JP2511889Y2 - 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置 - Google Patents

回転蓄熱式熱交換器の駆動装置

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JP2511889Y2
JP2511889Y2 JP5085491U JP5085491U JP2511889Y2 JP 2511889 Y2 JP2511889 Y2 JP 2511889Y2 JP 5085491 U JP5085491 U JP 5085491U JP 5085491 U JP5085491 U JP 5085491U JP 2511889 Y2 JP2511889 Y2 JP 2511889Y2
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JP
Japan
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bush
shaft
core
hollow shaft
drive device
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JP5085491U
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JPH058257U (ja
Inventor
孝昭 安部
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • General Details Of Gearings (AREA)
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  • Gear Transmission (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転蓄熱式熱交換器の駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転蓄熱式熱交換器の駆動装置と
しては、例えば図4〜図5に示すようなものがある、
(実開昭55−141790号公報等参照)。
【0003】すなわち、コア101の外周に弾性体10
2を介してリングギヤ103が装着されている。また、
リングギヤ103を駆動するピニオンギヤ104を取り
付けたシャフト105は、ハウジング106に固定され
た、カーボン等で構成されるブッシュ107を軸受とし
て支持されている。
【0004】そして、シャフト105は、ガスタービン
エンジン等の出力軸によって減速ギヤを介して駆動され
る駆動装置によって回転駆動され、シャフト105に装
着したピニオンギヤと、コア外周面に装着されたリング
ギヤとの噛合せによってコアが回転するようになってい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回転蓄熱式熱交換器においては、ブッシュ107が
ハウジング106に固定されて静止し、シャフト105
がブッシュ107を軸受として回転する構造となってい
たために、シャフト105に掛るピニオンギヤ104の
駆動反力のため、ブッシュ107の摺動面の当りは、反
力が作用する方向のみとなり偏摩耗する。このため、ブ
ッシュ107の摩耗が早いという問題点があった。
【0006】本考案は、従来のこのような問題点に着目
してなされたものであり、ブッシュの偏摩耗を防止して
耐久性を向上させた、回転蓄熱式熱交換器の駆動装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、コア
外周に装着されたリングギヤを駆動するピニオンギヤを
外周面に装着し、中空部を形成した円筒状の中空シャフ
トと、該中空シャフトの中空部壁面に外周面を固定した
ブッシュと、該ブッシュに嵌合してブッシュの内周面を
摺動可能に支える、ハウジングに固定されたシャフトと
を設けた。
【0008】
【作用】ハウジングに固定されたシャフトのまわりを摺
動して、ブッシュが中空シャフトと一体に回転する。
【0009】従って、ピニオンギヤの駆動力の反力は、
ブッシュ周方向に一様に作用することとなるので、ブッ
シュは周方向に一様に摩耗する。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。図
1は、本考案の第1実施例を示す図である。
【0011】まず構成を説明する。ガスタービンエンジ
ンの出力軸から減速ギヤを介して駆動される駆動装置1
によって回転駆動される中空シャフト2には中空部3が
形成されて円筒状となっている。また中空部3にはハウ
ジング4に固定されたシャフト5が挿入されている。そ
して、中空シャフト2はカーボン等で構成されたブッシ
ュ6を軸受としてシャフト5に支持されている。
【0012】ブッシュ6の外面8は中空シャフト2の中
空部内壁7に焼きばめまたは叩き込み等により固着さ
れ、ブッシュ6の内面9はシャフト5の外面10に対し
て摺動可能となっている。
【0013】また、センターシャフト11で支持されハ
ウジング4内に配置された蓄熱体のコア12の外周面に
は、リングギヤ13が取付けられており、駆動装置1に
よって駆動される中空シャフト2に取り付けられたピニ
オンギヤ14と噛合っている。
【0014】次に作用を説明する。駆動装置1によって
中空シャフト2に動力が伝わると、ピニオンギヤ14と
リングギヤ13との噛合によって、センターシャフト1
1で支持されたコア12が回転する。そしてその際に、
ブッシュ6の内面9とシャフト5の外面10とが摺動面
15となる。
【0015】中空シャフト2とブッシュ6とは、ピニオ
ンギヤ14の駆動力による反力を矢印の方向に受けて回
転しているので、摺動面15aに比べ摺動面15bの方
が接触によって受ける力が大きくなる。
【0016】しかし、ブッシュ6は中空シャフト2と一
体となり回転しているので、摺動面15の当りが周方向
一様となり、ブッシュ内面9は周方向に一様に摩耗す
る。
【0017】このため、従来例に比較してブッシュの摩
耗は減少し、耐久性は向上する。
【0018】図2には、本考案の第2実施例を示す。こ
の実施例は、本考案をコア12の支持を前記実施例のセ
ンターシャフト11による支持に代えて、図示しない固
定ローラ2個とピニオンローラ16によるコア外周支持
とした熱交換器に適用したものである。
【0019】中空シャフト2からコア12への動力伝達
は、前記実施例と同様に行われる。その際、ピニオンロ
ーラ16とピニオンギヤ14とでは、リングギヤ13と
接するリングギヤ半径方向の位置が異なるので回転数が
異なり、リングギヤ13とピニオンローラ16との間に
滑りが生ずる。
【0020】これによりピニオンローラ16が摩耗する
ので、ピニオンローラ16を、中空シャフト2との間に
ブッシュ17を介して取り付け、ピニオンローラ16が
中空シャフト2の回転に関係なく自由に回転できるよう
にしている。
【0021】装置の動作は前記実施例と同様で、駆動装
置1によって中空シャフト2に動力が伝わると、ピニオ
ンギヤ14とリングギヤ13との噛合によってコア12
が回転する。このとき、図中矢印の方向に働くピニオン
ギヤ14の駆動力による反力と、コア12を支持するた
めの力を中空シャフト2とブッシュ6とで負担してい
る。
【0022】しかし、本実施例も前記実施例同様にブッ
シュ6の内面9は、周方向に一様に同じ条件でシャフト
5に接して摺動するので周方向に一様に摩耗し、ブッシ
ュの耐久性は向上する。
【0023】また、本実施例においては、ピニオンロー
ラ16と図示しない2個の固定ローラによってコア12
を外周支持しているので、前記実施例のセンターシャフ
ト11取付用のコアセンタ穴が不要となり、穴部への応
力集中を避けることができる。
【0024】図3には、本考案の第3実施例を示す。こ
の実施例は、リングギヤ13とピニオンギヤ14との間
に、アイドラギヤ18とアイドラローラ19とを介装
し、アイドラギヤ18とアイドラローラ19とを、ハウ
ジング4に固定されたシャフト20にアイドラブッシュ
21とアイドラローラブッシュ22を介して取り付けた
ものである。
【0025】駆動装置1によって中空シャフト2に動力
が伝わると、ピニオンギヤ14の回転がアイドラギヤ1
8を介してリングギヤ13に伝えられコア12が回転す
る。
【0026】この際、前記各実施例同様にブッシュ6は
ピニオンギヤ14の駆動力による反力を受けて、中空シ
ャフト2と一体に回転し、ブッシュ6の内面9は周方向
に一様に同じ条件でシャフト5に接することとなるので
摩擦速度が緩和できる。
【0027】また、本実施例においては、アイドラギヤ
18を設けたことにより、ブッシュ6及び駆動装置1等
を高温排気ガス流路(ダクト)から遠ざけられるので、
熱的影響を低減することができる。特にブッシュ6が高
温ガスにさらされなくなるため、軸受をカーボン等で構
成されたブッシュ6に代えベアリングを使用することが
可能である。
【0028】
【考案の効果】以上説明してきたように構成されている
ので、本考案によれば、ブッシュ摺動面の当りが周方向
に同一となり一様に摩耗するので、耐久性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側断面図。
【図2】本考案の第2実施例を示す側断面図。
【図3】本考案の第3実施例を示す側断面図。
【図4】従来例を示す平断面図。
【図5】従来例を示す側断面図。
【符号の説明】
1…駆動装置 2…中空シャフト 4…ハウジング 5…シャフト 6…ブッシュ 9…ブッシュ内面 10…シャフト外面 12…コア 14…ピニオンギヤ 15a,15b…摺動面 16…ピニオンローラ 18…アイドラギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア外周に装着されたリングギヤを駆動
    するピニオンギヤを外周面に装着し、内部に中空部を形
    成した円筒状の中空シャフトと、該中空シャフトの中空
    部壁面に外周面を固定したブッシュと、該ブッシュに嵌
    合してブッシュの内周面を摺動可能に支える、ハウジン
    グに固定されたシャフトとを有することを特徴とした回
    転蓄熱式熱交換器の駆動装置。
JP5085491U 1991-07-02 1991-07-02 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置 Expired - Lifetime JP2511889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5085491U JP2511889Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置

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JP5085491U JP2511889Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058257U JPH058257U (ja) 1993-02-05
JP2511889Y2 true JP2511889Y2 (ja) 1996-09-25

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ID=12870312

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