JPH061083B2 - 自己閉塞形ブラインドリベット - Google Patents

自己閉塞形ブラインドリベット

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JPH061083B2
JPH061083B2 JP59240895A JP24089584A JPH061083B2 JP H061083 B2 JPH061083 B2 JP H061083B2 JP 59240895 A JP59240895 A JP 59240895A JP 24089584 A JP24089584 A JP 24089584A JP H061083 B2 JPH061083 B2 JP H061083B2
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plug
stem
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キース・デナム
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
    • F16B19/04Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
    • F16B19/08Hollow rivets; Multi-part rivets
    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • F16B19/1027Multi-part rivets
    • F16B19/1036Blind rivets
    • F16B19/1045Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like
    • F16B19/1054Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like the pull-mandrel or the like being frangible
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/04Riveting hollow rivets mechanically
    • B21J15/043Riveting hollow rivets mechanically by pulling a mandrel
    • B21J15/045Riveting hollow rivets mechanically by pulling a mandrel and swaging locking means, i.e. locking the broken off mandrel head to the hollow rivet

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自己閉塞形ブラインドリベット、特に専らで
はないが、破断ステム形の高張力自己閉塞形ブラインド
リベットに関するものである。
[従来の技術] 自己閉塞形ブラインドリベットは良く知られており、ほ
ぼ円形の細長い柄部と、頭部及び柄部を通って軸方向に
延びる孔の有る柄部の一端の放射方向に拡大形成された
リベット頭部とを有する管状のリベット本体、並びにリ
ベット本体の孔を通って延びる細長いステムから一般的
に構成されている。ステムはリベット本体の頭部端から
突出するステム端部と、リベット本体の孔内に設けられ
たプラグ部と、柄部の他の端に隣接した放射方向に拡大
した端頭部とから成っている。
リベットを取付けるためには、突出する尾端部が握持さ
れて引張られると共に、リベット本体の頭部が支持さ
れ、リベット本体の頭部に向かって端頭部を引張ること
によって、柄部の尾端部がブラインド頭部を形成するよ
うに膨出される。
リベットの取付けの後、柄部のプラグ部はリベット本体
により保持されて、孔を塞ぐので、これによって取付リ
ベットの剪断強さが実質的に高められる。実際的ではな
いが、リベットが取付けられた後に残っているプラグ部
からステム端部を除去することが有効である。これはリ
ベットが完全取付状態に達したならば、ステムが受ける
ことになる予定の引張力が作用される時に、プラグ部か
らステム端部が破断される構成によって普通達成され
る。この様なリベットは“破断ステムリベット”として
良く知られている。
或る種の自己閉塞形ブラインドリベットにおいては、端
頭部はリベット本体の尾端部に向かってテーパーが付け
られており、これによって端頭部はブラインド頭部を形
成するためにリベット本体の尾端部の中に入って膨脹す
ることが出来が、この発明の関連する種類のブラインド
リベットにおいては、端頭部はリベット本体の尾端部と
係合するよう出来て、リベット本体の頭部に向かって引
張る時に、柄部が短く成ると同時に外方に膨出されてブ
ラインド頭部が形成される。
自己閉塞形ブラインドリベットが用いられる多くの場合
に、リベットの剪断強さが当然に低下するばかりでな
く、失敗したブラグ自体が危険な部材の山を造るため
に、プラグ部分が取付けられたリベット本体の孔の外に
出て来るべきでないことが大いに重要である。この様な
危険を避けるために、プラグ部分が端頭部と一緒にリベ
ット本体の孔内に錠止され、これを達成するための種々
の手段が提案されているが、その幾つかは相当に精密で
あることが所要されている。
この発明の目的は、被加工物の実質的部分と係合するよ
う強固に押圧されるブラインド頭部を形成すると共に、
リベット本体の押出しに抵抗するようリベット本体にプ
ラグを錠止できる自己閉塞形ブラインドリベットを提供
することにある。
この発明によって、構造が複雑でなく、リベットの取付
けの際にプラグ部がリベット本体に有効的に錠止される
自己閉塞形ブラインドリベットが構成される。
この発明に従えば、細長いステム、並びに細長い柄部
と、柄部の一端にリベット頭部を設ける放射方向拡大部
と、柄部の他端の尾端部と、リベット頭部および柄部を
通って尾端部に軸方向に延びる孔とを有する管状リベッ
ト本体から成り、ステムがリベット本体の孔を通って延
び且つリベット本体の頭部端から突出するステム端部と
ステム端部に連接されたプラグとを有し、プラグがステ
ム端部に隣接したほぼ円形の第1の部分と、第1の部分
によりステム端部から隔った第2の部分と、ステム端部
から反対側のステムの端部の放射方向の拡大された端頭
部とを有し、端頭部は柄部の尾端部と係合すべくステム
端部に向かって面した下面を有し、第2の部分のプラグ
の直径が、端頭部に向かって面した係合部を設けると共
にこの係合部と下面の間に環状溝を設けるように端頭部
の下面から隔った位置にて第1の部分から離れる方向に
大きく縮小され、リベット本体の柄部はリベット頭部に
隣接した主部と、この主部によりリベット頭部から隔っ
た端部とを有する自己閉塞形ブラインドにおいて、柄部
の端部は環状溝の幅より大きく軸方向長さに亙って尾端
部に向かう方向に順次縮小された外径を有し、端部は一
部が環状溝内に延びる柄部の尾端部に隣接した放射方向
内方に延びる部分を有し、柄部の端部の内径は柄部の尾
端部に向かって順次縮小し、プラグの直径は環状溝の幅
により大きく軸方向長さに亙って端頭部に向かって順次
縮小しており、プラグの直径の順次的縮小が溝と、溝お
よびプラグの第1の部分の間の最初の縮小部とによって
形成されていることを特徴とする自己閉塞形ブラインド
リベットが提供される。
係合部を形成するプラグの直径の縮小は、取付リベット
においてプラグがリベット本体の尾端部を通って軸方向
に押出すように成る大きな力がプラグに作用される時
に、環状溝内に延びたリベット本体の材料が破壊される
迄、リベット本体の材料がプラグの押出しに抵抗するこ
とができる。
柄部の端部の外径は実質的に円滑なテーパーを介して順
次縮小できる。
柄部の端部の外径は複数個の段階的な縮小部を介して順
次縮小できる。
柄部の端部の内径は柄部の尾端部に向かって順次縮小す
ることが出来る。
プラグの第2の部分の直径は端頭部に向かって順次縮小
することが出来る。
ブラグの第2の部分の直径はの順次縮小していて環状溝
と、環状溝およびプラグの主部の間の最初の縮小部とに
よって形成することが出来る。
この最初の縮小部は段階的な縮小とすることができる
し、この最初の縮小部分を単一の縮小によって行うこと
が出来る。また、この様な最初の縮小部はテーパーを付
けることができる。
環状溝内に延びる柄部の一部は係合面と下面の間のステ
ムを受けることが出来る。
険しい縮小部の位置で表される係合面は、ステムの長手
方向軸心とほぼ直角に放射方向に延びるように出来る。
リベット本体の孔はリベット頭部近くに錠止区分を有
し、この錠止区分における孔の直径は錠止区分と端部と
の間の孔の直径と比較して縮小されるように出来る。ま
た、プラグの第1の部分は複数個の円周方向に間隔を置
いて突出するスプラインを有しており、リベット頭部に
向かう方向の孔に沿ったプラグの引張によって孔の錠止
区分の周りのリベット本体に長手方向の溝を形成するこ
とが出来る。
突出するスプラインは、スプライン区分がステム端部と
隣接するプラグの第1の部分の区分によって形成するこ
とができ、また、プラグの第1の部分はスプライン区分
によりステム端部から隔った別の区分を有しており、こ
の別の区分はスプライン区分の最大直径とほぼ同じ直径
を有している。
柄部の尾端部は、端頭部の下面の直径よりも大きくない
直径を有している。
端頭部は、アンダーカットされた下面を有するように出
来る。
リベットは、ステム端部をプラグに連接する破断頸部を
有する破断ステムリベットとすることが出来る。
この発明の実施例を、添付図面を参照して例により以下
に説明しよう。
[実施例] 図面の第1図を先ず参照するに、自己閉塞形のブライン
ドリベットは細長いステム10と、リベット使用前に一
体構造を形成するよう互いに組合せられる管状のリベッ
ト本体12とから構成されている。
リベット本体12は、組合せる前に全長に亙って一定の
直径をなした環状断面の細長い柄部14と、柄部14の
端の放射方向に、すなわち直径方向に大きくなったリベ
ット頭部16とを有している。孔18はリベット頭部1
6と柄部14とを貫通して、符号20が付けられた以下
の“尾端部”と呼ばれるリベット頭部16と反対側の柄
部14の端にまで軸方向に延びている。
ステム10は細長いステム端部22と、幅狭い破断頸部
26によってステム端部22と連接されたプラグ24
と、ステム端部22と反対端のプラグ24の端、従っ
て、ステム10の端の放射方向に拡大された端頭部28
とから成っている。プラグ24は端頭部28に直ぐ隣接
した環状の溝29を有している。端頭部28は、ステム
端部22の方を向いていて溝29を横切る下面30を有
している。この実施例において、端頭部28はアンダー
カットされており、言い換えれば端頭部28の周辺が下
面30の放射方向内部よりもステム端部22の方に僅か
に近くなった面を形成するように窪み溝が設けられてい
る。
リベットを用いる前に、ステム10とリベット本体12
は互いに組合わされ、ステム端部22がリベット本体1
2の尾端部20において孔18内に挿入され、端頭部2
8の下面30がリベット本体12の尾端部20に当たる
まで孔18を通り、予め形成されたリベット頭部16を
有するリベット本体12の端からステム端部22が突出
し、尾端部20に隣接した柄部14の端部32が僅かに
押されて端部32が収縮されて変形され、尾端部20に
隣接した端部32の内側部分34が溝29に入り、これ
によってリベット本体12が孔18にステム10を維持
することが出来て、使用前に部品がばらばらになること
が出来て、使用前に部品がばらばらになることなく組合
せられたリベットを取扱うことが出来る。
この発明に従って組合せられる自己閉塞形ブラインドリ
ベットが第2図に示されている。この実施例の自己閉塞
形ブラインドリベットは破断ステムリベットとして知ら
れた種類のものである。従って、図面の第2図を特に参
照するに、プラグ24をステム端部22に連接する細い
破断頸部26がステム10の弱い部分を造っており、従
って、ステム10が張力を受ける時に、他の部分よりも
破断頸部26において破断することが理解されよう。
プラグ24は破断頸部26に直ぐ隣接したほぼ円形の第
1の部分36と、この第1の部分36によりステム端部
22および破断頸部26から隔てられた第2の部分38
とを有している。第1の部分36は2つの隣接する区
分、すなわち破断頸部26に隣接したスプライン区分4
0と、スプライン区分40により破断頸部26から隔て
られて平らな円形面を有する別の区分42とから成って
いる。スプライン区分40は、ステム10の長手方向に
延び、且つ放射方向外向きに突出した複数個の円周方向
に間隔を置いたスプライン44が形成されている。スプ
ライン区分40の直径は、スプライン44を介して或は
スプライン44の間で測定された値に従って最大および
最小の間で変化し、最大値すなわちスプラインの放射方
向最外方部が位置する円を横切るところで、スプライン
区分40の直径が別の区分42の直径と同じで、プラグ
24の全体の第1の部分36がほぼ円柱であることが勿
論明らかであろう。
プラグ24の第2の部分38にて、プラグ24の直径が
第1の部分36から端頭部28に向かう方向に第1の部
分36の直径よりも小さくなっている。この実施例に
て、直径の縮小は2段階で行われ、プラグ24の第1の
部分36に隣接した最初の縮小部46と、端頭部28か
ら隔たり且つプラグ24の第1の部分36に隣接した第
2の部分38の端部から隔った位置の次の縮小部48と
において縮小が行われている。
この次の縮小部48を形成する特別な目的は端頭部28
に向かって軸方向に面した環状の係合部50を設けるこ
とで、このために縮小部48は出来るだけ厳しく選ばれ
る。理想的には、係合部50はステム10の軸心に対し
て直角に放射方向に延ばされるべきであるが、ステムの
製造に実際に困難をもたらすので、この様な考えから幾
つかの考案が特別な欠陥なく許されるものと確信され
る。最初の縮小部46は係合部を設けるよう意図してお
らず、また、係合部としても作用せず、プラグ24の第
2の部分38の直径の段階的な縮小を形成するために設
けられており、従って、縮小の割合は縮小部48だけに
よって設けられるよりも小さい。最初の縮小部48はテ
ーパーによって形成できるが、段階的な縮小部を形成す
るのが好適である。
環状の溝29が設けられた縮小部48は断面が円形であ
り、係合部50と端頭部28の下面30との間の溝29
の深さは、柄部14の尾端部20における壁の厚さとほ
ぼ等しいか、或は僅かに大きい。
プラグ24の直径が溝29よりも大きく離れて端頭部2
8から隔った位置において最初に縮小されていること
は、溝29の幅よりも実質的に大きく軸方向長さに亙っ
て柄部14の端部32の内外径の漸進的な縮径を可能に
している。
第2図を特に参照するに、ステム10とリベット本体1
2の組合せの時に行われる縮小作用の結果、組合せられ
たリベットのリベット本体12の柄部14は2つの異な
った部分、すなわちリベット頭部16と隣接した主部5
4と端部32とに分けられ、端部32は先に説明した様
に縮小作用の結果として柄部14の尾端部20に向かっ
て直径が小さくなるようテーパーが付けられている。従
って、端部32の内外面は、主部54の内外面に対して
異なった角度を形成している。縮小され且つテーパーが
付けられた端部32のテーパー角度は、端部32内外の
直径の縮小がプラグ24の第2の部分38の直径の漸進
的な縮小にほぼ対応するようなっている。
この実施例の端部32の内方に延びる内側部分34は、
端部32の他の部分よりもしっかりと縮小されて環状の
溝29の底部であるプラグ24の小直径の部分38とし
っかり係合するように係合部50と下面30との間の環
状溝29内に十分に入れられている。
リベット本体12の孔はリベット頭部16の近くに錠止
区分56を有しており、この錠止区分56の孔の直径が
プラグ24のスプライン区分40の最小直径と対応する
直径、またはこの最小直径よりも僅かに大きな直径に縮
小される。錠止区分56の軸方向長さはプラグ24のス
プライン区分40の軸方向長さよりも僅かに大きい。リ
ベット本体12は孔の頭部端に端ぐり58を有してお
り、この端ぐり58は錠止区分56からテーパー付の端
部32に延びる孔18の主部分とほぼ同一直径である。
取付け前のリベットにおいて、ステム端部22は隙間を
おいて錠止区分56を通って延びている。プラグ24の
第1の部分36は錠止区分56と端部32の間に延びる
孔18の主部分に設けられており、孔18の主部分と隙
間嵌めすると共に、錠止区分56と締まり嵌めする最大
直径を第1の部分36が形成している。従って、リベッ
トを取付けるためにステム10が錠止区分56内にプラ
グ24のスプライン区分40を引込めるよう引張られる
時に、スプライン44は錠止区分56の周囲のリベット
本体12の材料部分を切取ったり据込みして、プラグ2
4のスプライン44間に突出して錠止区分56と噛合係
合する長手方向溝や対応するスプラインをリベット本体
12の材料部分に形成する。従って、平らな円筒状の区
分42は錠止区分56に入り、リベット本体12の対応
するスプラインを長手方向溝に据込み、これによってス
プライン44背後を閉鎖できる。プラグ24のスプライ
ン区分40とリベット本体12の錠止区分56の長手方
向溝および対応するスプラインの間の噛合係合は、取付
リベットにおいてリベット本体12に対するプラグ24
の回転を防止するように作用し、スプライン背後の長手
方向溝の閉鎖はリベット本体12にプラグ24を錠止し
て、リベット本体12の尾端部20からのプラグ24の
引出しを阻止するよう行う。
併し、この発明の自己閉塞形ブラインドリベットは以下
の説明から明らかになる様に取付リベットにおいてリベ
ット本体内のプラグの保持を助ける様に作用する手段を
持っている。
従って、先ず第2図を参照するに、この実施例におい
て、自己閉塞形ブラインドリベットは、3つの孔あき部
材を、被加工物60を形成するよう孔を合わせて互いに
固着するように用いられる。被加工物60は作業者が接
近できる前側62と、接近することができない後側、す
なわちブラインド側64とを有している。合致した孔は
前側62からブラインド側64に延び、組合せられたリ
ベットが整列した孔内に挿入されるので、リベット頭部
16が被加工物60の前側に係合し、柄部14が被加工
物60を通って延び、ステム10の端頭部28と柄部1
4のテーパー付の端部32と主部54の一部とがブライ
ンド側64を越えて突出している。複数個の環状の引張
用溝68が形成されたステム端部22は、溝付のステム
端部22を握持する握持部材(図示しない)と、リベッ
ト頭部16と係合するようステム端部22が握持部材と
係合すべく挿入される環状金敷70とを有した工具によ
って握持され引張られる。
次いで、工具はリベット頭部16に向かってステム10
の端頭部28を引張る方向のリベット本体12に対して
ステム10を軸方向に引張るよう作動されると共に、リ
ベット本体12が第2図の矢印により示される様に金敷
70に対して支持される。この点で、ステム10が予定
の大きい引張応力を受ける時に、破断頸部26で破断す
るよう設計されており、変形に対して抵抗する硬質材
料、この実施例では非常に硬くて丈夫な鋼でステム10
が造られている。他方、リベット本体12は比較的軟ら
かで変形自在な材料、例えばアルミ合金や、この実施例
では鋼合金で造られているのが好適である。
端頭部28の下面30による柄部14の尾端部20との
係合に基づいて、工具の作動は柄部14に圧縮応力を作
用し、続いて柄部14の突出部分が変形し始め、被加工
物60のブラインド側64と端頭部28の間に外周膨み
部72を形成し、同時に被加工物60内の柄部14の一
部が第4図に見られるように孔を放射方向に満たす様に
延びる。特に、膨み部72は、テーパー付の端部32の
両端部間に有って且つ柄部14の尾端部20から隔った
位置で中心決めされるので、内方に延びる内側部分34
が環状溝29内に残される。
ステム10の引張が行われる時に、プラグ24のスプラ
イン区分40は先に説明した様に錠止区分56に入って
通過し、膨み部72は孔18の周りの被加工物60のブ
ラインド側64と係合してブラインド頭部を形成する。
同時に、端部32は屈曲し始める。この屈曲の効果は、
屈曲部分と環状溝29内にある尾端部20との間にある
端部32の一部を押圧して溝29内への材料の可塑流れ
を生じるので、第5図に見られるように係合部50と下
面30との間の溝29が充填される。ステム10の引続
いての引張によって、端頭部28と被加工物60との間
の柄部材料の屈曲は一層激しくなるので、ブラインド頭
部が孔のまわりの被加工物60のブラインド側の部分と
係合し、柄部14の屈曲部分がくっついて、端部32の
始めの膨み部72によって大きくなる環状溝周りの空所
を実質的に除去する。
結局、平らな円形の区分42は孔18の錠止区分56に
入るよう始め、これはブラインド頭部の部分のリベット
本体の一層の変形に対して増大する抵抗と一緒に、ステ
ムを引張るよう必要とされる張力が、破断頸部が抵抗で
きる張力を越え、従ってステムが破断頸部にて破断し、
工具を取外してステム端部を破棄し、第6図に示される
様にリベット頭部とブラインド頭部の間にしっかり締着
される被加工物材料中に十分に取付けられたリベットを
残すようにすることに基づいている。
リベット本体の柄部の端部の外径が順次縮小することに
よって、ステムの引張で端頭部により柄部の尾端部に作
用される圧縮力は、リベット頭部の方に向かって柄部の
縦軸心に対して角度をもって外方に傾斜する方向にテー
パー付端部を介して伝達される。これは、尾端部に向か
う外径の順次的な縮小を持たない同様な柄部の同じ様な
膨み部を生じるために必要とされるよりも小さな値の軸
方向に作用される負荷により柄部に球状の円周膨み部の
形成を意図する力の発生に基づいている。
十分に取付けられたリベットにおいて、プラグに作用さ
れる力を増大することによって尾端部を介してリベット
本体の軸方向外方へのプラグの押圧に対する十分な抵抗
が作用することを確実にするために、係合部を形成する
直径の大きな縮小が行われて係合部の面がプラグの縦軸
心に対して十分に傾斜されて、リベット本体の材料が破
壊する前にプラグがリベット本体に残すことが出来るよ
うに環状溝内にはリベット本体の材料が変形して入らな
いことが必要であると本発明者は考える。プラグの軸心
に対してほぼ直角に係合部の面を造くるために、リベッ
ト本体の尾端部の外にプラグを押すよう試みが行われる
時に、テーパー付くさびの様な具合に放射方向外方向に
環状溝内に入るリベット本体の材料を変形する係合部の
ための傾向は殆ど見られない。従って、内方に延びる内
部34は環状溝29内に残って係合部と係合するように
なる。このために、プラグに作用される力は引張の下で
リベット本体の柄部に作用され、リベット本体の材料が
破壊されて、環状溝内に係合されたリベット本体の材料
の一部が取られてプラグがリベット本体を残すように出
来ることを本発明者等は見出した。
この発明は特別に上述した以外の他にも実施できる。従
って、例えば2つの段階的な縮小部によって行われるプ
ラグの第2の部分の直径の漸進的な縮小の代わりに、プ
ラグの直径の各段階的な縮小を小直径円形部に縮小して
ステムの軸心にほぼ直角な明確に形成される係合面を表
し、直径の順次的な縮小を一層緩やかな具合に達成でき
るけれども、設置リベットのリベット本体内のプラグの
保持を助けることを有効的に期待できない。
従って、直径の最初の縮小は険しい別の縮小部の位置に
延びるテーパーによって達成できる。この険しい別の縮
小自体はテーパーによって達成できるが、プラグの押出
しに抵抗するように端部の内部と係合すべく有効な係合
部として作用するためにこの様なテーパーは多少険しく
する必要がある。また、係合部は、端頭部の下面と幾分
似た環状溝が張出すよう下を切り落とすようできる。
柄部14の端部32が戴頭円錐形で実質的に円滑なテー
パー付外面を有するよう図示されているが、外径の一連
の段階的縮小を介してテーパーにするようできるが、こ
れは有利とは考えられない。
【図面の簡単な説明】
第1図は不完全な状態に組合せられたこの発明に従った
自己閉塞形ブラインドリベットのステムとリベット本体
を示す一部断面した立面図、第2図はこの発明に従った
自己閉塞形ブラインドリベットと、リベットを取付ける
ための工具の一部と一緒のリベットにより互いに固着さ
れる3つの孔あき部材から成る被加工物を示す一部断面
した立面図、第3図は第2図のIII−III線における断面
図、第4図はリベットの取付けの早い段階を示す第2図
と同様な一部断面した立面図、第5図はリベットの取付
けの後の段階を示す第4図と同様な立面図、第6図は被
加工物に十分に取付けた後のリベットを示す第5図と同
様な立面図、第7a,7b,7c,7d図はステムの別
を形わ示す部分断面図である。図中、10:ステム、1
2:リベット本体、14:柄部、16:リベット頭部、
18:孔、20:尾端部、22:ステム端部、24:プ
ラグ、26:破断頸部、28:端頭部、29:溝、3
0:下面、32:端部、34:内側部分、40:スプラ
イン区分、42:区分、44:スプライン、46,4
8:縮小部、50:係合部、54:主部、56:錠止区
分、58:端ぐり、60:被加工物、62:前側、6
4:ブラインド側、70:金敷、72:膨み部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長いステム、並びに細長い柄部と、柄部
    の一端にリベット頭部を設ける放射方向拡大部と、柄部
    の他端の尾端部と、リベット頭部および柄部を通つて尾
    端部に軸方向に延びる孔とを有する管状リベット本体か
    ら成り、ステムはリベット本体の孔を通つて延び且つリ
    ベット本体の頭部端から突出するステム端部とステム端
    部に連接されたプラグとを有し、プラグはステム端部に
    隣接したほぼ円形の第1の部分と、第1の部分によりス
    テム端部から隔った第2の部分と、ステム端部から反対
    側のステムの端部の放射方向の拡大された端頭部とを有
    し、端頭部は柄部の尾端部と係合すべくステム端部に向
    かって面した下面を有し、第2の部分のプラグの直径
    は、端頭部に向かって面した係合部を設けると共に該係
    合部と下面の間に環状溝を設けるように端頭部の下面か
    ら隔った位置にて第1の部分から離れる方向に大きく縮
    小され、リベット本体の柄部はリベット頭部に隣接した
    主部と、主部によりリベット頭部から隔った端部とを有
    する自己閉塞形ブラインドリベットにおいて、柄部(14)
    の端部(32)は、環状溝(29)の幅よりも大きいが軸方向長
    さに亙って尾端部(20)に向かう方向に順次縮小された外
    径を有し、端部(32)の内側部分(34)は、環状溝(29)内に
    延びる柄部(14)の尾端部(20)に隣接した放射方向内方に
    延びる部分を有し、柄部(14)の端部(32)の内径は柄部の
    尾端部(20)に向かって順次縮小し、プラグ(24)の直径は
    環状溝(29)の内径より大きく軸方向長さに亙って端頭部
    (28)に向かって順次縮小しており、プラグ(24)の直径は
    順次縮小していて溝(29)と、溝(29)およびプラグ(24)の
    第1の部分(36)の間の最初の縮小部(34)とによって形成
    されていることを特徴とする自己閉塞形ブラインドリベ
    ット。
  2. 【請求項2】柄部(14)の端部(32)の外径が実質的に滑ら
    かなテーパーを介して順次縮小していることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の自己閉塞形ブラインドリ
    ベット。
  3. 【請求項3】柄部(14)の端部(32)の外径が複数個の階段
    状の縮小部(34)を介して順次縮小していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の自己閉塞形ブラインド
    リベット。
  4. 【請求項4】柄部(14)の内径とプラグ(24)の直径はほぼ
    同じ割合で縮小していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の自己閉塞形ブラインドリベット。
  5. 【請求項5】最初の縮小部(34)は直径が階段状に縮小さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    自己閉塞形ブラインドリベット。
  6. 【請求項6】最初の縮小部(34)は直径が単一の階段状に
    縮小されていることを特徴とする特許請求の範囲第1,
    5項いずれか記載の自己閉塞形ブラインドリベット。
  7. 【請求項7】最初の縮小部(34)はテーパーが付けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自己
    閉塞形ブラインドリベット。
  8. 【請求項8】険しい縮小部により形成される係合部(50)
    は放射方向に、且つステム(10)の長方向軸心とほぼ直角
    に延びていることを特徴とする特許請求の範囲第1乃至
    7項いずれか1項記載の自己閉塞形ブラインドリベッ
    ト。
  9. 【請求項9】環状溝(29)内に延びる柄部(14)の一部(34)
    は係合部(50)と下面(30)の間のステムと一体になってい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1乃至8項いずれ
    か1項記載の自己閉塞形ブラインドリベット。
  10. 【請求項10】リベット本体(12)の孔(18)はリベット頭
    部(16)近くに錠止区分(56)を有し、該錠止区分にて孔(1
    8)の直径が錠止区分(56)と端部(32)の間の孔の直径と比
    較して縮小され、プラグ(24)の第1の部分(36)は複数個
    の円周方向に間隔を置いて突出するスプライン(44)を有
    し、リベット頭部(16)に向かう方向の孔(18)に沿ったプ
    ラグ(24)の引張によつて孔(18)の錠止区分(56)のまわり
    のリベット本体(12)に長手方向の溝を形成することを特
    徴とする特許請求の範囲第1乃至9項いずれか1項記載
    の自己閉塞形ブラインドリベット。
  11. 【請求項11】突出するスプライン(44)がプラグ(24)の
    第1の部分(36)のスプライン区分(40)に形成され、スプ
    ライン区分(40)はステム端部(22)に隣接し、プラグ(24)
    の第1の部分(36)はスプライン区分(40)によりステム端
    部(22)から隔った別の区分(42)を有し、該別の区分(42)
    はスプライン区分(40)の最大直径とほぼ同じ直径を有し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の
    自己閉塞形ブラインドリベット。
  12. 【請求項12】端頭部(28)はアンダーカットされた下面
    (30)を有していることを特徴とする特許請求の範囲第1
    乃至11項いずれか1項記載の自己閉塞形ブラインドリ
    ベット。
  13. 【請求項13】柄部(14)の尾端部(20)は端頭部(28)の下
    面(30)の直径よりも大きな直径を有していることを特徴
    とする特許請求の範囲第1乃至12項いずれか1項記載
    の自己閉塞形ブラインドリベット。
  14. 【請求項14】ステム(10)は、ステム端部(22)をプラグ
    (24)に連接する破断頸部(26)を有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1乃至13項いずれか1項記載の自己
    閉塞形ブラインドリベット。
  15. 【請求項15】係合部(50)を形成するプラグ(24)の直径
    の縮小は、取付リベットにおいてプラグがリベット本体
    (12)の尾端部(20)を通って軸方向に押出されるように成
    る大きな力がプラグ(24)に作用される時に、環状溝(29)
    内に延びたリベット本体の材料が破壊される迄、リベッ
    ト本体の材料がプラグ(24)の押出しに抵抗することを特
    徴とする特許請求の範囲第1乃至14項いずれか1項記
    載の自己閉塞形ブラインドリベット。
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