JPS6139948Y2 - - Google Patents
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- JPS6139948Y2 JPS6139948Y2 JP14016380U JP14016380U JPS6139948Y2 JP S6139948 Y2 JPS6139948 Y2 JP S6139948Y2 JP 14016380 U JP14016380 U JP 14016380U JP 14016380 U JP14016380 U JP 14016380U JP S6139948 Y2 JPS6139948 Y2 JP S6139948Y2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 3
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Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は電子天びんに関する。
<従来の技術>
電子天びん機構に用いられる永久磁石の温度係
数は一般に、200〜350PPM/℃程度の製造時に
おけるロツト間のバラツキが生ずる。そこで、電
子天びんには温度変化による天びん出力を補正す
るために温度補償回路を設ける必要がある。
数は一般に、200〜350PPM/℃程度の製造時に
おけるロツト間のバラツキが生ずる。そこで、電
子天びんには温度変化による天びん出力を補正す
るために温度補償回路を設ける必要がある。
第1図および第2図に従来の電子天びんの温度
補償回路を示す。第1図の補償回路はサーミスタ
等の温度センサ11に並列接続した可変抵抗12
と、基準電圧13と、出力抵抗14を設けた回路
である。また、第2図の補償回路は温度センサ2
1に直列接続した可変抵抗22と、基準電圧23
を設けた回路である。
補償回路を示す。第1図の補償回路はサーミスタ
等の温度センサ11に並列接続した可変抵抗12
と、基準電圧13と、出力抵抗14を設けた回路
である。また、第2図の補償回路は温度センサ2
1に直列接続した可変抵抗22と、基準電圧23
を設けた回路である。
これらの従来の温度補償回路においては、それ
ぞれ、可変抵抗12もしくは22を変化させるこ
こによつて、天びん個々の温度係数に応じた補償
が行われるよう調整される。
ぞれ、可変抵抗12もしくは22を変化させるこ
こによつて、天びん個々の温度係数に応じた補償
が行われるよう調整される。
<考案が解決しようとする問題点>
第1図に示す従来の補償回路によれば、可変抵
抗12によつて補償量を変化させると、出力電圧
V1も変化し、かつ温度に対してその変化量が直
線性をもたない欠点をもつている。
抗12によつて補償量を変化させると、出力電圧
V1も変化し、かつ温度に対してその変化量が直
線性をもたない欠点をもつている。
第2図に示す従来の補償回路では、温度に対す
る出力電圧V2の変化は直線性をもつものの、可
変抵抗22によつて補償量を変化させると、同様
に出力電圧V2も変化する。
る出力電圧V2の変化は直線性をもつものの、可
変抵抗22によつて補償量を変化させると、同様
に出力電圧V2も変化する。
すなわち、従来の補償回路においてはいずれ
も、第3図に出力電圧と温度との関係の特性図を
示すように、可変抵抗12あるいは22を変化さ
せて温度係数を0〜100%まで変えると、出力が
大きく変わる。この温度係数調整により出力電圧
が大きく変化してしまうことは、その後の出力電
圧そのものを調整する必要が生じ、さらにそのた
めの調整部を設けると出力が不安定になる要因と
なつていた。
も、第3図に出力電圧と温度との関係の特性図を
示すように、可変抵抗12あるいは22を変化さ
せて温度係数を0〜100%まで変えると、出力が
大きく変わる。この温度係数調整により出力電圧
が大きく変化してしまうことは、その後の出力電
圧そのものを調整する必要が生じ、さらにそのた
めの調整部を設けると出力が不安定になる要因と
なつていた。
この考案は上記従来の欠点を解消して、天びん
の感度の温度補償特性の優れた電子天びんを提供
することを目的としている。
の感度の温度補償特性の優れた電子天びんを提供
することを目的としている。
<門題点を解決するための手段>
上記の目的を達成するための構成を、実施例に
対応する第4図および第5図を参照しつつ説明す
ると、本考案は、荷重と平衡する電磁力を発生す
るフオースコイル3および磁石4を備えた電磁力
平衡部5と、フオースコイル3への供給電流を制
御する電流制御手段(サーボアンプ6)と、その
供給電流の大きさに基づいて荷重の大きさを求め
る演算手段(演算部8)を備えた天びんにおい
て、電磁力平衡部に設置され、温度に応じて出力
電流が変化する温度センサ10と、その温度セン
サ10の出力電流を電圧に変換する出力抵抗R
と、その出力抵抗Rを介して温度センサ10に直
列に接続される第1の基準電圧発生手段(第1の
基準電源52)と、あらかじめ設定された所定温
度tにおける温度センサ10の出力の電圧変換値
ΔEと第1の基準電圧発生手段の出力電圧Eとの
和に等しい電圧E+ΔEを発生する第2の基準電
圧発生手段(第2の基準電源51)と、第1およ
び第2の基準電圧発生手段の間に出力抵抗Rを介
して接続された可変抵抗VRとからなる温度補償
回路11を設け、可変抵抗VRからとり出された
出力電圧Vを演算手段に導いて当該天びんの温度
補償に供するとともに、可変抵抗VRを変化させ
ることにより当該天びんの温度係数に応じて温度
補償回路11の温度出力特性を調整し得るよう構
成したことによつて、特徴づげられる。
対応する第4図および第5図を参照しつつ説明す
ると、本考案は、荷重と平衡する電磁力を発生す
るフオースコイル3および磁石4を備えた電磁力
平衡部5と、フオースコイル3への供給電流を制
御する電流制御手段(サーボアンプ6)と、その
供給電流の大きさに基づいて荷重の大きさを求め
る演算手段(演算部8)を備えた天びんにおい
て、電磁力平衡部に設置され、温度に応じて出力
電流が変化する温度センサ10と、その温度セン
サ10の出力電流を電圧に変換する出力抵抗R
と、その出力抵抗Rを介して温度センサ10に直
列に接続される第1の基準電圧発生手段(第1の
基準電源52)と、あらかじめ設定された所定温
度tにおける温度センサ10の出力の電圧変換値
ΔEと第1の基準電圧発生手段の出力電圧Eとの
和に等しい電圧E+ΔEを発生する第2の基準電
圧発生手段(第2の基準電源51)と、第1およ
び第2の基準電圧発生手段の間に出力抵抗Rを介
して接続された可変抵抗VRとからなる温度補償
回路11を設け、可変抵抗VRからとり出された
出力電圧Vを演算手段に導いて当該天びんの温度
補償に供するとともに、可変抵抗VRを変化させ
ることにより当該天びんの温度係数に応じて温度
補償回路11の温度出力特性を調整し得るよう構
成したことによつて、特徴づげられる。
<作用>
あらかじめ設定された温度tにおいては、可変
抵抗VRの両端において電位差が生じないので、
可変抵抗VRの設定値を0〜100%まで変化させて
もその出力電圧VはE+ΔEで一定となる。
抵抗VRの両端において電位差が生じないので、
可変抵抗VRの設定値を0〜100%まで変化させて
もその出力電圧VはE+ΔEで一定となる。
温度がtから変化すると、温度センサ10の出
力変化に基づいてA1点での電圧が変化する。こ
の変化による可変抵抗VRの両端での電位差によ
り、可変抵抗VRの設定値に応じた傾きで、出力
電圧Vが温度に対して変化することになる。
力変化に基づいてA1点での電圧が変化する。こ
の変化による可変抵抗VRの両端での電位差によ
り、可変抵抗VRの設定値に応じた傾きで、出力
電圧Vが温度に対して変化することになる。
ここで、出力電圧Vは、可変抵抗VRの設定値
および出力抵抗Rの大きさに基づく係数を有す
る、温度センサ10からの出力電流iの一次関数
となるから、温度センサ10の出力特性をそこな
うことなく、温度に対して直線性を有するものと
なる。
および出力抵抗Rの大きさに基づく係数を有す
る、温度センサ10からの出力電流iの一次関数
となるから、温度センサ10の出力特性をそこな
うことなく、温度に対して直線性を有するものと
なる。
以上のことから、出力電圧Vと温度との関係は
第6図に示すようになり、個々の天びんの温度係
数に応じて補償量を変化させても、温度tの近傍
においいて出力電圧Vはほとんど変化せず、か
つ、温度に対する直線性もそこなうことがない。
第6図に示すようになり、個々の天びんの温度係
数に応じて補償量を変化させても、温度tの近傍
においいて出力電圧Vはほとんど変化せず、か
つ、温度に対する直線性もそこなうことがない。
<実施例>
本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
する。
第4図は本考案実施例の全体構成を示すブロツ
ク図である。
ク図である。
この実施例は試料載台1上の試料の荷重による
ビームの変位を変位センサ2によつて検出し、フ
オースコイル3に電流を通じて磁石4を介して上
記荷重と平衡する電磁力を発生する電磁力平衡部
5と、変位センサ2出力を導入してフオースコイ
ル3への供給電流制御を行うサーボアンプ6と、
電磁力平衡部5の出力FをA/D変換部7により
デイジタル信号化し、そのデイジタル信号出力を
演算部8を経てデイジタル表示する表示器9と、
磁石4に取付けた温度センサ10出力を導入して
電磁力平衡部5内の温度補償を行う温度補償回路
11からなり、温度補償回路11の出力はA/D
変換部7を介して演算部8に採り込まれ、出力F
の温度補償に供される。
ビームの変位を変位センサ2によつて検出し、フ
オースコイル3に電流を通じて磁石4を介して上
記荷重と平衡する電磁力を発生する電磁力平衡部
5と、変位センサ2出力を導入してフオースコイ
ル3への供給電流制御を行うサーボアンプ6と、
電磁力平衡部5の出力FをA/D変換部7により
デイジタル信号化し、そのデイジタル信号出力を
演算部8を経てデイジタル表示する表示器9と、
磁石4に取付けた温度センサ10出力を導入して
電磁力平衡部5内の温度補償を行う温度補償回路
11からなり、温度補償回路11の出力はA/D
変換部7を介して演算部8に採り込まれ、出力F
の温度補償に供される。
温度補償回路11は、第5図にその基本的な回
路構成図を示すように、出力電圧Eの第1の基準
電源52と、出力電圧E+ΔEの第2の基準電源
51と、第1の第2の基準電源52と51との間
に接続された出力抵抗Rおよび可変抵抗VRとか
らなり、温度センサ10は出力抵抗Rを介して第
1の基準電源52に直列に接続される。また、温
度補償に供される出力電圧Vは、可変抵抗VRの
摺動子からとり出される。
路構成図を示すように、出力電圧Eの第1の基準
電源52と、出力電圧E+ΔEの第2の基準電源
51と、第1の第2の基準電源52と51との間
に接続された出力抵抗Rおよび可変抵抗VRとか
らなり、温度センサ10は出力抵抗Rを介して第
1の基準電源52に直列に接続される。また、温
度補償に供される出力電圧Vは、可変抵抗VRの
摺動子からとり出される。
温度センサ10はセンサ用電源E0と接続して
温度に対応して直線的に電流を出力する感温素子
であり、磁石4近傍に配置される。
温度に対応して直線的に電流を出力する感温素子
であり、磁石4近傍に配置される。
第2の基準電源51の出力電圧E+ΔEは、あ
らかじめ設定された温度tにおける温度センサ1
0の出力電流i(t)の出力抵抗Rによる電圧変
換値R×i(t)と、第1の基準電源52の出力
電圧Eとの和に等しい値に設定されている。
らかじめ設定された温度tにおける温度センサ1
0の出力電流i(t)の出力抵抗Rによる電圧変
換値R×i(t)と、第1の基準電源52の出力
電圧Eとの和に等しい値に設定されている。
次に、第5図の温度補償回路の作用について説
明する。
明する。
上述した温度tにおいては、可変抵抗VRの両
端の電圧はいずれもE+ΔEであつて、電位差は
生じず、従つて可変抵抗VRを変化させても出力
電圧VはE+ΔEで一定となる。
端の電圧はいずれもE+ΔEであつて、電位差は
生じず、従つて可変抵抗VRを変化させても出力
電圧VはE+ΔEで一定となる。
温度がtから変化すると、温度センサ10の出
力iの変化に基づいて、A1点での電圧が変化す
るが、この変化によつて可変抵抗VRの両端に電
位差が生じる。この電位差によつて出力電圧Vは
E+ΔEから変化することになるが、この出力電
圧Vは、可変抵抗VRの設定値および出力抵抗R
の大きさによつて定まる係数を有する、出力電流
iの一次関数となる。
力iの変化に基づいて、A1点での電圧が変化す
るが、この変化によつて可変抵抗VRの両端に電
位差が生じる。この電位差によつて出力電圧Vは
E+ΔEから変化することになるが、この出力電
圧Vは、可変抵抗VRの設定値および出力抵抗R
の大きさによつて定まる係数を有する、出力電流
iの一次関数となる。
すなわち、第6図にこの温度補償回路の温度出
力特性図を示すように、可変抵抗VRの設定値を
を0〜100%まで変化させても、出力電圧Vは温
度tにおいて常にE+ΔEとなるとともに、温度
センサ10の出力特性をそこなうことなく、温度
に対して直線的に変化することになる。
力特性図を示すように、可変抵抗VRの設定値を
を0〜100%まで変化させても、出力電圧Vは温
度tにおいて常にE+ΔEとなるとともに、温度
センサ10の出力特性をそこなうことなく、温度
に対して直線的に変化することになる。
第7図は、温度補償回路11の他の実施例を示
す回路構成図である。
す回路構成図である。
この第7図の温度補償回路は電源Esに対して
二つのオペアンプ71及び72と、ツエナーダイ
オードD1と、抵抗r1によつて基準電圧E1を発生す
る回路手段を設け、出力側に抵抗r2,r3と可変抵
抗VR1を設けた回路である。ツエナーダイオード
D1の出力電圧E1は接合点B3,B4における電位と
同一であり、オペアンプ71出力は接合点B2に
おいて基準電圧E1+ΔE1を出力する。B1点に導
入される所定温度tにおける温度センサ10出力
電流iの電圧変換値とE1との和が、基準電圧E1
+ΔE1と同一になるよう設定すれば、出力電圧
V11は第6図のような温度特性を有するものとな
る。
二つのオペアンプ71及び72と、ツエナーダイ
オードD1と、抵抗r1によつて基準電圧E1を発生す
る回路手段を設け、出力側に抵抗r2,r3と可変抵
抗VR1を設けた回路である。ツエナーダイオード
D1の出力電圧E1は接合点B3,B4における電位と
同一であり、オペアンプ71出力は接合点B2に
おいて基準電圧E1+ΔE1を出力する。B1点に導
入される所定温度tにおける温度センサ10出力
電流iの電圧変換値とE1との和が、基準電圧E1
+ΔE1と同一になるよう設定すれば、出力電圧
V11は第6図のような温度特性を有するものとな
る。
さらに、第8図に示すような構成によつて温度
補償回路11を実施することができる。
補償回路11を実施することができる。
この第8図の温度補償回路は電源Esに対して
1個のオペアンプ73と、ツエナーダイオード
D2と、抵抗R4によつて基準電圧E2を発生する回
路手段を設け、出力側に抵抗R1,R2,R3と可変
抵抗VR2を設けた回路である。ツエナーダイオー
ドD2の出力電圧E2は接合点C3における電圧と同
一であり、また、C1点に導入される所定温度t
における温度センサ10出力電流iの電圧変換値
とE2との和が、オペアンプ73出力のC2点にお
ける電圧と同一であるよう設定される。そのよう
に設定すれば、可変抵抗VR2を0〜100%に変化
させても、出力電圧V12は同様に第6図のような
特性を示す。
1個のオペアンプ73と、ツエナーダイオード
D2と、抵抗R4によつて基準電圧E2を発生する回
路手段を設け、出力側に抵抗R1,R2,R3と可変
抵抗VR2を設けた回路である。ツエナーダイオー
ドD2の出力電圧E2は接合点C3における電圧と同
一であり、また、C1点に導入される所定温度t
における温度センサ10出力電流iの電圧変換値
とE2との和が、オペアンプ73出力のC2点にお
ける電圧と同一であるよう設定される。そのよう
に設定すれば、可変抵抗VR2を0〜100%に変化
させても、出力電圧V12は同様に第6図のような
特性を示す。
なお、可変抵抗VR2は、第9図のようにダミー
抵抗R21を挿入して、抵抗R22により変化させるよ
うにしてもよい。
抵抗R21を挿入して、抵抗R22により変化させるよ
うにしてもよい。
次に第8図の温度補償回路の作用について、実
際の回路設計例によつて説明する。
際の回路設計例によつて説明する。
設計条件:R1=3.57KΩ、R2=332Ω
R3=2KΩ、VR2=56KΩ
(R22=20KΩ、R21=36KΩ)、
E2=6.99V、i=10-6(A/〓)
上記設計条件で実施した場合、温度283〓(=
10℃)、313〓(=40℃)に対して抵抗VR2が0%
出力位置のときの出力電圧E22、100%出力位置の
ときの出力電圧E21が次のように得られた。
10℃)、313〓(=40℃)に対して抵抗VR2が0%
出力位置のときの出力電圧E22、100%出力位置の
ときの出力電圧E21が次のように得られた。
温度10℃:E21=8.00353〔V〕、
E22=8.0561〔V〕
温度40℃:E21=8.10375〔V〕、
E22=8.0468〔V〕
以上の測定結果から100%位置の出力電圧E21に
よる温度係数α21を計算すると、 α21=8.10375−8.00353/8.0035
3×(40−10)=417PPM/℃ となり、同様に0%位置の出力電圧E22による温
度係数α22を求めると、α22=−38PPM/℃とな
る。また、可変抵抗R22のゼロとなる点での出力
電圧E23による温度係数α23は次のようになる。
よる温度係数α21を計算すると、 α21=8.10375−8.00353/8.0035
3×(40−10)=417PPM/℃ となり、同様に0%位置の出力電圧E22による温
度係数α22を求めると、α22=−38PPM/℃とな
る。また、可変抵抗R22のゼロとなる点での出力
電圧E23による温度係数α23は次のようになる。
α23=(α21−α22)×R21/VR2+α21
=255PPM/℃
このように、可変抵抗VR2の設定値を変化させ
ることにより、温度係数417〜255PPM/℃に対
応する出力電圧を得ることができる。第10図が
上記設計条件のもとで実施した第8図の温度補償
回路の出力電圧の温度特性図である。この第10
図からわかるように、E21=E22(=E23)となる温
度は約25℃である。さらに、可変抵抗VR2の変化
による出力電圧の変化を求めると、10℃のとき
は、 (E21−E22)×R21/VR2=−0.0338〔V〕 また、40℃のときは、 (E21−E22)×R21/VR2=+0.0366〔V〕 であるので、出力変化の幅は極めて小さい。
ることにより、温度係数417〜255PPM/℃に対
応する出力電圧を得ることができる。第10図が
上記設計条件のもとで実施した第8図の温度補償
回路の出力電圧の温度特性図である。この第10
図からわかるように、E21=E22(=E23)となる温
度は約25℃である。さらに、可変抵抗VR2の変化
による出力電圧の変化を求めると、10℃のとき
は、 (E21−E22)×R21/VR2=−0.0338〔V〕 また、40℃のときは、 (E21−E22)×R21/VR2=+0.0366〔V〕 であるので、出力変化の幅は極めて小さい。
以上のように、この考案によれば簡単な回路構
成からなる温度償回路が温度に対して直線性を示
す出力特性をもち、かつ、あらかじめ設定された
温度の近傍において天びん感度に影響を与えるこ
となく、天びん機構の温度係数調整を行うことが
でき、感度の優れた電子天びんを得ることができ
る。
成からなる温度償回路が温度に対して直線性を示
す出力特性をもち、かつ、あらかじめ設定された
温度の近傍において天びん感度に影響を与えるこ
となく、天びん機構の温度係数調整を行うことが
でき、感度の優れた電子天びんを得ることができ
る。
第1図及び第2図は従来の電子天びんの温度補
償回路を示す回路構成図である。第3図は上記従
来例の温度出力特性図である。第4図は本考案実
施例の全体構成を示すブロツク図である。第5
図、第7図及び第8図は上記実施例の温度補償回
路11の回路構成の例を示す図である。第6図は
上記各実施例の温度補償回路11の作用を示す温
度出力特性図である。第9図は温度補償回路11
の可変抵抗の他の構成を示す部分回路図である。
第10図は第8図の温度補償回路の実際の設計例
に基づく温度出力特性図である。 1……試料載台、2……変位センサ、3……フ
オースコイル、5……電磁力平衡部、4……磁
石、7……A/D変換器、8……演算部、9……
表示器、10……温度センサ、11……温度補償
回路、VR……可変抵抗、R……出力抵抗、52
……第1の基準電源、51……第2の基準電源。
償回路を示す回路構成図である。第3図は上記従
来例の温度出力特性図である。第4図は本考案実
施例の全体構成を示すブロツク図である。第5
図、第7図及び第8図は上記実施例の温度補償回
路11の回路構成の例を示す図である。第6図は
上記各実施例の温度補償回路11の作用を示す温
度出力特性図である。第9図は温度補償回路11
の可変抵抗の他の構成を示す部分回路図である。
第10図は第8図の温度補償回路の実際の設計例
に基づく温度出力特性図である。 1……試料載台、2……変位センサ、3……フ
オースコイル、5……電磁力平衡部、4……磁
石、7……A/D変換器、8……演算部、9……
表示器、10……温度センサ、11……温度補償
回路、VR……可変抵抗、R……出力抵抗、52
……第1の基準電源、51……第2の基準電源。
Claims (1)
- 荷重と平衡する電磁力を発生するフオースコイ
ル及び磁石を備えた電磁力平衡部と、上記フオー
スコイルへの供給電流を制御する電流制御手段
と、上記供給電流の大きさに基づいて上記荷重の
大きさを求める演算手段を備えた天びんにおい
て、上記電磁力平衡部に設置され、温度に応じて
出力電流が変化する温度センサと、その温度セン
サの出力電流を電圧に変換する出力抵抗と、その
出力抵抗を介して上記温度センサに直列に接続さ
れる第1の基準電圧発生手段と、あらかじめ設定
された所定温度における上記温度センサ出力の電
圧変換値と上記第1の基準電圧発生手段の出力電
圧の和に等しい電圧を発生する第2の基準電圧発
生手段と、上記第1および第2の基準電圧発生手
段の間に上記出力抵抗を介して接続された可変抵
抗とからなる温度補償回路を設け、上記可変抵抗
からとり出された出力電圧を上記演算手段に導い
て当該天びんの温度補償に供するとともに、上記
可変抵抗を変化させることにより当該天びんの温
度係数に応じて上記温度補償回路の温度出力特性
を調整し得るよう構成したことを特徴とする、電
子天びん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14016380U JPS6139948Y2 (ja) | 1980-09-30 | 1980-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14016380U JPS6139948Y2 (ja) | 1980-09-30 | 1980-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5763232U JPS5763232U (ja) | 1982-04-15 |
JPS6139948Y2 true JPS6139948Y2 (ja) | 1986-11-15 |
Family
ID=29500083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14016380U Expired JPS6139948Y2 (ja) | 1980-09-30 | 1980-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6139948Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100320072B1 (ko) * | 1998-09-12 | 2002-04-22 | 백성흠 | 전자저울의제어방법 |
-
1980
- 1980-09-30 JP JP14016380U patent/JPS6139948Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5763232U (ja) | 1982-04-15 |
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