JP2514235Y2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

Info

Publication number
JP2514235Y2
JP2514235Y2 JP4613290U JP4613290U JP2514235Y2 JP 2514235 Y2 JP2514235 Y2 JP 2514235Y2 JP 4613290 U JP4613290 U JP 4613290U JP 4613290 U JP4613290 U JP 4613290U JP 2514235 Y2 JP2514235 Y2 JP 2514235Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
power supply
voltage
resistor
inverting input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4613290U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH048113U (ja
Inventor
真一 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP4613290U priority Critical patent/JP2514235Y2/ja
Publication of JPH048113U publication Critical patent/JPH048113U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514235Y2 publication Critical patent/JP2514235Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、負荷電流の検出機能を有する増幅回路に関
するものである。
〈従来の技術〉 第2図に負荷電流ILの検出機能を有する従来の増幅回
路の構成例を示す。
同図において、電力アンプA1は、電圧源1から電圧V1
を導入し、増幅した信号をシャント抵抗Rsを介して端子
P1から負荷2へ加える。シャント抵抗Rsは、抵抗値Rsが
予め精密に知られた低抵抗であり、負荷2に対して直列
に接続されているので、シャント抵抗Rsに発生する電圧
Vs(=Rs・IL)を測定することで、負荷電流ILを間接的
に知ることができる。電流検出アンプA2は、このシャン
ト抵抗Rsの電圧Vsを測定する差動アンプであり、抵抗r1
〜r4は電流検出アンプA2のゲインを定める作用を有す
る。
なお、一般に、定電圧を負荷へ加える増幅回路では、
負荷2の抵抗値の大小により出力電圧が変動しないよう
に、出力インピーダンスは、小さいほうが好ましい。し
かし、第2図増幅回路の出力インピーダンスは、ほぼシ
ャント抵抗Rsと等しく、シャント抵抗と等しい出力イン
ピーダンスは、一般に大きいと判断される。
そこで第2図の電力アンプA1を第3図のような差動ア
ンプに構成している。即ち、入力抵抗Riを介して電圧源
1の電圧V1を反転入力端子に導入し、帰還抵抗Rfを介し
て反転入力端子に出力電圧Voを帰還するようにしてい
る。従って、出力端子P1から帰還をかけているので見掛
上、出力インピーダンスを小さくすることができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 以上のような従来の増幅回路は、電流検出アンプA2に
接続する抵抗r1〜r4の設定が困難な問題がある。即ち、
第2図のような位置にあるシャント抵抗Rsの電圧を取出
すには、第2図に示す如く、4本の抵抗を用いて電流検
出アンプA2を差動アンプに形成する必要があるが、差動
アンプとして動作させるためには当業者によく知られて
いるように、 r2/r1=r4/r3 が成立していなければならない。しかし、4本の抵抗比
を揃えることは、容易なことでなく、r1〜r4として精密
な抵抗値を必要とすることから製作コストも高くなって
いた。
本考案の目的は、抵抗比を揃える必要の無い電流検出
アンプで負荷電流を測定できる構成の増幅回路を提供す
ることである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記課題を解決するために 第1電源(±Vm)から電源電圧の供給を受け、第1抵
抗(Ri)を介して入力電圧を反転入力端子に導入し、非
反転入力端子を第1電源の共通電位に接続した入力アン
プと、 第2電源(±Vn)から電源電圧の供給を受け、入力ア
ンプの出力を非反転入力端子に導入し、出力端と反転入
力端子間に第2抵抗(R1)を設け、反転入力端子と第1
電源の共通電位間に第3抵抗(R2)を備えた電力増幅ア
ンプと、 電力増幅アンプの出力端と入力アンプの反転入力端子
間に設けられた帰還抵抗と、 第1電源の共通電位と第2電源の共通電位の間に接続
されたシャント抵抗と、 シャント抵抗に発生する電圧を検出する電流検出アン
プと、 からなる手段を講じたものである。
〈作用〉 入力アンプは第1電源から電源電圧の供給を受け、電
力増幅アンプは第2電源から電源電圧の供給を受ける。
シャント抵抗は異なる2つの電源の共通電位間に接続さ
れており、負荷電流はこのシャント抵抗を流れる。従っ
て、このシャント抵抗に発生する電圧を検出する電流検
出アンプは、第1電源の共通電位と、シャント抵抗の一
方の電位との差電圧を取込むことができ、抵抗比を揃え
た差動アンプにする必要がない。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本考案を詳しく説明する。第1図
は本考案に係る増幅回路の構成例を示す図である。
第1図において、入力アンプU1は、第1電源から電源
電圧(+Vm)と(−Vm)の供給を受ける。そして、入力
抵抗Riを介して、電圧源1から入力電圧V1を反転入力端
子に導入するとともに、非反転入力端子を第1電源の共
通電位(+Vmと−Vmの接続電位)に接続している。
電力増幅アンプU2は、第2電源から電源電圧(+Vn)
と(−Vn)の供給を受ける。そして、入力アンプU1の出
力を非反転入力端子に導入し、出力端と反転入力端子間
に抵抗R1を設け、反転入力端子と第1電源の共通電位間
に抵抗R2を接続している。従って、この抵抗R1とR2とで
電力増幅アンプU2におけるゲインが決定される。
電力増幅アンプU2の出力端と入力アンプU1の反転入力
端子間には、帰還抵抗Rfが設けられ、第1図増幅回路の
全体としてのゲイン Rf/Ri が決定される。
第1図増幅回路の一方の出力端子P1は、電力増幅アン
プU2の出力端と接続され、他方の出力端子P2は、第1電
源の共通電位に接続される。そしてこの2つの出力端子
P1,P2間に負荷RLが接続される。そして、第1電源(±V
m)の共通電位と、第2電源(±Vn)の共通電位の間に
シャント抵抗Rsが接続される。このシャント抵抗Rsは、
第2図のものと同様、抵抗値が予め精密に測定された低
抵抗であり、このシャント抵抗Rsに発生する電圧を測定
することで負荷電流ILの測定に代えるものである。
電流検出アンプU3は、シャント抵抗Rsの一方の電位
(第2電源の共通電位)を抵抗R5を介して反転入力端子
に導入する。また、出力端と反転入力端子間には、抵抗
R4を設け、抵抗R4とR5により、電流検出アンプU3におけ
るゲインを決定している。非反転入力端子は、第1電源
(±Vm)の共通電位に接続されている。
以上のように構成された第1図増幅回路の動作を説明
する。
まず、電流検出動作から説明する。
出力端子P1,P2間には負荷RLが接続される。ここで例
えば、出力端子P1,P2にプラス電圧Voが出力されていれ
ば、負荷電流ILは、第2電源(+Vn)→電圧増幅アンプ
U2の出力端→負荷RL→シャント抵抗Rs→第2電源(+V
n)の経路で流れる。また、出力端子P1,P2にマイナス電
圧−Voが出力されていれば、第2電源(−Vn)から負荷
電流ILが流出し、この(−Vn)に戻ってくる経路とな
る。従って、シャント抵抗Rsには、 Vs=Rs・IL (1) の電圧が発生する。なお、負荷RLには、帰還抵抗Rfに流
れる電流I2も流れるが、通常、 I2<<IL であるため、I2は無視しえる。
従って、シャント抵抗Rsに発生する電圧Vsは、負荷電
流ILを意味し、この電圧Vsは、抵抗R5とR4で決定される
ゲイン倍され、電流検出アンプU3の出力端子から取出さ
れる。
電流検出アンプU3は、第1図の如く、第1電源の共通
電位と、シャント抵抗Rsの一方の電位との差電圧を取込
むことができ、抵抗比を揃えた差動アンプにする必要は
ない。
次に第1図増幅回路の基本的部分の動作を説明する。
B点の電位(第2電源の共通電位)を基準にすると、
第1電源(±Vm)の共通電位は、電圧Vsであり、入力ア
ンプU1の入力端子Dの電位は、 (Vs+V1)である。
また、出力端子P1点の電位は、(Vs+Vo)である。入
力抵抗Riを介して入力アンプU1に流込む電流I1は、次式
で表わされる。
I1={(V1+Vs)−Vs}/Ri (2) また、帰還抵抗Rfに流れる電流I2は、次式で表わされ
る。
I2=(Vo−Vs)/Rf (3) 入力アンプU1のサミング・ポイントについて考えると、 I1+I2=0 であるから、 Vo−Vs=−(Rf/Ri)・V1 であり、第1図の増幅回路の出力電圧は、負荷電流ILに
無関係に、V1と、Rfと、Riの比で決定される。
〈本考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、次の効果が得られ
る。
(1)電流検出アンプU3に接続する抵抗比を合わせる必
要がなく、安価に構成できる。
(2)増幅回路のアンプを2段構成としたため、入力ア
ンプとして高精度のものを用い、電力増幅アンプとして
ディスクリートの高電圧・大電流のアンプを用いること
が出来る。従って増幅回路として、高精度・大電圧大電
流の機能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る増幅回路の構成例を示す図、第2
図,第3図は従来例を示す図である。 U1……入力アンプ、U2……電力増幅アンプ、U3……電流
検出アンプ、Ri……入力抵抗、Rf……帰還抵抗、RL……
負荷、Rs……シャント抵抗、R1〜R5……抵抗。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1電源(±Vm)から電源電圧の供給を受
    け、第1抵抗(Ri)を介して入力電圧を反転入力端子に
    導入し、非反転入力端子を第1電源の共通電位に接続し
    た入力アンプと、 第2電源(±Vn)から電源電圧の供給を受け、入力アン
    プの出力を非反転入力端子に導入し、出力端と反転入力
    端子間に第2抵抗(R1)を設け、反転入力端子と第1電
    源の共通電位間に第3抵抗(R2)を備えた電力増幅アン
    プと、 電力増幅アンプの出力端と入力アンプの反転入力端子間
    に設けられた帰還抵抗と、 第1電源の共通電位と第2電源の共通電位の間に接続さ
    れたシャント抵抗と、 シャント抵抗に発生する電圧を検出する電流検出アンプ
    と、 を備えた増幅回路。
JP4613290U 1990-04-27 1990-04-27 増幅回路 Expired - Fee Related JP2514235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4613290U JP2514235Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4613290U JP2514235Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH048113U JPH048113U (ja) 1992-01-24
JP2514235Y2 true JP2514235Y2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=31560942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4613290U Expired - Fee Related JP2514235Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514235Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH048113U (ja) 1992-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0420238B2 (ja)
JPS6142965B2 (ja)
JPS61210965A (ja) 低抵抗測定装置
JP2514235Y2 (ja) 増幅回路
JPH0770935B2 (ja) 差動電流増幅回路
JPH03209176A (ja) 比率測定回路及び装置
US4719432A (en) Oscillator for measuring temperature
JPH0635540Y2 (ja) 差動増幅器
JPS6315819Y2 (ja)
JP2963934B2 (ja) 受光増幅回路
JP2862370B2 (ja) 電流検出回路
JPH0432081U (ja)
JPS62227204A (ja) 差動増幅器
JPH0240541Y2 (ja)
JPH0545984Y2 (ja)
JP3095343B2 (ja) 歪補償回路
JPH07946Y2 (ja) 交流電圧計
JPH089618Y2 (ja) サーミスタ温度変換回路
JP3103135B2 (ja) 電池電流検出回路
JP2522655Y2 (ja) 電圧コンパレータ
JPS6234283B2 (ja)
JPH0398305A (ja) 差動増幅器
JPH0251144B2 (ja)
JPS5942691Y2 (ja) 温度補償回路
JPH07947Y2 (ja) 電圧印加電流測定回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees