JPH09191509A - 金属閉鎖形スイッチギヤの箱体 - Google Patents

金属閉鎖形スイッチギヤの箱体

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JPH09191509A
JPH09191509A JP8001096A JP109696A JPH09191509A JP H09191509 A JPH09191509 A JP H09191509A JP 8001096 A JP8001096 A JP 8001096A JP 109696 A JP109696 A JP 109696A JP H09191509 A JPH09191509 A JP H09191509A
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JP
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box body
plate
door
pressure release
metal
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JP8001096A
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English (en)
Inventor
Atsushi Wakidokoro
厚 脇所
Masahiko Oishi
正彦 大石
Etsuro Nagai
悦郎 永井
Michiro Takeda
道郎 竹田
Masataka Miyazaki
雅隆 宮崎
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
    • H02B13/02Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
    • H02B13/025Safety arrangements, e.g. in case of excessive pressure or fire due to electrical defect

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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱体と扉の強度を上げるとともに、上昇した内
圧を瞬時に外部に放出する。 【解決手段】箱体11を側板1A1,1A2,1B1,1
B2,1C,1Dの接続部の結合で構成する。各接続部
には、L字形の曲げ部1a1,1b1,1c1,1d1
やこの曲げ部1a1,1b1,1c1,1dに重ねられ
る曲げ部1a2,1b2,1c2などを形成する。これ
らの曲げ部は、ボルトで固定する。扉6の剛性は、この
扉6の裏面に枠を溶植スタッドなどを介して添設して強
化する。また、箱体11への固定は、この箱体11のハンド
ル側に対して、掛け金を立設することで強化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属閉鎖形スイッ
チギヤの箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】金属閉鎖形スイッチギヤの箱体は、外周
が金属板に囲まれ、外側から充電部に対して工具や電線
などを挿入することができないように構成することが、
規格(日本電機工業会規格JEM-1425 金属閉鎖形スイ
ッチギヤ及びコントロールギヤ)で規制されている。
【0003】そのため、万一、この箱体の内部の主回路
の相間又は対接地電位間で短絡した場合に、アークが発
生すると、この箱体の内部の圧力が急激に上昇して、箱
体の外周の扉や側板などが変形したり破損するおそれが
ある。
【0004】この結果、箱体の外側に居た保守員などへ
の人身事故に波及するおそれがあるので、箱体の側板や
扉などは、このような事故に対応して、変形せず更に破
損しない構造にすることが要求される場合がある。
【0005】したがって、このような要求に応えるため
に、実公昭59-26734号公報では、箱体の天井部に広い長
方形の開口部を形成し、この開口部に対して、ヒンジを
介して上方に揺動自在の放圧板を観音開き状に設けた閉
鎖配電盤が開示されている。
【0006】この閉鎖配電盤は、万一、内部に収納した
遮断器や母線の相間や対接地間でアークが発生して、内
部の圧力が上昇すると、この上昇した内圧によって、天
井部の放圧板を上方に開放させて、側板や扉の破損を防
ぎ、保守員などへの事故の波及を防ごうとするものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、例えば天井部に放圧板を設けた金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、側板や扉などは、上昇した内部圧力に
耐える構造としなければならない。
【0008】そのため、従来の金属閉鎖形スイッチギヤ
においては、箱体を構成する骨組を山形鋼や溝形鋼の溶
接接合で構成し、この骨組の外周に対して、厚い軟鋼板
をボルトで固定している。
【0009】また、外周の軟鋼板の軽量化を図る場合に
は、例えば、厚さ 2.3mmの鋼板の内側に対して、山形鋼
で製作した補強材を溶接したり、軟鋼板から断面L字形
又はU字形に形成した補強をスポット溶接などで追加し
ている。扉についても同様である。また、扉の箱体への
取り付けを強化するために、扉をボルトで箱体の骨組に
固定する場合もある。
【0010】図9は、箱体の剛性を上げるために箱体の
外壁を構成する側板の内面に対して、断面U字状の補強
枠をスポット溶接で設けた一例を示す図である。図9に
おいて、箱体の左右の側面は、外周を内側に折り曲げた
前側板31Aと、この前側板31Aとほぼ同形状で、幅が僅
かに広い後側板31Bの連結で構成している。
【0011】これらの連結部は、ボルトで締め付けら
れ、前端には扉6Cが設けられ、下端には床板2が図示
しない溶植スタッドで固定されている。一方、天井板3
の中央部には、図示しない開口部が形成され、この開口
部の上面には、蝶番4を介して放圧板5の前端が連結さ
れている。
【0012】このうち、前述した骨組を形鋼の突き合わ
せ溶接で構成する方法は、時間がかかるだけでなく、と
きには、溶接時の入熱で骨組が歪むおそれがあり、万
一、変形するとその修正には熟練と労力を要する。
【0013】また、扉を箱体の骨組にボルトで固定する
方法は、限られた時間に行う保守・点検の作業性上好ま
しくない。一方、天井部に放圧部を構成する場合には、
屋外設置形の場合では、防水構造を採用しなければなら
ないので、構造が複雑となる。
【0014】そこで、本発明の第1の目的は、箱体の製
作が容易で強度を上げることのできる金属閉鎖形スイッ
チギヤの箱体を得ることであり、第2の目的は、簡単な
構造で内部圧力を放出させることができ、屋外にも設置
可能な金属閉鎖形スイッチギヤの箱体を得ることであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
金属閉鎖形スイッチギヤの箱体は、内側に折り曲げられ
た接続部が外周に形成された長方形の分割側板を接続部
で結合して箱体の側板を構成する金属閉鎖形スイッチギ
ヤの箱体において、片側に形成されたL字状の第1の折
り曲げ部と、この第1の折り曲げ部の外面側の二面に折
り曲げ部が重ねられるL字形の第2の折り曲げ部で接続
部を形成したことを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤの箱体は、開口部の片側に縦設された一体
形ヒンジを介して片側が支持され他側にハンドルが貫設
された扉が開口部に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤ
の箱体において、ハンドルの回転により上下動する枠体
を扉の他側の裏面に縦設し、上下動する枠体の係止部に
係合し扉の他側を箱体に固定する係止具を箱体の開口部
の他側に縦設したことを特徴とする。
【0017】また、請求項3に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤの箱体は、第1の放圧口が天井板に形成さ
れ、第2の放圧口が形成された傾斜屋根が天井板の上部
に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの箱体において、
天井板に片側が支持され他側が上方に揺動自在の第1の
放圧板を第1の放圧口に設け、第1の放圧板の上方への
揺動により上方に押圧される第2の放圧板を第2の放圧
口に設けたことを特徴とする。
【0018】また、請求項4に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤの箱体は、内側に折り曲げられた接続部が
外周に形成された長方形の分割側板を接続部で結合して
箱体の側板を構成し、開口部の片側に縦設された一体形
ヒンジを介して片側が支持され他側にハンドルが貫設さ
れた扉が開口部に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの
箱体において、片側に形成されたL字状の第1の折り曲
げ部と、この第1の折り曲げ部の外面側の二面に折り曲
げ部が重ねられるL字形の第2の折り曲げ部で接続部を
形成し、ハンドルの回転により上下動する枠体を扉の他
側の裏面に縦設し、上下動する枠体の係止部に係合し扉
の他側を箱体に固定する係止具を箱体の開口部の他側に
縦設したことを特徴とする。
【0019】さらに、請求項5に記載の発明の金属閉鎖
形スイッチギヤの箱体は、内側に折り曲げられた接続部
が外周に形成された長方形の分割側板を接続部で結合し
て箱体の側板を構成し、開口部の片側に縦設された一体
形ヒンジを介して片側が支持され他側にハンドルが貫設
された扉が開口部に設けられ、第1の放圧口が天井板に
形成され、第2の放圧口が形成された傾斜屋根が天井板
の上部に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの箱体にお
いて、片側に形成されたL字状の第1の折り曲げ部と、
この第1の折り曲げ部の外面側の二面に折り曲げ部が重
ねられるL字形の第2の折り曲げ部で接続部を形成し、
ハンドルの回転により上下動する枠体を扉の他側の裏面
に縦設し、上下動する枠体の係止部に係合し扉の他側を
箱体に固定する係止具を箱体の開口部の他側に縦設し、
天井板に片側が支持され他側が上方に揺動自在の第1の
放圧板を第1の放圧口に設け、第1の放圧板の上方への
揺動により上方に押圧される第2の放圧板を第2の放圧
口に設けたことを特徴とする。
【0020】このような手段によって、分割側板の接続
部の片側に形成した第1の折り曲げ部に対して、他側の
第2の折り曲げ部を重ね結合することで、側板を強化
し、また、扉の裏面の他側に縦設した枠体を箱体の係止
具にハンドルで係合することで、箱体に扉を強固に固定
し、さらに、上昇圧力で上動する第1の放圧板を介して
第2の放圧板を開放することで、箱体内の圧力を瞬時に
外部に放出する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属閉鎖形スイッ
チギヤの一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施形態
を示す全体斜視図で、請求項1及び請求項3に対応し、
箱体の右側後方から見た図ある。また、図2は、図1の
A−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
【0022】図1,図2及び図3において、この箱体
は、底板2と、この底板2の左右の前面側に上下に重ね
られた側板1A1,1A2と、これらの側板1A1,1
A2の後方に重ねられた側板1B1,1B2と、箱体の
背面側に設けられた側板1C及びこの側板1Cの上下の
側板1Dと、箱体の天井部に設けられた天井板3で大略
構成されている。
【0023】このうち、側板1A1,1A2には、前端
に対して、図2に示すように内側に折り曲げたコ字状の
折り曲げ部1a1が形成され、後端に対して略Z字状に
内側から後方に折り曲げた折り曲げ部1a2が形成され
ている。
【0024】同じく、側板1B1,1B2には、前端に
対してコ字状に折り曲げた折り曲げ部1b1が形成さ
れ、後端には、コ字状に折り曲げた後、更に外側に直角
に折り曲げた折り曲げ部1b2が形成され、このうち前
端の折り曲げ部1b1の内側は、側板1Aの後端の折り
曲げ部1a2の外面側(箱体の外面側)に重ねられてい
る。
【0025】このうち、側板1A1,1A2の後端の折
り曲げ部1a2と側板1Bの折り曲げ部1b1の前端
は、ボルトで締め付けられている。なお、側板1A1,
1A2,1B1,1B2の縦方向の断面形状も、図3と
同様になっている。
【0026】後面中間部の側板1Cは、図2においては
左右端に対して、コ字状の折り曲げ部1c1が対称的に
形成され、図3においては、上下端に対して、略Z字状
の折り曲げ部1c2が対称的に形成されている。
【0027】この側板1Cの上下に設けられた側板1D
には、上下端に対してコ字状の折り曲げ部1dが対称的
に形成され、上側の下端の折り曲げ部1dの内面は、側
板1Cの外面側に重ねられている。同様に、下側の側板
1Dの上端の折り曲げ部1dの内面は、側板1Cの下端
の折り曲げ部1c2の外面側に重ねられている。側板1
Cとこの側板1Cの上下の側板1Dは、ボルトで互いに
締め付けられている。
【0028】天井板3は、上段の側板1A1,1B1の
上端面と後部の側板1Dの上端面に対して図示しない溶
植スタッドとナットで固定されている。底板2と側板も
同様である。
【0029】天井板3の中央部には、長方形の開口部が
図1の破線で示すように形成されている。この開口部の
左側には、一対の蝶番4の片側が固定され、この蝶番4
の他側には、開口部の上面に重ねられた放圧板5の前端
が固定されている。
【0030】図4,図5及び図6は、扉6の取付構造を
示し、請求項2,請求項4及び請求項5に対応する図で
ある。このうち、図4は、図1及び図2の二点鎖線で示
した前面扉6と箱体との固定方法を示す分解斜視図であ
る。また、図5(a)は、図4の部分分解斜視図、図5
(b)は、図4の部分拡大詳細図、図6は、図4の部分
拡大横断面図である。
【0031】図4,図5及び図6において、箱体の前面
側から見て右側の側板1Aの折り曲げ部1a1の内側に
は、図4で示すように略Z字状に折り曲げられた掛け金
13が図6に示すように添設され、ボルト16で固定されて
いる。掛け金13には、ボルト穴13bが図4に示すように
等間隔に加工され、これらのボルト穴16aの前方には、
略L字形の溝13aが等間隔に形成されている。
【0032】扉6の裏面の前面側から見て右側には、プ
レス加工によって横断面がU字状に形成された枠9が縦
設されている。この枠9には、U字状の底部に対して、
上下方向に長い楕円穴9aが等間隔に4箇所打ち抜かれ
ている。さらに、中間部には、図4の部分拡大詳細図を
示す図5(b)に示すように、後部から見て右側の後部
に対して上下方向が長い角穴9bが形成されている。
【0033】枠9の底部には、角穴9bと対応する位置
に対し、ボルト16の頭部が溶接されている。枠9には、
4本の頭付きピン12が、前述した掛け金13に形成された
溝13aに対応する位置に対して、図4及び図6に示すよ
うに等間隔に貫設され、これらの頭付きピン12の先端に
は、止めピン27が挿入されている。
【0034】扉6の裏面には、前述した枠12の楕円穴9
aと対応する位置に対して、溶植スタッド26が図5に示
すようにあらかじめ溶接されている。枠12は、溶植スタ
ッド26に遊嵌された図5で示すカラー27を介して扉6に
添設され、大座金,ばね座金とナット28で扉6に固定さ
れている。
【0035】扉6の前面から見て左端の裏面には、扉6
の高さと同一の長さの一体形ヒンジ15が添設されてい
る。この一体形ヒンジ15の後面には、溶植スタッド26が
溶接されている。
【0036】扉6の右側中央部に取り付けられたハンド
ル7の回転軸の後端には、図5(b)に示すように帯板
状のリンク8の片側に形成された図示しない角穴が挿入
され、ボルト16で固定されている。
【0037】リンク8の他側には、横方向が長い長円穴
8aが形成され、この長円穴8aには、前述した枠9の
中央部の裏面に溶接されたボルト16の軸部が遊嵌してい
る。この軸部には、ダブルナットが螺合されている。
【0038】このように構成された扉6を箱体11に取り
付ける場合には、従来の扉と同様に左側の一体形ヒンジ
15を溶植スタッド26を介して箱体11の左側の側板1Aの
折り曲げ部1a1の前面に固定する。
【0039】次に、この扉6を閉じた状態で、ハンドル
7を前方から見て時計方向に回転する。すると、この回
転に伴って、リンク8も揺動し、このリンク8の長円穴
8aに遊嵌したボルト16を介して枠9が下方に駆動され
る。
【0040】すると、この枠9に貫設された頭付きピン
12が、掛け金13に形成された溝13aの上端から下降し
て、図6に示すようにピン12が溝13aの下部に嵌合す
る。この結果、扉6は、枠12と掛け金13を介して箱体11
に固定される。
【0041】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤの箱体においては、この箱体の外壁を構成する側板
1A,1B,1C,1D相互間の結合を、これらの側板
1A,1B,1C,1Dに形成された折り曲げ部のL形
の二重の重ね合わせ面で重ねた後、最初の折り曲げ部を
ボルトで締め付けることで、結合後の剛性を上げること
ができる。
【0042】一方、扉6の箱体への固定は、扉の左側
は、一体形ヒンジ15を介して強固に固定し、扉の右側
は、U字状に形成され剛性の高い枠9と4本のピン12を
介して箱体側の掛け金13の溝部13aに固定したので、こ
れまた強固に固定することができる。したがって、内部
の主回路の相間や、主回路と対接地電位間で発生した短
絡によって上昇した内圧に対して、扉の固定部からの離
脱を防ぐことができる。
【0043】次に、図7は、本発明の金属閉鎖形スイッ
チギヤの第2の実施形態を示す図で、屋外設置形の場合
を示し、箱体の内圧を放圧する放圧部を箱体の天井板に
構成した請求項3に対応する図を示す。なお、図8は、
放圧部が動作した状態を示す。
【0044】図7において、箱体11Aの天井板22の中央
部に形成された図示しない平面図では長方形の開口部22
aの左右の上面には、天井板22の上面に対して、一対の
蝶番4が紙面直交方向に固定されている。これらの蝶番
4の対向側には、小形の放圧板23の片側が固定され、各
放圧板23の対向側は、上方に僅かに折り曲げられてい
る。
【0045】天井板22の上部には、前方斜面部17aと後
方斜面部17bが上端に形成され、中央部にフランジ部18
が突設された屋根17が固定されている。この屋根17に
は、箱体11Aの天井板22の前方と後方に対して開口部が
形成され、この開口部には、網板から製作された塞ぎ板
24が固定されている。
【0046】屋根17の上端の中央部に形成された開口部
には、上端が外側に折り曲げられた角筒状のフランジ部
18が立設され、このフランジ部18の前後には、放圧口が
形成されている。
【0047】このフランジ部の上端には、詳細省略した
ヒンジ21の片側が固定され、このヒンジ21の他側には、
フランジ部18の上面に載置された断面逆U字状の放圧蓋
20の前端下面が固定されている。なお、フランジ部18の
上面には、パッキン19があらかじめ接着されている。
【0048】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤの箱体において、箱体11Aの内部で発生した短絡事
故などで上昇した箱体内の圧力は、この上昇圧力によっ
て、左右の蝶番4を軸として、まず、放圧板23を揺動さ
せて、図8に示すように上方に開放する。
【0049】すると、この結果圧力が上昇したフランジ
部18の内部によって、このフランジ部18の上端の蓋20が
左端の蝶番21を軸に図8の一点鎖線で示すように駆動さ
れて、フランジ部18の上端が開放される。
【0050】また、このように構成された金属閉鎖形ス
イッチギヤにおいては、図8の矢印Eに示すように上方
に揺動する放圧板23の上端によって、上方の蓋20を下側
から押し上げることができるので、この蓋20の開放始動
時間を早めることができ、放圧効果を上げることができ
る。
【0051】さらに、図8において、下側の放圧板23
は、図8の矢印Eに示すように上方に揺動して、フラン
ジ部18の下側の前後を遮蔽することによって、屋根17の
前後端の下部に形成された塞ぎ板24の開口部を遮蔽する
ことにより、網状の塞ぎ板24から放出される圧力空気や
アークによる箱体の前方と後方への保守員への波及を防
ぐこともできる。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明によれば、片側に形成され
たL字状の第1の折り曲げ部と、この第1の折り曲げ部
の外面側の二面に折り曲げ部が重ねられるL字形の第2
の折り曲げ部で分割側板の接続部を形成し、ハンドルの
回転により上下動する枠体を扉の他側の裏面に縦設し、
上下動する枠体の係止部に係合し扉の他側を箱体に固定
する係止具を箱体の開口部の他側に縦設するとともに、
天井板に片側が支持され他側が上方に揺動自在の第1の
放圧板を第1の放圧口に設け、第1の放圧板の上方への
揺動により上方に押圧される第2の放圧板を第2の放圧
口に設けることで、分割側板の接続部の片側に形成した
第1の折り曲げ部に対して、他側の第2の折り曲げ部を
重ね結合することで、側板を強化し、また、扉の裏面の
他側に縦設した枠体を箱体の係止具にハンドルで係合す
ることで、箱体に扉を強固に固定し、さらに上昇圧力で
上動する第1の放圧板を介して第2の放圧板を開放する
ことで、箱体内の圧力を瞬時に外部に放出したので、箱
体の製作が容易で強度を上げることができ、簡単な構造
で内部圧力を放出させることができ、屋外にも設置可能
な金属閉鎖形スイッチギヤの箱体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの箱体の第1
の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの箱体の第2
の実施形態を示す部分分解斜視図。
【図5】図4の部分分解斜視図。
【図6】図4のC−C断面拡大詳細図。
【図7】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの箱体の第3
の実施形態を示す部分縦断面図。
【図8】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの箱体の第3
の実施形態の作用を示す図。
【図9】従来の金属閉鎖形スイッチギヤの箱体の一例を
示す右側面図。
【符号の説明】
1A1,1A2,1B1,1B2,1C,1D…側板、
1a1,1a2,1b1,1b2,1c1,1c2…曲
げ部、2…底板、3…天井板、4…ヒンジ、5…放圧
板、6…扉、7…ハンドル、8…レバー、9…枠、10…
長円穴、11…箱体、12…頭付きピン、13…掛け金、13a
…溝、15…一体形ヒンジ、16…ボルト。
フロントページの続き (72)発明者 永井 悦郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 竹田 道郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 宮崎 雅隆 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に折り曲げられた接続部が外周に形
    成された長方形の分割側板を前記接続部で結合して箱体
    の側板を構成する金属閉鎖形スイッチギヤの箱体におい
    て、片側に形成されたL字状の第1の折り曲げ部と、こ
    の第1の折り曲げ部の外面側の二面に折り曲げ部が重ね
    られるL字形の第2の折り曲げ部で前記接続部を形成し
    たことを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤの箱体。
  2. 【請求項2】 開口部の片側に縦設された一体形ヒンジ
    を介して片側が支持され他側にハンドルが貫設された扉
    が前記開口部に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの箱
    体において、前記ハンドルの回転により上下動する枠体
    を前記扉の他側の裏面に縦設し、前記上下動する枠体の
    係止部に係合し前記扉の他側を前記箱体に固定する係止
    具を前記箱体の開口部の他側に縦設したことを特徴とす
    る金属閉鎖形スイッチギヤの箱体。
  3. 【請求項3】 第1の放圧口が天井板に形成され、第2
    の放圧口が形成された傾斜屋根が前記天井板の上部に設
    けられた金属閉鎖形スイッチギヤの箱体において、前記
    天井板に片側が支持され他側が上方に揺動自在の第1の
    放圧板を前記第1の放圧口に設け、前記第1の放圧板の
    上方への揺動により上方に押圧される第2の放圧板を前
    記第2の放圧口に設けたことを特徴とする金属閉鎖形ス
    イッチギヤの箱体。
  4. 【請求項4】 内側に折り曲げられた接続部が外周に形
    成された長方形の分割側板を前記接続部で結合して箱体
    の側板を構成し、前記開口部の片側に縦設された一体形
    ヒンジを介して片側が支持され他側にハンドルが貫設さ
    れた扉が前記開口部に設けられた金属閉鎖形スイッチギ
    ヤの箱体において、片側に形成されたL字状の第1の折
    り曲げ部と、この第1の折り曲げ部の外面側の二面に折
    り曲げ部が重ねられるL字形の第2の折り曲げ部で前記
    接続部を形成し、前記ハンドルの回転により上下動する
    枠体を前記扉の他側の裏面に縦設し、前記上下動する枠
    体の係止部に係合し前記扉の他側を前記箱体に固定する
    係止具を前記箱体の開口部の他側に縦設したことを特徴
    とする金属閉鎖形スイッチギヤの箱体。
  5. 【請求項5】 内側に折り曲げられた接続部が外周に形
    成された長方形の分割側板を前記接続部で結合して箱体
    の側板を構成し、開口部の片側に縦設された一体形ヒン
    ジを介して片側が支持され他側にハンドルが貫設された
    扉が前記開口部に設けられ、第1の放圧口が天井板に形
    成され、第2の放圧口が形成された傾斜屋根が前記天井
    板の上部に設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの箱体に
    おいて、片側に形成されたL字状の第1の折り曲げ部
    と、この第1の折り曲げ部の外面側の二面に折り曲げ部
    が重ねられるL字形の第2の折り曲げ部で前記接続部を
    形成し、前記ハンドルの回転により上下動する枠体を前
    記扉の他側の裏面に縦設し、前記上下動する枠体の係止
    部に係合し前記扉の他側を前記箱体に固定する係止具を
    前記箱体の開口部の他側に縦設し、前記天井板に片側が
    支持され他側が上方に揺動自在の第1の放圧板を前記第
    1の放圧口に設け、前記第1の放圧板の上方への揺動に
    より上方に押圧される第2の放圧板を前記第2の放圧口
    に設けたことを特徴とする金属閉鎖形スイッチギヤの箱
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061358A3 (en) * 2001-12-21 2003-09-18 Square D Co Arc-resistant enclosure
JP2011061969A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Shinko Seisakusho:Kk 屋外用鋼製収納箱及び屋外用鋼製収納箱の製造方法

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WO2003061358A3 (en) * 2001-12-21 2003-09-18 Square D Co Arc-resistant enclosure
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