JPH0730513U - 低圧配電盤 - Google Patents

低圧配電盤

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JPH0730513U
JPH0730513U JP6046993U JP6046993U JPH0730513U JP H0730513 U JPH0730513 U JP H0730513U JP 6046993 U JP6046993 U JP 6046993U JP 6046993 U JP6046993 U JP 6046993U JP H0730513 U JPH0730513 U JP H0730513U
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基興 浦野
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中立電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉器等の配線器具の組付け、建築物の壁面
等への取付け作業が容易な低圧配電盤。 【構成】 電灯分電盤10は、分岐ブレーカ18等がベ
ース板12の表面に取付けられている。このベース板
は、周縁パネル48、50及び前面パネル46が一体に
形成された外装箱14が被せられ、分岐ブレーカが外装
箱の内部に収容される。このため、外装箱を取り外せ
ば、ベース板の上面側は勿論、周囲も開放されるため、
分岐ブレーカ等の取付けが容易となり、分岐ブレーカ等
への配線の接続スペースも十分に確保することができる
と共に、電灯分電盤を軽量化することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、幹線から供給される低圧電圧を負荷毎に分岐して供給する低圧配電 盤に係り、詳細には、壁面等に取付けられる露出型の低圧配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の電灯設備や低圧動力設備に供給される低圧電圧は、電灯分電盤又は動力 分電盤等の低圧配電盤から分岐されている。例えば、電灯分電盤には、変電設備 から引き出された幹線が接続される主開閉器、それぞれの電灯負荷が接続される 分岐用開閉器が設けられており、この主開閉器と個々の分岐用開閉器が銅バー等 の母線によって接続されており、変電設備等から供給された低圧電圧が、分岐用 開閉器によって分岐されて、個々の電灯設備に供給される。
【0003】 ところで、このような電灯分電盤は、主開閉器や分岐用開閉器をベース板に組 付けて、このベース板を外箱の内部に収容して取付けられており、この電灯分電 盤の外箱を建築物の所定の壁面に取付けるようにしている。
【0004】 すなわち、外箱の内部に主開閉器、分岐用開閉器を取付けてこれらを母線によ って接続しようとすると、組付けのための作業スペースを大きく確保しなければ ならず、外箱を大きくしなければならない。このために、予め強固なベース板に 主開閉器、分岐用開閉器を組付けて、これらが組付けられたベース板を外箱内に 取付けるようにしている。これによって、低圧配電盤の製作作業を安全にかつ効 率良く行うことができる。
【0005】 ところで、外箱の内部に強固なベース板を収容させた場合、外箱は比較的小さ くすることができるが、電灯分電盤自体は重たくなってしまう。この重量の嵩ん だ電灯分電盤を建築物の壁面に正確にかつ確実に取り付ける作業は容易ではない 。また、ベース板を周囲が外箱に囲われいるため、狭いスペースの中で配線の接 続作業を行わなければならない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事実を考慮してなされたものであり、開閉器等の配線器具の組付 けが容易であると共に、建築物の壁面等への取付け作業が容易な低圧配電盤を提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る低圧配電盤は、低圧電源を配線用遮断器を含む所定の 分岐回路を介して負荷設備に供給する低圧配電盤であって、一方の面に前記配線 遮断器が取付けられて分岐回路が組付けられると共に他方の面を所定の壁面に対 向させて直接取付け可能な略平板状のベース板と、前記配線用遮断器の操作を可 能とする開口部が形成された前面パネル及び前面パネルの周囲から延設された周 壁が一体で形成され前記周壁の先端内方に前記ベース板と共に前記分岐回路を収 容する外装箱と、を備えていることを特徴とする。
【0008】 本考案の請求項2に係る低圧配電盤は、請求項1の低圧配電盤であって、前記 ベース板の他方の面に前記壁面との間に所定の間隙を形成する脚部を設けると共 に、前記外装箱が前記周壁の先端部で前記所定の間隙を覆うように前記ベース板 に取付けられることを特徴とする。
【0009】 本考案の請求項3に係る低圧配電盤は、請求項1又は請求項2の低圧配電盤で あって、前記ベース板の上端及び下端に配線引込み用の板部材を設け、前記外装 箱の周壁の先端部に前記板部材の表面を開放する切込み部を設けたことを特徴と する。
【0010】 本考案の請求項4に係る低圧配電盤は、請求項3の低圧配電盤であって、前記 切込み部の周縁に前記板部材の周縁部が嵌合可能な溝部を形成していることを特 徴とする。
【0011】
【作用】
本考案の請求項1に記載の低圧配電盤は、この外装箱の開口をベース板によっ て覆い、配線用遮断器等を収容する箱体を構成している。このため、配線用遮断 器等を収容する箱体の重量を軽くすることができる。
【0012】 また、外装箱をベース板から取り外せば、ベース板の周囲の周壁が無くなるた めベース板の表面は勿論、ベース板の周囲も開放することができ、ベース板への 配線用遮断器の組付け等の作業及び、このベース板に取付けられた配線用遮断器 等への負荷配線の接続スペースを十分に確保することができ、作業性を向上させ ることができる。
【0013】 請求項2に記載の考案では、ベース板を壁面に取り付けたときに、脚部によっ てベース板と壁面との間に所定の間隙を形成する。この間隙によって、ベース板 に配線用遮断器等を取付けたときに、取付け用のボルト・ナットやネジ等がベー ス板の壁面側に突出しても、これらが壁面にぶつかり、壁面に取付けたベース板 の平面性が損なわれるのを防ぐことができる。この間隙は、外装箱の周壁の先端 部によって隠されるため、壁面に取付けられた低圧配電盤の外観が損なわれるこ とがない。
【0014】 請求項3に記載の考案では、ベース板の上端部及び下端部に電気配管等を連結 する板部材を設けている。また、外装箱には、この板部材の表面を開放するよう に切込み部を形成している。このため、外装箱のベース板からの着脱に、低圧配 電盤に接続された配線や配管が支障をきたすことがない。
【0015】 請求項4に記載の考案では、板部材の周縁を外装箱に設けた溝に嵌合させるよ うにしている。これによって、電気配管が接続された板部材ががたついて、この 板部材に接続された電気配管や配線等が不安定な状態となることなく、確実に保 持することができる。
【0016】
【実施例】
図1乃至図4には、本考案の低圧配電盤の一例として本実施例に適用した電灯 分電盤10を示している。
【0017】 図2に示されるように、電灯分電盤10は、略矩形状のベース板12と、ベー ス板12の表面側(図2に示す紙面表側)を覆う略箱体形状の外装箱14によっ て形成されている。
【0018】 このベース板12の表面側の中央上部には、配線回路を構成するメインブレー カ16が取付けられ、メインブレーカ16の下方には、左右両側(図2の紙面左 右方向)に、複数個の分岐ブレーカ18が設けられ、さらに、分岐ブレーカ18 の下方には、ニュートラル端子20が取付けられている。メインブレーカ16と 分岐ブレーカ18及びニュートラル端子20は、銅バー22、24からの分岐線 26又は電線28によって接続されている。これらはボルト・ナット又はネジ止 め等によってベース板12に組付けられて固定されており、ベース板12はこれ らを保持するのに十分な強度を有している。
【0019】 このメインブレーカ16の一次側(図2の紙面上方側)には、電灯分電盤10 に電灯電源(単相100/200V)を供給するための図示しない幹線ケーブル が接続される。また、それぞれの分岐ブレーカ18の二次側(銅バー22、24 と反対側)と、ニュートラル端子20に個々の電灯負荷が接続された電灯配線が 接続される。これにより、メインブレーカ16に接続された幹線ケーブルから、 分岐ブレーカ18及びニュートラル端子20を介して電灯負荷に所定容量の電源 を供給することができるようになっている。なお、ニュートラル端子20を使用 しないで、分岐ブレーカ18によって200Vの電灯電源を負荷に供給すること ができるのは勿論である。
【0020】 これらのメインブレーカ16、分岐ブレーカ18、ニュートラル端子20等の 上面側には、中仕切りパネル30が配置されている。この中仕切りパネル30は 、ベース板12に取付けられたメインブレーカ16等を一体で覆う略矩形平板形 状で、メインブレーカ16の操作ハンドル16A、分岐ブレーカ18の操作ハン ドル16Aが露出するように複数の開口部32A、32Bが設けられている。
【0021】 ベース板12には、中仕切りパネル30を取付けるためのブラケット34、3 6が取付けられている。上下に配置された、ブラケット36には、一端が中仕切 りパネル30に連結されたヒンジ36Aが取付けられ、回動可能に支持されてい る。また、ブラケット34の先端部には、ネジ孔34Aが螺設されており、メイ ンブレーカ16等を覆った中仕切りパネル30を中仕切りパネル30に設けられ たネジ38を螺合させてベース板12に固定可能となっている。
【0022】 これによって、中仕切りパネル30が電灯分電盤10内の充電部分を隠すよう になっている。また、ネジ38を外すことにより、充電部分を開放し(図2に示 す状態)、メインブレーカ16、分岐ブレーカ18及びニュートラル端子20へ 幹線ケーブルや負荷への配線を接続することができる。なお、中仕切りパネル3 0としては、樹脂等の絶縁性部材であってもよく、また、充電部との離隔距離を 保つことができれば金属製であってもよい。
【0023】 一方、ベース板12の上端及び下端の幅方向の中央部には、略L字状に屈曲さ れ先端部がベース板12の表面から垂直に延設された配線貫通板40が取付けら れている。これらの配線貫通板40には、例えば配管接続用のパンチ穴を穿設す ることにより、幹線ケーブルや各負荷への接続配線を収容した図示しない配管を ベース板12へ連結して、ベース板12の表面側に配線の引出しを可能としてい る。
【0024】 また、図3及図4に示されるように、ベース板12のメインブレーカ16等が 取付けられた表面側と反対の裏面側には、複数の脚部42が設けられている。こ れらの脚部42は、例えば中央部が凸となるようにハット状に屈曲させた金具の 両端をベース板12に取付けたもの等を使用することができ、ベース板42の裏 面側に一定の状態で突出したものであればこれに限定するものではない。
【0025】 ベース板12は、これらの脚部42を建築物の壁面44等の所定の位置に押し 当てて、図示しないアンカーボルト等の固定手段によって固定されるようになっ ている(図4参照)。このとき、ベース板12は脚部42によって壁面44から 所定の間隔だけ離間した状態となっており、ベース板12の表面側のメインブレ ーカ16、分岐用ブレーカ18、ニュートラル端子20を固定するボルト・ナッ ト、ネジ等がベース板12の裏面側に突出しても、壁面44に当たることがない ようにしている。
【0026】 図2に示されるように、ベース板12の表面側を覆う外装箱14は、ベース板 12より僅かに大きく形成された前面パネル46と、この前面パネル部46の周 縁部をベース板12側へ折り返して外装箱14内に所定の空洞を形成する周縁パ ネル48、50によって略矩形箱体状に形成されており、ベース板12側の面が 開放されている。なお、この外装箱14は、例えばプレス加工によって成形した ものを用いることができる。
【0027】 外装箱14の前面パネル部46の中央部には、中仕切りパネル30の開口部3 2A、32Bを一体で開放可能な開口部56が設けられている。また、外装箱1 4の幅方向(図2の紙面左右方向)の両側の周縁パネル50には、外装箱14を 持ち上げるときの把手となる把手口58が設けられている。なお、この把手口5 8の内方にはカバーが設けられ、挿入した手先が外装箱14の内方へ入り込まな いようにしている。
【0028】 また、外装箱14の上下の周縁パネル48には、矩形形状の切込み部60が形 成されている。この切込み部60の開口周縁の内側には、段差が設けられ周縁パ ネル48との間に溝部62を形成するブラケット64が取付けられている。この 溝部62には、ベース板12に取付けられた配線貫通板40の周縁部が嵌合され るようになっている。
【0029】 この外装箱14は、周縁パネル48、50の先端の開口側をベース板12に被 せるようにしてベース板12を覆うようになっている。このとき、ベース板12 の周縁部から表面側へ向けて屈曲されて延設された複数のリブ52、54を、外 装箱14の周縁パネル48、50の内面に当接させるようにして取付けられる( 図1に組付けた状態を示す)。このリブ52、54によって、外装箱14のベー ス板12の表面方向に沿った取付け位置が決定されるようになっている。なお、 外装箱14の周縁パネル48、50とそれぞれのリブ52、54の間で複数箇所 の引掛け式の止め金及びネジ止めを行い、外装箱14をベース板12へ固定すよ うにしている。
【0030】 また、ベース板12の配線貫通板40は、周縁パネル48の切込み部60の周 縁内方に設けられた溝部62に嵌合するようになっている。また、ベース板12 を周囲を覆う周縁パネル48、50の先端は、ベース板12の裏面側へ突出する ようになっており(図3及び図4参照)、これによって、ベース板12とこのベ ース板12が取付けられた壁面44との間の隙間を塞いでいる。なお、前面パネ ル46の開口部56には、前面パネル46と中仕切りパネル30の間の隙間を埋 めるための折り返し部56Aが形成されている。また、図2に示されるように、 ベース板12の上端部及び下端部には、壁面44側からの配線を引き入れ可能と する開口部12Aを覆う背面配線貫通板74を設けている。
【0031】 次の本実施例の作用を説明する。 電灯分電盤10では、ベース板12に直接メインブレーカ16、分岐ブレーカ 18、ニュートラル端子20等を取付けて、これらを銅バー22、24、分岐バ ー26及び電線28によって接続して組付けられる。このようにして、メインブ レーカ16、分岐ブレーカ18及びニュートラル端子20が組付けられたベース 板12には、外装箱14が被せられる。
【0032】 このとき、ベース板12が略平板状であるため、メインブレーカ16等の配線 器具の組付け作業が極めて容易である。また、電灯分電盤10では、配線器具を 収容する外装箱14の一方の面が開放されているため、従来の電灯分電盤を構成 する外箱より重量が軽くなり、従来の電灯分電盤より軽量化されている。
【0033】 このような電灯分電盤10を建築物の壁面44等に取付ける場合、まず、ベー ス板12から外装箱14を取外したのち、このベース板12を壁面44へ固定す る。このとき、ベース板12は、裏面側の脚部42によって壁面44から所定の 間隔離間するため、メインブレーカ16等の配線器具をベース板12に取付ける ときのボルト・ナットやネジ等がベース板12の裏面側に突出していても、これ らが壁面44に当たって、壁面44へベース板12を取付けたときのベース板1 2の平面性が損なわれることがない。
【0034】 また、従来、電灯分電盤を壁面に取付けるときは、配線器具が取付けられたベ ース板を箱体に取付けてから、箱体を壁面に取付けなければならないが、ベース 板を取付けの補強を施し、また、取付けられたベース板の配線器具への配線作業 スペースの確保等により重たくなった盤を壁面に取付けるのは大変な作業であり 、場合によっては、ベース板を取外して箱体を壁面に取付けた後に再度ベース板 の取付け作業を必要とする場合もあるが、電灯分電盤10では、壁面44に直接 ベース板12を取付ける構造であるため、軽量であり、略平板状のため配線器具 の周囲が開放されており、作業効率が極めて向上する。
【0035】 壁面44に取付けられたベース板12には、幹線ケーブルや負荷への配線が接 続される。これらのケーブルや配線は、ベース板12の上端及び下端に設けた配 線貫通板40にパンチ孔を穿設して、配管等を連結して又はこのパンチ孔から直 接にベース板12の表面へ引き入れられる。このようにして引き入れられたケー ブルや配線を順にメインブレーカ16、分岐ブレーカ18、ニュートラル端子2 0に接続される。
【0036】 ベース板を箱体の内部に収容している従来の電灯分電盤では、ケーブルや配線 の接続作業を、箱体内の狭いスペースで行わなければならなかったが、電灯分電 盤10では、ベース板12の周囲が開放されているため、ケーブルや配線の接続 の作業スペースが広く確保でき、作業性の向上が達成されている。
【0037】 このようにして、ベース板12の取付け、ケーブルや配線の接続が終了すると 、このベース板12に外装カバー14を被せる。このとき、ベース板12へ引き 入れられているケーブルや配線は、配線貫通板40又は背面配線貫通板74を貫 通してのみ引き入れており、外装箱14に形成した切込み部60によって、外装 箱14を取付けるときの支障となることがない。
【0038】 また、外装箱14は、周縁パネル48、50の先端部内方にベース板12を収 容し、それぞれの先端がベース板12から壁面44へ向けて突出するため、ベー ス板12を壁面44へ取付けたときの隙間を完全に隠すことができ、ベース板1 2と壁面44の間の間隙が、壁面44に取付けられた電灯分電盤10の外観を損 ねることがない。
【0039】 通常、壁面44に取付けられた電灯分電盤10は、前面及び側面が人目に触れ やすい。ここで、電灯分電盤10には、ケーブルや配線をベース板12の上端及 び下端に設けた配線貫通板40を貫通してのみ引き入れており、両側の周縁パネ ル50と前面パネル46を一体にしているため、不必要な段差やパネル同志の接 続部分が無く、外観品質が極めて良好なものとなっている。また、配線等が貫通 している配線貫通板40は、周縁部が溝部62に嵌合しているため、確実に連結 された配管等を保持することができる。
【0040】 このようにして取付けられた電灯分電盤10では、前面パネル46の開口部5 6から中仕切りパネル30によって充電部を隠した状態で、メインブレーカ16 の操作ハンドル16A、分岐ブレーカ18の操作ハンドル18Aを操作して、各 負荷への電源の供給が可能となる。また、電灯分電盤10の点検等のメンテナン スを行うときには、外装箱14をベース板12から取り外すことにより、メイン ブレーカ16、分岐ブレーカ18、ニュートラル端子20が設けられたベース板 12の表面側を開放することができると共に、メンテナンスを行うときの十分な 作業スペースを確保することができる。
【0041】 なお、電灯分電盤10では、前面パネル46に形成した開口部56によって、 操作ハンドル16A、18Aを操作可能に開放した状態にしているが、この開口 部56に開閉扉等を配置して、操作ハンドル16A、18Aの操作時のみ、操作 ハンドル16A、18Aの周囲を操作可能に開放するものであってもよい。また 、配線貫通板40の周縁部が嵌合する溝部62の形状は、本実施例に限定するも のではない。
【0042】 例えば、図5に示されるように、外装箱14の周縁パネル48の内面に取付け たブラケット70によって、配線貫通板40の先端部が嵌合する断面形状が三角 形状の溝部72を形成したものであってもよい。これによって、溝部72に嵌め 込まれた配線貫通板40を外装箱14へ確実に固定することができる。また、配 線貫通板40自体が確実に配管等を保持できる強度を持つ場合においては、ブラ ケット64及びブラケット70を不要とすることもでき、図6に示されるように 、ベース板12を屈曲させて延長させた形状とし、この延長部80に設けた配線 貫通孔82へ、別に設けた配線貫通板84をビス止めする形状であってもよい。
【0043】 さらに、本実施例では、本考案を電灯分電盤10に適用して説明したが、低圧 の動力設備へ電源を供給する動力分電盤や端子盤及び制御配線回路が組付けられ た制御盤等の、壁面に直接取付けられる所謂露出型の一般的に低圧配電盤に適用 することができる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案の低圧配電盤は、配線用遮断器等が取付けられるベ ース板を外装箱で覆うため、外装箱を取り外すことによりベース板の表面及び周 囲が開放され、配線用遮断器等の分岐回路を形成する部品の取付け作業は勿論の こと、これらの部品に配線を接続する作業を容易に行うことができる。また、外 装箱を取外した状態でベース板を建築物の壁面等へ取付けたのちに、外装箱を取 付ければよく、低圧配電盤の取付け作業が極めて容易となる優れた効果を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した電灯分電盤を示す斜視図で
ある。
【図2】ベース板からを外パネルを取外した状態を示す
斜視図である。
【図3】ベース板を裏面側から見た概略斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った要部断面図である。
【図5】溝部の変形例を示す図4と略同一位置での概略
断面図である。
【図6】配線貫通用の板部材の変形例を示すベース板の
概略斜視図である。
【符号の説明】
10 電灯分電盤(低圧配電盤) 12 ベース板 14 外装箱 16 メインブレーカ 18 分岐ブレーカ(配線用遮断器) 40 配線貫通板(板部材) 42 脚部 46 前面パネル 48、50 周縁パネル(周壁) 56 開口部 60 切込み部 62 溝部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧電源を配線用遮断器を含む所定の分
    岐回路を介して負荷設備に供給する低圧配電盤であっ
    て、 一方の面に前記配線遮断器が取付けられて分岐回路が組
    付けられると共に他方の面を所定の壁面に対向させて直
    接取付け可能な略平板状のベース板と、 前記配線用遮断器の操作を可能とする開口部が形成され
    た前面パネル及び前面パネルの周囲から延設された周壁
    が一体で形成され前記周壁の先端内方に前記ベース板と
    共に前記分岐回路を収容する外装箱と、 を備えていることを特徴とする低圧配電盤。
  2. 【請求項2】 前記ベース板の他方の面に前記壁面との
    間に所定の間隙を形成する脚部を設けると共に、前記外
    装箱が前記周壁の先端部で前記所定の間隙を覆うように
    前記ベース板に取付けられることを特徴とする請求項1
    の低圧配電盤。
  3. 【請求項3】 前記ベース板の上端及び下端に配線引込
    み用の板部材を設け、前記外装箱の周壁の先端部に前記
    板部材の表面を開放する切込み部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2の低圧配電盤。
  4. 【請求項4】 前記切込み部の周縁に前記板部材の周縁
    部が嵌合可能な溝部を形成していることを特徴とする請
    求項3の低圧配電盤。
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