JP2513316Y2 - 現金自動処理機 - Google Patents

現金自動処理機

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JP2513316Y2 JP1987159967U JP15996787U JP2513316Y2 JP 2513316 Y2 JP2513316 Y2 JP 2513316Y2 JP 1987159967 U JP1987159967 U JP 1987159967U JP 15996787 U JP15996787 U JP 15996787U JP 2513316 Y2 JP2513316 Y2 JP 2513316Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金融機関等において設置運用される自動取
引装置の主要機構部を成す現金自動処理機に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第3図は自動取引装置の外観の一例を示す斜視図、第
4図は自動取引装置に組み込まれている従来の現金自動
処理機の要部とカードリーダ/プリンタ部(CRP部)の
側面図、第5図は第4図のA−A線矢視図である。
第3図において1は自動取引装置の筐体で、この筐体
1の正面上部に設定された接客部にはカード挿入排出口
2、顧客が紙幣を投入したりあるいは受け取ったりする
ための投入受取口3、取引に必要な情報を顧客が入力操
作するためのキー群から成る入力操作部4、及び顧客に
よるキー入力操作の誘導表示等を行うための表示部5等
が設けられており、前記投入受取口3は開閉自在なシャ
ッタを有している。
第4図及び第5図において6は顧客氏名や銀行名及び
口座番号等の顧客を特定する情報が記録されたカード、
7はフィードローラ等によるカード搬送手段、Mは前記
カード6に対する情報の書き込み及び読み取りを行う磁
気ヘッド、8は未印字のレシート用紙とジャーナル用紙
とより成る印字用紙、9はこの印字用紙8に取引内容の
印字を行う印字ヘッド、10は印字後のジャーナル用紙を
巻き取って保管するジャーナル巻き取り部、11は印字後
のレシート用紙を切断するカッタ、12はレシート用紙を
カッタ11で切断することにより得られるシート、13は該
レシート12を現金自動処理機に搬送するためのベルト及
びローラから成るレシート搬送手段であり、これらはCR
P部を構成している。
14は支払い現金である紙幣、15は第3図に示した投入
受取口3の内側近傍に配置された集積部、16は該集積部
14上にレシート12及び紙幣14を集積するための羽車等に
よる集積手段、17は集積部15上の紙幣14を検出するセン
サ、18は前記集積部15の直下に配置された箱状の取忘れ
紙幣収納部、19は取忘れ紙幣収納部18内の紙幣14を検出
するセンサであり、これらは現金自動処理機に含まれる
もので、前記集積部15は実線の位置から二点鎖線に示す
位置に退避できるようになっている。
尚、図示していないが、このほか現金自動処理機に
は、取引に必要な紙幣の真偽,正損,金種等の鑑別及び
計数を行う鑑別部、紙幣を金種別に収納するための金種
別金庫、該金種別金庫から紙幣を一枚づつ吸引分離して
繰り出す繰出手段、紙幣を挟持して搬送するための搬送
ローラや搬送ベルト及び搬送方向切り替え用のゲート等
により構成される搬送路等が具備されている。
次に、上述した構成の作用を説明する。
まず、取引に際して顧客が入力操作部4の取引選択キ
ーを押下して支払い取引を指定した後、カード6をカー
ド挿入排出口2に挿入し、更にテンキーにより暗証番号
を入力すると、カード搬送手段7によりカード6が磁気
ヘッドMの位置に搬送され、該磁気ヘッドMによりカー
ド6の磁気ストライプから前記の顧客を特定する情報が
読み取られる。
読み取られた情報は図示しないセンタのホストコンピ
ュータに送られ、顧客とカードとの対応がチェックされ
て、取引可能であるか否が判断される。
その結果取引可能であれば、表示部5により顧客に支
払い希望金額の入力を促す。
これにより顧客がテンキー等を押下して支払い希望金
額を入力すると、入力された金属に対応して図示しない
金種別金庫から紙幣14が繰出手段により一枚づつ順次繰
り出され、取り出された紙幣14は搬送路により鑑別部に
送られる。
そして、この鑑別部により紙幣14の金種,重送や斜行
及び異金種検出等による異常の有無等の鑑別が行われ、
その結果、異常が有ると鑑別された紙幣14は搬送路を経
て図示しないリジェクト金庫に収納されるが、異常無し
と鑑別された紙幣14は計数が行われた後、搬送路を経て
集積手段16により集積部15上に順次集積される。
この間、印字ヘッド9は当該取引の内容の明細を印字
用紙8に印字し、印字後カード6がカード搬送手段7に
より印字用紙8の下側の位置まで搬送されて、カード6
に記録されているエンボス文字が顧客を特定する情報と
して図示しないインプリントローラにより転写される。
その後、印字用紙8の印字された部分はジャーナル用
紙とレシート用紙に分類され、ジャーナル用紙がジャー
ナル巻き取り部10に巻き取られると共に、レシート用紙
はカッタ11により切断されてレシート12となり、レシー
ト搬送手段13により現金自動処理機に送られる。
そして、前記集積部15に顧客が希望した金額分の紙幣
14が揃い、前記レシート12が集積手段16により前記の如
く集積された紙幣14上にが送られてくると、投入受取口
3のシャッタが開いてレシート12と共に紙幣14が顧客に
支払われ、更にカード6がカード挿入排出口2から返却
されるが、前記シャッタが開いてから一定時間が経過し
てもレシート12及び紙幣14が抜き取られないことがセン
サ17により検出されると、つまり顧客がレシート12及び
紙幣14を取忘れてセンサ17により検出された状態が一定
時間続くと、前記シャッタが閉じ、集積部15が第4図に
示す二点鎖線の位置に退避する。
これにより前記レシート12と共に紙幣14が取忘れ紙幣
収納部18内に落下して収納され、センサ19により検出さ
れる。
尚、入金取引時においても、顧客に対する返却紙幣の
取忘れが生じた場合、同様にしてその取忘れ紙幣14が取
忘れ紙幣収納部18に収納される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の現金自動処理機では、
一回目の取忘れ紙幣を取忘れ紙幣収納部に収納した後二
回目の取忘れ紙幣が生じた場合、この二回目の取忘れ紙
幣を取忘れ紙幣収納部に収納すると、両者の区別が付か
なくなって精査時等に不都合な事態となるために取忘れ
紙幣収納部への取忘れ紙幣の収納は一回のみに限られ、
二回目の取忘れが生じるとシャッタが閉じた直後ステー
ジ上に取忘れ紙幣を集積した状態で自動取引装置が取引
中止のモードに自動的に切り替わって、係員により取忘
れ紙幣の回収が行われない限り取引を再開することがで
きないようになるため、係員がすぐに対応できない夜間
や休日あるいは無人化店舗での運用において、二回目の
取忘れ紙幣が生じると長時間自動取引装置の運用が中止
されることになり、装置可動率が低下するという問題が
あった。
また、係員がすぐに対応できる場合でも、二度目の取
忘れが生じた場合は、すぐに係員がその取忘れ紙幣を取
除かなければならず、係員の負担になるという問題もあ
った。
本考案はこのような問題を解決するためになされたも
ので、二回以上支払い紙幣(現金)の取忘れが生じても
取引を中止することなくその取忘れ紙幣の収納処理を行
うことができ、かつ係員の負担も軽減することができる
現金自動処理機を実現することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本考案は、顧客の操作
により少なくとも現金の支払いと入金のいずれか一方の
処理を自動的に行う現金自動処理機において、顧客に対
して支払うべきあるいは返却すべき現金を顧客を特定す
る情報が記録されたレシートと共に集積する集積部と、
この集積部上の顧客が取忘れた現金を検出する検出手段
と、上下方向に区分され、かつ前端を開口した複数の収
納室を有し、顧客が前記集積部から取忘れた現金及びレ
シートを各収納室に収納する取忘れ現金収納部と、前記
集積部の下部から前記取忘れ現金収納部にかけて設けら
れ、顧客が前記集積部の現金を取り忘れたとき、その現
金をレシートと共に前記集積部から前記取忘れ現金収納
部の空の収納室に取込む取込み手段と、前記取忘れ現金
収納部の空の収納室を前記取込み手段による取込み位置
に位置付けるために、前記取忘れ現金収納部を上下方向
に移動させる移動手段と、前記集積部の後端側に回動可
能に配置され、前記集積部に現金及びレシートを集積す
るときは、前記集積部と前記取忘れ現金収納部とを遮断
するように立ち、前記取り込み手段によって顧客が取り
忘れた現金及びレシートを前記取忘れ現金収納部の収納
室に収納するときは前記取り込み手段上に沿うように倒
れるストッパと、このストッパに設けられ、ストッパが
倒れたとき前記取り込み手段との間に現金及びレシート
を挟持するプレッシャローラとを備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕 上述した構成を有する本考案は、支払い取引時あるい
は入金引取時に、顧客に支払う現金あるいは返却する現
金が集積部に集積されるが、その際ストッパが集積部と
取忘れ現金収納部とを遮断するように立てられ、このス
トッパにより集積部の現金が不用意に現金収納部側に移
動して収納室内に入ることを防止する。
そして、すべての現金が集積部に集積され、その上に
顧客を特定する情報が記録されたレシートが送られてく
ると、これらの現金は顧客に支払われあるいは返却され
るが、顧客が現金を取忘れて、その現金が検出手段によ
り検出されると、ストッパが取り込み手段上に沿うよう
に倒れて、このストッパに設けられているプレッシャロ
ーラが取り込み手段との間に現金及びレシートを挟持す
る。
この状態で、取込み手段が集積部の取忘れ現金をその
上に重ねられたレシートと共に取忘れ現金収納部の空の
収納室に取込み、その後移動手段により次の空の収納室
が取込み位置に対応するように上方または下方に取忘れ
現金収納部を移動させる。
従って、これによれば収納室の数と同じ回数だけ取忘
れ現金を各々分けて収納保管することが可能となるの
で、従来のように夜間や休日あるいは無人化店舗での運
用において、二回以上支払い現金の取忘れが生じても取
引を中止する必要がなくなり、これにより装置可能動の
低下を防止できると共に、係員がすぐに対応できる場合
でも、二度目の取忘れが生じた場合、すぐに係員がその
取忘れ現金を取除く必要がなくなるので、係員の負担を
軽減することができる。
また、取忘れ現金収納部の収納室が前端で開口してい
るため、取込み手段によって取忘れ現金は水平方向から
収納室に送込まれることになり、そのため取忘れ現金を
整列して混在を生じることなく確実に区分して収納室に
収納できると共に、取忘れ現金収納部全体を上方または
下方に移動させて空の収納室を取込み位置に対応させる
ため、移動手段を簡単に構成でき安価に実現できる。
更に、本考案は取忘れ現金を顧客を特定する情報が記
録されたレシートと共に現金収納部の各収納室に区分し
て収納するため、顧客の返却要求に対して、その顧客に
返却すべき現金を容易に確認でき、間違いを生じること
なく迅速に返却に対応できると共に、集積部に現金を集
積する際には、集積部と取忘れ現金収納部がをストッパ
により遮断するため、集積部の現金が不用意に現金収納
部側に移動して収納室内に入ることを防止することがで
き、しかも取込み手段によって取忘れ現金及びレシート
を現金収納部の収納室に取り込む際にストッパが倒れる
と、このストッパに設けられているプレッシャローラが
取込み手段との間に現金及びレシートを挟持するため、
簡単な構造で確実な搬送が可能になる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案による現金自動処理機の一実施例を示
す要部側面図である。
第2図は第1図の実施例の作用を示す図で、同図
(I)は紙幣集積時の状態、同図(II)は紙幣取込み時
の状態である。
第1図において12はレシート、14は紙幣、16は集積手
段であり、これらは従来と同様のものであるので、同一
の符号で示している。
20は投入受取口3(第3図参照)の内側近傍に配置さ
れた集積部、21は顧客が取忘れた集積部20上の紙幣14を
検出する検出手段としてのセンサ、22はこの集積部20の
後部側の端部に配置されたストッパで、このストッパ22
は軸23を中心として図示しない駆動マグネット等により
回動するものとなっている。
24は前記ストッパ22に軸支されたプレッシャローラで
ある。
25は前記ストッパ22の後方に配置された取忘れ現金収
納部で、この現金収納部25は上下方向に区分された複数
の収納室26を有しており、各収納室26は前端が開口して
いる。
27は取忘れ現金収納部25の後面に固定されたラック、
28は該ラック27に噛み合わせたピニオンで、このラック
27とピニオン28は取忘れ現金収納部25の移動手段を成
し、ピニオン28を回転させることによりラック27と一体
に取忘れ現金収納部25が上下動するように成っている。
29は前記集積部20上の紙幣14等を取忘れ現金収納部25
に搬送し得るように両者間に配置された搬送ベルト及び
ローラ等より成る取込み手段、30は取込み手段29の取忘
れ現金収納部25側の端部上に当接させて配置されたプレ
ッシャローラである。
次に上述した構成の作用を第1図及び第2図を用いて
説明する。
但し、支払い取引において、顧客による取引選択から
レシート12及び紙幣14が集積手段16により集積部20に集
積されるまでの動作はほぼ従来と同様に行われるので、
その詳しい説明は省略するが、この紙幣14及び顧客を特
定する情報が記録されたレシート12を集積する際、スト
ッパ22は第1図に示したように集積部20と取忘れ現金収
納部25とを遮断するように立てられ、このストッパ22に
より集積部20の紙幣14が不用意に現金収納部25側に移動
して収納室26内に入ることを防止する。
そこで、第2図(I)に示すように、前記集積部20に
予め顧客が希望した金額分の紙幣14が揃い、前記レシー
ト12が集積手段16により前記の如く集積された紙幣14上
に送られてくると、投入受取口3のシャッタが開いてレ
シート12と共に紙幣14が顧客に支払われ、更にカード6
がカード挿入排出口2から返却されてつぎの取引待ちの
状態となる。
しかし、前記シャッタが開いてから一定時間が経過し
てもレシート12及び紙幣14が抜き取られないことがセン
サ21により検出されると、つまり顧客がレシート12及び
紙幣14を取忘れて、センサ21により検出された状態が一
定時間続くと、前記シャッタが閉じ、続いてストッパ22
が軸23を中心として回動して取り込み手段29上に沿うよ
うに倒れこみ、これによりプレッシャローラ24が取込み
手段29上に移動して、レシート12及び紙幣14がこのプレ
ッシャローラ24と取込み手段29によって挟持される。
この状態で取込み手段29が図示しないモータ等により
駆動され、レシート12及び紙幣14は取忘れ現金収納部25
に向かって搬送される。
これによりレシート12及び紙幣14は、第2図(II)に
示すように取忘れ現金収納部25の空の収納室26、例えば
一番下の収納室26内に送り込まれて収納される。
その後、ピニオン28が図示しないモータにより回転し
てラック27と一体に取忘れ現金収納部25を下方へ移動さ
せ、次の空の収納室26への取込みが可能となるようにす
る。
このようにして顧客が取忘れたレシート12及び紙幣14
を取忘れ現金収納部25の収納室26の数と同じ回数だけに
取込むことができる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、細部においては種々
の変更が可能である。
例えば、上述した実施例は支払い取引時に顧客が紙幣
を取忘れた場合を例にして説明したが、入金取引時にお
いて顧客に返却する紙幣の取忘れが発生した場合にも、
同様に取忘れ現金収納部に取込んで収納保管することが
可能である。
また、取忘れ現金収納部25を上下方向に移動させるめ
の移動手段として、ラック27とピニオン28の代わりにモ
ータと組み合わせたプーリ及びベルト等を用いることも
可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、顧客に対して支払うべ
きあるいは返却すべき現金をレシートと共に集積する集
積部と、この集積部上の顧客が取忘れた現金を検出する
検出手段と、上下方向に区分され、かつ前端を開口した
複数の収納室を有し、顧客が前記集積部から取忘れた現
金及びレシートを各収納室に収納する取忘れ現金収納部
と、前記集積部の下部から前記取忘れ現金収納部にかけ
て設けられ、顧客が前記集積部の現金を取り忘れたと
き、その現金をレシートと共に前記集積部から前記取忘
れ現金収納部の空の収納室に取込む取込み手段と、前記
取忘れ現金収納部の空の収納室を前記取込み手段による
取込み位置に位置付けるために、前記取忘れ現金収納部
を上下方向に移動させる移動手段と、前記集積部の後端
側に回動可能に配置され、前記集積部に現金及びレシー
トを集積するときは、前記集積部と前記取忘れ現金収納
部とを遮断するように立ち、前記取り込み手段によって
顧客が取り忘れた現金及びレシートを前記取忘れ現金収
納部の収納室に収納するときは前記取り込み手段上に沿
うように倒れるストッパと、このストッパに設けられ、
ストッパが倒れたとき前記取り込み手段との間に現金及
びレシートを挟持するプレッシャローラとを備えた構成
として、顧客の現金を取忘れが生じる毎に、その現金を
顧客を特定する情報が記録されたレシートと共に取忘れ
現金収納部の空の収納室に収納するようにしているた
め、収納室の数と同じ回数だけ取忘れ現金を各々分けて
収納保管することが可能となる。
従ってこれによれば、従来のように夜間や休日あるい
は無人化店舗での運用において、二回以上支払い現金の
取忘れが生じても取引を中止する必要がなくなるので、
装置可動率の低下を防止できるという効果が得られる。
また、係員がすぐに対応できる場合でも、二度目の取
忘れが生じた場合、すぐに係員がその取忘れ現金を取除
く必要がなく、精査時等にまとめて取除けば良いことに
なるので、係員の負担を軽減することができるという効
果も得られる。
また、取忘れ現金収納部の収納室が前端で開口してい
るため、取込み手段によって取忘れ現金は水平方向から
収納室に送込まれることになり、そのため取忘れ現金を
整列して混在を生じることなく確実に区分して収納室に
収納できると共に、取忘れ現金収納部全体を上方または
下方に移動させて空の収納室を取込み位置に対応させる
ため、移動手段を簡単に構成でき、安価に実現できると
いう効果も得られる。
更に、本考案は取忘れ現金を顧客を特定する情報が記
録されたレシートと共に現金収納部の各収納室に区分し
て収納するため、顧客の返却要求に対して、その顧客に
返却すべき現金を容易に確認でき、間違いを生じること
なく迅速に返却に対応できると共に、集積部に現金を集
積する際には、集積部と取忘れ現金収納部がをストッパ
により遮断するため、集積部の現金が不用意に現金収納
部側に移動して収納室内に入ることを防止することがで
き、しかも取込み手段によって取忘れ現金及びレシート
を現金収納部の収納室に取り込む際にストッパが倒れる
と、このストッパに設けられているプレッシャローラが
取込み手段との間に現金及びレシートを挟持するため、
簡単な構造で確実な搬送が可能になるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による現金自動処理機の一実施例を示す
要部側面図、第2図は第1図の実施例の作用を示す図、
第3図は自動取引装置の外観の一例を示す斜視図、第4
図は自動取引装置に組み込まれている従来の現金自動処
理機の要部とカードリーダ/プリンタ部(CRP部)の側
面図、第5図は第4図のA−A線矢視図である。 14:紙幣、16:集積手段、20:集積部、21:センサ、25:取
忘れ現金収納部、26:収納室、27:ラック、28:ピニオ
ン、29:取込み手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客の操作により少なくとも現金の支払い
    と入金のいずれか一方の処理を自動的に行う現金自動処
    理機において、 顧客に対して支払うべきあるいは返却すべき現金を顧客
    を特定する情報が記録されたレシートと共に集積する集
    積部と、 この集積部上の顧客が取忘れた現金を検出する検出手段
    と、 上下方向に区分され、かつ前端を開口した複数の収納室
    を有し、顧客が前記集積部から取忘れた現金及びレシー
    トを各収納室に収納する取忘れ現金収納部と、 前記集積部の下部から前記取忘れ現金収納部にかけて設
    けられ、顧客が前記集積部の現金を取り忘れたとき、そ
    の現金をレシートと共に前記集積部から前記取忘れ現金
    収納部の空の収納室に取込む取込み手段と、 前記取忘れ現金収納部の空の収納室を前記取込み手段に
    よる取込み位置に位置付けるために、前記取忘れ現金収
    納部を上下方向に移動させる移動手段と、 前記集積部の後端側に回動可能に配置され、前記集積部
    に現金及びレシートを集積するときは、前記集積部と前
    記取忘れ現金収納部とを遮断するように立ち、前記取り
    込み手段によって顧客が取り忘れた現金及びレシートを
    前記取忘れ現金収納部の収納室に収納するときは前記取
    り込み手段上に沿うように倒れるストッパと、 このストッパに設けられ、ストッパが倒れたとき前記取
    り込み手段との間に現金及びレシートを挟持するプレッ
    シャローラとを備えたことを特徴とする現金自動処理
    機。
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JP6768160B2 (ja) * 2017-07-21 2020-10-14 富士通フロンテック株式会社 紙幣取扱装置

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