JP2514300B2 - 水性インクジェットインキ用窒素含有有機補助溶剤 - Google Patents

水性インクジェットインキ用窒素含有有機補助溶剤

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JP2514300B2
JP2514300B2 JP5076037A JP7603793A JP2514300B2 JP 2514300 B2 JP2514300 B2 JP 2514300B2 JP 5076037 A JP5076037 A JP 5076037A JP 7603793 A JP7603793 A JP 7603793A JP 2514300 B2 JP2514300 B2 JP 2514300B2
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methacrylate
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    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はインクジェットプリンター用水
性インキに関する。より詳しくは本発明はノズルの目詰
まり形成に対する抵抗力と改良されたインキ安定性を与
える選択された窒素含有補助溶剤を含む水性インクジェ
ットインキに関する。
【0002】
【発明の要約】インクジェット印刷は非衝撃法であっ
て、電子ディジタル信号に反応して紙又は透明フィルム
のような基体上に付着するインキの液滴をつくる。熱又
は泡ジェットドロップオンデマンド方式インクジェット
プリンターは事務所又は家庭のパーソナルコンピュータ
ーの出力装置として広く利用されている。
【0003】熱インクジェットプリンターは、各々がイ
ンキ滴を印刷基体に向けて発射するための抵抗素子をも
つ多数のノズルを使用している。ノズル開口部の直径は
一般に約25〜50マイクロメートルである。これらの
小さい開口部は沈殿、結晶又は浮遊物質により、又は粒
状異物により容易に目詰まりする。ノズル開口部は大気
に露出しており、そのためインキは蒸発するか又は酸素
もしくは二酸化炭素と反応しやすく、それによりノズル
開口部に粒状で分散しない物質をつくり、目詰まりを起
こす可能性がある。染料を基材とするインキにおいては
蒸発により染料又は固体添加剤の結晶化又は沈殿を生ず
ることがあり、一般に「クラスティング(crusting)」
と称する。顔料を基材とするインキでは、この蒸発によ
り分散剤の沈殿、顔料分散体の凝集、そして固体添加剤
の沈殿を生ずることがある。
【0004】したがって、インクジェットインキの重要
な要件は空気に露出しても流体のままである、いわゆる
「デキャップ(decap)」状態でいる能力である。これ
は不使用の期間の後において(「長期デキャップ」)、
又はまれに使用するノズルの作動の間(「短期デキャッ
プ」)においてペンが作動することを可能にする。すべ
てのインクジェットプリンターの主要な懸念は作動中又
は作動と作動の間におけるノズルの目詰まり形成であ
る。デキャップ時間はノズルが空気に露出した状態のま
までありかつ印刷を続けることができる時間の間隔の尺
度である。
【0005】最初の蒸発は一般に粘度の増加を起こし、
これはノズルのインキ滴を発射する能力に影響を与える
が、それはインクジェットペンが特定の粘度範囲内で作
動するように設計されているからである。目詰まり形成
の初めには像のゆがみが起こることがあり、これはイン
キ滴がその意図された位置からはずれるか又は液滴が2
つ又はそれより多い小滴に分裂し、それが予定した標的
位置からはずれるようにみえる。さらに、「ストリーマ
ー(Streamers)」又は「バナー(banners)」が英数文
字の右側に付着する人工物として現れることがある。液
滴が予定した位置に達する場合があるが、液滴の量がも
っとも少なく、低い光学密度の像を生ずる。最後には目
詰まりしたノズルは発射しなくなり、そして像は生じな
くなる。
【0006】デキャップ試験においては、一連の連続す
る液滴があらかじめ決められたそして逓増する時間間隔
で発射される。例えば発射の時間間隔を5分に決める
と、印刷は5分後、次に10分後、次に15分後などの
間隔で起こる。1番、5番及び32番目の連続する液滴
の印刷の失敗が起こるに要する時間の間隔を記録する。
1番目液滴が失敗する時間間隔が重要であり、なぜなら
それが印刷の失敗についてエンジニアリング又はソフト
ウエアの矯正を必要としない装置の信頼性の限界の尺度
であるからである。その上、プログラム化されたルーチ
ンは目詰まりの除去、いわゆる「スピッティング(spit
ting)」に使用しなければならないこと、そしてこれら
のルーチンは実際の印刷の手順(chore)を妨害するた
め、それは生産性又は印刷速度に影響を与える。32番
目液滴デキャップ時間はノズルが32回の非印刷発射後
ふたをされることなく回収されることができる時間の期
間を決める。
【0007】クラスティングの問題に取り組むいくつか
の方法がこの技術分野で知られている。例えば、大部分
のインクジェットプリンターはペンカートリッジを使用
しない時はそれを気密室の中に置くことによりペンノズ
ルから溶剤の過度の蒸発を防ぐように設計されている。
これらの装置は連続するプリンター使用につれて乾燥し
たインキがゴムシールに付着し、そして装置の気密状態
が失われるため効果がなくなる。また、プリンターをう
っかりにそして時期尚早に停止し、それによりプリンタ
ールーチンがペンノズルを気密のキャッピング室内に置
くことができない可能性もある。
【0008】目詰まり形成に抵抗する他の装置はノズル
の表面に形成される固体を除去する弾性体ワイパーであ
る。この装置は目詰まりの深さまたは硬さが機械的除去
を妨げるためしばしば効果がない。他の目詰まり修理は
強制的な送気又は真空吸引を使用してノズルをきれいに
することである。これらの装置はしばしば効果がなく、
そしてプリンターの価格にかなりの費用が加わる。
【0009】着色剤が顔料であるインキの第二の重要な
要件は顔料分散体がインクジェットカートリッジの寿命
の期間を通じて安定であることである。長いデキャップ
又は迅速な浸透を与える多くの補助溶剤は顔料分散体と
非相溶性であり、従って使用することができない。従っ
て、良好な分散安定性と目詰まり形成に対して高い抵抗
性をもつ水性インクジェットインキが求められている。
【0010】
【発明の概要】本発明により本質的に (a) 水性担体媒質; (b) 顔料分散体及び染料からなる群より選ばれる着
色剤;及び (c) 25℃で少なくとも4.5%の水への溶解度を
有し、そして 1) 一般構造 R′−CO=NHR (式中、R=−Hまたは−CHであり、R=−Hの場
合R′ =−C または−CH(CHであ
り、R=−CHの場合R′=−Cである)のア
ルキルアミド;
【0011】2) 一般構造
【化3】 (式中R=−H又は−CHである)の環状アミド;
【0012】3) 一般構造
【化4】 (式中R=−H又は−CH3である)の環状ジアミド;
【0013】4) 一般構造 R−CO−NHCH2CH2NH−CO−R (式中R=−H又は−CH3である)のアルキルジアミ
ド; 5) 一般構造 R2N−CO−CH(OH)CH(OH)−CO−NR2 (式中R=−H、−CH3又は−C25である)のアル
キルジオールジアミド; 6) 一般構造 (Ca2a+n-x)(OH)xCO−NH(Cb2b+1-y)(OH)y (式中a=1〜6、b=2〜4、x=0〜3、y=0〜
3、x+y=1〜6、n=+1または−1、a≧x、b
≧yである)のヒドロキシアミド;
【0014】7) 一般構造 (Ca2a+n)−NH−CO−NRR′ (式中a=1〜7、n=+1又は−1、Rは−CH2
HOHCH2OH及び−CH2CH2OHからなる群より
選ばれ、そしてR′は−CH2CH2OH及び−Hからな
る群より選ばれる)のヒドロキシアルキルウレア;及び 8) それらの混合物 からなる群より選ばれる有機補助溶剤からなる水性イン
クジェットインキ組成物が提供される。
【0015】〔発明の詳細な説明〕本発明のインクジェ
ットインキ組成物は特に一般にインクジェットプリンタ
ー及び特にインクジェットプリンターにおける使用に適
している。このインクジェットインキ組成物は顔料及び
染料着色剤インキの両方を含む。このインキは光安定
性、耐にじみ性、粘度、表面張力、光学密度、低毒性、
高い材料相溶性及び乾燥速度の釣り合いをもたらす特定
のインクジェットプリンターの必要条件に適合させるこ
とができる。本発明の有機補助溶剤は酸素に対して安定
であり、そして中性pH付近に配合した場合水性インキ中
で加水分解に対して抵抗性である。
【0016】水性担体媒質 水性担体媒質は水(好ましくは脱イオン水)又は水と選
択された窒素含有溶剤以外の少なくとも1つの水溶性有
機溶剤の混合物からなる。水溶性有機溶剤の代表的な例
は米国特許5,085,698に開示されており、その開
示は参照により本明細書に組み入れる。水と水溶性有機
溶剤の適当な混合物の選択は特定の用途の必要条件例え
ば所望の表面張力と粘度、選択された着色剤、インキの
乾燥時間、及びインキをその上に印刷する基体の種類の
如何による。
【0017】少なくとも1つのヒドロキシル基を持つ水
溶性有機溶剤(ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ブチルカルビトールなど)と脱イオン水の混
合物が水性担体媒質として好ましい。水性担体媒質は通
常約5%〜約95%の水を含み、残り(すなわち95%
〜約5%)は水溶性有機溶剤である。好ましい比率は水
性担体媒質の全重量に基づいてほぼ60%〜約95%の
水である。最も好ましくは水性ビヒクルは約90%の水
及び残りのグリコールエーテル例えばブチルカルビトー
ルからなる。グリコールの濃度がこれより高いと不十分
な印刷品質を生ずる可能性がある。これより低い濃度は
プリントヘッドの乾燥又はインキの「クラスティング」
を生ずる。水性担体媒質はインキの全重量に基づいて約
65〜99.8%、好ましくは約85〜98.5%の範囲
で存在する。
【0018】水と有機溶剤の混合物を使用する場合、水
性担体媒質は通常水性担体媒質プラス有機補助溶剤重量
に基づいて30%〜95%好ましくは60〜95%の水
を含む。水性担体媒質プラス有機補助溶剤の量はインキ
の全重量に基づいて、有機顔料を選択する場合約70〜
99.8%、好ましくは約94〜99.8%であり、無機
顔料を選択する場合は約25〜99.8%、好ましくは
約70〜99.8%であり、そして染料を選択する場合
80〜99.8%である。
【0019】着色剤 本発明に有用な着色剤は顔料分散体又は染料である。顔
料分散体なる用語は当該技術分野で公知であり、本明細
書では顔料と分散剤の混合物を指す。好ましくはこの分
散剤はポリマー分散剤化合物である。インクジェットイ
ンキに一般に使用する染料、例えば酸性染料、直接染
料、食品用染料及び反応染料が本発明のインキ組成物に
適する着色剤である。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては着色
剤は顔料分散体である。好ましいポリマー分散剤化合物
に加えて又はそれに代わるものとして界面活性剤化合物
を分散剤として使用することができる。これらはアニオ
ン、カチオン、非イオン、又は両性界面活性剤であるこ
とができる。非ポリマー並びにいくつかのポリマー分散
剤の詳細な表がMcCutcheon's Functional Materials, N
orth American Edition (Manufacturing Confection Pu
blishing Co., Glen Rock, NJ, 07452, 1990年刊)、1
10〜129ページの分散剤の章に表示されており、そ
の開示は参照により本明細書に組み入れる。
【0021】本発明の実施に適するポリマー分散剤はA
B、BAB又はABCブロックコポリマーを含む。AB
又はBABブロックコポリマーにおいては、Aセグメン
トは疎水性(すなわち水不溶性)のホモポリマー又はコ
ポリマーであって、顔料と連結するはたらきをし、そし
てBブロックは親水性(すなわち水溶性)のホモポリマ
ー又はコポリマー又はその塩であって、水性媒質に顔料
を分散させるはたらきをする。そのようなポリマー分散
剤及びその合成法は前述の米国特許5,085,698に
開示されている。
【0022】好ましいABブロックポリマーはメチルメ
タクリレート//メチルメタクリレート/メタクリル酸
(10//5/7.5)、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート//2−エチルヘキシルメタクリレート/メタクリル
酸(5//5/10)、n−ブチルメタクリレート//n−
ブチルメタクリレート/メタクリル酸(10//5/1
0)、n−ブチルメタクリレート//メタクリル酸(10
//10)、エチルヘキシルメタクリレート//メチルメタ
クリレート/メタクリル酸(5//10/10)、n−ブ
チルメタクリレート//2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート/メタクリル酸(5//10/10)、n−ブチルメ
タクリレート//2−ヒドロキシエチルメタクリレート/
メタクリル酸(15//7.5/3)、メチルメタクリレ
ート//エチルヘキシルメタクリレート/メタクリル酸
(5//5/10)、及びブチルメタクリレート//ブチル
メタクリレート/ジメチルアミノエチルメタクリレート
(5//5/10)である。
【0023】好ましいBABブロックポリマーはn−ブ
チルメタクリレート/メタクリル酸//n−ブチルメタク
リレート//n−ブチルメタクリレート/メタクリル酸
(5/10//10//5/10)、メチルメタクリレート
/メタクリル酸//メチルメタクリレート//メチルメタク
リレート/メタクリル酸(5/7.5//10//5/7.
5)である。二重斜線はブロック間の分離を示し、そし
て単斜線はランダムコポリマーを示す。カッコ内の値は
各モノマーの重合度を示す。
【0024】本発明に有利に使用することができるAB
Cトリブロックコポリマーは親水性Aブロック、顔料と
結合することができるBブロック及び親水性又は疎水性
のCブロックからなる。適当なABCブロックコポリマ
ー及びそれらの合成法は本出願人の同時係属中の米国特
許出願(事件整理番号IM−0570および事件整理番
号CR−9037)に開示されており、その開示は参照
により本明細書に組み入れる。好ましいABCトリブロ
ックポリマーはポリ(メタクリル酸//2−フェネチルメ
タクリレート//エトキシトリエチレングリコールメタク
リレート)(13//10//4);ポリ(メタクリル酸//
2−フェネチルメタクリレート/ジメチルアミノエチル
メタクリレート//エトキシトリエチレングリコールメタ
クリレート)(13//8/2//4);ポリ(メタクリル
酸//ベンジルメタクリレート//エトキシトリエチレング
リコールメタクリレート)(13//10//4);ポリ
(メタクリル酸//2−フェネチルメタクリレート//メト
キシポリエチレングリコール400メタクリレート)
(13//10//4);ポリ(ジメチルアミノエチルメタ
クリレート/メチルメタクリレート//2−フェネチルメ
タクリレート//エトキシトリエチレングリコールメタク
リレート)(7.5/5//10//4)を含む。
【0025】ポリマーを水性媒質中で可溶性にするには
ポリマーに含まれる酸又はアミノ基を中和することが必
要なことがある。酸基の中和剤は有機塩基;アルコール
アミン;ピリジン;水酸化アンモニウム、テトラアルキ
ルアンモニウム塩、アルカリ金属例えばリチウム、ナト
リウム及びカリウムなどを含む。アミノ基の中和剤は有
機酸例えば酢酸、ギ酸及びシュウ酸;ハロゲン例えば塩
化物、フッ化物及び臭化物;無機酸例えば硫酸及び硝酸
などである。
【0026】ランダムコポリマーを分散剤として使用す
ることができるが、それらは顔料分散体を安定化させる
ことにおいてブロックポリマーのように有効ではなく、
従って好ましくない。アクリルブロックポリマーは全イ
ンキ組成物の約0.1〜30重量%の範囲、好ましくは
全インキ組成物の約0.1〜8重量%の範囲で存在す
る。ポリマーの量が多くなりすぎるとインキの色濃度は
受容れがたいものになり、そして望ましいインキの粘度
を保つことが困難になる。アクリルブロックコポリマー
の存在が不十分である場合、顔料粒子の分散の安定性に
悪影響を及ぼす。
【0027】分散体に有用な顔料は広範囲の種々の有機
及び無機顔料の単独又は組合せからなる。ここで使用す
る用語「顔料」は不溶性着色剤を意味する。顔料粒子は
インキがインクジェット印刷装置、特に通常10ミクロ
ン〜50ミクロンの直径を持つ放射用ノズルを自由に流
れることができるほど十分に小さい。粒度はインキの寿
命の間を通じて重要である顔料の分散安定性にも影響す
る。微粒子のブラウン運動は粒子の沈降の防止を助け
る。又最大の色の濃さを得るためにも小さい粒子を使用
するのが望ましい。有用な粒度の範囲は約0.005ミ
クロン〜15ミクロンである。好ましくは顔料の粒度は
0.005〜5ミクロン、もっとも好ましくは0.01〜
0.3ミクロンの範囲にあるべきである。
【0028】選択した顔料は乾燥又は湿潤形態で使用す
ることができる。例えば、顔料は通常水性媒質中で製造
され、そして生ずる顔料は水湿潤プレスケーキとして得
られる。プレスケーキの形態においては、顔料はそれが
乾燥形態における程度まで凝集することはない。従っ
て、水湿潤プレスケーキ形態の顔料は乾燥顔料からイン
キを製造する方法におけるほど多くの解凝集を必要とし
ない。本発明の実施に使用することができる代表的な市
販の乾燥及びプレスケーキ顔料は前述の米国特許5,0
85,698に開示されている。
【0029】金属又は金属酸化物の微粒子も本発明の実
施に使用することができる。例えば、金属及び金属酸化
物は磁性インクジェットインキの製造に適している。微
細粒度の酸化物例えばシリカ、アルミナ、チタニアなど
も選ぶことができる。なお、金属微粒子例えば銅、鉄、
鋼、アルミニウム及び合金も適当な用途に選ぶことがで
きる。
【0030】有機顔料の場合、インキは約30重量%ま
での顔料を含有することができるが、大部分の熱インク
ジェット印刷に適用する場合一般にインキ組成物の全重
量の約0.1〜15%、好ましくは約0.1〜8%であ
る。無機顔料を選択する場合、インキは有機顔料を使用
するインキに比べてより高い重量パーセンテージの顔料
を含む傾向があり、時には約75%まで高くなることが
あるが、これは無機顔料が一般に有機顔料より比重が高
いからである。インキの全重量に基づいて、20%まで
の染料を添加することができる。
【0031】補助溶剤 本発明の有機補助溶剤は25℃で少なくとも4.5%の
水への溶解度(100部の水中4.5部の補助溶剤)を
有し、そして次の化合物からなる群より選ばれる。 1) 一般構造 R′−CO−NHR (式中、R=−Hまたは−CHであり、R=−Hの場
合R′=−C または−CH(CHであり、
R=−CHの場合R′=−Cである)のアルキ
ルアミド。この式に適合するアミドの例はイソブチルア
ミドを含む。
【0032】2) 一般構造
【化5】 (式中R=−H又は−CHである)の環状アミド。こ
の式に適合するアミドの例には1−ピロリジンカルボキ
サルデヒド及びN−アセチルピロリジンが含まれる。
【0033】3) 一般構造
【化6】 (式中R=−H又は−CH3である)の環状ジアミド。
この式に適合するアミドの例には1,4−ピペラジンジ
カルボキサルデヒド及びN,N′−ジアセチルピペラジ
ンが含まれる。
【0034】4) 一般構造 R−CO−NHCH2CH2NH−CO−R (式中R=−H又は−CH3である)のアルキルジアミ
ド。この式に適合するアミドの例にはN,N′−エチレ
ンビスホルムアミド及びN,N′−エチレンビスアセト
アミドが含まれる。
【0035】5) 一般構造 R2N−CO−CH(OH)CH(OH)−CO−NR2 (式中R=−H、−CH3又は−C25である)のアル
キルジオールジアミド。この式に適合するアミドの例に
は酒石酸ジアミド、N−メチル酒石酸ジアミド、N,N
−ジメチル酒石酸ジアミド、N,N′−ジメチル酒石酸
ジアミド、N,N,N′,N′−テトラメチル酒石酸ジア
ミド、N,N,N′,N′−テトラエチル酒石酸ジアミド
などが含まれる。
【0036】6) 一般構造 (Ca2a+n-x)(OH)xCO−NH(Cb2b+1-y)(OH)y (式中a=1〜6、b=2〜4、x=0〜3、y=0〜
3、x+y=1〜6、n=+1又は−1、a≧x、及び
b≧yである)のヒドロキシアミド。n=+1の場合、
基は非環状である。n=−1の場合、基は環状例えばシ
クロペンチル、シクロヘキシルである。ヒドロキシル基
の合計数はx+yである。好ましくはa=1〜4、b=
2〜3及びy=1である。x=2及びy=1〜2の化合
物も好ましい。この構造のヒドロキシアミドの例にはN
−(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド、N−(2−
ヒドロキシエチル)ブタンアミド、N−(2−ヒドロキ
シエチル)メチル−プロパンアミド、DL−パンテノー
ル及びN−(2−ヒドロキシエチル)ヘキサンアミドの
種々の異性体などがある。
【0037】7) 一般構造 (Ca2a+n)−NH−CO−NRR′ (式中a=1〜7、x=+1又は−1、Rは−CH2
HOHCH2OH及び−CH2CH2OHからなる群より
選ばれ、そしてR′は−CH2CH2OH及び−Hからな
る群より選ばれる)のヒドロキシアルキルウレア。
【0038】この構造のヒドロキシアルキルウレアの例
は例えば、3−N−(N′−メチルウレイド)−1,2
−プロパンジオール、3−N−(N′−エチルウレイ
ド)−1,2−プロパンジオール、3−N−(N′−
1′−プロピルウレイド)−1,2−プロパンジオー
ル、3−N−(N′−2′−プロピルウレイド)−1,
2−プロパンジオール、3−N−(N′−1′−n−ブ
チルウレイド)−1,2−プロパンジオール、3−N−
(N′−2′−ブチルウレイド)−1,2−プロパンジ
オール、3−N−(N′−イソブチルウレイド)−1,
2−プロパンジオール、3−N−(N′−tert−ブ
チルウレイド)−1,2−プロパンジオール、3−N−
(N′−ペンチルウレイド)−1,2−プロパンジオー
ルの種々のペンチル異性体、3−N−(N′−ヘキシル
ウレイド)−1,2−プロパンジオールの種々のヘキシ
ル異性体、3−N−(N′−シクロペンチルウレイド)
−1,2−プロパンジオール、3−N−(N′−シクロ
ヘキシルウレイド)−1,2−プロパンジオール、3−
N−(N′−シクロヘプチルウレイド)−1,2−プロ
パンジオール、N−(N′−メチルウレイド)−N,N
−ビス(エタノール−2)、3−N−(N′−エチルウ
レイド)−N,N−ビス(エタノール−2)、3−N−
(N′−1′−プロピルウレイド)−N,N−ビス(エ
タノール−2)、3−N−(N′−2′−プロピルウレ
イド)−N,N−ビス(エタノール−2)、3−N−
(N′−1′−n−ブチルウレイド)−N,N−ビス
(エタノール−2)、−3−N−(N′−2′−ブチル
ウレイド)−N,N−ビス(エタノール−2)、3−N
−(N′−イソブチルウレイド)−N,N−ビス(エタ
ノール−2)、3−N−(N′−tert−ブチルウレ
イド)−N,N−ビス(エタノール−2)、3−N−
(N′−ペンチルウレイド)−N,N−ビス(エタノー
ル−2)の種々のペンチル異性体、3−N−(N′−ヘ
キシルウレイド)−N,N−ビス(エタノール−2)の
種々のヘキシル異性体、3−N−(N′−シクロペンチ
ルウレイド)−N,N−ビス(エタノール−2)、3−
N−(N′−シクロヘキシルウレイド)−N,N−ビス
(エタノール−2)、3−N−(N′−シクロヘプチル
ウレイド)−N,N−ビス(エタノール−2)、N−
(N′−メチルウレイド)−N−エタノール−2,3−
N−(N′−エチルウレイド)−N−エタノール−2、
3−N−(N′−1′−プロピルウレイド)−N−エタ
ノール−2、3−N−(N′−2′−プロピルウレイ
ド)−N−エタノール−2、3−N−(N′−1′−n
−ブチルウレイド)−N−エタノール−2、3−N−
(N′−2′−ブチルウレイド)−N−エタノール−
2、3−N−(N′−イソブチルウレイド)−N−エタ
ノール−2、3−N−(N′−tert−ブチルウレイ
ド)−N−エタノール−2、3−N−(N′−ペンチル
ウレイド)−N−エタノール−2の種々のペンチル異性
体、3−N−(N′−ヘキシルウレイド)−N−エタノ
ール−2の種々のヘキシル異性体、3−N−(N′−シ
クロペンチルウレイド)−N−エタノール−2、3−N
−(N′−シクロヘキシルウレイド)−N−エタノール−
2及び3−N−(N′−シクロヘプチルウレイド)−N
−エタノール−2である。
【0039】8) これらの化合物の混合物も本発明に
は有用であることがわかった。本発明の化合物はそれら
のもっとも近縁の同族体に関して特異且つ驚くべき特性
を持つ。例えばホルムアミドとアセトアミドは水性イン
クジェットインキ用補助溶剤として文献で公知である。
しかしながら、これらの化合物はアセトアミドは発癌物
質であり、そしてホルムアミドは発生上の毒素であると
いう重大な毒物学的問題を提示している。その上、ホル
ムアミド、1−ホルミルピペリジン、N−(2−ヒドロ
キシエチル)ホルムアミド及びN,N′−ジアセチル−
1,3−プロパンジアミンは有効な目詰まり防止剤と云
えず、そしてジアセトアミドはインキに印刷不能性と分
散不安定性を与える。本発明の化合物例えばイソブチル
アミド、N,N′−エチレンビスアセトアミド、N−
(2−ヒドロキシエチル)アセトアミド及びN−(2−
ヒドロキシエチル)ブタンアミド及び1−ピロリジンカ
ルボキサルデヒドから誘導されるアミドは危険がより少
なく、そしてよりすぐれたデキャップ特性を持ついっそ
う安定なインキをつくる。
【0040】1%の少量の有機補助溶剤がデキャップ性
能に多少の効果を示すことがあるが、しかしながら約3
〜10%が有用な範囲である。耐目詰まり性を最大にす
るためより高い濃度を使用することができ、15%まで
がもっとも好ましく、55%までは好ましさがより劣
り、そして70%までは好ましさがもっとも劣るが、し
かしながらこの耐目詰まり性の向上はインキの乾燥速度
の増加に対して釣り合わなければならない。
【0041】窒素含有補助溶剤は特定のインキについ
て、特性の成分の組合せと一緒に沸点、融点又は乾燥速
度のような一定の物理的特性に対する必要に基づいて選
ぶことができる。選択した有機補助溶剤の混合物もまた
種々のインキの特性を最適にし、そして釣り合わせるた
めに使用することもできる。有機補助溶剤の性能はそれ
らの純度に依存しており、なぜなら不純物は目詰まり形
成を起こすか又は妨げることも指摘しなければならな
い。従って有機補助溶剤の源が重要なことがある。実施
例で使用する補助溶剤の特定の源を表1に示す。
【0042】他の成分 インキは他の成分を含ませることもできる。例えば上述
の界面活性剤を表面張力を変え並びに浸透を最大にする
ため使用することができる。しかしながら、それらは顔
料添加インキの顔料分散体を不安定にすることもある。
特定の界面活性剤の選択は印刷するメディア基体の種類
に高度に依存する。当業者は印刷に使用する特定の基体
に適する界面活性剤を選択することができると思われ
る。水性インキの場合、界面活性剤をインキの全重量に
基づいて0.01〜5%そして好ましくは0.2〜2%量
で存在させることができる。
【0043】微生物の増殖を抑えるため殺菌剤をインキ
組成物に使用することができる。DowicidesR (Dow Chem
ical, Midland, MI), NuoseptR (Huls America, Inc.,
Piscataway, NJ), OmidinesR (Olin Corp., Cheshire,
CT), NopcocidesR (Henkel Corp., Ambler, PA), Troy
sansR (Troy Chemical Corp., Newark, NJ)及び安息香
酸ナトリウムがそのような殺菌剤の例である。
【0044】さらにEDTAのような金属イオン封鎖剤
を重金属不純物の有害な影響を除くために含ませること
もできる。他の既知の添加剤、例えば保湿剤、粘度調節
剤及び他のアクリル又は非アクリルポリマーをインキ組
成物の種々の特性を改良するために添加することもでき
る。
【0045】インキ製品 本発明のインキ組成物のインクジェットインキ組成物と
同じようにつくられる。顔料分散体を着色剤として使用
する場合、選ばれた顔料(1つ又は複数)及び分散剤を
水中で予備混合して分散体をつくる。分散工程は水平式
ミニミル、ボールミル、アタライターを使用するか、又
は混合物を液体ジェット相互作用チェンバー(liquid j
et interaction chamber)中で少なくとも1000psi
の液体圧力で多数のノズルを通過させて水性担体媒質中
で顔料粒子の均一な分散体をつくることにより達成する
ことができる。アミド補助溶剤並びに他の補助溶剤を分
散工程の間存在させることができる。
【0046】染料を着色剤として使用する場合、分散体
は存在せず、そして顔料解凝集の必要はない。染料をベ
ースにしたインキは分散用装置よりむしろ十分に撹拌す
る容器でつくられる。一般にインクジェットインキは濃
縮された形態につくり、これを次いで適当な液体で希釈
してインクジェット印刷装置における使用に適する濃度
にするのが望ましい。希釈により、インキは特定の用途
のための所望の粘度、色、色相、飽和濃度及び画線被覆
力に調節される。
【0047】噴出速度、液滴の分離の長さ、液滴の大き
さ及び流れ安定性はインキの表面張力及び粘度により大
きく影響される。インクジェット印刷装置での使用に適
するインクジェットインキは20℃で約20ダイン/cm
〜約70ダイン/cmそしてより好ましくは30ダイン/
cm〜約70ダイン/cmの表面張力を持つべきである。許
容される粘度は20℃で20cpより大きくなく、好まし
くは約1.0cp〜約10.0cpの範囲である。このインキ
は広範囲の噴出条件、すなわち熱インクジェット印刷装
置の駆動電圧とパルス巾、ドロップオンデマンド装置又
は連続装置のいずれかの圧電素子の駆動頻度、及びノズ
ルの形と大きさ、と両立できる物理的特性を持つ。それ
らは種々のインクジェットプリンター例えば連続圧電ド
ロップオンデマンド及び熱又は泡ジェットドロップオン
デマンドプリンターに使用することができ、そして特に
熱インクジェットプリンターにおける使用に適してい
る。このインキは長期にわたってすぐれた貯蔵安定性を
持ち、そしてインクジェット装置中で詰まることがな
い。メディア基体例えば紙、織物、フィルムなどにイン
キを固定することは迅速且つ正確に行うことができる。
【0048】印刷したインキの像は明らかな色調、高い
密度、すぐれた耐水性及び耐光性を持つ。その上このイ
ンキは接触するインクジェット印刷装置の部品を腐蝕す
ることがなく、そしてそれは本質的に無臭である。次の
実施例は本発明をさらに例証するものであるが、限定す
るものではない。部とパーセンテージは別記しない限り
重量による。
【0049】
【実施例】本発明の有機補助溶剤及び比較のため他の既
知の補助溶剤を使用して顔料インキ組成物を製造しそし
て使用した。
【0050】ポリマー分散体の製造 機械的撹拌機、温度計、窒素導入孔、乾燥管出口及び添
加用漏斗を備えた12リッターのフラスコに3750グ
ラムのテトラヒドロフラン及び7.4グラムのp−キシ
レンを添加してn−ブチルメタクリレート及びメタクリ
ル酸のブロックコポリマーを製造した。アセトニトリル
中テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエート触
媒の1.0M溶液3.0mlからなるフィードIを0分から
始めて150分間添加し、そして291.1グラム(1.
25モル)の開始剤、1.1−ビス(トリメチルシロキ
シ)−2−メチルプロペンを注入した。1976グラム
(12.5モル)のトリメチルシリルメタクリレートか
らなるフィードIIを0分から開始して35分間添加し
た。フィードIIが完了した後180分で(モノマーの9
9%以上が反応した)、1772グラム(12.5モ
ル)のブチルメタクリレートからなるフィードIIを開始
し、そして30分間添加した。
【0051】400分で780グラムの乾燥メタノール
を上記溶液に添加し、そして蒸留を開始した。蒸留の第
一段階の間沸点が55℃より低い物質1300.0グラ
ムがフラスコから除かれた。54℃の沸点を持つメトキ
シトリメチルシランの除かれるべき理論量は1144.
0グラムであった。蒸留を第二段階の間継続し、その間
沸点は76℃に上昇した。5100グラムのイソプロパ
ノールを蒸留の第二段階の間に添加した。全部で742
7グラムの溶剤を除いた。
【0052】得られた樹脂溶液は55.8%の固形分を
含み、そして固形分1グラム当たり水酸化カリウムの
4.65ミリ当量の中和当量を持っていた。1000ml
の円筒ポリエチレン瓶に200.0グラムの分散剤溶
液、174.4グラムの15%水酸化カリウム、137.
6グラムの脱イオン水を添加して樹脂を中和した。混合
物をローラーミルで3〜4時間混転し、次いで16〜2
0時間磁気撹拌してわずかに混濁した溶液を得た。
【0053】顔料分散体の製造 次の材料;78.3グラムの脱イオン水、66.7グラム
の中和したポリマー分散体溶液、3.0グラムの15%
水酸化カリウムを1リッターのビーカーに添加した。溶
液を機械的に撹拌しながら、20.0グラムのカーボン
ブラック顔料、FW 18 (Degussa Corp., Ridgefield Par
k, NJ 07660)をゆっくり添加し、その間撹拌を30分
間継続した。次に混合物を洗浄液として別に32グラム
の脱イオン水と一緒にミニ・モーターミル100(Eige
r Machinery Inc., Bensenville, IL)に添加した。内
容物を3500rpmで1時間練磨した。収量は190.8
グラムであった。pHは7.6であった。粒度はブルック
ヘブンBI-90粒子分析装置(Brookhaven Instruments Co
rp., Holtsville, NY)で測定して138nmであった。
【0054】ヒドロキシアルキルアミド及びヒドロキシ
アルキルウレアの製造 すべての化学反応体はAldrich Chemical Company, Milw
aukee, WIから入手した。テトラヒドロフラン(30m
l)中のエタノールアミン(3.05g,0.50mol)の
透明均質な溶液にDL−パントラクトン(6.51g,
0.50mol)を添加して2′,4′−ジヒドロキシ−
3′,3′−ジメチルブタンアミド−N−エタノール−
2を製造した。反応混合物を16時間還流し、冷却し、
そして真空下で濃縮して粘稠な油状物を得た。残留物を
エーテルで滴定して白色粉末(8.8g,92%)を得
た。融点=95〜96℃であった。
【0055】適当なアミンを適当なイソシアノートと反
応させてヒドロキシアルキルウレアを製造した。これら
の製造を3−N−(tert−ブチルウレイド)−1,
2−プロパンジオールの製造により以下に例示する。
【0056】テトラヒドロフラン(30ml)中の3−ア
ミノ−1,2−プロパンジオール(9.11g,0.10m
ol)の懸濁液を60℃に加熱して明らかに透明な溶液を
得た。加熱を止め、tert−ブチルイソシアノート
(9.91g,0.10mol)を滴下しておだやかな還流
を持続した。反応物を60℃で一晩撹拌し、そして真空
蒸留して乾燥した。残留物をエチルエーテルと一緒に摩
砕して白色粉末(11.72g,66%)を得た。融点
=76〜78℃であった。同様にシクロヘキシルイソシ
アネート、エタノールアミン及びジエタノールアミンを
適当に反応させて所望のヒドロキシアルキルウレアを得
た。
【0057】インキの製造 上述の方法で得られた顔料分散体の22.5グラムを使
用し、2.6グラムのジエチレングリコール(Aldrich C
hemical Co. Inc., Milwaukee, WI)、0.5グラムのSi
lwetR L-77 (Union Carbide Corp., Danbury, CT)、3
7.2グラムの脱イオン水及び2.6グラムの表1〜2に
示す補助溶剤を一緒に10〜15分間磁気撹拌して配合
することにより水性インキを製造した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】デキャップ時間 デキャップ時間をインクカートリッジを真空による吸収
もたんつぼ(spittoon)への吐き出しもできないように改
めたHewlett Packard Deskjetプリンターを使用して求
めた。特定の液滴放出が失敗しない最後の時間間隔を記
録する(表3)。
【0061】
【表3】
【0062】分散体の安定度 15グラムのインキを−20℃で4時間及び60℃で4
時間からそれぞれなる4つの温度循環処理をすることに
より分散体の安定度を求めた。粒度を循環処理の前及び
後において、ブルックヘブンBI-90 (Brookhaven Instru
ments Corp., Holtsville, NY 11742)を用いて測定し
た(表4)。
【0063】
【表4】
【0064】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。 1.本質的に (a) 水性担体媒質; (b) 顔料分散体及び染料からなる群より選ばれる着
色剤;及び (c) 25℃で少なくとも4.5%の水への溶解度を
有し、そして 1) 一般構造 R′−CO−NHR (式中、R=−Hまたは−CHであり、R=−Hの場
合R′=−C または−CH(CHであり、
R=−CHの場合R′=−Cである)のアルキ
ルアミド; 2) 一般構造
【化7】 (式中、R=−Hまたは−CHである)の環状アミ
ド;
【0065】3) 一般構造
【化8】 (式中R=−H又は−CH3である)の環状ジアミド; 4) 一般構造 R−CO−NHCH2CH2NH−CO−R (式中R=−H又は−CH3である)のアルキルジアミ
ド; 5) 一般構造 R2N−CO−CH(OH)CH(OH)−CO−NR2 (式中R=−H、−CH3又は−C25である)のアル
キルジオールジアミド; 6) 一般構造 (Ca2a+n-x)(OH)xCO−NH(Cb2b+1-y)(OH)y (式中a=1〜6、b=2〜4、x=0〜3、y=0〜
3、x+y=1〜6、n=+1または−1、a≧x、b
≧yである)のヒドロキシアミド; 7) 一般構造 (Ca2a+n)−NH−CO−NRR′ (式中a=1〜7、n=+1又は−1、Rは−CH2
HOHCH2OH及び−CH2CH2OHからなる群より
選ばれ、そしてR′は−CH2CH2OH及び−Hからな
る群より選ばれる)のヒドロキシアルキルウレア;及び 8) それらの混合物 からなる群より選ばれる有機補助溶剤からなる水性イン
クジェットインキ組成物。
【0066】2. 着色剤が顔料及び分散剤からなる顔
料分散体である前項1記載のインキ組成物。 3. 分散剤がポリマー分散剤である前項2記載のイン
キ組成物。 4. ポリマー分散剤がブロックコポリマーからなり、
そしてインキ組成物がインキ組成物の全重量に基づいて
約0.1〜8%の顔料、0.1〜8%のブロックコポリマ
ー、及び94〜99.8%の水性担体媒質プラス有機補
助溶剤からなる前項3記載のインキ組成物。 5. 顔料は約0.01〜0.3ミクロンの中間の粒度の
粒子からなる前項2記載のインキ組成物。
【0067】6. 有機補助溶剤が構造6)で表され、
そしてa=1〜4、b=2〜3及びy=1である前項1
記載のインキ組成物。 7. 有機補助溶剤が構造6)で表され、そしてx=2
及びy=1〜2である前項1記載のインキ組成物。 8. 有機補助溶剤が構造7)で表され、そしてa=4
〜6及びR=−CH2CHOHCH2OHである前項1記
載のインキ組成物。 9. 有機補助溶剤が構造7)で表され、そしてa=4
〜6並びにR及びR′=−CH2CH2OHである前項1
記載のインキ組成物。 10. 有機補助溶剤が構造7)で表され、そしてa=
4〜6、R=−CH2CH2OH及びR′=Hである前項
1記載のインキ組成物。
【0068】11. (C2a+n)=tert
−ブチルである前項1、8又は10のいずれか一項記載
のインキ組成物。 12. (C2a+n)=シクロヘキシルである
前項1、8又は10のいずれか一項記載のインキ組成
物。 13. 有機補助溶剤が構造1)で表され、そしてR=
−H及びR′=−CH(である前項1記載のイ
ンキ組成物。 14. 有機補助溶剤が構造2)で表され、そしてR=
−Hである前項1記載のインキ組成物。 15. 有機補助溶剤が構造3)で表され、そしてR=
−Hである前項1記載のインキ組成物。
【0069】16. 有機補助溶剤が構造4)で表さ
れ、そしてR=−CH3である前項1記載のインキ組成
物。 17. 有機補助溶剤が構造5)で表され、そしてR=
−CH3である前項1記載のインキ組成物。 18. 補助溶剤がN,N,N′,N′−テトラメチル−
L−酒石酸ジアミドである前項17記載のインキ組成
物。 19. 水性担体媒質が水及び少なくとも1種の水溶性
有機溶媒からなる前項1記載のインキ組成物。 20. 水性担体媒質が水及び少なくとも2個のヒドロ
キシル基を有する少なくとも1種の水溶性有機溶媒の混
合物からなる前項19記載のインキ組成物。
【0070】21. 着色剤が染料であり、そしてイン
キ組成物がインキ組成物の全重量に基づいて約0.2〜
20%の染料及び80〜99.8%の水性担体媒質プラ
ス有機補助溶剤からなる前項1記載のインキ組成物。2
2. インキ組成物が20℃で約30〜70ダイン/cm
の表面張力及び20cpより大きくない粘度を有する前項
1記載のインキ組成物。23. さらに界面活性剤を含
む前項1記載のインキ組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドミニク・ミン−タク・チヤン アメリカ合衆国デラウエア州19803.ウ イルミントン.デルウツドロード1506 (72)発明者 グレン・マーク・ラツソウ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 08062.マリカヒル.フオスタータウン レイン13 (56)参考文献 特開 昭57−10660(JP,A) 特開 平4−211466(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に (a) 水性担体媒質; (b) 顔料分散体及び染料からなる群より選ばれる着
    色剤;及び (c) 25℃で少なくとも4,5%の水への溶解度を
    有し、そして1) 一般構造 R′−CO−NHR (式中、R=−Hまたは−CHであり、R=−Hの場
    合R′=−C たは−CH(CHであり、R
    =−CHの場合R′=−Cである)のアルキル
    アミド; 2) 一般構造 【化1】 (式中、R=−Hまたは−CHである)の環状アミ
    ド; 3) 一般構造 【化2】 (式中、R=−Hまたは−CHである)の環状ジアミ
    ド; 4) 一般構造 R−CO−NHCHCHNH−CO−R (式中、R=−Hまたは−CHである)のジアミド; 5) 一般構造 RN−CO−CH(OH)CH(OH)−CO−NR
    (式中、R=−H、−CHまたは−Cである)
    のアルキルジオールジアミド; 6) 一般構造 (C2a+n−x)(OH)CO−NH(C
    2b+1−y)(OH) (式中、a=1〜6、b=2〜4、x=0〜3、y=0
    〜3、x+y=1〜6、n=+1または−1、a≧x、
    b≧yである)のヒドロキシアミド; 7) 一般構造 (C2a+n)−NH−CO−NRR′ (式中、a=1〜7、n=+1または−1、Rは−CH
    CHOCHOHおよび−CHCHOHからなる
    群より選ばれ、そしてR′は−CHCHOHおよび
    −Hからなる群より選ばれる)のヒドロキシアルキルウ
    レア;および8) それらの混合物 からなる群より選ばれる有機補助溶剤; からなる水性インクジェットインキ組成物。
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