JP2512672Y2 - ホイ―ル軸受 - Google Patents
ホイ―ル軸受Info
- Publication number
- JP2512672Y2 JP2512672Y2 JP1989151471U JP15147189U JP2512672Y2 JP 2512672 Y2 JP2512672 Y2 JP 2512672Y2 JP 1989151471 U JP1989151471 U JP 1989151471U JP 15147189 U JP15147189 U JP 15147189U JP 2512672 Y2 JP2512672 Y2 JP 2512672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- collar
- sensor
- inner ring
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のアンチスキッドブレーキシステム
のための回転検出センサーユニット及びそのセンサーユ
ニットを用いたホイール軸受に関するものである。
のための回転検出センサーユニット及びそのセンサーユ
ニットを用いたホイール軸受に関するものである。
アンチスキッドブレーキシステムを備えた自動車等の
車両において、ブレーキ制御に必要な車輪回転速度の検
出のため、従来からホイール軸受の近傍に回転検出セン
サーを設置することが行われている。
車両において、ブレーキ制御に必要な車輪回転速度の検
出のため、従来からホイール軸受の近傍に回転検出セン
サーを設置することが行われている。
第３図は外輪回転型の一例であり、この場合は、ホイ
ール軸受の外部において適当な固定部材１に回転検出セ
ンサー２を取付け、軸受外輪３の外径面に嵌合させたパ
ルサーリング４に接近させている。
ール軸受の外部において適当な固定部材１に回転検出セ
ンサー２を取付け、軸受外輪３の外径面に嵌合させたパ
ルサーリング４に接近させている。
第４図は内輪回転型の例であり、軸受外輪３に設けた
貫通穴５に回転検出センサー２をねじ嵌合し、その先端
を内輪６の外径面に嵌合させたパルサーリング４に接近
させている。
貫通穴５に回転検出センサー２をねじ嵌合し、その先端
を内輪６の外径面に嵌合させたパルサーリング４に接近
させている。
〔考案が解決しようとする課題〕 第３図に示した回転検出センサー２のごとき、いわゆ
る外装型の場合は、自動車の走行中石の飛び跳ねにより
センサー２が損傷を受けたり、泥水等がかかることによ
り錆発生の原因となるなどの問題がある。また、第４図
に示したごとき、いわゆる内蔵型の場合は、ブレーキロ
ータからの熱、軸受の回転に伴う熱等が直接センサー２
に及ぶため、最高耐熱温度がせいぜい120°程度である
センサー２においては実用上問題となる。
る外装型の場合は、自動車の走行中石の飛び跳ねにより
センサー２が損傷を受けたり、泥水等がかかることによ
り錆発生の原因となるなどの問題がある。また、第４図
に示したごとき、いわゆる内蔵型の場合は、ブレーキロ
ータからの熱、軸受の回転に伴う熱等が直接センサー２
に及ぶため、最高耐熱温度がせいぜい120°程度である
センサー２においては実用上問題となる。
そこで、この考案は上述の内蔵型のセンサーにおい
て、この耐熱性を向上させることを技術的課題とする。
て、この耐熱性を向上させることを技術的課題とする。
内輪、外輪及びこれら両者の間に介在される転動体を
含む内輪回転型のホイール軸受において、上記外輪に軸
受内部に開口する半径方向の貫通穴を設け、つばを有す
る有底筒形の断熱部材の内部にセンサーを嵌合一体化す
ると共に、該センサーの頭部を上記つばの外面に押し当
てて回転センサーユニットを構成し、上記回転センサー
ユニットを上記貫通穴に嵌合させると共に、上記つばを
該貫通穴の外端周囲の外輪外径面に当て、上記断熱部材
の底部を内輪外径面に設けたパルサーリングに接近せし
めた構成としたものである。
含む内輪回転型のホイール軸受において、上記外輪に軸
受内部に開口する半径方向の貫通穴を設け、つばを有す
る有底筒形の断熱部材の内部にセンサーを嵌合一体化す
ると共に、該センサーの頭部を上記つばの外面に押し当
てて回転センサーユニットを構成し、上記回転センサー
ユニットを上記貫通穴に嵌合させると共に、上記つばを
該貫通穴の外端周囲の外輪外径面に当て、上記断熱部材
の底部を内輪外径面に設けたパルサーリングに接近せし
めた構成としたものである。
第１図は内輪回転型のホイール軸受の全体を示すもの
であり、10は外輪、11は内輪、12は転動体、13はハブ、
14は等速ジョイント、15、16はシール部材である。
であり、10は外輪、11は内輪、12は転動体、13はハブ、
14は等速ジョイント、15、16はシール部材である。
外輪10には、第２図に示すように、半径方向のねじ穴
17が貫通状に設けられ、そのねじ穴17は回転検出センサ
ーユニット18がねじ嵌合される。
17が貫通状に設けられ、そのねじ穴17は回転検出センサ
ーユニット18がねじ嵌合される。
回転検出センサーユニット18は、第２図に示すよう
に、つば付き有底筒形の断熱部材19の内部にセンサー20
をねじ嵌合により固定したものであり、その頭部21を断
熱部材19のつば22に押し当て、またそのつば22をＯリン
グ23を介して外輪10の外径面に当てる。断熱部材19の底
部24は、内輪11の外径面に圧入されたパルサーリング25
に接近する。
に、つば付き有底筒形の断熱部材19の内部にセンサー20
をねじ嵌合により固定したものであり、その頭部21を断
熱部材19のつば22に押し当て、またそのつば22をＯリン
グ23を介して外輪10の外径面に当てる。断熱部材19の底
部24は、内輪11の外径面に圧入されたパルサーリング25
に接近する。
パルサーリング25は多相磁石でなり、磁極の移動に伴
う磁界の変化をセンサー20により検出し、制御装置へ伝
送する。
う磁界の変化をセンサー20により検出し、制御装置へ伝
送する。
なお、断熱部材19の材料としては、セラミック、耐熱
性樹脂等の非磁性体の耐熱材料が使用される。また、断
熱部材19を外輪10に嵌合させる手段としては、前記のよ
うなねじ嵌合によるほか、圧入による方法もある。
性樹脂等の非磁性体の耐熱材料が使用される。また、断
熱部材19を外輪10に嵌合させる手段としては、前記のよ
うなねじ嵌合によるほか、圧入による方法もある。
以上のように、この考案は、回転センサーユニットを
内蔵した内輪回転形式のホイール軸受において、軸受外
輪に伝導される熱、軸受内部の発熱等によりセンサーユ
ニット近傍の温度が上昇しても、センサーは筒形断熱部
材によりその全体が熱から分離されて保護されるため、
センサーの検出精度が維持され、また耐久性が増す。ま
た、断熱部材のつばは、断熱部材の底面に対するセンサ
ーの位置決め作用があり、これによりセンサーとパルサ
ーリングの間隔が正確に設定される。このつばは、外輪
からセンサーへ伝導される熱を遮断し、これを保護する
効果もある。
内蔵した内輪回転形式のホイール軸受において、軸受外
輪に伝導される熱、軸受内部の発熱等によりセンサーユ
ニット近傍の温度が上昇しても、センサーは筒形断熱部
材によりその全体が熱から分離されて保護されるため、
センサーの検出精度が維持され、また耐久性が増す。ま
た、断熱部材のつばは、断熱部材の底面に対するセンサ
ーの位置決め作用があり、これによりセンサーとパルサ
ーリングの間隔が正確に設定される。このつばは、外輪
からセンサーへ伝導される熱を遮断し、これを保護する
効果もある。
更に、軸受内部にセンサー及びパルサーリングを設け
たことにより、飛び石や泥水からも保護されるため、外
的要因によるセンサー及びパルサーリングの損傷を防止
することができ、また、センサーは有底筒形の断熱部材
内に収納されているため、完全に保護される。
たことにより、飛び石や泥水からも保護されるため、外
的要因によるセンサー及びパルサーリングの損傷を防止
することができ、また、センサーは有底筒形の断熱部材
内に収納されているため、完全に保護される。
更に、断熱材の存在により飛び石や泥水からも保護さ
れるため、外的要因によるセンサーの損傷を防止するこ
とができる。
れるため、外的要因によるセンサーの損傷を防止するこ
とができる。
第１図は実施例のホイール軸受の断面図、第２図は同上
の一部拡大断面図、第３図及び第４図は従来例の断面図
である。 10……外輪、11……内輪、12……転動体、13……ハブ、
14……等速ジョイント、15、16……シール部材、17……
ねじ穴、18……回転検出センサーユニット、19……断熱
部材、20……センサー、21……頭部、22……つば、23…
…Ｏリング、24……底部、25……パルサーリング。
の一部拡大断面図、第３図及び第４図は従来例の断面図
である。 10……外輪、11……内輪、12……転動体、13……ハブ、
14……等速ジョイント、15、16……シール部材、17……
ねじ穴、18……回転検出センサーユニット、19……断熱
部材、20……センサー、21……頭部、22……つば、23…
…Ｏリング、24……底部、25……パルサーリング。
Claims (1)
- 【請求項１】内輪、外輪及びこれら両者の間に介在され
る転動体を含む内輪回転型のホイール軸受において、上
記外輪に軸受内部に開口する半径方向の貫通穴を設け、
つばを有する有底筒形の断熱部材の内部にセンサーを嵌
合一体化すると共に、該センサーの頭部を上記つばの外
面に押し当てて回転センサーユニットを構成し、上記回
転センサーユニットを上記貫通穴に嵌合させると共に、
上記つばを該貫通穴の外端周囲の外輪外径面に当て、上
記断熱部材の底部を内輪外径面に設けたパルサーリング
に接近せしめたことを特徴とするホイール軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151471U JP2512672Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | ホイ―ル軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151471U JP2512672Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | ホイ―ル軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0388164U JPH0388164U (ja) | 1991-09-09 |
| JP2512672Y2 true JP2512672Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31697770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989151471U Expired - Fee Related JP2512672Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | ホイ―ル軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512672Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2790800B1 (fr) * | 1999-03-10 | 2001-04-20 | Roulements Soc Nouvelle | Ensemble preassemble formant joint d'etancheite a codeur incorpore et roulement ou palier comportant un tel ensemble |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61132753U (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-19 | ||
| JPH0527329Y2 (ja) * | 1986-04-18 | 1993-07-12 | ||
| JPH0714898Y2 (ja) * | 1988-03-03 | 1995-04-10 | 住友電気工業株式会社 | 磁気センサ |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1989151471U patent/JP2512672Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0388164U (ja) | 1991-09-09 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |