JP2512846Y2 - 光ディスクプレ―ヤに用いられる光ピックアップ装置 - Google Patents

光ディスクプレ―ヤに用いられる光ピックアップ装置

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JP2512846Y2
JP2512846Y2 JP1990061986U JP6198690U JP2512846Y2 JP 2512846 Y2 JP2512846 Y2 JP 2512846Y2 JP 1990061986 U JP1990061986 U JP 1990061986U JP 6198690 U JP6198690 U JP 6198690U JP 2512846 Y2 JP2512846 Y2 JP 2512846Y2
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光教 和田
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンパクトディスク等の光ディスクプレー
ヤに用いられる光ピックアップ装置に関する。
[従来の技術] 従来のコンパクトディスク等の光ディスクプレーヤに
用いられる光ピックアップ装置として、第8図に示す構
成を備えたものがある。第8図は光ピックアップ装置の
上面図である。
同図に示す光ピックアップ装置1は、コンパクトディ
スク(図示しない)に対する光の送受を行う対物レンズ
2を上面に取り付けられたレンズホルダ8と、このレン
ズホルダ8の側部に取り付けられたマグネット3,3と、
このマグネット3,3を一平面内で平行移動自在に支持す
る支持機構部4と、マグネット3,3とそれぞれ対向して
配置され、この対向面で互いに交差して二つの巻線5,6
をそれぞれ巻回されたヨーク7,7とを備えている。
前記支持機構部4は、前記レンズホルダ8が一端部に
取り付けられ、他端部がディスクプレーヤ内の固定部に
取り付けられたモールドスプリング4aを備えたものであ
る。
以上の構成を備えた光ピックアップ装置1であれば、
巻線5,6への通電によりそれぞれ発生する磁気力により
マグネット3,3をヨーク7,7に対して平行に対物レンズ2
の光軸方向およびA方向へ移動させることができ、これ
によりフォーカシング制御やトラッキング制御を行う。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前記マグネット3とヨーク7との間には、
両者が対向する図示位置(中立位置(イ))を保持する
ように吸引力が作用するとともに、この中立位置から遠
ざけようとする斥力が作用する。ところが、上記吸引力
や斥力は上記変位置とともに増減変化するという現象が
確認されている。このような斥力が作用する状態ではフ
ォーカシング制御やトラッキング制御を的確に行うこと
は困難であり、このような斥力の影響を最小限に留める
ため、モールドスプリング4aのばね定数を大きく設定す
る必要が生じた。
ここで、斥力による負のばね定数をK1、モールドスプ
リング4aの正のばね定数をK2、そして得ようとするばね
定数をK0とすると、 K0=K1+K2 K2=K0−K1(K1<0) の式を満足するようにK2の値を設定することで、得よ
うとするばね定数K0を得る。
ところで、モールドスプリング4aは常温20度程度から
上限が通常70度程度の間において使用されるが、常温の
場合でのヤング率と上限近傍のヤング率とを比較した場
合、上限近傍のヤング率は常温のときのそれに比較して
約半分の値となってしまい、ばね定数も半分の値とな
る。
他方、斥力による負のばね定数K1は前記温度差に関わ
らず一定である。
すなわち、ある温度においてばね定数K0を適切に設定
したとしても、モールドスプリング4a自体が温度特性を
有しているがゆえに、温度によって斥力の影響が変化し
てフォーカシング制御やトラッキング制御を的確に行う
ことが非常に困難であるという未解決の問題点があっ
た。このような問題は、上記モールドスプリング4aだけ
に限るものではなく、この種のばね部材全般に共通する
問題である。
そこで本考案は、周囲温度が変化する場合であって
も、良好にフォーカシング制御やトラッキング制御を的
確に行える光ディスクプレーヤに用いられる光ピックア
ップ装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の光ピックアップ装置は、光ディスクに対向す
る対物レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホ
ルダと固定部側とにそれぞれ分かれて固定されて互いに
平行に対向するマグネットおよび磁性体のヨークと、前
記ヨークに巻かれた巻線とを有し、前記マグネットとヨ
ークのいずれか一方には、両部材の対向面の中央部にて
段差を有して突出した突出部が形成され、前記マグネッ
トとヨークとが前記突出部を介して平行に対面した状態
で、レンズホルダを前記対面する面に対して平行移動自
在に支持するばね部材が設けられ、前記巻線への通電に
よりレンズホルダが平行な方向へ駆動されることを特徴
とするものである。
[作用] 上記の構成を備えた本考案の作用について説明する。
磁性体からなるヨーク又はマグネットの互いの対向面
の何れか一方の中央部に突出部を形成したことにより、
突出部と対向面との間の距離が狭まり、この距離の二乗
に反比例して両者間の働く吸引力が増加する。すなわ
ち、この突出部を適宜設定することで斥力の作用する方
向と反対方向へ働く吸引力の分力(戻し力)を調整し、
これにより斥力の影響を小さくするようにしている。こ
れにより良好にフォーカシング制御やトラッキング制御
を的確に行えるようにしている。
[実施例] 以下、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は第2図に示すヨークの外観斜視図、第2図は
一実施例としての光ピックアップ装置の要部を示す部分
拡大斜視図である。
第2図に示す光ピックアップ装置9は、図示上面に配
置される光ディスクDに対する光の送受を行う対物レン
ズ10が上面に取り付けられたレンズホルダ11と、このレ
ンズホルダ11の対向する側面にそれぞれ取り付けられた
マグネット12,12と、このマグネット12,12を光ディスク
Dとほぼ直交する平面内で平行移動自在に支持する4本
のばね部材13aを備えた支持機構部13と、マグネット12,
12とそれぞれ対向して配置され、この対向面14aで互い
に交差して二つの巻線15,16を巻回されたヨーク14,14と
を備えている。
前記ヨーク14は磁性体からなるもので、第1図に示す
ように、前記マグネット12との対向面14aの中央部には
直方体状の突出部14bが形成されている。
前記二つの巻線15,16は、マグネット12をヨーク14に
対して平行に移動させることによって、レンズホルダ11
の上面に取り付けられた対物レンズ10を変位させるもの
で、巻線16がトラッキング制御用であり、巻線15がフォ
ーカシング制御用である。尚、トラッキング制御等を上
記のような巻線を用いないで行う場合には、必ずしも二
つの巻線を設ける必要はない。
以上の構成を備えた本考案の作用,効果について、第
3図(a),(b)をも参照して説明する。尚、同図
(a),(b)では巻線16が通電されて、レンズホルダ
11が図示上下方向で変位される場合を想定して説明す
る。
巻線16が通電されていない状態では、同図(a)に示
すようにマグネット12とヨーク14とは互いに正面で対向
した状態(中立位置(イ))となっている。
そして、巻線16に通電されると、その通電状態に応じ
てマグネット12は例えば同図(b)に示すように矢印B
方向に変位される。さらに、この変位状態では、この変
位量に対応する斥力が両者間に作用し、これによりレン
ズホルダ11は矢印B方向にさらに変位しようとする。
しかしながら、本実施例ではヨーク14の中央部に突出
部14bを形成したことにより、マグネット12と突出部14b
との距離が狭まり、この間に働く斥力と反対方向に作用
する吸引力の分力(戻し力)が生じて、これがマグネッ
ト12を中立位置(イ)に引き戻そうとするように作用す
る。これにより、斥力は吸引力の分力(戻し力)により
部分的に又は全面的に相殺される。
以上詳述した考案であれば、マグネット12が変位し
て、ヨーク14との間にその変位量に相当する斥力が生ず
る場合であっても、突出部14bとマグネット12との間に
働く吸引力の分力(戻し力)により、これを弱めること
ができる。従って、ばね部材13aのばね定数を従来のよ
うに大きく設定する必要がなく、温度変化がある場合で
あっても、その影響を低下させることができる。このた
め制御のレスポンスを向上させることも可能となる。さ
らに、ヨーク側に突出部を形成した場合には、マグネッ
ト側に突出部を形成した場合よりも加工コストを低減で
きる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨の範囲内において様々に変形実施が可能であ
る。
ヨーク及び突出部としては前記実施例で示す形状,大
きさに限られるものではなく、例えば第4図(a),
(b)に示すものであってもよい。第4図(a)は正面
図、同図(b)は同図(a)に示すCC断面図である。
同図に示すヨーク17は、ほぼ直方体からなりその中心
に同様の突出部17aが形成されている。特に本実施例で
は、平板状であった鉄板を図示裏面からプレス加工して
突出部17aを形成しているので、前記実施例と同様の効
果を得るとともに、加工コストをさらに低減させること
もできる。
第5図(a),(b)はヨーク及び突出部のさらに他
の実施例を示すもので、同図(a)は正面図、同図
(b)は右側面図である。
同図(a),(b)に示すヨーク18は、ほぼ円盤形状
からなり、その中央部に円柱状の突出部18aが形成され
ている。尚、図中18bは外周側面に形成された巻線巻回
用の切欠部である。
第6図,第7図はそれぞれヨークのさらに他の実施例
を示す正面図である。
第6図に示すヨーク19は、中央部に十字形状の突出部
19aを備えたもので、第7図に示すヨーク20は、中央部
にリング状の突出部20aが形成されたものである。この
ようなヨーク及び突出部を備えたものであっても、前記
各実施例と同様の効果を得ることができる。
ところで、前記各実施例では、いずれも突出部をヨー
ク側に形成したものを示したが、マグネット側に形成し
ても同様である。この場合であっても前記各実施例と同
様の効果を得ることができる。
尚、突出部の形状,突出高さや大きさ等は、斥力の大
きさやばね部材のばね定数等を勘案して適宜設定すれば
よい。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、周囲温度が変化する場
合であっても、良好にフォーカシング制御やトラッキン
グ制御を的確に行える光ディスクプレーヤに用いられる
光ピックアップ装置の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図に示すヨークの外観斜視図、第2図は一
実施例としての光ピックアップ装置の要部を示す部分拡
大斜視図、第3図(a),(b)は第2図に示す光ピッ
クアップ装置の作用を示す説明図、第4図(a)は正面
図、同図(b)は同図(a)に示すCC断面図、第5図
(a),(b)はヨーク及び突出部のさらに他の実施例
を示すもので、同図(a)は正面図、同図(b)は右側
面図、第6図,第7図はそれぞれヨークのさらに他の実
施例を示す正面図、第8図は従来の光ピックアップ装置
の上面図である。 10……対物レンズ、12……マグネット、13a……ばね部
材、13……支持機構部、14,17乃至20……ヨーク、15,16
……巻線、14b,17a,18a,19a,20a……突出部、D……光
ディスク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに対向する対物レンズを保持す
    るレンズホルダと、このレンズホルダと固定部側とにそ
    れぞれ分かれて固定されて互いに平行に対向するマグネ
    ットおよび磁性体のヨークと、前記ヨークに巻かれた巻
    線とを有し、前記マグネットとヨークのいずれか一方に
    は、両部材の対向面に中央部にて段差を有して突出した
    突出部が形成され、前記マグネットとヨークとが前記突
    出部を介して平行に対面した状態で、レンズホルダを前
    記対面する面に対して平行移動自在に支持するばね部材
    が設けられ、前記巻線への通電によりレンズホルダが平
    行な方向へ駆動されることを特徴とする光ディスクプレ
    ーヤに用いられる光ピックアップ装置
JP1990061986U 1990-06-11 1990-06-11 光ディスクプレ―ヤに用いられる光ピックアップ装置 Expired - Lifetime JP2512846Y2 (ja)

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JPH0420618U JPH0420618U (ja) 1992-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61220140A (ja) * 1985-03-26 1986-09-30 Toshiba Corp 光学ヘツド装置
JPH03273533A (ja) * 1990-03-23 1991-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置

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