JPH04118165U - シーリング用ノズル - Google Patents

シーリング用ノズル

Info

Publication number
JPH04118165U
JPH04118165U JP4729591U JP4729591U JPH04118165U JP H04118165 U JPH04118165 U JP H04118165U JP 4729591 U JP4729591 U JP 4729591U JP 4729591 U JP4729591 U JP 4729591U JP H04118165 U JPH04118165 U JP H04118165U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
discharge port
sealant
sealing
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4729591U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2512524Y2 (ja
Inventor
祐二 木村
英雄 鈴木
Original Assignee
アロイ工器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アロイ工器株式会社 filed Critical アロイ工器株式会社
Priority to JP1991047295U priority Critical patent/JP2512524Y2/ja
Publication of JPH04118165U publication Critical patent/JPH04118165U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512524Y2 publication Critical patent/JP2512524Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的広いシール幅のもとにしかも中央に段
差あるいは「ひけ」が生じ難いビードによるシールを簡
単な構成により効果的に実施すること。 【構成】 扁平な吐出口における対向両辺縁の少なくと
も一方の辺縁の中央付近に切欠部を設けたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接合部材間に形成される間隙にシール剤を流出するためのシーリン グ用ノズルに関するもであって、特に段差がある接合部あるいは比較的大きい間 隙がある接合部のシーリングに適するノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシーリング用ノズルとしては、単なる扁平筒状あるいは円筒状のノズル が多用されており、また特殊な用途のために複雑な構造のノズルが考案されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のノズルを使用して段差がある接合部あるいは比較的大きい間隙があ る接合部のシーリングに当たっては、扁平筒状のノズルの場合にはシール後のビ ードの表面に段差が生じるばかりでなく、間隙部分が大きいといわゆる「ひけ」 と称する凹部が生じてシールが不完全となり易い不利があり、また円筒状のノズ ルによれば段差あるいは「ひけ」は生じ難いが、幅が狭い関係上その幅を広くす るために不必要に多量のシール剤を施すことになる欠点がある。
【0004】 そこで本考案の目的は、比較的広いシール幅のもとにしかも段差あるいは「ひ け」が生じ難いビードによるシールを簡単な構成により効果的に実施することが できるシーリング用ノズルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、接合部材間に形成される間隙にシール剤を 流出するためのノズルにおいて、扁平な吐出口が形成されるようにノズル本体の 少なくとも先端付近を扁平な筒状に形成すると共に、前記吐出口における対向両 辺縁の少なくとも一方の辺縁の中央付近に切欠部を設けたことを特徴とし、また 一方の辺縁の中央付近に切欠部を設けると共に、他方の辺縁には案内用突起を設 けるようにしてもよい。
【0006】
【作用】
上流から圧送されるシール剤は扁平な筒状のノズルにおける吐出口の先端から 扁平な帯状に流出する傾向のもとに、中央付近の切欠部からのシール剤の膨出が 加わって凸字状または十字状に流出し、従って段差あるいは間隙部をシール剤に より充填した状態のもとに中▲高▼な畝状の体裁のよい広幅のビードが形成され る。 また案内用突起を接合部の溝部あるいは段差の溝部に当接しつつノズルを案内 すると、接合間隙を中心として平行にシールが施され、特に流出過程のシール剤 が案内用突起の先端に誘導されて隅角部および間隙部分に遺漏なく容易に流入さ れる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図1ないし図3の実施例は、シーリング用ガン1の先端にノズル2を螺着し、 シーリング用ガン1にシール剤供給装置(図示せず)を接続して適時的にノズル 2に対してシール剤を供給するようにすると共に、シーリング用ガン1はこれを 作業者が把持しあるいはロボットのマニプレータに取り付けたまま、その先端に おけるノズル2の吐出口3を接合部材AとBとの接合間隙Cに沿う状態のもとに 、一定速度に移動させつつ、シール剤を吐出口3から流出させるようにしたこと においては従来の普通のシーリング用ノズルにおけると性質的に異なるところは ない。
【0008】 前記ノズル2としては、例えばステンレススチール製の円筒材を採択してその 先端寄り部分を扁平な筒状に押し潰して扁平な吐出口3を形成するほか、この吐 出口3における対向両辺縁の一方の辺縁の中央付近に台形の切欠部4を設け、か つ他方の辺縁の中央にはV字状の案内用突起5を設け、更に基部には前記ガン1 へ取り付けるための雄ねじ6を設ける。
【0009】 上流からシーリング用ガン1に圧送されるシール剤はノズル2における吐出口 3の先端から扁平な帯状に流出すると同時に、中央付近の切欠部4からの膨出が 加わって凸字状に流出するから、従ってシール剤をノズル2から流出させつつシ ーリング用ガン1の移動によりノズル2の先端における案内用突起5を接合間隙 Cに沿って送引することにより、接合部材AとBとの段差あるいは間隙C部にシ ール剤を充填し、しかも適度に広幅な中▲高▼畝状のビードを接合部分に平行に 肉盛りした状態のもとにシールを行うことができ、なお案内用突起5を接合部に おける段差の溝部に当接しつつノズル2を案内するのであるから、流出過程のシ ール剤が突起5の先端に摺過しつつ誘導されて隅角部および間隙C部分に空隙を 残さず遺漏なく容易に流入するのである。
【0010】 図4の実施例は案内用突起5を吐出口3付近に設けることなく、少し離隔した 側方に延びる状態のもとノズル2の基部寄りに溶接等の手段により設けたもので あり、接合部材の一側の端縁が接合間隙Cと平行な形状である場合に好適である 。
【0011】 図5の実施例は、切欠部4を吐出口3における辺縁の対向両部に設けたもので あり、作用については前記実施例におけると同様である。
【0012】 なお前記切欠部4の形状については、台形に限ることなく、U字状,V字状, コ字状,半円形状等の種々の形状を採択することができ、またその大きさ並びに 深さについても種々選定することができるのであって、要求されるビードの形状 および中▲高▼の程度並びに使用するシール剤の性状,粘度により選定する。
【0013】 更に前記案内用突起5の形状についても、V字状に限らず接合部分の段部の形 状あるいは接合部材の端縁の形状に応じて変更することができること当然である 。
【0014】 本考案のノズルを使用し、粘度が300ポイズのシール剤を採用して圧力が5 0kg/cmで温度が15℃のもとに供給しつつ、ノズル2を800mm/s ecの速度で移動した結果、「ひけ」を生じることなく中▲高▼のビードを形成 した状態のもとに段差接合部のシールを行うことができた。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、扁平な吐出口が形成されたノズルにお ける対向両辺縁の少なくとも一方の辺縁の中央付近に切欠部を設けたから、これ により著しく簡単な構造にも拘らず中央部分を任意に厚くした幅広な帯状のもと にシール剤を流出させることができ、従って段差あるいは間隙部がある接合部分 をシールする場合において、その段差あるいは間隙部をシール剤により充填した 状態のもとに中▲高▼な畝状の体裁のよい広幅のビードを形成しつつ完全なシー ルを施すことができる。
【0016】 また扁平な吐出口が形成されたノズルにおける対向両辺縁の一方の辺縁の中央 付近に切欠部を設けると共に、他方の辺縁には案内用突起を設けるようにしたか ら、案内用突起を接合部の溝部あるいは段差の溝部に当接しつつノズルを案内す ると、接合間隙を中心として平行にシールが施され、特に流出過程のシール剤を 案内用突起の先端により誘導しつつ隅角部および間隙部分に遺漏なくかつ容易に 流入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシーリング用ノズルの使用状態を示す
斜面図である。
【図2】本考案のシーリング用ノズルの平面図である。
【図3】本考案のシーリング用ノズルの正面図である。
【図4】本考案の他の実施例におけるシーリング用ノズ
ルの使用状態を示す斜面図である。
【図5】本考案の更に他の実施例におけるシーリング用
ノズルの斜面図である。
【符号の説明】
2 ノズル 3 吐出口 4 切欠部 5 案内用突起 A 接合部材 B 接合部材 C 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部材間に形成される間隙にシール剤
    を流出するためのノズルであって、扁平な吐出口が形成
    されるようにノズル本体の少なくとも先端付近を扁平な
    筒状に形成すると共に、前記吐出口における対向両辺縁
    の少なくとも片方の辺縁の中央付近に切欠部を設けたこ
    とを特徴とするシーリング用ノズル。
  2. 【請求項2】 接合部材間に形成される間隙にシール剤
    を流出するためのノズルであって、扁平な吐出口が形成
    されるようにノズル本体の少なくとも先端付近を扁平な
    筒状に形成すると共に、前記吐出口における対向両辺縁
    の一方の辺縁の中央付近に切欠部を設けるほか、他方の
    辺縁には案内用突起を設けたことを特徴とするシーリン
    グ用ノズル。
JP1991047295U 1991-04-04 1991-04-04 シ―リング用ノズル Expired - Lifetime JP2512524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991047295U JP2512524Y2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 シ―リング用ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991047295U JP2512524Y2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 シ―リング用ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04118165U true JPH04118165U (ja) 1992-10-22
JP2512524Y2 JP2512524Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=31926425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991047295U Expired - Lifetime JP2512524Y2 (ja) 1991-04-04 1991-04-04 シ―リング用ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512524Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213688A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Daihatsu Motor Co Ltd ノズルおよび塗布方法
CN105689176A (zh) * 2014-12-12 2016-06-22 川崎重工业株式会社 预涂涂装工具和具备该工具的涂装装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102470118B1 (ko) * 2018-03-29 2022-11-28 주식회사 아스트 실링 노즐

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111570U (ja) * 1979-02-01 1980-08-05
JPH0291676U (ja) * 1988-12-28 1990-07-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111570U (ja) * 1979-02-01 1980-08-05
JPH0291676U (ja) * 1988-12-28 1990-07-20

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012213688A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Daihatsu Motor Co Ltd ノズルおよび塗布方法
CN105689176A (zh) * 2014-12-12 2016-06-22 川崎重工业株式会社 预涂涂装工具和具备该工具的涂装装置
JP2016112486A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 川崎重工業株式会社 ストライプコート塗装ツールとそれを備えた塗装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2512524Y2 (ja) 1996-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0672462B1 (en) Fluid applicator
EP0106387B1 (en) Apparatus for extruding a fillet
FR2390201A1 (fr) Element de garnissage en matiere en feuille a surfaces de ruissellement pour colonnes d'echange de matieres ou d'isotopes et d'echange de chaleur
CA2413603A1 (en) Solution striping system
CN100500302C (zh) 狭缝喷嘴
JPH04118165U (ja) シーリング用ノズル
US2731933A (en) Welding ring
US3653560A (en) Seam sealer dispensing head
JPS60201928A (ja) 超音波シ−ル用ホ−ン
JP3031547B1 (ja) 円弧型アクアナイフ構造
FR2782945B1 (fr) Racle capillaire a injection surfacique pour la serigraphie de produits liquides
GB2352989A (en) Extrusion nozzle
US3190528A (en) Apparatus for soldering cans
JPH0938556A (ja) シーリングガン用ノズル
DE10197184T5 (de) Folienschweißvorrichtung und Schweißverfahren dafür
US4243449A (en) Process for sealing a plurality of polybutylene sheets
JPS634538Y2 (ja)
JP4606157B2 (ja) ダイヘッド
CN114643163B (zh) 一种涂布模头及涂布装置
JP2006095532A (ja) 摩擦撹拌接合方法
CN212381418U (zh) 一种防变形的密封流道加热装置
JPS593795Y2 (ja) 研削盤における研削液供給装置
CN204093600U (zh) 一种扇形喷嘴
US5873976A (en) Sealing mechanism
JPH0768207A (ja) ダイコータ