JPH0620124U - 車両のバッテリ搭載構造 - Google Patents

車両のバッテリ搭載構造

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JPH0620124U
JPH0620124U JP6438492U JP6438492U JPH0620124U JP H0620124 U JPH0620124 U JP H0620124U JP 6438492 U JP6438492 U JP 6438492U JP 6438492 U JP6438492 U JP 6438492U JP H0620124 U JPH0620124 U JP H0620124U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャシフレームのメンバ間に下方から搭載さ
れるバッテリの載せ降ろし作業が容易にできるようす
る。 【構成】 クロスメンバ6から延びるブラケット41に
レール42の側壁42Cがボルト結合される。バッテリ
ケース38の前後端にその側壁38B上縁から下方へ折
り返された傾斜面45Dと取付面45Eを有する膨出部
45Aが形成されたリング状の固定部45が設けられ、
レールの前後方向に向いた縦壁42Aに取付面がボルト
結合される。これにより、バッテリをセットする過程で
傾斜面がガイド作用を奏し、極めて容易に位置決めが行
なわれる。ボルト組付けが横方向からされ作業が楽にな
り、また重力負荷をせん断で受けるからボルトが緩んで
もバッテリが脱落しない。レール側壁のボルト穴42D
は長穴で、位置調整可能とされる。固定部がバッテリ固
定ロッド47の係止部材を兼ねる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば電気自動車におけるモータ駆動用など、車両のバッテリの搭載 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車のモータ駆動用バッテリは、単独でも重量物であるうえに、これを 多数搭載しなければならない。従来の電気自動車のバッテリ搭載については、例 えば「新編自動車工学便覧」(p.3−1、 社団法人自動車技術会 昭和62 年6月20日発行)に開示されたようなものがある。これは、図6に示されるよ うに、車両前部のボンネット50内にバッテリ(電池)60を配置するとともに 後部にもモータ(電動機)70に隣接させてバッテリ(電池)62を搭載したも ので、バッテリが大きな容積を占め、例えばバッテリ62は後部座席52、53 間に突出している。 バッテリに関してはこのほか、第2の例として「CAR GRAPHIC」( 1991年12月号 p.174、 株式会社二玄社発行)には、後部室にバッ テリが搭載された車両が紹介されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の従来例では、本来荷物収納空間として利用され得る ボンネット内がバッテリに占領されるとともに、開口部との関係でバッテリの載 せ降ろしは1個単位で行なわなければならず、作業が面倒となる。そして後部で はまた出っ張ったバッテリのために車室空間が狭められるという問題がある。 第2の例でも後部のほとんど全フロア面がバッテリで占領され、後部座席の余 地がなくなったり、貨物のための荷室のスペース効率が極端に低下して荷室とし て実際上の価値がなくなってしまう。
【0004】 このため、車室空間などを犠牲にすることなくバッテリを搭載しようとすると 、シャシフレームの下にバッテリを配置することが考えられる。しかしこの場合 も、シャシフレームの下のバッテリが所定の最低地上高を満足するためには、ほ とんどバッテリの高さ寸法分だけシャシフレームの高さを増大させなければなら ないから、車室フロア面の地上高が高くなってしまう。 したがって本考案は、上記の問題点に鑑み、バッテリで車室空間などを犠牲に することなく、車室フロア面の地上高も極端に上げることなく、しかもバッテリ の載せ降ろし作業が容易にできるようにした車両のバッテリ搭載構造を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、バッテリを載置固定したバッテリケースが該バッテリケー スの両端に設けられた固定部をそれぞれ対応して車両のシャシフレームに設けら れた支持部に固定されてシャシフレームのメンバ間に収納されるバッテリの搭載 構造であって、 前記の支持部は、シャシフレームから延び前記両端を結ぶ方向 と平行の縦面を有するブラケットと、このブラケットに面で接する第1の側壁と これに直交する縦壁を有するレールからなり、該レールは前記のブラケットに設 けられた第1のボルト穴およびこれに対応して第1の側壁に設けられた第2のボ ルト穴を介してブラケットにボルト結合され、 前記の固定部は、バッテリケー スの縦壁に対向する第2の側壁から下方へ傾斜して延びる板状の上壁とこれに続 く取付面とを備える膨出部を有し、取付面は縦壁に平行とされ、 バッテリは、 バッテリ押さえ部材と結合されたロッドが前記の上壁に係止されてバッテリケー スに固定され、 前記の固定部と支持部とが取付面に設けられた第3のボルト穴 およびこれに対応して縦壁に設けられた第4のボルト穴を介してボルト結合され るものとした。
【0006】
【作用】
固定部の膨出部がバッテリケースの第2の側壁から下方へ傾斜して延びる上壁 を有しているから、バッテリを載置したバッテリケースをシャシフレーム下方か ら搭載位置へセットするとき上壁傾斜面がガイドとなり、レールやブラケットに 突き当たって阻止されるなどの不都合なく円滑容易に搭載作業ができる。 固定部の取付面がレールの縦壁にボルト結合され、またレールもブラケットの 縦面にボルト結合されるから、ボルト組付けが横方向からされ作業が楽となり、 またボルトは重力負荷をせん断で受けるから万一ボルトの緩みが発生することが あってもバッテリが脱落することがない。
【0007】 また、ロッドが固定部の上壁に係止されるから、ロッド固定のために他の別部 品を要しない。 さらに固定部は板状の上壁が取付面とバッテリケースの第2の側壁とをつない でいるから、シャシフレーム側からの振動が吸収される。 そして、ブラケットとレールの結合部のボルト穴を長穴とすることにより、位 置調整ができ、バラツキが発生しやすいシャシフレーム側のブラケットの位置誤 差などが吸収される。
【0008】
【実施例】
図1および図2は本考案の実施例を示す平面図および側面図である。車両はシ ャシフレーム1上に車体2が架装されて構成されている。シャシフレーム1は、 その前後方向に延びる2本の縦フレーム材5L 、5R が前部および後部において それぞれ左右方向の車軸線C、Dが横切る部分が幅狭で、中間部分が幅広とされ 、適宜間隔で設けられたクロスメンバ6(6a、6b、6c、6d)で結合され た梯子型に形成されており、さらに平面図上および側面図上で前後に対称の形状 となっている。
【0009】 そしてシャシフレーム1には前後同一のサスペンションアッパアーム11L 、 11R 、サスペンションロアアーム12L 、12R とアクスルユニット13L 、 13R を有するサスペンションが組み付けられ、前輪および後輪に対してシャシ フレーム1を介し車体2を懸架している。このために縦フレーム材5L 、5R の 前輪部にはサスペンションアッパアーム用の支持ブラケット7L 、7R 、サスペ ンションロアアーム用の支持ブラケット8L 、8R などが設けられている。これ らが平面図上シャシフレーム1の中心に関して前後左右点対称の位置にそれぞれ 設けられている。 前輪15L 、15R のアクスルユニットには、操舵のための ステアリングリンケージ18L 、18R が連結され、後輪16L 、16R のアク スルユニットは、シャシフレーム1に別途付加されたブラケット10L 、10R に連結された固定用メンバ19L 、19R により左右回動が阻止されている。
【0010】 シャシフレーム1の前部の幅狭部には、2本の縦フレーム材5L 、5R に挟ま れてタンデムモータ20が設置されている。タンデムモータ20は同一構成の2 個のモータ21、21がそのモータ本体22、22の主軸線F、Fをオフセット させて互い違いに平行に配置され、それぞれミッション24、24を介して主軸 線F、Fからオフセットされた2個の出力軸26、26が一直線に並び、この出 力軸26、26が前輪の車軸線C上に略一致させてある。
【0011】 縦フレーム材5L 、5R とクロスメンバ6c、6dとに囲まれる各区画内には 、側面図上縦フレーム材5L 、5R と重なる同レベルの高さにバッテリが収納さ れている。バッテリは区画の広さに応じて、単位バッテリ単独であるいは複数個 からなるバッテリ組として搭載される。 すなわち、シャシフレーム1の前後方向中央部にはクロスメンバ6d、6dに 挟まれて単独バッテリ34aがその長手方向を左右に向けて収納され、その前後 にはそれぞれクロスメンバ6cと6dの間にその長手方向を前後に向けた3個の バッテリが一体にユニット化されたバッテリ組35a、35aが対称に配置され ている。
【0012】 また、シャシフレーム1の後部の幅狭部には、前記のバッテリ組35aにクロ スメンバ6cを挟んで隣接してその長手方向を左右に向けた3個のバッテリが一 体にユニット化されたバッテリ組35bが配置されている。さらに、シャシフレ ーム1の前後両端部には単独バッテリ34b、34bがその長手方向を左右に向 けて配置されている。
【0013】 前後両端部の単独バッテリ34bはシャシフレーム1に設けられたバッテリ受 け36に載置される。 そして、前輪、後輪の車軸線C、D間に配置されるバッテリの搭載構造が、と くにその前端部について、図3〜図5に示される。バッテリ組35(35a、3 5b)は、バッテリケース38に単位バッテリBが複数個載置されて構成され、 バッテリケースごと1ユニットとして車両の下側からシャシフレーム1に設けら れた支持部40に取り付けられる。
【0014】 バッテリケース38はトレー状をなし、その前端の側壁38B上縁から板状に 延びて前方下方へ折り返された傾斜面45Dで膨出部45Aを形成した後、さら に折り返されて端部が側壁38B下縁に接合された全体としてリング状の固定部 45を有する。膨出部45Aはレールの縦壁42Aと平行に対向する取付面45 Eを有し、後述するボルト穴42Bと整合するボルト穴45Cを備える。また、 固定部45の上側折り返し部にはロッド孔45Bが設けられている。上記傾斜面 45Dは、バッテリを下方から搭載位置へ持ち上げるとき、固定部の上壁として 後述の支持部に最初に接近する。 バッテリ上面の角部はバッテリ押さえ部材46で押さえられ、固定部のロッド 孔45Bに係止されたロッド47とバッテリ押さえ部材46の端部とがロッド先 端に形成されたねじと係合するナット48により結合される。
【0015】 支持部40はクロスメンバ6に下方に延び前後方向の縦面41Bを有するブラ ケット41が左右に設けられ、これらブラケット41にボルト49で固定されて 横方向にレール42が張り渡されて構成される。この際ブラケットの縦面41B に重ねて当接されるレール42の側壁42Cに形成されるボルト穴42Dは水平 方向に長穴とされている。また、レールの前後方向に向いた縦壁42Aにはボル ト穴42Bが設けられている。
【0016】 こうしてバッテリケース38上にバッテリがアセンブリされた状態で、固定部 45のボルト穴45Cに支持部40のレール42のボルト穴42Bからボルト4 3が通され、ナット44により固定される。 バッテリケース38は上述のようにトレー状であるが、その底壁はとくに図示 はしないが広く開放された窓を有するフレーム状とされ、重量軽減が図られる。 バッテリ組35の後端部も同様にバッテリの押さえと、クロスメンバへの固定 がなされる。なお、レール側壁42Cの長穴とされるボルト穴42Dは、前端部 か後端部のいずれか一方において長穴とすればよい。 上述の構成をもって、バッテリ組35a、35bがそれぞれバッテリケース3 8a、38bにアセンブリされて取り付けられる。単独バッテリ34aもバッテ リケース37にアセンブリされて同様に取り付けられる。
【0017】 支持部40のブラケット41にはまた、図4に示されるように、その底面付近 にフランジ41Aが設けられて、プラスチックなど軽量板材からなるバッテリ保 護カバー39がこれにボルト止めして装着され、バッテリケース38(37、3 8a、38bなど)の下面を石はねなどから保護するようになっている。こうし てバッテリ保護カバー39でカバーされたバッテリケースが車両の最低地上高H 1を形成している。
【0018】 以上のようにしてシャシフレームに取り付けられた単独バッテリ34a、バッ テリ組35a、35bは、車軸線C、D間のシャシフレーム1中央部における縦 フレーム材5L 、5R の上縁の高さに対して、それぞれのバッテリの上面を略一 致させてある。シャシフレーム1上の車体2は図示しないマウント部材で間隙T をもって架装されており、そのフロア3と各バッテリ上面との間に互いの接触を 避けるに十分な間隙が形成され、バッテリ間の結線、タンデムモータ20への配 線に利用される。
【0019】 この実施例によれば、バッテリは縦フレーム材とクロスメンバとに囲まれた区 画内に収納されるから、単独バッテリや適度の大きさのバッテリ組の組み合わせ とされ、取り扱いが容易である。またバッテリケースが車両の下側からシャシフ レームに取り付けられるから、取り扱いに適当な大きさと相乗して載せ降ろし作 業が簡単である。 その際とくに、バッテリケースに設けられた固定部45がバ ッテリケース側壁の上縁から延びて前方下方へ折り返された傾斜面45Dを有し ているから、支持部40のレール間に上記ユニットをセットする過程で傾斜面4 5Dがガイド作用を奏して極めて容易に位置決めが行なわれる。
【0020】 そして、車室フロア3の下に所定の高さにセットされた状態で、レールのボル ト穴42Bから固定部のボルト穴45Cにボルト43が通され固定される。この とき、レール42をブラケット41に固定するボルト49は緩めておき、レール とバッテリケースが固定された後レール42をブラケット41に締め付け固定す る。レールの側壁42Cのボルト穴42Dは長穴とされているから、シャシフレ ームに設けられるブラケット位置のバラツキが吸収調整される。 そして、ブラケットとレール、およびレールとバッテリケースを結合するボル ト43、49はどちらも横向きに用いられ、せん断方向に重力負荷を受けるから 、万一緩みが生じたときにもバッテリが脱落する恐れがない。また、固定部45 が板状のリング状となっているから、弾性を備え、車両走行時の振動が吸収され 、バッテリへの振動伝達が阻止されて劣化が回避される効果がある。
【0021】 さらにまた、固定部45はバッテリ押さえ部材と協働してバッテリを保持する ロッド47をそのロッド孔45Bに係止するから、ロッド固定のために特別に部 材を設ける必要がなく、部品点数が削減される。 なおまた、ブラケット41はクロスメンバ6に限らず、縦フレーム材5L 、5 R に設けて、支持部、固定部を前後でなく左右方向に設けることもできる。この ときにはブラケットの縦面41Bは車両左右方向に平行とされる。
【0022】 実施例ではさらに各バッテリがその上面を縦フレーム材の上縁と略一致させ、 シャシフレームと重なる同レベルの高さに収納配置されるから、縦フレーム材あ るいはクロスメンバの断面高さがバッテリの高さ寸法より大きいときには、バッ テリはシャシフレームの地上高に一切影響を与えない。 またバッテリの高さ寸法が縦フレーム材あるいはクロスメンバの断面高さより も大きいときでも、バッテリの高さ寸法の大部分がシャシフレームと重なってい るから、バッテリケースで車両の最低地上高H1を規定した後、わずかな寸法差 分だけフロア面の地上高が高くなるに過ぎない。そしてボンネット内をバッテリ が占領したり、車室に突出してそのスペースを狭くすることがない。 なお、密閉型のバッテリを用いるときにはその端子のためのクリアランスが不 要となるため、バッテリと車室フロアとの間隙をさらに短縮することができるか ら、車室フロアの地上高H2を一層低めることができる。
【0023】 なおこのほか、図1に仮想線で示したように、縦フレーム材5L 、5R とクロ スメンバ6b、6c、6dとに囲まれた区画内だけでなく縦フレーム材5L 、5 R にそった外側にも単独バッテリ34cを適宜数配置し、その高さを上述したの と同様にシャシフレーム1と重なる同レベルにすることにより、上記効果を保有 しつつさらに搭載するバッテリの数量を増加させることができる。 なおまた、実施例ではシャシフレームを備える車両について説明したが、本考 案はこれに限定されることなく、モノコックボディ型の車両についても適用され 、モノコックボディにおける車室フロア面より下方へ延びるボディパネルは縦フ レーム材やクロスメンバなどシャシフレームのメンバーに相当し、本願において シャシフレームはこれらボディパネルを含むものとする。
【0024】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案はバッテリケースの固定部をシャシフレームの支持部に 固定してシャシフレームのメンバ間に収納されるようにしたから、シャシフレー ムの下にバッテリを配置するのに比べて、フロア面の地上高が大きく増大するよ うな悪影響を与えない。しかも、フロアの下に搭載されるから車室などに突出し てそのスペースを狭くすることがなく、またボンネットやトランクルームなどを 占めず車両の有効スペースが広く確保される効果を有する。
【0025】 そして、支持部をそれぞれ縦面、縦壁を有するブラケットとレールで構成し、 固定部は傾斜して延びる板状の上壁とこれに続く取付面とを備える膨出部を有す るものとし、ブラケットとレール、およびレールと取付面とをそれぞれボルト結 合するようにしたから、バッテリを載置したバッテリケースをシャシフレーム下 方から搭載位置へセットするとき上壁傾斜面がガイドとなり、レールやブラケッ トに突き当たって阻止されるなどの不都合なく円滑容易に搭載作業ができる。 また上記のボルト結合では、ボルト組付けが横方向からされることになり、作 業が楽になるとともに、ボルトは重力負荷をせん断で受けるから万一ボルトの緩 みが発生することがあってもバッテリが脱落することがない。
【00026】 また、バッテリをバッテリケースに固定するロッドが、固定部の上壁に係止さ れるから、ロッド固定のために部品点数が増加することがない。 さらに固定部は板状の上壁が取付面とバッテリケースの側壁とをつないでいる から、シャシフレーム側からの振動が吸収されて、バッテリの劣化が防止され寿 命が向上する。 そして、ブラケットとレールの結合部のボルト穴を長穴とすることにより、位 置調整ができ、バラツキが発生しやすいシャシフレーム側のブラケットの位置誤 差などが吸収される。これにより、シャシフレームなど長大物における部品組付 け精度を極端に高くしないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】実施例を示す側面図である。
【図3】バッテリ組を示す斜視図である。
【図4】シャシフレームへのバッテリの取り付け構造を
示す図である。
【図5】図4におけるA−A部断面図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 車体 3 車室フロア 5L 、5R 縦フレーム材 6a、6b、6c、6d クロスメンバ 7L 、7R 支持ブラケット 8L 、8R 支持ブラケット 11L 、11R サスペンションリンケージ 12L 、12R アクスルユニット 15L 、15R 前輪 16L 、16R 後輪 18L 、18R ステアリングリンケージ 19L 、19R 固定用メンバ 20 タンデムモータ 21 モータ 22 モータ本体 24 ミッション 26 出力軸 34a、34b、34c 単独バッテリ 35a、35b バッテリ組 36 バッテリ受け 37、38、38a、38b バッテリケース 38B 側壁 39 バッテリ保護カバー 40 支持部 41 ブラケット 41A フランジ 41B 縦面 41C ボルト穴 42 レール 42A 縦壁 42B ボルト穴 42C 側壁 42D ボルト穴 43 ボルト 44 ナット 45 固定部 45A 膨出部 45B ロッド孔 45C ボルト穴 45D 傾斜面 45E 取付面 46 バッテリ押さえ部材 47 ロッド 48 ナット 49 ボルト 50 ボンネット 52、53 後部座席 60、62 バッテリ 70 モータ C、D 車軸線 F 主軸線 H1 最低地上高 H2 車室フロアの地上高 T 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを載置固定したバッテリケース
    が該バッテリケースの両端に設けられた固定部をそれぞ
    れ対応して車両のシャシフレームに設けられた支持部に
    固定されてシャシフレームのメンバ間に収納されるバッ
    テリの搭載構造であって、 前記支持部は、前記シャシフレームから延び前記両端を
    結ぶ方向と平行の縦面を有するブラケットと、該ブラケ
    ットに面で接する第1の側壁と該第1の側壁に直交する
    縦壁を有するレールからなり、該レールは前記ブラケッ
    トに設けられた第1のボルト穴および該第1のボルト穴
    に対応して前記第1の側壁に設けられた第2のボルト穴
    を介して前記ブラケットにボルト結合され、 前記固定部は、前記バッテリケースの前記縦壁に対向す
    る第2の側壁から下方へ傾斜して延びる板状の上壁と該
    上壁に続く取付面とを備える膨出部を有し、前記取付面
    は前記縦壁に平行とされ、 前記バッテリは、バッテリ押さえ部材と結合されたロッ
    ドが前記上壁に係止されてバッテリケースに固定され、 前記固定部と支持部とが前記取付面に設けられた第3の
    ボルト穴および該第3のボルト穴に対応して前記縦壁に
    設けられた第4のボルト穴を介してボルト結合されるこ
    とを特徴とする車両のバッテリ搭載構造。
  2. 【請求項2】 一端側の支持部における前記第1のボル
    ト穴または第2のボルト穴は水平方向の長穴とされてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両のバッテリ搭載
    構造。
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