JP2512104Y2 - 押出し装置における押出材切断装置 - Google Patents
押出し装置における押出材切断装置Info
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- JP2512104Y2 JP2512104Y2 JP5619491U JP5619491U JP2512104Y2 JP 2512104 Y2 JP2512104 Y2 JP 2512104Y2 JP 5619491 U JP5619491 U JP 5619491U JP 5619491 U JP5619491 U JP 5619491U JP 2512104 Y2 JP2512104 Y2 JP 2512104Y2
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- Japan
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- bolster
- die
- extruded material
- die ring
- holder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は押出し装置における押出
材の切断装置に関するものである。
材の切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミ合金や銅合金のような軟質
金属を使用して特定の型材を形成させるためには押出し
装置が用いられている。この押出し装置にも種々の型式
が提案されているが、その一つに図3に示されるように
コンテナ1内にビレット2を挿入し、これをプランジヤ
によって押圧してダイ3を介して押出材4を形成するも
のがある。そしてこのダイ3の押圧力をボルスタ5及び
サブボルスタ5'を介してプラテン6に伝えるようになっ
ており、このダイ3とボルスタ5はダイリングスライド
ホルダ7により保持されるようになっている。
金属を使用して特定の型材を形成させるためには押出し
装置が用いられている。この押出し装置にも種々の型式
が提案されているが、その一つに図3に示されるように
コンテナ1内にビレット2を挿入し、これをプランジヤ
によって押圧してダイ3を介して押出材4を形成するも
のがある。そしてこのダイ3の押圧力をボルスタ5及び
サブボルスタ5'を介してプラテン6に伝えるようになっ
ており、このダイ3とボルスタ5はダイリングスライド
ホルダ7により保持されるようになっている。
【0003】そして所定の断面形状の押出材4を製作し
た後、異なる断面形状の押出材を製作する場合、ダイ3
のみ又はダイ3とボルスタ5を一緒に交換しなければな
らないが、この場合にはコンテナ1を後退させた後、バ
ットシャ8によりバットエンド9を切断除去し、然る後
ダイリングホルダ7を図4に示すように、ダイスライド
シャーシリンダ10を上動させて押出材4と直交する方
向に移動させてA部において切断(剪断)することが行
なわれている。
た後、異なる断面形状の押出材を製作する場合、ダイ3
のみ又はダイ3とボルスタ5を一緒に交換しなければな
らないが、この場合にはコンテナ1を後退させた後、バ
ットシャ8によりバットエンド9を切断除去し、然る後
ダイリングホルダ7を図4に示すように、ダイスライド
シャーシリンダ10を上動させて押出材4と直交する方
向に移動させてA部において切断(剪断)することが行
なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記したよう
な押出し装置における押出材の切断構造においては、サ
ブボルスタ5'の後縁で押出材4が切断(剪断)されるた
めにダイ3とボルスタ5とサブボルスタ5'内に押出材4
の後端部が廃材4'として残存することになる。このため
に押出材4に対して廃材4'が多く発生するために歩留り
が悪くなるばかりでなく、ダイ3とボルスタ5とサブボ
ルスタ5'の内部を貫通して残存する廃材4'の除去に余分
の作業が必要であり面倒である。この廃材4'を除去する
際には図5のようにダイ3とサブボルスタ5'に対してボ
ルスタ5をロッド10aで押上げて小片4a,4b,4cに分断
し、これをダイ3等の中から取出す作業が必要であり、
面倒であった。特にダイ3のみを交換する場合、その除
去作業のため次の工程開始に時間がかかるとか、あるい
はこれを避けるためにボルスタ5が交換するダイ3に共
用できても、別に準備したダイとボルスタをセットで交
換しなければならないという問題があった。
な押出し装置における押出材の切断構造においては、サ
ブボルスタ5'の後縁で押出材4が切断(剪断)されるた
めにダイ3とボルスタ5とサブボルスタ5'内に押出材4
の後端部が廃材4'として残存することになる。このため
に押出材4に対して廃材4'が多く発生するために歩留り
が悪くなるばかりでなく、ダイ3とボルスタ5とサブボ
ルスタ5'の内部を貫通して残存する廃材4'の除去に余分
の作業が必要であり面倒である。この廃材4'を除去する
際には図5のようにダイ3とサブボルスタ5'に対してボ
ルスタ5をロッド10aで押上げて小片4a,4b,4cに分断
し、これをダイ3等の中から取出す作業が必要であり、
面倒であった。特にダイ3のみを交換する場合、その除
去作業のため次の工程開始に時間がかかるとか、あるい
はこれを避けるためにボルスタ5が交換するダイ3に共
用できても、別に準備したダイとボルスタをセットで交
換しなければならないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記従来の問題
点を解決するためになされたものであって、コンテナ内
に挿入されたビレットをダイリングに保持されたダイを
介して押出して押出材に形成し、前記ダイリングの押圧
力をボルスタを介してプラテンで受けるようにした押出
し装置において、前記ダイを保持するダイリングをダイ
リングホルダで支持し、かつボルスタをボルスタホルダ
で支持し、前記ダイリングホルダを押出材の押出し方向
と直交する方向に移動させるシャーシリンダを配置し、
前記ダイリングとボルスタの合面において押出材を切断
するように構成した押出材切断装置を提供するものであ
る。
点を解決するためになされたものであって、コンテナ内
に挿入されたビレットをダイリングに保持されたダイを
介して押出して押出材に形成し、前記ダイリングの押圧
力をボルスタを介してプラテンで受けるようにした押出
し装置において、前記ダイを保持するダイリングをダイ
リングホルダで支持し、かつボルスタをボルスタホルダ
で支持し、前記ダイリングホルダを押出材の押出し方向
と直交する方向に移動させるシャーシリンダを配置し、
前記ダイリングとボルスタの合面において押出材を切断
するように構成した押出材切断装置を提供するものであ
る。
【0006】更に具体的には、ダイを保持するダイリン
グをダイリングホルダで、ボルスタをボルスタホルダで
それぞれ支持し、前記ダイリングホルダを押出材の押出
し方向と直交する方向に移動させるシャーシリンダを配
置する。そして前記ダイリング及びボルスタに当接する
ダイリング押えとボルスタ押えとを配置し、このボルス
タを固定した状態でダイリングホルダを移動させて押出
材を切断するようにした押出し装置における押出材の切
断装置である。
グをダイリングホルダで、ボルスタをボルスタホルダで
それぞれ支持し、前記ダイリングホルダを押出材の押出
し方向と直交する方向に移動させるシャーシリンダを配
置する。そして前記ダイリング及びボルスタに当接する
ダイリング押えとボルスタ押えとを配置し、このボルス
タを固定した状態でダイリングホルダを移動させて押出
材を切断するようにした押出し装置における押出材の切
断装置である。
【0007】
【作 用】前記構成において、所定の押出材を形成後、
ダイリングホルダを移動させてこのダイリングとボルス
タとの間において押出材を切断し、その後、押出材を送
り出すことによってボルスタ内にある押出材の後端部は
その外部へ移動する。然る後、ダイリングホルダ及びボ
ルスタホルダをプレス中心からプレス外へ移動させてダ
イのみ、又はダイ及び必要に応じてボルスタを交換する
こととなる。
ダイリングホルダを移動させてこのダイリングとボルス
タとの間において押出材を切断し、その後、押出材を送
り出すことによってボルスタ内にある押出材の後端部は
その外部へ移動する。然る後、ダイリングホルダ及びボ
ルスタホルダをプレス中心からプレス外へ移動させてダ
イのみ、又はダイ及び必要に応じてボルスタを交換する
こととなる。
【0008】
【実 施 例】以下図1及び図2に基づき本考案による
押出し装置における押出材の切断構造の一実施例を説明
する。図1において、11はダイスを有するダイリング
でこのダイリング11はダイリングホルダ12に保持さ
れるとともに、このダイリングホルダ12にはこれを上
方、具体的には押出材13の押出方向と直交する上方向
に移動させるダイリングシャーシリンダ14のロッド1
5の先端が当接され、更に上方にはダイリング押え16
が配設されている。
押出し装置における押出材の切断構造の一実施例を説明
する。図1において、11はダイスを有するダイリング
でこのダイリング11はダイリングホルダ12に保持さ
れるとともに、このダイリングホルダ12にはこれを上
方、具体的には押出材13の押出方向と直交する上方向
に移動させるダイリングシャーシリンダ14のロッド1
5の先端が当接され、更に上方にはダイリング押え16
が配設されている。
【0009】一方、ダイリング11の後方にはこのダイ
リング11に作用する押圧力をほぼ均一化してプラテン
17に伝えるボルスタ18とサブボルスタ19とが配設
されている。そしてこのボルスタ18とサブボルスタ1
9とはボルスタホルダ20に保持されるとともに上部に
はボルスタ押え21が設けられている。そしてこれらダ
イリングホルダ12及びボルスタホルダ20はダイスラ
イドホルダ22に支持されている。なお、23はバット
エンドであり、24はバットシャーである。前記構成に
おいて、コンテナ内に挿入されたビレット2は、押圧さ
れてダイリング11に支持されているダイを介して押出
され押出材13が形成される。
リング11に作用する押圧力をほぼ均一化してプラテン
17に伝えるボルスタ18とサブボルスタ19とが配設
されている。そしてこのボルスタ18とサブボルスタ1
9とはボルスタホルダ20に保持されるとともに上部に
はボルスタ押え21が設けられている。そしてこれらダ
イリングホルダ12及びボルスタホルダ20はダイスラ
イドホルダ22に支持されている。なお、23はバット
エンドであり、24はバットシャーである。前記構成に
おいて、コンテナ内に挿入されたビレット2は、押圧さ
れてダイリング11に支持されているダイを介して押出
され押出材13が形成される。
【0010】そして断面の異なる押出材を製造する場合
は、先ずバットシャー24を操作してバットエンド23
を切断する。そしてダイリング押え16を解除した後、
ダイリングシャーシリンダ14を作動させてダイリング
11を上方に移動させる。勿論、この時、ダイに隣接し
て設けられているボルスタ18はボルスタ押え21によ
り固定されている。そのため固定されているボルスタ1
8に対してダイリング11が上方に移動するためにこの
ダイリング11とボルスタ18の接合部Bにおいて押出
材13は切断されることになる(第2図)。
は、先ずバットシャー24を操作してバットエンド23
を切断する。そしてダイリング押え16を解除した後、
ダイリングシャーシリンダ14を作動させてダイリング
11を上方に移動させる。勿論、この時、ダイに隣接し
て設けられているボルスタ18はボルスタ押え21によ
り固定されている。そのため固定されているボルスタ1
8に対してダイリング11が上方に移動するためにこの
ダイリング11とボルスタ18の接合部Bにおいて押出
材13は切断されることになる(第2図)。
【0011】然る後、図示しない送り装置により押出材
13は送られてボルスタ18及びサブボルスタ19内か
ら排出される。そしてダイリング11がダイスライドホ
ルダ22に支持された状態で水平方向へ移動され、交換
されるのである。
13は送られてボルスタ18及びサブボルスタ19内か
ら排出される。そしてダイリング11がダイスライドホ
ルダ22に支持された状態で水平方向へ移動され、交換
されるのである。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
による押出し装置における押出材切断構造によればダイ
リング11とボルスタ18との接合部Bにおいて押出材
13を切断することができる。そのために廃材13aと
なる部分はダイリング11の長さのものであり、その廃
材は極めて少なくなり、そのため歩留りが向上する。ま
た、ボルスタ18とサブボルスタ19の中から押出材1
3が排出されることになり、従来の装置のようにこれら
の部材の中に廃材が残在することがないため、その除去
作用をなくすることができるという効果がある。
による押出し装置における押出材切断構造によればダイ
リング11とボルスタ18との接合部Bにおいて押出材
13を切断することができる。そのために廃材13aと
なる部分はダイリング11の長さのものであり、その廃
材は極めて少なくなり、そのため歩留りが向上する。ま
た、ボルスタ18とサブボルスタ19の中から押出材1
3が排出されることになり、従来の装置のようにこれら
の部材の中に廃材が残在することがないため、その除去
作用をなくすることができるという効果がある。
【図1】本考案による押出装置における押出材の切断構
造の要部断面図である。
造の要部断面図である。
【図2】本考案による押出装置における押出材の切断状
態説明図である。
態説明図である。
【図3】従来の押出材の切断構造を有する押出装置の要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】従来の押出材の切断構造を図3のX−X線で切
断した図面である。
断した図面である。
【図5】廃材を小片に切断してダイ等より取出す状態を
示す平断面図である。
示す平断面図である。
【符号の説明】 1 コンテナ 2 ビレット 3 ダイ 4, 13 押出材 5, 18 ボルスタ 6, 17 プラテン 7 ダイリングスライドホルダ 8, 24 バットシ
ャ 9, 23 バットエンド 10 ダイスライド
シャーシリンダー 11 ダイリング 12 ダイリングホ
ルダ 14 ダイリングシャーシリンダー 19 サブボル
スタ 20 ボルスタホルダ 21 ボルスタ押え 22 ダイスライドホルダ。
ャ 9, 23 バットエンド 10 ダイスライド
シャーシリンダー 11 ダイリング 12 ダイリングホ
ルダ 14 ダイリングシャーシリンダー 19 サブボル
スタ 20 ボルスタホルダ 21 ボルスタ押え 22 ダイスライドホルダ。
Claims (1)
- 【請求項1】 コンテナ内に挿入されたビレットをダイ
リングに保持されたダイを介して押出して押出材に形成
し、前記ダイリングの押圧力をボルスタを介してプラテ
ンで受けるようにした押出し装置において、前記ダイを
保持するダイリングをダイリングホルダで支持し、かつ
ボルスタをボルスタホルダで支持し、前記ダイリングホ
ルダを押出材の押出し方向と直交する方向に移動させる
シャーシリンダを配置し、前記ダイリングとボルスタの
合面において押出材を切断するように構成した押出材切
断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5619491U JP2512104Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し装置における押出材切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5619491U JP2512104Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し装置における押出材切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059709U JPH059709U (ja) | 1993-02-09 |
JP2512104Y2 true JP2512104Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13020306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5619491U Expired - Fee Related JP2512104Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 押出し装置における押出材切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512104Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279635A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Sanyo Special Steel Co Ltd | ランアウトにおける成品引っ掛かり防止方法 |
US10124383B2 (en) | 2014-03-26 | 2018-11-13 | Ube Machinery Corporation, Ltd. | Extrusion method for extruded material |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP5619491U patent/JP2512104Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059709U (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960326 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |