JPH0318763Y2 - - Google Patents

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JPH0318763Y2
JPH0318763Y2 JP1984100766U JP10076684U JPH0318763Y2 JP H0318763 Y2 JPH0318763 Y2 JP H0318763Y2 JP 1984100766 U JP1984100766 U JP 1984100766U JP 10076684 U JP10076684 U JP 10076684U JP H0318763 Y2 JPH0318763 Y2 JP H0318763Y2
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JP
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casing
output shaft
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pin
reaction
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JP1984100766U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、いわゆるプラノエキセントリツク
式の遊星歯車装置に関する。
従来の技術 従来、プラノエキセントリツク式の遊星歯車装
置としては、例えば実開昭51−373号公報に記載
されているようなものが知られている。このもの
は、内周に内歯が形成されたケーシングと、この
ケーシング内に収納され前記内歯に噛み合う外歯
歯車と、ケーシングに回転可能に支持され前記外
歯歯車に偏心回転運動を与える入力軸と、ケーシ
ングに回転可能に支持され外歯歯車と平行な円盤
部を有する出力軸と、円盤部に基端側が固定され
るとともに先端側が外歯歯車に形成されたピン孔
に遊嵌され、前記外歯歯車の自転を取り出して出
力軸に伝達する複数の反力ピンと、を備えてい
る。そして、このものは、軸方向に大きく離れた
一対の軸受を出力軸の軸部分とケーシングとの間
に介装して出力軸をケーシングに回転可能に支持
させ、これにより、出力軸に半径方向の外力が作
用したとき、出力軸の軸部分に生じる撓みをこの
軸受間で遮断し、該撓みが反力ピンに伝達されな
いようにしている。このため、前述のような遊星
歯車装置にあつては、軸方向に長くなつて大型、
大重量になつてしまうという問題点があつた。
考案が解決しようとする問題点 この考案は、大型、大重量であるという従来の
問題点を解決するものである。
問題点を解決するための手段 このような問題点は、内周に内歯が形成された
ケーシングと、このケーシング内に収納され前記
内歯に噛み合う外歯歯車と、ケーシングに回転可
能に支持され前記外歯歯車に偏心回転運動を与え
る入力軸と、ケーシングに回転可能に支持された
出力軸と、出力軸に基端部が固定されるとともに
中央部が外歯歯車に形成されたピン孔に遊嵌さ
れ、前記外歯歯車の自転を取り出して出力軸に伝
達する複数の反力ピンと、を備えた遊星歯車装置
において、前記出力軸外周とケーシングの半径方
向内周とを互いに接触させるとともに、ケーシン
グの半径方向内周と出力軸の回転軸線から半径方
向外側に最も離れた反力ピンの先端部外周の一部
とを互いに接触させ、これによつて外歯歯車の両
側において出力軸および反力ピンをケーシングに
回転可能に支持させることにより解決することが
できる。
作 用 今、入力軸に入力が与えられて回転していると
すると、この入力軸の回転は外歯歯車に偏心回転
運動を与える。このとき、外歯歯車はケーシング
の内歯に噛み合つているので自転運動をするが、
この自転は反力ピンによつて取り出された後、出
力軸に伝達される。これにより、出力軸は、減速
されかつトルクが増大して回転する。ここで、出
力軸および反力ピンは、出力軸外周とケーシング
の半径方向内周とが、また出力軸の回転軸線から
半径方向外側に最も離れた反力ピンの先端部外周
の一部とケーシングの半径方向内周とが互いに接
触することでケーシングに回転可能に支持されて
いるが、この回転支持は遊星歯車装置の機構上当
然必要とされる部材、ここではケーシング、出力
軸、反力ピンの一部を有効に利用しているので、
従来技術のような余分なスペースが不要となり、
遊星歯車装置の軸方向長さを短くできるととも
に、小型、軽量とすることができる。また、この
ような出力軸に半径方向の外力が作用しても、こ
の外力により出力軸に発生する振れ、撓みは前記
2個所の接触部位間には伝達されにくくなり、外
歯歯車への悪影響が減少する。さらに、前記出力
軸および反力ピンとケーシングの半径方向内周と
の2個所の接触部位は外歯歯車の両側に位置して
いるので、外歯歯車からの力を両持で支持するこ
とになり、外歯歯車と内歯との片当りが減少す
る。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1,2図において、1はケーシングであり、
このケーシング1はリング状のピンプレート2を
有し、このピンプレート2の内周にはピン歯から
なる内歯3が形成されている。この内歯3はピン
プレート2の内周に互いに等角度だけ離れその半
周分が埋設された多数のピン4から構成されてい
る。ピンプレート2の左側にはリング状の支持プ
レート5が設けられ、この支持プレート5の左側
には左カバー6が設けられている。また、前記ピ
ンプレート2の右側には右カバー7が設けられ、
これらピンプレート2、支持プレート5、左カバ
ー6、右カバー7は、複数の締め付けネジ8によ
つて共締めされることにより互いに固定され、前
記ケーシング1を構成する。前記ケーシング1内
にはリング状の外歯歯車11が収納され、この外
歯歯車11の外周には前記内歯3と全ての歯で噛
み合う外歯12が形成され、この外歯12の歯数
は前記内歯3の歯数より1枚だけ少ない。また、
この外歯歯車11には複数のピン孔13が互いに
等角度離れて形成されている。14はブツシユ1
5を介してケーシング1の右カバー7に回転可能
に支持された入力軸であり、この入力軸14には
その中心軸が入力軸14の中心軸から偏心したリ
ング状の偏心カム16が固定されている。この偏
心カム16と前記外歯歯車11の内周との間には
コロ軸受17が介装され、この結果、入力軸14
が回転すると外歯歯車11には偏心回転運動(公
転)が与えられる。21は出力軸であり、この出
力軸21は円筒状の軸部23とケーシング1内に
位置する円盤状の円盤部24とから構成され、こ
の円盤部24は前記外歯歯車11と平行である。
そして、この出力軸21と前記入力軸14との間
にはスラスト軸受25が介装されている。前記出
力軸21の円盤部24にはピン孔13と同数の複
数の反力ピン26の基端部が挿入固定されてお
り、これらの反力ピン26の軸方向中央部は前記
ピン孔13内にそれぞれ遊嵌されている。そし
て、各反力ピン26の軸方向中央部にはリング状
のすべり軸受27が回転可能に嵌合され、このす
べり軸受27を介して反力ピン26はピン孔13
の内周に部分的に接触している。前記円盤部24
の外周とケーシング1の支持プレート5の内周と
の間にはコロ軸受28が介装され、このコロ軸受
28を介して出力軸21の外周とケーシング1の
半径方向内周とが互いにころがり接触することに
より、出力軸21がケーシング1に回転可能に支
持されている。なお、このコロ軸受28は反力ピ
ン26と半径方向に重なり合つて位置している。
各反力ピン26はその先端部に回転可能に嵌合さ
れたリング状のすべり軸受29を有している。ま
た、前記反力ピン26の、出力軸21の回転軸線
から最も半径方向外側に離れた先端部外周の一部
はこのすべり軸受29を介してケーシング1の半
径方向内周にころがり接触し、これにより、反力
ピン26はケーシング1に回転可能に支持されて
いる。このように、出力軸21、反力ピン26は
ケーシング1にコロ軸受28、すべり軸受29を
介して回転可能に支持され、これらの両支持点は
前記外歯歯車11の軸方向両側に位置している。
なお、30は出力軸21と左カバー6との間に介
装されたブツシユである。
次に、この考案の一実施例の作用について説明
する。
今、入力軸14に入力が加えられて回転する
と、この入力軸14の回転は偏心カム16、コロ
軸受17を介して外歯歯車11に伝達される。こ
れにより、外歯歯車11は偏心回転運動(公転)
をするが、このとき、外歯歯車11が内歯3に噛
み合つているので、外歯歯車11に自転が発生す
る。この外歯歯車11の自転は反力ピン26、す
べり軸受27によつて取り出された後出力軸21
に伝達され、出力軸21を、入力軸14の回転速
度を減速しトルクを増大した形で回転させる。こ
のとき、出力軸21および反力ピン26の回転支
持を出力軸21の外周および反力ピン26の先端
部外周の一部とケーシング1の半径方向内周とで
行なうようにしたので、軸方向長さを短くできる
とともに、小型、軽量とすることができる。ま
た、このような出力軸21の軸部23に半径方向
の外力Fが作用しても、この外力により出力軸2
1に発生する振れ、撓みは、外歯歯車11に伝達
されにくくなる。しかも、外歯歯車11から出力
軸21および反力ピンに与えられる力は両持支持
されることになるので、外歯歯車11と内歯3と
の歯の片当りが減少する。さらに、反力ピン26
はすべり軸受29を介してケーシング1の内周に
ころがり接触しているので、機械的な抵抗が減少
して動力損失が低下するとともに摩擦による摩耗
も減少する。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、遊星
歯車装置を小型、軽量とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す上半分が断
面された側面図、第2図は左半分が第1図のA−
A矢視断面、右半分が第1図のB−B矢視図であ
る。 1……ケーシング、3……内歯、11……外歯
歯車、13……ピン孔、14……入力軸、21…
…出力軸、24……円盤部、26……反力ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内周に内歯が形成されたケーシングと、この
    ケーシング内に収納され前記内歯に噛み合う外
    歯歯車と、ケーシングに回転可能に支持され前
    記外歯歯車に偏心回転運動を与える入力軸と、
    ケーシングに回転可能に支持された出力軸と、
    出力軸に基端部が固定されるとともに中央部が
    外歯歯車に形成されたピン孔に遊嵌され、前記
    外歯歯車の自転を取り出して出力軸に伝達する
    複数の反力ピンと、を備えた遊星歯車装置にお
    いて、前記出力軸外周とケーシングの半径方向
    内周とを互いに接触させるとともに、ケーシン
    グの半径方向内周と出力軸の回転軸線から半径
    方向外側に最も離れた反力ピンの先端部外周の
    一部とを互いに接触させ、これにより外歯歯車
    の両側において出力軸および反力ピンをケーシ
    ングに回転可能に支持させるようにしたことを
    特徴とする遊星歯車装置。 (2) 前記各反力ピンはその先端部に回転可能に嵌
    合されたすべり軸受を有する実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の遊星歯車装置。 (3) 前記ケーシング内周に形成された内歯はピン
    歯である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    遊星歯車装置。
JP10076684U 1984-07-04 1984-07-04 遊星歯車装置 Granted JPS6116447U (ja)

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JP10076684U JPS6116447U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 遊星歯車装置

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JP10076684U JPS6116447U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 遊星歯車装置

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Publication Number Publication Date
JPS6116447U JPS6116447U (ja) 1986-01-30
JPH0318763Y2 true JPH0318763Y2 (ja) 1991-04-19

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ID=30660211

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JPS6116447U (ja) 1986-01-30

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