JP2512341Y2 - 電気機器収納箱のパネル取り付け構造 - Google Patents

電気機器収納箱のパネル取り付け構造

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JP2512341Y2
JP2512341Y2 JP1990048008U JP4800890U JP2512341Y2 JP 2512341 Y2 JP2512341 Y2 JP 2512341Y2 JP 1990048008 U JP1990048008 U JP 1990048008U JP 4800890 U JP4800890 U JP 4800890U JP 2512341 Y2 JP2512341 Y2 JP 2512341Y2
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rail
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bolt
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JP1990048008U
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JPH046204U (ja
Inventor
典夫 高橋
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、箱体の側板内面又は裏板内面にパネル等を
簡単に取り付ける電気機器収納箱のパネル取り付け構造
に関する。
ロ 従来の技術 配電盤等の電気機器収納箱において、収納箱の強度を
増すために各種の補強方法が試みられ、例えば、実開昭
56-158605号公報に記載の如く、ガセットの柱枠が嵌合
固定される立ち上り部の内側面と、ガセットの底板との
間に傾斜させた状態で補強板を溶接固定し、主枠とガセ
ットの立ち上り部とを溶接により固定したものがあっ
た。又、実開昭62-178705号公報に記載の如く、足部と
稜線に沿った外面とに固着された三角補強板とを備えた
補強部材によって上板、下板、側板を箱状に組立てたも
のがあった。しかし、いずれも、収納箱の剛性確保のた
めの補強を第一義的に考えたもので、それ以外の目的や
効用を考慮したものではなかった。
ハ 考案が解決しようとする課題 上記従来の電気機器収納箱は、補強の点においてはそ
れなりに効果があったものの、箱体の側板内面や裏板内
面等にパネルを取り付ける必要が生じた場合には、内部
機器との関係で側板等に取付孔を新たに穿設する作業が
し難く、特に内部機器を作動させながら現場作業で取り
付ける場合は、ドリルで感電するとかコードを電器機器
に引っ掛けるなど危険を伴なうので作業安全上好ましく
なかった。
ニ 課題を解決するための手段 本考案は、上記従来の電気機器収納箱の欠ける点を補
うことを目的とし、収納箱の内部補強部材にパネル取り
付けの機能を付加して、安全且つ容易にパネル取り付け
が出来るようにするもので、その構成は、前面開口の箱
体における側板と裏板とが接する隅角部内面の上下に、
その隅角部両面へ両端の折り曲げ部が当接するレール取
り付け具を夫々固着し、その両端の前記折り曲げ部に
は、ボルトの頭部を挿通できる大窓とボルトを嵌合でき
る小窓とを連通する取り付け枠を夫々設け、前記側板に
おける前記開口側端縁部内面に、その端縁部に沿ってパ
ネル取り付けレールを固着したものであって、前記パネ
ル取り付けレールに一端を取り付けたパネル又は電線支
持金具の他端を、側板上下に位置するレール取り付け具
に立設したボルトに架設したレールに、取り付けること
にある。
ホ 作用 側板と裏板とが接する隅角部内面の上下に設けたレー
ル取り付け具と、側板における前記開口側端縁部内面に
固着したパネル取り付けレールとによって、箱体はその
強度を増すと共に、レール取り付け具に立設したボルト
に架設したレールとパネル取り付けレールとの間に、パ
ネル又は電線支持金具を取り付けることができるから、
必要に応じた側板に電気機器を容易且つ安全に取り付け
る。
ヘ 実施例 第1図において、1は開口部2を有する箱体で、3は
その側板、4は裏板である。そして、側板3と裏板4と
が接する隅角部内面の上下には、第2図示の如く、その
隅角部両面へ両端の折り曲げ部5a、5aが当接するレール
取付け金具5が夫々溶接されている。なお、隅角部下方
及び同図右側隅角部上下方のレール取り付け金具5につ
いては同一構造であるから図示を省略する。その折り曲
げ部5aの端部には、第3図示の如く、ボルト5bの脱着が
可能なように、断面コ字状の枠体の背側を切り欠いて大
窓5c、小窓5dを形成したボルト取り付け枠5eが夫々設け
られている。
一方、側板3における開口部2側端縁部内面には、そ
の端縁部に沿って断面コ字状のパネル取り付けレール6
が溶接され、そのパネル取り付けレール6の内側板面上
にはネジ穴6a、6a、・・が当間隔で穿設されている。な
お、同図開口部2側の右端縁部内面のパネル取り付けレ
ール6については図示を省略する。
上記のように構成されているので、箱体1はレール取
り付け金具5、5、・・及びパネル取り付けレール6、
6によって補強され、全体の強度を増している。そし
て、現場に取り付けた電気機器収納箱の裏板内面に、パ
ネル8を介して内部機器を取り付ける。
後日、例えば内部機器を増設したり容量の大きい内部
機器に変更したりする場合、設置済みの電気機器収納箱
を取り替えないときには、その内部の側面の空いたスペ
ースに新たなパネル8等を取り付けるために、まずボル
ト5b頭を取り付け枠5eの大窓5cから小窓5dへ挿入してボ
ルト5bをレール取り付け金具5に立設する。次に、レー
ル7をナット・ワッシャー7aにより、側板上下に位置す
るボルト5bに架設し、更に、パネル8の一端をパネル取
り付けレール6に、他端をレール7にそれぞれ止めネジ
8a、8a、・・により取り付ける。これにより、その側板
にパネル8を取付けることができる。同様に、電線支持
金具9も止めネジ9a、9aによって、一端をパネル取り付
けレール6に、他端をレール7に取り付けることが出来
る。
また、例えば取付け箇所が側板の最上部及び最下部に
達するような大きさのパネル8を取り付ける必要がある
場合には、パネル8の他端をナット・ワシャー7aによ
り、レール取り付け金具5の裏板4へ接する折り曲げ部
5a、5a、・・に立設したボルト5bに、レール7を利用す
ることなく、直接に取り付けることも出来る。
更に、レール取り付け金具5には、扉を開いた時に盤
内の照明スイッチとなるリミットスイッチや扉に機器を
取り付けた時の中継端子等を、レール7を介すことなく
直接に取り付けることも出来る。
このようにパネルは、予め補強を兼ねて設けられたレ
ール取り付け金具5に、必要に応じてボルト取り付け枠
5eにボルト5bを立設して、同様な補強用パネル取り付け
レール6に一端を取り付けたパネル8の他端を、レール
7を介して又は直接にボルト5bに取り付けるので、その
作業は新たな取付孔の加工を不要とし、簡単且つ楽に出
来る。特に、内部機器を作業させながらパネルを取り付
ける現場作業での感電などの危険性を少なくすることが
出来る。更に、側板の配線用孔等によって、パネルの大
きさや取り付け高さが制約されることが少なくなる。
ト 考案の効果 上記説明の如く、本考案は、側板と裏板とが接する隅
角部内面の上下に、レール取り付け具を夫々設けると共
に、側板における開口側端縁部内面にパネル取り付けレ
ールを固着したものであるから、収納箱を補強してその
強度を増すことができる。そして、パネル取り付けレー
ルに一端を取り付けたパネル又は電線支持金具の他端
を、側板上下に位置するレール取り付け具に立設したボ
ルトに架設したレールに取り付けることができるから、
内部電気機器を取り付けるのに必要な側板内面にのみ、
レール取り付け具にボルトを立設するので、従来のよう
に側板に取り付け孔を設ける必要がなくなり、側板内面
へ電気機器を容易且つ安全に取り付けることが出来る。
特に内部機器を作動させながらパネルを取り付ける現場
作業の危険性を少なくするものであるから、その実益は
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電気機器収納箱のパネル取り付け
構造の一実施例を示す斜視図、第2図はその要部分解斜
視図、第3図はレール取り付け金具とボルト等との分解
斜視図である。 1……箱体、2……開口部、3……側板、4……裏板、
5……レール取り付け金具、5a……折り曲げ部、5b……
ボルト、5c……大窓、5d……小窓、5e……ボルト取り付
け枠、6……パネル取り付けレール、7……レール、8
……パネル、8a、9a……止めネジ、9……電線支持金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面開口の箱体(1)における側板(3)
    と裏板(4)とが接する隅角部内面の上下に、その隅角
    部両面へ両端の折り曲げ部(5a)が当接するレール取り
    付け具(5)を夫々固着し、その両端の前記折り曲げ部
    (5a)には、ボルト(5b)の頭部を挿通できる大窓(5
    c)とボルト(5b)を嵌合できる小窓(5d)とを連通す
    る取り付け枠(5e)を夫々設け、前記側板(3)におけ
    る前記開口側端縁部内面に、その端縁部に沿ってパネル
    取り付けレール(6)を固着したものであって、前記パ
    ネル取り付けレール(6)に一端を取り付けたパネル
    (8)又は電線支持金具(9)の他端を、側板上下に位
    置するレール取り付け具(5)に立設したボルト(5b)
    に架設したレール(7)に、取り付けることを特徴とす
    る電気機器収納箱のパネル取り付け構造。
JP1990048008U 1990-05-08 1990-05-08 電気機器収納箱のパネル取り付け構造 Expired - Lifetime JP2512341Y2 (ja)

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JPH046204U JPH046204U (ja) 1992-01-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5077846A (ja) * 1973-11-15 1975-06-25

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52143636U (ja) * 1976-04-26 1977-10-31
JPH0628887Y2 (ja) * 1987-09-26 1994-08-03 松下電工株式会社 分電盤の内器固定装置

Patent Citations (1)

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JPS5077846A (ja) * 1973-11-15 1975-06-25

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