案内されたスリーブ
１４の推進状態を示す。各図面においてアンカー１０は
予め明けられた孔３４内に挿入されている。この予め明
けられた孔３４の内径はアンカー１０が前記孔３４内に
はまシ合うように、スリーブ１４の外径よシわずかに大
にされている。通常はコンクリートである内周壁部材３
５は指状部材２１の作動を介してアンカー１０を固定す
るために使用されることができる。第５図ではアンカー
１０は予め明けられた孔３４内に挿入されたばかりの状
態にある。補助具３０が留めねじ部２０を取囲んでスリ
ーブ１４の頂上に載置されている。面取シされた刃先２
４を有する指状部材２１はエキスパンダ一部１６の増大
径部１６ａ上に着座した状態にある。先端部１５は予め
明けられた孔３４の底部上に静止している。

゛　　　ハンマーで補助具３０の頂部を叩くことなどに
よシ第６図で示すように負荷が加えられ始めると、スリ
ーブ１４はエキスパンダ一部１６上を下方に向けて移動
し始める。各指状部材２１はエキスパンダ一部１６の増
大径部１６ａ上に乗シ上げて、そして押し広げ用スロッ
ト２５が下方端部から押し広げられて半径方向外方に向
けて指状部材は移動させられる。この半径方向外方に向
けての運動の結果、各アンダーカット歯２８の切削刃先
２４は予め明けられた孔３４の側壁即ち内周壁部材３５
と接触し始める。切削刃先２４は自己切込作業を始め内
周壁部材３５を取シ去る。スリーブ１４が下方に向けて
移動しつづけるときは、第７図に示すように押し広げ用
スロット２５は押し広げ用スリーブスロットのクラック
２９を形成しながら破裂し始める。スリーブ１４が完全
に押し下げられた位置に近接すると、肩部２３は自分の
大径外径でもって外方に向けて内周壁部材３５内に押し
広けられて第２の押し広げアンカー表面即ち第２の押し
広げ固定部表面としての作用をする。

面取シされた刃先２４の外径および肩部２３の９ 外径と比較してみた、指状部材２１の縮径部の極めて重
要な効果は第８図でみると最もよく判る。

第８図では拡大図で、指状部材２１の半径方向外方に向
けての押し広がシ即ち拡張が、指状部材２１に縮径部が
設けられているために内周壁部材３５と指状部材２１の
外周との間に隙間を発生させるような線に沿って、切削
刃先２４が内周壁部材３５を取り去るようにすることを
図示している。

指状部材２１の外方に向けての拡張運動は、同時に肩部
２３を外方に向けて移動させて内周壁部材３５と掴持係
合をさせる。完全に負荷が加えられるときは、アンカー
１０は下方の切シ込まれた領域即ちアンダーカットされ
た部分でもって内周壁部材２５と堅固に係合するが、上
述した自己切込み作業は予め明けられた孔３４を過剰に
拡大させることはないし、また指状部材２１の外周面は
内周壁部材３５を粉砕または破壊させるほどには予め明
けられた孔３４の側壁と強くは接触するに至ることはな
い。

この予め明けられた孔３４が過剰に拡大すると０ とを防止することは、指状部材２１の外径を縮径部の作
用、および肩部２３の直上の小径部２２の領域の作用に
よって達成された。比較的に短い押し広げ用スロット２
５と、前記指状部材２１の外径を縮少させた領域と、前
記小径部２２と、の協働作用によってスリーブ１４の半
径方向外方へ向けて押し広がる部分による内周壁部材３
５の取り去シを、側壁を形成する内周壁部材３５の崩壊
を防止しかつ予め明けられた孔３４を過剰に拡大させる
ことを防止するように行わせるものとなった。

押し広げ可能にされたスリーブ１４の外方表面は−はぼ
滑らかな形状にされているので、応力は内周壁部材３５
の広い領域にわたシ均等に配分される。

取り去られた内周壁部材３５は下方に向けて予め明けら
れた孔３４の中に落下する。

スリーブ１４が下方に向けてエキスパンダ一部１６の増
大径部１６ａ部分をこえるように移動されてエキスパン
ダ一部１６が押し広げ用スロット２５の上方の位置にま
で到達した時に、完全な押し広がシが完了する。この位
置はオペレーター即ち作業者によって、スリーブ１４の
下方に向けての移動運動が停止した時にスリーブ１４の
完全な押し広がりが示されることにより感知される。エ
キスパンダ一部１６とスリーブ１４の内側面との接触は
アンカー１０の剛性および保持力を増大させるものとな
った。

本発明の原理に基づいた好ましい実施例について図示説
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、本発明によればさらに別の広範な種々の装
置が実施できることは明らかである。本発明の特許請求
の範囲は上述した開示をみて当業者がなしうるであろう
ような、詳細部分、材料および部材の配置におけるすべ
ての容易性のある変更を含むことを意図するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例である自己切込式固定ｉｆ即ち
セルフアンダーカントアンカーの側面立面図で、エキス
パンダ一部を有する中央ボルト部とその外周に嵌着され
たスリーブとを示し、第２図は第１図に示すセルフアン
ダーカットアンカーの展開側両立面図を示し、第３図は
第１図で示す押し７広げ可能なスリーブの変形実施例を
予め明けられた穴から取出した状態で示す斜視図で、ス
リーブのスロットによって画成された線に沿って破裂即
ちクラックが起きることを示しており、第４　　　。 図は押し広げられていないスリーブの部分断面図で、押
し広げ可能な指状部材に取付けられた歯の切削刃先の上
部の縮径部を示し、第５図、第６図および第７図は中央
ボルト部の押し広げ用円錐部即ちエキスパンダ一部上に
沿って押し広げ可能なスリーブが、自身でアンダーカッ
トを行うように〜予め明けられた孔の中を下方に向けて
押し下げられて固定される状態を示し、第８図は押し広
げ可能なスリ下プのうちの１個の押し広げ可能な指状部
材の部分拡大側両立面図で、歯の切削刃先がどのように
内周壁部材を取シ去ってゆくか、および肩部が内周壁部
材との間で第２の保合表面を形成しながら前記縮径部が
どのように内周壁部材と干渉することを防止しているか
を示す。 １０・・・アンカー、１２・・・中央ボルト、１４・・
・スリ６ −７”、１５・・・先端部、１６・・・エキスパンダ一
部、１６ａ・・・増大径部、１６ｂ・・・減少緑部、１
７・・・第１の端部、２１・・・指状部材、２２・・・
小径部、２３・・・肩部、２４・・・刃先、２５・・・
スロット（細長のスロット）、２８・・・歯、３２・・
・被固定物体（物体）、３４・・・予め明けられた孔、
３５・・・内周壁部材（側壁部）。 代理人　浅　村　　　皓 外４名 ４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）細長の側壁部を有する予め明けられた孔の中に挿
   入されてコンクリートに物体を固定するアンカーにおい
   て、 （ａ）先端部が形成された第１の端部およびこれと対向
   する第２の端部を有する予め定められた長さの中央ボル
   ト部と、 （ｂ）前記中央ボルト部上に形成された、前記第２の端
   部に隣接した増大径部および前記先端部に隣接した減少
   径部を有するエキスパンダ一部と、（Ｃ）前記中央ボル
   ト部の前記第２の端部のまわりに嵌着可能な予め定めら
   れた内周および予め定められた軸方向長さを有する中空
   の押し広げ可能なスリーブであって、かつ前記スリーブ
   は第１の外径を有する第１の端部、および予め定められ
   た長さ、幅および予め定められた外周を有する細長かつ
   外方に向けて押し広げ可能な複数個の指状部材が設けら
   れた第２の端部、を含むスリーブと、０）押し広げ可能
   な前記指状部材全区画しかつ前記指状部材の幅を画成す
   る複数個の細長のスロットと、 （ｅ）前記スリーブ上に前記第１の端部に隣接しかつ前
   記細長のスロットの少くとも１部分まで延在する小径部
   と、 （ｆ）前記スリーブが押し広げられた時に前記予め明け
   られた孔の前記側壁部と掴持係合可能な肩部であって、
   前記肩部は前記小径部より大きい第３の外径、および前
   記指状部材より短い予め定められた軸方向長さを有し、
   かつ前記屑部會通り過ぎて延在する前記細長のスロット
   によって分断され　　　′た肩部と、 （巧）前記スリーブの前記第２の端部に設けられた各前
   記指状部材に少くとも１個づつ取付けられた、面取りさ
   れた刃先を有する歯と、 會有し、前記指状部材全部に少くとも１個づつ取付けら
   れた前記面の前記刃先は集合して第４の外径全画成し、
   前記指状部材の前記外周は前記肩部の前記第６の外径お
   よび前記刃先が画成する前記第４の外径のいずれよシも
   小にされておシ、前記スリーブに負荷が加えられて前記
   エキスパンダ一部上を下方に向けて強制的に押し下げら
   れることによって前記スリーブが前記中央ボルト部の前
   記エキスパンダ一部によって押し広げられた時に、前記
   指状部材の前記外周が前記予め明けられた孔の前記側壁
   部と係合することなく、前記指状部材の各々に取付けら
   れた前記刃先は前記予め明けられた孔内で自身でアンダ
   ーカット即ち下方切込みをするようにされたことを特徴
   とするアンカー。 （２、特許請求の範囲第１項に記載のアンカーにおいて
   、前記刃先は内方表面を有し、前記アンカーに負荷が加
   えられる前に前記中央ボルト部に前記スリーブが嵌合さ
   れるときに、前記内方表面は前記中央ボルト部の前記エ
   キスパンダ一部上に着座するようにされたアンカー。 （３）特許請求の範囲第１項に記載のアンカーにおいて
   、複数個の前記細長のスロットの長さは前記第１の外径
   の約１．２５倍乃至約２．０倍であるアンカー。 （４）特許請求の範囲第１項に記載のアンカーにおいて
   、前記指状部材の数は６個乃至５個ぐらいであるアンカ
   ー。 （５）　　４’！ｉ−許稍求の範囲第１項に記載のアン
   カーにおいて、前記指状部材の数は４個であるアンカー
   。 （６）特許請求の範囲第１項に記載のアンカーにおいて
   、前記第２の端部に隣接した前記中央ボルト部の部分は
   ねじ切シされたアンカー。 （７）％許請求の範囲第５項に記載のアンカーにおいて
   、前記先端部は円錐形であるアンカー。 （８）細長の側壁部を有する予め明けられた孔の中に挿
   入された、エキスパンダ一部を有する中央ざルト部のま
   わシに嵌合されるようにされた、予め定められた軸方向
   長さを有するコンクリートアンカー用の中空の押し広げ
   可能なスリーブにおいて、（ａ）第１の外径を有する第
   １の端部と、（ｂ）予め定められた長さおよび外周を有
   しかつ細長で外方に向けて押し広げ可能な複数個の指状
   部材が設けられた反対側の第２の端部と、（ｃ）各前記
   指状部材を区画する複数個の細長のスロットと、 （ｄ）前記第１の端部および前記反対側の第２の端部と
   の中間に位置する小径部と、 （ｅ）前記スリーブが押し広げられた時に前記予め明け
   られた孔の前記側壁部と掴持係合可能な肩部であって、
   前記肩部は前記小径部より大きい第３の外径、および前
   記指状部材より短い予め定められた軸方向長さを有し、
   かつ複数個の前記細長のスロットによって軸方向長さに
   沿って少くとも部分的に分断された肩部と、 （ｆ）前記スリーブの前記第２の端部に設けられた各前
   記指状部材に少くとも１個づつ取付けられた、面取りさ
   れた刃先を有する歯と、 を有し、前記指状部材全部に少くとも１個づつ取付けら
   れた前記歯の前記刃先は集合して第４の外径を画成し、
   前記指状部材の前記外周は前記肩部の前記第６の外径お
   よび前記刃先が画成する前記第４の外径のいずれよりも
   小にされており、前記中央ビルト部の前記エキスパンダ
   一部によって前記スリーブが押し広げられた時に、前記
   指状部材の前記外周が前記予め明けられた孔の前記側壁
   部と係合することなく、前記指状部材の各々に取付けら
   れた前記刃先は前記予め明けられた孔内で自身でアンダ
   ーカット即ち下方切込みをするようにされたことを特徴
   とするアンカー用スリーブ。 （９）特許請求の範囲第８項に記載のスリーブにおいて
   、複数個の前記細長のスロットは前記肩部を通シ過ぎて
   前記小径部まで軸方向に延在しているアンカー用スリー
   ブ。 顛　特許請求の範囲第８項に記載のスリーブにおいて、
   複数個の前記細長のスロットの長さは前記第１の外径の
   力１，２５倍乃至約２．０倍であるアンカー用スリーブ
   。 （１１）　　特許請求の範囲第８項に記載のスリーブに
   おいて、前記指状部材の数は３個乃至５個ぐらいである
   アンカー用スリーブ。 ａ２、特許請求の範囲第８項に記載のスリーブにおいて
   、前記指状部材の数は４個であるアンカー用スリーブ。 （Ｌ（至）特許請求の範囲第８項に記載のスリーブにお
   いて、前記第２の端部に隣接した前記中央ボルトの部分
   がねじ切シされたアンカー用スリーブ。