JP2512167B2 - 公衆電話機 - Google Patents

公衆電話機

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JP2512167B2
JP2512167B2 JP23342889A JP23342889A JP2512167B2 JP 2512167 B2 JP2512167 B2 JP 2512167B2 JP 23342889 A JP23342889 A JP 23342889A JP 23342889 A JP23342889 A JP 23342889A JP 2512167 B2 JP2512167 B2 JP 2512167B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、センタへのアラームレポートの再発呼機能
を有する公衆電話機に係り、特にアラーム再発呼までの
待機時間中の通話利用に関する。
[従来の技術] 現在、コイン式やカード式、あるいはコインとカード
の併用式等の種々の公衆電話機が様々な場所に設置さ
れ、広く利用されている。これらの公衆電話機は、電話
線により、例えば地域毎に設けられたセンタに接続さ
れ、管理されている。
この場合、第8図に示すように、一つのセンタ1によ
り管理される公衆電話機2は多数存在するため、センタ
1と公衆電話機2とは、交換機3を介して接続されるよ
うになっている。
ところで、センタ1と各公衆電話機2との間には、各
種データの交換が行なわれている。これは、次の3種類
に分けられる。即ち、第1は、公衆電話機2内で発生し
た事故や故障等を、センタ1に自動的に報告するアラー
ムレポートと呼ばれる、各公衆電話機2からセンタ1へ
の一方向(アップ方向)データ通信である。第2は、セ
ンタ1から各公衆電話機2の使用状態等を検出するデー
タポーリングと呼ばれる、センタ1から各公衆電話機2
へさらには各公衆電話機2からセンタ1への両方向のデ
ータ通信である。そして、第3は、センタ1から各公衆
電話機2に対して、種々のデータ変更、例えば電話料金
の変更等を行なわせるために、公衆電話機2内のメモリ
(図示せず)に新しいデータを設定するデータダウンロ
ーディングと呼ばれるセンタ1から各公衆電話機2への
一方向(ダウン方向)データ通信である。
ここで、従来の公衆電話機2に於いては、前述のアラ
ームレポートは、次のようにして行なわれていた。即
ち、第9図に示すように、アラーム検知手段4によっ
て、何かセンサ1へ報告すべきアラームの発生が検知さ
れたならば、アラーム自動送出手段5は、センタ1を自
動的にダイヤルすることにより、通話回路6及び通話ラ
イン(電話線)7を介してそのアラームをセンタ1に送
出する。センサ1は、このアラームを受けると、その内
容を解読して、適当な対応を取る。
ところが、センタ1は、回線収容数に限りがあり、従
って回線ビジーの場合には、アラーム自動送出手段5か
らのダイヤリングに応じられない場合がある。このよう
な場合には、アラーム自動送出手段5は、所定時間経過
後に再びそのアラームを送出するために、センタ1をダ
イヤリングする。この動作が、再発呼と呼ばれている。
各公衆電話機2に於ける再発呼は、以下のようにして
行なわれる。即ち、センタ1が回線ビジーのためにアラ
ーム自動送出手段5からのダイヤリングに応じられない
場合や、あるいはセンタ1がダイヤリングに応じたとし
ても、正しくアラームが伝えられなかった場合には、セ
ンタ1から所定の応答信号が得られない。よって、相手
応答確認手段8によって、この応答信号の有無を検出す
ることにより、アラームの再発呼が必要か否かが判断さ
れることができる。従って、センサ1から所定の応答信
号が得られなかった場合には、相手応答確認手段8は、
アラーム自動送出手段5に相手不応答信号Aを送出する
と共に、タイマ9に計時開始信号Bを供給する。しかし
て、アラーム自動送出手段5は、相手応答確認手段8か
らの相手付応答信号Aを受けた後、タイマ9からのタイ
ムアップ信号Cの供給に応じて、再びセンタ1をダイヤ
リングしてアラームを送出する、即ち再発呼を行なう。
但しここで、相手応答確認手段8は、アラーム自動送出
手段5からのダイヤリング開始信号Dに応じて、その動
作を開始するものとする。
ところで、このようなアラーム再発呼を行なっている
最中には、ユーザは、その公衆電話機を利用できなかっ
た。このことは、公衆電話機の利用効率を低下させ、1
台当りの通話料収入を低下させてしまうこととなってい
た。
そこで、従来では、オフフック検知回路10によってユ
ーザが送受話器(図示せず)をオフフックしたことを検
知し、その検知に応じて送受話器を通過回路6に接続さ
せる通話ループ形成回路11を付加した公衆電話機が開発
されている。
このようなオフフック検知回路10及び通話ループ形成
回路11を採用した公衆電話機2では、第10図のタイミン
グチャートに示すように、時刻t1でアラームが発生する
と、前述したようにアラーム自動送出回路5からアラー
ムが送出される。そして、時刻t2になっても、センタ1
から所定の応答信号が得られないと、相手応答確認手段
8は、タイマ9をスタートさせ、所定の待機時間Tを計
時させる。そして、その待機時間T経過後、即ち時刻t3
で、再びアラーム自動送出回路5からアラームが送出さ
れる。
ここで、この所定の待機時間Tの期間中に、例えば時
刻t4で、ユーザによって送受話器がオフフックされたこ
とをオフフック検知回路10が検知すると、通話ループ形
成回路11は、通話回路6にユーザ通話ループ形成信号E
を供給し、これにより通話回路6は送受話器とセンタ1
との間に通話ループを形成する。
このようにして、アラーム送出の待機時間中に、ユー
ザによる通話を可能とする。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなアラーム送出待機時間中の
通話機能を有する公衆電話機2では、タイマ9によって
計時される所定の待機時間Tが経過すると、つまり時刻
t3になると、アラーム再発呼のためにアラームの送出が
行なわれるようになっている。従って、ユーザがどのよ
うな通話を行なっていたとしても、その時刻t3で、強制
的に通話が切断されてしまう。
即ち、従来の公衆電話機2では、アラーム送出待機中
の短い時間しかユーザは公衆電話機を利用することがで
きなかった。さらには、通話が途中で妨害されてしまう
ため、ユーザに不快感を与えるばかりでなく、長距離通
話等のように高収益を見込める通話であっても、通話が
切断されてしまうため、収益も上がらないという問題点
を有していた。
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたもので、通話
が途中で妨害される割合を減少させ、以て公衆電話機の
収益を向上することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明による公衆電話機
では、特に公衆電話機内に複数の緊急度を有する複数の
アラームのいずれかが発生した時、公衆電話機から離隔
した位置のセンタに自動的にダイヤルして、前記センタ
から所定の応答信号を受けるまで、発生したアラームを
所定時間経過毎に断続的に送出するアラーム再発呼機能
を有する公衆電話機に於いて、通話のために送受話器が
オフフックされたことを検知するオフフック検知手段
と、前記オフフック検知手段によるオフフック検知に応
じて、前記送受話器と前記センタ間に通話のための通話
ループを形成する通話ループ形成手段と、前記オフフッ
ク検知手段によるオフフック検知に応じて計時を開始
し、そのタイムアップにより前記通話ループ形成手段に
前記通話ループを切断せしめるタイマ手段と、前記発生
したアラームの緊急度を検出し、その緊急度に応じた通
話時間を前記タイマ手段に設定する通話時間設定手段と
を備えている。
さらに、本発明による公衆電話機では、通話の種別を
判定する通話種別判定手段をさらに備え、前記通話時間
設定手段が、この通話種別判定手段により判定された通
話の種別に応じても、前記タイマ手段に設定される通話
時間を決定するようにする。
[作用] 従って、発生したアラームの緊急度に応じてタイマ手
段に設定される通話時間が可変されるので、通話が途中
で妨害させる割合が減少し、公衆電話機の収益を向上す
ることが可能となる。
さらには、通話時間が通話種別によっても可変される
ため、特に高収益を見込める通話種別の場合には、通話
時間を長く設定することにより、公衆電話機の収益向上
を図ることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例の構成を示す図であ
る。同図に於いて、従来と同様のものは同じ参照番号を
付し、その説明を省略する。即ち、本実施例の公衆電話
機2は、従来の構成に加えて、待機時間中のユーザの通
話可能時間を計時する第2のタイマ20と、アラーム検知
回路4で検知したアラームの種別を判定するアラーム種
別判定回路21と、このアラーム種別判定回路21で判定さ
れたアラーム種別により、そのアラームの緊急度を判定
し、その緊急度に応じた通話時間を、上記第2のタイマ
20に設定する通話時間設定回路22とを備えるものであ
る。
第2図は、そのようなアラーム検知回路4で検知され
るアラームの例を示している。アラームには、大きく分
けて、破壊や盗難等の外的要因と、故障や事故診断結果
等の内的要因と、その他の要因の3種類がある。緊急度
は、外的要因が最も高く、内的要因、その他の要因の順
になっている。
外的要因によるアラームとしては、例えば、金庫の盗
難を知らせるアラーム、公衆電話機のケースの扉がこじ
開けられたこと知らせるアラーム、メモリ等を含むユニ
ットを外されたこと、つまりユニットの盗難を知らせる
アラーム、送受話器が切断されたことを知らせるアラー
ム等である。これらのアラームは、センタの係員以外
に、例えば警察等にも通報しなければならないような事
件的なアラームであり、よって非常に緊急を要するもの
である。
これに対して、内部要因によるアラームは、警察等に
通報する必要はないが、その公衆電話機2の使用が不可
能となったことを知らせるアラームであるため、なるべ
く早くセンタに通知すべきアラームである。この内的要
因によるアラームとしては、例えば、RAM等のメモリ異
常やその他の電気回路系等のユニット異常を知らせるア
ラーム、自己診断により発見されたその他の異常を知ら
せるアラーム、金庫が満杯となったことを知らせるアラ
ーム等がある。
また、その他の要因によるアラームは、すぐに公衆電
話機2の使用不可能に通じるものではないので、それほ
ど緊急度を必要としないアラームからなっている。この
その他の要因によるアラームとしては、例えば、故障復
旧を知らせるアラーム、金庫がまもなく一杯になること
を知らせるアラーム、定期清掃等のメンテナンス終了を
知らせるアラーム等がある。
次に、第3図のタイミングチャートを参照して、上記
第1図の構成の公衆電話機2の動作を説明する。
即ち、アラーム検知回路4が、時刻t11で、何かセン
タ(図示せず)へ報告すべきアラームの発生を検知した
時、アラーム種別判定回路21は、そのアラームの種別を
判定し、その判定結果を通話時間設定回路22に供給す
る。通話時間設定回路22は、その供給されたアラーム種
別判定結果に基づいて、そのアラームの緊急度を検出す
る。そして、その緊急度に応じた通話時間TVを、第2の
タイマ20に設定する。
また、アラーム検知回路4によって検知されたアラー
ムの内容は、アラーム自動送出手段5にも供給される。
このアラーム自動送出手段5は、センタを自動的にダイ
ヤルすることにより、通話回路6及び通話ライン(電話
線)7を介してそのアラームを図示しないセンタに送出
する。センタは、このアラームを受けると、その内容を
解読して、適当な対応を取る。
ここで、センタが回線ビジーのためにアラーム自動送
出手段5からのダイヤリングに応じられない場合や、あ
るいはセンタがダイヤリングに応じたとしても、正しく
アラームが伝えられなかった場合には、センタから所定
の応答信号が得られない。よって、相手応答確認手段8
は、センタから通話ライン7及び通話回路6を介して供
給される応答信号の有無を検出することにより、アラー
ムの再発呼が必要か否かを判断する。時刻t12に於い
て、センタから所定の応答信号が得られなかった場合に
は、相手応答確認手段8は、アラーム自動送出手段5に
相手不応答信号Aを送出すると共に、第1のタイマ9に
計時開始信号Bを供給する。
この第1のタイマ9は、例えば3分というような予め
設定された所定時間Tを計時する。しかして、アラーム
自動送出手段5は、相手応答確認手段8からの相手付応
答信号Aを受けた後、時刻t13で、タイマ9からのタイ
ムアップ信号Cの供給に応じて、再びセンタをダイヤリ
ングしてアラームを送出する、即ち再発呼を行なう。
ところで、上記のようなアラーム送出の待機時間中
に、例えば時刻t14に於いて、通話のためにユーザが送
受話器(図示せず)をオフフックすると、そのことがオ
フフック検知回路10によってて検知される。このオフフ
ック検知回路10は、送受話器のオフフックを検知する
と、検知信号Fを通話ループ形成回路11及び第2のタイ
マ20に出力する。この検知信号Fの供給に応じて、通話
ループ形成回路11は、ユーザ通話ループ形成信号Eを通
話回路6に供給することにより、送受話器と通話回路6
を接続する。これにより、ユーザの通話が可能とされ
る。
また、第2のタイマ20も、上記検知信号Fの供給に応
じて計自動作を開始し、上記通話時間設定回路22によっ
て設定されたアラームの緊急度に応じた通話時間TVを計
時する。ここで、この第2のタイマ20には、緊急度の高
いアラームの場合には、短い通話時間TVが設定され、緊
急度の低いアラームの場合には、長い通話時間TVが設定
されるようになっている。
この第2のタイマ20は、計時開始からタイムアップま
での間、アラーム自動送出手段5及び通話ループ形成回
路11に通話中信号Gを供給する。アラーム自動送出手段
5は、この通話中信号Gを受けている間は、第1のタイ
マ9からタイムアップ信号Cを受けても、アラーム送出
を行なわないように構成されている。よって、第3図中
に時刻t15で示すように、第1のタイマ9が待機時間T
を計時し終えても、アラーム送出は行なわれない。
また、通話ループ形成回路11も、上記通話中信号Gを
受けている間は、第1のタイマ9からタイムアップ信号
Cを受けても、通話回路6にユーザ通話ループ形成信号
Eを供給し続けるように構成されている。従って、従来
では、第3図中に点線で示すようにユーザ通話が強制的
に切断されていたのが、実線で示すようにユーザ通話を
妨害することなく、ユーザ通話が続けられるようにな
る。
そして、時刻t16に於いて、第2のタイマ20がタイム
アップすると、つまりユーザに許された通話時間TVが経
過すると、通話中信号Gの出力が停止され、これにより
通話ループ形成回路11は、通話回路6へのユーザ通話ル
ープ形成信号Eの供給を停止し、ユーザ通話を強制的に
終えさせる。またこれと同時に、アラーム自動送出手段
5も、アラームを送出する。
なお、通話時間TVが経過する前に、ユーザが通話を終
えて、送受話器をオンフックすると、オフフック検知回
路10からの検知信号Fが供給されなくなり、これにより
第2のタイマ20がリセットされ、通話中信号Gの出力が
停止されるので、同様にして、アラーム自動送出手段5
からアラームが送出される。
このように、この第1の実施例では、発生したアラー
ムの緊急度に応じて第2のタイマ20に設定される通話時
間が可変されるので、通話が途中で妨害される割合が減
少し、公衆電話機の収益を向上することが可能となる。
第4図は、本発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。この図に於いて、第1図と同一の部分に
は、同一の参照番号を付すことによりその説明を省略す
る。即ち、この第2の実施例の公衆電話機2は、第1図
の構成に加えて、ユーザが通話を成すためにダイヤリン
グ操作されるダイヤル23と、そのダイヤル23によるダイ
ヤリング番号から、通話の種別を判定する通話種別判定
回路24とを備えるものである。
ここで、通話の種別とは、第5図に示すように、大き
くは4種類に分けることができる。即ち、第1の無料通
話(Non−chargeable Call)であり、これは電話番号案
内等の無料サービス通話と、警察や消防等の緊急通話と
にさらに分けられる。第2は市内通話であり、これは所
定時間毎に課金される時限通話(Timed Local Call)
と、通話時間とは無関係に一定料金の無時限通話(Unti
med Local Call)とに分けられる。また、第3は市外通
話であり、第4は国際通話である。
従って、第4図に示すような構成の公衆電話機2に於
いては、通話時間設定回路22は、第1の実施例に於いて
説明したようなアラーム種別に加えて、ダイヤル23によ
るダイヤリングから通話種別判定回路24で判定された通
話種別にも基づいて、第2のタイマ20に設定すべき通話
時間TVを決定する。
ここで、例えば、通話種別が長時間の通話にも係わら
ず収益が上がらない無料通話及び無時限通話である場合
には、通話時間は短く設定し、また有料通話の場合に
は、通話時間は長く設定される。さらに、アラームの緊
急度が低く且つ有料通話である場合には、通話時間を無
制限としてもよい。また、無料通話のうち、緊急通話
は、通話途中で切れることは好ましくない場合も考えら
れるので、この緊急通話は無制限とすることもできる。
この第2の実施例によれば、アラーム種別のみでな
く、通話種別も加味して通話時間を決定するようにして
いるため、高収益が期待できる長距離通話に於いては、
通話途中でその通話が妨害される割合がさらに減少し、
収益向上にさらに貢献できる。
第6図は、マイクロコンピュータを用いて実現した本
発明の第3の実施例の構成を示す図である。即ち、公衆
電話機2の通話回路6は、センタ1の交換機3と通話ラ
イン7を介して接続されている。情報受信回路25及び情
報送信回路26は、この通話回路6を介して、センタ1と
の情報通信を行なう。情報受信回路25で受信された情報
は、一時記憶され、制御回路27に送出される。また、情
報送信回路26に対する送信情報は、この制御回路27より
出力される。
制御回路27は、入出力装置(I/O)28、中央処理装置
(CPU)29、読み出し専用メモリ(ROM)30、読み書き可
能なメモリ(RAM)31で構成されている。ROM30には、CP
U29の動作手順に加えて、アラーム種別及び通話種別に
応じた通話時間TVが記憶されている。また、RAM31は、
第1のタイマの一部として利用される第1のレジスタT1
及び第2のタイマの一部として利用される第2のレジス
タT2を含む。
そして、種々の検出器を含むアラーム検知回路4、オ
フフック検知回路10、及びダイヤル23が、制御回路27の
I/O28に接続されている。
次に、このような構成の公衆電話機2の動作を、第7
図(a)及び(b)に示すようなフローチャートに従っ
て説明する。
先ず、アラーム検知回路4は、アラームを検知する
と、そのアラームの情報をI/O28を介してCPU29に供給す
る。CPU29は、このアラームの情報を受けると(ステッ
プS1)、待機時間TをROM30から読み出してRAM31のレジ
スタT1に設定する(ステップS2)。こうして、RAM31の
第1のレジスタT1に待機時間Tが設定されたならば、CP
U29は、I/O28,情報送信回路26,及び通話回路6を介し
て、通話ライン7にセンタ1へのダイヤル信号及びアラ
ーム情報を送出する(ステップS3)。
次に、CPU29は、通話回路6,情報受信回路25,及びI/O2
8を介して受けたセンタ1からの応答信号を判断する
(ステップS4)。センタ1から所定の応答信号が得られ
なかった場合には、CPU29は、オフフック検知回路10か
らI/O28を介して供給される検知信号Fの状態を判断す
ることにより、送受話器がオフフックされているかどう
かを判定する(ステップS5)。
オフフックされていなければ、CPU29は、RAM31の第1
のレジスタT1の値を「1」デクリメントし(ステップS
6)、その結果の値が「0」になったか否かを判断する
(ステップS7)。「0」になっていなければ、ステップ
S5に戻り、再びオフフックかどうかの判断を行なう。ま
た、「0」になったならば、上記ステップS2に戻って、
再び第1のレジスタT1に待機時間Tを設定した後、アラ
ームを再送出する。
また、上記ステップS5に於いて、送受話器がオフフッ
クされていると判断された場合には、CPU29は、アラー
ム検知回路4からI/O28を介して供給されるアラームの
情報に基づいてROM30に記憶されているアラーム種別情
報を参照して、その発生したアラームの種別を判定する
(ステップS8)。また、ダイヤル23からI/O28を介して
供給されるダイヤリング情報に基づいてROM30に記憶さ
れている通話種別情報を参照して、その通話の種別を判
定する(ステップS9)。そして、これらの判定したアラ
ーム種別と通話種別とに基づいて、ROM30に記憶されて
いる通話時間情報から適当なものを選択して読み出し、
それをRAM31の第2のレジスタT2に設定する(ステップS
10)。
その後、CPU29は、図示しないリレー等を制御して、
送受話器と通話回路6との間を接続することにより、通
話ループを形成する(ステップS11)。
次にCPU29は、RAM31の第2のレジスタT2の値を「1」
デクリメントし(ステップS12)、その結果の値が
「0」になったか否かを判断する(ステップS13)。
「0」になっていなければ、CPU29は、オフフック検知
回路10からI/O28を介して供給される検知信号Fの状態
を判断することにより、送受話器がオンフックされてい
るかどうかを判定する(ステップS14)。オンフックさ
れていなければ、上記ステップS12に戻って、さらに第
2のレジスタT2の値を「1」デクリメントする。
また、オンフックされていると判断されたならば、ユ
ーザによる通話が終了しているということであるので、
CPU29は、図示しないリレー等を制御して、送受話器と
通話回路6との間の接続を切断することにより、通話ル
ープを切断する(ステップS15)。その後は、上記ステ
ップS2に戻って、再び第1のレジスタT1に待機時間Tを
設定した後、アラームを再送出する。
また、上記ステップS13に於いて、第2のレジスタT2
の値が「0」、つまり設定されたユーザ通話時間TVが経
過したと判断された時にも、上記ステップS2に戻って、
再び第1のレジスタT1に待機時間Tを設定した後、アラ
ームを再送出する。
このようにCPU29は、RAM31の第1のレジスタT1に格納
されたアラーム送出の待機時間T中に、オフフックされ
ると、発生したアラームの種別及びユーザの通話種別に
応じた通話時間TVをROM30から読み出してRAM31の第2の
レジスタT2に格納する。そして、センタへアラーム送出
を、この第2のレジスタT2に格納された通話時間TVの終
了まで、あるいはオンフックまで、待機させる。
従って、この第3の実施例は、前述した第2の実施例
と同様に、アラーム種別のみでなく、通話種別も加味し
て通話時間を決定するようにしているため、高収益が期
待できる長距離通話に於いては、通話途中でその通話が
妨害される割合がさらに減少し、収益向上にさらに貢献
できる。
もちろん、この第3の実施例の公衆電話機から、通話
種別判定の機能を除けば、前述した第1の実施例と同様
の公衆電話機をマイクロコンピュータを用いて実現でき
る。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の公衆電話機では、発生
したアラームの種別つまり緊急度に応じた通話時間が設
定されるので、待機時間とは無関係にユーザ通話時間が
設定できるようになり、従って通話が途中で妨害される
割合を減少することができ、公衆電話機の収益を向上す
ることが可能となる。
さらに本発明の公衆電話機では、アラーム種別に加え
て、通話種別にも応じて通話時間が設定されるようにす
ることもできるので、高収益が期待できる長時間通話に
於いては、通話途中でその通話が妨害される割合をさら
に減少することができ、収益向上にさらに貢献すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の公衆電話機の構成を示
すブロック図、第2図はアラームの種別を説明する図、
第3図は第1の実施例の動作を説明するためのタイミン
グチャート、第4図は本発明の第2の実施例の公衆電話
機の構成を示すブロック図、第5図は通話の種別を説明
する図、第6図は本発明の第3の実施例の公衆電話機の
構成を示すブロック図、第7図(a)及び(b)は第3
の実施例の動作を説明するための一連のフローチャー
ト、第8図はセンタと公衆電話機の関係を示す図、第9
図は従来の公衆電話機の構成を示す図、第10図は従来の
公衆電話機の動作を説明するためのタイミングチャート
である。 1……センタ、2……公衆電話機、3……交換機、4…
…アラーム検知回路、5……アラーム自動送出手段、6
……通話回路、7……通話ライン、8……相手応答確認
手段、9……第1のタイマ、10……オフフック検知回
路、11……通話ループ形成回路、20……第2のタイマ、
21……アラーム種別判定回路、22……通話時間設定回
路、23……ダイヤル、24……通話種別判定回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆電話機内に複数の緊急度を有する複数
    のアラームのいずれかが発生した時、公衆電話機から離
    隔した位置のセンタに自動的にダイヤルして、前記セン
    タから所定の応答信号を受けるまで、発生したアラーム
    を所定時間経過毎に断続的に送出するアラーム再発呼機
    能を有する公衆電話機に於いて、 通話のために送受話器がオフフックされたことを検知す
    るオフフック検知手段と、 前記オフフック検知手段によるオフフック検知に応じ
    て、前記送受話器と前記センタ間に通話のための通話ル
    ープを形成する通話ループ形成手段と、 前記オフフック検知手段によるオフフック検知に応じて
    計時を開始し、そのタイムアップにより前記通話ループ
    形成手段に前記通話ループを切断せしめるタイマ手段
    と、 前記発生したアラームの緊急度を検出し、その緊急度に
    応じた通話時間を前記タイマ手段に設定する通話時間設
    定手段とを具備することを特徴とする公衆電話機。
  2. 【請求項2】通話の種別を判定する通話種別判定手段を
    さらに備え、 前記通話時間設定手段が、前記通話種別判定手段により
    判定された通話の種別に応じても、前記タイマ手段に設
    定される通話時間を決定することを特徴とする請求項1
    に記載の公衆電話機。
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