JPH0240541Y2 - - Google Patents

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JPH0240541Y2
JPH0240541Y2 JP11413082U JP11413082U JPH0240541Y2 JP H0240541 Y2 JPH0240541 Y2 JP H0240541Y2 JP 11413082 U JP11413082 U JP 11413082U JP 11413082 U JP11413082 U JP 11413082U JP H0240541 Y2 JPH0240541 Y2 JP H0240541Y2
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transistor
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はピーク検波回路に係わり、特に検波出
力をACC、AGC回路等に用いるピーク検波回路
に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、ピーク検波回路はFM信号、もしくはカ
ラーバースト信号等のP−P値を規定値に保つた
めに用いられ、検波出力はACC回路等に送出さ
れる。通常この回路は第1図に示すごとく差動増
幅器4、ピーク検波器5及び比較器6で構成さ
れ、入力信号Viは端子1a,1bに入力され、
検波出力Voを端子2に出力する。
また第2図においては入力信号Viを入力端子
8を介して差動増幅器10に入力し、検波出力
Voを端子9から出力する。
第1図並びに第2図のピーク検波回路に対し、
本出願人は先に実願昭56−18961号にて第3図に
示すピーク検波回路を提案した。このピーク検波
回路は差動増幅器11及び12で構成され、入力
信号Viは端子13に入力され検波出力Voを端子
14に出力する。抵抗R2の抵抗値がR1より大の
ときは第4図Aに示すごとく、トランジスタQ3
のベースレベルL1がQ4のベースレベルL2より低
くなつている。抵抗R2を一定にして抵抗R1の抵
抗値を増加するとベースレベルL1はバイアス電
圧Ebに接近する。従つてベースレベルL2とL1
レベル間隔を 1/2I(R2−R1) ……(1) 但し、Iは差動増幅器11の定電流 (1)式に示す数値とすると、トランジスタQ3
コレクタ出力は第4図Bに示す波形となり、第4
図Cに示す検波出力Voを端子14に得ることが
出来る。
入力信号Viの一周期は(+)側と(−)側に
ピークを持つているがこのピーク検波回路では片
方のピークを検波(半波検波)するようになつて
いるから検波効率が悪い。
〔考案の目的〕
本考案は上述した点に鑑みなされたもので、入
力信号の全波のピークを検波することにより検波
効率の良いピーク検波回路を形成し提供すること
を目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は信号が入力される第1及び第2のトラ
ンジスタからなる第1の差動増幅器を設けてあ
る。第1のトランジスタのコレクタ電流を分流し
て第1,第2の電流を得、更に第2のコレクタ電
流を分流して第3,第4の電流を得るようになつ
ている。第1,第4の電流側にはそれぞれ等しい
抵抗値の負荷抵抗が、第2,第3の電流側にはそ
れぞれ等しく前記抵抗値とは異なる抵抗値の負荷
抵抗が接続されている。第1のコレクタ電流側が
入力信号に対して同相側として動作する側とする
と、第3,第4の電流による負荷抵抗両端は同相
側、第1,第2の電流による負荷抵抗両端電圧は
逆相側となる。従つて、同相、逆相同士、即ち第
2と第4、第1と第3との負荷電圧を組合せて、
同相と逆相のピークが接するよう夫々の負荷抵抗
の大小を定めると入力信号の一方のピークと他方
のピークとを検波することが出来る。このように
両波検波するため、第1と第3の電流に係わる第
3と第5のトランジスタの夫々のコレクタを第2
の差動増幅器の第7,第8のトランジスタのベー
スに接続し、更に、第2と第4の電流に係わる第
4と第6のトランジスタの夫々のコレクタを第3
の差動増幅器の第10,第9のトランジスタのベー
スに接続してある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案によるピーク検波回路に一実施例
を第5図により詳述する。
ピーク検波回路は第1の差動増幅器17、第1
電流分流回路18、第2電流分流回路19、第2
の差動増幅器20、第3の差動増幅器21及び積
分回路22で構成されている。入力信号Viは端
子15から入力される端子16から検波出力Vo
を出力する。
第1の差動増幅器17はトランジスタQ1とQ2
で構成され、入力信号Viは入力端子15、コン
デンサC1を介してトランジスタQ1のベースへ入
力される。トランジスタQ1とQ2のベースは抵抗
R7により接続され、トランジスタQ2のベースは
バイアス電源E1と接続されている。トランジス
タQ1のコレクタはピン17aを介して第1電流
分流回路18に設けられたトランジスタQ3,Q4
の共通エミツタと接続されている。更に、トラン
ジスタQ2のコレクタはピン17bを介して第2
電流分流回路19に設けられたトランジスタQ5
Q6の共通エミツタと接続されている。又、トラ
ンジスタQ1,Q2のエミツタは抵抗R5,R6を介し
て定電流源23と接続される。
第1電流分流回路18はトランジスタQ3,Q4
で構成され、トランジスタQ3,Q4の夫々のコレ
クタは抵抗R1,R2を介して電源Vccと接続して
ある。ピン17aから入力されるコレクタ電流は
抵抗R1,R2により第1,第2の電流i1,i2に分流
される。夫々の出力はピンP1,P2からトランジ
スタQ7,Q10のベースにベースレベルL7,L10(L7
<L10)として印加される。位相は入力信号Viと
逆相である。
第2の電流分流回路19はトランジスタQ5
Q6で構成され、夫々のコレクタは抵抗R3,R4
介して電源Vccと接続してある。ピン17bのコ
レクタ電流は抵抗R3,R4により第3,第4の電
流i3,i4に分流される。夫々の出力はピンP3,P4
からトランジスタQ8,Q9のベースにベースレベ
ルL8,L9(L8>L9)として印加する。位相は入力
信号Viと同相である。
第2の差動増幅器20はトランジスタQ7,Q8
で構成されピンP1から逆相の号、ピンP3から同
相の信号を夫々のベースに受ける。動作レベルは
ベースレベルL7,L8(L7<L8)である。トランジ
スタQ7のコレクタから積分回路22に出力する。
第3の差動増幅器21はトランジスタQ9,Q10
で構成され、ピンP4から同相の信号、ピンP2
ら逆相の信号を夫々のベースに受ける。動作レベ
ルはベースレベルL9,L10(L9<L10)である。ト
ランジスタQ9のコレクタから積分回路22に出
力する。
第2,第3の差動増幅器20,21の共通エミ
ツタは抵抗R9、あるいはR10を介して定電流源2
4a,24bと接続されている。
積分回路22はコンデンサC2によりトランジ
スタQ7,Q9のコレクタから出力される信号を積
分し、端子16から検波出力Voを出力する。
抵抗R1,R2,R3,R4の抵抗値は R1=R4>R2=R3 ……(2) (2)式のように定め且つ、入力信号Viの所望の
ピークと対応する数値とする。図中符号R7,R8
は抵抗、E2はトランジスタQ3〜Q6のバイアス電
源である。なお符号のQ1〜Q10の添字110は、第
1のトランジスタ〜第10のトランジスタを示す。
又、符号R1〜R4の添字14は夫々、第1の電流
〜第4の電流を形成することを示す。
つぎに回路の動作を説明する。
入力信号Viは第6図Aに示す波形で端子15
に入力される。入力信号Viの一方の半波側のピ
ーク即ち(+)側では第6図Bに示すごとくトラ
ンジスタQ9は低いレベルのベースレベルL9で動
作する。信号は同相側であるから、トランジスタ
Q10の高いレベルのベースレベルL9で動作する逆
相側の信号とでピーク検波を行なう。
同様にして他方の半波側のピーク即ち(−)側
は第6図Cに示すごとく低いレベルのベースレベ
ルL7と高いレベルのベースレベルL8で動作する
トランジスタQ7,Q8でピーク検波する。
ピーク検波の巾(L9とL10,L7とL8とのレベル
差)は 1/4I1(R1−R2) ……(3) 但し、I1は定電流源23の定電流(3)式に示すと
おりである。
全波検波された検波出力Voは第6図Dに示す
波形で端子14から出力される。
第7図にACC回路にピーク検波回路26を適
用した一実施例を示す。ACC回路の制御増幅器
25の出力は入力信号Viとしてピーク検波回路
26に入力され、検波出力Voを制御増幅器25
に帰還する。このACC出力制御レベルは(3)式に
示す数値に比例したレベルとなる。
〔考案の効果〕
本考案のピーク検波回路は第1の差動増幅器に
入力された信号を第1,第2の電流分流回路で得
た第1,第2,第3及び第4の電流による負荷電
流をベースバイアスとする第2,第3の差動増幅
器で検波するよう構成してあるから、簡単な回路
構成で全波検波が行なえる特長を有している。こ
のため、検波効率が良く、且つ、各入力波形のピ
ークに対するレスポンス特性を改善することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は従来のピーク検波
回路の回路図、第4図は第3図の各部の波形を示
す波形図、第5図は本考案になるピーク検波回路
の一実施例を示す回路図、第6図は第5図の各部
の波形を示す波形図、第7図は第5図のピーク検
波回路をACC回路に適用した一実施例を示すブ
ロツク図である。 図中符号、17は第1の差動増幅器、18,1
9は第1,第2の電流分流回路、20,21は第
2,第3の差動増幅器、22は積分回路、Q1
Q10はトランジスタ、R1〜R4は第1〜第4の電流
に係わる抵抗である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 信号が入力される第1及び第2のトランジスタ
    からなる第1の差動増幅器と、第1のトランジス
    タのコレクタ電流を第1の電流並びに第2の電流
    に分流すべく設けられた第3,第4のトランジス
    タからなる第1の電流分流回路と、第2のトラン
    ジスタのコレクタ電流を第3の電流並びに第4の
    電流に分流すべく設けられた第5,第6のトラン
    ジスタからなる第2の電流分流回路と、第1及び
    第4の電流の流路にそれぞれ設けられた値の等し
    い第1及び第4の抵抗と、第2及び第3の電流の
    流路にそれぞれ設けられ、値が等しくかつ第1及
    び第4の抵抗とは値の異なる第2及び第3の抵抗
    と、信号の一方のピークを検出すべく、ベースが
    前記第1,第3の電流に係わる第3,第5のトラ
    ンジスタの夫々のコレクタと接続されている第
    7,第8のトランジスタからなる第2の差動増幅
    器と、信号の他方のピークを検出すべく、ベース
    が前記第2,第4の電流に係わる第4,第6のト
    ランジスタの夫々のコレクタと接続されている第
    10,第9のトランジスタからなる第3の差動増幅
    器とを具備し、共通エミツタ電流の等しい第2,
    第3の差動増幅器の第7,第9のトランジスタあ
    るいは第8,第10のトランジスタのコレクタ出力
    と電源間に接続された積分回路により検波出力を
    得るよう構成したことを特徴とするピーク検波回
    路。
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JPS5920165U JPS5920165U (ja) 1984-02-07
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