JPH0241926Y2 - - Google Patents

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JPH0241926Y2
JPH0241926Y2 JP10047983U JP10047983U JPH0241926Y2 JP H0241926 Y2 JPH0241926 Y2 JP H0241926Y2 JP 10047983 U JP10047983 U JP 10047983U JP 10047983 U JP10047983 U JP 10047983U JP H0241926 Y2 JPH0241926 Y2 JP H0241926Y2
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voltage
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circuit
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JP10047983U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、PCM無線通信装置のPSK(フエイ
ズシフトキーイング)復調器における位相同期検
波回路の直流成分を含む平衡復調出力信号を不平
衡信号に変換する平衡−不平衡変換器に関する。
〔考案の技術的背景〕 従来のこの種の平衡−不平衡変換器は第1図に
示すような構成を有する。すなわち、同一の導電
形式でかつ実質的に同一特性を有する2つのトラ
ンジスタTr1,Tr2により構成された差動増幅回
路部1と、これらトランジスタTr1,Tr2に対し
て定電流源2として作用するNPNトランジスタ
Tr3とにより構成された差動増幅回路よりなり、
平衡入力信号が印加される2つの入力端子3,4
はそれぞれトランジスタTr1,Tr2のベースに接
続され、不平衡出力信号を取出す出力端子5は一
方のトランジスタTr2のコレクタに接続されてい
る。トランジスタTr1,Tr2のコレクタと接地の
間にはそれぞれ負荷抵抗R1,R2が接続され(こ
の場合、抵抗R1を省略してトランジスタTr1のコ
レクタを直接接地してもよい)、またトランジス
タTr1,Tr2のエミツタはそれぞれ抵抗R3,R4
介してトランジスタTr3のコレクタに接続されて
いる。さらにトランジスタTr1,Tr2のエミツタ
間には抵抗R5と周波数補正用のコンデンサCと
が接続されている。
定電流源2を構成するトランジスタTr3のエミ
ツタは抵抗R6を介して電源ライン(負電圧)6
に接続され、またトランジスタTr3のベースには
定電圧回路7を通じて所定の電圧が与えられてい
る。この定電圧回路7は、電源ライン6と接地と
の間に直列に接続されたツエナーダイオードD1
および抵抗R7と、ツエナーダイオードD1と抵抗
R7との接続点の電圧を分圧してトランジスタTr3
のベースに与える抵抗R8,R9とよりなる。電源
ライン6は電源端子8に接続されている。
この場合、差動増幅回路部1に流れる電流、す
なわちトランジスタTr3のコレクタ電流iおよび
差動増幅回路2の電圧増幅度は、ダイオードD1
のツエナー電圧をV2、トランジスタTr3のベー
ス・エミツタ間電圧をVBEとして、下記の(1),(2)
式で求めることができる。
i=−(R9/R8+R9)×|Vz|−|VBE|/R6……(1) Av≒20log{R2/(R3+R4)R5} ……(2) (但し直流領域で) 一方、端子5と接地との間に取出させる不平衡
出力電圧Vpは下記の(3)式で求められる。
Vp≒−〔(R9/R8+R9)×|Vz|−|
VBE|/R6〕×1/2×R2……(3) 〔背景技術の問題点〕 ところで、上述のような構成を有する従来の平
衡−不平衡変換器においては、トランジスタTr3
のベース定電圧回路7によつて所定の定電圧が与
えられていることにより、そのコレクタ電流すな
わち(1)式の電流iが一定となされているように考
えられるが、電源電圧−Vccの変動によつてツエ
ナー電圧Vzが僅かに変動し、この変動分が不平
衡出力直流電圧変化として出力端子5にあらわ
れ、また温度変動によつてもトランジスタTr3
ベース・エミツタ間電圧VBEおよびツエナー電圧
Vzが変化して不平衡出力直流電圧変化としてあ
らわれるため、この変化分が識別の際の等化C/
N劣化分となる欠点があつた。この等化C/N劣
化量は、出力端子5における信号成分(出力波形
の中心値からピーク値まで電位差)をSV0−P、
直流成分を|△V|とすると、下記の(4)式で求め
られる。
等価C/N劣化量≒20log 〔1−|△V|/SVp-P〕(dB) ……(4) 〔考案の目的〕 この考案は、上述した従来の平衡−不平衡変換
器における欠点を除去すべくなされたもので、電
源電圧変動および温度変動に対しても不平衡出力
直流電圧変化を抑制して、等価C/N変化特性を
向上した平衡−不平衡変換器を提供することを目
的とする。
〔考案の概要〕
この考案においては、不平衡出力の同相電圧変
化を取出してこれを比較手段によつて基準電圧と
比較し、その比較手段の出力を定電流源に帰還し
て定電流源を制御し、差動増幅回路に流れる電流
を一定化することにより上記目的を達成した。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第2図以下を参照
して詳細に説明する。
第2図はこの考案に係わる平衡−不平衡変換器
の一実施例のブロツク図で、第1図に示した回路
との対応部分に同一の符号を付しその説明は省略
する。
第2図においては、差動増幅回路部1に流れる
電流の変化を電圧の変化として取出す電流検出回
路9と、この回路9により取出した電圧Vsを基
準電圧源10からの基準電圧Vrefと比較する比較
回路11とを具えている。比較回路11の出力電
圧Vfは定電流源2に帰還されて、差動増幅回路
部1に流れる電流を一定にするように定電流源2
を制御するようになされている。
第3図は第2図に示したブロツク図の具体的な
回路図を示し、差動増幅回路部1および定電流源
2の構成については第1図の場合と同様であるの
で、詳細な説明は省略するが、第3図において
は、差動増幅回路部1を構成するNPNトランジ
スタTr1,Tr2の負荷抵抗R1,R2の接地側が直接
接地されずに互いに接続され、その接続点Pと接
地との間に抵抗R10よりなる電流検出回路9が設
けられている。比較回路11は高利得演算増幅器
12よりなり、その非反転入力端子は抵抗R11
介して前記点Pに接続されている。基準電圧源1
0は、電源ライン6より電源電圧−Vccが抵抗R12
を介して供給されるツエナーダイオードD2と、
このダイオードD2のツエナー電圧を分圧して演
算増幅器12に与える可変抵抗R13とよりなり、
この可変抵抗R13の可動接点が抵抗R14を介して
演算増幅器12の反転入力端子に接続されてい
る。演算増幅器12の出力端子は、定電流源2を
構成するトランジスタTr3のベースに抵抗R15
介して接続されている。
上記の構成において、差動増幅回路部1を流れ
る電流は抵抗R10の両端で電圧VSとして検出され
て演算増幅器12の非反転入力端子に与えられ、
ここであらかじめ定められた基準電圧Vrefと比較
され、電圧VSの変動分、すなわち差動増幅回路
部1における不平衡出力の同相直流変化分にもと
づく出力電圧Vfが、演算増幅器12の出力端子
よりトランジスタTr3のベースに与えられること
により、このの電圧VfによつてトランジスタTr3
の通電状態が制御される。したがつて、点Pにお
ける電圧変動分が補償されて差動増幅回路部1に
流れる電流を一定化することができる。
第3図の回路を正しい動作状態におくために
は、出力端子5に電圧計またはシンクロスコープ
を接続した状態で、電源端子8を電源に接続する
とともに平衡入力端子3,4に平衡入力信号を印
加して、基準電圧源10の可変抵抗R13を調整す
ればよい。
第4図は第3図の回路により得られる温度変動
対出力電圧変化を示す特性図であり、また第5図
は電源電圧変動対出力電圧変化を示す特性図であ
り、共に直線Aが第3図の回路によるもの、直線
Bが従来の回路によるものである。第4図および
第5図から明らかなように、この考案による平衡
−不平衡変換器によれば、回路の安定度が大幅に
向上することがわかる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、電源
電圧変動および温度変化に伴う直流出力電圧変動
を大幅に低下させることができるので、高速
PCM無線装置の位相検波回路復調信号増幅部と
識別回路部との間に介挿される平衡−不平衡変換
器として好適なものである。ちなみに第4図を参
照すれば明らかなように、温度が25℃から60℃に
変化した場合の出力端子5における直流変動分△
Vpが、従来の回路では0.5Vであるのに対し、こ
の考案によるものでは僅かに0.02Vに過ぎないか
ら、これを第(4)式であらわされる等価C/N劣化
量で比較してみると(但しS=1.5Vp-p)、従来の
回路では−3.5dBであるのに対し、この考案によ
るものでは−0.11dBと改善されることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の平衡−不平衡変換器の回路図、
第2図はこの考案による平衡−不平衡変換器の一
実施例のブロツク図、第3図はその回路図、第4
図は本実施例の温度変化に対する不平衡出力電圧
変動特性図、第5図は本実施例の電源電圧変動に
対する不平衡出力電圧変動特性図である。 1……差動増幅回路部、2……定電流源、3,
4……平衡入力端子、5……不平衡出力端子、6
……電源ライン、8………電源端子、9……電流
検出回路、10……基準電圧源、11……比較回
路、12……演算増幅器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 実質的に同一の特性を有する同一導電形式の第
    1および第2のトランジスタと該第1および第2
    のトランジスタに対して定電流源として作用する
    第3のトランジスタにより構成され、前記第1お
    よび第2のトランジスタに印加される平衡入力信
    号に対応する不平衡出力信号を前記第1および第
    2のトランジスタのいずれか一方から出力する平
    衡−不平衡変換器において、 前記第1および第2のトランジスタに流れる電
    流の変化を不平衡出力の同相電圧変動分に対応す
    る電圧として検出する電流検出回路と、 前記電流検出回路で検出した同相電圧変動分に
    対応する電圧をあらかじめ定められた基準電圧と
    比較する比較回路と、 を設け、前記比較回路の出力にもとづいて前記第
    3のトランジスタの導通状態を制御して前記同相
    電圧変動分を補償するようにしたことを特徴とす
    る平衡−不平衡変換器。
JP10047983U 1983-06-29 1983-06-29 平衡−不平衡変換器 Granted JPS609332U (ja)

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JPS609332U JPS609332U (ja) 1985-01-22
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JPH0342742Y2 (ja) * 1986-01-20 1991-09-06

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JPS609332U (ja) 1985-01-22

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