JP2512524Y2 - シ―リング用ノズル - Google Patents

シ―リング用ノズル

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JP2512524Y2
JP2512524Y2 JP1991047295U JP4729591U JP2512524Y2 JP 2512524 Y2 JP2512524 Y2 JP 2512524Y2 JP 1991047295 U JP1991047295 U JP 1991047295U JP 4729591 U JP4729591 U JP 4729591U JP 2512524 Y2 JP2512524 Y2 JP 2512524Y2
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JP
Japan
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nozzle
sealing
sealant
shape
gap
Prior art date
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Application number
JP1991047295U
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JPH04118165U (ja
Inventor
祐二 木村
英雄 鈴木
Original Assignee
アロイ工器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、接合部材間に形成さ
れる間隙にシール剤を流出するためのシーリング用ノズ
ルに関するものであって、特に段差がある接合部あるい
は比較的大きい間隙がある接合部のシーリングに適する
ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のシーリング用ノズルとしては、
単なる扁平筒状あるいは円筒状のノズルが多用され、特
殊な用途のために複雑な構造のノズルが考案されてお
り、例えば板材を重合した両端縁部を包む状態のもとに
シール剤を塗布する場合に、長孔形状の流出孔を有する
扁平筒状ノズルの先端に、流出孔の長径方向中央部に略
U字形またはV字形の案内溝を形成し、この案内溝を板
材が重合した両端縁部に係合させた状態のもとにノズル
を移動することによって両端縁部をシール剤で包むよう
に塗布する技術は、実願昭63−168182号(実開
平2−91676号)に記載されており、また、溝部に
シール剤を充填するに当り、その溝に適するようなガイ
ド部をノズル先端に突設し、そのガイド部兼用のノズル
先端を溝に挿入した状態のもとにノズルを移動しつつシ
ール剤を溝内に注入するようにした技術は、実願昭54
−12431号(実開昭55−111570号)に記載
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記実願昭63−1
68182号(実開平2−91676号)に記載の先行
技術においては、扁平筒状ノズルの先端に形成した案内
溝を板材が重合した両端縁部に係合させた状態のもとに
ノズルを移動するのであるから、両端縁部をシール剤で
包むように塗布することはできるが、塗布部分の中央の
厚みが薄くなる傾向があるのであって、特に塗布対象の
両端縁部が横向きあるいは上向きである場合には、塗布
部分の中央の厚みが薄くなることが確実で、従って充分
な厚みに塗布するには不必要に多量のシール剤を施すこ
とになる欠点があり、また、実願昭54−12431号
(実開昭55−111570号)に記載されている先行
技術においては、ガイド部兼用のノズル先端を溝に挿入
した状態のもとにシール剤を溝内に注入するようにして
いる関係上、溝内にシール剤を充填することには適応す
るが、段差部分に幅広くシール剤を盛り上げる状態に施
すことは困難である。
【0004】 そこで本考案の目的は、比較的広いシー
ル幅のもとにしかも段差あるいは「ひけ」が生じない中
高な畝状のシールを簡単な構成により効果的に実施する
ことができ、しかも所定の位置に正確かつ確実にシール
剤を施すことができるシーリング用ノズルを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記目的を達
成するため、接合部材間に形成される間隙にシール剤を
流出するためのノズルにおいて、扁平な吐出口が形成さ
れるようにノズル本体の少なくとも先端付近を扁平な筒
状に形成すると共に、前記吐出口における対向両辺縁
一方の辺縁の中央付近に膨流用切欠部を設けると共に、
他方の辺縁には案内用突起を設けたものである。
【0006】
【作用】 上流から圧送されるシール剤は扁平な
筒状のノズルにおける吐出口の先端から扁平な帯状に流
出する傾向のもとに、中央付近の切欠部からのシール剤
の膨出が加わって凸字状に流出し、従って段差あるいは
間隙部をシール剤により充填した状態のもとに中高な畝
状の体裁のよい広幅のビードが形成され、また案内用突
起を接合部の溝部あるいは段差の溝部に当接しつつノズ
ルを案内することにより、接合間隙を中心として平行に
シールが施され、特に流出過程のシール剤が案内用突起
の先端に誘導されて隅角部および間隙部分に遺漏なく容
易に流入される。
【0007】
【実施例】 以下、本考案を図示の実施例について
詳細に説明すると、シーリング用ガン1の先端にノズル
2を螺着し、シーリング用ガン1にシール剤供給装置
(図示せず)を接続して適時的にノズル2に対してシー
ル剤を供給するようにすると共に、シーリング用ガン1
はこれを作業者が把持しあるいはロボットのマニプレー
タに取り付けたまま、その先端におけるノズル2の吐出
口3を接合部材AとBとの接合間隙Cに沿う状態のもと
に、一定速度に移動させつつ、シール剤を吐出口3から
流出させるようにしたことにおいては従来の普通のシー
リング用ノズルにおけると性質的に異なるところはな
い。
【0008】 前記ノズル2としては、例えばステンレ
ススチール製の円筒材を採択してその先端寄り部分を扁
平な筒状に押し潰して扁平な吐出口3を形成するほか、
この吐出口3における対向両辺縁の一方の辺縁の中央付
近に台形の膨流用切欠部4を設け、かつ他方の辺縁の中
央にはV字状の案内用突起5を設け、更に基部には前記
ガン1へ取り付けるための雌ねじ6を設ける。
【0009】 上流からシーリング用ガン1に圧送され
るシール剤はノズル2における吐出口3の先端から扁平
な帯状に流出すると同時に、中央付近の膨流用切欠部4
からの膨出が加わって凸字状に流出するから、従ってシ
ール剤をノズル2から流出させつつシーリング用ガン1
の移動によりノズル2の先端における案内用突起5を接
合間隙Cに沿って送引することにより、接合部材AとB
との段差あるいは間隙C部にシール剤を充填し、しかも
適度に広幅な中高畝状のビードを接合部分に平行に肉盛
りした状態のもとにシールを行うことができ、なお案内
用突起5を接合部における段差の溝部に当接しつつノズ
ル2を案内するのであるから、流出過程のシール剤が突
起5の先端に摺過しつつ誘導されて隅角部および間隙C
部分に空隙を残さず遺漏なく容易に流入するのである。
【0010】 なお前記切欠部4の形状については、台
形に限ることなく、U字状,V字状,コ字状,半円形状
等の種々の形状を採択することができ、またその大きさ
並びに深さについても種々選定することができるのであ
って、要求されるビードの形状および中高の程度並びに
使用するシール剤の性状,粘度により選定する。
【0011】 更に前記案内用突起5の形状について
も、V字状に限らず接合部分の段部の形状あるいは接合
部分の端縁の形状に応じて変更することができること当
然である。
【0012】 本考案のノズルを使用し、粘度が300
ポイズのシール剤を採用して圧力が50kg/cm
温度が15℃のもとに供給しつつ、ノズル2を800m
m/secの速度で移動した結果、「ひけ」を生じるこ
となく中高のビードを形成した状態のもとに段差接合部
のシールを行うことができた。
【0013】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれ
ば、扁平な吐出口3が形成されたノズル2における対向
両辺縁の一方の辺縁の中央付近に膨流用切欠部4を設け
ると共に、他方の辺縁には案内用突起5を設けたから、
これにより案内用突起5を接合部の溝部あるいは段差の
溝部に当接しつつノズル2を案内すると、接合間隙Cを
中心として平行にシールが施され、特に流出過程のシー
ル剤を案内用突起5の先端により誘導しつつ隅角部およ
び間隙部分に遺漏なくかつ容易に流入させ、しかも中高
な畝状の体裁よい広幅ビードを形成しつつ完全なシール
を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シーリング用ノズルの使用状態を示す斜面図
である。
【図2】 図1のシーリング用ノズルの平面図である。
【図3】 図1のシーリング用ノズルの正面図である。
【符号の説明】
2 ノズル 3 吐出口 4 切欠部 5 案内用突起 A 接合部材 B 接合部材 C 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部材(A),(B)間に形成され
    る間隙(C)にシール剤を流出するためのノズルであっ
    て、扁平な吐出口(3)が形成されるようにノズル
    (2)の少なくとも先端付近を扁平な筒状に形成すると
    共に、前記吐出口(3)における対向両辺縁の一方の辺
    縁の中央付近に膨流用切欠部(4)を設けるほか、他方
    の辺縁にはシール剤を間隙(C)に誘導するほかノズル
    の移動を案内する案内用突起(5)を設けたことを特徴
    とするシーリング用ノズル。
JP1991047295U 1991-04-04 1991-04-04 シ―リング用ノズル Expired - Lifetime JP2512524Y2 (ja)

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JPH04118165U JPH04118165U (ja) 1992-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190114082A (ko) * 2018-03-29 2019-10-10 주식회사 아스트 실링 노즐

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JP5781809B2 (ja) * 2011-03-31 2015-09-24 ダイハツ工業株式会社 塗布方法
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JPH0291676U (ja) * 1988-12-28 1990-07-20

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