JP2674096B2 - 乗算回路 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は乗算回路に関する。
この発明は、乗算回路において、2つの入力信号を電
流入力とするとともに、一方の入力信号は対数圧縮して
乗算することにより、低い電源電圧で直線性の良い乗算
出力が得られるようにしたものである。
流入力とするとともに、一方の入力信号は対数圧縮して
乗算することにより、低い電源電圧で直線性の良い乗算
出力が得られるようにしたものである。
周波数変換やステレオ復調などに使用できる乗算回路
として第4図〜第6図に示すような回路がある。
として第4図〜第6図に示すような回路がある。
そして、これらの乗算回路においては、いずれもバラ
ンス型の入力信号電圧e1,e2が供給されてバランス型の
乗算出力電流i3が取り出される。
ンス型の入力信号電圧e1,e2が供給されてバランス型の
乗算出力電流i3が取り出される。
ところが、一般に、トランジスタのベース電圧対コレ
クタ電流特性は指数関数特性であるにもかかわらず、第
4図の乗算回路においては、信号電圧e1,e2がそのまま
トランジスタのベースに供給されている。したがって、
この乗算回路においては、信号電圧e1,e2が数mV〜数十
mV以上になると、直線性が悪くなってしまう。
クタ電流特性は指数関数特性であるにもかかわらず、第
4図の乗算回路においては、信号電圧e1,e2がそのまま
トランジスタのベースに供給されている。したがって、
この乗算回路においては、信号電圧e1,e2が数mV〜数十
mV以上になると、直線性が悪くなってしまう。
その点、第5図の乗算回路においては、入力電圧e1に
対しては抵抗器Rにより負帰還がかかって直線性が改善
されているとともに、入力電圧e2が矩形波とされること
により、この電圧e2が供給されるトランジスタは完全に
オンオフ制御されているので、出力電流i3の直線性は改
善される。
対しては抵抗器Rにより負帰還がかかって直線性が改善
されているとともに、入力電圧e2が矩形波とされること
により、この電圧e2が供給されるトランジスタは完全に
オンオフ制御されているので、出力電流i3の直線性は改
善される。
しかし、この乗算回路においては、入力電圧e2が矩形
波であり、多くの高調波成分を含んでいるので、出力電
流i3も多くの高調波成分を含むことになり、その高調波
成分を除去するために、カットオフ特性のよいローパス
フィルタが必要となってしまう。
波であり、多くの高調波成分を含んでいるので、出力電
流i3も多くの高調波成分を含むことになり、その高調波
成分を除去するために、カットオフ特性のよいローパス
フィルタが必要となってしまう。
さらに、第6図の乗算回路は、入力電圧e1に対しては
負帰還により直線性が改善されているとともに、入力電
圧e2は対数圧縮されてからトランジスタのベースに供給
されているので、出力電流i3の直線性は改善される。
負帰還により直線性が改善されているとともに、入力電
圧e2は対数圧縮されてからトランジスタのベースに供給
されているので、出力電流i3の直線性は改善される。
しかし、この乗算回路においては、破線で示すよう
に、電源ラインと接地との間に、トランジスタのベース
・エミッタ間の2個と、コレクタ・エミッタ間の1個と
が直列に接続されるので、電源電圧+Vccは、少なくと
も、 Vcc≧0.7V×2+0.2V=1.6V でなければならない。したがって、この乗算回路は、例
えば1本の単3電池で働くラジオ用のICに使用すること
はできない。
に、電源ラインと接地との間に、トランジスタのベース
・エミッタ間の2個と、コレクタ・エミッタ間の1個と
が直列に接続されるので、電源電圧+Vccは、少なくと
も、 Vcc≧0.7V×2+0.2V=1.6V でなければならない。したがって、この乗算回路は、例
えば1本の単3電池で働くラジオ用のICに使用すること
はできない。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとする
ものである。
ものである。
〔課題を解決するための手段〕 このため、この発明においては、2つの入力信号を電
流入力とするとともに、一方の入力信号は対数圧縮して
乗算を行う。
流入力とするとともに、一方の入力信号は対数圧縮して
乗算を行う。
電源電圧が低くても直線性の良好な乗算出力が取り出
される。
される。
第1図において、トランジスタQ1,Q2のエミッタと接
地との間に、定電流源用のトランジスタQ6のコレクタ・
エミッタ間が接続されて差動アンプ(1)が構成される
とともに、トランジスタQ3,Q4のエミッタと接地との間
に、定電流源用のトランジスタQ9のコレクタ・エミッタ
間が接続されて差動アンプ(2)が構成される。
地との間に、定電流源用のトランジスタQ6のコレクタ・
エミッタ間が接続されて差動アンプ(1)が構成される
とともに、トランジスタQ3,Q4のエミッタと接地との間
に、定電流源用のトランジスタQ9のコレクタ・エミッタ
間が接続されて差動アンプ(2)が構成される。
また、トランジスタQ1,Q3のコレクタが互いに接続さ
れるとともに、トランジスタQ2,Q4のコレクタが互いに
接続されて1対の出力端とされる。
れるとともに、トランジスタQ2,Q4のコレクタが互いに
接続されて1対の出力端とされる。
さらに、トランジスタQ6,Q9によりそれぞれカレント
ミラー回路(3),(4)が構成されるとともに、これ
らカレントミラー回路(3),(4)により電圧電流変
換回路(5)が構成される。
ミラー回路(3),(4)が構成されるとともに、これ
らカレントミラー回路(3),(4)により電圧電流変
換回路(5)が構成される。
すなわち、トランジスタQ6のベースがトランジスタQ5
のベースに接続され、このトランジスタQ5のエミッタが
接地されるとともに、そのコレクタとベースとの間に、
同相アンプ(6)が接続されて接地を基準電位点とする
カレントミラー回路(3)が構成される。そして、第1
の入力信号電圧e1の信号源S1と、トランジスタQ5のコレ
クタとの間に、抵抗器R1が接続されるとともに、トラン
ジスタQ5のコレクタに定電流源(8)が接続され、これ
から一定の直流電流Iが出力される。
のベースに接続され、このトランジスタQ5のエミッタが
接地されるとともに、そのコレクタとベースとの間に、
同相アンプ(6)が接続されて接地を基準電位点とする
カレントミラー回路(3)が構成される。そして、第1
の入力信号電圧e1の信号源S1と、トランジスタQ5のコレ
クタとの間に、抵抗器R1が接続されるとともに、トラン
ジスタQ5のコレクタに定電流源(8)が接続され、これ
から一定の直流電流Iが出力される。
また、トランジスタQ9のベースがトランジスタQ8のベ
ースに接続され、このトランジスタQ8のエミッタが接地
されるとともに、そのコレクタとベースとの間に、同相
アンプ(7)が接続されて接地を基準電位点とするカレ
ントミラー回路(4)が構成される。
ースに接続され、このトランジスタQ8のエミッタが接地
されるとともに、そのコレクタとベースとの間に、同相
アンプ(7)が接続されて接地を基準電位点とするカレ
ントミラー回路(4)が構成される。
そして、トランジスタQ6のベースにトランジスタQ7の
ベースが接続され、このトランジスタQ7のコレクタがト
ランジスタQ8のコレクタに接続され、そのエミッタが接
地されるとともに、トランジスタQ7,Q8のコレクタに定
電流源(9)が接続され、これから電流2Iが出力され
る。
ベースが接続され、このトランジスタQ7のコレクタがト
ランジスタQ8のコレクタに接続され、そのエミッタが接
地されるとともに、トランジスタQ7,Q8のコレクタに定
電流源(9)が接続され、これから電流2Iが出力され
る。
さらに、アンプ(11)及びトランジスタQ11により対
数圧縮特性の電流電圧変換回路(10)が構成される。す
なわち、アンプ(11)の出力端がトランジスタQ11のベ
ースに接続され、そのコレクタが電源端子T1に接続さ
れ、そのエミッタがアンプ(11)の反転入力端に接続さ
れ、アンプ(11)の非反転入力端と端子T1との間に、数
十mVのバイアス電圧源Vrが接続される。
数圧縮特性の電流電圧変換回路(10)が構成される。す
なわち、アンプ(11)の出力端がトランジスタQ11のベ
ースに接続され、そのコレクタが電源端子T1に接続さ
れ、そのエミッタがアンプ(11)の反転入力端に接続さ
れ、アンプ(11)の非反転入力端と端子T1との間に、数
十mVのバイアス電圧源Vrが接続される。
また、アンプ(21)及びトランジスタQ21により同様
にして対数圧縮特性の電流電圧変換回路(20)が構成さ
れる。
にして対数圧縮特性の電流電圧変換回路(20)が構成さ
れる。
さらに、第2の入力信号電圧e2の信号源S2に電圧電流
変換回路(50)が接続される。この変換回路(50)は、
変換回路(5)と同様に構成されているものであり、ト
ランジスタQ56,Q59はトランジスタQ6,Q9に対応する。
そして、これらトランジスタQ56,Q59の各コレクタ・エ
ミッタ間が、トランジスタQ11,Q21の各エミッタと接地
との間に、それぞれ接続される。
変換回路(50)が接続される。この変換回路(50)は、
変換回路(5)と同様に構成されているものであり、ト
ランジスタQ56,Q59はトランジスタQ6,Q9に対応する。
そして、これらトランジスタQ56,Q59の各コレクタ・エ
ミッタ間が、トランジスタQ11,Q21の各エミッタと接地
との間に、それぞれ接続される。
また、トランジスタQ11のベースがトランジスタQ1,Q
4のベースに接続されるとともに、トランジスタQ21のベ
ースがトランジスタQ2,Q3のベースに接続される。
4のベースに接続されるとともに、トランジスタQ21のベ
ースがトランジスタQ2,Q3のベースに接続される。
なお、対応するトランジスタは、等しい特性ないし相
似な特性とされる。
似な特性とされる。
第2図は変換回路(10)の一例を示す。すなわち、ト
ランジスタQ11のエミッタがトランジスタQ12のベースに
接続され、このトランジスタQ12のエミッタが端子T1に
接続され、そのコレクタと接地との間に、定電流源Q14
が接続される。さらに、トランジスタQ12のコレクタが
トランジスタQ13のベースに接続され、このトランジス
タQ13のコレクタが接地され、そのエミッタが抵抗器R11
を通じて端子T1に接続されるとともに、トランジスタQ
11のベースに接続される。なお、抵抗器R11の端子電圧
が、電圧Vrである。また、変換回路(20)も変換回路
(10)と同様に構成される。
ランジスタQ11のエミッタがトランジスタQ12のベースに
接続され、このトランジスタQ12のエミッタが端子T1に
接続され、そのコレクタと接地との間に、定電流源Q14
が接続される。さらに、トランジスタQ12のコレクタが
トランジスタQ13のベースに接続され、このトランジス
タQ13のコレクタが接地され、そのエミッタが抵抗器R11
を通じて端子T1に接続されるとともに、トランジスタQ
11のベースに接続される。なお、抵抗器R11の端子電圧
が、電圧Vrである。また、変換回路(20)も変換回路
(10)と同様に構成される。
このような構成によれば、トランジスタQ5には、アン
プ(6)により100%の電圧負帰還がかかっているの
で、抵抗器R1からトランジスタQ5を見たときのトランジ
スタQ5の出力インピーダンスは十分に小さく、抵抗器R1
の値に比べて無視できる。したがって、抵抗器R1には、 i1=e1/R1 ‥‥(i) で示される信号電流i1が流れ、電圧e1は電流i1にリニア
に電圧電流変換される。
プ(6)により100%の電圧負帰還がかかっているの
で、抵抗器R1からトランジスタQ5を見たときのトランジ
スタQ5の出力インピーダンスは十分に小さく、抵抗器R1
の値に比べて無視できる。したがって、抵抗器R1には、 i1=e1/R1 ‥‥(i) で示される信号電流i1が流れ、電圧e1は電流i1にリニア
に電圧電流変換される。
そして、トランジスタQ5,Q6及びアンプ(6)が、ト
ランジスタQ5を入力側としてカレントミラー回路(3)
を構成しているとともに、抵抗器R1を流れる信号電流i1
と、定電流源(8)からの直流電流Iとが、トランジス
タQ5を流れるので、トランジスタQ6のコレクタには電流
(I+i1)が流れる。
ランジスタQ5を入力側としてカレントミラー回路(3)
を構成しているとともに、抵抗器R1を流れる信号電流i1
と、定電流源(8)からの直流電流Iとが、トランジス
タQ5を流れるので、トランジスタQ6のコレクタには電流
(I+i1)が流れる。
また、このとき、トランジスタQ7もトランジスタQ6と
同じバイアス条件なので、トランジスタQ7のコレクタに
も定電流源(9)から電流(I+i1)が流れる。そし
て、定電流源(9)の出力電流は電流2Iであるととも
に、トランジスタQ8,Q9及びアンプ(9)がカレントミ
ラー回路(4)を構成しているので、トランジスタQ8の
コレクタに、電流2Iと電流(I+i1)との差の電流(I
−i1)が流れ、これによりトランジスタQ9のコレクタに
電流(I−i1)が流れる。
同じバイアス条件なので、トランジスタQ7のコレクタに
も定電流源(9)から電流(I+i1)が流れる。そし
て、定電流源(9)の出力電流は電流2Iであるととも
に、トランジスタQ8,Q9及びアンプ(9)がカレントミ
ラー回路(4)を構成しているので、トランジスタQ8の
コレクタに、電流2Iと電流(I+i1)との差の電流(I
−i1)が流れ、これによりトランジスタQ9のコレクタに
電流(I−i1)が流れる。
すなわち、差動アンプ(1),(2)の定電流源用の
トランジスタQ6,Q9には、入力信号電圧e1にリニアに比
例した信号電流±i1及び直流電流Iを有する電流(I+
i1),(I−i1)が流れる。
トランジスタQ6,Q9には、入力信号電圧e1にリニアに比
例した信号電流±i1及び直流電流Iを有する電流(I+
i1),(I−i1)が流れる。
また、変換回路(50)においても同様にして、トラン
ジスタQ56,Q59には、入力信号電圧e2にリニアに比例し
た信号電流±i2及び直流電流Iを有する電流(I+
I2),(I−i2)が流れる。
ジスタQ56,Q59には、入力信号電圧e2にリニアに比例し
た信号電流±i2及び直流電流Iを有する電流(I+
I2),(I−i2)が流れる。
そして、この電流(I+i2),(I−i2)はトランジ
スタQ11,Q21の各エミッタ電流でもあるからトランジス
タQ11,Q21のベース・エミッタ間には、電流(I+
i2),(I−i2)から電流電圧変換されるとともに、対
数圧縮された1対の電圧(V+v2),(V−v2)が得ら
れる。ただし、このとき、トランジスタQ11,Q21には、
アンプ(11),(12)により100%の電圧負帰還がかか
っているとともに、アンプ(11),(12)には電圧(Vc
c−Vr)が供給されているので、 V=Vcc−Vr v2=(kT/q)1n((I+i)/I) ‥‥(ii) となる。
スタQ11,Q21の各エミッタ電流でもあるからトランジス
タQ11,Q21のベース・エミッタ間には、電流(I+
i2),(I−i2)から電流電圧変換されるとともに、対
数圧縮された1対の電圧(V+v2),(V−v2)が得ら
れる。ただし、このとき、トランジスタQ11,Q21には、
アンプ(11),(12)により100%の電圧負帰還がかか
っているとともに、アンプ(11),(12)には電圧(Vc
c−Vr)が供給されているので、 V=Vcc−Vr v2=(kT/q)1n((I+i)/I) ‥‥(ii) となる。
そして、この対数圧縮された電圧(V+v2),(V−
v2)が、トランジスタQ1,Q4及びQ2,Q3の各ベースに供
給されるので、トランジスタQ1,Q4及びQ2,Q3のコレク
タ電流は、電流(I+i2),(I−i2)にしたがってリ
ニアに変化する。
v2)が、トランジスタQ1,Q4及びQ2,Q3の各ベースに供
給されるので、トランジスタQ1,Q4及びQ2,Q3のコレク
タ電流は、電流(I+i2),(I−i2)にしたがってリ
ニアに変化する。
そして、このとき、トランジスタQ1,Q4及びQ2,Q3の
コレクタ電流は、それらのエミッタ電流(I+i1),
(I−i1)によってもリニアに変化するので、トランジ
スタQ1,Q3及びQ2,Q3の各コレクタには、1対のバラン
ス型の乗算出力電流(I+i3),(I−i3)が得られ
る。
コレクタ電流は、それらのエミッタ電流(I+i1),
(I−i1)によってもリニアに変化するので、トランジ
スタQ1,Q3及びQ2,Q3の各コレクタには、1対のバラン
ス型の乗算出力電流(I+i3),(I−i3)が得られ
る。
そして、電流(I±i1),(I±i2)は、(i)式に
示すように、変換回路(5),(50)において入力信号
電圧e1,e2がリニアに電圧電流変換されたものであるか
ら、出力電流(信号分)±i3は、入力信号電圧e1,e2の
乗算出力であるとともに、入力信号電圧e1,e2に対して
直線性のすぐれたものとなる。
示すように、変換回路(5),(50)において入力信号
電圧e1,e2がリニアに電圧電流変換されたものであるか
ら、出力電流(信号分)±i3は、入力信号電圧e1,e2の
乗算出力であるとともに、入力信号電圧e1,e2に対して
直線性のすぐれたものとなる。
なお、この場合、電流i2の振幅が電流Iに等しいとす
れば、(ii)式における信号電圧v2は、電流i2の瞬時値
に対して、 i2=Iのとき‥‥‥v2≒18mV i2=0のとき‥‥‥v2=0 i2=−Iのとき‥‥v2−∞ のように対数圧縮された値となるが、これは理想値であ
り、実際には、回路の構成上、 i2=−Iのとき‥‥v≒700mV となり、第3図に示す特性となる。従って、入力信号電
圧e2に対して、信号電流i2は、その振幅が電流Iにほぼ
等しくなるダイナミックレンジを持つことができる。
れば、(ii)式における信号電圧v2は、電流i2の瞬時値
に対して、 i2=Iのとき‥‥‥v2≒18mV i2=0のとき‥‥‥v2=0 i2=−Iのとき‥‥v2−∞ のように対数圧縮された値となるが、これは理想値であ
り、実際には、回路の構成上、 i2=−Iのとき‥‥v≒700mV となり、第3図に示す特性となる。従って、入力信号電
圧e2に対して、信号電流i2は、その振幅が電流Iにほぼ
等しくなるダイナミックレンジを持つことができる。
また、信号電圧v2は、無信号時(e2=0のとき、つま
り、i2=0のとき)に比べ、i2=Iのときに18mVまで上
昇するだけであり、これが、最高値であるから、電圧Vr
は上述のように数十mVでよい。そして、端子T1と接地と
の間には、電圧Vrと、トランジスタQ11のベース・エミ
ッタ間と、トランジスタQ56のコレクタ・エミッタ間と
が直列に入るだけであるから、電源電圧Vccは、 Vcc≧数十mV+0.7V+0.2V≒0.9V となる。したがって、1本の単3電池で動作するICに、
この乗算回路を使用した場合、その電池が消耗して定格
電圧1.5Vの60%程度にまで低下しても、この乗算回路は
ほぼ正常に動作できる。
り、i2=0のとき)に比べ、i2=Iのときに18mVまで上
昇するだけであり、これが、最高値であるから、電圧Vr
は上述のように数十mVでよい。そして、端子T1と接地と
の間には、電圧Vrと、トランジスタQ11のベース・エミ
ッタ間と、トランジスタQ56のコレクタ・エミッタ間と
が直列に入るだけであるから、電源電圧Vccは、 Vcc≧数十mV+0.7V+0.2V≒0.9V となる。したがって、1本の単3電池で動作するICに、
この乗算回路を使用した場合、その電池が消耗して定格
電圧1.5Vの60%程度にまで低下しても、この乗算回路は
ほぼ正常に動作できる。
上述のように、この発明においては、第1の入力信号
電圧e1を信号電流i1にリニアに変換し、この電流i1を差
動アンプ(1),(2)のエミッタ電流として供給する
とともに、第2の入力信号電圧e2を信号電流i2にリニア
に変換し、この電流i2を電圧v2に変換及び対数圧縮し、
この電圧v2を差動アンプ(1),(2)にベース電圧と
して供給しているので、差動アンプ(1),(2)から
は入力信号電圧e1,e2の乗算出力電流i3を得ることがで
きるとともに、その出力電流i3は直線性の良好なものと
なる。
電圧e1を信号電流i1にリニアに変換し、この電流i1を差
動アンプ(1),(2)のエミッタ電流として供給する
とともに、第2の入力信号電圧e2を信号電流i2にリニア
に変換し、この電流i2を電圧v2に変換及び対数圧縮し、
この電圧v2を差動アンプ(1),(2)にベース電圧と
して供給しているので、差動アンプ(1),(2)から
は入力信号電圧e1,e2の乗算出力電流i3を得ることがで
きるとともに、その出力電流i3は直線性の良好なものと
なる。
また、信号電流i2を信号電圧v2に変換及び対数圧縮す
るとき、その変換回路(10),(20)を、トランジスタ
Q11,Q12及び負帰還用のアンプ(11),(12)により構
成しているので、電源電圧Vccを低くすることができ
る。
るとき、その変換回路(10),(20)を、トランジスタ
Q11,Q12及び負帰還用のアンプ(11),(12)により構
成しているので、電源電圧Vccを低くすることができ
る。
第1図はこの発明の一例の接続図、第2図はその一部の
一例の接続図、第3図〜第6図はその説明のための図で
ある。 (1),(2)は差動アンプ、(5),(50)は電圧電
流変換回路、(10),(20)は電流電圧変換回路であ
る。
一例の接続図、第3図〜第6図はその説明のための図で
ある。 (1),(2)は差動アンプ、(5),(50)は電圧電
流変換回路、(10),(20)は電流電圧変換回路であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】第1及び第2の差動アンプと、 第1の入力信号電圧を1対の第1の信号電流にリニアに
変換する第1の電圧電流変換回路と、 第2の入力信号電圧を1対の第2の信号電流にリニアに
変換する第2の電圧電流変換回路と、 1対のトランジスタと、 この1対のトランジスタにそれぞれ負帰還を行う上記1
対のトランジスタのエミッタ電圧の固定の為の1対のア
ンプとを有し、 上記第1の差動アンプを構成する第1及び第2のトラン
ジスタの各ベースと、上記第2の差動アンプを構成する
第2及び第1のトランジスタの各ベースとがそれぞれ互
いに接続され、 上記第1の差動アンプの上記第1及び第2のトランジス
タの各コレクタと、上記第2の差動アンプの上記第1及
び第2のトランジスタの各コレクタとがそれぞれ互いに
接続され、 上記第1の電圧電流変換回路からの上記1対の第1の信
号電流が、上記第1及び第2の差動アンプにそれらの定
電流源の電流としてそれぞれ供給され、 上記第2の電圧電流変換回路からの上記1対の第2の信
号電流が、上記1対のトランジスタのエミッタにそれぞ
れ供給されて対数圧縮された1対の信号電圧に電流電圧
変換され、 この電流電圧変換された1対の信号電圧が上記第1及び
第2の差動アンプの上記各第1及び第2のトランジスタ
の互いに接続されたベースにそれぞれ供給され、 上記第1及び第2の差動アンプの上記各第1及び第2の
トランジスタの互いに接続されたコレクタから、上記第
1及び第2の入力信号電圧の乗算出力電流が取り出され
る乗算回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14341088A JP2674096B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 乗算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14341088A JP2674096B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 乗算回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01311706A JPH01311706A (ja) | 1989-12-15 |
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ID=15338124
Family Applications (1)
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| JP (1) | JP2674096B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2613266B2 (ja) * | 1988-07-06 | 1997-05-21 | 株式会社日立製作所 | 電圧・電流変換回路 |
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1988
- 1988-06-10 JP JP14341088A patent/JP2674096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01311706A (ja) | 1989-12-15 |
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