JPS5942691Y2 - 温度補償回路 - Google Patents

温度補償回路

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Publication number
JPS5942691Y2
JPS5942691Y2 JP4160679U JP4160679U JPS5942691Y2 JP S5942691 Y2 JPS5942691 Y2 JP S5942691Y2 JP 4160679 U JP4160679 U JP 4160679U JP 4160679 U JP4160679 U JP 4160679U JP S5942691 Y2 JPS5942691 Y2 JP S5942691Y2
Authority
JP
Japan
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operational amplifier
temperature compensation
compensation circuit
inverting input
input terminal
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Expired
Application number
JP4160679U
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English (en)
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JPS55141062U (ja
Inventor
邦治 鬼村
Original Assignee
横河電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、pH電極やイオン電極の起電力等のネルンス
ト・の式に基づく信号を温度補償するための温度補償回
路に関するものである。
pH電極等の起電力はpH値に比例するが絶対温度にも
比例している。
したがって、温度補償を行う必要がある。
この種の温度補償回路として、サーミスタや白金抵抗体
を用いてアンプのゲインを変えるようにしたものがある
が、これは温度変化が狭い範囲での近似であり精度的に
満足できない場合が多い。
また、高価であるという問題もある。
本考案の目的は、上記問題を解決し、高精度かつ安価な
温度補償回路を提供することにある。
以下図面を用いて本考案を詳細に説明する。
図は本考案に係る温度補償回路の一実施例を示す電気回
路図である。
図において、1,2は演算増幅器、3は演算増幅器1の
出力端子と演算増幅器2の反転入力端子との間に接続さ
れた抵抗、4゜5は演算増幅器2の負帰還路に並列かつ
逆方向に接続されたダイオードである。
演算増幅器1の反転入力端子は演算増幅器2の出力端子
に接続されており、演算増幅器2の非反転入力端子はコ
モンに接続されている。
そして、演算増幅器1の非反転入力端子に入力信号が与
えられ、出力端子から温度補償された信号を取り出すよ
うになっている。
次に上記回路の動作を説明する。
pH電極を例にとって述べる。
pH電極の起電力Eoは一般に次式で示される。
ただし、 R:ガス定数 F:ファラデイ定数 T:絶対温度 △E:不斉電位 X: pH値に比例した量 そして、演算増幅器1の非反転入力端子には、上式のE
oから不斉電位△Eを引いた電圧与えられている。
一方、ダイオード4.5の電流 常次式で示すことができる。
・電圧特性は通 ただし、 I:ダイオード4あるいは5 ■o:逆方向飽和電流 q:電子の電荷 に流れる電流 に:ボルツマン定数 vd:ダイオードにかかる電圧 ここで、演算壇幅器1の各入力端子の電圧は等しいと考
えることができるから、次式が戊り立つ。
Vd=E さらに、物理定数間には次式が成り立っ。
したがって、上記2〜4式よりIを求めると、I=Io
e ・・・・・・・・・・・・・・・(5)
となる。
この5式から明らかなように、本考案回路においては、
Tに影響されずXのみに関連した信号I。
すなわち温度補償が完全になされた信号が得られること
になる。
演算増幅器1の出力電圧Voutとし、抵抗3の値をR
とす幻ば、 Vout==RIが成り立つから、実際に
は、Voutを測定してpH値を求ることになる。
イオン濃度をYとすれば、5式相当の式とじて次式を得
ることができる(XにtnYを代入−jtLば良い)。
I=IoY ・・・・・・・・・・・・(6)なお
、上記の説明においては、ダイオードを2個4.5用い
た場合を示したが、E>Oのときはダイオード4のみが
、オたE(Oのときはダイオード5のみが動作している
ので、入力信号の符号が決まっている場合は、いずれか
一方を省略できる。
また、本明細書におけるダイオードの意味の中には、ダ
イオード的に用いられたトランジスタ等をも含むものと
する。
以上説明したように、本考案によれば、温度変化範囲の
大小にかかわらず、はぼ完全な温度補償を行える温度補
償回路を実現できる。
また本考案回路の場合、サーミスタや白金抵抗体のよう
な高価な部品を用いなくても良いため、全体としてかな
り安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る温度補償回路の一実施例を示す電気回
路図である。 1.2・・・・・・演算増幅器、3・・・・・・抵抗、
4,5・・・・・・ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力信号を非反転入力端子で受ける第1の演算増幅器と
    、第1の演算増幅器の出力端子に抵抗を介して反転入力
    端子が接続され第1の演算増幅器の反転入力端子に出力
    端子が接続さ幻た第2の演算増幅器と、第2の演算増幅
    器の負帰還路に配置されていてネルンストの式に基づい
    て発生する信号を電流、電圧特性により温度補償するダ
    イオードとを具備し、第1の演算増福器の出力端子から
    補償後の信号を得るようにしたネルンスト電位の温度補
    償回路。
JP4160679U 1979-03-29 1979-03-29 温度補償回路 Expired JPS5942691Y2 (ja)

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JPS55141062U JPS55141062U (ja) 1980-10-08
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