JPH10181631A - 荷台装備車輛のフレーム構造 - Google Patents

荷台装備車輛のフレーム構造

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JPH10181631A
JPH10181631A JP35610096A JP35610096A JPH10181631A JP H10181631 A JPH10181631 A JP H10181631A JP 35610096 A JP35610096 A JP 35610096A JP 35610096 A JP35610096 A JP 35610096A JP H10181631 A JPH10181631 A JP H10181631A
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JP
Japan
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vehicle
frame
bar
fixed
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Application number
JP35610096A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Obara
満 小原
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Press Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Press Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、共通のフレームを用い、複数設
けて前後に隣接するクロスメンバ間の対角線に沿ってバ
ーを取り付けるだけで捩り剛性を向上させて、車輛の性
能差に対応させることができるようした荷台装備車輛の
フレーム構造を提供する。 【解決手段】 荷台装備車輛の下に配置され長手方向に
沿って延出する左右一対のサイドメンバと、該サイドメ
ンバ間に横架されて両端がサイドメンバに固定された複
数のクロスメンバとからなるフレームにおいて、該フレ
ームの上面側で、左右のサイドメンバと前後に対向する
クロスメンバで形成される四角形に対し、対角線位置に
沿ってバーを固定してなるので、上記サイドメンバとク
ロスメンバで形成された四角形の捩り剛性を大幅に向上
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラックやロー
ダなどの荷台を有する車輛の支持フレームの捩れ剛性を
向上させることができる荷台装備車輛のフレーム構造を
提供することにある。
【0002】
【従来の技術】トラックやローダ等の荷台装備車輛にお
いて、これを支持するフレームに要求される捩り剛性
は、車輛の機種(性能)によって異なっているため、従
来は性能に合わせてフレームの仕様を変更している。即
ち、従来は捩り剛性を高めるために、サイドメンバやク
ロスメンバの構造・板厚・寸法・配置等をそれぞれ変え
て対応するのが一般的であった。しかしながら、要求性
能毎にサイドメンバやクロスメンバを変更する従来の方
法では、以下の欠点があった。 金型・治具等の費用がかかる。 部品の種類が増えるため管理費が多くかかる。また
部品点数が多いため誤組付しやすくなる。 部品当たりの生産数が減るため、生産効率が下が
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
共通のフレームを用い、複数設けて前後に隣接するクロ
スメンバ間の対角線に沿ってバーを取り付けるだけで捩
り剛性を向上させて、車輛の性能差に対応させることが
できるようした荷台装備車輛のフレーム構造を提供する
ことにある。この発明の別の課題は、フレームの構成部
品を共通化して、部品点数を削減することができる荷台
装備車輛のフレーム構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、荷台装備車輛の下に配置され
長手方向に沿って延出する左右一対のサイドメンバと、
該サイドメンバ間に横架されて両端がサイドメンバに固
定された複数のクロスメンバとからなるフレームにおい
て、該フレームの上面側で、左右のサイドメンバと前後
に対向するクロスメンバで形成される四角形に対し、対
角線位置に沿ってバーを固定してなる、という技術的手
段を講じている。また、請求項2の発明では、請求項1
の発明において、フレームが、一対のサイドメンバの対
応位置でそれぞれに内向きのガセットプレートを上下に
突設しており、該ガセットプレートにクロスメンバの両
端側を固定しており、バーの端部がクロスメンバを固定
するリベットなどの固定手段でガセットプレートに共に
固着されてなる、という技術的手段を講じている。更
に、請求項3の発明では、請求項1または2の発明にお
いて、フレームが車輛の前後輪の車軸を超えて延出して
おり、バーが前後輪の車軸の間に配置された前後一対の
クロスメンバ間にその対角線に沿って固着されてなる、
という技術的手段を講じている。請求項4の発明では、
請求項1または2の発明において、バーが後輪の車軸を
前後に挟んで対向するクロスメンバ間にその対角線に沿
って固着されてなる、という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】左右のサイドメンバと前後に隣接し対向するク
ロスメンバとで形成される四角形に対し、対角線に相当
する位置にバーを配置して両端を固着する。これによ
り、サイドメンバやクロスメンバの構造・板厚・寸法・
配置等を変えることなく、上記サイドメンバとクロスメ
ンバで形成された四角形の捩り剛性を大幅に向上するこ
とができる。
【0006】
【発明の実地の形態】以下にこの発明の荷台装備車輛の
フレーム構造の好適実施例について図面を参照しつつ説
明する。図1から図3に示すフレーム1は、トラック等
の荷台装備車輛の下に配置されてこれを支持するもの
で、長手方向に沿って延出する左右一対のサイドメンバ
2,2と、該サイドメンバ2,2間に直交状に横架され
て両端がサイドメンバ2,2に固定された複数のクロス
メンバ3,3と、前記フレーム1の上面側で、左右のサ
イドメンバ2,2と前後に対向するクロスメンバ3,3
で形成される四角形4に対し、対角線位置に沿って平板
状のバー5を固定した構造からなっている。
【0007】即ち、一対のアングル状のサイドメンバ
2,2の対応位置には、それぞれに内向きのガゼットプ
レート6,6を上下に突設している。このガゼットプレ
ート6は略山型の梯形プレートからなっており、裾野側
がサイドメンバ2にリベットやボルト締めやスポット溶
着等の固定手段により固着されている。そして上下一対
のガゼットプレート6,6間にアングル状又は角筒形の
クロスメンバ3の端部が嵌挿されリベット締めやボルト
締めや溶着等の固定手段によりガゼットプレート6,6
に固着される。
【0008】図3に一層明瞭に示すように、本実施例で
フレーム1は、前後輪の車軸位置A1、A2を超えて前
後に延出している。そしてサイドメンバ2の中央に第1
クロスメンバ(説明の便宜上21とする)が取付けられ
て、後方寄りで後輪の車軸位置A2を前後に挟むように
第2クロスメンバ(22)と第3クロスメンバ(23)
がそれぞれ取り付けられている。
【0009】そして前後輪の車軸位置A1とA2の間に
配置された第1クロスメンバ21と第2クロスメンバ2
2の間に形成される第1の四角形(説明の都合上41と
する)と、後輪の車軸の線A2を前後に挟んで対向する
クロスメンバA2とA3の間で形成される第2の四角形
(42)とが形成され、その2つの四角形41,42の
いずれかまたは双方の対角線位置に沿って平板状のバー
5が固定される。
【0010】なお、バー5の固定は、ガセットプレート
6にリベット止めで行っているが、本実施例では、クロ
スメンバ3をガセットプレート6に固定する1つのリベ
ット7を兼用して、バー5とクロスメンバ3とをガセッ
トプレート6に共締めしている。この締付部分は、捩れ
の際に高応力が作用するので、強固な締付構造を採るこ
とが好ましい。
【0011】これは、フレーム1の前方の空間には、車
輛のエンジンやトランスミッションが配置されるのでこ
れらの後方の空間が用いられる。また、フレーム1の下
面側はプロペラシャフト、アクスル、ブレーキパイプ等
の干渉物が多く取付が困難であるが、上面側はこれら干
渉物は無いのでフレームの上面側にバー5を取り付けて
いる。(但し、ダンプやホイールローダ等では架装物に
よっては困難となるので、この場合には適宜変更され
る。) また、このようにクロスメンバ3の上面にバー5を締結
するため、サイドメンバ2上への突出が無くなり架装性
への影響が少ない。
【0012】従って、第1の四角形41にバー51を取
り付けると、前後輪の車軸間の軸間捩り剛性の向上を図
ることができる。また、第2の四角形42にバー52を
取り付けると、後輪のスプリングブラケット部に対応す
る位置のクロスメンバ22と23の間に設定すること
で、後輪のアクスル周りの捩り剛性の向上を図ることが
できる。
【0013】このように四角形の対角線にバーを取り付
けることによりバーを取り付けた四角形部分の捩り剛性
を2倍以上に向上させることができたことが実験で確認
されている。上記実施例では従来用いられているフレー
ムの形状を基にバーを取り付ける構造について説明をし
たが、この発明ではフレームの形状は前記実施例に限定
されるものではなく、またクロスメンバの数も限定され
ず任意の位置に多数取り付けることができ、性能に応じ
てバーを取り付けることができる。
【0014】また、車輛の種類もトラックやローダに限
定されず、荷台を装備した車輛であればよい。その他要
するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更
しうること勿論である。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、フレームの対角線上
にバーを設定することにより、捩り剛性を向上させるこ
とができる。これにより、従来は車輛の性能に応じて設
計されていたフレームを基本のフレームを基にバーを取
り付けるだけで対応することができるので、部品の共通
化を図れ、投資抑制やコストダウンを図ることができ
る。また、バーの配置や本数によって、捩り剛性を自由
に調整することもできる。更に、サイドメンバやクロス
メンバの形状変更を行う方法に比べ、捩り剛性の向上に
対する重量増分が少ないため、軽量なフレームとするこ
とができる。また、左右のサイドメンバの前後方向を拘
束するため、組立精度の向上が図れて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレームに形成される四角形を示す斜視図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】フレームの全体を示す平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 サイドメンバ 3 クロスメンバ 4 対角線の基になる四角形 5 バー 6 ガセットプレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台装備車輛の下に配置され長手方向に
    沿って延出する左右一対のサイドメンバと、該サイドメ
    ンバ間に横架されて両端がサイドメンバに固定された複
    数のクロスメンバとからなるフレームにおいて、 該フレームの上面側で、左右のサイドメンバと前後に対
    向するクロスメンバで形成される四角形に対し、対角線
    位置に沿ってバーを固定してなることを特徴とする荷台
    装備車輛のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 フレームが、一対のサイドメンバの対応
    位置でそれぞれに内向きのガセットプレートを上下に突
    設しており、該ガセットプレートにクロスメンバの両端
    側を固定しており、バーの端部がクロスメンバを固定す
    るリベットなどの固定手段でガセットプレートに共に固
    着されてなることを特徴とする請求項1に記載の荷台装
    備車輛のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 フレームが車輛の前後輪の車軸を超えて
    前後に延出しており、バーが前後輪の車軸の間に配置さ
    れた前後一対のクロスメンバ間にその対角線に沿って固
    着されてなることを特徴とする請求項1または2に記載
    の荷台装備車輛のフレーム構造。
  4. 【請求項4】 バーが後輪の車軸を前後に挟んで対向す
    るクロスメンバ間にその対角線に沿って固着されてなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の荷台装備車
    輛のフレーム構造。
JP35610096A 1996-12-25 1996-12-25 荷台装備車輛のフレーム構造 Pending JPH10181631A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101015013B1 (ko) * 2008-12-29 2011-02-16 재단법인 포항산업과학연구원 평판 트레일러용 프레임 구조물
JP2014101063A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Press Kogyo Co Ltd 車体フレームの衝突安全構造
WO2020196409A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 いすゞ自動車株式会社 クロスメンバ及び車体フレーム

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