JP2660154B2 - 水性インクジェットインク用共溶剤としてのポリオキシアルキレンアミンの誘導体 - Google Patents
水性インクジェットインク用共溶剤としてのポリオキシアルキレンアミンの誘導体Info
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- C09D11/30—Inkjet printing inks
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
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Description
【0001】
【発明の分野】本発明はインクジェットプリンター用水
性インクに関する。より詳しくは、本発明は改良された
印刷品質を持つ水性インクジェットインクに関する。
性インクに関する。より詳しくは、本発明は改良された
印刷品質を持つ水性インクジェットインクに関する。
【0002】
【発明の背景】インクジェット印刷はインクの液滴を作
り、これを電子ディジタルシグナルに応答して紙又は透
明フィルムのような基体上に付着させる無衝撃印刷法で
ある。熱又は泡噴射式ドロップオンデマンドインクジェ
ットプリンターは事務所及び家庭のパーソナルコンピュ
ーター用出力装置として幅広い適用が見出されている。
インクジェット印刷特に「普通紙」上への印刷に関する
大きな関心事は印刷品質である。一般に理解されている
用語「普通紙」は幅広い一群の市販の紙で、特にファク
シミリコピー用として利用されるものであり、この物は
インクジェットプリンターが1つの特定の種類の紙だけ
を使用することができるというような特異な構造、組成
又は限定された一組の性質に依存することはない。近
年、普通紙印刷装置に対する市場における要求が増大し
ている。印刷品質は無画像背景部分に対する画像の明確
さ又はコントラストと定義することができる。それらは
下記の2つの一般的な要因により調節される。
り、これを電子ディジタルシグナルに応答して紙又は透
明フィルムのような基体上に付着させる無衝撃印刷法で
ある。熱又は泡噴射式ドロップオンデマンドインクジェ
ットプリンターは事務所及び家庭のパーソナルコンピュ
ーター用出力装置として幅広い適用が見出されている。
インクジェット印刷特に「普通紙」上への印刷に関する
大きな関心事は印刷品質である。一般に理解されている
用語「普通紙」は幅広い一群の市販の紙で、特にファク
シミリコピー用として利用されるものであり、この物は
インクジェットプリンターが1つの特定の種類の紙だけ
を使用することができるというような特異な構造、組成
又は限定された一組の性質に依存することはない。近
年、普通紙印刷装置に対する市場における要求が増大し
ている。印刷品質は無画像背景部分に対する画像の明確
さ又はコントラストと定義することができる。それらは
下記の2つの一般的な要因により調節される。
【0003】1) 光学密度及び色相を調節する色座
標、例えばCIELAB(1976年)色標準中のL
*、A*及びB*により測定されるインクの色特性。黒
色インクの場合、光学密度がこれらの2つの要因の内も
っとも重要である。 2) 画像の明確さを決める非色画像特性、すなわち
a)分解能、すなわち単位面積当たりインクの液滴の
数、b)液滴当たり被覆面積、c)縁の鋭さ又は鮮鋭
度、及びd)人為産物例えば付随液滴、サイドペナント
(Side pennants)又はフェザリングの存在の程度。
標、例えばCIELAB(1976年)色標準中のL
*、A*及びB*により測定されるインクの色特性。黒
色インクの場合、光学密度がこれらの2つの要因の内も
っとも重要である。 2) 画像の明確さを決める非色画像特性、すなわち
a)分解能、すなわち単位面積当たりインクの液滴の
数、b)液滴当たり被覆面積、c)縁の鋭さ又は鮮鋭
度、及びd)人為産物例えば付随液滴、サイドペナント
(Side pennants)又はフェザリングの存在の程度。
【0004】本発明のインクジェットインクは高い光学
密度を生じ、そしてフェザリングのような人為産物のな
い高い鮮明さの画像を生ずる。その上、本発明のインク
は染料及び顔料を基剤とするインクの両方にこのすぐれ
た印刷品質を与え、そして後者に関しては顔料分散体安
定性に悪い影響を与えない。本発明のインクは顔料添加
インクの場合ノズルレジスターに膜形成を起こすことが
なく、そしてデキャップ時間(decap time)又はクラス
ト形成のような他のインク特性に不利な影響を与えな
い。これらの結果はポリオキシアルキレンアミン自身が
水性インクジェットインク用として貧弱な共溶剤である
ことから驚くべき且つ予期しないことである。それらは
低い光学密度を生じ、顔料分散体の凝集を引き起こしそ
してペンノズルの目詰まりを誘発する。
密度を生じ、そしてフェザリングのような人為産物のな
い高い鮮明さの画像を生ずる。その上、本発明のインク
は染料及び顔料を基剤とするインクの両方にこのすぐれ
た印刷品質を与え、そして後者に関しては顔料分散体安
定性に悪い影響を与えない。本発明のインクは顔料添加
インクの場合ノズルレジスターに膜形成を起こすことが
なく、そしてデキャップ時間(decap time)又はクラス
ト形成のような他のインク特性に不利な影響を与えな
い。これらの結果はポリオキシアルキレンアミン自身が
水性インクジェットインク用として貧弱な共溶剤である
ことから驚くべき且つ予期しないことである。それらは
低い光学密度を生じ、顔料分散体の凝集を引き起こしそ
してペンノズルの目詰まりを誘発する。
【0005】
【発明の概要】本発明により、下記の水性インクジェッ
トインク組成物が提供される。 (a) 水性キャリヤー媒体、 (b) 顔料分散体および染料よりなる群から選択され
た着色剤、および (c) 25℃において水100重量部に対して少なく
とも4.5重量部の溶解度を有する、 (1) 下記構造: R−Y−NR′CHXCH2(OCHXCH2)nOR″ (式中、R=−Hまたは炭素1〜4個のアルキル基、
R′=−H、炭素1〜3個のアルキル基または1個のヒ
ドロキシル基を含有する炭素1〜4個のアルキル基、 X=独立して−Hまたは−CH3、 n=1〜200、 R″=炭素1〜4個のアルキル基、そして Yは−CO−、−SO2−、−NHCO−、−NHCS
−よりなる群から選択される原子の2価連結基である)
を有するポリオキシアルキレンモノアミンのモノカルボ
キサミド、モノスルホンアミド、モノウレアおよびモノ
チオウレア誘導体、 (2) 下記構造: R−Y−R′NCXCH2(OCHXCH2)nOCH2CHXNR′−Y−R (式中、R、R′、XおよびYは上記で定義したとおり
であり、そしてn=2〜400である)を有するポリオ
キシアルキレンジアミンのビス−カルボキサミド、ビス
−スルホンアミド、ビス−ウレアおよびビス−チオウレ
ア誘導体、
トインク組成物が提供される。 (a) 水性キャリヤー媒体、 (b) 顔料分散体および染料よりなる群から選択され
た着色剤、および (c) 25℃において水100重量部に対して少なく
とも4.5重量部の溶解度を有する、 (1) 下記構造: R−Y−NR′CHXCH2(OCHXCH2)nOR″ (式中、R=−Hまたは炭素1〜4個のアルキル基、
R′=−H、炭素1〜3個のアルキル基または1個のヒ
ドロキシル基を含有する炭素1〜4個のアルキル基、 X=独立して−Hまたは−CH3、 n=1〜200、 R″=炭素1〜4個のアルキル基、そして Yは−CO−、−SO2−、−NHCO−、−NHCS
−よりなる群から選択される原子の2価連結基である)
を有するポリオキシアルキレンモノアミンのモノカルボ
キサミド、モノスルホンアミド、モノウレアおよびモノ
チオウレア誘導体、 (2) 下記構造: R−Y−R′NCXCH2(OCHXCH2)nOCH2CHXNR′−Y−R (式中、R、R′、XおよびYは上記で定義したとおり
であり、そしてn=2〜400である)を有するポリオ
キシアルキレンジアミンのビス−カルボキサミド、ビス
−スルホンアミド、ビス−ウレアおよびビス−チオウレ
ア誘導体、
【0006】(3) 下記構造:
【化2】 (式中、R、R′、XおよびYは上記で定義したとおり
であり、n+p+q=3〜500、そしてa=0または
1である)を有するポリオキシアルキレントリアミンの
トリス−カルボキサミド、トリス−スルホンアミド、ト
リス−ウレアおよびトリス−チオウレア誘導体、 (4) 下記構造: R″O(CH2CHXO)nCH2CHXNR′−Y−NR′CHXCH2(O CHXCH2)nOR″ (式中、R、R′およびXは上記で定義したとおりであ
り、n=1〜200、R″=炭素1〜3個のアルキル
基、そしてYは−CO−、−SO2−、−CS−よりな
る群から選択される原子の2価連結基である)を有する
ビス−ポリオキシアルキレンモノアミンのモノウレア、
モノスルホンアミドおよびモノチオウレア誘導体、なら
びに (5) それらの混合物 よりなる群から選択される共溶剤からなる、水性インク
ジェットインク組成物。
であり、n+p+q=3〜500、そしてa=0または
1である)を有するポリオキシアルキレントリアミンの
トリス−カルボキサミド、トリス−スルホンアミド、ト
リス−ウレアおよびトリス−チオウレア誘導体、 (4) 下記構造: R″O(CH2CHXO)nCH2CHXNR′−Y−NR′CHXCH2(O CHXCH2)nOR″ (式中、R、R′およびXは上記で定義したとおりであ
り、n=1〜200、R″=炭素1〜3個のアルキル
基、そしてYは−CO−、−SO2−、−CS−よりな
る群から選択される原子の2価連結基である)を有する
ビス−ポリオキシアルキレンモノアミンのモノウレア、
モノスルホンアミドおよびモノチオウレア誘導体、なら
びに (5) それらの混合物 よりなる群から選択される共溶剤からなる、水性インク
ジェットインク組成物。
【0007】このインク組成物は高い光学密度及びすぐ
れた印刷品質を持つ。その上、これらの共溶剤を含む顔
料添加インクはすぐれた分散体安定性を示す。
れた印刷品質を持つ。その上、これらの共溶剤を含む顔
料添加インクはすぐれた分散体安定性を示す。
【0008】
【発明の詳述】本発明のインクジェットインク組成物は
一般にインクジェットプリンター用、特に熱インクジェ
ットプリンター用に適している。インクジェットインク
組成物は顔料及び染料着色剤インクの両方を包含する。
このインクは特定のインクジェットプリンターの必要条
件に適合し、光安定性、耐にじみ性、粘性、表面張力、
デキャップ時間、低毒性、高い材料相溶性及び許容され
る乾燥速度の均衡をもたらすことができる。本発明の共
溶剤は特に水性インクで加水分解に抵抗性であり、本質
的に無臭である。
一般にインクジェットプリンター用、特に熱インクジェ
ットプリンター用に適している。インクジェットインク
組成物は顔料及び染料着色剤インクの両方を包含する。
このインクは特定のインクジェットプリンターの必要条
件に適合し、光安定性、耐にじみ性、粘性、表面張力、
デキャップ時間、低毒性、高い材料相溶性及び許容され
る乾燥速度の均衡をもたらすことができる。本発明の共
溶剤は特に水性インクで加水分解に抵抗性であり、本質
的に無臭である。
【0009】水性キャリヤー媒質 水性キャリヤー媒質は水又は水及び選ばれたポリオキシ
アルキレンアミン化合物の誘導体以外の少なくとも1つ
の水溶性有機溶剤の混合物である。脱イオン水が一般に
使用される。適当な水及び水溶性有機溶剤の混合物の選
択は特定の適用の必要条件、例えば望まれる表面張力と
粘性、選ばれるインクの着色剤と乾燥時間の如何によ
る。水溶性有機溶剤はよく知られており、その代表的な
例は米国特許5,085,698に開示されており、その
開示は参照により本明細書に組み入れる。少なくとも2
つのヒドロキシル基を持つ水性有機溶剤例えばジエチレ
ングリコール及び脱イオン水の混合物は水性キャリヤー
媒質として好ましい。水と有機溶剤との混合物を水性キ
ャリヤー媒質として使用する場合、水は水性キャリヤー
媒質及び本発明のポリオキシアルキレンアミン共溶剤化
合物の合計重量に基づいて水性媒質の重量で25%〜9
9%、好ましくは45〜95%を占める。
アルキレンアミン化合物の誘導体以外の少なくとも1つ
の水溶性有機溶剤の混合物である。脱イオン水が一般に
使用される。適当な水及び水溶性有機溶剤の混合物の選
択は特定の適用の必要条件、例えば望まれる表面張力と
粘性、選ばれるインクの着色剤と乾燥時間の如何によ
る。水溶性有機溶剤はよく知られており、その代表的な
例は米国特許5,085,698に開示されており、その
開示は参照により本明細書に組み入れる。少なくとも2
つのヒドロキシル基を持つ水性有機溶剤例えばジエチレ
ングリコール及び脱イオン水の混合物は水性キャリヤー
媒質として好ましい。水と有機溶剤との混合物を水性キ
ャリヤー媒質として使用する場合、水は水性キャリヤー
媒質及び本発明のポリオキシアルキレンアミン共溶剤化
合物の合計重量に基づいて水性媒質の重量で25%〜9
9%、好ましくは45〜95%を占める。
【0010】着色剤 本発明に有用な着色剤は顔料分散体又は染料である。顔
料は不溶性粉末状態で適用される着色剤である。染料は
可溶性状態で使用する着色剤である。この技術分野で公
知であり、そして本明細書で使用する用語の顔料分散体
は顔料と分散剤の混合物を指す。好ましい分散剤はポリ
マー分散剤化合物である。
料は不溶性粉末状態で適用される着色剤である。染料は
可溶性状態で使用する着色剤である。この技術分野で公
知であり、そして本明細書で使用する用語の顔料分散体
は顔料と分散剤の混合物を指す。好ましい分散剤はポリ
マー分散剤化合物である。
【0011】顔料 分散体として有用な顔料は広範囲の種々な有機及び無機
顔料の単独又は組合せを含む。顔料粒子はインクジェッ
トプリンター装置、特に噴出用ノズルをインクが容易に
流れることができるように十分小さい。小粒子は分散安
定性及び最大の色の濃さにとっても望ましいことであ
る。有用な粒度の範囲は約0.005ミクロン〜15ミ
クロンである。好ましくは、この粒度は0.005〜5
ミクロンそしてもっとも好ましくは0.01〜0.3ミク
ロンである。選ばれた顔料は乾燥又は湿潤形態で使用す
ることができる。本発明の実施に使用することができる
代表的な市販の乾燥及びプレスケーキ顔料は金属及び金
属酸化物は含み、前述の米国特許5,085,698に開
示されており、その開示は参照により本明細書に組み入
れる。
顔料の単独又は組合せを含む。顔料粒子はインクジェッ
トプリンター装置、特に噴出用ノズルをインクが容易に
流れることができるように十分小さい。小粒子は分散安
定性及び最大の色の濃さにとっても望ましいことであ
る。有用な粒度の範囲は約0.005ミクロン〜15ミ
クロンである。好ましくは、この粒度は0.005〜5
ミクロンそしてもっとも好ましくは0.01〜0.3ミク
ロンである。選ばれた顔料は乾燥又は湿潤形態で使用す
ることができる。本発明の実施に使用することができる
代表的な市販の乾燥及びプレスケーキ顔料は金属及び金
属酸化物は含み、前述の米国特許5,085,698に開
示されており、その開示は参照により本明細書に組み入
れる。
【0012】有機顔料の場合、インクは大部分の熱イン
クジェット印刷適用のための全インク組成物の重量で約
30%までの顔料を含ませることができるが、一般には
重量で約0.1〜15%、好ましくは約0.1〜8%であ
る。無機顔料が選ばれる場合、インクは有機顔料を使用
する比較できるインクより高い重量百分率の顔料を含む
傾向があり、場合により約75%の高さになることがあ
り、これは無機顔料が一般に有機顔料より高い比重を持
つからである。
クジェット印刷適用のための全インク組成物の重量で約
30%までの顔料を含ませることができるが、一般には
重量で約0.1〜15%、好ましくは約0.1〜8%であ
る。無機顔料が選ばれる場合、インクは有機顔料を使用
する比較できるインクより高い重量百分率の顔料を含む
傾向があり、場合により約75%の高さになることがあ
り、これは無機顔料が一般に有機顔料より高い比重を持
つからである。
【0013】ポリマー分散剤が顔料用分散剤として好ま
しい。本発明の実施に適するポリマー分散剤はランダム
コポリマー及びAB、BAB又はABCブロックコポリ
マーを含む。ランダムコポリマーは顔料分散体を安定に
する点でブロックコポリマー程有効ではないので、それ
らは好ましくない。AB又はBABブロックコポリマー
において、Aセグメントは疎水性(すなわち水不溶性)
ホモポリマー又はコポリマーであって顔料と結合するた
めに役立ち、そしてBブロックは親水性(すなわち水溶
性)ホモポリマー又はコポリマー又はその塩であって、
顔料を水性媒質に分散させる役割をする。そのようなポ
リマー分散剤及びその合成は前述の米国特許5,085,
698に開示されており、その開示は参照により本明細
書に組み入れる。
しい。本発明の実施に適するポリマー分散剤はランダム
コポリマー及びAB、BAB又はABCブロックコポリ
マーを含む。ランダムコポリマーは顔料分散体を安定に
する点でブロックコポリマー程有効ではないので、それ
らは好ましくない。AB又はBABブロックコポリマー
において、Aセグメントは疎水性(すなわち水不溶性)
ホモポリマー又はコポリマーであって顔料と結合するた
めに役立ち、そしてBブロックは親水性(すなわち水溶
性)ホモポリマー又はコポリマー又はその塩であって、
顔料を水性媒質に分散させる役割をする。そのようなポ
リマー分散剤及びその合成は前述の米国特許5,085,
698に開示されており、その開示は参照により本明細
書に組み入れる。
【0014】ABCトリブロックコポリマーにおいて
は、Aブロックは水と相溶性のポリマーであり、Bブロ
ックは顔料と結合する能力のあるポリマーであり、そし
てCブロックはインクの有機溶剤成分と相溶性である。
AとCブロックは末端ブロックである。ABCトリブロ
ックとそれらの合成は1990年2月20日に出願した
Ma等、USSN 07/838,181に開示されてお
り、その開示は参照により本明細書に組み入れる。ポリ
マー分散剤化合物に追加して、又はそれに置き変わるも
のとして、この技術分野でよく知られた界面活性剤化合
物を分散剤として使用することができる。
は、Aブロックは水と相溶性のポリマーであり、Bブロ
ックは顔料と結合する能力のあるポリマーであり、そし
てCブロックはインクの有機溶剤成分と相溶性である。
AとCブロックは末端ブロックである。ABCトリブロ
ックとそれらの合成は1990年2月20日に出願した
Ma等、USSN 07/838,181に開示されてお
り、その開示は参照により本明細書に組み入れる。ポリ
マー分散剤化合物に追加して、又はそれに置き変わるも
のとして、この技術分野でよく知られた界面活性剤化合
物を分散剤として使用することができる。
【0015】染料 本発明に有用な染料はアニオン、カチオン、両性及び非
イオン染料を含む。そのような染料は当業者によく知ら
れている。アニオン染料は水溶液中で着色アニオンを生
ずる染料であり、そしてカチオン染料は水溶液中で着色
カチオンを生ずるそれである。一般にはアニオン染料は
イオン性部分としてカルボン酸又はスルホン酸基を含
む。カチオン染料は通常第四窒素基を含む。本発明にも
っとも有用なアニオン染料の種類は例えば酸性、直接、
食品用、媒染及び反応染料である。アニオン染料はニト
ロソ化合物、ニトロ化合物、アゾ化合物、スチルベン化
合物、トリアリールメタン化合物、キサンテン化合物、
キノリン化合物、チアゾール化合物、アジン化合物、オ
キサジン化合物、チアジン化合物、アミノケトン化合
物、アントラキノン化合物、インジゴイド化合物及びフ
タロシアニン化合物からなる群より選ばれる。
イオン染料を含む。そのような染料は当業者によく知ら
れている。アニオン染料は水溶液中で着色アニオンを生
ずる染料であり、そしてカチオン染料は水溶液中で着色
カチオンを生ずるそれである。一般にはアニオン染料は
イオン性部分としてカルボン酸又はスルホン酸基を含
む。カチオン染料は通常第四窒素基を含む。本発明にも
っとも有用なアニオン染料の種類は例えば酸性、直接、
食品用、媒染及び反応染料である。アニオン染料はニト
ロソ化合物、ニトロ化合物、アゾ化合物、スチルベン化
合物、トリアリールメタン化合物、キサンテン化合物、
キノリン化合物、チアゾール化合物、アジン化合物、オ
キサジン化合物、チアジン化合物、アミノケトン化合
物、アントラキノン化合物、インジゴイド化合物及びフ
タロシアニン化合物からなる群より選ばれる。
【0016】本発明のもっとも有用なカチオン染料の種
類は主として塩基性染料及び繊維のような基体の酸性部
位に結合するように設計されたいくつかの媒染染料であ
る。そのような染料の有用な種類はとりわけアゾ化合
物、ジフェニルメタン化合物、トリアリールメタン、キ
サンテン化合物、アクリジン化合物、キノリン化合物、
メチン又はポリメチン化合物、チアゾール化合物、イン
ダミン又はインドフェニル化合物、アジン化合物、オキ
サジン化合物及びチアジン化合物であり、これらのすべ
ては当業者によく知られている。インク組成物に使用す
る染料の色及び量が一般に特に重要な機能であり、主と
してインクによって得られる所望の印刷の色、染料の純
度及びその色の濃さに依存する。染料は典型的にはイン
クの全重量に基づいて重量で0.01〜20%、好まし
くは0.05〜8%、より好ましくは1〜5%存在させ
る。
類は主として塩基性染料及び繊維のような基体の酸性部
位に結合するように設計されたいくつかの媒染染料であ
る。そのような染料の有用な種類はとりわけアゾ化合
物、ジフェニルメタン化合物、トリアリールメタン、キ
サンテン化合物、アクリジン化合物、キノリン化合物、
メチン又はポリメチン化合物、チアゾール化合物、イン
ダミン又はインドフェニル化合物、アジン化合物、オキ
サジン化合物及びチアジン化合物であり、これらのすべ
ては当業者によく知られている。インク組成物に使用す
る染料の色及び量が一般に特に重要な機能であり、主と
してインクによって得られる所望の印刷の色、染料の純
度及びその色の濃さに依存する。染料は典型的にはイン
クの全重量に基づいて重量で0.01〜20%、好まし
くは0.05〜8%、より好ましくは1〜5%存在させ
る。
【0017】ポリオキシアルキレンアミン誘導体 ポリオキシアルキレンアミン誘導体共溶剤は25℃で少
なくとも4.5%(100部の水に4.5部の共溶剤)の
水中の溶解度を持ち、そして上で定義した構造の化合物
の群、又はそのような化合物の混合物から選ばれる。ポ
リオキシアルキレン部分はポリオキシアルキレン又はポ
リオキシプロピレンのようなホモポリマーであるか又は
コポリマーであることができる。コポリマーはランダム
であるか又はAB、ABAもしくはBABのようにブロ
ックに配列されることができ、この場合Aはポリオキシ
エチレンブロックでありそしてBはポリオキシプロピレ
ンブロックである。他の配列においては、末端モノマー
のみが第二のモノマー通常オキシプロピレンを含有す
る。Xがポリオキシエチレンの−H及びポリオキシプロ
ピレンの−CH3を表す上述の構造式においては50〜
100モル%のオキシエチレンユニットが好ましく、よ
り好ましくは65〜100モル%、そしてもっとも好ま
しくは80〜100モル%である。顔料添加インクにお
いては、好ましいポリオキシアルキレンアミンはポリオ
キシプロピレン基よりむしろポリオキシエチレン基に富
んでおり、これは前者が顔料分散体ともっとも相溶性で
あるためである。
なくとも4.5%(100部の水に4.5部の共溶剤)の
水中の溶解度を持ち、そして上で定義した構造の化合物
の群、又はそのような化合物の混合物から選ばれる。ポ
リオキシアルキレン部分はポリオキシアルキレン又はポ
リオキシプロピレンのようなホモポリマーであるか又は
コポリマーであることができる。コポリマーはランダム
であるか又はAB、ABAもしくはBABのようにブロ
ックに配列されることができ、この場合Aはポリオキシ
エチレンブロックでありそしてBはポリオキシプロピレ
ンブロックである。他の配列においては、末端モノマー
のみが第二のモノマー通常オキシプロピレンを含有す
る。Xがポリオキシエチレンの−H及びポリオキシプロ
ピレンの−CH3を表す上述の構造式においては50〜
100モル%のオキシエチレンユニットが好ましく、よ
り好ましくは65〜100モル%、そしてもっとも好ま
しくは80〜100モル%である。顔料添加インクにお
いては、好ましいポリオキシアルキレンアミンはポリオ
キシプロピレン基よりむしろポリオキシエチレン基に富
んでおり、これは前者が顔料分散体ともっとも相溶性で
あるためである。
【0018】ポリオキシアルキレンアミン誘導体共溶剤
はポリオキシアルキレンアミンのアミノ基を誘導用反応
体と反応させることにより製造される。誘導用反応体は
一官能又は二官能性であることができる。ポリオキシア
ルキレンアミン自身は一、二又は三官能性すなわちモノ
アミン、ジアミン又はトリアミンである。概して、本明
細書に開示するポリオキシアルキレンアミン誘導体共溶
剤はそれらの製造方法に基づいて4種類(すなわち、上
で挙げた(1)〜(4))に分類することができ、詳し
くは種類(1)モノアミン及び一官能誘導用反応体から作
られ、種類(2)はジアミン及び2モルの一官能誘導用反
応体から作られ、種類(3)はトリアミン及び3モルの一
官能誘導用反応体から作られ、そして種類(4)2モルの
モノアミン及び1モルの一官能誘導用反応体から作られ
る。
はポリオキシアルキレンアミンのアミノ基を誘導用反応
体と反応させることにより製造される。誘導用反応体は
一官能又は二官能性であることができる。ポリオキシア
ルキレンアミン自身は一、二又は三官能性すなわちモノ
アミン、ジアミン又はトリアミンである。概して、本明
細書に開示するポリオキシアルキレンアミン誘導体共溶
剤はそれらの製造方法に基づいて4種類(すなわち、上
で挙げた(1)〜(4))に分類することができ、詳し
くは種類(1)モノアミン及び一官能誘導用反応体から作
られ、種類(2)はジアミン及び2モルの一官能誘導用反
応体から作られ、種類(3)はトリアミン及び3モルの一
官能誘導用反応体から作られ、そして種類(4)2モルの
モノアミン及び1モルの一官能誘導用反応体から作られ
る。
【0019】ポリオキシアルキレンアミンとしては、ポ
リオキシエチレンアミン又はポリオキシプロピレンアミ
ン又はそのコポリマーが適当である。特に好ましいのは
Jeffamines(登録商標)であり、これはAthens,NYに所
在のTexaco Chemical Companyから市販品を入手するこ
とができる。もっとも好ましいのはJeffamines(登録商
標)M−600、M−715、M−1000、M−20
05、M−2070、D−230、D−400、D−2
000、D−4000、ED−600、ED−900、
ED−2001、ED−4000、ED−6000、T
−403、T−3000及びT−5000、EDR−1
48、EDR−192及びC−346である。
リオキシエチレンアミン又はポリオキシプロピレンアミ
ン又はそのコポリマーが適当である。特に好ましいのは
Jeffamines(登録商標)であり、これはAthens,NYに所
在のTexaco Chemical Companyから市販品を入手するこ
とができる。もっとも好ましいのはJeffamines(登録商
標)M−600、M−715、M−1000、M−20
05、M−2070、D−230、D−400、D−2
000、D−4000、ED−600、ED−900、
ED−2001、ED−4000、ED−6000、T
−403、T−3000及びT−5000、EDR−1
48、EDR−192及びC−346である。
【0020】M系列のJeffamines(登録商標)は次の一
般構造を持つ。 CH3OCH2CH2O(CH2CH2O)n〔CH2CH(CH3)〕pCH2CH(CH3)NH2 この系列のJeffamines(登録商標)の特定の例を下表に
示す。
般構造を持つ。 CH3OCH2CH2O(CH2CH2O)n〔CH2CH(CH3)〕pCH2CH(CH3)NH2 この系列のJeffamines(登録商標)の特定の例を下表に
示す。
【0021】ED系列のJeffamines(登録商標)は次の
構造を持つ。 H2NCH(CH3)CH2〔OCH(CH3)CH2〕a〔OCH2CH2〕b〔OCH2CH
(CH3)〕cNH2 式中、a+n+1はオキシプロピレン基のモルユニット
の数であり、bはオキシエチレン基のモルユニットの数
である。特定の例を下表に示す。
構造を持つ。 H2NCH(CH3)CH2〔OCH(CH3)CH2〕a〔OCH2CH2〕b〔OCH2CH
(CH3)〕cNH2 式中、a+n+1はオキシプロピレン基のモルユニット
の数であり、bはオキシエチレン基のモルユニットの数
である。特定の例を下表に示す。
【0022】Jeffamines(登録商標)ED系列名称 b a+c+1 ED−600 8.5 3.5 ED−900 15.5 3.5 ED−2001 40.5 3.5 ED−4000 86.0 3.5 ED−6000 (Texacoが発表していない)
【0023】Jeffamines(登録商標)D系列の化合物は
次の一般構造を持つ。 H2NCH(CH3)CH2〔OCH2CH(CH3)〕nNH2 式中、nはオキシプロピレンユニットのモルの数であ
り、その例を下表に示す。
次の一般構造を持つ。 H2NCH(CH3)CH2〔OCH2CH(CH3)〕nNH2 式中、nはオキシプロピレンユニットのモルの数であ
り、その例を下表に示す。
【0024】 T系列のJeffamines(登録商標)は次の一般構造を持
つ。
つ。
【0025】
【化3】 式中、n+p+qはオキシプロピレンユニットのモルの
数、R=−H又は−CH 2CH3、そしてa=0又は1で
ある。T系列Jeffamines(登録商標)の例を下表に示
す。
数、R=−H又は−CH 2CH3、そしてa=0又は1で
ある。T系列Jeffamines(登録商標)の例を下表に示
す。
【0026】 Jeffamines(登録商標)T系列 名称 n+p+q a R T−403 5−6 1 −CH2CH3 T−5000 85 0 −H
【0027】EDR系列のJeffamines(登録商標)は次
の構造を持つ。 H2NCH2CH2(OCH2CH2)nNH2 式中、nはオキシエチレンユニットのモルの数である。
の構造を持つ。 H2NCH2CH2(OCH2CH2)nNH2 式中、nはオキシエチレンユニットのモルの数である。
【0028】
【0029】Jeffamines(登録商標)C−346は次の
構造を持つ。 HOCH(CH3)CH2NHCH(CH3)CH2〔OCH2CH(CH3)〕nNHCH2CH(CH
3)OH 式中、n=2.6である。
構造を持つ。 HOCH(CH3)CH2NHCH(CH3)CH2〔OCH2CH(CH3)〕nNHCH2CH(CH
3)OH 式中、n=2.6である。
【0030】単一のアルキレンオキシドを使用するポリ
オキシアルキレンアミンの製造はオキシアルキル化の程
度が変化している化合物の混合物を生じ、従って記述の
構造式はしばしばある範囲のオキシアルキレンユニット
を含む平均の組成に基づいている。
オキシアルキレンアミンの製造はオキシアルキル化の程
度が変化している化合物の混合物を生じ、従って記述の
構造式はしばしばある範囲のオキシアルキレンユニット
を含む平均の組成に基づいている。
【0031】誘導用反応体 既に述べたようにポリオキシアルキレンアミン誘導体は
ポリオキシアルキレンアミンを誘導用反応体と反応させ
ることにより作られ、この反応体は一官能又は二官能性
のいずれかであることができる。
ポリオキシアルキレンアミンを誘導用反応体と反応させ
ることにより作られ、この反応体は一官能又は二官能性
のいずれかであることができる。
【0032】一官能誘導用反応体は4種類のそれを含
む。 i) カルボン酸 これらは酸自身、酸無水物(例えば無水酢酸)又は酸ハ
ロゲン化物(例えばアセチルクロリド)であることがで
きる。この種類の反応体はギ酸、酢酸及びプロピオン酸
並びにブタン酸及びペンタン酸の種々の異性体から誘導
することができる。例外は無水ギ酸であり、この物は得
ることができない。これらの反応体はカルボン酸アミド
すなわちカルボキサミドを作るために使用される。 ii) スルホン酸誘導体 これらは酸ハロゲン化物また酸無水物であることができ
るが、前者がより一般的であり、そしてメタンスルホン
酸、エタンスルホン酸及びプロパン又はブタンスルホン
酸の種々の異性体から得ることができる。これらの反応
体はスルホン酸アミドすなわちスルホンアミドを作るた
めに使用される。
む。 i) カルボン酸 これらは酸自身、酸無水物(例えば無水酢酸)又は酸ハ
ロゲン化物(例えばアセチルクロリド)であることがで
きる。この種類の反応体はギ酸、酢酸及びプロピオン酸
並びにブタン酸及びペンタン酸の種々の異性体から誘導
することができる。例外は無水ギ酸であり、この物は得
ることができない。これらの反応体はカルボン酸アミド
すなわちカルボキサミドを作るために使用される。 ii) スルホン酸誘導体 これらは酸ハロゲン化物また酸無水物であることができ
るが、前者がより一般的であり、そしてメタンスルホン
酸、エタンスルホン酸及びプロパン又はブタンスルホン
酸の種々の異性体から得ることができる。これらの反応
体はスルホン酸アミドすなわちスルホンアミドを作るた
めに使用される。
【0033】iii) アルキルイソシアネート Rが炭素1〜4個のアルキル基であるポリオキシアルキ
レンアミン誘導体の種類(1)、(2)及び(3)にお
いて、これらの反応体はメチルイソシアネート、エチル
イソシアネート、又はプロピル及びブチルイソシアネー
トの種々の異性体である。そのようなポリオキシアルキ
レンアミン誘導体においてRが−Hの場合、反応体はハ
ロゲン化カルバミルである。ポリオキシアルキレンアミ
ンのイソシアネート又はハロゲン化カルバミルとの反応
の生成物はウレアである。 iv) アルキルイソチオシアネート Rが炭素1〜4個のアルキル基である種類(1)、
(2)又は(3)のポリオキシアルキレンアミン誘導体
の場合、これらの反応体はメチルイソチオシアネート、
エチルイソチオシアネート、又はプロピル及びブチルイ
ソチオシアネートの種々な異性体である。ポリオキシア
ルキレンアミンのイソチオシアネートとの反応の生成物
はチオウレアである。
レンアミン誘導体の種類(1)、(2)及び(3)にお
いて、これらの反応体はメチルイソシアネート、エチル
イソシアネート、又はプロピル及びブチルイソシアネー
トの種々の異性体である。そのようなポリオキシアルキ
レンアミン誘導体においてRが−Hの場合、反応体はハ
ロゲン化カルバミルである。ポリオキシアルキレンアミ
ンのイソシアネート又はハロゲン化カルバミルとの反応
の生成物はウレアである。 iv) アルキルイソチオシアネート Rが炭素1〜4個のアルキル基である種類(1)、
(2)又は(3)のポリオキシアルキレンアミン誘導体
の場合、これらの反応体はメチルイソチオシアネート、
エチルイソチオシアネート、又はプロピル及びブチルイ
ソチオシアネートの種々な異性体である。ポリオキシア
ルキレンアミンのイソチオシアネートとの反応の生成物
はチオウレアである。
【0034】二官能誘導用反応体は3つの種類に分類す
ることができる。 i) カルボニル誘導体 これらの反応体はホスゲン又は1,1′−カルボニルジ
イミダゾールである。これらの反応体は1,3−ジ置換
ウレアを生ずる。 ii) スルホニル誘導体 この反応体はハロゲン化スルフリルであり、この物は
N,N′−ジ置換スルファミドを生ずる。 iii) チオカルボニル誘導体 これらの反応体はチオホスゲン又は1,1′−チオカル
ボニルジイミダゾールである。それらは1,3−ジ置換
チオウレアを生ずる。
ることができる。 i) カルボニル誘導体 これらの反応体はホスゲン又は1,1′−カルボニルジ
イミダゾールである。これらの反応体は1,3−ジ置換
ウレアを生ずる。 ii) スルホニル誘導体 この反応体はハロゲン化スルフリルであり、この物は
N,N′−ジ置換スルファミドを生ずる。 iii) チオカルボニル誘導体 これらの反応体はチオホスゲン又は1,1′−チオカル
ボニルジイミダゾールである。それらは1,3−ジ置換
チオウレアを生ずる。
【0035】本明細書に開示するポリオキシアルキレン
アミン誘導体共溶剤化合物のいくつかの特定の例は次の
構造を含む。 CH2O(CH2CH2O)n〔CH2CH(CH3)〕pCH2CH(CH3)NHCOCH3 式中、n=10及びp=32である。この化合物はJeff
amines(登録商標)M−2070及び無水酢酸から作る
ことができる。これは種類(1)の誘導体である。
アミン誘導体共溶剤化合物のいくつかの特定の例は次の
構造を含む。 CH2O(CH2CH2O)n〔CH2CH(CH3)〕pCH2CH(CH3)NHCOCH3 式中、n=10及びp=32である。この化合物はJeff
amines(登録商標)M−2070及び無水酢酸から作る
ことができる。これは種類(1)の誘導体である。
【0036】
【化4】 式中、a+c=2.5モルユニットそしてb=40.5モ
ルユニットである。この化合物はJeffamines(登録商
標)M−2001及び2モルのメチルイソシアネートか
ら作ることができる。これは種類(2)の誘導体であ
る。このポリオキシエチレン部分はトリブロックの形で
ある。
ルユニットである。この化合物はJeffamines(登録商
標)M−2001及び2モルのメチルイソシアネートか
ら作ることができる。これは種類(2)の誘導体であ
る。このポリオキシエチレン部分はトリブロックの形で
ある。
【0037】
【化5】 式中、x+y+z=50モルユニットである。この化合
物はJeffamines(登録商標)T−3000及び3モルの
メタンスルホニルクロリドから作ることができる。これ
は種類(3)の誘導体である。
物はJeffamines(登録商標)T−3000及び3モルの
メタンスルホニルクロリドから作ることができる。これ
は種類(3)の誘導体である。
【0038】
【化6】 式中、n=22そしてXは−Hとして19モルユニット
及び−CH3として3モルユニットを表す。この化合物
は2モルのJeffamines(登録商標)M−1000及び1
モルの1,1′−カルボニルジイミダゾールから作るこ
とができる。これは種類(4)の誘導体である。
及び−CH3として3モルユニットを表す。この化合物
は2モルのJeffamines(登録商標)M−1000及び1
モルの1,1′−カルボニルジイミダゾールから作るこ
とができる。これは種類(4)の誘導体である。
【0039】誘導体化されていない(すなわち反応して
いない)ポリオキシアルキレンアミンは貧弱な共溶剤で
ある。これらの材料で作ったインクは低い光学密度を持
ち、そして着色剤が顔料分散体の場合貧弱な分散体安定
性を示す。同様にグリセロールポリオキシエチレン(2
6)は光学密度及び分散剤安定性の両面で劣る共溶剤で
ある。1重量%という少ない量のポリオキシアルキレン
アミン誘導体は印刷品質にいくらかの効果を示すが、し
かし約3〜25%が有用な範囲である。インクの全重量
に基づいて約35%、55%又は75%に達する量でさ
えある種のインク特性を最大にするため使用することが
できるが、しばしば他の望ましいインクの特徴例えば粘
度及び乾燥速度が犠牲になる。特に好ましい範囲はイン
クの全重量に基づいて3〜10重量%である。ポリオキ
シアルキレンアミン誘導体共溶剤はある物理特性例えば
沸点又は乾燥速度に対する必要に基づいて特定の一組の
成分を含む特定のインク用として選ぶことができる。こ
れらの共溶剤の混合物は種々のインク特性を最適化しそ
して均衡させるために使用することもできる。
いない)ポリオキシアルキレンアミンは貧弱な共溶剤で
ある。これらの材料で作ったインクは低い光学密度を持
ち、そして着色剤が顔料分散体の場合貧弱な分散体安定
性を示す。同様にグリセロールポリオキシエチレン(2
6)は光学密度及び分散剤安定性の両面で劣る共溶剤で
ある。1重量%という少ない量のポリオキシアルキレン
アミン誘導体は印刷品質にいくらかの効果を示すが、し
かし約3〜25%が有用な範囲である。インクの全重量
に基づいて約35%、55%又は75%に達する量でさ
えある種のインク特性を最大にするため使用することが
できるが、しばしば他の望ましいインクの特徴例えば粘
度及び乾燥速度が犠牲になる。特に好ましい範囲はイン
クの全重量に基づいて3〜10重量%である。ポリオキ
シアルキレンアミン誘導体共溶剤はある物理特性例えば
沸点又は乾燥速度に対する必要に基づいて特定の一組の
成分を含む特定のインク用として選ぶことができる。こ
れらの共溶剤の混合物は種々のインク特性を最適化しそ
して均衡させるために使用することもできる。
【0040】その他の成分 インクはその他の成分を含むことができる。例えば、界
面活性剤を表面張力を変え、並びに浸透を最大にするた
めに使用することができる。しかしながら、それらは顔
料添加インクの顔料分散体を不安定にすることもある。
特定の界面活性剤の選択は印刷する媒体基体の種類にも
高度に依存する。当業者は印刷に使用する特定の基体に
とって界面活性剤を選択することができると思われる。
水性インクにおいては、インクの全重量に基づいて0.
01〜5%、好ましくは0.2〜2%量を存在させるこ
とができる。殺生物剤はインク組成物中で微生物の増殖
を抑制するために使用することができる。Dowicides
(登録商標)(Midland,MIに所在のDow Chemica
l)、Nuosept(登録商標)(Piscataway,NJに所在の
Huls America,Inc.)、Omidines(登録商標)(Cheshi
re,CTに所在のOlin Corp.)、Nopcocides(登録商
標)(Ambler,PAに所在のHenkel Corp.)、Troysans
(Newark,NJに所在のTroy Chemical Corp.)及び安
息香酸ナトリウムがそのような殺生物剤の例である。そ
の上、EDTAのような金属イオン封鎖剤を重金属不純
物の有害な影響をなくすために含ませることもできる。
他の公知の添加剤、例えば保湿剤、粘度調節剤及び他の
アクリル又は非アクリルポリマーをインク組成物の種々
の特性を改良するために添加することもできる。
面活性剤を表面張力を変え、並びに浸透を最大にするた
めに使用することができる。しかしながら、それらは顔
料添加インクの顔料分散体を不安定にすることもある。
特定の界面活性剤の選択は印刷する媒体基体の種類にも
高度に依存する。当業者は印刷に使用する特定の基体に
とって界面活性剤を選択することができると思われる。
水性インクにおいては、インクの全重量に基づいて0.
01〜5%、好ましくは0.2〜2%量を存在させるこ
とができる。殺生物剤はインク組成物中で微生物の増殖
を抑制するために使用することができる。Dowicides
(登録商標)(Midland,MIに所在のDow Chemica
l)、Nuosept(登録商標)(Piscataway,NJに所在の
Huls America,Inc.)、Omidines(登録商標)(Cheshi
re,CTに所在のOlin Corp.)、Nopcocides(登録商
標)(Ambler,PAに所在のHenkel Corp.)、Troysans
(Newark,NJに所在のTroy Chemical Corp.)及び安
息香酸ナトリウムがそのような殺生物剤の例である。そ
の上、EDTAのような金属イオン封鎖剤を重金属不純
物の有害な影響をなくすために含ませることもできる。
他の公知の添加剤、例えば保湿剤、粘度調節剤及び他の
アクリル又は非アクリルポリマーをインク組成物の種々
の特性を改良するために添加することもできる。
【0041】インクの製造 本発明のインク組成物は他のインクジェットインク組成
物と同様の方法で製造される。顔料分散体を着色剤とし
て使用する場合、この分散体は水中に選ばれた顔料(1
つ又は複数)及び分散剤を予備混合して作る。分散段階
は水平ミニミル、ボールミル、アトリッターにより、又
は液体ジェット相互作用チェンバー中で少なくとも10
00psiの液圧で多数のノズルを通過させて水性キャリ
ヤー媒質中における顔料粒子の均質な分散体を作ること
により達成することができる。ポリオキシアルキレンア
ミン誘導体共溶剤、並びに他の共溶剤も同様に分散段階
の間に存在させることができる。染料を着色剤として使
用する場合は、分散体の存在はなく顔料解凝集の必要は
ない。染料を基剤とするインクは分散装置よりむしろ十
分に攪拌される容器で作られる。
物と同様の方法で製造される。顔料分散体を着色剤とし
て使用する場合、この分散体は水中に選ばれた顔料(1
つ又は複数)及び分散剤を予備混合して作る。分散段階
は水平ミニミル、ボールミル、アトリッターにより、又
は液体ジェット相互作用チェンバー中で少なくとも10
00psiの液圧で多数のノズルを通過させて水性キャリ
ヤー媒質中における顔料粒子の均質な分散体を作ること
により達成することができる。ポリオキシアルキレンア
ミン誘導体共溶剤、並びに他の共溶剤も同様に分散段階
の間に存在させることができる。染料を着色剤として使
用する場合は、分散体の存在はなく顔料解凝集の必要は
ない。染料を基剤とするインクは分散装置よりむしろ十
分に攪拌される容器で作られる。
【0042】インクジェットインクは一般に濃縮された
形態に作り、これをその後適当な液体で希釈してインク
ジェット印刷システムにおける使用に適当な濃度にする
のが望ましい。希釈により、インクは特定の適用のため
に望ましい粘度、色、色相、飽和濃度、及び印刷被覆面
積に調節される。噴出速度、液滴の分離長さ、液滴の大
きさ、及び流れ安定性はインクの表面張力及び粘度によ
り大きく影響を受ける。インクジェット印刷システムに
よる使用に適するインクジェットインクは20℃で約2
0ダイン/cm〜約70ダイン/cm、いっそう好ましくは
約30ダイン/cm〜約70ダイン/cmの表面張力を持つ
べきである。許容される粘度は20℃で20cPより大き
くなく、好ましくは約1.0cP〜約10.0cPである。こ
のインクは広範囲の噴出条件と矛盾しない物理特性、す
なわち熱インクジェット印刷装置の駆動電圧及びパルス
幅、ドロップオンデマンド装置又は連続装置のいずれか
の圧電素子の駆動頻度、及びノズルの形状及び大きさを
持つ。それらは種々のインクジェットプリンター例えば
連続式、圧電式ドロップオンデマンド及び熱又は泡ジェ
ット式ドロップオンデマンドに使用することができ、特
に熱インクジェットプリンターにおける使用に適合して
いる。このインクは長期にわたってすぐれた貯蔵安定性
を示し、インクジェット装置中で目詰まりしない。媒体
基体、例えば紙、布、フィルムなどへのインクの固着は
迅速且つ正確に果たすことができる。
形態に作り、これをその後適当な液体で希釈してインク
ジェット印刷システムにおける使用に適当な濃度にする
のが望ましい。希釈により、インクは特定の適用のため
に望ましい粘度、色、色相、飽和濃度、及び印刷被覆面
積に調節される。噴出速度、液滴の分離長さ、液滴の大
きさ、及び流れ安定性はインクの表面張力及び粘度によ
り大きく影響を受ける。インクジェット印刷システムに
よる使用に適するインクジェットインクは20℃で約2
0ダイン/cm〜約70ダイン/cm、いっそう好ましくは
約30ダイン/cm〜約70ダイン/cmの表面張力を持つ
べきである。許容される粘度は20℃で20cPより大き
くなく、好ましくは約1.0cP〜約10.0cPである。こ
のインクは広範囲の噴出条件と矛盾しない物理特性、す
なわち熱インクジェット印刷装置の駆動電圧及びパルス
幅、ドロップオンデマンド装置又は連続装置のいずれか
の圧電素子の駆動頻度、及びノズルの形状及び大きさを
持つ。それらは種々のインクジェットプリンター例えば
連続式、圧電式ドロップオンデマンド及び熱又は泡ジェ
ット式ドロップオンデマンドに使用することができ、特
に熱インクジェットプリンターにおける使用に適合して
いる。このインクは長期にわたってすぐれた貯蔵安定性
を示し、インクジェット装置中で目詰まりしない。媒体
基体、例えば紙、布、フィルムなどへのインクの固着は
迅速且つ正確に果たすことができる。
【0043】印刷したインク画像は明瞭な色調、高い濃
度、すぐれた耐水性及び耐光堅牢度を示す。その上、イ
ンクはそれが接触するインクジェット印刷装置の部品を
腐蝕することがなく、そしてそれは本質的に無臭であ
る。
度、すぐれた耐水性及び耐光堅牢度を示す。その上、イ
ンクはそれが接触するインクジェット印刷装置の部品を
腐蝕することがなく、そしてそれは本質的に無臭であ
る。
【0044】
【実施例】次の実施例はさらに本発明を例証するもので
ある。部と百分率は別記しない限り重量による。 I.ポリオキシアルキレンアミン誘導体の製造 A.Jeffamines(登録商標)1000のモノアセチルア
ミドの製造 滴下用漏斗、乾燥管、温度計及び機械式攪拌機を備えた
100mlのフラスコに50gのJeffamines(登録商標)
M−1000(Athens,NYに所在のTexaco Chemical
Company)を添加した。これに10mlの無水酢酸(Milwa
ukee,WIに所在のAldrich Chemical Company)を攪拌
しながら滴加した。混合物を70℃で約16時間攪拌
し、過剰の液体を0.35mmHgで蒸溜して37.3g
の灰白色蝋状固体を得た。 B.Jeffamines(登録商標)ED−6000のジアセチ
ルアミンの製造 滴下用漏斗、乾燥管、温度計及び機械式攪拌機を備えた
100mlのフラスコに50gのJeffamines(登録商標)
M−1000(Athens,NYに所在のTexaco Chemical
Company)を添加した。これに10mlの無水酢酸(Milwa
ukee,WIに所在のAldrich Chemical Company)を攪拌
しながら滴加した。この混合物を24時間還流し、過剰
の液体を真空蒸溜により除いて50.3gm(収率99.1
%)の灰白色ゼリー状物質を得た。
ある。部と百分率は別記しない限り重量による。 I.ポリオキシアルキレンアミン誘導体の製造 A.Jeffamines(登録商標)1000のモノアセチルア
ミドの製造 滴下用漏斗、乾燥管、温度計及び機械式攪拌機を備えた
100mlのフラスコに50gのJeffamines(登録商標)
M−1000(Athens,NYに所在のTexaco Chemical
Company)を添加した。これに10mlの無水酢酸(Milwa
ukee,WIに所在のAldrich Chemical Company)を攪拌
しながら滴加した。混合物を70℃で約16時間攪拌
し、過剰の液体を0.35mmHgで蒸溜して37.3g
の灰白色蝋状固体を得た。 B.Jeffamines(登録商標)ED−6000のジアセチ
ルアミンの製造 滴下用漏斗、乾燥管、温度計及び機械式攪拌機を備えた
100mlのフラスコに50gのJeffamines(登録商標)
M−1000(Athens,NYに所在のTexaco Chemical
Company)を添加した。これに10mlの無水酢酸(Milwa
ukee,WIに所在のAldrich Chemical Company)を攪拌
しながら滴加した。この混合物を24時間還流し、過剰
の液体を真空蒸溜により除いて50.3gm(収率99.1
%)の灰白色ゼリー状物質を得た。
【0045】C.Jeffamines(登録商標)M−2070
のメチルウレアの製造 50mlのテトラヒドロフラン(Aldrich)、50gmのJef
famines(登録商標)M−2070及び3.42gmのメチ
ルイソシアネート(Aldrich)の溶液を24時間攪拌し
た。テトラヒドロフラン及び過剰のメチルイソシアネー
トを真空下で除いた。冷却して47.2gm(収率89.3
%)の生成物を粘稠透明な液体として得た。 D.2モルのJeffamines(登録商標)M−2070から
ウレアの製造 50mlのテトラヒドロフラン、25gmのJeffamines(登
録商標)M−2070及び1.01gmの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾール(Aldrich)の溶液を24時間還流
した。テトラヒドロフランを真空下で除いた。冷却し、
粘稠透明な液体として25.9gm(収率99.6%)の生
成物を得た。
のメチルウレアの製造 50mlのテトラヒドロフラン(Aldrich)、50gmのJef
famines(登録商標)M−2070及び3.42gmのメチ
ルイソシアネート(Aldrich)の溶液を24時間攪拌し
た。テトラヒドロフラン及び過剰のメチルイソシアネー
トを真空下で除いた。冷却して47.2gm(収率89.3
%)の生成物を粘稠透明な液体として得た。 D.2モルのJeffamines(登録商標)M−2070から
ウレアの製造 50mlのテトラヒドロフラン、25gmのJeffamines(登
録商標)M−2070及び1.01gmの1,1′−カルボ
ニルジイミダゾール(Aldrich)の溶液を24時間還流
した。テトラヒドロフランを真空下で除いた。冷却し、
粘稠透明な液体として25.9gm(収率99.6%)の生
成物を得た。
【0046】II.インク成分及びインクの製造 A.ポリマー分散剤及び中和した溶液の製造 n−ブチルメタクリレート及びメタクリル酸のブロック
コポリマーを、機械式攪拌機、温度計、窒素導入孔、乾
燥管出口及び滴下用漏斗を備えた12Lのフラスコに3
750gmのテトラヒドロフラン及び7.4gmのp−キシ
レンを添加して製造した。のアセトニトリル中テトラブ
チルアンモニウムm−クロロベンゾエート触媒の1.0
M溶液の3.0mlからなるフィードを0分に開始して1
50分間かけて添加し、そして291.1gm(1.25モ
ル)の開始剤、1,1−ビス(トリメチルシロキシ−2
−メチルプロペン)を注入した。1976gmの(12.
5M)のトリメチルシリルメタクリレートからなるフィ
ードを0分に開始して35分間かけて添加した。フィー
ド 完了後180分(モノマーの99%以上が反応)に
1772gm(12.5M)のブチルメタクリレートから
なるフィードを開始し、30分間かけて添加した。40
0分後、780gmの乾燥メタノールを上記溶液に添加
し、蒸溜を開始した。蒸溜の第一段階の間、55℃より
低い沸点の物質1300.0gmがフラスコから除かれ
た。沸点54℃のメトキシトリメチルシランの除かれる
理論量は1144.0gmであった。蒸溜を第二段階の間
継続し、この間沸点は76℃に上昇した。5100gmの
イソプロパノールを蒸溜の第二段階の間添加した。合計
7427gmの溶媒を除いた。得られる樹脂溶液は55.
8%の固体を含み、そして固体gm当たり水酸化カリウム
4.65ミリ当量の中和当量を持っていた。この樹脂
を、1000mlの円筒状ポリエチレン瓶に200.0gm
の分散剤溶液、174.4gmの15%水酸化カリウム、
及び137.6gmの脱イオン水を添加して中和した。混
合物をローラーミルで3〜4時間混転し、次いで16〜
20時間磁気攪拌してわずかに混濁する溶液を得た。
コポリマーを、機械式攪拌機、温度計、窒素導入孔、乾
燥管出口及び滴下用漏斗を備えた12Lのフラスコに3
750gmのテトラヒドロフラン及び7.4gmのp−キシ
レンを添加して製造した。のアセトニトリル中テトラブ
チルアンモニウムm−クロロベンゾエート触媒の1.0
M溶液の3.0mlからなるフィードを0分に開始して1
50分間かけて添加し、そして291.1gm(1.25モ
ル)の開始剤、1,1−ビス(トリメチルシロキシ−2
−メチルプロペン)を注入した。1976gmの(12.
5M)のトリメチルシリルメタクリレートからなるフィ
ードを0分に開始して35分間かけて添加した。フィー
ド 完了後180分(モノマーの99%以上が反応)に
1772gm(12.5M)のブチルメタクリレートから
なるフィードを開始し、30分間かけて添加した。40
0分後、780gmの乾燥メタノールを上記溶液に添加
し、蒸溜を開始した。蒸溜の第一段階の間、55℃より
低い沸点の物質1300.0gmがフラスコから除かれ
た。沸点54℃のメトキシトリメチルシランの除かれる
理論量は1144.0gmであった。蒸溜を第二段階の間
継続し、この間沸点は76℃に上昇した。5100gmの
イソプロパノールを蒸溜の第二段階の間添加した。合計
7427gmの溶媒を除いた。得られる樹脂溶液は55.
8%の固体を含み、そして固体gm当たり水酸化カリウム
4.65ミリ当量の中和当量を持っていた。この樹脂
を、1000mlの円筒状ポリエチレン瓶に200.0gm
の分散剤溶液、174.4gmの15%水酸化カリウム、
及び137.6gmの脱イオン水を添加して中和した。混
合物をローラーミルで3〜4時間混転し、次いで16〜
20時間磁気攪拌してわずかに混濁する溶液を得た。
【0047】B.顔料分散体の製造 78.3gmの脱イオン水、66.7gmの中和したポリマー
分散剤溶液、及び3.0gmの15%水酸化カリウムを1
Lのビーカーに添加した。溶液を機械式攪拌し、この間
20.0gmのカーボンブラック顔料、FW 18(Ridgef
ield Park,NJに所在のDegussa Corp.)を攪拌を30
分間継続しながらゆっくり添加した。次いで混合物を洗
浄液として別の32gmの脱イオン水と一緒にMini Motor
mill 100(Bensenville,ILに所在のEiger Machin
ery Inc.)に添加した。内容物を3500rpmで1時間
磨砕した。収得量は190.8gmであった。pHは7.6で
あった。粒度をBrookhaven BI−90粒子分析装置(H
oltsville,NYに所在のBrookhaven Instruments Cor
p.)で測定した結果138nmであった。
分散剤溶液、及び3.0gmの15%水酸化カリウムを1
Lのビーカーに添加した。溶液を機械式攪拌し、この間
20.0gmのカーボンブラック顔料、FW 18(Ridgef
ield Park,NJに所在のDegussa Corp.)を攪拌を30
分間継続しながらゆっくり添加した。次いで混合物を洗
浄液として別の32gmの脱イオン水と一緒にMini Motor
mill 100(Bensenville,ILに所在のEiger Machin
ery Inc.)に添加した。内容物を3500rpmで1時間
磨砕した。収得量は190.8gmであった。pHは7.6で
あった。粒度をBrookhaven BI−90粒子分析装置(H
oltsville,NYに所在のBrookhaven Instruments Cor
p.)で測定した結果138nmであった。
【0048】C.インクの配合 上記工程からの顔料分散体の22.5gmを使用し、2.6
gmのジエチレングリコール(Milwaukee,WIに所在のA
ldrich Chemical Co.Inc.)、0.5gmのSilwet(登録
商標)L−77(Danbury,CTに所在のUnion Carbide
Corp.)、37.2gmの脱イオン水及び2.6gmの表1に
示す共溶剤と一緒に10〜15分間機械式攪拌して配合
することにより製造した。
gmのジエチレングリコール(Milwaukee,WIに所在のA
ldrich Chemical Co.Inc.)、0.5gmのSilwet(登録
商標)L−77(Danbury,CTに所在のUnion Carbide
Corp.)、37.2gmの脱イオン水及び2.6gmの表1に
示す共溶剤と一緒に10〜15分間機械式攪拌して配合
することにより製造した。
【0049】
【表1】
【0050】光学密度 光学密度はHewlett Packard Deskjetプリンターを使用
し、Gilbert(登録商標)ボンド紙(Mead Corp)上に各
々が3インチ平方の4つのプリントの固体パッチを作る
4−パスモードを使用して測定した。各パッチの光学密
度をMacbeth(登録商標)Rd918濃度計で読み、読み
取り値を平均した。光学密度が高い程よりすぐれた印刷
品質を表す。結果を表2に示す。
し、Gilbert(登録商標)ボンド紙(Mead Corp)上に各
々が3インチ平方の4つのプリントの固体パッチを作る
4−パスモードを使用して測定した。各パッチの光学密
度をMacbeth(登録商標)Rd918濃度計で読み、読み
取り値を平均した。光学密度が高い程よりすぐれた印刷
品質を表す。結果を表2に示す。
【0051】分散体安定性 分散体安定性は15gmのインクを各々が−20℃で4時
間及び+60℃で4時間からなる4回の温度循環にかけ
ることにより測定した。粒度は循環の前及び後において
Brookhaven BI−90粒度分析装置(Holtsville,N
Yに所在のBrookhaven Instruments Corp.)で測定し、
そして粒度の変化を算出した。粒度の変化が小さい程よ
り安定な分散体であることを示している。結果を表3に
示す。
間及び+60℃で4時間からなる4回の温度循環にかけ
ることにより測定した。粒度は循環の前及び後において
Brookhaven BI−90粒度分析装置(Holtsville,N
Yに所在のBrookhaven Instruments Corp.)で測定し、
そして粒度の変化を算出した。粒度の変化が小さい程よ
り安定な分散体であることを示している。結果を表3に
示す。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。
【0055】1.(a)水性キャリヤー媒質、(b)顔
料分散体及び染料からなる群より選ばれる着色剤、及び
(c)25℃で少なくとも4.5%の水中の溶解度を持
つ共溶剤からなる水性インクジェットインク組成物。こ
こで前記共溶剤は (1) 次の構造 R−Y−NR′CHXCH2(OCHXCH2)nOR″ (式中、R=−H又は炭素1〜4個のアルキル基、R′
=−H、炭素1〜3個のアルキル基、又はヒドロキシル
基1個を含有する炭素1〜4個のアルキル基、X=独立
して−H又は−CH3、n=1〜200、R″=炭素1
〜4個のアルキル基、及びYは(A)−CO−、(B)
−SO2−、(C)−NHCO−、(D)−CS−から
なる群より選ばれる原子の2価の連結基である)のポリ
オキシアルキレンモノアミンのモノカルボキサミド、モ
ノスルホンアミド、モノウレア及びモノチオウレア誘導
体、 (2) 次の構造 R-Y-R′NCXCH2(OCHXCH2)nOCH2CHXNR′-Y-R (式中、R、R′、X及びYは上で定義した通りであ
り、そしてn=2〜400である)のポリオキシアルキ
レンジアミンのビス−カルボキサミド、ビス−スルホン
アミド、ビス−ウレア及びビス−チオウレア誘導体、 (3) 次の構造
料分散体及び染料からなる群より選ばれる着色剤、及び
(c)25℃で少なくとも4.5%の水中の溶解度を持
つ共溶剤からなる水性インクジェットインク組成物。こ
こで前記共溶剤は (1) 次の構造 R−Y−NR′CHXCH2(OCHXCH2)nOR″ (式中、R=−H又は炭素1〜4個のアルキル基、R′
=−H、炭素1〜3個のアルキル基、又はヒドロキシル
基1個を含有する炭素1〜4個のアルキル基、X=独立
して−H又は−CH3、n=1〜200、R″=炭素1
〜4個のアルキル基、及びYは(A)−CO−、(B)
−SO2−、(C)−NHCO−、(D)−CS−から
なる群より選ばれる原子の2価の連結基である)のポリ
オキシアルキレンモノアミンのモノカルボキサミド、モ
ノスルホンアミド、モノウレア及びモノチオウレア誘導
体、 (2) 次の構造 R-Y-R′NCXCH2(OCHXCH2)nOCH2CHXNR′-Y-R (式中、R、R′、X及びYは上で定義した通りであ
り、そしてn=2〜400である)のポリオキシアルキ
レンジアミンのビス−カルボキサミド、ビス−スルホン
アミド、ビス−ウレア及びビス−チオウレア誘導体、 (3) 次の構造
【化7】 (式中、R、R′、X及びYは上で定義した通りであ
り、n+p+q=3〜500、そしてa=0又は1であ
る)のポリオキシアルキレンジアミンのトリス−カルボ
キサミド、トリス−スルホンアミド、トリス−ウレア及
びトリス−チオウレア誘導体、 (4) 次の構造 R″O(CH2CHXO)nCH2CHXNR′-Y-NR′CHXCH2(OCHXCH2)nO
R″ (式中、R、R′及びXは上で定義した通りであり、n
=1〜200、R″=炭素1〜3個のアルキル基、及び
YはA)−CO−、(B)−SO2−、(C)−CS−
の群から選ばれる原子の2価連結基である)のビス−ポ
リオキシアルキレンアミンのモノウレア、モノスルホン
アミド及びモノチオウレア誘導体、及び (5) それらの混合物の群より選ばれるものとする。
り、n+p+q=3〜500、そしてa=0又は1であ
る)のポリオキシアルキレンジアミンのトリス−カルボ
キサミド、トリス−スルホンアミド、トリス−ウレア及
びトリス−チオウレア誘導体、 (4) 次の構造 R″O(CH2CHXO)nCH2CHXNR′-Y-NR′CHXCH2(OCHXCH2)nO
R″ (式中、R、R′及びXは上で定義した通りであり、n
=1〜200、R″=炭素1〜3個のアルキル基、及び
YはA)−CO−、(B)−SO2−、(C)−CS−
の群から選ばれる原子の2価連結基である)のビス−ポ
リオキシアルキレンアミンのモノウレア、モノスルホン
アミド及びモノチオウレア誘導体、及び (5) それらの混合物の群より選ばれるものとする。
【0056】2.着色剤が顔料及び分散剤からなる顔料
分散体である前項1記載のインク組成物。 3.分散剤がブロックコポリマーからなり、インク組成
物がその全重量に基づいて約0.1〜8%の顔料、0.1
〜8%のブロックコポリマー、及び94〜99.8%の
水性キャリヤー媒質及び共溶剤からなる前項2記載のイ
ンク組成物。 4.顔料が約0.01〜0.4ミクロンの中央粒度を持つ
粒子からなる前項2記載のインク組成物。 5.着色剤が染料であり、そしてインク組成物がその全
重量に基づいて約0.2〜20%の染料、及び80〜9
9.8%の水性キャリヤー媒質及び共溶剤からなる前項
1記載のインク組成物。 6.共溶剤が構造(1)で表される前項1記載のインク
組成物。 7.共溶剤が構造(2)で表される前項1記載のインク
組成物。 8.共溶剤が構造(3)で表される前項1記載のインク
組成物。 9.共溶剤が構造(4)で表される前項1記載のインク
組成物。
分散体である前項1記載のインク組成物。 3.分散剤がブロックコポリマーからなり、インク組成
物がその全重量に基づいて約0.1〜8%の顔料、0.1
〜8%のブロックコポリマー、及び94〜99.8%の
水性キャリヤー媒質及び共溶剤からなる前項2記載のイ
ンク組成物。 4.顔料が約0.01〜0.4ミクロンの中央粒度を持つ
粒子からなる前項2記載のインク組成物。 5.着色剤が染料であり、そしてインク組成物がその全
重量に基づいて約0.2〜20%の染料、及び80〜9
9.8%の水性キャリヤー媒質及び共溶剤からなる前項
1記載のインク組成物。 6.共溶剤が構造(1)で表される前項1記載のインク
組成物。 7.共溶剤が構造(2)で表される前項1記載のインク
組成物。 8.共溶剤が構造(3)で表される前項1記載のインク
組成物。 9.共溶剤が構造(4)で表される前項1記載のインク
組成物。
【0057】10.Yが−CO−である前項1記載のイ
ンク組成物。 11.Yが−SO2−である前項1記載のインク組成
物。 12.共溶剤がインク組成物の全重量の3〜25重量%
を占める前項1記載のインク組成物。 13.共溶剤がインク組成物の全重量の3〜10重量%
を占める前項1記載のインク組成物。 14.Xが50〜100モルパーセントの−Hである前
項1記載のインク組成物。 15.Xが80〜100モルパーセントの−Hである前
項1記載のインク組成物。 16.共溶剤がJeffamine(登録商標)ポリオ
キシアルキレンアミンから誘導される前項1記載のイン
ク組成物。 17.共溶剤がJeffamine(登録商標)M−1
000のモノアセチルアミドである前項6又は16記載
のインク組成物。 18.共溶剤がJeffamine(登録商標)ED−
6000のジアセチルアミドである前項7又は16記載
のインク組成物。 19.共溶剤が2モルのJeffame(登録商標)M
−1000から誘導される1,3−ジ置換ウレアである
前項9又は16記載のインク組成物。 20.さらに界面活性剤を含む前項1記載のインク組成
物。
ンク組成物。 11.Yが−SO2−である前項1記載のインク組成
物。 12.共溶剤がインク組成物の全重量の3〜25重量%
を占める前項1記載のインク組成物。 13.共溶剤がインク組成物の全重量の3〜10重量%
を占める前項1記載のインク組成物。 14.Xが50〜100モルパーセントの−Hである前
項1記載のインク組成物。 15.Xが80〜100モルパーセントの−Hである前
項1記載のインク組成物。 16.共溶剤がJeffamine(登録商標)ポリオ
キシアルキレンアミンから誘導される前項1記載のイン
ク組成物。 17.共溶剤がJeffamine(登録商標)M−1
000のモノアセチルアミドである前項6又は16記載
のインク組成物。 18.共溶剤がJeffamine(登録商標)ED−
6000のジアセチルアミドである前項7又は16記載
のインク組成物。 19.共溶剤が2モルのJeffame(登録商標)M
−1000から誘導される1,3−ジ置換ウレアである
前項9又は16記載のインク組成物。 20.さらに界面活性剤を含む前項1記載のインク組成
物。
フロントページの続き (72)発明者 ハワード・マトリツク アメリカ合衆国ニユージヤージー州 07732.ハイランズ.ツインライツ5デ イー (72)発明者 グレン・マーク・ラツソウ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 08062.マリカヒル.フオスタータウン レイン13 (56)参考文献 特開 昭64−6073(JP,A) 特開 平2−103274(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 (a) 水性キャリヤー媒体、 (b) 顔料分散体および染料よりなる群から選択され
た着色剤、および (c) 25℃において水100重量部に対して少なく
とも4.5重量部の溶解度を有する、 (1) 下記構造: R−Y−NR′CHXCH2(OCHXCH2)nOR″ (式中、R=−Hまたは炭素1〜4個のアルキル基、
R′=−H、炭素1〜3個のアルキル基または1個のヒ
ドロキシル基を含有する炭素1〜4個のアルキル基、 X=独立して−Hまたは−CH3、 n=1〜200、 R″=炭素1〜4個のアルキル基、そして Yは−CO−、−SO2−、−NHCO−、−NHCS
−よりなる群から選択される原子の2価連結基である)
を有するポリオキシアルキレンモノアミンのモノカルボ
キサミド、モノスルホンアミド、モノウレアおよびモノ
チオウレア誘導体、 (2) 下記構造: R−Y−R′NCXCH2(OCHXCH2)nOCH
2CHXNR′−Y−R(式中、R、R′、XおよびY
は上記で定義したとおりであり、そしてn=2〜400
である)を有するポリオキシアルキレンジアミンのビス
−カルボキサミド、ビス−スルホンアミド、ビス−ウレ
アおよびビス−チオウレア誘導体、 (3) 下記構造: 【化1】 (式中、R、R′、XおよびYは上記で定義したとおり
であり、n+p+q=3〜500)そしてa=0または
1である)を有するポリオキシアルキレントリアミンの
トリス−カルボキサミド、トリス−スルホンアミド、ト
リス−ウレアおよびトリス−チオウレア誘導体、 (4) 下記構造: R″O(CH2CHXO)nCH2CHXNR′−Y−NR′CHXCH2(O CHXCH2)nOR″ (式中、R、R′およびXは上記で定義したとおりであ
り、n=1〜200、R″=炭素1〜3個のアルキル
基、そしてYは−CO−、−SO2−、−CS−よりな
る群から選択される原子の2価連結基である)を有する
ビス−ポリオキシアルキレンモノアミンのモノウレア、
モノスルホンアミドおよびモノチオウレア誘導体、なら
びに (5) それらの混合物 よりなる群から選択される共溶剤からなる、水性インク
ジェットインク組成物。 - 【請求項2】 着色剤が顔料および分散剤よりなる顔料
分散体である請求項1記載のインク組成物。 - 【請求項3】 分散剤がブロックコポリマーからなり、
インク組成物の全重量基準で0.1〜8重量%の顔料、
0.1〜8重量%のブロックコポリマーならびに94〜
99.8重量%の水性キャリヤー媒体および共溶剤から
なる請求項2記載のインク組成物。 - 【請求項4】 着色剤が染料からなり、インク組成物の
全重量基準で0.2〜20重量%の染料ならびに80〜
99.8重量%の水性キャリヤー媒体および共溶剤から
なる請求項1記載のインク組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/994,841 US5250109A (en) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | Derivatives of polyoxyalkyleneamines as cosolvents for aqueous ink jet inks |
US994841 | 1992-12-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220381A JPH06220381A (ja) | 1994-08-09 |
JP2660154B2 true JP2660154B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=25541127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324417A Expired - Fee Related JP2660154B2 (ja) | 1992-12-22 | 1993-12-22 | 水性インクジェットインク用共溶剤としてのポリオキシアルキレンアミンの誘導体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5250109A (ja) |
JP (1) | JP2660154B2 (ja) |
DE (1) | DE4343217A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP3412857B2 (ja) * | 1992-05-13 | 2003-06-03 | キヤノン株式会社 | インク、画像形成方法、インクジェット記録方法、インクジェット記録ユニット、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
US5395431A (en) * | 1993-06-22 | 1995-03-07 | Videojet Systems International, Inc. | Aqueous based jet ink |
US5721287A (en) | 1993-08-05 | 1998-02-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method of mutating a colorant by irradiation |
US6211383B1 (en) | 1993-08-05 | 2001-04-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Nohr-McDonald elimination reaction |
US6017661A (en) | 1994-11-09 | 2000-01-25 | Kimberly-Clark Corporation | Temporary marking using photoerasable colorants |
US5643356A (en) | 1993-08-05 | 1997-07-01 | Kimberly-Clark Corporation | Ink for ink jet printers |
US5700850A (en) | 1993-08-05 | 1997-12-23 | Kimberly-Clark Worldwide | Colorant compositions and colorant stabilizers |
US5773182A (en) | 1993-08-05 | 1998-06-30 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method of light stabilizing a colorant |
US6017471A (en) | 1993-08-05 | 2000-01-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Colorants and colorant modifiers |
CA2120838A1 (en) | 1993-08-05 | 1995-02-06 | Ronald Sinclair Nohr | Solid colored composition mutable by ultraviolet radiation |
US5645964A (en) | 1993-08-05 | 1997-07-08 | Kimberly-Clark Corporation | Digital information recording media and method of using same |
US5865471A (en) | 1993-08-05 | 1999-02-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Photo-erasable data processing forms |
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