JPH0147665B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0147665B2 JPH0147665B2 JP4037382A JP4037382A JPH0147665B2 JP H0147665 B2 JPH0147665 B2 JP H0147665B2 JP 4037382 A JP4037382 A JP 4037382A JP 4037382 A JP4037382 A JP 4037382A JP H0147665 B2 JPH0147665 B2 JP H0147665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planetary
- bearing
- pin
- roller
- inner ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 20
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000009347 mechanical transmission Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H13/00—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
- F16H13/06—Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members with members having orbital motion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はバツクラツシユの無い遊星ローラ式転
がり伝動装置に関する。
がり伝動装置に関する。
産業社会で回転駆動されている機器は非常に多
く、原動機（電動機、内燃機関、タービン等）か
らの動力は減速機や増速機等の伝動装置を介して
所定の回転数やトルクに変換した後、種々の機器
が駆動されている。この場合に用いられる伝動装
置には機械式のものとして歯車伝動装置や転がり
伝動装置がある。中でも転がり伝動装置は歯車伝
動装置とは動力の伝達機構が基本的に異なり、円
滑な転がり運動によつて動力を伝達する点にその
特徴があり、歯車伝動装置では不可避的に発生す
る円周方向の遊び、即ちバツクラツシユが転がり
伝動装置では皆無である。しかし、実際に用いら
れている転がり伝動装置では各部係合部分に遊び
があり、これを第１図〜第２図の従来の転がり伝
動装置を遊星ローラ装置に適用した場合について
説明する。１は本装置の入力軸と一体な太陽ロー
ラで、該太陽ローラ１のまわりに複数個（本図で
は３個）等間隔に遊星ローラ２が配置される。該
遊星ローラ２はケーシング４に固定された内ロー
ラ３に内接して公転する一方、遊星ピン５の軸上
に軸受６を介して支持されていると共に、キヤリ
ア７に設けた放射状溝S1，S2に前記遊星ピン５の
両端部が微少の組立スキマを有して挿入されてい
る。このため遊星ローラ２の半径方向の動きが自
由になり、各部品の製作誤差があつても、遊星ロ
ーラ装置の円滑な運転が可能になる。
く、原動機（電動機、内燃機関、タービン等）か
らの動力は減速機や増速機等の伝動装置を介して
所定の回転数やトルクに変換した後、種々の機器
が駆動されている。この場合に用いられる伝動装
置には機械式のものとして歯車伝動装置や転がり
伝動装置がある。中でも転がり伝動装置は歯車伝
動装置とは動力の伝達機構が基本的に異なり、円
滑な転がり運動によつて動力を伝達する点にその
特徴があり、歯車伝動装置では不可避的に発生す
る円周方向の遊び、即ちバツクラツシユが転がり
伝動装置では皆無である。しかし、実際に用いら
れている転がり伝動装置では各部係合部分に遊び
があり、これを第１図〜第２図の従来の転がり伝
動装置を遊星ローラ装置に適用した場合について
説明する。１は本装置の入力軸と一体な太陽ロー
ラで、該太陽ローラ１のまわりに複数個（本図で
は３個）等間隔に遊星ローラ２が配置される。該
遊星ローラ２はケーシング４に固定された内ロー
ラ３に内接して公転する一方、遊星ピン５の軸上
に軸受６を介して支持されていると共に、キヤリ
ア７に設けた放射状溝S1，S2に前記遊星ピン５の
両端部が微少の組立スキマを有して挿入されてい
る。このため遊星ローラ２の半径方向の動きが自
由になり、各部品の製作誤差があつても、遊星ロ
ーラ装置の円滑な運転が可能になる。
図中、符号１０，１１および１２，１３は太陽
ローラ１およびキヤリア７を支持する軸受、８は
カバー、９はボルトである。
ローラ１およびキヤリア７を支持する軸受、８は
カバー、９はボルトである。
このような構成の転がり伝動式遊星ローラ装置
では、運転するためにそれぞれのローラ間、即ち
太陽ローラ１と遊星ローラ２の間および遊星ロー
ラ２と内ローラ３の間の接触部に半径方向の押付
力PN（以下、法線力という）を加える必要があ
り、本従来例では組込時にそれぞれのローラを圧
入することによつて法線力PNが与えられている
ので、遊星ローラ２は自転しながら公転し、キヤ
リア７に遊星ローラ２の公転数のみが取出され減
速装置となる。この従来例では遊星要素に組立上
のスキマが存在する。即ち、(1)：軸受６の半径ス
キマに基づく遊星ピン５と遊星ローラ２の間に遊
びができる。(2)：キヤリア７の放射状溝S1，S2と
遊星ピン５との挿入部に遊びができる。これらの
遊びのうち、(1)については軸受６に転がり軸受を
用い予圧（負のスキマ）をかけることによつて解
決できるが、(2)についてはキヤリア７の放射状溝
S1，S2の目的が遊星ローラ２の半径方向の微少運
動のみを可能とする点にあるため、円周方向の遊
びが不可避的に存在することになる。このため、
太陽ローラ１を駆動軸、キヤリア７を従動軸とし
て運転すると負荷変動により位相差や回転変動が
生じ円滑な回転伝達ができない。また、転がり伝
動装置は振動、騒音が極めて小さいめ高速運転に
適するが、高速運転にともなう公転要素の質量に
基づく遠心力の発生が問題となつていた。
では、運転するためにそれぞれのローラ間、即ち
太陽ローラ１と遊星ローラ２の間および遊星ロー
ラ２と内ローラ３の間の接触部に半径方向の押付
力PN（以下、法線力という）を加える必要があ
り、本従来例では組込時にそれぞれのローラを圧
入することによつて法線力PNが与えられている
ので、遊星ローラ２は自転しながら公転し、キヤ
リア７に遊星ローラ２の公転数のみが取出され減
速装置となる。この従来例では遊星要素に組立上
のスキマが存在する。即ち、(1)：軸受６の半径ス
キマに基づく遊星ピン５と遊星ローラ２の間に遊
びができる。(2)：キヤリア７の放射状溝S1，S2と
遊星ピン５との挿入部に遊びができる。これらの
遊びのうち、(1)については軸受６に転がり軸受を
用い予圧（負のスキマ）をかけることによつて解
決できるが、(2)についてはキヤリア７の放射状溝
S1，S2の目的が遊星ローラ２の半径方向の微少運
動のみを可能とする点にあるため、円周方向の遊
びが不可避的に存在することになる。このため、
太陽ローラ１を駆動軸、キヤリア７を従動軸とし
て運転すると負荷変動により位相差や回転変動が
生じ円滑な回転伝達ができない。また、転がり伝
動装置は振動、騒音が極めて小さいめ高速運転に
適するが、高速運転にともなう公転要素の質量に
基づく遠心力の発生が問題となつていた。
本発明は従来からの課題であつた遊星ピンまわ
りの遊びを無くし、バツクラツシユの無い円滑な
転がり伝動装置を提供することを目的とし、本発
明のバツクラツシユの無い転がり伝動装置の構成
は、第１回転軸に固定された太陽ローラに外接し
かつケーシングに固定された内ローラに内接する
複数個の遊星ローラを設け、軸受を介して前記遊
星ローラを支持する遊星ピンを第２回転軸に連結
されたキヤリアに固定し、第１回転軸と第２回転
軸の間で動力を伝達する転がり伝動装置におい
て、前記軸受の内輪と前記遊星ピンとの間に円周
スキマを設ける一方、該遊星ピンの両側に設けた
傾斜状切欠面を前記太陽ローラの軸心に対して放
射状に配置し、前記軸受内輪と前記遊星ピンの傾
斜状切欠面との両側の空間に前記軸受内輪半径と
同径か、もしくはそれより僅かに小さい半径の半
円柱状の作動片を挿入したことを特徴とする。
りの遊びを無くし、バツクラツシユの無い円滑な
転がり伝動装置を提供することを目的とし、本発
明のバツクラツシユの無い転がり伝動装置の構成
は、第１回転軸に固定された太陽ローラに外接し
かつケーシングに固定された内ローラに内接する
複数個の遊星ローラを設け、軸受を介して前記遊
星ローラを支持する遊星ピンを第２回転軸に連結
されたキヤリアに固定し、第１回転軸と第２回転
軸の間で動力を伝達する転がり伝動装置におい
て、前記軸受の内輪と前記遊星ピンとの間に円周
スキマを設ける一方、該遊星ピンの両側に設けた
傾斜状切欠面を前記太陽ローラの軸心に対して放
射状に配置し、前記軸受内輪と前記遊星ピンの傾
斜状切欠面との両側の空間に前記軸受内輪半径と
同径か、もしくはそれより僅かに小さい半径の半
円柱状の作動片を挿入したことを特徴とする。
以下、本発明のバツクラツシユの無い転がり伝
動装置の一実施例を遊星ローラ装置に適用した第
３図ないし第５図に基づき詳細に説明する。図面
中、従来と同一部分には同一符号を付し、説明の
重複をさける。
動装置の一実施例を遊星ローラ装置に適用した第
３図ないし第５図に基づき詳細に説明する。図面
中、従来と同一部分には同一符号を付し、説明の
重複をさける。
遊星ピン５は軸方向端部に傾斜状二面幅をもつ
２面から成る切欠部m1，m2が設けられ、その端
部５ａはキヤリア７に圧入状態で固定されてお
り、その固定位置は太陽ローラ１の軸心に対して
前記傾斜状切欠部m1，m2の２面が放射状となる
ように定められている。また、遊星ピン５の外周
は遊星ローラ２を支持する転がり軸受６の内輪６
ｂに挿入されている。この挿入部では、遊星ピン
５の傾斜状二面幅の切欠部m1，m2の半径R1が軸
受６の内輪６ｂの半径R2よりも小さいためスキ
マＣが形成される。前記軸受６の内輪６ｂの外周
には転動体６ａが多数配置され、遊星ローラ２の
内周とで転がり軸受を形成している。また遊星ピ
ン５の傾斜状二面切欠部m1，m2は前記軸受内輪
６ｂとの空間部に半円柱傾斜状の作動片１６ａ，
１６ｂが両側に挿入され、二つの作動片１６ａ，
１６ｂと傾斜状二面幅切欠部m1，m2でその断面
は円柱状をなす。この作動片の半径ｒは前記軸受
内輪６ｂの半径R2と同径もしくはわずかに小さ
く、微小の組立スキマを有している。作動片１６
ａ，１６ｂは、座金１４を介してナツト１５によ
り、遊星ピン５の軸上を移動させることができ
る。
２面から成る切欠部m1，m2が設けられ、その端
部５ａはキヤリア７に圧入状態で固定されてお
り、その固定位置は太陽ローラ１の軸心に対して
前記傾斜状切欠部m1，m2の２面が放射状となる
ように定められている。また、遊星ピン５の外周
は遊星ローラ２を支持する転がり軸受６の内輪６
ｂに挿入されている。この挿入部では、遊星ピン
５の傾斜状二面幅の切欠部m1，m2の半径R1が軸
受６の内輪６ｂの半径R2よりも小さいためスキ
マＣが形成される。前記軸受６の内輪６ｂの外周
には転動体６ａが多数配置され、遊星ローラ２の
内周とで転がり軸受を形成している。また遊星ピ
ン５の傾斜状二面切欠部m1，m2は前記軸受内輪
６ｂとの空間部に半円柱傾斜状の作動片１６ａ，
１６ｂが両側に挿入され、二つの作動片１６ａ，
１６ｂと傾斜状二面幅切欠部m1，m2でその断面
は円柱状をなす。この作動片の半径ｒは前記軸受
内輪６ｂの半径R2と同径もしくはわずかに小さ
く、微小の組立スキマを有している。作動片１６
ａ，１６ｂは、座金１４を介してナツト１５によ
り、遊星ピン５の軸上を移動させることができ
る。
以上述べたように、本発明によれば下記の利点
がある。
がある。
(1) 作動片１６ａ，１６ｂと遊星ピン５およびナ
ツト１５で楔機構を構成するから、作動片１６
ａ，１６ｂおよび遊星ピン５の部品精度とは全
く無関係に、遊星ピン５まわりの円周方向バツ
クラツシユを皆無にして組立てることができ
る。
ツト１５で楔機構を構成するから、作動片１６
ａ，１６ｂおよび遊星ピン５の部品精度とは全
く無関係に、遊星ピン５まわりの円周方向バツ
クラツシユを皆無にして組立てることができ
る。
(2) ナツト１５の締付力を大きくすることによ
り、遊星軸受６ａ，６ｂに存在する半径スキマ
をも除去できるので、従来から独立して使用さ
れていた半径スキマ除去用の予圧機構が不要に
なる。
り、遊星軸受６ａ，６ｂに存在する半径スキマ
をも除去できるので、従来から独立して使用さ
れていた半径スキマ除去用の予圧機構が不要に
なる。
(3) 前記(1)と(2)の達成により、運転条件に無関係
に機能する完全なバツクラツシユゼロの動力伝
達装置を安価に実現できる。
に機能する完全なバツクラツシユゼロの動力伝
達装置を安価に実現できる。
(4) また、遊星ピン５をキヤリア７に固定してい
るので、遊星ピン５の自重に基づく遠心力がロ
ーラ圧接面に作用せず、大幅な遠心力の軽減に
なるから高速性が向上する。
るので、遊星ピン５の自重に基づく遠心力がロ
ーラ圧接面に作用せず、大幅な遠心力の軽減に
なるから高速性が向上する。
第１図及び第２図は従来の遊星ローラ式動力伝
達装置の１例を示し、第１図は回転軸の軸心線に
沿う断面図、第２図は第１図の−線に沿う断
面図である。第３図ないし第５図は本発明の１実
施例を示し、第３図は第１図に応当する図、第４
図及び第５図は夫々第３図の−線及び−
線に沿う断面図である。 １……太陽ローラ、２……遊星ローラ、５……
遊星ピン、６……軸受、６ａ……転動体、６ｂ…
…内輪、７……キヤリア、１６ａ，１６ｂ……作
動片、m1，m2……二面幅切欠部。
達装置の１例を示し、第１図は回転軸の軸心線に
沿う断面図、第２図は第１図の−線に沿う断
面図である。第３図ないし第５図は本発明の１実
施例を示し、第３図は第１図に応当する図、第４
図及び第５図は夫々第３図の−線及び−
線に沿う断面図である。 １……太陽ローラ、２……遊星ローラ、５……
遊星ピン、６……軸受、６ａ……転動体、６ｂ…
…内輪、７……キヤリア、１６ａ，１６ｂ……作
動片、m1，m2……二面幅切欠部。
Claims (1)
- １ 第１回転軸に固定された太陽ローラに外接し
かつケーシングに固定された内ローラに内装する
複数個の遊星ローラを設け、軸受を介して前記遊
星ローラを支持する遊星ピンを第２回転軸に連結
されたキヤリアに固定し、第１回転軸と第２回転
軸の間で動力を伝達する転がり伝動装置におい
て、前記軸受の内輪と前記遊星ピンとの間に円周
スキマを設ける一方、該遊星ピンの両側に設けた
傾斜状切欠面を前記太陽ローラの軸心に対して放
射状に配置し、前記軸受内輪と前記遊星ピンの傾
斜状切欠面との両側の空間に前記軸受内輪半径と
同径か、もしくはそれより僅かに小さい半径の半
円柱傾斜状の作動片を挿入したことを特徴とする
遊星ローラ式動力伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4037382A JPS58156758A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 遊星ロ−ラ式動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4037382A JPS58156758A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 遊星ロ−ラ式動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58156758A JPS58156758A (ja) | 1983-09-17 |
| JPH0147665B2 true JPH0147665B2 (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=12578841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4037382A Granted JPS58156758A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 遊星ロ−ラ式動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58156758A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6278235B2 (ja) | 2013-12-27 | 2018-02-14 | 株式会社ジェイテクト | 遊星ローラ式変速機 |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP4037382A patent/JPS58156758A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58156758A (ja) | 1983-09-17 |
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