JP3166945B2 - 産業車両のモータ防護装置 - Google Patents

産業車両のモータ防護装置

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JP3166945B2
JP3166945B2 JP03547793A JP3547793A JP3166945B2 JP 3166945 B2 JP3166945 B2 JP 3166945B2 JP 03547793 A JP03547793 A JP 03547793A JP 3547793 A JP3547793 A JP 3547793A JP 3166945 B2 JP3166945 B2 JP 3166945B2
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憲司 廣田
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Toyota Industries Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動フォークリフト等
の産業車両において、機台下部に取付けられる走行モー
タの防水をより確実なものとしたモータ防護装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電動フォークリフトにおける走行モータ
(以下、単にモータという)は、ミッションケースと一
体に機台に取付けられ、機台内部の空間に配置されるた
め、地表から飛散する雨水に対するカバーが取付けられ
る場合がある。このカバーは、出荷段階で取付けられる
場合と、販売後にユーザにより取付けられる場合があ
る。
【0003】図5及び図6は、前二輪同時駆動の電動フ
ォークリフトを例にした従来のカバー取付け構造を示
す。上記駆動方式を採る電動フォークリフトでは、左右
の駆動輪を連結した両ミッションケース間に上下にモー
タが配置され、カバー1は、下側モータ2に対して設け
られる。この場合、下側モータ2は、左右に分離した一
対のロワフレーム3,3の端縁上に位置し、カバー1
は、一対のロワフレーム3,3の端縁部間に溶接により
架設されたアンダプレート4を利用して取付けられる。
【0004】すなわち、下側モータ2の外周面下端が接
近するアンダプレート4の端部には、取付用部5が形成
され、該取付用部5にカバー1の基端部1aが重合され
てボルト6によりカバー1が取付けられている。カバー
1の基端部1aから延びる本体部1bは、下側モータ2
の外周面に倣って折れ線状に曲折した自由端をなしてい
る。このような取付け構造は、取付用部5に形成された
通孔5aにボルト6が挿通され、更に、ボルト6が基端
部1aのねじ孔7にねじ止めされ、カバー1の基端部1
aを取付用部5に締着した所謂片持ち支持構造となる。
【0005】しかして、アンダプレート4は、販売後の
取付けに対処できるように、上記一対のロワフレーム
3,3に装備して出荷される。ただし、この出荷時より
カバー1を取付けないアンダプレート4には、取付用部
5が形成される部分を空きスペースとしたもの又は通孔
5aを形成しないものが用いられる。この理由は、機台
の部材に通孔5aが形成されていると、塗料が通孔5a
の中心まで充分に塗布されずに、錆を誘発するおそれが
あるからである。
【0006】したがって、販売後にユーザがカバー1を
取付ける場合は、取付用部5に相当する部材を、空きス
ペースの部分に溶接したり、通孔5aをドリル等で穿設
した後、カバー1をボルト締めすることになる。このよ
うなカバー1は、両ミッションケース間の下側開放空間
より侵入する雨水に対してモータ外周面に形成された空
気孔の防壁となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、電動
フォークリフトでは、走行モータ及びミッションケース
を主体とする走行機構を、より機台下部に集約して配置
するようになり、下側モータ2がよりロワフレーム3に
接近され、例えば地面から十数センチに位置するように
なっている。このように下側モータ2が地面近くに配置
されるようになると、雨水に対する考慮が払われるよう
になり、販売後のカバー取付けケースが多くなってきて
いる。
【0008】しかしながら、従来のカバー取付け仕様で
ない製品では、上述したようにアンダプレート3に通孔
5aを設けないで出荷しているため、ユーザにとって、
通孔5aを形成した取付用部5に相当する部材を溶接し
たり、取付用部5に相当する部分に通孔5aを形成する
という煩わしさがあり、ボルト締め等の簡単な係止作業
だけで取付けることができる構造が要望されていた。
【0009】本発明は、機台側の部材に何らの加工を行
うことなく簡単な係止作業で取付けることができる産業
車両のモータ防護装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、機台を構成す
る左右に分離した一対のロワフレームにおける端縁前方
の機台空間に各駆動輪に連結した両ミッションケースが
対向し、該両ミッションケースの間に走行モータが配置
される産業車両において、一対のロワフレームの端縁部
に架設されるクロスプレートと、一端部が前記クロスプ
レート及び一対のロワフレーム間に係合され、前記両ミ
ッションケースの下側開放空間をほぼ覆うように前記モ
ータの下方に延在し、かつ、他端部が前記ミッションケ
ースの既設部材に係止されるカバーを設けたものであ
る。
【0011】
【作用】このような構成によれば、カバーの一端部は、
一対のロワフレームとクロスプレート間に単に係合させ
るだけで支持される。また、他端部は、両ミッションケ
ースにおける既設部材、例えば両ミッションケースの端
部間を結ぶブレイスロッドにボルト締めにより係止する
ことができる。このため、本カバーは、機台側の部材に
何らの加工を行うことなく、機台側の部材に取付けるこ
とができる。
【0012】また、本カバーは、両ミッションケースの
下側開放空間を遮蔽する床体となって、より確実な雨水
防壁の機能を果たすものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る産業車両のモータ防護装
置について、二輪同時駆動車に適用した実施例によって
詳細に説明する。本モータ防護装置を適用した産業車両
の機台11は、図1に示すように、図外のバッテリが載
置される左右に分離した一対のロワフレーム12の前方
側の端縁から両タイヤフレーム13が起立され、該両タ
イヤフレーム13の内側の機台空間には、左右に対面す
る各縦フレーム14が連設されている。該各縦フレーム
14は各ロワフレーム12の端縁部に連設されるととも
に、該各ロワフレーム12と一体の各サイドフレーム1
5を接続するクロスフレーム16に連設されている。
【0014】なお、一対のロワフレーム12の端縁内側
コーナには、後述する両ミッションケース19の下端部
との干渉を回避したスペース12aが形成されている。
図2に示すように、上下に配置される下側モータ17と
上側モータ18は、各ミッションケース19を介して縦
フレーム14に支持され、駆動輪が取付けられるホイー
ル20に動力伝達を行うようになっている。
【0015】本実施例におけるカバー21は、図3に示
すように、複数のねじ孔22が形成され本発明の一端部
をなす平坦部23と、該平坦部23から下側モータ17
の下方に延在したプレート状の本体部24と、本発明の
他端部を構成する締結用部25とからなる。平坦部23
の下面には、ねじ孔22に螺入されるボルト22aによ
って長尺状の補助金具26が締着されている。該補助金
具26の両端部は、一対のロワフレーム12におけるス
ペース12aが形成された下面側に当接されている。ま
た、平坦部23は、補助金具26と締着された部分が更
に後方に延在し、一対のロワフレーム12の下面側に溶
接によって架設されたクロスプレート27の上面に当接
されている。
【0016】一方、締結用部25には、二つの上側円弧
状ブラケット28が間隔をあけて固着されており、これ
ら上側円弧状ブラケット28は、両ミッションケース1
9間を連絡した既設部材としての補強用のブレイスロッ
ド29に上側より係止されている。さらに、上記上側円
弧状ブラケット28のほぼ中間には通孔30が複数形成
されていて、この通孔30に上方から挿通されるボルト
30aにより別体の下側円弧状ブラケット31が上記ブ
レイスロッド29に下側より係止されている。
【0017】さらに、本体部23には、上側モータ18
のミッションケース19に対応したスペース12aに突
起部23aが延在されている。これは、上側モータ18
に対応したミッションケース19が下側モータ17のミ
ッションケース19より後端側において上方に位置する
ため、スペース12aから雨水が侵入しないようにした
ものである。
【0018】したがって、このような構成のモータ防護
装置では、平坦部23に補助金具26がボルト22aに
より締着されることにより、該補助金具26の両端部が
一対のロワフレーム12の下面側に当接し、補助金具2
6より後方の平坦部23がクロスプレート27の上面に
当接して、該平坦部23はクロスプレート27と一対の
ロワフレーム12の間に上下のがたつきなく係合され
る。
【0019】一方、締結用部25は、上側の円弧状ブラ
ケット28と、下側の円弧状ブラケット31との間にブ
レイスロッド29が挿通された形態で該ブレイスロッド
29に係止される。これにより、カバー21は前後の両
端部で機台側の部材に固定され、ボルト締めだけの取付
け構造が達成される。従って、このようなカバー取付け
構造によれば、販売後の取付けにあたって、先ず、カバ
ー21の平坦部23をクロスプレート27の上面に載置
し、締結用部25の上側円弧状ブラケット28をブレイ
スロッド29の上側に掛止する。その後、平坦部23に
補助金具26を当ててボルト22aでねじ締めし、締結
用部25には下側円弧状ブラケット31をボルト30a
によりねじ締めして、カバー取付けが完了する。
【0020】このように本実施例のカバー21は、機台
側の部材に何らの加工を行うことなく、ボルト締めとい
う簡単な作業で機台側の部材に取付けることができる。
また、本カバー21は、両ミッションケース19の下側
開放空間をほぼ覆う大きさをもち、同空間から侵入する
雨水を殆ど遮断することができる。さらに、このような
カバー21では、走行時の砂塵も阻止でき、走行機構を
清潔に保つ機能を果たす。
【0021】なお、上記実施例では、補助金具26をカ
バー取付け時に平坦部23にボルト締めしているが、補
助金具26は平坦部23に溶接により一体に取付けてお
くものでもよい。また、他の実施例として、図4に示す
ように、締結用部25の両端にボルト挿通孔34aをも
つブラケット34を並設した構成としてもよい。この場
合、カバー取付けにあたって、ミッションケース19の
内ケース19aと外ケース19bを接合するボルト33
を外し、該ボルト33を上記ブラケット34の挿通孔3
4aよりねじ締めして、内ケース19aと外ケース19
bを接合しなおせばよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるカバー
は、一端部が前記一対のロワフレームとクロスプレート
間に係合し、他端部はミッションケースの既設部材に係
止されるので、販売後の取付けにあっても、機台側の部
材に何らの加工を行うことなく、ボルト締め等の簡単な
係止作業で済み、頻度の増加した販売後のカバー取付け
要請に多大な労力削減の効果がある。
【0023】また、両ミッションケースの下側開放空間
を遮蔽する床体として機能し、より確実な雨水防水効果
を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した産業車両のモータ装置装置の
一実施例を示す平面図。
【図2】上記実施例における上側モータと下側モータの
位置関係を説明するための説明図。
【図3】上記実施例に採用したカバーの取付けの様子を
示す斜視図。
【図4】他の実施例によるカバーの取付けの様子を示す
斜視図。
【図5】従来のカバー取付け構造を示す平面図。
【図6】上記カバー取付け構造の側面図。
【符号の説明】
11…機台、12…ロワフレーム、17…下側モータ、
19…ミッションケース、21…カバー、22…ねじ
孔、23…平坦部、22a…ボルト、24……本体部、
25…締結用部、26…補助金具、27…クロスプレー
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台を構成する左右に分離した一対のロワ
    フレームの端縁前方における機台内部の空間に各駆動輪
    に連結した両ミッションケースが対向し、該両ミッショ
    ンケースの間に走行モータが配置される産業車両におい
    て、前記一対のロワフレームの端縁部に架設されるクロ
    スプレートと、一端部が前記クロスプレート及び一対の
    ロワフレーム間に係合され、前記両ミッションケースの
    下側開放空間をほぼ覆うように前記モータの下方に延在
    し、かつ、他端部が前記ミッションケースの既設部材に
    係止されるカバーを設けたことを特徴とする産業車両の
    モータ防護装置。
JP03547793A 1993-02-24 1993-02-24 産業車両のモータ防護装置 Expired - Lifetime JP3166945B2 (ja)

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