JPH0333931B2 - - Google Patents

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JPH0333931B2
JPH0333931B2 JP58079479A JP7947983A JPH0333931B2 JP H0333931 B2 JPH0333931 B2 JP H0333931B2 JP 58079479 A JP58079479 A JP 58079479A JP 7947983 A JP7947983 A JP 7947983A JP H0333931 B2 JPH0333931 B2 JP H0333931B2
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JP
Japan
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sleeve
finger
anchor
predetermined
central bolt
Prior art date
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Application number
JP58079479A
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English (en)
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JPS5958210A (ja
Inventor
Jei Harisu Furederitsuku
Enu Uentowaasu Za Saado Nasanieru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olin Corp
Original Assignee
Olin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Olin Corp filed Critical Olin Corp
Publication of JPS5958210A publication Critical patent/JPS5958210A/ja
Publication of JPH0333931B2 publication Critical patent/JPH0333931B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/04Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front
    • F16B13/08Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation
    • F16B13/0858Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation with an expansible sleeve or dowel body driven against a tapered or spherical expander plug
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/002Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose self-cutting
    • F16B13/004Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose self-cutting with a drilling sleeve driven against a tapered or spherical plug
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B2013/007Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose to be fastened in undercut holes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dowels (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンクリートまたは石の中にアンカー
を固定するために建設産業で使用される自己切込
み式固定装置即ちセルフアンダーカツトアンカー
に関する。本発明は特に予め明けられた孔を半径
方向に広げるために、中央ボルト部のテーパー付
き押し広げ用円錐部即ちエキスパンダー部上を押
し下げられるようにされた押し広げ可能なスリー
ブを有するセルフアンダーカツトアンカーに関す
る。
自己孔明け式アンカー即ちセルフドリリンクア
ンカーの使用は数年来建設業ではごく普通に行わ
れるようになつた。この型式のアンカーは2個の
別々の孔明け作業をする必要をなくした。即ちセ
ルフドリリングアンカーを挿入する前に最初の孔
が明けられるが、二度目の孔明け作業は、最初の
孔の中に挿入されたアンカーを固定する時に、押
し広げ可能なアンカーの押し広げ可能な部分が突
出してアンダーカツト即ちベル形孔が形成される
ことによつて行われる。
セルフドリリングアンカーの出現と共に打撃式
または回転式孔明け装置に使用される押し広げ式
スリーブが使用されるようになつた。前記スリー
ブの接触端部即ち孔明け端部は、スリーブの円筒
状表面即ち外周のまわりに予め定められた長さの
スロツト即ちみぞを切ることによつて、押し広げ
可能にされた。前記スロツト即ちみぞは普通スリ
ーブが容易に破裂するようにされていたが、これ
は固定作業の時に押し広げ装置が使用される時に
のみそのようにされた。各種のくさび形の押し広
げ装置が、アンダーカツト孔内でアンカーの押し
広げがなされるようにまたはベル形のアンダーカ
ツト孔が形成されるように、押し広げ式アンカー
装置に使用された。すべての周知の装置では押し
広げ式スリーブの前縁に設けられた切削歯がコン
クリートまたはその他の物質を取り去る時に、押
し広げ式スリーブは外方に即ち半径方向に押し広
げられる。しかしながらこの半径方向の押し広げ
は取去られていないコンクリートまたは側壁部材
との干渉を起させる。コンクリートではこの問題
は極めて重要である。何故ならば中間に挿入され
るスリーブと周囲のコンクリートとの干渉即ち接
触は、内周壁部材の粉砕を招き、従つてアンダー
カツト孔の過剰な拡大をひき起すものとなる。負
荷が加えられた時に、この過剰な拡大部は加えら
れた力の方向にアンカーが移動させることを許容
する。この運動の方向は前記過剰な拡大された孔
の中への方向であり、それ故に孔を弱めかつアン
カーの保持力を減少させる。
コンクリートまたは石のようなその他の部材内
に固定されたアンカーにとつて最も好ましいこと
は、その保持力がアンカーの材料の力によつて限
定されるようにすることであつて、コンクリート
または側壁部材の力によつて限定されないことが
望ましい。予め明けられた孔の過剰な拡大がある
ときは、その内周壁部材の粉砕または崩壊のため
に保持力は弱められる。通常アンカーはアンカー
の材料の臨界強度より遥かに小さな負荷を受けた
とき、自身の予め明けられた孔から引き出され
る。
他の形式の押し広げ可能なスリーブ付きアンカ
ー装置ではスリーブの下方部分が押し広げ用円錐
部即ちくさび部の使用を介して永久的に適所に押
し広げられる前に、予め明けられた孔内の頂部付
近で内周壁部材を掴持する予め負荷がかけられた
耳部を使用する。しかしながら普通、これらの押
し広げ可能なスリーブは内周壁部材を粉砕または
崩壊させて過剰に拡大した孔を明けさせる点では
同様な欠点があり、強力な負荷が加えられるとき
は予め負荷がかけられた耳部があるにも拘らず、
アンカーは加えられた負荷の方向に移動しがちで
あつた。
上述した問題はアンカーを固定する時に予め明
けられた孔を過剰に拡大することのない、本発明
に基づく改良されたセルフアンダーカツトアンカ
ーによつて解消された。
本発明の主たる目的は押し広げられたフインガ
ーに隣接した内周壁部材を崩壊させることによつ
て予め明けられた孔を過剰に拡大することのな
い、押し広げ可能なスリーブを有するセルフアン
ダーカツトアンカーを提供することにある。
本発明の他の目的は、切削刃先につづく切削歯
および押し広げ可能な指状部材の両者の外周と、
予め明けられた孔の側壁部を形成する内周壁部材
との間に十分な間隙をもたらすことにより、切削
刃先が内周壁部材を取り去る押し広げ作業中に、
スリーブの外周と前記内周壁部材との間で干渉が
起らないようにした、改良されたセルフアンダー
カツトアンカーを提供することにある。
本発明の一つの特徴は、改良されたセルフアン
ダーカツトアンカーが切削刃先の上から押し広げ
用スロツトの直前までの間の領域で縮少外径にさ
れた押し広げ可能なスリーブを使用することにあ
る。
本発明の他の特徴は、前記改良されたセルフア
ンダーカツトアンカーは、アンカーの固定作業中
にスリーブがそれに沿つて載せられそして押し広
げられるようにする。テーパー付き即ち角度がつ
けられた表面を有する押し広げ用円錐部即ちエキ
スパンダー部を中央ボルト部に設けたことにあ
る。
本発明の別の特徴は、前記押し広げ用円錐部即
ちエキスパンダー部の増大径部は、押し広げ可能
なスリーブ上に設けられたスロツトの押し広げス
ロツト長さの約0.6倍乃至1.5倍であることであ
る。
本発明の利点は、改良されたアンカーはアンカ
ーの保持力を減少させないようなやり方でセルフ
アンダーカツトを行うことにある。
本発明の別の利点は、改良されたセルフアンダ
ーカツトアンカーは構造が簡単で取扱いが容易に
されていることにある。
本発明の他の利点は、内周壁部材内でアンカー
の保持力が最大にされるようなセルフアンダーカ
ツトアンカーを提供することにある。
これらおよびその他の目的、特徴および利点
は、押し広げ可能な指状部材の歯に設けられた切
削刃先の直上に縮径された領域を有するような押
し広げ可能なスリーブをセルフアンダーカツトコ
ンクリートアンカーに使用して、押し広がり作業
中に押し広げ可能な指状部材の外周面が前記内周
壁部材と干渉しないようにすることによつて達成
された。
本発明の諸目的、特徴および利点は、添付図面
と関連させた以下の本発明の詳細な説明から明ら
かになるであろう。
第1図に全体として符号10で示す改良された
自己切込式固定装置即ちセルフアンダーカツトア
ンカーを側面立面図で示す。アンカー10はスリ
ーブ14の内側に中央ボルト部12を含む。中央
ボルト部12は先端部15と押し広げ用円錐部即
ちエキスパンダー部16との間に位置した凹部1
1即ち縮小径部を有する。第2図で示す展開図で
みて最もよく判るように、エキスパンダー部16
はテーパがつけられていて、中央ボルト部12の
頂端部に隣接した外径が増大してゆく増大径部1
6aと中央ボルト部12の底部即ち先端部15に
隣接した外径が減少してゆく減少径部16bとが
形成されている。エキスパンダー部16と先端部
15との中間に凹部11即ち縮小径部が設けられ
ておりこの凹部11は挿入作業時に破砕ごみの取
り込みをするために使用することができる。先端
部15は予め明けられた孔内に中央ボルト部12
が容易に着座するように円錐形にされている。
第2図でみて最もよく判るように、エキスパン
ダー部16はめねじ穴18を有し、このめねじ穴
18にねじ付き端部19がねじばめされて中央ボ
ルト部12が組立てられるようにされている。予
め明けられた孔内でアンカー10が押し広げられ
たあとで固定されるべき目的物を固着するために
使用される固定用のねじが切られた留めねじ部2
0が中央ボルト部12の頂部に設けられている。
第1図および第2図に示すスリーブ14はその頂
端に予め定められた第1の外径を有する第1の端
部17即ちリング部を有する。スリーブ14の頂
部と底部との間に小径部22と肩部23とが配置
されており、肩部23は小径部22の外径より大
きい予め定められた第3の外径を有する。指状部
材21が肩部23から下方に向けて下部切込み歯
即ちアンダーカツト歯28に至るまで延在する。
複数個の細長のスロツト25が指状部材21を分
割しさらに肩部23の軸方向の全長にわたるまで
延在する。アンダーカツト歯28は外方に向けて
角度がつけられており、かつ第4図でみて最もよ
く判るようにスリーブ14の外周のまわりで切削
縁部即ち刃先24を形成するように約15度の角度
だけ面取りされている。この角度はアンダーカツ
ト歯28の面取りされた刃先24が中央ボルト部
12のエキスパンダー部16の増大径部16a上
に沿つて下へ下へとはまり合つてゆくに適したよ
うに選択される。しかしながら増大径部16a上
に沿つて刃先24を下へ下へと進ませうる角度で
あればどのような角度でもよい。
スリーブ14はほぼ円筒形状をしており、かつ
中央ボルト部12の外周に嵌合させることができ
るように中空にされている。指状部材21の表面
はほぼなめらかにされている。第1の外径を有す
る第1の端部17に比べてスリーブ14の小径部
22は約5%乃至20%外径を小にすることができ
る。小径部22は第1の端部17で終るが、意図
的にスリーブ14の軸方向に十分な長さだけ延在
させられており、小径部22はスリーブ14の1/
3以上の距離を占め、好ましくはスリーブ14の
軸方向長さの1/2以上を占めるようにされる。同
様に第2図および第4図では指状部材21の外方
表面即ち外周は、アンダーカツト歯28の切削刃
先24が全体として画成する外径および肩部23
の外径のいずれよりも小さい外径の縮径部にされ
ている。
第3図はスリーブ14の代替的実施例を示す。
このスリーブ14は頂端部に隣接した大径のリン
グ33と最頂端部にスロツト付きリング27とを
有する。押し広げ用スロツト25の終端に孔26
を明けて、スリーブ14の本体へ向けてクラツク
が広がる方向を制御するように図ることができ
る。第3図では押し広げ用スロツト25にどのよ
うにクラツクが延びるかが最もよく示されてお
り、ここではスリーブのスロツト25の押し広げ
られたクラツク29はスリーブ14の小径部22
の領域内に上方に向けて延在して示されている。
いずれの実施例においても、第1の端部17の外
径の約1.25乃至2.0倍の範囲内の長さを有する押
し広げ用スロツト25が望ましいことが判つた。
スリーブ14に使用される指状部材の数は大体3
乃至5である。しかしながらスリーブ14の外径
が大きい場合には指状部材21の数もまた6個以
上であつてもよい。
中央ボルト部12は第2図に示すような2個の
別々の部材で形成されてもよいし、またはめねじ
穴18およびねじ付端部19を有しない一体もの
押し広げ用円錐部即ちエキスパンダー部を有する
中央ボルト部として形成されてもよい。エキスパ
ンダー部16aの増大径部16aの部分の実際の
長さは、押し広げ用スロツト25の長さより長け
ればどのような長さであつてもよいが、理想的に
はアンカースリーブ14の押し広げ用スロツト2
5の軸方向長さの0.6倍乃至1.5倍がよいことが判
つた。押し広げ用スロツト25とエキスパンダー
部16の一定の長さ部分との協働的相互作用によ
つてスリーブ14は、増大径部16aの傾斜面に
おける小径部分がスリーブ14の指状部材21の
内側孔と強制的に干渉するまで、エキスパンダー
部16の円錐面上を下方へ駆動される。一度この
強制的干渉が起ると中央ボルト部12のエキスパ
ンダー部16即ち押し広げ用円錐部とスリーブ1
4の指状部材21とは強固に係合しかつ保持され
る。この係合および保持は中央ボルト部12に張
力を加える必要をなくした。
第5図に示すように留めねじ部20を取囲んで
嵌合し第1の端部17の頂部に載置された補助具
30を使用して、スリーブ14をエキスパンダー
部16即ち押し広げ用円錐部上を下へ下へと推進
させてもよい。補助具30とスリーブ14とを下
方に向けて推進させるためにハンマーを使用して
もよい。アンカー10に、第7図で示すようにス
リーブ14がエキスパンダー部16上を下方に向
けて強制的に押し下げられることによつて十分に
力が加えられた後で、被固定物体32の頂部上に
留めねじ部20に対して強く締められたナツト3
1を固定してもよい。
第5図、第6図および第7図はアンカー10に
負荷が加えられた時に、中央ボルト部12に案内
されたスリーブ14の推進状態を示す。各図面に
おいてアンカー10は予め明けられた孔34内に
挿入されている。この予め明けられた孔34の内
径はアンカー10が前記孔34内にはまり合うよ
うに、スリーブ14の外径よりわずかに大にされ
ている。通常はコンクリートである内周壁部材3
5は指状部材21の作動を介してアンカー10を
固定するために使用されることができる。第5図
ではアンカー10は予め明けられた孔34内に挿
入されたばかりの状態にある。補助具30が留め
ねじ部20を取囲んでスリーブ14の頂上に載置
されている。面取りされた刃先24を有する指状
部材21はエキスパンダー部16の増大径部16
a上に着座した状態にある。先端部15は予め明
けられた孔34の底部上に静止している。
ハンマーで補助具30の頂部を叩くことなどに
より第6図で示すように負荷が加えられ始める
と、スリーブ14はエキスパンダー部16上を下
方に向けて移動し始める。各指状部材21はエキ
スパンダー部16の増大径部16a上に乗り上げ
て、そして押し広げ用スロツト25が下方端部か
ら押し広げられて半径方向外方に向けて指状部材
は移動させられる。この半径方向外方に向けての
運動の結果、各アンダーカツト歯28の切削刃先
24は予め明けられた孔34の側壁即ち内周壁部
材35と接触し始める。切削刃先24は自己切込
作業を始め内周壁部材35を取り去る。スリーブ
14が下方に向けて移動しつづけるときは、第7
図に示すように押し広げ用スロツト25は押し広
げ用スリーブスロツトのクラツク29を形成しな
がら破裂し始める。スリーブ14が完全に押し下
げられた位置に近接すると、肩部23は自分の大
径外径でもつて外方に向けて内周壁部材35内に
押し広げられて第2の押し広げアンカー表面即ち
第2の押し広げ固定部表面としての作用をする。
面取りされた刃先24の外径および肩部23の
外径と比較してみた、指状部材21の縮径部の極
めて重要な効果は第8図でみると最もよく判る。
第8図では拡大図で、指状部材21の半径方向外
方に向けての押し広がり即ち拡張が、指状部材2
1に縮径部が設けられているために内周壁部材3
5と指状部材21の外周との間に隙間を発生させ
るような線に沿つて、切削刃先24が内周壁部材
35を取り去るようにすることを図示している。
指状部材21の外方に向けての拡張運動は、同時
に肩部23を外方に向けて移動させて内周壁部材
35と掴持係合をさせる。完全に負荷が加えられ
るときは、アンカー10は下方の切り込まれた領
域即ちアンダーカツトされた部分でもつて内周壁
部材25と堅固に係合するが、上述した自己切込
み作業は予め明けられた孔34を過剰に拡大させ
ることはないし、また指状部材21の外周面は内
周壁部材35を粉砕または破壊させるほどには予
め明けられた孔34の側壁と強くは接触するに至
ることはない。
この予め明けられた孔34が過剰に拡大するこ
とを防止することは、指状部材21の外径を縮径
部の作用、および肩部23の直上の小径部22の
領域の作用によつて達成された。比較的に短い押
し広げ用スロツト25と、前記指状部材21の外
径を縮少させた領域と、前記小径部22と、の協
働作用によつてスリーブ14の半径方向外方へ向
けて押し広がる部分による内周壁部材35の取り
去りを、側壁を形成する内周壁部材35の崩壊を
防止しかつ予め明けられた孔34を過剰に拡大さ
せることを防止するように行わせるものとなつ
た。押し広げ可能にされたスリーブ14の外方表
面はほぼ滑らかな形状にされているので、応力は
内周壁部材35の広い領域にわたり均等に配分さ
れる。取り去られた内周壁部材35は下方に向け
て予め明けられた孔34の中に落下する。
スリーブ14が下方に向けてエキスパンダー部
16の増大径部16a部分をこえるように移動さ
れてエキスパンダー部16が押し広げ用スロツト
25の上方の位置にまで到達した時に、完全な押
し広がりが完了する。この位置はオペレーター即
ち作業者によつて、スリーブ14の下方に向けて
移動運動が停止した時にスリーブ14の完全な押
し広がりが示されることにより感知される。エキ
スパンダー部16とスリーブ14の内側面との接
触はアンカー10の剛性および保持力を増大させ
るものとなつた。
本発明の原理に基づいた好ましい実施例につい
て図示説明したが、本発明はかかる特定の実施例
に限定されるものではなく、本発明によればさら
に別の広範な種々の装置が実施できることは明ら
かである。本発明の特許請求の範囲は上述した開
示をみて当業者がなしうるであろうような、詳細
部分、材料および部材の配置におけるすべての容
易性のある変更を含むことを意図するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例である自己切込式固定
装置即ちセルフアンダーカツトアンカーの側面立
面図で、エキスパンダー部を有する中央ボルト部
とその外周に嵌着されたスリーブとを示し、第2
図は第1図に示すセルフアンダーカツトアンカー
の展開側面立面図を示し、第3図は第1図で示す
押し広げ可能なスリーブの変形実施例を予め明け
られた穴から取出した状態で示す斜視図で、スリ
ーブのスロツトによつて画成された線に沿つて破
裂即ちクラツクが起きることを示しており、第4
図は押し広げられていないスリーブの部分断面図
で、押し広げ可能な指状部材に取付けられた歯の
切削刃先の上部の縮径部を示し、第5図、第6図
および第7図は中央ボルト部の押し広げ用円錐部
即ちエキスパンダー部上に沿つて押し広げ可能な
スリーブが、自身でアンダーカツトを行うように
予め明けられた孔の中を下方に向けて押し下げら
れて固定される状態を示し、第8図は押し広げ可
能なスリーブのうちの1個の押し広げ可能な指状
部材の部分拡大側面立面図で、歯の切削刃先がど
のように内周壁部材を取り去つてゆくか、および
肩部が内周壁部材との間で第2の係合表面を形成
しながら前記縮径部がどのように内周壁部材と干
渉することを防止しているかを示す。 10……アンカー、12……中央ボルト、14
……スリーブ、15……先端部、16……エキス
パンダー部、16a……増大径部、16b……減
少経部、17……第1の端部、21……指状部
材、22……小径部、23……肩部、24……刃
先、25……スロツト(細長のスロツト)、28
……歯、32……被固定物体(物体)、34……
予め明けられた孔、35……内周壁部材(側壁
部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 細長の側壁部を有する予め明けられた孔の中
    に挿入してコンクリートに物体を固定するアンカ
    ーにおいて、 (a) 先端部を備えた第1の端部およびこれと対向
    する第2の端部を有する所定長の中央ボルト部
    と、 (b) 前記中央ボルト部上に形成され、前記第2の
    端部に近い方の増大径部および前記先端部に隣
    接した減少端部を有するエキスパンダー部と、 (c) 前記中央ボルト部の前記第2の端部のまわり
    に嵌着可能な所定内周および所定軸方向長を有
    し、所定外径の第1の端部と、所定長、所定幅
    および所定外周を有する細長かつ外方に向けて
    押し広げ可能な複数個の指状部材を備えた第2
    の端部とを具備した中空の押し広げ可能なスリ
    ーブと、 (d) 押し広げ可能な前記指状部材を区画しかつ前
    記指状部材の幅を画成する複数個の細長のスロ
    ツトと、 (e) 前記スリーブの前記第1の端部から前記細長
    のスロツトの少なくとも1部分まで延在する小
    径部と、 (f) 前記スリーブが押し広げられたときに前記予
    め明けられた孔の前記側壁部と掴持係合可能な
    環状の肩部であつて、前記小径部及び前記指状
    部材より大きい外径、および前記指状部材より
    短い所定軸方向長を有し、かつ前記肩部を通り
    過ぎて延在する前記細長スロツトによつて分断
    された肩部と、 (g) 前記スリーブの前記第2の端部に設けられ、
    前記指状部材の実質上先端部に少なくとも1個
    づつ形成され該指状部材から半径方向外方へ突
    出した刃先を有する歯と、 を有し、前記指状部材全部に少なくとも1個づつ
    形成された前記歯の前記刃先は共働して、前記指
    状部材の前記外周よりも大きな所定外径を画定
    し、これにより前記指状部材の前記外周は前記肩
    部の外径および前記刃先により画定された該所定
    外径のいずれよりも小さくなつており、スリーブ
    に負荷を加えて前記エキスパンダー部上を下方に
    向けて該スリーブ強制的に押し下げることによ
    り、前記中央ボルト部に設けた前記エキスパンダ
    ー部によつて該スリーブをおし広げるときに、前
    記指状部材の前記外周を前記予め明けられた孔の
    前記側壁部に接触させることなく、前記指状部材
    の前記歯の前記刃先が前記予め明けられた孔の前
    記側壁部に食い込むように構成したことを特徴と
    するアンカー。 2 特許請求の範囲第1項に記載のアンカーにお
    いて、前記刃先は内方表面を有し、前記アンカー
    に負荷が加えられる前に前記中央ボルト部に前記
    スリーブが嵌合されるときに、前記内方表面は前
    記中央ボルト部の前記エキスパンダー部上に着座
    するようにされたアンカー。 3 特許請求の範囲第1項に記載のアンカーにお
    いて、複数個の前記細長のスロツトの長さは前記
    スリーブの前記所定外径の約1.25倍乃至約2.0倍
    であるアンカー。 4 特許請求の範囲第1項に記載のアンカーにお
    いて、前記指状部材の数が3個乃至5個であるア
    ンカー。 5 特許請求の範囲第1項に記載のアンカーにお
    いて、前記指状部材の数が4個であるアンカー。 6 特許請求の範囲第1項に記載のアンカーにお
    いて、前記第2の端部に隣接した前記中央ボルト
    部の部分がねじ切りされたアンカー。 7 特許請求の範囲第5項に記載のアンカーにお
    いて、前記先端部が円錐形であるアンカー。 8 細長の側壁部を有する予め明けられた孔の中
    に挿入され、エキスパンダー部を有する中央ボル
    ト部のまわりに嵌合するようになつた、所定軸方
    向長を有するコンクリートアンカー用の中空の押
    し広げ可能なスリーブにおいて、 (a) 所定外径を有する第1の端部と、 (b) 所定長および所定外周を有しかつ細長で外方
    に向けて押し広げ可能な複数個の指状部材を備
    えた反対側の第2の端部と、 (c) 各前記指状部材を区画する複数個の細長のス
    ロツトと、 (d) 前記第1の端部と前記反対側の第2の端部と
    の中間に位置する小径部と、 (e) 前記スリーブが押し広げられたときに前記予
    め明けられた孔の前記側壁部と掴持係合可能な
    環状の肩部であつて、前記小径部及び前記指状
    部材より大きい外径、および前記指状部材より
    短い所定軸方向長を有し、かつ複数個の前記細
    長のスロツトによつて軸方向長さに沿つて少な
    くとも部分的に分断された肩部と、 (f) 前記スリーブの前記第2の端部に設けられ、
    前記指状部材の実質上先端部に少なくとも1個
    づつ形成され該指状部材から半径方向外方へ突
    出した刃先を有する歯と、 を有し、前記指状部材全部に少なくとも1個づつ
    形成された前記歯の前記刃先は共働して、前記指
    状部材の前記外周よりも大きな所定外径を画定
    し、これにより前記指状部材の前記外周は前記肩
    部の外径および前記刃先により画定された該所定
    外径のいずれよりも小さくなつており、スリーブ
    に負荷を加えて前記エキスパンダー部上を下方に
    向けて該スリーブを強制的に押し下げることによ
    り、前記中央ボルト部に設けた前記エキスパンダ
    ー部によつて該スリーブを押し広げるときに、前
    記指状部材の前記外周を前記予め明けられた孔の
    前記側壁部に接触させることなく、前記指状部材
    の前記歯の前記刃先が前記予め明けられた孔の前
    記側壁部に食い込むように構成したことを特徴と
    するスリーブ。 9 特許請求の範囲第8項に記載のスリーブにお
    いて、複数個の前記細長のスロツトが前記肩部を
    通り過ぎて前記小径部まで軸方向に延在している
    アンカー用スリーブ。 10 特許請求の範囲第8項に記載のスリーブに
    おいて、複数個の前記細長のスロツトの長さが前
    記所定外径の約1.25倍乃至約2.0倍であるアンカ
    ー用スリーブ。 11 特許請求の範囲第8項に記載のスリーブに
    おいて、前記指状部材の数が3個乃至5個である
    アンカー用スリーブ。 12 特許請求の範囲第8項に記載のスリーブに
    おいて、前記指状部材の数が4個であるアンカー
    用スリーブ。 13 特許請求の範囲第8項に記載のスリーブに
    おいて、前記第2の端部に隣接した前記中央ボル
    トの部分がねじ切りされたアンカー用スリーブ。
JP7947983A 1982-09-24 1983-05-09 アンカ−およびアンカ−用スリ−ブ Granted JPS5958210A (ja)

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