JPH0636961Y2 - 車両用ホイールカバー - Google Patents

車両用ホイールカバー

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JPH0636961Y2
JPH0636961Y2 JP1986182969U JP18296986U JPH0636961Y2 JP H0636961 Y2 JPH0636961 Y2 JP H0636961Y2 JP 1986182969 U JP1986182969 U JP 1986182969U JP 18296986 U JP18296986 U JP 18296986U JP H0636961 Y2 JPH0636961 Y2 JP H0636961Y2
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JP
Japan
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wheel cover
wheel
flat plate
radial direction
projecting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986182969U
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JPS6388502U (ja
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勇綱 馬場
浩一郎 早野
達也 田村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両用のホイールカバーに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第12図は従来のホイールカバーの裏面図、第13図はその
A−A断面図、第14図は一部の斜視図である。図におい
て、1はほぼ円板状に形成されたホイールカバー本体で
ある。ホイールカバー本体1の裏面には同一円周上に複
数の弧状の突片2が軸線方向内側に向けて突出し、その
先端部にはホイールカバー本体の半径方向外側に突出す
る弧状の係止部3が設けられている。係止部3の内側に
は凹状の受部4が形成され、弾性を有する環状の線材か
らなるリテーナ5が係合している。
上記のホイールカバーは受部4にはリテーナ5を係合さ
せ、ロードホイールのホイールリム6に設けられた係合
凹溝7に係止部3を係合させて取付ける。リテーナ5は
ホイールカバーをロードホイールに取付けたとき係止部
3を半径方向外側に支持しロードホイールとの係止を確
実にする。8はロードホイールのホイールディスクであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のホイールカバーにおい
ては、突片2は基部2aから先端の係止部3に至る全体が
ホイールリム6の係合凹溝7に対応する曲率半径の弧状
に形成されているため、半径方向内向の力Xがかかった
場合には基部2aの凸側中央部2bに側端部2cにおける応力
よりも大きな集中応力が発生してクラックが発生しやす
く、逆に半径方向外向の力Yがかかった場合は基部2aの
凹側両端部2cに中央部2aにおける応力よりも大きい集中
応力が発生してこの部分でクラックが発生しやすいとい
う問題点があった。
この考案は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、突片における局部的な集中応力の発生を従来のもの
よりも抑制できるホイールカバーを提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、弾性を有する材料からほぼ円板状に成形さ
れたホイールカバー本体と、このホイールカバー本体の
裏面の円周方向に沿った位置から軸線方向内側に向けて
突出する複数の突片と、 これらの突片の先端部からホイールカバー本体の半径方
向外側に向けて、突出し、かつロードホイールの係合凹
溝に係合して係止される突起状の係止部と、 この係止部の半径方向内側に取付けられた弾性を有する
環状の線材からなるリテーナとを有し、 前記突片はその基部と突起状の係止部との間に、ホイー
ルカバー本体の半径方向とほぼ直交する方向に実質的に
均一な厚さの平板状部を有することを特徴とする車両用
ホイールカバーである。
〔作用〕
この考案のホイールカバーにおいては、ホイールカバー
の係止部の半径方向内側に環状のリテーナを取付けた状
態でホイールカバーの突片をロードホイールに挿入し
て、係止部を係合凹溝に係合させて取付ける。このと
き、係止部はホイールリムの内周面に接して半径方向内
側に向けて幾分たわんだ後に、ホイールの係合凹溝には
まり込んで半径方向外側にもどる。
取付け、取外し作業時においては、突片には平板状部が
形成されているため、半径方向内向または外向の力がか
かった場合でも、この平板状部がたわむことにより、突
片全体がホイールリムの係合凹溝付近の部分に対応する
曲率半径の弧状に形成された従来のものに比べて、発生
する応力は平板状部の幅方向に実質的に均一にかかって
分散され、このため突片におけるクラックの発生は防止
される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明する。第
1図はこの考案の一実施例によるホイールカバーの裏面
図、第2図は突片の平面図、第3図はそのC−C断面
図、第4図はD−D断面図、第5図はE−E断面図、第
6図はF−F断面図、第7図は第1図のB−B断面図、
第8図は一部の斜視図、第9図はそのP方向矢視図、第
10図はQ方向矢視図であり、第12図ないし第14図と同一
符号は同一または相当部分を示す。
この実施例のホイールカバーにおいては、ホイールカバ
ー本体1は弾性を有する合成樹脂によりほぼ円板状に成
形されている。突片2、係止部3および受部4は従来の
ものとほぼ同様に形成されているが、重要なことは突片
2の基部2a付近は横断面が直線状の平板状部2dが形成さ
れている。すなわち平板状部2dは、突片2の円周方向両
側部を結ぶ線の突片の周方向中心で、半径方向とほぼ直
交する方向に作られていて、平板状部の厚さは第3〜4
図に示すように、周方向で実質的に同一であるのが好ま
しい。突片2の先端側には徐々に曲率半径が小さくなる
弧状部2eが形成され、この弧状部2eからさらに半径方向
外側に突出して突起状をなす係止部3の半径方向最外端
はホイールリム6の係合凹溝7に対応した曲率半径の弧
状に形成されている。
また一部(1個)の突片2については、係止部3の円周
方向中央部に欠除部11が形成されており、リテーナ5の
両端部を接合させる金属製の円筒状のクランプ12が挿入
され、円周方向に係合されるようになっている。13はか
しめ部である。突片2の円周方向両側には、ホイールカ
バー本体1の裏面からずれ止部材14が一体に成形されて
突出しており、その先端部はリテーナ5がホイールカバ
ー本体1の中心方向へ動いて突片2から外れるのを防止
するように係合している。突片2より半径方向内側には
ホイールカバー本体1の裏面からストッパ15が突出し、
ホイールディスク8の冷却穴16に係合してロードホイー
ルに対する回転を防止するようになっている。なおこの
場合ずれ止部材14の半径方向外側部はホイールリム6の
内周面に当接するように設定して、ホイールカバー本体
1がロードホイールに対して半径方向に移動するのを防
止するようにするのが好ましい。
上記のように構成されたホイールカバーにおいては、ホ
イールカバー本体1の受部4にリテーナ5を係合させる
とともに、ずれ止部材14でリテーナ5の中心方向への動
きを防止するようにリテーナ5を取付ける。そしてこの
状態でホイールカバー本体1の突片2をロードホイール
のホイールリム6に沿って挿入し、突起状の係止部3を
係合凹溝7に係合させて取付ける。
取付状態においては、突片2の基部2a付近に平板状部2d
が形成されているため、半径方向内向の力Xまたは外向
の力Yがかかった場合でも、突片全体がホイールリム6
の係合凹溝7付近の部分に対応する曲率半径の弧状に形
成された従来のものに比べて、発生する応力は平板状部
2dの幅方向に実質的に均一にかかって分散される。この
ため突片2の基部2aにおけるクラックの発生は従来より
も少なくなる。
また係止部3はリテーナ5によって半径方向外側に向け
て支持されてホイールカバー本体1のロードホイールへ
の係止をより確実にする。そして着脱時、取扱時、梱包
時等においては、ずれ止部材14がリテーナ5の中心方向
への動きを防止するため、リテーナ5の脱落は防止され
る。またクランプ12が一部の係止部3と円周方向に係合
しているため、ホイールカバー本体1に対するリテーナ
5の円周方向の回転が防止され、リテーナ5の脱落の防
止に役立つ。同様にストッパ15がホイールディスク8の
冷却穴16に係合しているため、ロードホイールに対する
ホイールカバー本体1の円周方向への回転が防止され
る。
第11図は他の実施例の突片部分の斜視図である。この実
施例では平板状部2dは突片2の中間部に溝状に形成され
ており、この部分で力X、Yが掛っても発生する応力は
分散吸収される。このため基部2aには集中応力の発生が
緩和され、クラックの発生は防止される。さらに、突片
2が従来と同じ材質で、同じ大きさに作られているとき
には、半径方向内側へ同一量たわませるのに従来よりも
少ない力で済むので、ホイールカバーの取付、取外し作
業が容易になる。
なお、上記説明において、ホイールカバー本体1、突片
2、係止部3、受部4、リテーナ5等の形状、構造等は
図示のものに限定されず、平板状部2dの位置も変更可能
である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、ホイールカバー本体の突片に実質的
に均一な厚さの平板状部を形成したので、半径方向内向
または外向の力がかかった場合でも、平板状部がたわん
だとき、突片全体がホイールリムの係合凹溝付近の部分
に対応する曲率半径の弧状に形成された従来のものに比
べて、発生する応力が平板状部の幅方向に実質的に均一
にかかって、突片にかかる応力を分散して集中応力の発
生を緩和し、これにより突片におけるクラックの発生を
防止でき、その結果、品質的に優れかつ性能の高いホイ
ールカバーを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるホイールカバーの裏
面図、第2図は突片の平面図、第3図はそのC−C断面
図、第4図はD−D断面図、第5図はE−E断面図、第
6図はF−F断面図、第7図は第1図のB−B断面図、
第8図は一部の斜視図、第9図はそのP方向矢視図、第
10図はQ方向矢視図、第11図は他の実施例の突片部分の
斜視図、第12図は従来のホイールカバーの裏面図、第13
図はそのA−A断面図、第14図は一部の斜視図である。 各図中、同一部号は同一または相当部分を示し、1はホ
イールカバー本体、2は突片、2aは基部、2bは平板状
部、2eは弧状部、3は係止部、4は受部、5はリテー
ナ、6はホイールリム、7は係合凹溝、14はずれ止部材
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 早野 浩一郎 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町字藤井320 番地 橋本フォーミング工業株式会社内 (72)考案者 田村 達也 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町字藤井320 番地 橋本フォーミング工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−134401(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する材料からほぼ円板状に成形さ
    れたホイールカバー本体と、 このホイールカバー本体の裏面の円周方向に沿った位置
    から軸線方向内側に向けて突出する複数の突片と、 これらの突片の先端部からホイールカバー本体の半径方
    向外側に向けて突出し、かつロードホイールの係合凹溝
    に係合して係止される突起状の係止部と、 この係止部の半径方向内側に取付けられた弾性を有する
    環状の線材からなるリテーナとを有し、 前記突片はその基部と突起状の係止部との間に、ホイー
    ルカバー本体の半径方向とほぼ直交する方向に実質的に
    均一な厚さの平板状部を有することを特徴とする車両用
    ホイールカバー。
  2. 【請求項2】平板状部が突片の基部付近に形成された実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のホイールカバー。
  3. 【請求項3】平板状部が突片の中間部に溝状に形成され
    た実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載のホ
    イールカバー。
JP1986182969U 1986-11-28 1986-11-28 車両用ホイールカバー Expired - Lifetime JPH0636961Y2 (ja)

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JPS6388502U JPS6388502U (ja) 1988-06-09
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2721010B2 (ja) * 1988-07-06 1998-03-04 株式会社カンセイ ホイールカバーの取付装置
JP2543160Y2 (ja) * 1991-04-30 1997-08-06 マルイ工業株式会社 自動車用ホイールカバー装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187554U (ja) * 1981-05-27 1982-11-29
JPS60113070U (ja) * 1984-01-05 1985-07-31 ダイヤ産業株式会社 ゴルフクラブ用ヘツドカバ−
JPS60158866U (ja) * 1984-03-28 1985-10-22 大六レザ−株式会社 アイアンクラブ用ヘツドカバ−
JPS61134401U (ja) * 1985-02-12 1986-08-21

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JPS6388502U (ja) 1988-06-09

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