JP2512774Y2 - 自動車の5穴ホイ―ル用センタ―キャップ - Google Patents

自動車の5穴ホイ―ル用センタ―キャップ

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JP2512774Y2
JP2512774Y2 JP1989151390U JP15139089U JP2512774Y2 JP 2512774 Y2 JP2512774 Y2 JP 2512774Y2 JP 1989151390 U JP1989151390 U JP 1989151390U JP 15139089 U JP15139089 U JP 15139089U JP 2512774 Y2 JP2512774 Y2 JP 2512774Y2
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center cap
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隆司 市川
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のホイール(通常はアルミホイー
ル)に取り付けられるセンターキャップに係り、特に、
ブレーキ装置に対して5本のボルトで取り付けられるタ
イプの所謂5穴ホイール用のセンターキャップに関す
る。
【従来の技術】
従来より、自動車のホイールには、外表面の中心部分
のみがセンターキャップとしてホイール本体から着脱で
きるように構成されたものがある。このタイプのホイー
ルでは、走行中にセンターキャップが外れては非常に危
険であるため、一般に、それを防止する手段が設けられ
ている。 その一例として、上述したような5穴ホイールでは、
センターキャップは次のように構成されている。まず、
センターキャップの本体は、5個のハブナットそれぞれ
の周囲に位置する周壁のうち、ハブナットが取り付けら
れるピッチ円周よりも径方向内側の部分が、ホイールの
外表面におけるそのピッチ円周よりも内側の部分(以
下、カバー部という。その形状は、ハブナットの取り付
け穴が形成されているため、径方向外方へ放射状に突出
する5個の突出部を持った略星形である。)と一体成形
され、さらに、その5個の突出部の裏面における最外周
から少し径方向内方へ入った部分には、5個の爪が形成
されている。また、ホイールにはこの爪が径方向内方か
らはまり込む凹部が形成されており、センターキャップ
には、上記センターキャップ本体の外周部に形成された
爪を径方向外方へ付勢してホイールの凹部にはまり込ん
だ状態を確実に保持するための付勢リングが設けられて
いる。 この構成では、爪が突出部の先端付近に形成されてい
て、それらの間には周壁が形成されているため、この壁
との干渉を避けて爪を付勢できるように、付勢リング
は、センターキャップに形成された5個の爪に径方向内
方から当接するU字状の付勢部と、各付勢部間を連接し
て爪を径方向外方へ付勢するように、ほぼ周壁に沿っ
て、すなわち径方向内側へ向かって湾曲する連接部とか
ら、センターキャップの本体と同じように星形に形成さ
れている。この付勢リングが設けられたことによって、
爪が径方向内方へ変形するのが妨げられるから、センタ
ーキャップは、一旦装着すればホイールに確実に保持さ
れる。 また、このようなセンターキャップでは、一般に、セ
ンターキャップ本体における半円状の周壁の適当な部分
に貫通穴が設けられており、そこからドライバ等の工具
を差し込んで付勢リングを爪から外すことができる。こ
のように構成されているのは、付勢リングを爪から外す
ことによって爪が径方向内方へ変形可能となるのを利用
して、センターキャップを取り外す場合の作業性の向上
を図るためである。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この構成では、ドライバ等によって固定リ
ングの付勢部を1つを外したとしても、残りの4個の爪
は、依然として径方向外方へ放射状に付勢された状態に
止どまる。そのため、少なくとも隣合う3箇所の爪の付
勢状態を解除しなくてはセンターキャップをホイールか
ら容易に取り外すことはできない。また、付勢リングを
センターキャップに取り付ける場合も、リングに形成さ
れた5個のU字状付勢部がすべて爪を付勢するように配
設しなくてはならないから、実際には、ホイールに対す
るセンターキャップの取り付け・取り外し作業を行なう
のはそれほど容易ではない。 したがって、本考案が解決すべき技術的課題は、自動
車の5穴ホイールにおいてセンターキャップの取り付け
・取り外しを容易に行なえるように、爪及び付勢リング
を構成することにある。
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、ハブナットの周囲に位置する周壁部
には付勢リングの配置される平面の近傍一箇所に付勢リ
ング取り外し工具を挿入可能な寸法構成の貫通穴が形成
されるとともに、ホイールの内壁に形成された凹部には
まり込む爪が上記貫通穴の対向部及び該貫通穴の両側に
都合3個形成され、さらに、付勢リングが、各爪に径方
向内方から当接するU字状付勢部と、この付勢リングの
装着時に付勢部を径方向外方へ付勢するようにその付勢
部間を湾曲した状態で連接する連接部とから構成された
ことを特徴とする自動車の5穴ホイール用センターキャ
ップが提供される。なお、連接部における湾曲した状態
とは、必ずしも円弧状のみを意味するのではなく、屈曲
して形成された状態をも含む。
【作用・効果】
上記構成においては、付勢リングは、3箇所の爪を径
方向外方へ付勢するため、これらの爪にU字状付勢部が
それぞれ当接するように、センターキャップ本体に取り
付けられる。付勢リングの取り付けられたセンターキャ
ップがホイールに装着されると、湾曲した連接部が付勢
力を発揮して、各爪がホイールの内壁に形成された凹部
に押圧されるため、爪が径方向内方へ変形するのが防止
される。したがって、センターキャップの脱落は、確実
に防止される。 一方、センターキャップを取り外す必要のある場合
は、周壁に形成された貫通穴にドライバー等の工具を差
し込み、その工具をてこのように動かすことによって、
付勢リングのU字状付勢部を、貫通穴の両側に位置する
2箇所の爪の部分で一度に外すことができる。この2箇
所の爪の部分で付勢状態が解除されると、残り1箇所の
爪においても当然に付勢状態が解除されるから、工具を
ただ1度操作するだけでセンターキャップを容易に取り
外すことができる。 このように、上記構成によれば、センターキャップ本
体に対する付勢リングの取り付け・取り外しを極めて容
易に行なうことができる。
【実施例】
以下に、第1図から第4図に示した本考案の実施例に
係る自動車の5穴ホイール用センターキャップについて
詳細に説明する。 まず、第1図及び第2図に示した第1実施例について
説明する。第1図はセンターキャップの背面図、第2図
はこのセンターキャップをホイールに装着した状態での
第1図のII-II線断面図である。図示するように、この
センターキャップ3はホイール本体2の中心部分に着脱
されるものであり、ホイール本体2とセンターキャップ
3によってホイール1が構成されている。 センターキャップ3は、センターキャップ本体17と、
この本体17に取り付けられる付勢リング9とから構成さ
れている。センターキャップ本体17は、従来例で説明し
たものと同じく、5個のハブナットそれぞれの周囲に位
置する周壁のうち、ハブナットが取り付けられるピッチ
円周よりも径方向内側の部分(半周壁という)5が、ホ
イール1の外表面におけるそのピッチ円周よりも内側の
部分を構成するカバー部4と一体成形されたものであ
る。カバー部4の形状は、ハブナットの取り付け穴が形
成されているため、径方向外方へ放射状に突出する5個
の突出部16を持った星形となっている。半周壁のひとつ
には、図示するような貫通穴10が形成されている。そし
て、突出部16の裏面におけるこの貫通穴10の両側と、貫
通穴10の対向位置の計3箇所には、爪8が形成されてい
る。また、ホイール本体2の内壁6にはこの爪8が径方
向内方からはまり込む凹部7が形成されている。 付勢リング9は、これらの爪8に径方向内方から当接
する3箇所のU字状付勢部11と、これらを連接する連接
部12,13とから構成され、貫通穴10の近傍を通る平面に
沿って配置されている。連接部12は、貫通穴10の両側に
位置する2個の爪8の間に半周壁5が存するため、この
半周壁5との干渉を避けるように、径方向内側へ突出し
た湾曲状態でこれらの爪8を連接している。一方、連接
部13は、貫通穴10の両側に位置する爪8のそれぞれと、
この貫通穴10の対向位置に形成されたもうひとつの爪8
との間を、径方向外側へ突出した湾曲状態で連接してい
る。 この構成において、付勢リング9をセンターキャップ
本体17に装着する場合は、3箇所のU字状付勢部11のみ
を各爪8に当接させるように配設することで行なえるか
ら、従来に比較して作業を簡単に行なうことができる。
そして、このセンターキャップ3をホイール本体2に装
着した場合には、湾曲した付勢部12,13が3箇所の爪8
を径方向外方へ付勢することで、爪8がホイール本体2
の凹部7に押圧され、ホイール本体2からセンターキャ
ップ3が脱落するのが防止される。 一方、センターキャップ3を取り外す場合は、貫通穴
10にドライバ等の工具を差し込んでこれをてこのように
動かすことによって、その両側に位置する2箇所のU字
状付勢部11を一度に爪8から外すことができる。その結
果、爪8に対する付勢力は全て取り除かれるので、爪8
の変形が比較的容易となり、センターキャップ3を簡単
に取り外すことができる。 このように、上記構成によれば、ホイール本体2に対
するセンターキャップ3の取り付け・取り外しを極めて
容易に行なうことができる。 また、第3図及び第4図は本考案の第2実施例を示し
ている。第3図はこのセンターキャップの背面図、第4
図はこのセンターキャップをホイールに装着した状態で
の第3図のIV-IV線断面図である。第1実施例では、付
勢リング9は、U字状付勢部11を連接する連接部12,13
が径方向外方へ湾曲した状態で形成されていたが、本実
施例における付勢リング19は、連接部14,15が、湾曲で
はなく、屈曲した状態で形成されている。そして、この
付勢リング19とセンターキャップ本体17によりセンター
キャップ18が構成されており、さらに、このセンターキ
ャップ18とホイール本体2により、ホイール20が構成さ
れている。 付勢リング19の連接部14,15をこのように構成しても
爪8は径方向外方へ付勢されるから、センターキャップ
18の装着状態が確実となるとともに、その取り付け・取
り外しを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例に係る自動車の
5穴ホイール用センターキャップを示し、第1図はその
背面図、第2図はホイールに装着した状態でのII-II線
断面図、第3図及び第4図は本考案の第2実施例に係る
自動車の5穴ホイール用センターキャップを示し、第3
図はその背面図、第4図はホイールに装着した状態での
IV-IV線断面図である。 1,20……ホイール、2……ホイール本体、3,18……セン
ターキャップ、4……カバー部、5……周壁部、6……
ホイール内壁、7……凹部、8……爪、9,19……付勢リ
ング、10……貫通穴、11……U字状付勢部、12,13,14,1
5……連接部、16……突出部、17……センターキャップ
本体、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用5穴ホイール(1,20)の中心部か
    らハブナットの間で径方向外方へ放射状に突出する5箇
    所の突出部(16)を有する星形のカバー部(4)と突出
    部(16)の間でハブナットの周囲に位置する周壁部
    (5)とからなり、且つ、上記ホイール(1,20)の内壁
    (6)に形成された凹部(7)にはまり込む爪(8)を
    上記カバー部(4)の裏面における該爪と対応する位置
    に有するセンターキャップ本体(17)と、該爪(8)を
    径方向外方へ付勢する付勢リング(9,19)とからなるセ
    ンターキャップにおいて、 上記周壁部(5)には、上記付勢リング(9,19)の配置
    される平面の近傍一箇所に、付勢リング取り外し工具を
    挿入可能な寸法構成の貫通穴(10)が形成され、 上記爪(8)は、該貫通穴(10)の対向部及び該貫通穴
    (10)の両側に都合3個形成され、 上記付勢リング(9,19)は、上記各爪(8)に径方向内
    方から当接するU字状付勢部(11)と、該付勢部(11)
    間を湾曲した状態で連接する連接部(12,13,14,15)と
    から構成されたことを特徴とする自動車の5穴ホイール
    用センターキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE2645098A1 (de) * 1975-10-14 1977-04-21 Connell James Schutzschicht fuer fahrzeugraeder und vorrichtung zu deren aufbringen

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