JPH0611625Y2 - ストレンゲージ用増幅器 - Google Patents

ストレンゲージ用増幅器

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JPH0611625Y2
JPH0611625Y2 JP1984061241U JP6124184U JPH0611625Y2 JP H0611625 Y2 JPH0611625 Y2 JP H0611625Y2 JP 1984061241 U JP1984061241 U JP 1984061241U JP 6124184 U JP6124184 U JP 6124184U JP H0611625 Y2 JPH0611625 Y2 JP H0611625Y2
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voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、ストレンゲージによる歪測定技術に関し、特
にそのブリッジ回路出力を増幅するための増幅器の改良
に係る。
考案の背景 ストレンゲージの出力電圧は、非常に小さく、高くても
数mmボルト程度である。このため実際の測定では、演算
増幅器が用いられている。
従来技術 従来のこの種の増幅技術では、複数の演算増幅器が必要
とされるほか、高い精度の抵抗器が必要とされる。その
上、正負対象で、かつ電圧の変動率の小さい直流電源を
必要としている回路が多い。一方、工業用の測定分野で
は、増幅の直線性よりも、零点の安定性や装置の簡素化
の要求が強い。
考案の目的 したがって、本考案の目的は、簡単な回路構成で高利得
のストレンゲージ用増幅器を提供し、さらに、電源電圧
の変動時にブリッジ回路の零点の変動を防止することで
ある。
考案の概要 そこで本考案は、ストレンゲージのブリッジ回路の各出
力をそれぞれ演算増幅器の反転入力端および非反転入力
端に直接接続するとともに、電源の分圧電圧および演算
増幅器の出力電圧をそれぞれ抵抗器により反転入力端に
印加するようにしている。これによって電源電圧や環境
が悪化した場合においても、ブリッジ回路の零点が安定
に保たれ、簡単な構成ながら、信頼度の高い安定な測定
が可能となる。
考案の構成 以下、本考案の構成を図に基づいて具体的に説明する。
まず、第1図は、ストレンゲージ1、2、3、4のブリ
ッジ回路5を示している。このブリッジ回路5は、ホイ
ストンブリッジであり、対応の接続点で、電源端子6と
アース7との間に接続されており、他の接続部分は、そ
れぞれブリッジ回路5の出力端子8、9に接続されてい
る。
ストレンゲージ1、2、3、4の抵抗値がR1、R2、
R3、R4であり、また、電源端子6に直流電圧Eの電
圧が印加されるとすると、その出力端子8、9の間の差
動的な出力電圧Eoは、下記の式(1)により表され
る。
ここで抵抗値R1、R2、R3、R4の初期抵抗値をと
もにRとし、抵抗値R1、R4の歪量を−δ、また抵抗
値R2、R3の歪量を+δとすると、上記式(1)は、
下記のように書き改められる。
上記の式から、出力電圧Eoは、ストレンゲージ1、
2、3、4の歪量δに正比例している。
さて、第2図は、本考案のストレンゲージ用増幅器10
を示している。ブリッジ回路5の出出力端子8、9は、
直接、演算増幅器11の反転入力端および非反転入力端
に接続されている。そして電源端子6とアース7との間
に、零点補正用の可変抵抗器12が接続されており、そ
の出力側の可動端が抵抗器15によって反転入力端に接
続されている。また演算増幅器11の出力端は、帰還用
の抵抗器16により同様に反転入力端に接続されてい
る。
考案の作用 上記の回路構成において、計数αを用いて、零点補正用
の可変抵抗器12の分圧電圧をαE(0≦α≦1)と
し、演算増幅器11の開放利得およびその入力インピー
ダンスが充分に高いという理想的な演算増幅器であると
するならば、出力端子13,14間の出力Voは、次の
式(2)で示される。
なお、上記式(2)は、第2図において図示の電流i
1、i2、i3、i4を想定することにより求められ
る。
電流の合流点で次式が成立し、これから出力端子8の電
圧Vxが求められる。
i1=i2+i3+i4 式(21)より次式が得られる。
また式(22)(23)より次式が得られる。
上記式の両辺にR6を掛けることにより、前記式(2)
が求められる。
今、ブリッジ回路5が平衡な状態、すなわち、R2・R
3−R1・R4=0の状態にあるのとき、出力Voが0
となるように、零点補正用の可変抵抗器12を調整する
と、上記式(2)の大括弧内の第2項および第3項によ
る出力が互いに打ち消されるから、そのときの計数α
は、下記のようになっている。
したがって直流電圧Eが変化しても、出力Voは、常に
0を保つことになる。ストレンゲージ1、2、3、4が
それぞれ初期抵抗値Rをもつならば、上記式(3)は、
下記のように書き換えられる。
その後のストレンゲージ1、2、3、4の歪量をδとす
るならば、R1=R4=R−δ、R2=R3=R+δと
なるから、式(2)は、次のように表される。
ストレンゲージ1、2、3、4の通常の使用範囲すなわ
ち歪量1/100以下であることを考慮し、式(4)を
式(5)に近似したとしても、その誤差は、0.01%以下
となる。したがって上記式(5)から出力Voは、歪量
δに比例することになる。
また、式(5)からストレンゲージ1、2、3、4の初
期抵抗値Rが一般には数百オームで、定まっている場
合、演算増幅器11の利得は、抵抗器16の抵抗値R6
によって決まり、その値を大きく設定すれば、高い利得
が得られることになる。
第2図から明らかなように、本考案は、ブリッジ回路5
に対する供給電源を片電圧としており、しかもその直流
電圧Eを分圧した分圧電位αEにより平衡時の出力Vo
を0にしている。そのため、前述の係数αは、直流電圧
Eに関係しないので、式(5)からもわかる通り、直流
電圧Eが変動しても、出力Voは、零点を保つ。このこ
とは、従来の正負両電源をストレンゲージのブリッジ回
路へ供給している方式において、零点の安定を正負電源
の対称性によって定めていることと比較すれば、極めて
有利である。またこのことは、ストレンゲージ1、2、
3、4によって検出した歪量δを制御信号として使用す
る装置に適用したときに、一時的に直流電圧Eの変動が
あったとしても、極端の誤差が出ず、信頼性の高い測定
が可能となることを意味している。
いままでの説明では、演算増幅器11の同相信号増幅に
よる影響を省いているが、参考までに、この回路の同相
信号出力電圧CMVについて説明しておく。この同相信
号出力電圧CMVは、抵抗値R5、R6が大きく、さら
に演算増幅器11の開放利得が充分に大きく、その同相
信号除去比をCMRRとすると、下記によって示され
る。
さらに、前記R1=R4=R−δ、R2=R3=R+δ
が適用される場合に、上記式(7)は、次のように書き
改められる。
したがって実際の出力Voは、先の式(2)または式
(5)にそれぞれ式(7)または式(8)を加えたもの
となる。この同相信号出力電圧CMVによる影響を少な
くするためには、同相信号除去比CMRRの大きな演算
増幅器11を使用しなければならないことは、言うまで
もない。本考案のストレンゲージ用増幅器10において
も、高い同相信号除去比CMRRの演算増幅器11を使
用することにより、同相信号出力電圧CMVによる影響
がほとんどなくなることを確認している。
具体的な回路例 さて、第3図は、実際の具体的な回路を示している。
演算増幅器11には、必ずしも対称でない正負両電源+
V、−Vが接続されている。その電源電圧+Vは、限流
用の抵抗器17を介し、ストレンゲージ1、2、3、4
に電流が供給される。この限流用の抵抗器17は、前記
正側電源+Vの電圧が高くても、適当にストレンゲージ
1、2、3、4への電流を規制し、電流による温度上昇
を防ぎ、温度によるブリッジ回路5の出力変動を小さく
抑えている。もちろんここでも、ブリッジ回路5の一端
は、直接アース7に接続されており、対称な電源−Vに
接続されていない。
考案の効果 本考案では、1個の演算増幅器を使用し、高精度の抵抗
器を使用しなくても、安定で、かつ高利得を得ることが
できるストレンゲージ用増幅器を構成することができ
る。また、ストレンゲージへの供給電圧を取り立てて安
定化しなくても、平衡時の零点出力の変動が電源電圧の
変動の影響をほとんど受けないストレンゲージ用増幅器
が簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はストレンゲージのブリッジ回路の回路図、第2
図は本考案のストレンゲージ用増幅器の回路図、第3図
は本考案のストレンゲージ用増幅器の実際の回路図であ
る。 1、2、3、4……ストレンゲージ、5……ブリッジ回
路、6……電源端子、7……アース、8、9……出力端
子、10……ストレンゲージ用増幅器、11……演算増
幅器、12……可変抵抗器、13、14……出力端子、
15、16、17、……抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧が印加される4個のストレンゲー
    ジのブリッジ回路の各出力端を演算増幅器の反転入力端
    および非反転入力端にそれぞれ直接接続するとともに、
    上記直流電圧を零点補正用の可変抵抗器により分圧し、
    その分圧電圧の出力端を抵抗器を介して、上記演算増幅
    器の反転入力端に接続し、さらにこの演算増幅器の出力
    端を帰還用の抵抗器を介して反転入力端に接続してなる
    ことを特徴とするストレンゲージ用増幅器。
JP1984061241U 1984-04-24 1984-04-24 ストレンゲージ用増幅器 Expired - Lifetime JPH0611625Y2 (ja)

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JPS60172413U JPS60172413U (ja) 1985-11-15
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JPS5869246U (ja) * 1981-11-04 1983-05-11 株式会社日立製作所 増巾回路

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