JP2512979B2 - 自動車用空調装置の騒音低減装置 - Google Patents

自動車用空調装置の騒音低減装置

Info

Publication number
JP2512979B2
JP2512979B2 JP1088588A JP1088588A JP2512979B2 JP 2512979 B2 JP2512979 B2 JP 2512979B2 JP 1088588 A JP1088588 A JP 1088588A JP 1088588 A JP1088588 A JP 1088588A JP 2512979 B2 JP2512979 B2 JP 2512979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
air conditioning
conditioning mode
air
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1088588A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01186419A (ja
Inventor
伊藤  功治
公良 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP1088588A priority Critical patent/JP2512979B2/ja
Publication of JPH01186419A publication Critical patent/JPH01186419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512979B2 publication Critical patent/JP2512979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用空調装置の騒音低減装置に関す
る。
〔従来の技術、および発明が解決しようとする課題〕
近年、車両の高品質化に伴い、車室内の低騒音に対す
る要求は著しく高まっており、なかでも自動車用空調装
置の発生する騒音は特に大きいため、低騒音の空調装置
を開発しなければならない状況にある。
しかしながら、空調装置(以下、A/Cとも称する)の
騒音は、各空調モード(外気、内気等)に応じてそれぞ
れ騒音の伝播経路が異なるばかりでなく、その周波数特
性も異なっている。例えば外気モードの場合には、騒音
は、A/Cユニット内の通風路を伝播して吹出口から放射
される。この場合の騒音は、比較的低周波の成分を含ん
でいる。一方、内気モードの場合には、騒音は、A/Cユ
ニット内の通風路を伝播して吹出口から放射されたり、
あるいは吸込口から直接放射される。この場合、吹出口
から放射される騒音については外気モードと同様、比較
的低周波の成分が含まれているが、吸込口から直接放射
される騒音については、比較的高周波の成分が含まれて
いる。
従来、このような異なる経路を伝播する騒音、すなわ
ち異なる周波数成分を含む騒音を低減させることのでき
る満足な装置は未だ得られていない。
本発明は、かかる事情に鑑みて創作されたもので、自
動車用空調装置の発生する騒音を該騒音の伝播経路が異
なるような状況下においても低減させることができる装
置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段、および作用〕
上述した従来技術における課題は、空調装置の騒音を
打ち消すための制御信号の周波数特性を該空調装置の空
調モードに応じて変えることにより、解決され得る。
従って、本発明による自動車用空調装置の騒音低減装
置は、自動車用空調装置の騒音の伝播経路上に配置され
た音響発生手段と、該騒音の伝播経路上において該音響
発生手段の上流側に配置され、該騒音を検出し、該騒音
を電気信号に変換して出力する騒音検出変換手段と、前
記自動車用空調装置の空調モードを検出する空調モード
検出手段と、前記騒音検出変換手段から出力された電気
信号を前記空調モード検出手段により検出された空調モ
ードに応じて複数の周波数帯域の電気信号に分離し、該
分離された複数の電気信号をそれぞれ位相反転させ逆位
相の制御信号として前記音響発生手段に供給する騒音制
御手段とを具備している。
そして音響発生手段からは、前記自動車用空調装置の
騒音と逆位相であって且つ前記空調モードに応じた周波
数特性を有する音波が発生されるようになっている。
なお、本発明の他の構成上の特徴および作用の詳細に
ついては、添付図面を参照しつつ以下に記述される実施
例を用いて説明する。
〔実施例〕
本発明の一実施例としての騒音低減装置は、自動車用
空調装置と共に第1図(a)および(b)に示されると
共に第2図に概略的に示され、さらに第3図にブロック
的に示される。以下、これらの図を参照しながら本装置
の構成および作用について説明する。ただし、自動車用
空調装置の構成については当業者に知られているので、
作用についてのみ説明する。
ファン10はモータ11により駆動力を得て回転し、内外
気切替箱12の吸込口13(内気口、外気口、切替ダンパ14
等を有する吸込口)より空気を吸込む。なお、矢印a1
外気の吸込を表し、矢印a2は内気の吸込を表す。この吸
込まれた空気は、スクロールケーシング15により一方向
に整流され、吐出口16より吐出される(矢印bで示
す)。吐出された空気は、冷却用熱交換器17によって空
調され、あるいは冷却用熱交換器および加熱用熱交換器
18によって空調され、各種モード(ヒータ(HEAT),換
気(VENT)およびデフロスト(DEF))の吐出口19A〜19
Cと車室内とを連結するダクトを通って、該車室内に吐
出される(矢印cで示す)。
なお、第1図において20はグラブボックスを表し、第
2図において21はVENT・HEAT(DEF)モードを切替える
ためのダンパ、22は該ダンパの位置によってオン・オフ
するリミットスイッチ、23は内外気切替用のダンパ14の
位置によってオン・オフするリミットスイッチ、をそれ
ぞれ表す。
スクロールケーシング15の吐出口16の近傍において空
気流の障害とならない位置にファン騒音検出用の第1の
マイクロホン2Aが設置されており、一方、吸込ユニット
である内外気切替箱12において空気流の障害とならない
位置にファン騒音検出用の第2のマイクロホン2Bが設置
されている。第1のマイクロホン2Aは、ファンの発生す
る騒音のうちA/Cユニット内の通風路を伝播して各種モ
ードの吐出口から放射されるべき騒音を検出し、該騒音
を電気信号S1に変換して騒音制御回路4に出力する機能
を有している。一方、第2のマイクロホン2Bは、ファン
の発生する騒音のうち空気の吸込口13から直接放射され
るべき騒音を検出し、該騒音を電気信号に変換して騒
音制御回路4に出力する機能を有している。
騒音制御回路4は、第1および第2のマイクロホンに
それぞれ対応して設けられた1対の前置増幅器(プリア
ンプ)41A,41Bと、それぞれが所定の帯域の周波数成分
のみを通過させ得るように構成された帯域フィルタを有
する6個のフィルタ回路421〜426と、該6個のフィルタ
回路にそれぞれ対応して設けられた6個の遅延回路431
〜436と、1対の電力増幅器(パワーアンプ)44A,44B
と、空調モード検出回路3内の内気・外気モード検出回
路31からの信号に応答してプリアンプ41A,41Bとフィル
タ回路421〜426との間の接続形態を切替える切替回路45
と、該内気・外気モード検出回路31からの信号に応答し
て遅延回路431〜436とパワーアンプ回路44A,44Bとの間
の接続形態を切替える切替回路46とから構成されてい
る。
騒音制御回路4において、プリアンプ41A,41Bはそれ
ぞれマイクロホン2A,2Bから出力された騒音の信号S1,S2
を増幅し、切替回路45に伝達する。切替回路45は、前述
したように内気・外気モード検出回路31からの信号に応
答し、例えば該信号が内気モードを指示している時は第
4図(a)に示されるように、プリアンプ41Aの出力を
フィルタ回路421〜423に接続すると共にプリアンプ41B
の出力をフィルタ回路424〜426に接続する機能を有して
いる。また、切替回路45は、内気・外気モード検出回路
31からの信号が外気モードを指示している時は第4図
(b)に示されるように、プリアンプ41Aの出力を全て
のフィルタ回路421〜426に接続する機能を有している。
フィルタ回路421は、入力された信号に含まれる周波
数成分のうち100〜150Hzの帯域の周波数成分を有する信
号のみを通過させ得るように構成されている。同様に、
フィルタ回路422〜426はそれぞれ、150〜200Hz、200〜2
50Hz、250〜300Hz、300〜350Hz、および350〜400Hzの帯
域の周波数成分を有する信号のみをそれぞれ通過され得
るように構成されている。なお、各フィルタ回路の出力
信号は以下、参照符号SF1〜SF6で表される。
このように、各フィルタ回路に対していかなる周波数
成分の信号を濾波させるようにすれば良いかを選定する
基準は、第5図のグラフに基づいている。第5図は自動
車用空調装置の騒音の周波数に対する音圧レベルの典型
的な一例を示すものであるが、同図に示されるように
「外気モード」の場合には、音圧レベルは、125Hz前後
の比較的低い周波数においてピークを呈し、この周波数
の前後においては徐々に低下する傾向にある。これは、
外気モード時における騒音の伝播経路が1つであること
を指示している。具体的には、外気モード時における騒
音は、A/Cユニット内の通風路を伝播して各種モードの
吐出口から放射される。
これに対し「内気モード」の場合には、音圧レベル
は、250Hz以下の比較的低い周波数帯域において1つの
ピーク値を呈すると共に、250Hz以上の比較的高い周波
数帯域においても別のピーク値を呈している。これは、
内気モード時における騒音の伝播経路が2つ存在するこ
とを指示している。具体的には、内気モード時における
騒音は、上述した外気モード時の伝播経路と同じ経路を
通して放射されると共に、空気の吸込口13から直接放射
される。
本実施例では、騒音の伝播経路が異なる場合にはそれ
に応じて周波数特性も異なることに鑑み、各フィルタ回
路に対して上述したような特性の周波数帯域を設定し、
切替回路45,46による切替接続を空調モードに応じて変
更するように構成した。
遅延回路431は、対応のフィルタ回路421を通して入力
された信号SF1を所定の時間τだけ遅延させて該信号
と逆位相の信号SD1を生成する機能を有している。同様
に、遅延回路432〜436はそれぞれ、対応のフィルタ回路
422〜426を通して入力された信号SF2〜SF6を所定の時間
τ〜τだけ遅延させて該信号と逆位相の信号SD2〜S
D6を生成する機能を有している。遅延回路431〜436から
出力された信号SD1〜SD6は切替回路46に伝達される。
切替回路46は、切替回路45と同様に内気・外気モード
検出回路31からの信号に応答し、例えば該信号が内気モ
ードを指示している時は第4図(a)に示されるよう
に、遅延回路431〜436の出力をパワーアンプ44Aに接続
すると共に遅延回路434〜436の出力をパワーアンプ44B
に接続する機能を有している。また、切替回路46は、内
気・外気モード検出回路31からの信号が外気モードを指
示している時は第4図(b)に示されるように、遅延回
路431〜436の全ての出力をパワーアンプ44Aに接続する
機能を有している。
パワーアンプ44A,44Bの後段には、それぞれ音響用ス
ピーカ1A,1Bが接続されている。スピーカ1Aは、騒音の
伝播経路上において第1のマイクロホン2Aの下流側に配
置され、具体的には第1図および第2図に示されるよう
に、冷却用熱交換器17と加熱用熱交換器18との間のダク
トの壁面に設置されており、一方、スピーカ1Bは、騒音
の伝播経路上において第2のマイクロホン2Bの下流側に
配置され、具体的には内外気切替箱12の内気吸込口と対
向する位置、すなわちグラブボックス20(第1図参照)
内に設置されている。
一方、空調モード検出回路3は内気・外気モード検出
回路31を具備している。内気・外気モード検出回路31
は、切替ダンパ14の位置によってオン・オフするリミッ
トスイッチ23により内気モードまたは外気モードを検出
し、該検出に基づき信号を騒音制御回路4内の切替回路
45および46に出力する機能を有している。
また、空調モード検出回路3は各種モード検出回路32
を具備しており、例えばVENT・HEAT(DEF)モードを検
出するためのVENT・HEAT(DEF)モード検出回路を含ん
でいる。このVENT・HEAT(DEF)モード検出回路は、ダ
ンパ21の位置によってオン・オフするリミットスイッチ
22によりVENTモードまたはHEAT(DEF)モードを検出
し、該検出に基づく信号を周波数帯域調整回路5および
遅延時間調整回路6に供給する機能を有している。この
周波数帯域調整回路5は、各種モード検出回路32からの
出力に応答してフィルタ421〜426の濾波周波数帯域を変
更する機能を有しており、同様に、遅延時間調整回路6
は、各種モード検出回路32からの出力に応答して遅延回
路431〜436の信号伝播遅延時間τ〜τを変更する機
能を有している。
次に、本実施例による騒音低減装置の動作について第
1図〜第4図を参照しながら説明する。
内気モード時 まず、内気・外気モード検出回路31により「内気モー
ド」状態が検出されると、マイクロホン2Aの出力信号S1
は、第4図(a)に示されるように騒音制御回路4内の
切替回路45および46の作用により、プリアンプ41A、フ
ィルタ回路421〜423および対応の遅延回路431〜433、な
らびにパワーアンプ44Aを介してスピーカ1Aに供給さ
れ、同時に、マイクロホン2Bの出力信号S2は、プリアン
プ41B、フィルタ回路424〜426および対応の遅延回路434
〜436、ならびにパワーアンプ44Bを介してスピーカ1Bに
供給される。
この場合、各種モードの吐出口から放射されるべき騒
音の伝播経路の途中に設けられたスピーカ1Aからは、該
騒音に比較的高レベルで含まれる低周波成分の信号、す
なわち前述した250Hz以下の低周波成分の信号、と逆位
相の音波が放射される。同時に、空気の吸込口13から直
接放射されるべき騒音の伝播経路の途中に設けられたス
ピーカ1Bからは、該騒音に比較的高レベルで含まれる高
周波成分の信号、すなわち前述した250Hz以上の高周波
成分の信号、と逆位相の音波が放射される。
これによって、騒音が2つの経路に分かれて伝播する
ような場合でも、言い換えると、騒音が2つの異なる周
波数特性を有して伝播するような場合でも、それぞれの
周波数特性に応じた逆位相の音波により該騒音を有効に
打ち消すことが可能となる。すなわち、音波干渉作用に
より、2系統に分かれて伝播する騒音の双方が効果的に
低減され得る。
外気モード時 まず、内気・外気モード検出回路31により「外気モー
ド」状態が検出されると、マイクロホン2Aの出力信号S1
は、第4図(b)に示されるように騒音制御回路4内の
切替回路45および46の作用により、プリアンプ41A、全
てのフィルタ回路421〜426および対応の遅延回路431〜4
36、ならびにパワーアンプ44Aを介してスピーカ1Aに供
給される。この場合、マイクロホン2B、プリアンプ41
B、パワーアンプ44Bおよびスピーカ1Bは非動作状態とな
る。
このモードの時は、スピーカ1Aからは、該騒音に比較
的高レベルで含まれる広帯域の周波数成分の信号、すな
わち前述した100Hz〜400Hz前後の周波数成分の信号、と
逆位相の音波が放射される。これによって、内気モード
の場合と同様に音波干渉作用により、空調装置の騒音が
効果的に低減され得る。
なお、第6図(a)〜(e)には、第3図におけるフ
ィルタ回路および対応の遅延回路の各出力波形の一例が
示される。ただし、(a)は騒音波形を示す。
上述した実施例では各フィルタ回路において選定され
た周波通帯域および各遅延回路において選定された信号
伝播遅延時間はそれぞれ「固定」の値として説明した
が、これは、必要に応じて適宜、前述した周波数帯域調
整回路5および遅延時間調整回路6において可変の抵抗
器、キャパシタ、インダクタ等を組み合わせることによ
り任意に変更可能である。例えば、上述した実施例では
内気モード時に、フィルタ回路421〜426に対してそれぞ
れ100〜150Hz、150〜200Hz、200〜250Hz、250〜300Hz、
300〜350Hz、および350〜400Hzの周波数帯域を設定した
が、これは、上述した回路の簡単な変更により、それぞ
れ100〜150Hz、150〜200Hz、200〜250Hz、200〜250Hz、
250〜300Hz、および300〜350Hzの周波数帯域に設定する
ことができる。
また、上述した実施例ではフィルタ回路および遅延回
路の個数としてそれぞれ6個使用した例について説明し
たが、これは、6個に限定されることなく何個でもよ
い。ただし、フィルタ回路の個数と遅延回路の個数を同
じにする必要があることはもちろんである。
さらに、前述した実施例では空調モードとして内気・
外気モードを適用した場合について説明したが、これ
は、A/Cの他の空調モード、すなわちVENT・HEAT(DEF)
モード、あるいはCOOL・WARMモードに対しても同様に適
用可能である。例えば、VENTモードにおいては、騒音に
比較的高レベルで含まれる成分の高周波成分であるの
で、複数のフィルタ回路のうち高周波側のフィルタ回路
(第5図の例示ではフィルタ回路424〜426)に切替接続
するように構成し、一方、HEAT(DEF)モードにおいて
は、騒音に比較的高レベルで含まれる成分は低周波成分
であるので、複数のフィルタ回路のうち低周波側のフィ
ルタ回路(第5図の例示ではフィルタ回路421〜423)に
切替接続するように構成する。
さらに、2つのマイクロホンとそれに対応する2つの
スピーカの設置位置は、第1図および第2図に図示され
る位置に限定されるものではなく、騒音の伝播経路上な
らばいずれの位置にも設置可能である。ただし、マイク
ロホンは、騒音伝播経路上においてスピーカよりも上流
側に設置されることが望ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の自動車用空調装置の騒音
低減装置によれば、自動車用空調装置の発生する騒音の
伝播経路が空調モードに応じて異なるような状況下にお
いても該騒音を効果的に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本発明の一実施例としての
騒音低減装置を自動車用空調装置と共に示した構成図
で、(a)は平面図、(b)は正面図、 第2図は第1図に示される装置の配置を概略的に示した
図、 第3図は第1図および第2図に示される騒音低減装置の
ブロック構成図、 第4図(a)および(b)は第3図における切替回路に
よる各モード時の接続形態を示す図で、(a)は内気モ
ード時の接続図、(b)は外気モード時の接続図、 第5図は自動車用空調装置の騒音の周波数に対する音圧
レベルの典型的な一例を表すグラフ、 第6図は第3図におけるフィルタ回路および対応の遅延
回路の各出力波形の一例を示す図、 である。 (符号の説明) 1A,1B……音響発生手段(スピーカ)、 2A,2B……騒音検出変換手段(マイクロホン)、 3……空調モード検出手段、 4……騒音制御手段(回路)、 12……内外気切替箱、 31……内気・外気モード検出回路、 421〜426……フィルタ回路、 431〜436……遅延回路、 S1,S2……騒音検出変換手段の出力信号、 SF1〜SF6……フィルタ回路の出力信号、 SD1〜SD6……遅延回路の出力信号、 SC1,SC2……騒音制御回路の出力信号。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用空調装置の騒音の伝播経路上に配
    置された音響発生手段(1A,1B)と、 該騒音の伝播経路上において該音響発生手段の上流側に
    配置され、該騒音を検出し、該騒音を電気信号(S1,
    S2)に変換して出力する騒音検出変換手段(2A,2B)
    と、 前記自動車用空調装置の空調モードを検出する空調モー
    ド検出手段(3)と、 前記騒音検出変換手段から出力された電気信号を前記空
    調モード検出手段により検出された空調モードに応じて
    複数の周波数帯域の電気信号(SF1〜SF6)に分離し、該
    分離された複数の電気信号をそれぞれ位相反転させ(S
    D1〜SD6)、逆位相の制御信号(SC1,SC2)として前記音
    響発生手段に供給する騒音制御手段(4)とを具備し、 前記自動車用空調装置の騒音と逆位相であって且つ前記
    空調モードに応じた周波数特性を有する音波が前記音響
    発生手段を通して発生されるように構成されることを特
    徴とする自動車用空調装置の騒音低減装置。
  2. 【請求項2】前記騒音制御手段(4)は、それぞれが所
    定の帯域の周波数成分のみを通過させ得るように構成さ
    れた複数のフィルタ回路(421〜426)と、該複数のフィ
    ルタ回路の各個に対応してそれぞれ設けられ対応のフィ
    ルタ回路を通して入力された信号(SF1〜SF6)を遅延さ
    せて該信号と逆位相の信号(SD1〜SD6)を発生する複数
    の遅延回路(431〜436)とを具備し、前記騒音検出変換
    手段から出力された電気信号(S1,S2)を前記空調モー
    ド検出手段(3)により検出された空調モードに応じて
    いずれかのフィルタ回路に接続し、それによって所定の
    周波数特性を有する制御信号(SC1,SC2)を発生する、
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記騒音検出変換手段は、自動車用空調装
    置の内外気切替箱(12)の下流側に配置された第1のマ
    イクロホン(2A)と該内外気切替箱の内部に配置された
    第2のマイクロホン(2B)を具備し、前記音響発生手段
    は、該第1のマイクロホンの下流側に配置された第1の
    音響用スピーカ(1A)と該第2のマイクロホンの下流側
    に配置された第2の音響用スピーカ(1B)を具備する、
    請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記騒音制御手段(4)は、前記空調モー
    ド検出手段(3)が空調モードとして内気モードを検出
    した時は前記第1、第2のマイクロホン(2A,2B)から
    の第1、第2の電気信号(S1,S2)に応答し、該第1、
    第2の電気信号とそれぞれ逆位相であって且つ所定の周
    波数特性を有する第1、第2の制御信号(SC1,SC2)を
    それぞれ第1、第2の音響用スピーカ(1A,1B)に供給
    する、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】前記騒音制御手段(4)は、前記第1の電
    気信号(S1)を前記複数のフィルタ回路(421〜426)の
    うちいずれかのフィルタ回路に接続すると共に、前記第
    2の電気信号(S2)を該第1の電気信号に接続されたフ
    ィルタ回路とは異なる別のフィルタ回路に接続する、請
    求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】前記騒音制御手段(4)は、前記空調モー
    ド検出手段(3)が空調モードとして外気モードを検出
    した時は前記第1のマイクロホン(2A)からの第1の電
    気信号(S1)に応答し、該第1の電気信号と逆位相であ
    って且つ所定の周波数特性を有する第1制御信号
    (SC1)を前記第1の音響用スピーカ(1A)に供給す
    る、請求項3記載の装置。
  7. 【請求項7】前記騒音制御手段(4)は、前記第1の電
    気信号(S1)を前記複数のフィルタ回路(421〜426)の
    うちいずれかのフィルタ回路に接続する、請求項6記載
    の装置。
JP1088588A 1988-01-22 1988-01-22 自動車用空調装置の騒音低減装置 Expired - Lifetime JP2512979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1088588A JP2512979B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 自動車用空調装置の騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1088588A JP2512979B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 自動車用空調装置の騒音低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01186419A JPH01186419A (ja) 1989-07-25
JP2512979B2 true JP2512979B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=11762771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1088588A Expired - Lifetime JP2512979B2 (ja) 1988-01-22 1988-01-22 自動車用空調装置の騒音低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512979B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180117757A (ko) * 2017-04-19 2018-10-30 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20180119727A (ko) * 2017-04-25 2018-11-05 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2019103377A1 (ko) * 2017-11-21 2019-05-31 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20190073724A (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20200011729A (ko) * 2018-07-25 2020-02-04 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2020040437A1 (ko) * 2018-08-21 2020-02-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20200093973A (ko) * 2019-01-29 2020-08-06 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2996342A1 (fr) * 2012-10-02 2014-04-04 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de reduction du bruit d'un climatiseur
JP6645589B2 (ja) * 2016-11-29 2020-02-14 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2019152241A1 (en) * 2018-02-02 2019-08-08 Gentherm Inc. Active noise cancellation system for reducing noise generated by climate control system

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102260914B1 (ko) 2017-04-19 2021-06-07 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20180117757A (ko) * 2017-04-19 2018-10-30 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20180119727A (ko) * 2017-04-25 2018-11-05 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR102309585B1 (ko) * 2017-04-25 2021-10-07 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2019103377A1 (ko) * 2017-11-21 2019-05-31 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20190073724A (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2019124772A1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR102429335B1 (ko) * 2017-12-19 2022-08-05 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20200011729A (ko) * 2018-07-25 2020-02-04 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR102536186B1 (ko) 2018-07-25 2023-05-24 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
WO2020040437A1 (ko) * 2018-08-21 2020-02-27 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR20200093973A (ko) * 2019-01-29 2020-08-06 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
KR102644103B1 (ko) * 2019-01-29 2024-03-06 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01186419A (ja) 1989-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2512979B2 (ja) 自動車用空調装置の騒音低減装置
US6188770B1 (en) Fan noise canceller
EP0878001A1 (en) System and method for reducing engine noise
JP4918606B2 (ja) 能動消音制御装置
US20220363202A1 (en) Externally coupled loudspeaker assembly for a vehicle
JPS6220713A (ja) 空調装置の騒音低減装置
WO1990009655A1 (en) Noise suppression in vehicles
CN108778796B (zh) 车辆空气调节系统
EP2721605A2 (en) System and method for attenuating noise from a fluid machine or a turbulent noise source
JPH0292099A (ja) 車両用騒音低減装置
JPH06117399A (ja) 噴流送風機の消音装置
JPS6220712A (ja) 自動車用空調装置の騒音低減装置
JPH10197034A (ja) 空気調和機の消音装置
JP3177646B2 (ja) 能動形消音装置を備えた空気調和室外機
JP2006139208A (ja) 能動消音制御装置
JPH0234422A (ja) 空調装置の騒音低減装置
JP2005037447A (ja) 空気調和機の騒音制御装置
JPH02147429A (ja) 自動車用究調装置の騒音低減装置
JPH10171469A (ja) 電気機器の消音装置
JPH10171468A (ja) 電気機器の消音装置
JPH0830280A (ja) 電子消音装置
KR20180032154A (ko) 차량용 공조장치
Duan et al. Case study: Reference optimization for active control of air conditioning noise at defrost mode in vehicles
EP1162600B1 (en) Active control of automotive induction noise
JPH06202670A (ja) 防音用換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430