JP2715787B2 - バッテリ式フォークリフトのフレーム構造 - Google Patents

バッテリ式フォークリフトのフレーム構造

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JP2715787B2
JP2715787B2 JP4051790A JP5179092A JP2715787B2 JP 2715787 B2 JP2715787 B2 JP 2715787B2 JP 4051790 A JP4051790 A JP 4051790A JP 5179092 A JP5179092 A JP 5179092A JP 2715787 B2 JP2715787 B2 JP 2715787B2
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尚夫 永田
純一 桑山
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Toyota Industries Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッテリ式フォークリフ
トのフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリ式フォークリフトのフレ
ーム構造としては、図5及び図6に示すものが提案され
ている(特開昭62−36299号公報)。即ち、バッ
テリ室31は下部フレーム32、フロントクロスプレー
ト33、リアクロスプレート34及び両サイドフレーム
35,36により形成されている。そして、前記左側の
サイドフレーム35は、その上部外側面において、両端
が前記フロントクロスプレート33及びリアクロスプレ
ート34に溶着されたアウトサイド補強部材37によっ
て補強されている。また、その下部内側面においては、
同じく両端が前記フロントクロスプレート33及びリア
クロスプレート34に溶着されたレフトサイド補強部材
38によって補強されている。
【0003】一方、前記右側のサイドフレーム36は、
その下部内側面において、両端が前記フロントクロスプ
レート33及びリアクロスプレート34に溶着された
イトサイド補強部材39によって補強されている。そし
て、前記下部フレーム32の前部にはティルトシリンダ
(図示せず)が取り付けられるマッドガード40及びフ
ロントアッパプレート41等が溶着されている。また、
前記リアクロスプレート34の後方には、後輪の車軸を
支持するリアアクスルプレート42が溶着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記フレーム構造にお
いて、例えば荷役作業時に最も大きな荷重が加わる部分
としては、荷役部材及び荷物の荷重が加わるティルトシ
リンダ取付部が固定されているマッドガード40、さら
に、後輪からの反力が加わるリアアクスルプレート42
である。そして、これらマッドガード40及びリアアク
スルプレート42に大きな荷重が加わった場合には、特
にフロントクロスプレート33及びリアクロスプレート
34と、両サイドフレーム35,36及び補強部材3
7,38との溶接部(二点鎖線にて図示)W,Y,X,
Zに応力が集中する。
【0005】しかしながら、上記フロントクロスプレー
ト33及びリアクロスプレート34と、両サイドフレー
ム35,36及び各補強部材37,38との溶接部W〜
Zは、T形継手やフランジ継手等により溶接されている
ため、その溶接部W〜Zの長さを十分確保できない。従
って、この場合には溶接部W〜Zのセン断応力が大きく
なり、溶接部W〜Zに隙間や割れ等が生じて支障をきた
す場合があった。
【0006】また、上記フレーム構造においては、前記
バッテリ室31を形成するサイドフレーム35の面積が
大きく、さらにサイドフレーム35は補強部材37、3
8で補強されているため、サイドフレーム35によって
フレーム全体が高重量となるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はフレームの強度を保持し
つつ、フォークリフトの軽量化を図ることができるバッ
テリ式フォークリフトのフレーム構造を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、基台となる下部フレームの前後にそれ
ぞれプレートを立設し、前側のプレートの前方にティル
トシリンダ取付部を配設するとともに、前記後側のプレ
ートの後方に車軸プレートを配設し、前記前後のプレー
ト間に補強部材を配設してバッテリ室を形成したバッテ
リ式フォークリフトのフレーム構造において、前記補強
部材を前記前後のプレート間の距離よりも長い板状に形
成し、その補強部材を前記ティルトシリンダ取付部と車
軸プレートとに重ね合わせ溶接によりそれぞれ連結固定
した。
【0009】
【作用】本発明によれば、荷役作業時等にティルトシリ
ンダ取付部及び車軸プレートに大きな荷重が加わって、
下部フレームと前後のプレートとの接合部に応力が集中
しても、前後のプレート間の距離よりも長い板状の補強
部材が、重ね合わせ溶接により前記ティルトシリンダ取
付部と車軸プレート間に連結固定されているのでフレー
ムの強度が保持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、基
台となる下部フレーム1の前部にはフロントクロスプレ
ート2が溶着されている。同フロントクロスプレート2
の前方において、前記下部フレーム1には左右一対のマ
ッドガード3,4がそれぞれ溶着されている。また、前
記マッドガード3,4の内側面及び前記フロントクロス
プレート2の前面に対して左右一対のフロントアクスル
プレート5,6がそれぞれ溶着されている。さらに、前
記マッドガード3,4の後面及びフロントクロスプレー
ト2の前面には、左右一対のサイドプレート7,8がそ
れぞれ溶着されている。
【0011】前記フロントアクスルプレート5,6とサ
イドプレート7,8には、ティルトシリンダ(図示せ
ず)が取り付けられるティルトシリンダ取付部材9,1
0が、相対向するようにそれぞれ溶着されている。これ
ら、フロントクロスプレート2、マッドガード3,4、
フロントアクスルプレート5,6及びサイドプレート
7,8により包囲された空間にて前部ボックス11,1
2がそれぞれ形成されている。
【0012】さらに、前記マッドガード3,4上部には
ヘッドガード用の一対のフロントピラー13,14がそ
れぞれ溶着され、それらの間にはフロントプロテクタ1
5が取り付けられている。このフロントプロテクタ15
は両フロントピラー13,14の下部を連結するととも
に、マッドガード3,4及びフロントアクスルプレート
5,6のねじれ等を防止している。
【0013】また、前記下部フレーム1の後部にはリア
クロスプレート16が溶着されている。同リアクロスプ
レート16の後部中央には、リアアクスルプレート17
が水平状に溶着されている。このリアアクスルプレート
17の左側下部には、前記リアクロスプレート16に一
端が溶着されたL字形のボックスプレート18の他端が
溶着されている。これらリアクロスプレート16とリア
アクスルプレート17及びボックスプレート18によっ
て包囲された空間にて後部ボックス19が形成されてい
る。前記下部フレーム1の左右前部に形成された2つの
前部ボックス11,12と下部フレーム1左側後部に形
成された後部ボックス19とは、モータや電装品等の収
納に使用される空間部となっている。
【0014】さらに、前記リアアクスルプレート17の
右側部後面には、オイルタンク20が配置され、また、
その上部両隅にはヘッドガード用の左右一対のリアピラ
ー21,22が溶着されている。
【0015】前記フロントクロスプレート2及びリアク
ロスプレート16間において、前記下部フレーム1の左
右上面には略L時状に屈曲された下側クロスメンバー2
3,24がそれぞれ溶着されている。また、この下側ク
ロスメンバー23,24の前部は前記マッドガード3,
4の後部及びフロントクロスプレート2の側面に溶着さ
れ、後部はリアクロスプレート16の側面に溶着されて
いる。
【0016】前記左側のサイドプレート7とリアアクス
ルプレート17との側面には、前記フロントクロスプレ
ート2及びリアクロスプレート16間の距離よりも長い
板状の上側クロスメンバー25が、重ね合わせ溶接で溶
着されている。即ち、サイドプレート7とリアアクスル
プレート17とは上側クロスメンバー25によって連結
されている。なお、フロントクロスプレート2及びリア
クロスプレート16の左側側面も、前記上側クロスメン
バー25に溶着されている。 これら、上側及び下側ク
ロスメンバー23,24,25とフロントクロスプレー
ト2及びリアクロスプレート16によって包囲された空
間でバッテリ26が収納されるバッテリ室27が形成さ
れている。
【0017】次に、上記のフレーム構造を有するフォー
クリフトの作用について説明する。上記のフレーム構造
を有するフォークリフトが荷役作業を行った場合、最も
大きな荷重が加わるフレーム部としては、従来と同様に
荷役部材及び荷物の荷重が加わるティルトシリンダ取付
部を構成するマッドガード3,4、サイドプレート7,
8及び後輪からの反力が加わるリアアクスルプレート1
7である。従って、この場合、特にフロントクロスプレ
ート2及びリアクロスプレート16と、従来のサイドフ
レーム35,36及び補強部材37に相当する上側クロ
スメンバー25及び右側の下側クロスメンバー24との
溶接部(図1〜図3において二点鎖線にて図示)A,
B,C,Dに応力が集中する。
【0018】しかし、本実施例のフレーム構造によれ
ば、溶接部A〜Dに応力が集中しても、溶接部A〜Dに
は隙間や割れ等が生じることがない。なぜならば、本実
施例のフレーム構造は、従来の補強部材37に相当する
上側クロスメンバー25が、前記フロントクロスプレー
ト2の前部に溶着されたサイドプレート7,8及びリア
クロスプレート16の後部の溶着されたリアアクスルプ
レート17に重ね合わせ溶接によって溶着されているの
で溶接部A,Bの長さを十分確保できる。
【0019】従って、溶接部A,Bのセン断応力は従来
よりも大幅に小さくなり、溶接部A,Bの強度及び信頼
性が向上される。なお、本実施例では溶接部C,Dは従
来と略同様にT形継手やフランジ継手等で溶接されてい
るが、溶接部A,Bの強度が向上したことによって溶接
部C,Dの強度も向上されるので、溶接部C,Dにも隙
間や割れ等が生じることがない。
【0020】また、バッテリ室27を形成する上側クロ
スメンバー25と下側クロスメンバー23との面積が小
さくても確実にバッテリ及びフレームの強度を保持でき
るため、フレーム全体、即ち、フォークリフトの軽量化
を図ることができる。
【0021】さらに、本実施例では上側クロスメンバー
25の取付け位置を、前部ボックス11及び後部ボック
ス19の上方に溶着したことにより、前部ボックス11
及び後部ボックス19に収納されたモータや電装品等の
交換時等に上側クロスメンバー25が邪魔にならないた
め、機能性も保持できる。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば、上
側クロスメンバー25をバッテリ室27の両側に設けて
もよい。この場合、バッテリ26の出し入れはバッテリ
室27の上方から吊り上げて行うことになる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フレームの強度を保持しつつ、フォークリフトの軽量化
を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のフォークリフト
のフレーム構造を示す斜視図である。
【図2】同じくフォークリフトのフレーム構造を示す斜
視図である。
【図3】フレーム構造を示す側面図である。
【図4】図3のE−E線断面図である。
【図5】従来のフォークリフトのフレーム構造を示す斜
視図である。
【図6】同じく従来のフレーム構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…下部フレーム、2…フロントクロスプレート、3,
4,7,8,9,10…ティルトシリンダ取付部を構成
するマッドガード、サイドプレート、ティルトシリンダ
取付部材、16…リアクロスプレート、17…車軸プレ
ートとしてのリアアクスルプレート、25…補強部材と
しての上側クロスメンバー、27…バッテリ室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台となる下部フレームの前後にそれぞ
    れプレートを立設し、前側のプレートの前方にティルト
    シリンダ取付部を配設するとともに、前記後側のプレー
    トの後方に車軸プレートを配設し、前記前後のプレート
    に補強部材を配設してバッテリ室を形成したバッテリ
    式フォークリフトのフレーム構造において、 前記補強部材を前記前後のプレート間の距離よりも長い
    板状に形成し、その補強部材を前記ティルトシリンダ取
    付部と車軸プレートとに重ね合わせ溶接によりそれぞれ
    連結固定した バッテリ式フォークリフトのフレーム構
    造。
JP4051790A 1992-03-10 1992-03-10 バッテリ式フォークリフトのフレーム構造 Expired - Lifetime JP2715787B2 (ja)

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